北上「シコシコ」 大井「北上さん?!」
春よ、こい
若干キャラ崩壊していると思いますが、どうか温かい目で見守ってくださいm(__)m
深夜の鎮守府に、軽巡洋艦が1人。
北上「さーて、やっちゃいましょー」
いつもの5人部屋を抜け、北上は支度にかかる。
北上「私だって大井っちが好きなんだから、いいよね」
先ほど隣に寝ていた大井の香りのする服を脱ぎ、準備を始めた。
北上「えへへ、このために買っちゃったんだ。大井っち、私頑張るよ」
北上「こんな棒、うまく使えるかな…」
北上「久しぶりに本気だしますよー」
ーーくま's roomーー
球磨「くまー…zzz」ボコッ
多摩「にゃー…zzz」ボコッ
小破木曽「イテテ…zzz」
大井「北上さん…zzz」
北上「おはよう大井っち。今日は出撃も無いし、良かったら一緒に出かけない?」
大井「えっ!私とデートですか?行きます!」
北上「ちょっ、お出かけだよお出かけ。(…大井っちのバカ)」
大井「どっちも一緒じゃないですかー。ところで、どちらに?」
北上「水族館!」ニコニコ
大井「いいですね。楽しみです」ニコニコ
ーー水族館ーー
北上「ねえ大井っち!あれ見て!クラゲ!!」
大井「綺麗ですね…沢山いて、圧巻です」
北上「大井っちはクラゲ好き?」
大井「はい。優雅で、近くにいても触れることが出来なくて。遠い存在のようで」
北上「ん?何それ?」
大井「ふふっ。何でもないですよ。さて、次に行きましょう!」
北上「うん!ほぇ~、ヒトデもいるんだ。あそこ」
大井「ヒトデって私初めて見ましたよ~。」
北上「餌あげてるみたい…って速っ!」
大井「意外ですね!のんびりしてると思ってました」
北上「ねえねえ、触れるらしいじゃん。大井っち触ってみなよ」ヒキツリ
大井「き、北上さん先に触ってもいいんですよ」アハハ
大北「じゃーんけん!」
北上「じ、じゃあいくよ…」ドキドキ
大井「はい…」
北上「お?」
大井「どうしたんですか?」
北上「いやぁ、全然イメージと違ってさ。手にまとわりつくかと思ってた」
大井「(ちょっと想像したら卑猥ですね…)どんな感じですか?」
北上「まあ、いいから触ってみなって」
大井「…」ソロー
大井「んっ」ビクン
大井「なんか、微妙?」
北上「でしょでしょ!」アハハ
大井「確かに、見た目とは全然違う感触ですね」ツンツン
北上「ヒトデになりてぇ(楽しそうだなぁ)」
大井「え?」
北上「あ、間違えた」
大井「?」キョトン
北上「それより、もうすぐイルカのショーがあるらしいよ。行くよね?」
大井「はい、もちろん!」
ーーイルカのプールーー
係員「本日は、ご来場ありがとうございます。~中略~イルカが大きく跳ねますので、水しぶきにご注意ください」
北上「このプールの大きさ調べてたけど、思ったより大きいなー」
大井「プールの大きさまで調べるって、北上さん水族館好きだったんですね。」
北上「うん、大好き!(大井っちと来るのが楽しみだっただけなんだけどね)」
大井「あ、今イルカ跳ねましたよ!」キラキラ
北上「結構跳ぶなぁ…てか水かかる水!」
大井「うへー」ビチョビチョ
北上「あちゃー」ビチョビチョ
大井「北上さん、よかったらこのタオル使ってください」
北上「ありがとね、大井っち」
北上「(大井っちの匂いやばいハアハア)ほい」ムラムラ
大井「水掛かっちゃったらちょっと冷えますね…」
北上「そういえば、この辺に美味しいうどん屋さんがあるんだけど行かない?丁度お腹も空いてきたし」
大井「行きましょう。私うどん好きなので楽しみです」
ーーうどん屋ーー
北上「こんにちはー」ガラガラ
大井「なんか、風流な佇まいですよね。ザ・日本って感じで。」
北上「私も最初来た時そう思ったよ。でもそれがウケてるらしいんだよね。」
大井「以前はいつ来たんですか?」
北上「この前、阿武隈とぶつかって怪我させちゃってさ、」
北上「そのお詫びにうどん奢ったんだよ。」
大井「大丈夫でした?お互い」
北上「うん。昔みたいに大怪我させなくて良かったよ」
大井「友達想いなんですね。」
北上「ま、まあね」フフン
大井「北上さんのそういうとこ、私好きです」ニコ
北上「もー、やめてよ大井っち。それより注文しようよ。」
大井「そうですね。なにかオススメってあります?」
北上「うーん、大井っちは温玉好きだしこの温玉うどんなんかよさそう。」
大井「わぁ、美味しそう!私これにしますね!」
北上「じゃあ、私は海老天うどんにするー」
大井「注文ってどうするんです?」
北上「あそこの調理場に人が立ってるでしょ?その人に頼むんだよ。」
大井「そうなんですね、じゃあ行きましょうか」
北上「うん。出来上がりはやいからすぐ食べれるよ」
大井「すみませーん、温玉うどん1つと、海老天うどんください」
店員「はーい!海老と温玉入りましたー!!」
店員「お会計ご一緒でよろしいでしょうか?」
北上「はーい。いくらですか?」
店員「2つで800円になります」
北上「はい」チャリン
店員「まいどあり!」
大井「お盆に乗せるのね、おっとっと」
北上「大井っち大丈夫?」
大井「大丈夫ですよー」
北上「じゃあ、食べよっか。いただきます。」
大井「いただきます」
北上「んー、このコシの強さがたまらん!」
大井「ほんと、食べ応えありますね。」
北上「大井っちは、コシの強いのと弱いのどっちが好き?」
大井「私は強い方が好きですね。シコシコしてるのが」
北上「なるほど、覚えておくね」
大井「え?ええ。」
北上「噛むから結構お腹膨れるなぁ…。」
大井「ダイエットにいいかもしれないですね」アハハ
大井「北上さん、この温玉スープ美味しいですよ!ちょっとお口開けてください」
北上「ん?」アーン
大井「えいっ」
北上「ん!」ジュルジュル
大井「どうです?」
北上「(間接キスしちゃった//)ああ、おいしいよ」
大井「そうでしょう!」
北上「私の海老天も少しあげるよ。これも美味しいよ」
大井「じゃあ」アーン
北上(大井っちエロすぎだよ…)ジュン
大井「…」
北上「…」
大井「あ、あの?」
北上「ああ、ごめんね。ちょっと見惚れちゃってた」
大井「恥ずかしいのでやめてくださいよ」ハハ
北上「じゃあ、あーん」
大井「あーん」パクン
大井「美味しいですね!すごくプリプリしてます」
北上「(すごく緊張した…)スープに染みてていいよね」
大井「そうですね。こんないいところ教えてくれて、ありがとうございます。」
北上「いえいえ。喜んでもらってよかったよ。」
大井「ところで、お会計はどこでするんですか?」
北上「ここは先払いだから、さっきやっといたよ」
大井「何円でした?」
北上「いいよ、私が誘ったんだし。」
大井「でも…」
北上「いいからいいから」
大井「すみません。ごちそうさまでした」
北上「ごちそうさまでした」
大井「この後どうします?」
北上「そうだねー、まだ昼だし、ゲーセンでも行く?」
大井「久しぶりですね。じゃあ行きましょう。」
ーーゲーセンーー
北上「なんか、結構配置変わってるもんだね」
大井「前ここにあったカードゲームコーナーも向こうに移動してますしね」
北上「大井っち、あれしよう。クレーンゲーム。」
大井「長年やってないと、腕が落ちてそうですね」
北上「まあ、その時は仕方ないんじゃない?」
北上「私からやっていい?」
大井「いいですよ。どれを狙うんです」
北上「あのちっちゃい大井っちのぬいぐるみ」
大井「なんか、見てて恥ずかしいですね//」
北上「でも欲しいもん。大井っちが」チャリン
北上「待っててね大井っち。」
大井「まあ、そんなこともありますよ。」
北上「2000円使っても獲れないとか…」
大井「私に任せてください」
北上「1回で?!」
大井「腕は鈍って無かったみたいですね」フフン
北上「私の苦労は一体…」
大井「はいっ、あげます」
北上「え?大井っちが獲ったんだから大井っちが受け取りなよ」
大井「私が私のぬいぐるみもってどうするんですか…」
北上「それもそうか…ありがとね」
大井「日も落ちてきましたし、そろそろ帰ります?」
北上「うん、そうだね。今日は楽しかったー」ニコ
大井「私もです。ありがとうございました」ニコ
ーー鎮守府ーー
提督「今日はみんな、しっかり休めたか?」
一同「はい!」
提督「よし、明日からは出撃あるからみんな早く寝ろよー」ファー
球磨「じゃあ妹たち、部屋まで競走クマ!」タッタッ
多摩「待つにゃ!」タッタッ
木曽「俺が1番だ!」タッタッ
北上「いこっか、大井っち」タッタッ
大井「はい!」タッタッ
ーーくま's roomーー
球磨「くまー…zzz」ボコッ
多摩「にゃー…zzz」ボコッ
小破木曽「場所変わろうかな」ピキピキ
大井「北上さん、起きてます?」
北上「うん、なかなか寝れないよね」
大井「はい…でも寝ないといけませんね、おやすみなさい。」
北上「おやすみー。」
北上「…」グー
北上「お腹すいたなぁ、なにか食べ物ないかな」
北上「今日うどん食べたじゃん。あれ作ってみようかな」
ーー調理場ーー
北上「粉飛びそうだし、服脱ごうかな」
北上「中力粉と塩水を混ぜてー」コネコネ
北上「寝かせる!」
北上「あとは、袋に入れて、布を被せて踏むんだっけ?」
北上「そして、また寝かせる!」
北上「次は出汁を作ろうかな。」
北上「煮干しと酒と醤油で作ろう」
北上「寝かし終えたら、このために買った麺棒で生地をのばして切る」
北上「よし。湯でよう」
北上「うん、いい感じ。じゃあ、出汁と絡ませて食べるよ~」
北上「いただきます」ジュル
北上「おー!流石にお店のには劣るけど、すごくシコシコしてる!めちゃシコ!」
ーーくま's roomーー
大井「くかー…zzz」
木曽「あーもう!!」
大井「ん、あれ」ボンヤリ
大井「北上さん?」
大井「北上さんどこか行っちゃった?」
大井「どこに行ったんでしょう?」
木曽「大井姉さん、どうした?」
大井「北上さんが居ないの。というか、急に大声出してどうしたの?」
木曽「球磨姉さんと多摩姉さんの寝相が酷くてな…」ボロボロ
木曽「それより、北上姉さんどこ行ったんだろう?部屋からでて探そうぜ」
大井「ええ。」ガラガラ
ーー鎮守府廊下ーー
大井「…」キョロキョロ
木曽「…」キョロキョロ
??「あー、シコシコしてて美味しい!」
大井・木曽「北上(姉)さんの声だ!」
ーー調理場ーー
北上「今度大井っちにも作ってあげようっと」
大井・木曽「北上(姉)さん!」
北上「?!」
大井「何やってるんですか?」
北上「いや、お腹すいたからうどんを作ろうと思って。」
大井「今日食べたじゃないですか」
北上「まあいいじゃん。それより、木曽はなんでそんなにボロボロなの?」
木曽「球磨姉さんと多摩姉さんの寝相が酷かったんだよ」
北上「寝相でそこまでなるって…」
北上「まあいいや。よかったら食べてみてよ。このうどん結構いけるよ」
大井「本当ですか?じゃあ一口」チュルッ
大井「おー、出汁と麺がマッチしてますね!」
北上「でしょ!木曽もどうぞ」
木曽「いただきます」チュルッ
木曽「旨いな!北上姉さんうどん作り慣れてたのか?」
北上「いや、今回が初めてだよ」
大井「今日のうどんを参考に?」
北上「うん。大井っちコシが強いのが好きって言ってたじゃん」
北上「今度作ってあげようと思って練習してたんだけど、ばれちゃったね」アハハ
大井「北上さん…ありがとうございます!私、北上さんのこと大好きです」ニコニコ
北上「(嬉しすぎて胸が苦しい…)あ、ありがとう。私も大井っち大好き」ナミダメ
大井「なんで泣いてるんですか?」ニヤニヤ
北上「もう、意地悪だなぁ」
木曽「あの、盛り上がってるとこ申し訳無いんだが」
大北「ん?」
提督「何やら声が聞こえると思ったらお前たち…」
大北「ヒィッ!」ギュッ
提督「明日出撃だから早く寝ろって言っただろ!
っていうつもりだったんだが」
提督「何となく把握したので今回は許そう」
提督「お前たちってそういう仲だったのな」
大北「」
木曽「まあ、そのへんにしてやれよ提督。それより、提督こそ寝なくていいのか?」
提督「それもそうだな。ということで、俺は寝るからお前らも後片付けしてさっさと寝ろよー」ファー
3人「はーい」
木曽「じゃあ、片付けて俺らも寝ようぜ」
北上「妹がイケメン過ぎる件」
大井「今私もそれ言おうとしてました」
木曽「うるさい!ほら、手伝うから早く寝ようぜ」アセアセ
北上「さーて、やっちゃいましょー」
ーーくま's roomーー
北上「2人ともありがとね」
大井「私のために作ってくれたようなものですし、当たり前です」
木曽「俺も旨いうどん食べさせて貰ったし、そのお礼だ」
北上「じゃあ、寝ようか。おやすみ」
大井・木曽「おやすみ(なさい)」
北上(とはいったものの、やっぱり寝れない。)
北上(私、どんだけ大井っちのこと好きなんだろうな)ニヤニヤ
北上(大好きです、か。でも、きっとそういう意味じゃないんだろうな…)
北上(でも、言わないと伝わらないよね。よし、)
メジロのつがいが、桜に止まって鎮守府庭の真っ赤なチューリップを眺めている。
生暖かい風が「おーい」と合図を送ると、メジロはより一層くっついて、てんとう虫がひょっこり顔を出した。
朝の鎮守府に、女の子が2人。
「暖かくなって気持ちいいですね。」
「そうだね。」ドキドキ
「ところで私に言いたいことって、何ですか?」
「昨日は楽しかったよ、ありがとう。それでね、自分の気持ちは更に強くなっちゃってさ。」
「はい。」
「大井っち、私ね…」
大北っていいですよね。あれこれ考えていたら、やっぱ大正義なんだって確信しました。
まだ初心者で拙い文章ですが、練習して上達したいと思います。
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