自分を大切にしない提督 題三話「襲撃者・後編」
安全なはずだった海域に三つの戦火あり一つは仲間のためもう一つは逃げるため最後の一つは自分の欲望のため、それぞれの戦いが青年達に新たな力を授けるのか又は、青年達も友と同じ水底に沈むのか
戦闘シーンを書いてみましたけどとても他の作者様方に比べると何これへったくそと思うかも知れませんが、それでも見たいと言うかたが居ればみて頂けると嬉しい限りですまた、少し中二臭い設定がありますがそれは次回に説明しますそれでは前書きはこのくらいにして本編をどうぞお楽しみにください( ´・ω・)シ
============鎮守府近海演習海域=================================08:05=========
大和側
???「オラオラオラソンナ動キデオレヲコロセンノカヨアア!ニイチャンヨ」
大和「くそったれがー」(なんだこいつ見た目はレ級なのにこの性能は姫級だぞ)
大和は艦娘達を逃がすために出来るだけ最低限の動きで粘っていた
レ級?「オイオイサッキマデノ威勢ハタダノコケオドシカ」
大和「そんな安い挑発に乗るかよバーカそれに俺の目的は達成した」
レ級?「何?アア艦娘カアンナテツノカタマリニガシタトコロデドーデモイイヨソレヨ リハヤクホンキダセヨワザワザマッテアゲタンダカラ」
大和「あらー本気出してないのばれてたか...なら見せてやるよ英雄の名は伊達じゃな いってことを第二艤装展開!」
大和がその言葉を言うとさっきまで使っていたレイピアが消滅し変わりに長刀が出てきた
レ級?「ナンダブキヲカエタトコロデオレニハキカナイゾ」
レ級の姿をしているものが喋っている刹那大和は相手のうでを切り落とした
大和「遅いなぁこんなんじゃ俺のオフクロにも勝てないぞお前」
レ級?「ヘェーソレガオマエノホンキカスコシハタノシメソウダ」
大和「腕を切られたのにピンピンしているとかマジ化け物だよお前」
(どうする第二艤装展開はもってせいぜい10分時間以内にこいつ倒すとか無理だろでも 無理だと分かっていてもやらないといけない時もある)
レ級?「サァイクゾ!」
レ級らしきものがそう言った瞬間大和の目の前から彼女の姿が消え
大和 ミシッ「くそが」
次に大和が彼女を見たのは彼女の拳が自分のあばら骨を砕き大和を数メートル先まで吹っ飛ばした時であった
レ級?「イクラツヨクテモヤハリ人間モロイナ...ハァアキタモウカエルヨ今日ハ挨拶 ダケダカラナ」
レ級らしきものは残念だと言わんばかりに最後にこう言い残して深海に去って行った
大和は負けたのだ
大和(あんだけかっこつけておいて結果は何だよ一方的にやられただけかよちくしょう 畜生何が英雄だこんなんじゃまた俺はまた失ってしまう大切なものを)
大和は水面に浮かびながら自分の力のなさを嘆きながら流されていた
一方同時刻
香菜側
香菜「なんなのよ何でこの海域に姫級がいるのよ」
姫「ハヤクアソビマショネエ」
姫はそう言うと香菜に向けて砲弾を放った
香菜「こんなもの」フン
彼女はそう言うと砲弾の弾道を手の甲で無理矢理反らした
姫「スゴイスゴイナラコレハドウ!」
次に姫は魚雷と砲撃を同時にし、魚雷を避ければ砲弾が、砲弾を反らしたり避けたりしたら魚雷が当たるよう仕向けてきた
香菜(当たったらそく沈むわね仕方ないあれを使うか)「第二艤装展開」
彼女がそう叫ぶと衣服が巫女服のようになり大砲型だった艤装は日本刀になった
香菜「避けて駄目なら切り捨てればいい」
そう言うと彼女は海中の魚雷と空中の砲弾を切り捨てた
姫「ソレガウワサノ第二艤装カ...オモシロイネ♪」
香菜「楽しんでいられるのは今だけよもう楽しめないから」
彼女は刀を鞘に納めると目を閉じた
姫「モシカシテアキラメタノツマラナイナァ」
そう言うと姫は砲身を彼女に向けたそれでも彼女は目を瞑ったままだった
姫「ハァツマラナイナァアアツマラナイコンナツマラナイヤツハカタズケナイト」ニタァ
不気味な笑みを浮かべると姫は五つある砲身からの砲撃を彼女に集中したが...数秒後にはなぜか彼女は姫の後ろにいた
香菜「だから言ったでしょもう楽しめないからって」シャキン
彼女が刀を鞘に納めるのと同時に姫の砲身は全て切り落とされ首から腹まで少し深く切り口が開いた
姫「オマエゴトキニコノワタシガキズツケラレルダト」
香菜「私を舐めてるからよお・嬢・様♪」
姫「ハハハタシカニナメテイタダガツギハ絶対コロスオボエテオケ」ギロ
そう言うと姫は海の中に入って行った
香菜「嫌よあんたとは二度とやりあいたくないわよ」ザバッ
彼女は緊張感が解かれたのか単に疲れたのか水面を背にするように倒れた
数分前
上崎側
上崎?「アハハハハハオセエ!オセエヨ!」
深海由香「上崎クンヤッパリアナタ最高ヨ」
二人の戦いはとても激しかった一度上崎が刀を振れば海が割れ由香が砲撃をしたら島が無くなった
上崎?「ヤッパリコロシアイハオモシレーヤダローバケモンヨー」ダッ
上崎がそう叫ぶと人とは思えない早さで由香に近づき切り裂いた
深海由香「久シク忘レテイタワコレガ痛ミソシテコレガコロシアイノタノシサコノタノシミヲモットアジワイタイダカラ」ガシッ
深海由香は切られながらも上崎をつかむと彼を近くの岩に投げつけた
上崎?「!?」ガン
そして彼女は叫んだ
深海由香「第二艤装展開そしてレ級とリンク」
彼女がそう叫ぶと大砲は鎌に尻尾からはさっきまで使っていた大砲と同じ武器がセットされた
深海由香「サァ第二ラウンドノハジマリダヨ」ニタァ
そう彼女が不気味な笑みを浮かべ上崎のいる方へと砲撃をした
上崎?「サッキヨリハマシニナッタナ」
だが彼はその砲撃を簡単に弾いたそしてまた彼女の目の前まで一気に接近し切りつけようとした
深海由香「アマイヨ上崎クン」スッ
彼女はそう上崎の耳元で囁くと一瞬で上崎の四肢を切り裂いた
上崎?「グッガッ」ズサ
深海由香「コレデオワリダヨ上崎クン」
上崎は水面に膝をつき深海由香は上崎の首に鎌をかけた
深海由香「トテモタノシカッタヨ上崎クンダカラコンカイダケハ特別ニミノガシテアゲルダカラツギハモットワタシヲタノシマセテネ♪」
そう言うと彼女は首にかけた鎌を外し海の底へと消えていった
上崎?「マケタノカオレハ...」バチャ
上崎はそう呟き倒れた
その頃鎮守府
大淀「敵反応消滅ただし三人の反応が弱くなっています至急救助に向かってくださ い」
弥生「お兄ちゃんは絶対に死なせない!」ザッ
雪風「香菜さんに居なくなってもらっては困ります!」ザッ
金剛「全くあの人はいつもいつも私の気持ちを知りもしないで」ザッ
三人の少女達はそれぞれのパートナーのもとへと急いだ
数分後の金剛側
金剛「たしかこの辺だったはず...いた!」
彼女は大和を見つけるとすぐに近寄った
金剛「やっと見つけたネー提督ー」
大和「金、剛か..俺..負けちまったよ」
と力なく大和が言うと
金剛「だからなんですかワタシが..ワタシがどれ程貴方を心配したと思っているんで すか貴方が居ないとワタシはワタ、シハ」ポロポロダキッ
金剛は泣きながら大和を抱き締めた
大和「...すまない金剛」
金剛「今度、無茶するときは二人一所デスヨ提督」
大和「ああ分かったよ」チュッ
そう言って見つめあった二人は互いにキスを交わした
一方雪風側
水面に浮かびながら呑気に寝ている香菜を見つけた雪風は近づいてこういった
雪風「やっと見つけましたよしれーかん」
雪風が近づいて来たのが分かったのか巫女服姿の香菜は目を瞑りながら聞いた
香菜「戦いはどうなったの?」
流石の彼女でも増援が来なかったことから他の所にも襲撃があったのに気づいたのだろうなので雪風にやさしい口調で聞いた
雪風「敵は撤退しましたが上崎さんと大和さんは重症をおい今救助しているところで す」
香菜「そうか、負けたんだ私達」
香菜の言葉に雪風が反論する
雪風「司令官達は負けてなどいません!相手を撤退させたのですから」
そんな雪風に対して香菜は諭すように
香菜「雪風私達は負けたのよそれに相手は撤退させられたのでは無く撤退してくれた の」
雪風「でも、でも」ポロポロ
香菜「あんたのせいじゃない単純に私達の力不足よだから泣かないの」ナデナデ
いつの間にか起き上がった彼女は泣いている雪風をだきよせ撫でていた
弥生方面
弥生(どこ、上崎お兄ちゃんはどこ)
弥生は上崎の反応が消えた辺りで探し回っていた
弥生(いない、いない何処にもいない)
潮の流れに流されたのかそれとも深海に沈んだのか彼の姿は何処にもなかった
弥生「嫌...だよこんな形でお別れするなんて」ポロポロ
彼女は涙で視界がぼやけながらも彼を探した
弥生「嫌...やっと素直に自分の気持ちを伝えれるようになったのにやっとまた会えた のにこんな.エッグこんな形でお別れするなんて嫌だよ」ウワー
その頃上崎は
上崎(俺、死んだのかな)
そんなことを思いながら彼は少しずつ海の底力へと沈んでいた
上崎(身体の感覚はないし意識も朦朧とする)
彼は自分の限界を超えた力を使った反動なのかそれとも自分が死んだからなのか身体が思うように動かなかった
上崎(まぁ死んだなら死んだでいいか由香の元へ行けるんだから)
そんなことを考えたときふと深海棲艦になった由香の姿が頭をよぎった
上崎(何バカなことを考えているんだ俺は、あいつの墓の前で誓っただろみんなを守る ってなのに俺はまだなにも守れていないのに俺は..)
半年前彼は友人の墓の前で誓ったのだ守って貰ったこの命で今度は俺が沢山の命を守りこの戦争を終わらせると
上崎(約束も守れないであいつのところへ行けるかだから俺はまだ...死ねない!)
弥生側
弥生「お兄ちゃんどこどこにいるの?」ポロポロ
涙を流しながら懸命に少女は彼を探し続けていたすると少女の耳元に彼の声が聞こえた気がした
弥生「お兄ちゃんそこにいるの」サブン
少女は声が聞こえた気がした所へ着くと艤装を外し海の中へ潜った
弥生(見つけた)
少女は沈んでいく彼を見つけると彼の艤装を外し彼を引っ張り上げると近くの小島まで引っ張った小島まで着くと彼女は涙目で
弥生「お兄ちゃん目を覚まして」ユサユサ
彼を揺さぶっただがあまりにも水を飲みすぎたのか彼は息をしていなかったまた血の流しすぎではだの色も悪く体温も低かっただが彼女は諦めなかった
弥生「まずは人工呼吸で息を吹きかえさせないと」
少女はもしもの時のために鎮守府で訓練していたことを思い出しながら的確に処置した
弥生「息は吹き返したから次は血を止めないと」
彼女は自分の服を破り包帯の変わりにして出血を止めた
弥生「後は火を炊いて、私の身体もくっつけて出来るだけお兄ちゃんの体温を上げな いと」
次に彼女は火を炊いてその煙で仲間を呼ぶのと同時に彼の身体を暖めたまた、自分と彼の濡れた服を脱がし互いに下着にしたあと身体をくっつけて暖めた
数分後
上崎「こ、こはどこだ」
弥生「鎮守府近くの小島だよお兄ちゃん」ガバッ
弥生は上崎が目覚めたことによるあまりの嬉しさから彼を力一杯抱き締めた
上崎「や、弥生嬉しいのは分かるが..苦しい」
弥生はふと我に変えると抱き締める力を緩めた
上崎「離しはしないんだな」
弥生「もう絶対に離さないあんな思いもうしたくないから」
上崎「...弥生ごめんな心配かけて」ナデナデ
弥生「本当だよお兄ちゃん」ポロポロ
上崎スッ チュッ
弥生「!?」チュッ
上崎は弥生を優しく撫でたあと彼女の後頭部にてを伸ばし自分の顔に近づけるとそっと彼女の唇にキスをした
その後彼等は鎮守府から迎えが来て無事に帰る事ができた
約束通りの夜中までに仕上がらなくてすいません( TДT)
作業中に少しトラブルがありまして(保存し忘れて寝落ちしたらデータが消えてたなん て言えない)
次はいつ頃投稿になるか分かりませんが出来るだけ早くやってみますちなみに次回は
弥生と上崎が出会ったときの話しに加え弥生と上崎のデートシーンでも書いてみようと思います。では、お楽しみに
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