2016-02-07 01:14:11 更新

概要

今回は久しぶりにロボガssです!タイトルや内容はおそ松さん第9話「恋する十四松」のパロディなので知っている方々も多いと思いますが、楽しんでくれたらこちらも嬉しい限りです!


前書き

今回は泣けると思います!


~大泉学園~



ゲッちゃん「ふあぁ~」スタスタ


ライガ様「あら、おはようございます」


ゲッちゃん「おはようライガ・・・」


ポンちゃん「~♪」トコトコ


ゲッちゃん「あら、ポンちゃんおはよう・・・」


ポンちゃん「ゲッちおはようじゃけーっ!」ビシッ


ゲッちゃん「・・・朝から元気ですわね・・・」


ポンちゃん「そうなん?」


ライガ様「フフッ」クスッ



~クラブ活動~



「野球部」


ポンちゃん「6788,6789,6790!」ブンブン


ポンちゃん「まだまだぁ!」


ライっち「・・・人を素振りに使うなや・・・」ピクピク


バルちゃん「・・・もう駄目アル・・・」ピクピク


ガイちゃん「・・・死にそう・・・」ピクピク



~下校中~



ガイちゃん「皆、一緒に銭湯に行こうよー!」


バルちゃん「行くアル行くアル!」


ゲッちゃん「たまにはいいですわ」


ポンちゃん「わーい!」



~銭湯~



ポンちゃん「一番じゃけー!」ピョン


ザッパーン!


ゲッちゃん「ちょっと、危ないわよ!」


ポンちゃん「えっ、マジ?」



~ロビー~



ライっち「ほい」スッ(コーヒー牛乳)


ポンちゃん「ありがとじゃけ!」パシッ


ポンちゃん「ング、ング、プハーッ」


五人(飲み方古い・・・)



これがポンちゃん、


明るく元気な性格で純粋無垢でマイペースなチームGのムードメーカー


そんな彼女がある日・・・



ゲッちゃん「ふあぁ~」スタスタ


ライガ様「おはようございます」


ゲッちゃん「ライガおはよう・・・」


ポンちゃん「~♪」トコトコ


ゲッちゃん「あら、ポンちゃんおはよう・・・」


ポンちゃん「おはようじゃけ」


二人「!?」


ゲッちゃん「あ、あれ・・・?」


ライガ様「普通にあいさつを・・・?」



~クラブ活動~



ポンちゃん「さて・・・」ゴソゴソ


ライっち「今日はやらへんの?」


ポンちゃん「うん、今日はやらんよ」


バルちゃん「マジアルか」


ガイちゃん「用意したのに・・」



~下校中~



ガイちゃん「ねえ、一緒に銭湯行かない?」


ライっち「おっ、ええな!」


ライガ様「たまにはいいですね」



~銭湯~



子供「わーい」バシャバシャ


ポンちゃん「ちょっといい?」


子供「?」


ポンちゃん「そんなんしたら他の人の迷惑になるからアカンよ」


子供「・・・ごめんなさい」


五人「!?」



~ロビー~


ライっち「ほい」スッ(コーヒー牛乳)


ポンちゃん「ありがと」ヒョイ


ポンちゃん「ング、ング、プハー」


ゲッちゃん「ねぇ、今日のポンちゃんなんか変じゃありません?」ヒソヒソ


ライっち「うん、行動が普通やった・・・」ヒソヒソ


バルちゃん「子供に注意してたアル」ヒソヒソ


ガイちゃん「何があったんだろ・・・」ヒソヒソ


ライガ様「たしかに・・・」ヒソヒソ


ポンちゃん「おっ、クレーンゲームが有るけ!ちょっといってくるわ」ポロッ


ライガ様「あっ、スマホ落としましたよーっ!」


ゲッちゃん「もう行っちゃいましたよ」


ライガ様「まったく・・・あら?」


ライガ様はスマホのカバーの下に何かが張り付いているのに気づいた


ライっち「何や?なんかついとるん?」


バルちゃん「プリクラアル」


ゲッちゃん「プリクラ?あの子がプリクラなんて・・・えっ!?」ビクッ


ガイちゃん「どうしたの?・・・てっ、えっ!?」ビクッ


ライガ・ライ・バル「ん?・・・えっ!?」ビクッ


ポンちゃんがスマホに貼り付けていたプリクラに写っていたのはなんと、男性と一緒に写っていたポンちゃんだった


そう、ポンちゃんには彼氏がいた!何と言う事だ・・・!!


五人「えっ、・・・えぇぇえぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇえええっっっっっっっっっ!!!!!!!!????????????」



~翌日~



ポンちゃん「~♪」


ポンちゃんは、喫茶店で誰かを待っていた


五人「・・・・・」ジーーーッ


ゲッちゃん達は、彼女を尾行していた


ゲッちゃん「まさか、あの子に彼氏がいたなんて・・・」


ライっち「今でも信じられへんわ・・・」


バルちゃん「・・・それよりアレを何とかしてほしいアル・・・」チラッ


ライガ様「誰よどこの誰よ・・・私の可愛いポンちゃんを奪った奴はどこのどいつよ・・・」ブツブツ


ガイちゃん「なんか黒いオーラが出てる・・・」ガタガタ


ゲッちゃん「あっ、誰か来ましたよ!」


四人「えっ!?」ガタッ


ゲッちゃん「ちょっ、立たないで」


ポンちゃんの前には既にあのプリクラに写っていた男性がいた


彼氏「ごめんね、待った?」


ポンちゃん「ううん、大丈夫じゃけ」


ライっち「うわぁ、実物も結構いい男やないか」


ガイちゃん「うん、結構優しそう」


ライガ様「あぁぁあああ!」ガンガン(頭打ちつけてる)


バルちゃん「落ち着くアル!」アタフタ


ゲッちゃん「・・・・・」


ライっち「ん?どうしたん」


ゲッちゃん「えっ、あぁ、何でもありませんわ」


ゲッちゃん(何だろう・・・あの人、どこかで・・・)


ガイちゃん「あっ、もうお店から出るみたいだよ」


ゲッちゃん「よし、私達も」ガタッ


四人「うん!」ガタッ


タタタタタッ



それから五人はポンちゃん達を尾行していた・・・



数時間後・・・


彼氏「だーるまさんがーこーろんだ!」バッ


ポンちゃん「よっ」ピタッ


彼氏「だーるまさんがーころんだ!」バッ


ポンちゃん「おっとっと、うわっ!」ズテン


彼氏「もー、大丈夫ー?」


ポンちゃん「大丈夫大丈夫!」


二人「アハハハハハッ」


ライっち「なんか・・・楽しそうやな・・・」


ガイちゃん「うん、・・・とっても幸せそう・・・」


バルちゃん「もう帰ろうアル、邪魔できないし・・・」


ゲッちゃん「うん・・・あれ?ライガは?」



~どこかのバー~



ライガ様「う~~、ウーロン茶おかわり~」


マスター「お嬢さん、もう28杯目だよ、いい加減帰ったら?」


ライガ様「だって~~私のポンちゃんがどこの馬の骨なのか分からん奴にとられたんですよ~~」


ライガ様「もう飲むしかないじゃないですか~~~(涙)」


マスター(あーこりゃもう重症だな・・・てかなんでウーロン茶で酔ってんだ?)


ライガ様「うーー」


ギャルA「ねぇこのニュース見たー?」


ライガ様「ん?」チラッ


ギャルB「見た見た、ヤバイよね~人気アイドルが解散なんて・・・」


ライガ様(アイドル?・・・っ!?)


ギャルA「メンバー内でいじめがわかったのが原因だよねー」


ギャルB「チョー最悪、私ファンだったのに~~」


ライガ様(あの二人が持ってる週刊誌の表紙にいる人って、まさか・・・!?)


ライガ様「あの!!」ガタッ


ギャルAB「!?」ビクッ


ライガ様「その本、ちょっと見せてくれませんか!?」


ギャルA「あ・・・いいけど・・・」スッ


ライガ様「ありがとうございます!」パシッ


ライガ様(えっと・・・)パラパラ


ライガ様(・・・っ!やっぱり・・・この人・・・)



そのころ、研究所では・・・



ライっち「逆エビ固め~」ギリギリ


ポンちゃん「ギブギブギブ!」バンバンバン


バルちゃん「抜け駆けは駄目アルヨー」


ポンちゃん「ちょっ、どういう意味・・・ギャーーッッ!!」


ガチャ、バタン


ライガ様「・・・」


ゲッちゃん「あら、おかえり、何処行ってましたの?」


ライガ様「えっ、あぁ・・・ちょっと用事があって」


ガイちゃん「ねぇ聞いて、ポンちゃんあの人に告白するんだって~」


ライガ様「・・・っ!そうですか・・・」スタスタ


四人「?」


ライガ様「ポンちゃん、話があるんですけど、良いですか?」


ポンちゃん「ん?何ー?」


ライガ様「・・・いや、何でも無いですわ、それより・・・」ソッ


ガシッ


ポンちゃん「えっ!?」


ライガ様「ヘッドロック!!」ギリギリ


ポンちゃん「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ああ゛あ゛ああああ゛あ゛あ゛あ゛!!!!!!!!!!!」バンバンバンバン!


ライガ様「私という者がいるのに・・・!!」ギリギリ


ポンちゃん「痛い!苦しい!ギブギブ!!!」バンバン


三人「なんか面白そう!」バッ


ポンちゃん「えっ、ちょ、やめ・・・ギャアアアアアアアアアアアアアアッッッ!!!!!!!!!!!!!」



そして・・・翌日



「シャワールーム」



シャーーッ



ポンちゃん「うーっ、別にシャワーなんかええやろ」


ライガ様「駄目ですよ、せっかくの勝負の日ですから身だしなみはしっかりしないと・・・」シャカシャカ



シャ、シャ、



ポンちゃん「くすぐったいけん」


ライガ様「ふふっ、ポンちゃんの髪、とってもフワフワですね」シャ、シャ



「コーディネートという名のコスプレ大会」



バルちゃん「やっぱり告白にはチャイナドレスネ」


ライっち「ちゃうわ!デートにはチアガールの衣装や!」


ゲッちゃん「でも、和服だっていいですわ」


ガイちゃん「それならスーツはどう?」


ポンちゃん(別に何でもえぇじゃろ・・・)


ライガ様「でもやっぱり・・・」


四人「うん!」


五人「いつもの服で!」


ポンちゃん「やっぱりこっちが良いけん!」


ポンちゃん「じゃあ、行ってくるけん!」タタタッ


「頑張れー!負けんなー!勇気を出すアル!ファイトやで!」


ライガ様「・・・・・フフッ」



ポツ、ポツ・・・サーー



雨、告白には最悪である



彼氏「話ってなに?」


ポンちゃん「・・・ウチ・・・貴方の事が好きじゃけ!だから・・・いつまでも一緒に居たいけん!!」


彼氏「・・・っ!気持ちは嬉しいけど、僕、君に言わなきゃいけない事があるんだ・・・」



サーーーッ



ポンちゃん「・・・・・っ!!」


彼氏「だから、君とはもう・・・ごめん!」ダッ


タタタタタッ・・・


ポンちゃん「・・・・・・・」



サーーーッ



ガイ・ライ・バル「・・・・・」


ゲッちゃん「ポンちゃん・・・・」


ライガ様「・・・・・・・」



サーーーッ



雨は、彼女の悲しみに答えるかのように降り続けていた・・・・・



「研究所」



ガイちゃん「上手くいくと思ったんだけどな・・・」


バルちゃん「うん・・・」


ゲッちゃん「ほら、元気出して」


ポンちゃん「・・・・・・・・」


ゲッちゃん「駄目ですわ・・・」


ライっち「当たり前や、振られてすぐに元気になるわけないやろ」


ゲッちゃん「だからあの衣装を着れば上手くいったのに・・・」


ライっち「はぁ!?アレは絶対ないわ!ウチのやつが絶対ええに決まっとるやろ!!」


ゲッちゃん「それは貴女ですわよ!デートにあんな露出度の高い服着せるわけないじゃない!!」


ライっち「やる気か!?」ジャキ


ゲッちゃん「そっちこそ!!」ジャキン


二人「この野郎!!」バッ


ガイちゃん「ちょ、二人共!喧嘩は止めて!!」


バルちゃん「落ち着くアル!たかがファッションセンスで!」


「ワーワー、コノヤロー、イタイイタイ!ロボガ公式アンソロジー発売中アル!」


ライガ様「まったく・・・」ハァ・・・


ポンちゃん「・・・・・・」


ポンちゃん「・・・・うぅ」ジワ


ポンちゃん「うわあぁぁぁぁん!」ポロポロ


五人「!!?」


ポンちゃん「うぇぇぇ・・・ヒグ・・・ふぇぇぇえ!!」ポロポロ


四人「・・・・・」


ライガ様「ポンちゃん・・・・・」


ポンちゃんは涙を流していた・・・


振られてから今までずっと我慢していたのだろう・・・


ポンちゃんは泣き止まなかった・・・ただ泣き声だけが夜の研究所に響いていた・・・



数分後・・・



ポンちゃん「ヒクッ・・・」グス


彼女は泣き止んだ、ずっと泣いていたのか目の周りは赤くなっていた・・・


ゲッちゃん「はい・・・」コト(ホットココア)


ポンちゃん「ありがと・・・」


ポンちゃん「・・・・・」ズズッ


六人「・・・・・・」


ガイちゃん「こんな時になんだけど・・・あの人の事・・・聞いていいかな?」


ガイちゃんは重い口で事情を聞く


ポンちゃん「・・・・・うん」


ポンちゃんは彼氏と出会った経験を静かに語る


ポンちゃん「一ヶ月ぐらい前・・・あの人死のうとしてて・・・」


五人「えっ・・・!?」


ゲッちゃん「な、なんで・・・!?」


ポンちゃん「あの人、友達からいじめられてて・・・それが理由で自殺しようと・・・」


ライガ様(いじめ・・・やっぱりあの人は・・・)



それは、一ヶ月前・・・



ザッパーーン!



ポンちゃんと出会う前、彼は荒れ狂う海岸で入水自殺をしていた・・・


彼氏(これで僕は楽になれる・・・)


彼氏「・・・・っ」ダッ


「若い命が真っ赤に燃えーてー♪」


彼氏「?」


ポンちゃん「ゲッタースパーク空高ーくー♪」


ポンちゃん「見たかー♪合体ー♪ゲッターロボだー♪」


ポンちゃん「よーし、今日も素振りするけん!」ゴソゴソ


彼氏(何だあの子?なんでこんな所で素振りを・・・まぁいいやあの子が帰るまで待っておこう・・・)


数時間後・・・


ポンちゃん「7872、7873、7874,7875!」


彼氏(いつまでやるつもりなんだろう・・・)


近所の人「危ない!!」


彼氏「ん?」


ザッパーーン!!


ポンちゃん「うわっ!!」


ポンちゃんは波に飲まれてしまった


彼氏「あっ!」


数分後・・・


彼氏「ふっ・・・く・・・ふんっ・・・」グッグッ


ポンちゃん「」


ポンちゃんは彼氏に助けられていた。だが、彼女は意識が無かった・・・


彼氏「しっかり・・・しっかりして!」グッグッ


ポンちゃん「」ピクッ


その時!


ポンちゃん「」ピューーーーーッ


彼氏「!?」


ポンちゃんの口から、勢い良く水が吹き出た!そう、まるで上島竜〇の様に・・・


彼氏「・・・・・・」グッ


ポンちゃん「」ピュー、ピュー


胸を押すたびに、水が出た・・・


彼氏「・・・ふふっ・・・ははっ、ははははははは!」グッグッ


ポンちゃん「」ピュー、ピュー



ポンちゃん「で・・・ウチが命を救ったんじゃけど・・・」


ゲッちゃん「逆だよね、それポンちゃんが命救われたよね」


ポンちゃん「彼、すごく笑ってくれたんだ・・・面白いって・・・」


ポンちゃん「でも・・もう会えないって・・・!」ジワッ


ポンちゃん「田舎に帰るらしいんよ・・・今夜の新幹線で・・・」


ライガ様「・・・会いに行ったらどうですか?まだ間に合うと思いますよ」


ポンちゃん「え・・・でもウチ振られて・・・」


ライガ様「大丈夫です!それに・・・」


ライガ様「引っ越しする日に誰かに会うって結構無いと思いますよ」ニコッ


ポンちゃん「・・・っ!」


ガタッ、タタタタタタッ・・・


四人「・・・・うん」ガタッ


スッ・・・


ゲッちゃん「ライガ?」


ライガ様「・・・あの子なら大丈夫です・・・!」


ガイちゃん「・・・そうかもね」



「駅」



彼氏「・・・・・」スタスタ


タタタタタタタッ


彼氏「?!」


ズシャーッ、ピタッ


ポンちゃん「ハァ・・・ハァ・・・」


彼氏「ポンちゃん・・・僕・・・」


ポンちゃん「・・・また・・・会えるけん!」


彼氏「えっ?」


ポンちゃん「どんなに離れてても・・・どんなに遠くにいても・・・」


ポンちゃん「きっと・・・きっと会えるけん!」


ポンちゃん「だから・・・これからも笑ってほしい・・・いつまでも笑顔でいてほしい・・・だって・・・貴方の笑顔が好きじゃけ!」


彼氏「・・・・っ!」


彼の頭と心には、ポンちゃんと出会って過ごした楽しい日々が幻のように駆け巡った・・・


自分を救ってくれたポンちゃん、


いつも笑わせてくれたポンちゃん、


そして、自分に未来を与えてくれたポンちゃん・・・


彼氏「うっ・・・ひっ・・・うぅ・・・」ポロポロ


彼は耐え切れず、次々と涙を流した・・・


ポンちゃん「あぁ、泣かんといて!泣かんといてや!」オロオロ


ポンちゃん「貴方には涙はいらんよ!笑顔が一番似合うんよ!」


彼女は必死に彼にそう伝えた、しかし・・・


プシューーーッ


ポンちゃん「あっ!」


彼氏「あっ・・・」


新幹線のドアが閉まり、彼とポンちゃんはついに遮断されてしまう・・・


ゴオォォォォン


そして、無情にも走り出してしまう新幹線・・・


ポンちゃん「待って!」ダッ


しかし、ポンちゃんは諦めることなく、走り出した・・・


ポンちゃん「嫌・・・まだ別れたくない・・・あの人の笑顔を見れるまで・・・ウチは・・・!」


しかし、新幹線はだんだんと遠ざかっていく・・・


彼氏「・・・・・っ」


コツコツ


ポンちゃん「・・・・・っ?」


突然新幹線の窓から音がわずかに聞こえた、そして彼女は音が聞こえた方を見ると・・・


ポンちゃん「!」


彼氏「・・・・」ニコッ


彼が、笑っていた・・・ほんの一瞬だけでいい、彼女に笑顔を見せて安心させたい・・・そう思ったのだろう・・・


そしてその一瞬後、新幹線はホームを出て、すぐに見えなくなった・・・


そしてポンちゃんは、今までの感謝の気持ちをこめて・・・


ポンちゃん「・・・今まで、ウチに沢山の思い出を・・・ありがとぉーーーーっ!!!!」


彼女の感謝の叫びは夜の街に響いた・・・



ザッ



ポンちゃん「!?」バッ


ライガ様「・・・・」


ポンちゃん「ライガ・・・」


ライガ様「・・・」ソッ


ポンちゃん「・・・・っ」


ギュッ


ポンちゃん「!」


ライガ様「・・・・・うん」


ポンちゃん「うあ・・・あ」ジワ


ポンちゃん「うわあああん!」ポロポロ


ポンちゃん「ああああん・・・うわあああ・・・」ポロポロ


ポンちゃんは、ライガ様の胸で大粒の涙を流し、泣いた・・・


笑いたいと思っても、無意識に涙は流れていった・・・


ライガ様「・・・・・」ギュッ


ライガ様は、何も言わず優しく抱きしめた・・・


そのころ、電車内では・・・


彼氏「・・・ひくっ・・・ごめん・・・本当にごめん・・・」グスグス


彼も同じ用に泣いていた・・・


そして、彼のその手には、ポンちゃんとの思い出が詰まったプリクラが握り締められていた・・・



いつかまた、ポンちゃんと彼が笑顔で笑いあえる日がくるだろう・・・いつか、きっと・・・



終わり


後書き

このssの元ネタとなった「恋する十四松」は本当にいい話でした!あの話を見て、あんな話が書けたら良いなと思って書きました!上手く書けたか分かりませんがここまで見てくださって本当にありがとうございました!


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