天城「無人島合宿」響「漂着した」
パワプロとアイマスのクロスです
戦艦のヤツじゃないからな
星井と星井が兄妹です
パワプロアプリSG高校の無人島合宿です
作者の都合により6人1チームでキャンプ作って行動してる設定です(人数多いの無理っす)
キャラ崩壊注意です
前作
響「はいさーい!美希!貴音!今日は船の上でライブだぞ!」
貴音「はいさい響、船上パーティの余興として呼ばれたからにはパーティの料理が食べられるということですのよね、うふふ」ジュルリ
美希「わふぅ、ライブまで部屋で寝てるのー」トテトテ
律子「今日はプロジェクトフェアリーのライブにPが来れなかったのが良かったですね、みんなの好き勝手にはやらせませんよ」メガネキラーン
・・・
・・・・
・・・・・
ドカーン!!
モブA「か、火事だー!」
モブB「おい、爆発したぞ!」
モブC「に、逃げろー」
モブD「救命ボートに急げー」
律子「貴音!美紀は!」
貴音「美希を起こしに行きました!あ、今来たようです、おーい!」
響「なんとか間に合った!」
律子「まだ、間に合ってないわよ!さあ、早く逃げるわよ」
美希「うん」
シュタタタタタタタ!
律子「あともうちょっと!」
ドカーン!!
律子「え?」
響「な!」
貴音「!」
美希「ふぇ?」
バキバキバキバキン
フネガマップタツニ
四人「きゃーー!」
・・・
・・・・
・・・・・
天城「無人島合宿だ!」
青葉「そうだな」
星井「だから誰もいない砂浜をランニングしているんだろ?」
天城「いや、それは間違っているようだ」タチドマリ
青葉「え?」
星井「美希?」
美希「」ザパーン
天城「青葉はダッシュで拠点に連絡だ!」
星井「おい美希しっかりしろ!おい!」
天城「星井落ち着け、気を失っているだけのようだ!背負ってキャンプまで連れていけ!俺は他に漂着したした者はいないか探してくる」
星井「あ、ああ、わかった」
・・・
・・・・
・・・・・
響「あれ?ここは?」(すっごく東南アジア感のある建物?)
春野「あっ、起きた!」
響「そうだ船が爆発して、みんなは!」オキアガリ
春野「落ち着いて響ちゃん」
響「千優!?ナンデ!?」
春野「野球大会以来だよね。えーとなんて説明すればいいのかなぁ、ここは、うちの高校の合宿所?みたいな?」
響「合宿所?」
千優「うちの高校の合宿は無人島でやるんだ、だからこの建物はうちの部員が作ったものだしあなたが使っているベッドは午前中にうちの部員が作ったものなのよ」
響「へぇーすごいな!ってことよりみんなは?」
千優「他の3人はあなたより先に目を覚ましてるから安心して」
律子「響!!起きたの!良かった本当に良かった」ナミダグム
響「律子ー!」ダキアイ
千優「よし、無事みたいだし夕飯の準備しなくちゃね暮羽くんみんな集めて」
暮羽「あァ?やだよめんどくさい」
千優「あなたがコックを志願したんでしょ?」
暮羽「それは獲物取りに行くのがめんどくさいから.......」
千優「いいよね」ニコッ
暮羽「ああいいよ、わかったよめんどくせェなァ」
千優「ありがとう暮羽くん」
暮羽「おめェらァ!飯の準備に入るぞォ狩りの時間ジャァ!」
響「無人島っていうのは本当なんだな」
律子「私もそれ聞いたとき初めは信用しなかったわよ、しかも本島に連絡する手段は無し、帰るには1ヶ月後に向かいに来る船だけ、全くハチャメチャよ」
夕飯時
律子「助けていただき本当にありがとうございます」
青葉「おう、気にすんなよ!」
律子「野球大会でお世話になったばっかりなのにまた」
太刀川「困ったときはお互い様でしょう」
天城「まだ、生きて本島にたどり着けてる訳じゃないしな、正直スタッフは増える方がこっちも練習に集中できるから助かる」
律子「ありがとうございます」
響「明日から私達もがんばろー!」
美希・貴音「お、おー」
・・・・・
・・・・
・・・
つぎの日
響「海だー!準備体操は済ませたかー!?」
暮羽「お、おう」
響「鋭次、テンション低いぞ!」
暮羽「お前がテンションたけェんだよ、テンション高すぎるとひと月も持たねェっての」
響「それもそうか、とりあえずこれから海に潜ってこの銛で取ってくればいいんだろ?」
暮羽「ああそうだがその前に」イシヒョイッ
ビュンバシュンボチャン
暮羽「魚に取られる前にアイツとってこい」
響「すげー!いってくる!」トビコミー
響「取ってきたぞ!大物じゃないか!」
暮羽「この場で火の番と内蔵とか抜いたりの処理するからお前は潜ってこい」
響「了解した!」トビコミー
暮羽(ちょれぇwww、犬河みたいなやつだな)
響(もしかして、私のせられてないか? あ、イシダイだもらいー)ドスッ
数十分後
響「大量大量!」
暮羽「おゥご苦労だったな」
響「久しぶりに潜ったから熱中したぞ!」
暮羽「キャンプの裏に淡水の川があるから浴びてこい道は煉瓦の1本道になってる」
響「さんきゅーいってくるぞ!」
数分後
響「ただいま、帰りに蛇捕まえてきたぞ!」
暮羽「おゥスゲェじゃねェか、そうだ他のやつには内緒だがお前が取ってきた水鳥を焼いたやつ食べるか?うめぇぞ」
響「美味そうだな!いただくぞ」モグ
響「うめぇな!!鋭次って見た目は厳ついのに料理が上手いのな!最初ヤンキーかと思ったよ」
暮羽「ヤンキーかァ?まあ否定はしねぇけどもよ、料理に関しては俺はセンスがあるわけじゃねェ料理番組や料理の本で見たものをそのまま再現してるだけだァ」
響「それが出来るのがすごいんだな!」
暮羽「蛇は唐揚げにでもするかな」
響「そうだな!私も手伝うぞ!」
・・・
・・・・
・・・・・
律子「山ですね」
青葉「材木集めだ」
律子「私は何を?」
青葉「俺が切るって持っていくから縛って台車の上に乗せてくれ」
律子「わかったわ、にしても材木なんて何に使うのかしら?」
青葉「主に焚火や家具に使うんだ、手作りだと簡単に壊れちまうからな、よし切れた」ギコギコ
律子「なるほどね」ギュッギュッ
黙々黙々黙々
律子(気まずい)
律子(何か話題はないか?話題話題)
律子「ねぇ青葉くん、あの子達は大丈夫かしら?」ギュッギュッ
青葉「大丈夫だろ、暮羽は見た目はああだが面倒見はいい方だ天城は天才肌だが自分のために使うんじゃなくて誰かのために使うタイプだし星井兄妹はまあ大丈夫だろ」ギコギコ
律子「すんなり受け入れてるけど無人島で合宿だなんて法律とか大丈夫なのかしら?」ギュッギュッ
青葉「うちの高校、高野連のルールぶっ壊して覆面での甲子園参加や女性の参加認めさせられてるからいいんじゃねぇの?詳しい話は俺達は知らされてないけどな」ギコギコ
律子「へー、どの業界にもすごい人たちはいるのね」ギュッギュッ
・・・
・・・・
・・・・・
天城「山菜採りだ」
貴音「私の準備は万端です」
天城「とりあえずわかりやすい山菜はこの籠に、わかりずらい山菜やきのこはこっちの籠だ、マネージャーや暮羽が見分けてくれる」
貴音「つまり食べれるものを入れていけばいいわけですね」
天城「ああ、そうだ俺は分かるからいいが...」
貴音「なら問題ありませんわ、わたくしは見れば食べられるのかどうか、美味しいかどうかだいたいわかりますわ」
天城「なるほど、俺と同じ人種か」
貴音「隼殿もですか?」
天城「だいたいだがな、さっさと集めて帰るぞ」
貴音「わかりましたわ」
天城「ゼンマイ発見、これは....芋だ!俺はこいつ掘ってるから少し持っていてくれ、けっしてひとりで行動するなよ、熊なんかも出るからな」
貴音「はい、丁度いい所に....この木の実は食べれますわね」
天城「じゃあそれ採っといてくれ」
数十分後
天城「豊作だったな、帰るか」カゴイッパイ
貴音「うふふ、そうですわね」カゴイッパイ
・・・
・・・・
・・・・・
星井「フンッ」ギュルルルンカコン
千優「まだまだ力入ってるよ」
美希「千優ちゃん、これはどういう練習なの?
」
千優「美希ちゃん、これは遠くにある空き缶にボールを当てるコントロールの練習だよ」
美希「わふぅ、それにしてもこれは遠すぎなの、30mくらい離れているの」
千優「普通の特訓じゃ、もう意味無いからね、普通じゃない特訓しないと超一流予備群の彼らは成長しないわ」
美希「ミキは頑張ってるお兄ちゃんが好きなの、太刀川と一緒に球拾いしてくるの」タッタッタッタ
春野「元気な子ねぇ、星井くん、あと50球追加ねー」
星井「な!?」
2日目終了
その頃765プロでは
社長「」魂抜けてる
P「律子たちが行方不明.......」顔真っ青
小鳥「ピヨピヨピヨ」泡吹いてる
アイドル達「」心ここにあらず
???「こんにちはー」
P「すいません今仕事どころではないのでまた後日」
???「仕事の話しじゃありませんよ」
安内「私の名前は安内なみき、パワプロ高校野球部のマネージャー長をしています」
P「はぁ」
安内「今現在我部は無人島合宿を行っているのですが、そこで星井美希、四条貴音、我那覇響、秋月律子の4名を保護したようです、本当に帰るのは1ヶ月後になりますが、無事の報告をと思って参りました」
春香「みんな、無事なんですか!?」
安内「ええ、衛生写真と監視用のドローンで発見しました、写真どうぞ」
P「良かったぁ」
小鳥「これで寝れますねプロデューサーさん」
P「みんな、無事を確認できたことだし、ご飯ずっと喉を通らなかっただろ?どっかで食べてくか!」
社長「今日はわたしが出すよ、好きなだけたべたまえ」
みんな「やったー!」
順調に進んでいた無人島合宿、しかし一週間を過ぎ、あと少しで折り返しの時に事件が起きた
ドッドッドッドッ
青葉「!?」
青葉「おい律子!した噛むなよ!」ダキカカエ
律子「キャッ!え?なに!」ジタバタ
青葉「暴れんなって、作業は一旦中止だ!猪が出たから1回あの岩場の上に逃げるぞ!」シュタタタタ
律子「じゃぁ下ろしさなさいよ!」ジタバタ
青葉「お前の足じゃ間に合わねえし登れねぇだろ!、よし間に合った、ほら登れ」シュタタタタ
律子「後ろ!来てるわよ!」
青葉「ちっ!速いな、少し離れてろ」
青葉「うおおお!」ピョンッシュタッ
猪「」→ドッドッドッド→
律子「なんとか撒いたわね、ありがとう」
青葉「ハァ、ハァ、この法螺貝を、ハァ、ハァ、吹いてくれ、危険な生き物が出た時に吹くんだ」
律子「わかったわ、」
プウゥープウゥー
貴音「何の音?」
天城「貴音嬢、走るぞ!これは危険な生き物が出た時の合図だ」
貴音「なんと!」
天城「行くぞ」テヲヒキ
貴音「はい!」
ドッドッドッドッ
天城「ちっ、こっちに来やがった」
貴音「ど、どうしますの?」
天城「大声だ!大声を上げて威嚇する!」
貴音「そ、そんなことができますの?」
天城「ああ、できるぜ、カラオケで友達の意識刈り取ったことあるしな、お前はキャンプに先に逃げろ!」
貴音「天城殿を置いて行けませぬ!」
天城「お前の意識を刈りとっても意味ねえだろ!いいからいけ!」
貴音「グヌヌ、早く追いついてくださいね」タッタッタッタッ
天城「おう!」
ドッドッドッドッ
天城「きたな、猪、ふう、せーの!」
キーーーーーーン
猪「!?」→ドッドッドッド→
天城「なんとかキャンプ地から逆に行ったか」
その夜キャンプでは緊急会議が開かれた
天城「大きさはmhで言うところのモスレベルの大物だ、まともにぶつかれば怪我は確実だろう」
暮羽「そうすると、罠....か」
青葉「落とし穴掘って落とすのが一番楽だな」
響「なんだか可愛そうだぞ」
貴音「響、怪我をしないようにするためには必要なことよ、これはサバイバルなのですから」ジュルジュル
美希「涎たれてる貴音は猪を食べたいだけだと思うの」
暮羽「猪料理は作ったことあるから、期待しとけよ!」
太刀川「とりあえず明日穴を掘る係と見張りをする係に別れるべきだね」
天城「この間採れた芋が干してあったよな、それを餌におびき寄せよう」
星井「とりあえず今日は寝ようか」
美希「わふぅ、おやすみなのー」
つぎの日
罠設置場所
ザックザックザックザック
律子「なんで、私が、こんなこと、」ザックザック
太刀川「アハハハくじ引きで決めたんだから仕方ないよ」ザックザック
青葉「喋ってないで手を動かさないと終わんねーぞ」ザックザック
律子「.......今考えると雪歩ってかなりすごかったのね、今度アウトドア系の仕事を勧めておこう」ザックザック
暮羽「疲れたら言ってくれ交代してやるからな」
青葉「じゃぁ疲れた」ザックザック
暮羽「お前は先発完投って言われてるだろ」
青葉「そんなー」ザックザック
暮羽「上の2人は異常ねェか?」
響「はいさーい!異常なしだぞ!」木の上
春野「こっちも異常なしよ」木の上
暮羽「そうか、今日は猪食うぞー」
みんな「おー!」
キャンプ内
天城「そうそう、木を削ってやりにして罠に使うんだ」
貴音「落ちてきたイノシシがこれに刺さるわけですね」
天城「まあ、それだけじゃ足りないから、余分に作った槍で上からトドメをさす」
貴音「なるほどわかりましたわ、早く槍を作って向こうに合流しましょう」
天城「ああ、そうだな」
キャンプ地の物見櫓
星井「美希、寝ないで見張りしなくちゃダメだよ」
美希「わふぅ、わかっていても眠いものは眠いのフアァァー」ノビー
星井「・・・・!?美希!法螺貝を吹け!」
美希「!?わかったの!」
プウゥープウゥー!
暮羽「おい、全員上がれ」テヲカシ
律子「もう!?はやくない?ありがとう」ヨイショッ
青葉「仕方ない一回やり過ごそう」ピョンシュタッ
太刀川「そうだね早く岩場の上に登ろう」ヒョイッ
響、千優「こっちからも確認した!」キャンプニテヲフリ
ドッドッドッドッ
響「みんな登れたし大丈夫だ、な」バキバキビキ
響「ふぇ?」グラッ
律子「響!」
青葉「ストップ律子、お前は待ってろお人好しがもう行ってる」
暮羽「!?」トビオリ
暮羽「間に合えええええ!」ダダダダダダ
暮羽「よし間に合った」響「うわっ!」キャッチ
暮羽「しっかり捕まってろよ!」
響「え?」
暮羽「うおー!せいっ!」イワバニトビノル
猪「」ドッドッドッドッ
青葉「なんとかなったな」ニコニコ
暮羽「あァ、テメェは見てないで動けやごらぁ」ハァ.......ハァ
暮羽「まあいい、再開だァ」
キャンプ物見櫓
天城「おーい星井大丈夫だったか?」
星井「あ、ああ、響ちゃんが木から落ちたけど暮羽がなんとかしたみたい」
天城「そうか、ありがとう」
美希「響大丈夫かなぁ、あ、千優ちゃんが笑顔で手を振ってる、大丈夫みたい」
キャンプ内
貴音「どうだったのですか?」
天城「大丈夫みんな無事だ!」
貴音「そうでございますか!.......早く終わらせて合流しましょう」
天城「そうだな」
数時間後
穴掘り組
「「できたぁ!」」
天城「うむ、槍もしっかり固定出来てるみたいだな」
青葉「あとは岩場の上で待つだけだな」
暮羽「あぶねえ忘れるところだった、芋を干したやつを潰して穴に落としてっと、今夜は猪鍋だな」
貴音「猪鍋.......」ジュルリ
律子「貴音ヨダレヨダレ!」
プウゥープウゥー
千優「!?来たわよ!」
響「よしきた!みんな槍を持ったかー!」
みんな「おー!」
猪「」ドッドッドッド!
ドッドッドッド!
ドッドッズボッ!
猪「!?」
響「かかれー!」
「おー!」
・・・
・・・・
・・・・・
響「猪とったどー!」
青葉「これで練習に集中できるぜ」
暮羽「帰って鍋食うぞ!」
みんな「やったあ!」
このあとみんなでむっちゃ猪食った
無人島合宿も終盤、みんな無人島での暮らしに慣れてきた頃
天城「雲行きが怪しい」
響「あー、向こうは嵐みたいだぞ!」
暮羽「こっち来るんじゃないか?」
天城「緊急事態だみんなを集めよう」
・・・
・・・・
・・・・・
天城「....というわけでこれから拠点を放棄し洞窟に移る」
律子「せっかくここまで頑張ったのに!」
美希「この家じゃ嵐を耐えるほどの耐久性は無いの、仕方ないの」
天城「必要なものは各自持ってくれ重いものは台車で運ぶ、全員取り掛かれ!」
みんな「はい!」
・・・
・・・・
・・・・・
律子「ここが、避難用の洞窟ね」
天城「毎年合宿のときに嵐になるとお世話になるらしい」
太刀川「かなり奥の方まで続いてるみたいだね」
青葉「荷物を軽く整理して嵐に備えよう」
美希「わふぅ、貴音は数日間食事制限なの」
貴音「なんと!面妖な!」
暮羽「お前はいつも食いすぎなんだよ!」
貴音「どうかご慈悲をー」
星井「アハハハ」
・・・
・・・・
・・・・・
青葉「まさか奥にこんな広間があるとはな、おかげで助かったよ」
暮羽「練習も捗るぜ」
天城「ああ!」
星井「問題は食べ物か.......」
暮羽「最悪最終日まで近いから数日間食べずにってのも有りだろ」
天城「そうはなりたくないものだな」
・・・
・・・・
・・・・・
天城「そうなったな」
暮羽「あと2日だな」
青葉「想像通りすぎて何も言えねぇ」
太刀川「とりあえずもう食べ物無いんだし貴音ちゃん縛ってるの解いてあげたら?」
貴音「ンーンー」ジタバタ
天城「まさかみんなが寝静まった後にほとんど食われるとはな」トキトキ
律子「少しは反省しなさい貴音」ジトッ
美希「貴音は少しは我慢が必要なの」フフン
響「美希はいつもお兄さんから半分くらいもらっていたけどな!」
律子「美希ー!あんたって子はねぇ!」
美希「律子は怒ってるとお腹空くからやめたほうがいいの」シレット
律子「ムキ-!正論なのが腹立つ」
星井「まあまあ、落ち着いて、それでどうする?食べなくても生きていけるけど」
青葉「俺は取りに行くぜ、そこのお姫様が五月蝿いだろうし、アイドル達を痩せて帰らせたら大変だろ?身体が資本なんだ、なんとか4人分は用意しねぇとな」
天城「それには賛成だ」
暮羽「はぁ?この嵐の中行くのか?下手すりゃ死ぬぞ」
星井「そこまで言っといてなんだかんだ行く気満々だよね?暮羽くん」
響「鋭次はツンデレだぞ!」
暮羽「う、うるせぇー、あーもう行くなら行くぞ!」
天城「近くに芋が多くある場所があった、そこへ行こう」トキオワッタ
貴音「わたくしもお供しますわ!」
暮羽「おめぇは腹を減らさせないよう寝てろ!」スタスタ
貴音「(′・ω・`)」
響「やっぱり鋭次はツンデレだぞ!」
・・・
・・・・
・・・・・
ザーザーザーゴーゴーザーザーザー
星井「すごい雨だね」
青葉「前が見えねぇ」
天城「千優の考えた練習メニューに比べれば楽じゃないか?」
暮羽「はっ、ちげえねぇ」
青葉「っしゃ、行くぞ!」
天城「俺について来い!」
3人「おう!」
星井「....あれって.......あっ!?」
・・・
・・・・
・・・・・
千優「あ、おかえり!早かったね、みんな無事?」
暮羽「なんとかな、早く食料のしたごしらえするぞ!」ズルズルズル
響「何引きずってるんだ?」
星井「大物を捕まえてね」ズルズルズル
貴音「この匂いは!猪ですわね!」
青葉「近くで倒木の下敷きになっていたからありがたくもらってきた」ズルズルズル
天城「日頃の行いが良いからだな」ズルズルズル
美希「4人係で持ってくるだなんて大物なの!貴音を縛っとけば絶対に2日以上もつの!」
貴音「面妖な!鋭次殿、ご慈悲をー」
暮羽「夜だけなー、それまでに出来る限りトイレ済ませとけよ」ニッコリ
貴音「ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙」○| ̄|_
律子「やっぱり夜食べる気だったのね」ハァ
青葉「明後日みんな満腹でかえるぞ!」
みんな「おー!」
その夜
律子「すみません天城くん貴音係お願いします」
天城「問題ない、この合宿で彼女の行動パターンは読めてきた、効果的な捕縛方法もわかってきた.......本当は自由に食べさせてあげたいのだが.......」
律子「ダメよ!ただでさえ元々食べすぎで注意受けてたんだから、こういう時ぐらい我慢させなくちゃ」
天城「そうか.......」
律子「おやすみなさい天城くん」
天城「おやすみなさいだ」
天城「と、言うわけで、だ、貴音嬢、もよおしたらひっぱたいてでも起こせ解いてやる」
貴音「なんと!では早速!」
天城「その間俺は飯の見張りをしているから、何故かどこにでもある573印の仮設トイレを使え!いいな」ゴゴゴゴゴゴ
貴音「わ、わかりましたわ」タタタタタ
暮羽「.......起きてるか?」
青葉「.......ああ」
暮羽「.......嵐についてどう思う?」
青葉「.......2日間は確実に収まらないだろうな」
暮羽「.......それ以上続く可能性を考えたことあるか?」
青葉「.......!?お前まさか!」
暮羽「.......合宿はあと2日じゃねえ、嵐がやむまでだと考えてる」
青葉「.......そうしたら絶対.......」
暮羽「.......食料は足りなくなるな」
青葉「.......なるほど、そうと決まれば」
暮羽「.......体力的にまだ余裕のある今日か明日大量に食料を確保したい」
青葉「明日になるとアイドル達やあまり食えてない星井が付いてくる可能性がある.......と、やはりお人好しだなお前」ソローリ
暮羽「.......いいから行くぞ!」ソローリ
天城「起きてたかお前ら」
暮羽「天城、芋のある場所を教えろ」準備中
青葉「今から俺達で採りに行く」準備中
太刀川「........天城も行っていいよ、貴音ちゃんは私が見とくから」
天城「起きてたのか太刀川、ありがとう、今度こそ芋を採ってくるぞ」
・・・
・・・・
・・・・・
ザーザーザーゴーゴーゴーザーザーザーゴーゴー
暮羽「夜なのと嵐で全然前見えねぇ」
天城「二人ともはぐれるなよ、ここら辺の地理に詳しいのは俺だけだからな、はぐれたら帰れないと思え」
青葉「はいよ!」
ワオーーーン
暮羽「チッ、こんな時にかよ!野犬だ!」
青葉「丁度いいタンパク源じゃないか!」
暮羽「やりあうのかよ!」
天城「当然だ!向こうから向かってくるんだ、ありがたくいただこうじゃないか」ゴゴゴゴ
暮羽「ああもう、わかったよ、まあ野犬と殺り合うことには慣れてるからな!」ニヤッ
野犬's「ガルルルル!」ダダダダダダ
青葉「9匹、1人三匹だな」
暮羽「よし、いつでも行けるぜ」
天城「来いっ!」
3人「うおおおおおお!」
・・・
・・・・
・・・・・
貴音「.......隼殿は?」
太刀川「.......あ、天城か、天城なら今いないよ」
貴音「私のせい.......ですわよね」ソトヲミナガラ
太刀川「アハハハ私も人のこと言えないなー、今回の班の中で一番食べるの私だし」
貴音「?」
太刀川「この班だと私だけ先発向けのピッチャーなんだ、だから行く前から私のスタミナを落とさせないように食べ物を優先するように計画してたらしい」
貴音「何故そのようなことを?」
太刀川「もちろん優しいのもあるんだけど、それ以上に勝つためにストイックなんだ、星井も天城も青葉も暮羽もみんな天才だよ、だから、自分がどうすべきかみんなわかっちゃうんだ、私はバカだから、そこんところ分かんないんだけどね」
貴音「自分のやるべき事ですか?」
太刀川「天才だからどんな練習をすれば伸びるか分かる、天才だから自分の才能の限界が分かる、私は分らなかったから体はもうボロボロだよ」
貴音「なんと!」
太刀川「みんなそれに気が付いてる、だから無理な練習はやらせないし栄養のあるものを食べさせようと今、みんな頑張ってる」
貴音「うぅ、私はなんてことを.......」ウルウル
太刀川「みんなは.......優しいし、気を使って欲しくないと思うんだ」
貴音「ウアアア」ダキ
太刀川「よしよし、泣き終わったら今日は寝ようね」ナデナデ
太刀川「みんな.......無事でいてくれよ」
・・・・・
・・・・
・・・
天城「終わった」ハァ.......ハァ.......
暮羽「助かったぜ」ハァ.......ハァ.......
青葉「まだ、だ、芋を採って帰るぞ」ハァ....ハァ.......
天城「こっちだ、来い」ハァ.......ハァ.......
青葉「あったぜ!」ヒョイッ
暮羽「嵐のおかげで土が薄くなって簡単に採れるぞ!」ヒョイッ
天城「籠いっぱいに採ればまだまだもつぞ!」ヒョイッ
青葉「っしゃー明日はみんなたくさん食えるぞー!」ヒョイッ
暮羽「とり放題だー!」ヒョイッ
3人「アハハハ!」ヒョイッヒョイッヒョイッ
・・・
・・・・
・・・・・
早朝
響「!?、いい匂いだぞ!」オキアガリ
暮羽「おう、起きたか、早いな、おはよう響」
響「はいさーい!この匂いは.......肉じゃがか?」
暮羽「ああ、そんなところだ、じゃがいもじゃなくて、たぶん里芋だろうけどな.......お前料理できるか?」
響「まあ、鋭次程じゃないが人並みには出来るぞ!」
暮羽「そうか、じゃ、あと頼んだ、俺は寝る」スタスタ
響「え?ちょっとぉ!」
律子「ふぁぁ、おはよう響、どうしたの?」
響「いや何でも無い」
3人「スヤァ」
千優「.......で、こいつらは寝てるわけね」
太刀川「.......はい」
千優「嵐でも帰るのには変わり無いのに無理して、と言うか監督の話聞いてなさいよ!」
星井「まあまあ、千優ちゃん落ち着いて」
千優「星井、あなたも妹にご飯あげてて自分が食べてないのバレバレだからね!」
星井「そ、それは.......君もそうだろ!」
千優「私はいいの、明日帰ったら全員マネージャーの料理フルコースよ、覚悟しなさい」
星井「アハハハ」
響「できたぞ!寝てるみんなを起こしてくれ!」
律子「ほら!美希!貴音!起きなさい」
美希「わふぅ、おはようなの」
貴音「おはよう、ございます」
千優「ほら起きなさい!」スパンッスパンッスパンッ
青葉「イテッ」
暮羽「アタッ」
天城「ヌッ」
星井「じゃあみんな起きたところで」
全員「いただきます!」
・・・
・・・・
・・・・・
次の日
本土にて
P「美希!律子!響!貴音!」ダキ
ワーワー!ダキアイヨロコンデル
天城「まさか嵐でも帰れるようにセッティングされてるとはな」
暮羽「オレ達の努力はいったい」ウゴゴゴ
青葉「まあ、最後にいっぱい食えたしいいじゃないか」
アナウンサー「アイドルと無人島生活どうでしたか?」
星井「え?アハハハ、大変だったかな」
美希「あ、おにーちゃーん」タタタタタダキッ
アナウンサー「え?お兄ちゃん?、もしかしてあなた」
星井「あ、星井美希の兄、星井スバルです!」
アナウンサー「あ、通りでイケメンなわけですね」
ディレクター「おいおい、これで特番組めるぞ!激白アイドルの無人島生活!お兄ちゃんと一緒!高視聴率間違いなしだ!」
安内「あ、ディレクターさん、1ヶ月分の映像データありますけどいりますか?」暗黒笑
ディレクター「これはこれは安内さんじゃないですか、いいんですか?」
安内「そのかわり、何か苦情があった場合撮影のためって言ってくださいね!あと、出演料は.......」ニコッ
ディレクター「もう、安内さんにはかなわないなぁ、いいですよこっちからも手を回しときます」
安内「ありがとうございます!」
こうして、無人島合宿は終わった
船を爆破したテログループは何故か自首した
その構成員の全員が虚ろな目で「iTunesカードを買えば無料でガチャ引けるヤッター」と呟いており真相究明は闇の中である
また同じ世界観で何個か書きたいです
その時もよろしくお願いします
このSSへのコメント