提督「ひたすら艦娘を酷評するだけ」 【短編】
唐突にやりたくなって書いた
帝国海軍最大の敵に来てもらって酷評するだけのお話し
アイオワ級の主砲来ましたね!!春以降で米艦実装・・・!
注意
・オリキャラ
・亀更新
・「敵機直上!急降下!」的なネタ
提督「艦娘の上司である提督になって早数か月・・・」
提督「だが私はいまだに艦娘が『艦』だった頃の事をよく知らない・・・」
提督「今後の改二の予測も立てやすくなるだろうし、何より・・・」
テレビ<<敵機直上!急降下!>>
「きゃあああああ!」「ひいいいいいいいい!」「やだやだやだあ!!」「慢心・・・誘爆・・・大破・・・」
提督「いつまでも過去に彼女たちを縛り付けるわけにはいかない。びしっ!と言ってやらねば!!」
提督「ということで来てもらいました、よろしくお願いします」
提督「ビッグEさん」
エンタープライズ「・・・」
エンタープライズ(なにこれ、どういう状況!?目が覚めたら知らない天井だった・・・というかここに日本かよ!)
提督「よろしくお願いします、ビッグEさん」
エンタープライズ「いや聞こえてるよ。状況整理ができてないだけだ・・・」
エンタープライズ「第一、私は、パールハーバーの、基地で、姉妹に、囲まれて、寝てた、はず、なんだが!?」
提督「そちらの提督に駆逐艦達の写真を送り付けたら速達便で配達してくれました」
エンタープライズ「・・・ふふ、どうやらあいつの寝床はマリアナ海溝がお似合いのようだ」
提督「」
エンタープライズ「・・・いうかそもそも私である意味が分からん。戦後まで生き延びた奴らもいるんだからそいつらに聞けばよいだろう」
エンタープライズ「雪風とか隼鷹とか」
提督「いや、やはりびしっ!と言ってやれるのは敵として戦った貴艦しかいないと」
エンタープライズ(いや、トラウマモノになるだろう・・・。びしっ!どころじゃすまないだろ・・・)
エンタープライズ「・・・アメリカなら他にもソルトレイクシティとかもいると思うが」
提督「ちゃんと交戦してないと評価できないじゃん」
エンタープライズ「・・・潜水艦とかもいるけど。トートグとかタングとかハーダーじゃあ・・・」
提督「潜水艦はトラウマになりそうで・・・」
エンタープライズ「私だって似たようなもんだろうがあああああ!!」
エンタープライズ・・・世界最高の武勲空母。ヨークタウン級の2番艦。かつての大戦において終始最前線で帝国海軍と戦った。
異名はビッグE、ラッキーE、グレイゴースト、ギャロッピングゴーストなど
耐久力、攻撃力、索敵成功率、ダメコン力、いずれも世界最高クラスである。
撃沈、撃沈攻撃に参加したのは主な艦だけで赤城、加賀、飛龍、三隈、比叡、衣笠、瑞鳳、武蔵ら。
最終的に戦果は撃沈72隻、与被害艦192隻(重複含まず)、撃墜911機という気違いじみた結果に。
世界初の正規夜間空母だったり、神風パイロットを丁重に弔ったりとその手のストーリにはおよそ困らない。
日米英三大異能生存艦の一角。
内訳は 米・・・エンタープライズ(空母)
英・・・ウォースパイト(戦艦)
日・・・雪風 (駆逐艦) である(たぶん)。雪風のラスボス感ぱねえ。
提督「というわけで始まりました艦娘酷評コーナー!!」 (*^0゚)v ィエーイ☆彡
エンタープライズ「・・・」
提督「第一回は・・・赤城さんでーす!!」 (∩´∀`)∩ワーイ
エンタープライズ「・・・」
提督「早速執務室に呼んでみましょう!・・・赤城さーーーん!?」 わあい\(^▽^\)(/^▽^)/わあいっ
エンタープライズ「ニホンゴガ、ジゴクデシカ、ツカエナイヨウニ、シテヤロウカ?」
提督「すみません、ごめんなさい、ふざけすぎました許してください」
ドア<<コンコン>>
提督「入っていいぞー」
赤城「失礼します。お呼びですか?提督」
提督「ああ、用があってな」 (`・ω・´)キリッ
エンタープライズ「・・・」ブチッ
赤城「ひえっ!?・・・あの、提督・・・そちらの方は・・?」
提督「ああ、私の助手をすることになった艦娘だ」
エンタープライズ「・・・助手・・・だと」カチーン
提督「名前は・・・エンタープライズだ」
赤城「・・・は?」
提督「名前は・・・エンタープライズだ」
赤城「・・・へ?」
提督「名前は・・・エン----」
エンタープライズ「いや分かったからもういいよ」
赤城「えんたあぷらいず、さん・・・。いえ、知 ら な い 子 で す ね」
提督「あれ、じゃあもっと言うとミッドウェーでお前たち一航戦を単独で、かつ一振りで殲滅した艦だ」
赤城「イ エ、 シ ラ ナ イ コ デ ス ネ 」
エンタープライズ「・・・おい、どうするんだ。トリップしてるぞ」
提督「ああ、そういう時は・・・」
提督「敵機直上、急降下ぁ!」
赤城「いやああああああああああああああああああああ!!!!」
提督「この手に限る」
エンタープライズ「・・・酷いいじめを見た」
提督「気を取り直して・・・」
エンタープライズ「気をしっかり持て、赤城」
赤城「慢心ダメ絶対・・・慢心ダメ絶対・・・」
提督「エンタープライズさん、赤城さんの評価をどうぞ!!」
エンタープライズ「続けんの!?」
提督「エンタープライズさん、赤城さんの評価をどうぞ!!」
エンタープライズ「やるしかないのか・・・」
エンタープライズ「えーー、赤城は巡洋戦艦改装空母でありある程度の高速性があり、空母としては優秀・・・と言いたいところだが」
エンタープライズ「対空火力、搭載機数、航続性、といった単純スペックでも同じ巡洋戦艦改造のレックス達(レキシントン)に大きく
劣る。実際戦ってみた感想は・・・」
エンタープライズ「・・・何か4機で攻撃したら大破しちゃった・・・って感じだな」
提督「という感じでしたー」
赤城「」
エンタープライズ「気をしっかり持て、かつての戦績が振るわなかったといって、この世界でも弱いわけではない」
エンタープライズ「アリゾナやオクラホマ、ワスプだって活躍してる」
エンタープライズ「むしろお前は空母たちの精神的な支えになれるはずだ」
赤城「・・・」
エンタープライズ「安心しろ、お前は強い」
赤城「・・・はい」
赤城「失礼しました」 ガチャ
提督「お疲れさまでした。ビッグEさん」
エンタープライズ「いや、ほんとに疲れた。・・・しかし」
提督「しかし?」
エンタープライズ「久々に知っている顔に会うのはいいものだな。あっちはそうは思わないだろうが」
提督「おそらく、彼女たちにもいい影響が出るはずだ」
エンタープライズ「・・・うん?彼女『たち』?」
提督「赤城さんにもう次の人呼んでもらってあるんで」
エンタープライズ「」
加賀「失礼します、提督」
提督「うん、どんどん失礼しちゃって」
エンタープライズ「・・・どうも」
加賀「赤城さんが言ってたけど、まさかホントにいるとは」
エンタープライズ「・・・来たくて来たんじゃないんだがな」
提督「というわけで続きましてはクールビューティー加賀さんです」
加賀「・・・」
エンタープライズ「・・・」
加賀「お互い・・・」
エンタープライズ「・・・苦労するな」
エンタープライズ「・・・はあ、もうめんどくさいからちゃっちゃとやるぞ」
エンタープライズ「・・・加賀は戦艦改造の空母でどっしりとした安定感があり発着艦のしやすい優秀な空母、と言いたいところだが」
エンタープライズ「何より遅い!米軍の正規空母の運用思想から外れすぎていて評価のしようがない。実際戦ってみた感想は・・・
マクラスキー隊長の爆弾よくよけたなー、あ、よけたけど列機の爆弾直撃したなーぐらいしか。
赤城と同じでまさか私一空母のそれも爆撃隊だけで二隻も大破に追い込めるとは思っていなかったので・・・
あっけない、としか・・・」
提督「でしたー」
加賀「ええ、知ってたわ・・・」
エンタープライズ「まあ、赤城にも行ったが過去の戦績に縛られる必要はない。赤城を支えてやれ」
加賀「言われなくても、そのつもりよ」
加賀「失礼しました」 ガチャ
提督「お疲れ様でち!」
エンタープライズ「・・・グリム・リーパーズ各機、出番だ」
提督「冗談です冗談だからヘルキャットはやめてください冗談ではすまなくなりますから」
提督「というかVF-10のっけてんだな。第一改装済んでんのか」
エンタープライズ「知ってるのか・・・というかなんで帝国海軍のこと知らないで米海軍のこと知っているんだ・・・」
提督「うーん・・・趣味?」
エンタープライズ「自分の部下にも少しは興味を持てよ」
ドア<<コンコン>>
飛龍「お邪魔しまーっす、提督!」
蒼龍「こら飛龍、ノックしたんなら返事待ってから入りなさいよ」
提督「いや良いの良いの。そういう堅苦しいのはまた別の場面で」
蒼龍「またそう言って甘やかすんですから・・・」
飛龍「で・・・」
提督「ほら、早くやれ」
エンタープライズ「ホ、ホントにやるのか!?」
エンタープライズ「dammit・・・エ、エンタープライズでプライズ!みんなに死と破壊をプレゼントするよ、キャハ!」
飛龍「」
蒼龍「」
エンタープライズ「・・・やっぱダメじゃねえか!!全然笑顔で打ち解けられる気がしねえよ!!」
提督「語尾に艦名をつけるというのはいい発想だと思ったのだがな・・・」
蒼龍「えっと・・・そちらが赤城さんたちが言っていた・・・」
エンタープライズ「エンタープライズだ。好きに呼べ」
飛龍「じゃ、遠慮なくプライズさんで」
エンタープライズ「・・・それはやめてくれ」
提督「で、2航戦2人。赤城達から聞いてるな。早速やるぞ」
提督「さあ、ビッグEさん。2航戦の2人への酷評を!」
エンタープライズ「・・・いや、酷評できないんだけど」
提督「は?」
エンタープライズ「蒼龍はヨーキィ姉が沈めちゃったし、飛龍は評価はできるけど」
提督「あいや、そこを何とか」
エンタープライズ「humm・・・しいて言うなら蒼龍」
蒼龍「は、はいっ」
エンタープライズ「傑作中型空母ならわずか10数機のヨーキィ姉の攻撃隊なら避け切って見せてなんぼだろう」
エンタープライズ「やはりダメコン力も低いしな」
蒼龍「アハハ・・・まあそうなっちゃうよね」
エンタープライズ「あ、ノーチラスから伝言」
蒼龍「!?」
エンタープライズ「<<今度はHBX爆薬弾頭の魚雷を撃ってあげますよ>>だそうだ」
蒼龍「」
飛龍(あれって蒼龍じゃなくて加賀さんに当たったはずだけど・・・まあいいか)
提督「じゃ、次は飛龍で」
飛龍「わ、私もか・・・」
エンタープライズ「飛龍の酷評は無理だな」
提督「やっぱり?」
エンタープライズ「圧倒的優勢から劣勢に追い込まれてなお冷静さを失わず、果敢に攻撃」
エンタープライズ「ヨーキィ姉曰く<<すべての空母は飛龍たれ>だそうだ」
飛龍「嬉しいこと言ってくれるじゃない」
エンタープライズ「まあ、強いて酷評するならなら90日かかる修理を3日で済ませて来ただけのヨーキィ姉を仕留めきれなかった火力不足、
といったところかな」
飛龍「いや、それ突っ込ませてもらってもいい?」
エンタープライズ「うん?」
飛龍「あれはヨークタウンがおかしいだけだから。並みの空母ならホントに2回沈んでたから」
エンタープライズ「確かに」
提督「そんなものか」 メモメモ
2航戦「失礼しましたー」
エンタープライズ「ふう、1、2航戦終わったか・・・」
提督「次は・・・」
エンタープライズ「言わなくていい、もう分ってるから」
エンタープライズ「ヨークタウン級3姉妹最大の敵・・・鶴姉妹」
提督「ザッツライト」
エンタープライズ「私には翔鶴の酷評とか絶対無理。睨まれただけで漏らす自信あるぞ」
提督「世界最強の空母にそう言わしめるとは・・・」
エンタープライズ「よく勘違いされるが私は翔鶴と殴り合ったわけじゃなく殴られただけだからな」
提督「そうなのか?」
エンタープライズ「私が翔鶴に与えたのは東ソロモンでの至近弾2発だけ」
提督「対して翔鶴はお前を2度中破、か・・・」
提督「なんかソロモンでは全然活躍してねえな、お前」
エンタープライズ「失礼だな・・・。まあ、ソロモンでの2度の海戦では私は偵察役だったしな。攻撃はサラと妹に任せてたから」
提督「ああ、米軍はまともな水上機がなかったから空母が索敵の中心だっただっけか」
エンタープライズ「情けない話だ」
エンタープライズとスチュワートで悩んだけど5航戦との絡みが面白そうということでこっちに・・・
エンタープライズがソロモンで活躍していないとかアホか。むしろ、エンタープライズが単独で戦線を支えたからアメリカが勝ったようなモンだぞ。
あと、蒼龍は加賀の被弾に気を取られた一瞬の隙が致命傷になったらしいんだよな。その加賀も避けきったと思った一発が燃料タンクに直撃して、名艦長もろとも艦橋が試算してアボン。
少なくとも、現場は責められるような失態はしていないと思うんだよな。(南雲さんと草鹿参謀長達は責められても仕方が無いけど)