2016-06-26 13:55:46 更新

概要

完全に自分の欲の塊みたいな作品になってます...。


母「ねえ、俺ちゃん? ...話があるの」


俺「ん?」


母「母さんね...娘がいるの」


俺「は?」


母「実は、俺ちゃん以外にも子どもがいて」


俺「待て、母よ。話が飲み込めん

  俺は一人っ子のはずだ、ずっとそうやって生きてきたし、これからもそうやって生きていくはずだ」


母「そうね、その通りよ」


俺「じゃあ娘ってのはなんだ、悪い冗談か?」


母「母さんね、あなたのお父さんと結婚する前ね、別の人と一緒に居たの。それでー」


俺「妊娠したと?」


母「ええ...今までは向こうの人が面倒を見てくれてたんだけど、難しくなって。それでー」


俺「うちで預かる?」


母「...俺ちゃんさえ良ければ」


俺「父さんは? あの人は、このことを知ってるのか」


母「...遠い親戚の子ってことにしてほしい」


俺「ごまかせるとでも?」


母「俺ちゃんなら、ね」


俺「...一つ良いか?」


母「なに?」


俺「その話...便所で聞くことじゃなくね?ww」


母「それなw」





こんな感じで衝撃の事実を知り、俺には妹ができた。

 『人生は色んなことがある』

そんなことをどこかで聞いたことはあるが、まさかこんなことが起こるとはな。

どうなることやら。




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?「こんにちは」


母「いらっしゃい、...ちゃん。疲れたでしょ」


?「ええ、まぁ...」


俺「(誰か来たみたいだな。聞いたことない声だし、誰だ?)」


トテチテトテチテ


俺「...やれやれ...そういうことか」


バンッッ

?「初めまして、妹と言います。よろしくお願いします」


俺「ああ、よろしく」


妹「あのぅ...お兄ちゃん、なんですよね?...」


俺「一応な」


妹「あ...あのっ...なんとお呼びすれば」


俺「適当でいい、好きにしろ」


妹「それでは困ります」


俺「(めんどくせぇ)...俺でいいよ、俺で」


妹「承知しました」


俺「(いやに礼儀正しいな、こいつ。とても血が繋がってるとは思えねぇ)」


妹「そういえば!...もう晩御飯だそうです」


俺「...先に行っててくれ」


妹「御意!」


俺「ブフッ...は? 御意? ふざけてんのか?」


妹「えっ...何か変でしたか?」


俺「(こいつマジかwww) いや、何も変じゃない。俺が悪かった、忘れてくれ」


妹「?...はい、では先に行ってますね」


パタンッ

タッタッタッ...


俺「...これから大変そうだな、我が家は」





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ダンッ


母「来たわね、僕ちゃん」


俺「ああ、遅れて悪い」


父「別に悪いことないさ。さ、食べよう」


母「そうね」


父「それにしても、今日は珍しいメニューだね」


俺「そうだな、我が家の食卓に天ぷらが並ぶとはな」


母「今日は妹ちゃんが来た記念すべき日だからね」


父「ずいぶん嬉しそうだね」


俺「...どうかしたのか、おやじ」


父「いや、そういうわけではないけど」


母「妹ちゃんを見てると、俺ちゃんの小さい頃を思い出すのかもね」


俺「そんな昔のこと思い出さないでくれ」


妹「えっと...」


俺「我が家の日常なんだ、慣れてくれ」


妹「は、はい」


父「さ、いただきまーす」


一同「いただきまーーす」

















父「また負けちゃったな」


俺「もうおやじも歳なのかもなw」


父「こんな若造にはまだ負けないさ」


妹「お二人ともお強いんですね」


母「ええ、お父さんはギャンブル好きだし、俺ちゃんは頭が良いからね」


妹「そうなんですか、凄いです!」


俺「おいそこ、恥ずかしい話はするな」


母「はーいw」


俺「てか、おやじはギャンブル好きとかいうレベルじゃないだろ」


妹「どういうことですか?」


俺「この家の家計はおやじのギャンブルの勝ち金で成り立ってるんだよ」


妹「えっ...!?」


父「自慢だけどね、僕負けないんだよ、ギャンブルでさ。俺が初めてなんだよ、僕に勝つのはさ」


俺「ほんと、ディーラーって大したことないんだな」


父「ディーラーが全てではないよ?」


俺「その辺の話はもういいや、めんどいw」


父「そうだね、どうだい? もう一回」


俺「ああ良いぜ、かかってきな」








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俺「150戦136勝か...まだまだだな、俺も」


コンコン


俺「ん?」


妹「あのっ...少々お時間よろしいですか?」


俺「ああ、良いよ。どうした」


妹「ちょっと、宿題で分からないところがあって...」


俺「見てやるよ」


妹「!?...良いのですか? お忙しいのでは」


俺「そのために来たんだろ? 気にするなって」


妹「では...お言葉に甘えて...この数学の問題なのですけど」


俺「どれどれ......!? これおまえっ行列じゃないか。最近だと大学で習う範囲だぞ!?」


妹「はい、もう高校の範囲は終わってしまったので」


俺「そうか」


妹「...もしかして分かりませんか?」


俺「ハッハッハ。まさかおまえが冗談を言える奴だったとはな。意外だよ」


妹「そういうことでは...失礼しました」


俺「いやいや、おまえは中々食えない奴だよ」


妹「?」


俺「惚ける術まで心得てるとはな。感心だよ」


妹「何のことですか? 分かりません」


俺「そうか...仕方ないな」



To Be Continued


後書き

初めまして春(ハル)と申します。SSの投稿自体初めてです。概要にも書いていますが、自身の願望をSSにした感じの作品になっています。初めは1話完結のつもりでしたがちょっと続きそうです...汗。今後、二次創作にもチャレンジしたいと思っています。感想など頂ければ幸いです。SSの流れも掴めていない新米ですが、よろしくお願いします。


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