2015-07-16 17:50:59 更新

前書き

どもども初投稿です。理系のクソ野郎ですが試しに書いてみます。
不定期なのでそこのところヨロシクお願いします。
コメントや評価くれると嬉しすぎて死んでしまいます
お気に入りや評価入れてくださった方本当に感謝です。いや、本当に



元帥「最近使われていない筈の鎮守府が不法に使われていると聞いてな…

君にはその監視と取り締まりを行って欲しい。」





中将(以下提督「わ、私が…ですか?」





元帥「君の担当の鎮守府は国内にあり、危険に晒されている状態ではなく、なおかつ在籍している艦娘たちからは圧倒的な支持を誇る…正に適任だと見たのだよ…」





元帥「泊地の不法占拠及び艦娘の

独断使用は到底許されざることであり、

早急に対処しなければならない…

君には明日にでも向かって欲しい…」





提督「承知いたしました」






元帥「うむ…受諾してくれてなにより。憲兵の用意や捜査令状の用意、必要になれば身分の詐称も許可しよう。一刻も早く不法占拠された泊地を解放してくれ」






提督「了解いたしました。では、これで失礼いたします。」






元帥「幸運を」



バタン





元帥「ふぅ…」






元帥「いつの間に占拠されていたのか…

まぁいい、ただ深海棲艦という訳でもなく、戦果もあげない…やはり大半艦娘が目当てということか…」







元帥「頼むぞ中将くん。なるべく彼女達の心の傷を癒してやってくれ…」




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夜・横須賀鎮守府前


ブロロロ…バタム


提督「ふぅ…」





提督「(とは言われたものの…実質左遷に近いものなのか…恐らく私の鎮守府には後任の提督が入るだろうし…)」





大淀「提督 お疲れさまです。」





提督「あ、大淀さん。夜遅くまでご苦労様です。夜更かしは肌のコンディションの大敵ですよ。」







大淀「そういう提督さんだって新人提督の書類の不備で丸二日寝てらっしゃらないですか…」






提督「男はいいんですよ。それに書類の

直しだって俺が好きでやってることですし…」






提督「いやー、その性格が災いしてか知りませんが今日左遷食らっちゃいましてねー(ケラケラ」






大淀「え、なんですかそれ、全く聞いてないんですけど」






提督「いやー、ね?今日会議あったでしょ?それでお上の人が決めちゃったみたいで…アハハ」






大淀「はぁ…上の人はいつも勝手ですね…こちらの都合も考えないで…」






提督「まぁ、どんな組織に入っていても下の者は上の無茶振りにも応えないと…ってね」




妖精s デンポーデスー テイトクサンオカエリー





提督「おうただいま。妖精さん。電報と上からの辞令が正式にでたか…」







提督「場所は…うん、まぁ、黒っぽいところかな」






提督「じゃ、大淀さん、明日から俺、出発なんで」





大淀「ま、待ってください。私も連れて行ってもらえませんか?」






提督「いいんですか?辺境な場所な挙句やることが増えるから、かなり負担になると思いますよ?たしかに指令書には、艦娘の帯同は一応許可されてますが…」





大淀「それでも構いません…連れて行って下さい…提督みたいな方を一人で置いておくと過労死してしまいます…」





提督「アハハ…実際なりかけた身だから何も言えねえや…

では大淀さん明日早朝にここを出ますんで準備をよろしくお願いしますね。」





大淀「かしこまりました。」




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1章 提督着任す。





ブロロロ…バタム




提督「ここが新しい鎮守府か…うへぇ…流石に誰も使ってないからかそこらへんが潮風でガタがきてるみたいだ…」




提督「これ…やっぱり左遷…いや、もう考えるのはよそう…今できることをかんがえねぇとな…」




大淀「長時間の運転お疲れさまです。」





提督「大淀さんもあんなボロい車ですいません。車とかただ走れればいいと思ってたましたけど…これからは考えを改めなきゃいけねぇみたいだ。」




大淀「いえ、私も任務受付として長旅は慣れてるんですよ。」




提督「へぇ、そりゃ随分逞しいことで…ところでここでは本営からの指令はくるのでしょうか」




大淀「えぇ、しかも特別任務を受諾されてらっしゃるので通常より多めにもらえるみたいです。」




提督「そりゃいいですね。遠征もローテーションで出さなくてすみそうですね…」




提督「とりあえず…この鎮守府を綺麗にしますかねぇ…」


大淀「そうですね…」







〜しばらく経って〜




提督「ふぃー…なんとか人が執務できるぐらいにはなったぞ…」




大淀「なんで人がいないのにこんな無駄に広いんでしょうね…」




提督「まぁ、ここもすぐ手狭になるでしょう。もう日も暮れはじめてきたんでご飯作ってきますね。」




大淀「え?提督って自炊できたんですか?」




提督「1人が長いですからねぇ…自然と身についちゃいましたよ…ある意味唯一の趣味になっちゃったり…」




大淀「へぇ…すごいですね…では今回はお願いしてもよろしいでしょうか。」




提督「まぁ、期待はしないでくださいよ(苦笑」






〜食事シーンがあると思ったか?残念‼︎次の日までトランザム‼︎〜





〜次の日〜



大淀「提督、おはようございます。」




提督「あぁ大淀さん。おはようございます。」




大淀「今日のご予定は?」




提督「そうさな…まず建造かな?とりあえず工廠にいってきますね。」



大淀「いってらしっゃいませ」




ー工廠ー



提督「妖精さーんいますかー」(ガラガラ



妖精s オキャクサンデス?ヤサシソウナヒトデスー




提督「俺はここに着任した新しい提督です。よろしくね。さっそく建造お願いしたいんだけど…大丈夫かな?」



妖精s イイトモー イッパイツクルヤデー タギルゼィ‼︎



提督「なら資材は任せるから一艦隊分お願いしてもいいかな?」



妖精s オッケー ヨーソロー




〜ちょっとまってね☆〜



時は変わり執務室ー



コンコンコン



提督「新しく来た子かな?はいどうぞー」



ゾロゾロ…



提督「じゃあ端から自己紹介お願い出来るかな?」



木曽「球磨型軽巡の5番艦の木曽だよろしく頼む。」



雷「初めましてしれーかん!雷よ!カミナリじゃないわ!そこのところもよろしくたのむわね!」



神通「あ、あの…神通…です…どうか…よろしくお願いします…」



青葉「ども!初めまして青葉ですぅ!」



赤城「初めまして提督、赤城です。よろしくお願いしますね。」



金剛「ハーイ!帰国子女の金剛デース!ヨロシクお願いしマース!」



提督「ああ、皆、これからよろしく。頼りない提督だかよろしく頼むよ。」



提督「最初に言っておくが、ここの鎮守府は少し特殊で、不法占拠している泊地や鎮守府の

取り締まりを担当している。中には心無い下衆のせいで傷ついた艦娘もこちらに来るだろう…俺は40近くになるが未だに女心っていうものがあんまりわからん…だから君たちもどうか手伝って欲しい。」




「「「はい!」」」



提督「いい返事だ…ありがとう…改めてよろしく頼むよ…」





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誰を出したいかとか、小ネタとか募集しています。

話の流れ的には小ネタを七割本筋を3割程度で流していきます。

その点ご注意してお読みください

夕方には投稿したいと思います(夕方とは言っていない


追記:コメント、評価していただいたユーザーさん本当にありがとうございます。

こんな稚拙な文を見ていただいて非常に感激しています。これからもよろしくお願いいたします。


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雷ちゃんの憂鬱



提督「ふう、現状で片付けないといけない書類はこんなもんかな… にしてもひどいもんだ…現状完璧にシロな泊地が4割程度…いくら国外とはいえ、ここまで無法地帯になってるなんてなぁ…シロの泊地と連携をとりつつ、しらみつぶしに殲滅していくのが一番の近道だろうなぁ…あぁ胃が痛い、腸も痛い、頭も痛い、痛い尽くしってね…ふぅ」


コンコンコン



提督「?はいどうぞ」




雷「失礼するわ!しれーかん!今日私が秘書を担当するわ!よろしくね!」




提督「ああ、今日は雷か よろしくお願いするよ 雷」




雷「わかったわしれーかん!私に一杯頼ってもいいのよ!」ペカー




提督「やっぱり子供は元気がいいねぇ… 見ててこっちも気分が明るくなるよ」






カリカリカリカリ



雷「じーーーーーーー」




カリカリカリカリ



雷「じーーーーーーーーーー」




カリカリカリカリ




雷「ソワソワ…」




提督「」ピタッ




雷「!!」ピクッ




提督「お茶のお替りもらえるかな?」




雷「!! わかったわ!! すぐ行ってくる!!」




提督「あっ、そんなに走ると…」




ガッシャーーーーン ウワー キソトブツカッタゾー!! キソオオオオオオオオオオ!




提督「」




~そしてお昼~




雷「しれーかん!! 雷がご飯もってくるわ!! まってて!!」




提督「あ、ありがとう…(いやな予感しかしねぇなぁ…)」




ガッシャーーーーン ワー マタキソガー カレーマミレニー!! キソオオオオオオオオオオ




提督「(頭押さえ)」




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提督「よし、ヒトキューマルマル 今日の就業はおしまい。 雷、お疲れ様」




雷「グスッ… ヒック…」




提督「え…雷? どうして泣いてるんだい…?」




雷「だっで… ぎょうしれ゛ーがんにだよっでもらおう゛とがんばったのにぃ…グスッ むじろめーわくかげちゃって…ヒック」




ポンポン



雷「?」




提督「落ち着きなさい 雷…実際君はよく頑張った… もっと頑張ろうとして空まわちゃったんだよな? いい子だよ雷は…うん凄く人思いないい子だ… だから泣き止みなさい… いい子いい子」ナデナデ




雷「グスッ…しれーかん…」




提督「遊びたいにも関わらずしっかり私のそばにしっかりいてくれた…それだけでもすごいことだよ?」ナデナデ




雷「…うん ごめんね… ありがとうしれーかん!! これからがんばるわ!!」ペカー




提督「よしよし…じゃ、一緒に食堂行くか!」



雷「うん!!」




ーーこのあと木曽にめちゃくちゃ愚痴られたーー




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はいということでとりあえず雷ちゃんの小ネタ挟んでみました…

文章作るってしんどいですね…

とりあえず全員分の小ネタを挟むか…

それとも本筋の

方を進めていくか…少し迷っています…

こんな小ネタがみたい!とかこんなキャラを出して欲しいとか、気軽にコメント下さい!できるだけコメントは返信していく所存です!



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2章 酷使される艦娘達



コンコンコン



提督「はい。 どうぞー」




大淀「失礼いたします。提督 泊地監視の書類がとどいています。ご確認下さい。」



提督「はい。ありがとさん。(ペラペラ… ふむ…あそこの泊地は書類上では今は使われていないはずなのに…」




大淀「近隣の村の人達から多数の目撃情報がでています。」



提督「ふむ…どうやら調査する必要がみたいですねぇ… 大淀さん、申し訳ねぇがこの書類と階級の詐称のための届け出を出しておいてください。」



大淀「え?早速詐称するんですか?」



提督「ええ、少し相手の出方を伺いたいなぁと…下手に中将とバレると警戒されて捜査しづらくなるかもしれないから…新米少佐とでも偽って相手を持ち上げておこう…」



大淀「提督?あなたの年齢で新米少佐ですか?えらく渋い若者もいたものですね…」



提督「…そんなに老けて見えます?」



大淀「年相応には」



提督「これでも昔は童顔ってチヤホヤされたのになぁ…」



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キキーッ バタン


提督「ここ、か」




クズ大佐「なんだ貴様‼︎ここをどこだと思っとる! 部外者は立ち入り禁止だぞ!」




提督「も、申し訳ありません…私、この近くの泊地に着任となりました…ガトー少佐と言います…何かと教えていただきたく存じます…さしてはつまらないものですがこれを…」(金一封


(ガトー少佐とは… ガンダム0083に出てくる敵の少佐 某蛇の人と同じ声である 主に有名なセリフは「ソロモンよ‼︎私は帰ってきた‼︎」ちなみに加賀さんより先に鎧袖一触を使ってたりする)



大佐「ふぅん、キミなかなか世渡りが上手いじゃないか…まぁ、顔だけ覚えておいてやるよ…」




提督「ありがとうございます。あ、あの…艦の練習風景などは見ても…」




大佐「邪魔にならない程度ならいいだろう。許可しよう。」




提督「ありがとうございます。」




大佐「瑞鶴‼︎瑞鶴はいるか‼︎」パンパン




瑞鶴「はい、ここに」




大佐「彼を練習場へ」




瑞鶴「かしこまりました。お客様、こちらです…」




提督「あぁ、ありがとうね」




瑞鶴「…」




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提督「ごめんねぇ…わざわざ案内していただいて…」




瑞鶴「いえ。大丈夫です 気にしないでください」




提督(ふむ…見た目は何ともないが…少し歩き方がぎこちなかったり、首筋に痣があったり…少し見たらすぐわかるような怪我してるなぁ…胸糞悪い…)




瑞鶴「ここが演習場です。」




提督「あぁ、ありがとう」カタポン




瑞鶴「ッーーー!!!」ウズクマリ




提督「お、おい…大丈夫かい?」




瑞鶴「だ、大丈夫!大丈夫ですから! 失礼します!」タタタタタ…




提督「あっ、ちょっと…  ハァーーー…」




提督(こりゃあクロ…かなぁ…普通の打ち身ならあそこまで痛がらないよなぁ…)




瑞鶴「ハァ…ハァ…ッ!」ズキズキ




瑞鶴「つい逃げて来ちゃった…また殴られるのかなぁ…」ピラッ




瑞鶴「?なんだろこれ…名刺?あの人のかな…いつの間に…」




瑞鶴「泊地監視長…こんなのいたんだ…」




瑞鶴「でも結局あてにならないよね…ちゃんと機能してるならあんな提督すぐ捕まってるはずよね…」




瑞鶴「もう本当に嫌…誰か…助けて…」




-------------------




提督「ここが演習場…か…」




ガチャ




ズドン! ドドドド! ソコジャマ! ナンデスッテ! ウルサイ!



ワーワー!



提督(なんというか…殺伐としてて…いや、訓練はおちゃらけてはいけないんだろうけど…なんというか…怯えてる?そんな表情に見えるねぇ…)





バァン!!



大佐「全員演習やめ!! 今回負けた組の奴!! こっちに来い!!」



バキィ!! ドコォ!!




大佐「何をしているか!!この屑どもが!!そんなのだからたかだか空母の攻撃で一撃大破するのだ!!ええい使えぬ者どもめ!!もういい!!お前らは今すぐ北方の輸送作戦の護衛に行って来い!!いいか!!轟沈してでも燃料と弾薬は持って帰ってこい!!」





翔鶴「提督!!しかし演習部隊は朝から通しで演習を行っており補給も行っていません!!せめて燃料の補給をお願いします!!」




大佐「黙れ!!貴様みたいなやつらには与える燃料もないわ!!さっさと行って来い!!」




翔鶴「て、提督……ッ!!」 バタン




大佐「全く… ん?まだいたのか貴様…」




提督「ハッ! 見学させていただきました! しかし…よいのですか?艦隊は完全に疲弊していますが…」




大佐「あぁ、あんな奴ら知らん!! 儂の艦隊には軟弱者は必要ない あんなゴミどもいつでも建造できるわ!!」




提督「しかし…」




大佐「お前はまだ少佐か…青いな…艦娘なぞ所詮は兵器だぞ?しかも自立型の…あいつらが勝手に出撃して戦果をあげれば私の汚名返上にもなる!!こいつらを利用しない奴らはただの馬鹿だ!!」




提督「は、ハァ…(なんてこといってんだ…さも自分が王様のようにふるまって…それに…汚名返上?もしかして泊地の無断利用と関係あるのか?)」




提督「と、とりあえず私はこれで、失礼いたします…」




-------------------


side翔鶴



先日、空母の攻撃をうけ大破した私の艦隊、その汚名を晴らすべく今日の演習に臨んだが、皆が必死になりすぎて、個の力で挑んでしまい、あえなく敗北… そして艦隊が疲弊している中 私たちが出された指令が事実上の死亡宣告だった。


唯一幸運だったことは、妹の瑞鶴が今日秘書官だったこと。 うちの秘書官は一日艦隊に離れることで事務の仕事に専念するというのが方針だ。


燃料も無いに等しく、そして私の艦載機も轟沈前提のせいか旧式のものばかり… こうなれば私が殿になってもせめて艦隊の子たちは守らないと…!




妖精「敵発見です!距離2000!」




妖精「敵戦艦3隻!空母2隻!巡洋艦1隻!」




妖精「駄目です! 敵航空部隊の攻撃が激しく制空権が取れません!」




妖精「畜生!燃料もないのにどうやって戦うんですか!」




妖精「護衛タンカー至近弾! これ以上は持ちません!」




た…助け…ザザッ…しょう…ザッ…さ…  ドォン!! ドドドドド!! 




悪夢の時間が 始まった


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所変わり 鎮守府




提督「ハイ、ハイ… じゃあよろしく。」ガチャ




大淀「お疲れ様です。提督 やはりあそこの泊地はアウトでしたか…」




提督「えぇ、 もう黒も黒 ジョ○も匙も投げるほどの黒ですよ…」




大淀「そうですか…ということは先ほどの電話は…」




提督「まぁ、そういうこと…ですね…」



コンコンコン



提督「どうぞー」




青葉「失礼します!司令官!」




提督「ああ、よく来てくれた青葉… 少し、頼まれてくれないか?」




青葉「なんでしょう?」




ゴニョゴニョ…




青葉「はいわかりました!! それぐらいおちゃのこさいさいです!」




提督「頼む。 成功したら間宮さんの程ではないけどアイス作ってやるから」




ガシャーン




赤城「アイス!?」




提督「こら赤城。窓は入室するためのものじゃないぞー」




大淀「相変わらずツッコミがずれてますね…」




青葉(突っ込んだら…負け…かな…)




提督「じゃあすまないが、頼むよ」




青葉「では いってきます!!」




ガチャ バタン




提督「ふぅ…とりあえず赤城。割れた窓直しといてくれ青葉が帰ってきたらアイス皆に作るから… 俺は詰所に行ってくるよ。詰所まで結構あるからしばらく大淀さん 代理をよろしくお願いしますね。」




大淀「了解しました。 ほら赤城さん 片付けましょう…」ガシッ




赤城「一航戦の誇り…こんなところで失うわけには…」ズルズル



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      泊地詰所



憲兵「ハイ…ハイ…確かに承りました…すぐに部下を遣わせます。 それと…これが捜査令状です。」




提督「ありがとうございます… これから長い付き合いになりそうですが、よろしくお願いします…」




憲兵「できることなら長い付き合いにはなりたくないですけどね…(苦笑」




提督「全くです…(溜息」



ジリリリ



憲兵「失礼」




ガチャ モシモシ ハイ… ハイ




憲兵「提督さん あなたの鎮守府から電話です…」




提督「こりゃ失礼…  ハイもしもし…」




大淀「提督ですか? 先ほど瑞鶴さんから連絡がありました…」




提督「何?」




-------------------




ジリリリリリリ



大淀「もしもし」




瑞鶴「は、泊地監視長の方でしょうか? ○○泊地の瑞鶴です!」




瑞鶴「翔鶴姉ぇが… 翔鶴姉ぇが死んじゃう! 助け… きゃ! て、ていと…」プツ ツーツー




大淀「もしもし!もしもし!    電話を切られましたか… クッ…」




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大淀「瑞鶴さんがかなり切羽詰まっていました。 おそらく途中で電話が切られたのもあちらの提督が感づいたからでしょう。」




提督「わかった。今すぐ泊地に直行する! 憲兵さん!今すぐ向かいます!早く車に!」




提督(間に合ってくれよ… 青葉もすでに詰所につく前に泊地に潜りこんだと報告が来ている…)




提督「飛ばしますよぉ!」 ブォーーーーーン





-------------------


時は少しさかのぼり 大佐率いる泊地




瑞鶴「翔鶴姉ぇ 大丈夫かな… あの提督…何しでかすかわからないしなぁ…」




ザワザワ イソゲ! タンカハヤク!



瑞鶴「? 一体何が…  えっ…嘘…嘘よっ… ッ! 翔鶴姉ぇ!」ダダダダ




瑞鶴「翔鶴姉ぇ!翔鶴姉ぇ!」ユサユサ




医務妖精「触るな! こんなに重体なんだ! 少しでも動かせば命に関わる!」




瑞鶴「でも…でもぉ!!」




大佐「なんだ帰ってきたのか」




瑞鶴「提督さん!! 翔鶴姉ぇが!! 翔k」 ドスゥ 翔鶴「グッ…」




大佐「起きろ翔鶴 報告をしろ」




瑞鶴「なっ…」




大佐「黙っていろ 瑞鶴」




翔鶴「我が艦隊及び…カハッ タンカーは轟沈… ハー… 私に搭載できる量の重油しか…ゴフッ…もって帰れませんでした…」




大佐「タンカーの護衛すらできんのか貴様はァ!!」ドゴォ




翔鶴「ガッ…」




大佐「もういい!貴様は営倉に行け 入渠もなしだ… そのまま死ね!」




瑞鶴「ッ!!」タタタタ




バァン




瑞鶴「ハァ…!ハァ…! 駄目!翔鶴姉ぇが死んじゃう! 助けて!誰か…助けて…」ガタガタ




瑞鶴「!? あの時の名刺!? 泊地監視長… これしかない!! 」ガチャ ピッピッピ プルルルル




瑞鶴「あっ!は、泊地監視長の方でしょうか? ○○泊地の瑞鶴です!」




瑞鶴「翔鶴姉ぇが… 翔鶴姉ぇが死んじゃう! 助け… きゃ! て、ていと…」ガチャン!




大佐「貴様…自分が何をしでかしたかわかってるのか…?」



ドスゥ



瑞鶴「ゲホッ…!!」




大佐「まさか姉を助けるために行ったことが通報なんてなぁ… 驚きだよ…ォ!!」



ゴスッ



瑞鶴「ガッ…」




提督「でもな…ここでは俺がルールだ…ここは俺の泊地なんだ 艦娘なぞ出世するための道具にしか過ぎないんだよ!!」




グリグリ



瑞鶴「カッ…アガッ・・・」




大佐「貴様は営倉に行ってもらおう… せめてもの慈悲だ… 姉の最後を看取らせてやろうじゃないか…」




大佐「行くぞ」ズルズル




瑞鶴「グッ…(もう、駄目なのかな…)」




助けて…提督さん…




-------------------



ブォォォォォォォォォ… キキッ!!



ガチャ バタバタ



提督「憲兵の方は執務室の資料を押さえてください! 私は瑞鶴を探します!」




憲兵「了解いたしました! 急ぐぞ!」



バタバタ…



提督「青葉」



シュタッ


青葉「はい司令官 しっかり証拠は押さえときました!」




提督「よくやった 青葉 ビデオを見せてもらってもいいか?」




~視聴中~



提督「こいつぁ真症の屑だね こりゃぁひどい…」




青葉「途中で撮影やめてぶん殴ろうかと…」




提督「ん? 瑞鶴が引きずられて…左側に行ったかな?」




青葉「確か左側は倉庫と工廠があったような…」




提督「とりあえず、向かってみるかね…青葉、悪いがケータイを貸してくれないかい?」




青葉「え?なんでですか?」




提督「ちょっと連絡しとかないとね…大淀に」


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   営倉



翔鶴「ゴホッ… グゥ…」ポタポタ…




瑞鶴「しょ、翔鶴姉ぇ…!! しっかりして!! 翔鶴姉ぇ!!」




翔鶴「ず…瑞…鶴… 居る…の? そこに…」




瑞鶴「いる… いる…よ 翔鶴姉ぇ!」 テヲギュ




瑞鶴(あぁ…翔鶴姉の手がもう冷たい… 誰か… 誰か来ないと… 翔鶴姉が!)




翔鶴「瑞鶴… 聞き…なさい…」




瑞鶴「!い、嫌!翔鶴姉!そんなこと言わないで! お願いだから!」




翔鶴「聞きなさい!」




瑞鶴「!!(ビクッ」




翔鶴「瑞鶴… 何と…しても… 逃げ…なさい… ここは…地獄… なん…としても…」




瑞鶴「ヒグッ…でも…でもぉ!!」




翔鶴「私の…かわ…いい…自慢…の妹… ありが…とう…」




瑞鶴「翔鶴姉ぇ! イヤァァァァァァァァァ!」












<<!? そこかぁぁぁぁぁぁぁぁ!!>>




ズドォン!! パラパラ…



瑞鶴「え… 泊地監視長…さん? なんでここが…」




提督「御託はいい! 翔鶴は! くそ!!なんて傷だ!この状態で蹴られたりしてたのか!! 瑞鶴お前は歩けるか?」




瑞鶴「へ…う…うん…」




提督「急いで医療妖精を! 俺は応急処置するから!!」




瑞鶴「わかった!」




翔鶴「う…」




提督「生きてるか!! とりあえずその確認ができただけでいい。 今は喋るな… 止血と首の固定が先決か… 医療妖精が来るまでの辛抱だ… それまで耐えてくれよ…!!」




提督「あいつみたいな…不幸だけは起こしちゃいけねぇ…なんとしても!」




バタバタバタ バタン!



医療妖精「患者は!?」




提督「こっちです!!」




医療妖精「急げ! 担架!」




ガラガラガラ…




提督「行ったか… 急いであの屑に制裁しないとね…」


バタン!




憲兵「中将殿! おられますか!」




提督「どうした?」




憲兵「容疑者がいません!」




提督「やはり逃げたか… まぁいいや、引き続き書類その他諸々の押収を頼むよ。」




憲兵「逃がすというのですか!」




提督「いーや、俺のカンが正しけりゃもうすぐ…(pipipi)…ほらきた さてさて…あいつら迎えに行きますかねぇ…」




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大淀「提督 お疲れ様です。」




提督「大淀さんよく捕まえてくれた…ありがとう。 いやぁ…包囲網を張るのが間に合って良かった良かった…」




大淀「もう少しで海域から離脱するところでした。 赤城さんの索敵能力のおかげです。」




提督「そうだねぇ…赤城にもアイス、作ってやろうかね…」




提督「で? 気分はどうかね?大佐君?」




大佐「…貴様…チクったのか…!! 少佐如きが調子に乗りやがって…!!」




提督「そういえば紹介がまだだったねぇ… 私は中将。ここ一体の泊地を管理しているものさね… 君を艦娘への暴行及び泊地の無断使用で逮捕させてもらうよ…」




大佐「なっ…まっ、待て!! ここは 上のお方から汚名返上ということで承った泊地だぞ!!そんな馬鹿なことがあるか!!」




提督「何? ここの泊地は今、提督がいない状態になってるはずだが… そのお上の人は誰かわかるか?」




大佐「それは…    」 







ターーーーーーーーーーン 







大佐「…ァ?」 バタッ




提督「!! 敵襲か!? 」バッ









ザザ・・・ ザァ・・・ 




提督「く… 海のほうから…か? 」




提督「クソ… 気配がない… プロの犯行の可能性もあるが… 今の銃弾は… 海のほうからだな… だが…撃つために必要な艦艇が見えない…」




提督「駄目だ… 完全に頭が吹き飛んでやがる… これじゃあ聞くモノもきけねぇよな…」




提督(それにしても…正式に? どういうことだ? そんなら逮捕状なんかそもそも出ないはず… 何か裏があるのか… わからない…)(ウーン





憲兵「中将…どう…いたしますか?」




提督「そうですね… 一応こいつは検死にかけておいてください… 何かわかるかもしれない」




憲兵「ハッ!! では私たちはこれで… 失礼します」




提督「あぁ、ありがとう」



バタム




提督「…大淀さん、すまないが俺は翔鶴が意識が戻るまでここで様子を見ます。 申し訳ないですがしばらく泊地のお留守番、お願いしてもいいですか?」




大淀「了解しました 提督も無理をなさらず…」




提督「あぁ… はい… わかってますよ…」(メソラシ




大淀「それでは私はこれで…」




提督「ふぅ… さて… 残った仕事を処理しますか…」




-------------------







医務室





ガラガラ…





提督「失礼しますよ妖精さん… 翔鶴と瑞鶴は大丈夫ですかね…?」






医療妖精「ああ、提督さん… 瑞鶴は軽傷なんですが… 翔鶴が…」






提督「やはり…あまりよくないんですね?」






医療妖精「ええ… 艤装が大破してる上に、あのドアホのせいで肉体にも結構なダメージがありました… かなり弱ってる状態で…」






提督「そうですか… 残念ながら私は、医療の知識にそこまで詳しくありません… ですから妖精さん… どうか、翔鶴の命を…救ってやってください…」






医療妖精「…」






提督「?? どうかしました?」






医療妖精「いや… あんたみたいな人がウチの泊地の司令官だったらって…ね…」






提督「…」






医療妖精「いや… あー ゴメン… そんなつもりで言った訳じゃなくて… あ、瑞鶴はそっちの部屋にいるから… 見舞いしてあげてよ… 私は翔鶴の所に戻るからさ…」






提督「あ、あぁ… じゃあ、お願いします…」コツコツ…






医療妖精「…」






医療妖精(あの人は…一体何なんだ… 医療知識に疎い? 何の冗談だよ… 応急処置の仕方が完全にプロのそれなんだよなぁ…)






医療妖精(ともかく…この泊地とはおさらばだね あの提督に興味が湧いたよ… あたしはしつこいぜぇ…提督…覚悟しときな!)






提督「!!」(ゾゾゾゾゾゾッ!!






提督「うへぇ… すんげえ寒気が…風邪か? 執務室に帰ったら温かくして寝っかな…」




コツコツコツ…ピタッ





提督「ここ…か?」(コンコン






((!! ど、どうぞ…))






提督「失礼するよ… 体調はどうだい瑞鶴?」






瑞鶴「な、なんだ…提督さんか… 大佐かと思った…」






提督「あぁ… その件に関しては本当に申し訳ない… あんな屑を放置しておいた私たちの責任にある… 本当に…申し訳なかったよ… ごめんな…瑞鶴…」






提督「それとだ… お前の提督…大佐は死んだ… 頭を撃ち抜かれてな…」






瑞鶴「え!? 大佐が!? うそホントに!?」






提督「あぁ… そこで聞きたいのだが… 何か知ってることはないかい? 上司の名前とか…」






瑞鶴「うーん… ゴメン… 私、提督の書類仕事は手伝ってないの… 」






提督「そうか… うーん… 何かお客さんが来なかったかい?」






瑞鶴「あ、うーん… あ、そういえば…」






提督「何か…あるのかい?」






瑞鶴「えっと… 長身の…男の人だったような… あ!眉間から頬にかけて傷があったような…」






提督「傷…傷…かぁ…うーん ま、本営に聞いてみるか…」






提督「まぁそれはおいといて… 本題に入ろう… 瑞鶴…君に聞きたいことがある…」






瑞鶴「な、なに…?」










提督「俺のところに来ないか?」






瑞鶴「え…?」






提督「いや… 別に嫌だったらいいんだが… ただ、このまま司令官という立場を誤解してもらってもらったら困るっていうか…なんというか…ああもう!そんなんじゃないっていうか… ただこんな苦しい思いをして解体はお前も辛いじゃないかな…って思ってな…」






瑞鶴「提督さん…」






提督「い、いや… べ、別に強要してるわけじゃないんだ… 本営に行って解体してもらって、普通に暮らすのもできるし、退職金もかなり多めに出る… だけど、私の鎮守府は君や翔鶴みたいな娘が来る… 役職的にな… だから、どうか私に力を貸してくれないか…! 辛いとは思うが… 頼むこのとうりだ」






瑞鶴「ちょ、ちょっと提督さん…  まだ心の準備というか… 翔鶴姉ぇに聞いてみたいの…」

 





提督「翔鶴に?」






瑞鶴「うん… あの泊地で一番精神的なダメージをうけたのは翔鶴姉ぇだから… 秘書官の時以外、ずっと旗艦でさ… 何人も沈んでるのを間近で見てきてるから…」






提督「瑞鶴…」






瑞鶴「だから私は翔鶴姉ぇの行きたいところに行こうと思うの… 今度は私が翔鶴姉ぇを守らないと!」






提督「そうか… 瑞鶴… お前は優しい子だ…」






提督(本当に… なんでこんな罪のないいい娘が こんな辛い思いしなきゃいけないのかね…)






提督「どんな選択をしたとしても、俺は応援するよ…」






瑞鶴「ありがとう提督さん…」






提督「じゃあ俺は…この泊地の執務室でしばらく常駐してるから、決心がついたら来ておくれ… 」






瑞鶴「わかった…」





ガラガラ… バタム





提督「… 治ってくれるといいんだがな… 翔鶴…」



-------------------



しばらく経ち…





提督「ふぅ… とりあえずここにいる艦娘の意向は聞いたが… やはり解体希望の娘が殆どか… まぁあんだけ暴力振るわれたら当然っちゃあ当然かな…」






提督「書類も終わったことだし…クッキーでも作って瑞鶴とお茶でもすっかねぇ…」






コンコン





提督「はいどうぞー」



ガチャ



医療妖精「失礼するよ提督さん」






提督「おぉ、妖精さん どうした?」





 

医療妖精「翔鶴が目を覚ましたよ… 容態も艦娘にしては長い間静養してたから安定してきているよ… ただね…」






提督「ただ?」






医療妖精「ちょっとトラウマが残ってるかもね… 急にパニックになったりするかも…」






提督「そうか… なぁ妖精さん…翔鶴は…」






医療妖精「ん?」






提督「い、いややっぱり何でもない…」







医療妖精「??まぁいいや とりあえずそこだけは気を付けてねー」






提督「ハイよ… はぁ…お粥かなんか作っていきますか…」





-------------------



医務室前






提督「ふぅ… やっぱ緊張するなあ…」






提督(どういったらいいのか… 気軽に行くと何コイツってなるし… かといって厳かに言ったら… ヤバいな… 胃が…)






瑞鶴「あれ?提督さん?どうしたの?扉の前突っ立って」






提督「!! なんだ瑞鶴か… びっくりした…」






瑞鶴「ちょっとなによー「なんだ」ってー」ブーブー






提督「いやな… 翔鶴に見舞いしようとおもったんだがな… 一人で行くにはいかんせん勇気がいってな…」






瑞鶴「提督さんって…コミュ障?」






提督「そ、そんなこと…ないと…思いたい…」






瑞鶴「ふーん まぁいいや…じゃあ翔鶴姉ぇの所いこ?」






提督「ホントか?すごい助かるよ…」






コンコン






瑞鶴「翔鶴姉ぇ? 入るよ?」






提督「提督だ 入ってもいいか?」






<<は、はい…ど、どうぞ…>>





ガラッ





提督「失礼するよ… 怪我は大丈夫かい?翔鶴?」






翔鶴「い、いえ… だ、大丈夫です…」






提督「そうか… 翔鶴…瑞鶴… 改めて謝罪させてほしい… 本当にすまなかった!!」






翔鶴「そ、そんな… や、やめて! 顔を上げてください! 上官がそんなことで頭を下げてはいけません!」






提督「俺は今、泊地監視長として謝ってるわけじゃないんだ… 大佐と同じく艦娘を指揮するものとして… そして何より私個人として謝ってるんだ… ごめんな…翔鶴… お前をこんな辛い思いをさせて…」






翔鶴「提督… わかりました… その謝罪… 謹んでお受けいたします」






提督「ありがとう… あ、そうだお粥作ってみたんだが… よかったら食べてみてくれ」






翔鶴「あ、ありがとうございます… いただきます…」モグモグ






提督「…」ドキドキ






翔鶴「すごく…温かくて…美味しいです…グスッ」ポロポロ






提督「!! どうした!? もしかしてお粥苦手だったか!?」






翔鶴「い、いや…違うんです… すごく…安心するんです…」






提督「安心?」






翔鶴「私… 今まで食事なんか全く気にせず食べてました… いや気にする余裕がなかったのかもしれません… 朝、隣で一緒にご飯を食べていた娘が夕方になると…海の底に沈んでいたりしましたから… 毎日頭がいっぱいでッ…」






提督「…よく、頑張った」






翔鶴「え?」






提督「よく頑張った…と言ったんだ… 俺には想像つかないほど辛い毎日だったんだな… お前は偉いよ… 他の奴が何と言おうと、俺はお前を認める。だからもう肩の荷を下ろしてもいいんじゃないか? ゆっくりすればいい…」






翔鶴「提督…」






瑞鶴「翔鶴姉ぇ…」ギュ






翔鶴「瑞鶴…ありがとう…」






提督「そして… こんなこと聞くのもなんだが… この後はどうするつもりなんだ? この泊地に残り新任の提督を待つか、退役して生活するか…」






瑞鶴「私に鎮守府に来ないか…でしょ?」クスッ






提督「… まぁそういうことだ…よければ翔鶴… お前の力を貸してほしいんだ…」






翔鶴「…」






提督「まぁ、即断は厳しいだろうから… 明日俺はここの泊地を出る… その時に返事をきこう… ではとりあえず俺は失礼するよ…」






翔鶴「お、お粥美味しかったです… ありがとうございました…」






提督「そっか…口にあって何よりだよ…」ガラガラ バタン






翔鶴「…」






瑞鶴「翔鶴姉ぇ?」






翔鶴「瑞鶴… 今日は…二人でお話しましょ? いろいろあってそんなに話せなかったから…」






瑞鶴「う、うん!!」






-------------------










翌日…




―泊地正門前―





ブロロロロロロロロロロロ・・・




提督「…」






提督「…」時計チラッ






提督「フゥ…  そろそろ行く…か」(ノソノソ…





‹ ちょっと待って―!! すとーーっぷ!! すとーーーーっぷ!!






提督「…ん? ありゃあ…」






医療妖精「フゥ… 何とか間に合った… あーもう疲れたよ… 助手席、失礼するね」(ゴソゴソ






提督「え?ちょ」






医療妖精「あーこっちいても面白くないから、あんたの鎮守府にこれからお世話になるよー よろしくー」(ヒラヒラ






提督「あ、あぁ…」






提督(なーんで妖精さんってのはこんなフリーダムなんだろねぇ…)






医療妖精(妖精だからさ)






提督(コイツ… 脳内に直接…!?)






医療妖精「あ、あと敬語いらないから そこんとこヨロシクー」






提督「ハイよ… あぁ、また胃痛のタネができた気がするぞ…」






提督「それじゃあ行きますか… 妖精さん…」






‹  提督さーーーん!!





提督「ん? あの声は…」






瑞鶴「まってーーーーー!!」






提督「おお!瑞鶴! 来てくれたのか! …って翔鶴は?」






瑞鶴「ハァハァ…翔鶴姉ぇ病み上がりだからちょっと待ってくれない?」






提督「あぁ…いくらでも待つけど… ってことは?」






瑞鶴「うん、提督さんの好意に甘えようかなーって 一緒に提督さんの鎮守府に行ってもいい?」






提督「モチのロンよ。 俺は歓迎するよ」






瑞鶴「これからよろしくね!提督さん! 変なことしたら爆撃するわよ!」






提督「はいはい… さ、大淀さんに連絡しないとな… 今日はパーティだーって」






翔鶴「フゥ… 遅れてすいません提督。 翔鶴型一番艦 翔鶴。 妹ともどもよろしくお願いします!」(ビシッ






提督「あぁ、 よく決心してくれた翔鶴 貴殿の英断に感謝する」(ビシッ






提督「さぁ車に乗ろうか… 早くいかないと大淀さんに叱られちまう」(ガチャ




バタン!   ブロロロロロ




((提督さんってさー さっきの電話の人に頭下げまくってたけど、女の人に消極的なの?)






((こ、こら!瑞鶴!))






((別にそんなタイプじゃ… あっ…でも結構敷かれてるなあ… てゆうか翔鶴、今から敬語禁止ね))






((え、えっ! そんな! 上官に向かって不遜な態度はとれません!))






((上官命令、な。 上官って最高だねぇ 権力使いたい放題で))






((…提督さんは意地悪です…))






((ま、そうゆうことで 頼むよ二人とも みんなと仲良くしてやってくれよ))





ブロロロロロロロロロロロ・・・






――――――第一章 fin to be continued...




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ようやく第一部終わりましたー! うわぁぁぁぁぁぁぁ!! 文才がないよぉぉぉぉぉぉぉ!! こんな作品を第一章まで辛抱強く読んでいただいた皆様 本当に感謝の極みです! 

一度ちょいちょい閑話を入れていこうと思います閑話ネタを急募しています 誰か僕にネタをください(´・ω・`)

さて、第二章の予告!! コメント欄ですごくいいものを見つけたのでそれをパク…参考にさせていただく所存でございまする

「漁師と提督と」 次回もよろしくお願いいたします! 




閑話 科学の力ってすげー(棒読み






提督「あ゛~(ゴキッゴキッ) 書類が多すぎる… 泊地監視長になってからというもの、無暗に媚売って来たり、自分の所の艦娘の体を貢がせようとしたり…あいつらには野心しかないのかい全く…」






赤城「提督 お疲れ様です お茶入れてきました」(コトッ






提督「あぁ、ありがとう赤城 しかし…えらく書類がたまってたな… 栄養ドリンクを三本ほど開けるとは思わなかったよ…」






赤城「広辞苑ほどの分厚さがありましたからね…」






提督「正直事務は苦手でねぇ… できることなら全て焼却場に持っていきたいぐらいだよ」






赤城(半日で書類をほぼ終わらしてる人が言っても全く信憑性がないんですが…)






提督「しかし、やけに兵站についての書類が多かったな… そこまで食糧事情がよくないのか?」






赤城「みたいですね… 大淀さんが本営に問合せていましたが… 定数量は送ってるみたいですよ?」






提督「どこかちょろまかしてるな… まぁそれは後々やるとして… とりあえずこちら側から食糧を送る準備をしないとねぇ…」






赤城「わかりました… あの… ご飯は…」






提督「まぁ… そういうことだ…しばらく控えめで頼むよ…」






赤城「(白目)」






提督「(とはいえこういう状況が続けば士気は大きく下がるなぁ… 何とかしなければ…)」






提督「うーん…困ったときの妖精さん頼みだ… ダメ元だが妖精さんに頼んでみるかね…」(ガチャ







――工廠――




提督「じゃまするよー」






建造妖精s「テイトクサーン ドモドモ ナニシニキタデス?」






提督「妖精さん…ちょーっと頼まれてくれないか?」






建造妖精s「ガッテン オフネツクルデス?」






提督「いや… 今回は違うんだが… あのだな…」(ゴニョゴニョ






建造妖精s「エー マサカ… ハジメテヤルカラ ヒンシツハホショウデキネー」






提督「ああ、とりあえずの形で大丈夫だ… そうだね…報酬はそれでできるものでどうだろう?」






建造妖精s「おい、お前ら聞いたか?」






提督「ん…?」






建造妖精s「どうやら本気を出すときが来たようやな…」






提督「えっ…?妖精さん…?」







建造妖精s「Когда я сделал, чтобы Вы испытали нашу власть, я в беде」






提督「えっ?えっ?」






建造妖精s「Gut! Wollen wir es sofort beenden!」






建造妖精s「「「「Ураааааааа!!」」」」






提督「うん…とりあえず任せたよ…妖精さん… 医療妖精に胃薬もらってこよっと…」(フラフラ









―――それからしばらく






提督「ふむふむ…異動願いか… これは承認して…」





赤城「提督!!」(バァン






提督「なんだなんだ赤城…ドアはゆっくり開けろといってるだろう」






赤城「す、すいません… そ、それより! 裏手の山が!! 一面農場と畑に!!」






提督「そうか…いくらなんでもはやすぎないか…妖精さん…」






赤城「ど、どういうことです?」






提督「実はな…この前頼んでおいたんだよ… 妖精さんに… そしたら口調が変わって…うっ頭が…」






赤城「まぁ…なんというか…そこは気にしてはいけないと思います…ハイ…」






提督「そうだな…とりあえず妖精さんを呼んできてくれ…」






赤城「わ、わかりました…」(ガチャ…バタン






提督「フゥ…」






提督「妖精さんって…なんなんだろうか…」






この後めちゃくちゃアイス作った




――――――――




施設 農場と畑ができました 食糧の安定供給が可能になりました




――――――――  完






――――――――――――――――――――――――――――



ということで畑を作りました。 え?展開が急? SSだからねしょうがないね(ゲス顔

突然ですが艦娘の異動、新規建造のお話を入れようと思います。 この娘入れろやボケェとかご意見があるならコメント欄にどうぞ!出します(多分




閑話 艦娘紹介第11駆逐隊







―泊地正門前―



テクテクテク… ザッ



吹雪「ここ…かぁ…」






吹雪(私は特Ⅰ型駆逐艦の1番艦の吹雪。いたって普通の駆逐艦。前の泊地の母港の縮小案…いわゆるリストラされて…たまたま拾ってくれたのがこの泊地…結果を残して頑張らないと!)






吹雪「そういえば他にも移籍してくる艦娘も居るってきいてたけど…どこにいるんだろ…というか執務室どこだろ…」(キョロキョロ






??「ん?…吹雪??…吹雪じゃない!」






吹雪「え? む、叢雲ちゃん!? わー!久しぶりー! 元気だった?」






叢雲「ん。まぁまぁってところよ。江田島の兵学校以来かしら? で、なんであんたはここにいるワケ?」






吹雪「い、いやぁ… 実は前の泊地、リストラになっちゃって…」






叢雲「…そうなの…」






吹雪「そ、そういえば叢雲ちゃんはなんでここに?」






叢雲「前の泊地の司令官がセクハラばっかりしてくるから、砲撃したらここに飛ばされたのよ…あぁ思い出しただけでも腹が立つわ…おかげで問題児扱いで書類がここにきてるし…最悪よホント」






吹雪「あ、アハハ…叢雲ちゃん…かわってないね…」(そういえば叢雲ちゃん江田島の兵学校でもおんなじことしてたなぁ…ホント変わってないよ…)






叢雲「それより…そろそろ行かないとまずいんじゃないの? 初日遅刻で目をつけられるなんて嫌よ、私」






吹雪「そ、そうだった!ねぇ叢雲ちゃん!執務室ってどこか知ってる?」






叢雲「アンタ知らずにどうやって行こうとしたのよ…」(ジトー






叢雲「こういうのは下準備が大事なのよ!私は前日に受付の人から見取り図もらってきてるのよ!」






提督「ほうほう それは偉いなぁ」






叢雲「当然よ!私を誰だと思ってる…の?」(クルッ






提督「君たちが吹雪…と叢雲かい?」(サギョウギアーンドタオルネジネジ






吹雪「」






叢雲「」






提督「ん?おーい…大丈夫かい?」(フリフリ






「「ハッ!?」」






吹雪(な、なにこの人!?なんで泊地に農夫さんが!? これ完全にドラ○ンボールの戦闘力5の人だよねこれ!?)






叢雲(なんで将校の服着てないのよ… お、落ち着きなさい叢雲…ここで取り乱したらまた問題児の烙印が…)(プルプル






提督「やっぱりそんなに変かい?この服?」






吹雪「て、提督さん…ですよね?」






提督「そうだよ…やーっぱりそういう反応だよねぇ… さっきの二人にも同じ反応されたよ…」






吹雪「そりゃあ誰だってわかりませんよ!って二人?」






提督「あぁ、君たちの到着前に二人…もうすでに到着しているよ…ホラあそこ…」(クルッ






初雪「吹雪…おひさ…」






白雪「あれ?もしかして吹雪姉さんですか?」






吹雪「白雪ちゃん!初雪ちゃん!」






提督「ちょうど4人とも都合が合ってな…こうやって4人無事にスカウトできた。どうせ着任するなら姉妹艦のほうがいいだろ?」






吹雪「ま…またこのメンバーで出撃できるなんて思わなかった… みんなよろしく!」






吹雪(またこのメンバーでできるなんて… 私この提督に一生ついていきます!)






初雪(とか…思ってるよね…ぶっきーって…チョロイ…)






叢雲「ままままあ?私は最初から提督ってわかっていたしぃ?(震え声」






白雪「叢雲ちゃん?声、震えてますよ?」(クスクス






提督「では全員そろったところで…提督だこれからよろしく頼むよみんな」






提督「さーて今日は宴会だ!腕によりをかけて飯つくるから…楽しみにしとけよ!」(ポン






提督「ん?」(クルッ






大淀「フフ…」(ニッコリ






提督「お、大淀さん…どうかしたんですかい? そんなおっかない顔して…」






大淀「提督?私着替えろって…言いましたよね?なんで着替えてないんですか?そんなんじゃいつまでたっても威厳が付きませんよ?(ニッコリ」






提督「いや…ね?ホラ何と言いますか…あのーですね…」(アタフタアタフタ






大淀「そういえば提督…10cm高角砲の砲架用ができたんです…試射してもよろしいでしょうか?」(満面の笑み






提督「ハハハ…大淀さんも冗談がうまくなって…てアレ?ドンドン引っ張られていく!?」(顔面蒼白





(((いきますよー提督ー!!)))






(((ハッハッハ…大淀さん?エイプリルフールはとっくにすぎて…あぶないいいいいいいい顔掠った!!顔掠ったからあああああああ!!)))






「「「「…」」」」






吹雪(転属願い…まだ間に合うかな…)






この後めちゃくちゃ誤解を解いた






閑話 鬼教官?練習巡洋艦 香取




閑話 鬼教官 香取



――執務室――




提督「ふむ…」(ペラペラペラ…






木曽「なんだ提督?浮かない顔して…」






提督「いやね… 今日江田島の兵学校から新しい艦が来るって聞いたんだけどねぇ…」






木曽「あぁ、実習終わりの生徒がこっちにくるのか? いいことじゃないか!なんでそんな溜息ついてるんだ?お前らしくもない」






提督「あ、あぁ…まぁそうなんだけどねぇ…」






木曽「煮え切らないな。まぁいい…新規着任のお祝いの用意してくる」(ガチャ バタン




パラパラ…




提督「ハァ… 香取教官…何でまたうちの泊地なんかに…(胃薬ザラー」






―――新艦娘が泊地に着任しました―――



食堂前



吹雪「一体どんな艦娘なんでしょう! 楽しみですね!司令官!」






提督「あぁ…そうだ…ですね」(アオザメタカオ






コンコンコン






提督「ど、どうぞ…」






香取「しつれいいt…」艦娘「「「新規着任、おめでとーー!」」」(クラッカーパーン






香取「…」






ワイノワイノガヤガヤ






提督「ぐぉぉ…」(胃痛






香取「まぁ…みなさん…盛大に祝っていただいてありがとうございます…練習巡洋艦の香取です…今後お見知りおきを…」






提督「(あれ?怒ってない?)あ、あの…教官…」






香取「あら…提督君…お久し振りね… もう10年ぶり…ですね…」






提督「え、えぇ…そうですね… あの時は若かった…」






香取「ふふ…私が進水してから一番初めの生徒でしたから…あの時の私も幼かった…ふふ…懐かしい話ですね…」






香取「所で提督君?先ほど私のほうを見て胃を抑えていたけど…どういうことかしら?ゆっくり話をきかせてもらいたいわ(ニッコリ」






提督「へ!?いや…それは…ですね…」






香取「ふふ…あとで砂浜20㎞ダッシュね…少し過去を振り返るのもいいんじゃないかしら?」






提督「(絶望)」






金剛「Hey!!香取!!こっちで親睦会やるネー!!ついてきてくだサーイ!! follow me!」






香取「ふふ…では提督…またあとで…」






提督「あっ… ハァ…ジャージに着替えておきますか…(トボトボ」






香取(そうね…あの頃とは…違うものね…そんなに肩肘張らなくてもいいのよ…ね)






香取(それを教えてくれたのは…提督君…あなただから…)






香取(今度は私が恩返しする番…この艦隊を鍛えあげなくちゃ…ね…)






フフ…血が滾るわ…(どSの笑み)






oh…香取?目がすんごく怖いヨー…





――――――――――――


ども皆さんうぷ主です いきなりイベント報酬艦を出すのはちょっとどうなん?って感じだったんですけど

香取さんめちゃくちゃタイプだったので出してみました…ごめんなちい

もしイメージ崩れるやろボケぇ!とかまだとってないからやみちくり~って人はコメントにお願いします

一度この閑話を消すなどの処置をとりますので何卒ご勘弁を…


追記E-5甲 2/8 am 01:37 クリアしました やったぜ。 


――――――――――――



2章 漁師と提督と








プロローグ






side矢矧




降りしきる雨 私は雨が好きだ…心が落ち着くと言ったらいいのだろうか…






あぁもう季節も夏になるのかと一人ポツリ呟く。返事してくれるものはだれもいない。唯一の話し相手と言えば艤装の下で雨宿りしている鷗ぐらいだろう。





あぁ、どうしてこんな目にあったのだろう…またも一人でポツリポツリと言葉が零れ落ちる。






もうわからない…今私が何をすべきなのか…おそらく私は今笑みを浮かべている。傍から見たら気が触れたとしか思われないだろう。だが私はそれでも構わない。少しでも押し寄せる責任から逃れたかったのか。それとも本当に気が触れたのか。それさえもわからない。






あてもなく私は舵を取る。行先なんか決めていない。帰るなんて選択肢などない。ただただ三途の川に向かう罪人のごとく果てもない海を航行しているだけだ。






刹那 海面が割れる 歪な形をした鉄の塊がにゅっと顔を出した。魚雷か。瞬時にそれが何かを把握した。脳では理解しているのだが、体が杭を打ち付けられたように動かない。






視界一面が山吹色に染まる。疲労がピークに達していたのか、もはやその光でさえ心地よく感じてしまう。私は本能のままに意識を投げた。







――――――――――




side漁師



私は漁師。どこにでもいる普通…そう普通の漁師だ。元々佐伯のほうで農夫をしていた農家の四男坊である。






今から十数年ほど前、軍から開拓民の募集があった。なんでも新しく奪還した土地に畑を耕し、そこを補給地点にする算段だったのだろう。今となってはちゃんちゃら可笑しい話ではあった。






前述に述べたとうり私は農家の四男坊、どう考えても農家のほうは継げない。ならばいっそのこと、そう思った私は、開拓民へと志願した。





最初にここにたどり着いたとき、思わず天を仰いだ。そう何もないのである。いや、予測はしていたがまさかここまでとは思ってもみなかった。おそらく私の見通しがはるかに甘かったのか。






悩んでいては埒が明かない。そう思った私たちは鍬を持った。






と、そういった思い出ももう色あせてしまうぐらい年月は経ってしまった。今私の近くに残っているのは私の家と放置された泊地、あとは水平線まで伸びている海だけだ。






こんなに綺麗な海なのにどうして帰れないのだろう。いつも私が思うことだ。泊地の提督が放任してからここ一帯の海域は制海権を失った。おかげで輸送船すら出せない状態にある。






放任したと知った開拓民たちは口々に、もう内地には帰れないのかと嘆き悲しんだ。私はその悲しみを紛らわすかの如く、近海で漁を行った。海の色はまるで私の心を表すように、青く、そして黒かった。






家に帰ってくると、とんでもない光景を目にした。回りの民家一帯が消えていた。文字どうり、消えていたのだ。混乱したままの頭を抱え蹲った。私はどうすればいいのか。ひたすらに。ただ漠然と。






気が付くと私は海の方向に向かって歩き出していた。導かれるように、自然と前に前に。






海まで来た。しかし私は止まらない。あぁここで死のうか。そういう思いで私は水中を歩き出す。まだ夏なだけあって水温はぬるま湯のように私の体に安堵感をもたらしてくれた。依然歩みは止まらない。






ふと横を見ると、黒い物体が浮かび上がっていた。奇妙だと思い、思わず手に取る。髪。髪だ。人か。そう思うよりも早く私は人間を抱え、浜辺まで戻ったのであった。




―――――――――


side矢矧



私が漁師に救われてから一月経った。何とか体調も元どうりに戻り、私は彼の漁師の仕事を手伝いながら居候させてもらっている。





何にも追われることもなく過ごす毎日を、私は無為に過ごす。静か。そう静かなのだ。今までの生活と真反対の生活を送っている。時々今が戦時中なのか疑わしく思えるほどに海は凪いでいた。





しかし、私の艦娘としての本能も叫ぶ。私を使えと。理想と本能の間隙に私の心がある、むずがゆい毎日を過ごしていた。





ウウウウウウウウウゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥウウウウウウウウウ





昔、聞きなれたサイレン音が鳴り響く。ここで聞くのは初めてだろう。私は彼のいる砂浜まで駆けていった。





――――――――


side漁師




漁師「な、なんだ…なにが起こってる?」






泊地のある真西の方向から危険を知らせるサイレン音が鳴る。今までそんなことは一切なかった。ふと脳裏に砲撃音が鳴り響く。空っぽの脳内に鐘のように反芻される。






水平線の向こうから黒い、異質な物体が姿を現す。非常にグロテスクだ。これが敵。敵なのか。






足が震える。しかし殺らねば。殺らねば殺られる。弱肉強食とはよく言ったものだ。私は現れた外敵を殺すべく小型の船を出した。






敵との距離はおおよそ2000といったところか。私は来るべき決戦に備え、震える手で銛を持つ。距離が縮まる。照準は合った。私は大きく振りかぶった。






ズドォォォォォォォン!!






轟音鳴り響いた直後、船体が大きく傾く。着弾したのか。舵を含む艦尾が大きく削られる。辛うじて投げた銛は相手の装甲にはじき返された。私の脳裏に死という絶望的な言葉が一面に埋め尽くされる。やはりだめか。半分諦めに入ったその時だった。






「やぁぁあぁぁぁあぁぁぁ!!」






ズドン!!ドンドンドン!!






敵の装甲から爆炎が上がる。私の視界には力の限りに叫ぶ、黒いポニーテールを揺らす一人の戦乙女が見えた。彼女の黒い瞳は殺意というどす黒い感情に染まっていた。






「やは…ぎ…」





私の喉から辛うじて絞り出た声は、爆音で掻き消された。



―――――

――――

―――

――









私が目を覚ましたのは恐らく次の日の朝だろう。知らずのうちに体が疲弊していたか…まぁそんなことはどうでもいい、朝の光を拝めるだけでも儲けものだ。



矢矧はあたりにいない。畑に行ってるのだろうか。昨日のこともしっかりと聞かないとなぁ、そんなことを考えながらドアを開けた。



「きゃっ!!」



聞きなれない女子の声。矢矧の声はもう少し低いか。辺りを見渡すがそれらしき人影が見えない。とりあえず360°回転してみる。



「司令官!下です!」



下?見下げてみると、小学生のようなナリの、小さな女の子が敬礼をしながら微動だにせず、こちらを一点に見つめていた。



「駆逐艦、朝潮です! よろしくお願いします!司令官!」



そう彼女は自己紹介を済ませた。ってちょっと待て、司令官?俺が?私は一介の漁師、ただの民間人だ。階級や役職などで呼ばれたことは、ごっこ遊びに夢中になっていた童子の時以来である。それくらい私とは縁のない役職だった。背中がむず痒い。



「俺が…司令官? 嬢ちゃん誰かと間違えてないかい?」



「いえ、そんなことはありません。矢矧さんがこの前で待っておけと指示されました。」



矢矧…君は一体何を考えてるんだ…俺はそんなタマじゃない。結局は化け物一匹倒せない、矮小な人間だ。そんな男が司令官なぞ勤まることできるはず、ない。



「と、とりあえず矢矧の場所に行ってみるか…。 えー朝潮…ちゃん?申し訳ないけど矢矧のところまで案内してくれない?」



「わかりました。では行きましょう!」



そういって彼女は赤レンガで作られた、放置された泊地の建物と足を運ぶのであった。




―――――



今までに私はこの建物に入ったことはない。確かに雨風を凌げる丈夫な家に関しては物凄く魅力を感じる。しかしこの泊地は軍のものだ。たとえ誰も居なくても、いきなり軍の関係者が押しかけてきて銃殺…なんてことになったら目も当てられない。そう思うと何となく腰が引けるものだ。



しかし今回は艦娘という、いわば軍人さんを連れてきているわけだ。いきなり銃殺…なんてことにはならない…と思う。



「しかし…大きいな…改めてみると…」



赤レンガ造りの建物を見て思わずポツリとつぶやく。上を見すぎたせいか、首が痛くなってきた。



「司令官は執務室に入られたことはないのですか?」



「そりゃあ、普通の漁師だから…そんなおおそれた部屋、生まれてこの方一度も入ったことないよ。」



おかげ様で今、足が生まれたての小鹿のように震えている。足がしびれてきた。痛い。



「あ、ここが執務室です。どうぞ、司令官。」



同じ島にあるとは思えないぐらい、大きくて立派な…桐?欅?わからないが黒茶に塗られた扉。ドアの取っ手にある真鍮の錆が、ここに放置されていた年数をわずかに物語っている。



足が竦む。同じぐらいの背丈ほどの扉が、なぜか2倍3倍にも大きく見えた。



ガチャ



「んひっ!?」



変な声が出た。横を振り返ると顔は全く同じだが、わずかに顔が紅潮している朝潮。笑っているのだろう。内心で。今の私なら、地球の裏側まで穴を掘って、そこに一生暮らせるだろう。要するに死ぬほど恥ずかしかったのである。死にたい。



「遅かったわね…○○…いや、提督…」



目の前にはドアを開けた矢矧が立っていた。服は一体どこから調達したのだろう。そんなことはどうでもいい。至極どうでもいいものである。



それよりこの提督よびである。先ほどからサムイボが止まらない。慣れてないとここまで反応するものなのか。



「矢矧…面白い冗談だな…おかげで物凄いサムイボが出てる。やめてくれ、そういった冗談は…」



とりあえず牽制を入れておく。こうでもしないと脳のキャパシティが限界を迎える。まぁ、矢矧の目は本気だ。こうなれば矢矧は退かない。この生活で覚えた、矢矧の特徴みたいなものである。



「いえ…冗談…ではないわ…そうであってほしいものだけどね…」



「提督…あなたにはこの矢矧、朝潮の2杯の艦の指示をしてもらうわ…」



改めて、今起こっていることは、劇などではない、現実なのだと叩き付けられた。




―――――――――――



―所変わり泊地監視長の泊地―




「遣独艦の受け入れぇ?大淀さん、ホントですか?」



「えぇ、なんでも独逸からの支援艦隊がここあたりの海域で苦戦してるとのことで…」



なんでまたこんな時期に…心の中で少し悪態をつきつつ、資料に目を追いやる。どうも戦艦1杯、重巡洋艦1杯、駆逐艦2杯、あと輸送船2杯らしい。



ここ付近の海域は戦艦や重巡が多く発生する海域で、戦艦1杯は少し頼りない。ましてや輸送船のような護衛対象がいるなら、なおさらここ周辺の海域は突破不可能だろう。



「なんでまーた俺が…一番近いこの泊地…そういえばこの泊地、提督が失踪したんだったか。」



「えぇ…3年ほど前に音信不通になって…それ以来全く…ですね。」



「ならここが一番近くなる…ハァ…まだそんなに戦力足りてないんだがなぁ…錬度は教官のおかげもあってかなり高くはなってるんだけども…」



「元帥は任務完遂の際は独逸艦を私たちの艦隊に編入してもよいとのことらしいです。」



「えっ?ホントに?こういうのって元帥の直属になったりしないんですか?」



「あれ?提督知らないんですか?あなたもう海外の泊地は全て、あなたの配下ですよ?」



「ウソだろ…」



恐らく丸投げされてるのだろう。こういうのは決まって中間のものが一番損をするのが定石。また貧乏くじを引いてしまったのか。ついてない。肩を落としながら編成を考える。



相手は戦艦や重巡を主軸にした水上部隊だろう。ならば先手を取る、また遣独艦を探すということを踏まえ、赤城、瑞鶴、翔鶴を踏まえた機動部隊で行こう。



「よし、旗艦金剛。空母翔鶴、瑞鶴、赤城を踏まえた航空戦隊、それと重雷装巡洋艦になった木曽。輸送船の護衛のために吹雪…この編成で行こう。大淀さんこの六人の招集を。」



「了解いたしました。」



「あと大淀さん。俺が直接指揮とりますから本営の仕事、申し訳ないが…」



「あぁ、大丈夫ですよ。いちいち謝らないでください。横須賀からの付き合いじゃないですか。」



「すみません…ホントに…香取教官にも頼んでおきますんで…」



「了解しました。」



バタン



ふと周辺海域の情報を見る。どうも気にかかる。確かに重巡や戦艦などの出没は増えてきている。しかしなぜだろうか、駆逐艦や軽巡洋艦といった小型の艦艇は全く見えなくなったのだ。



「それもこの無人の泊地から…それより北の海域はうじゃうじゃ出てる…」



やはり何か…ある。一抹の不安を残し、提督は執務室を出た。



―――――――――



高速艇「はやぶさ」 臨時執務室内




<<ヘイ提督ゥ!! 視認での敵艦船は確認出来まセーン!!>>



<<同じく偵察機での確認もできません>>



「わかった。引き続き警戒を怠らないでくれよ。」



<<了解ネー!! 了解しました。>>



プツッ



「ふぅ…」



さてどうしたものか。現在敵は見つからない。今現在、この海域に来る前に、敵の水雷戦隊に遭遇。戦力差は圧倒的なので苦戦することもなかったが、どうやら相手の軽巡洋艦の苦し紛れの魚雷が、翔鶴のスクリューに掠ったせいでどうも調子がおかしい。ならば放置されてる泊地を使って、軽く入渠と補給をするとしよう。



<<どうして瑞鶴に向かっていた魚雷が90°旋回してくるのかしら…うぅ…>>



どうやら彼女も思うところはあるだろうし、あんまりこのことを話題に出すのはよしてあげよう。



「金剛。目的地を変更。直接その海域にはいかず、その付近にある放置された泊地で休養をとるぞ。いいかい?」



<<OK!! 皆サン進路を10時の方向に変えて下サーイ!!>>



金剛が意外にしっかりと旗艦を務めてくれるおかげで、こちらの指示がはっきりと艦隊に伝わる。



年の功だって?よろしい英国産ポンポン砲の的になってもらおうか。



ともかくだ。索敵でも敵が引っかからないのはおかしい。普通ははぐれの敵が1隻や2隻はいるはず。独逸の艦隊のせいか?うーんそれにしては艦隊が見えないが…まぁとりあえず入渠急がせて…



そんなことを考えてる間にどうやらついたらしい。ここの資材の量の確認をせねば。



船を降り、その足で荒廃してるであろうドックへと足を運んだ。




~工廠~



「やっぱり大分古い泊地みたいだね…そこらに96艦載機や複葉機の残骸が落ちてる…」



持ち上げる翼には埃が被って、長い年月使われていないことを表していた。中には古すぎて判別のつかないものまである。



「しかし…こう乱雑に置かれちゃ、浮かばれねぇもんだよな…」



ポツリとつぶやく声、思わず声に出てしまったか。前の仕事の影響でどうも独り言が多い。そろそろ前職とは縁を切りたいものだ。



そう思い修繕用の工具箱を漁る。やはり奥もかなりの埃が溜まっており、床が鼠色になっている。どうも埃っぽいところは苦手なので、素早くとってここを出る算段を立てていた。



ガサガサッ…



どうやら散らばっていた書類を蹴り上げてしまったらしい。しかし特に気にすることもない。新任が来るまでどうせここは使われない。そう思いながら工具箱を乱雑に取り工廠を後にした。



彼は知らない。この蹴り上げた書類がいかに重要な役割を担っていたかを…



<極秘書類>



…の使用及び…に対する…



総責任者及び代表 前元帥○○




???「アッタ… ケサナイト… ハヤク…」



シボッ!!  パチパチ…




――――――――




ドック



翔鶴「やっ…んぅ…提督…」



提督「…」



翔鶴「そ、そこは…あの…敏感なんで優しくやっていただけると…」



提督「あ、ああすまないね。これでいいかい?」



翔鶴「んぅ…」



提督「あまり変な声は出さないでくれるかい…誤解される…」



翔鶴「ですが…ハァ…ン」モジモジ



提督(無心)



ダダダダダダダダ…バタン!!



瑞鶴「ししししししししれいかんさんなにやってるんですかああああああ!!」



カチャカチャ



提督「…見てのとうり…整備だ…スクリューの…」



翔鶴「ふっ…あっ…ン…!」(モジモジ



吹雪「 」



提督「まさかこんなに艤装とリンク…もとい敏感だと思わなかった…やり方変えるかな…」



吹雪「…なんか…すいません…司令官さん…」



提督「いいんだ…慣れてる…慣れてるから…横須賀の時もこんなやついたから…」



吹雪「そ、そうなんですか…?」



吹雪(提督の目がどんどん死んだ魚みたいな目になってる…これ以上掘り返したら駄目なパターンってやつなのかな…)



吹雪「そ、それじゃ私、妖精さんと話してきます!すいませんお邪魔しました!」(ピュー



提督「ハァ…凄く疲れる…なんでだろ…ハハ…」(カチャカチャカチャ



提督「うっし終わり!おい翔鶴起きろー」(ペチペチ



翔鶴「へ…?はひ…」(ポヤー



提督(どうしてこうなった…)



提督「と、とりあえず出撃準備ができ次第出撃ゲートに集合な。とりあえず落ち着いたら来なさい。」



翔鶴「ふぁい…」





提督(あいつを思い出すな…ホントに…もうね…)




―――――――――――




side矢矧



…どうやら来客はまた出撃してしまったらしい。一瞬、この鎮守府を使っていることがバレたかとヒヤリとしたが、どうやらここの調査できたわけではなかったようだ。



「ふぅ…」



先ほど来ていた提督が座っていたソファに腰掛ける。ギシギシと音を立てるが決して私の体重が重いから鳴っているものではないと思いたい。



しかしなぜ今更こんな辺鄙なところに来たのだろう?もはや大本営から除隊処分受け、言わば幽霊のような存在の私に、今の情勢などわかるはずもない。今はただ、この紙一重の平和を味わおう。



ウウウウウウウウウウウゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥウウウウウウウウウ…



しかし今日はよく警報が鳴る…今日で三回目だ。いっそのこと艤装を付けたまま過ごそうか。そんなことを思いながら、私は出撃用のゲートへと足を進めた。



――――――――――――



side提督



まさかこの泊地の近くに独逸艦が来てるとは夢にも思わなかった。



どうやら運はこちら側に向いてきているみたいだ。思わず口角が吊り上がる。



「全艦!ここが踏ん張りどころだ!!耐えてくれよ!!」



<<了解!!>>



提督はこのように後方で戦況を見つめることしかできないのが、辛いところだ。どうも人に任せるってのは性に合わないみたいだ。背中がムズムズする。



<<あなたがこの艦隊の提督かしら?>>



聞き覚えのない声。どうやら独逸艦の旗艦から無線のようだ。



「いかにも。この艦隊を指揮している提督だ。独逸語のほうがいいかね?」



<<いえ、心配ご無用よ。日本語は一通り覚えてきたわ。>>



<<私は遣東洋艦隊旗艦のビスマルクよ。無線から失礼するわ。>>



「かまわないよ。それよりそちらの被害の状況を教えてほしい。」



<<輸送船が2隻大破しているわ。途中で空母に狙い撃ちされてね…>>



「わかった。ならばビスマルク達は私の船の後ろまで下がりなさい。輸送船がいる中でよく頑張ってくれた。後はウチの艦隊の奴らに任せなさい。」



<<了解。マックス!レーベ!オイゲン!一旦後方に下がるわよ!>>



「よし。吹雪!赤城!翔鶴!瑞鶴!対空戦頼むぞ!!」



<<いきます!!当たってください!!>>



<<第一次攻撃隊!全機発艦!>>



<<直援隊も攻撃隊の援護に回って!>>



<<攻撃隊!!全機、発艦しちゃって―!!>>



「翔鶴!顔が紅いぞ!何やってんの!」



<<想い出さないようにしてるんです!!静かにしてください!!>>



「アッハイ」



ヴゥゥゥゥゥゥン…



バババババババ!!



烈風妖精「ヒャッハーーーー!!」バババッバババ



敵艦載機「アバ――――――!!」ドドドドドドド



<<敵艦載機どんどん落ちていきます!制空権はほぼ手中にあります!!>>



「よし!!いいぞ!!その調子で航空隊は制空権の維持を頼む!! 木曽!!」



「弱すぎるッ!!」(CV大塚明夫風



ロ級「ピャーーーーーー!!」(轟沈



<<1隻沈めた!敵の陣形が崩れて来たぞ!>>



「よし!そのまま押しこめ!相手に陣形を立て直す暇も与えるな!」



<<了解!!>>



敵の断末魔が聞こえる。燃える深海棲艦。どんどん敵を殲滅する。思わず溜息が漏れる。しかし慢心はできない。



「相手の骸すら塵に変えてしまえ…二度とこの海域に来ることの無いようにな…」



ボソリとつぶやかれた声はあまりにも小さくて、インカムには拾われることはなかった。



――――――




<<これで…finishネ!!>>



ル級「ヴォオオオオオオ!!」



金剛の主砲から轟音が鳴り響くとともに、敵の旗艦である戦艦ル級の体が吹き飛ぶ。何千、何万回と見てきたことだが、未だに慣れることはない。



「皆、よく頑張ってくれた。当作戦は無事成功したと言えるだろう。今日は放置された泊地で仮眠を取り次の早朝にこの海域から離脱する。だが、最後まで気を抜くな。敵が少ないとはいえ、ここの海域は完全には制圧されてはいない。どこに奴らの巣があるかわからんからな。」



<<了解!!>>



船室にある、お世辞にも柔らかいとは言えないベットに腰掛け、今後のことについて考える。本来なら次の海域の攻略やら資源の調達方法など考えるのだが、どうも緊張していたため、自然と体が疲弊するみたいだ。



漠然と特に具体的に決めるわけでもない。言うなればボーっとしているのだ。



もうすぐ日が沈む。嗚呼、とてもきれいな夕焼けだ。赤く赤く、海の水平線まで赤色に染め上げてしまう程の赤。私は吸い込まれるかのようにその景色を見ていた。



その時だった。



<<敵影発見!!>>



「何!?」



飛び起きて状況を確認する。赤い夕陽にポツリポツリと黒い影。敵影か。



「弾薬装填急げ!!おそらく敵だ!!警戒を緩めるな!!」



数は…およそ5か6…



「金剛!!弾薬はどれくらいある!!」



<<かなり少ないネー ル級との殴り合いでかなり消費しちゃったカラ…>>



「むぅ…厳しいな…」



幾ら戦力が揃っていようと弾を撃てなきゃ敵を倒すことはできない。どうする…最悪の事態が頭をよぎる。



「全艦!!戦闘海域から全力で脱出する!!幸い大型の艦艇は見えない!!木曽!!吹雪!!魚雷をばら撒け!!せめての時間稼ぎだ!!」



<<わかりました!!>>



<<任せろ!!>>



バシュッバッシュバシュン!!



「最大戦速!!急ぎ離脱する!!」



<<了解!!>>



司令官用の高速艇もスピードをMAXに持っていく。トルク部分が軋み、悲鳴を上げる。ドンドンスピードが上がっていく。それにつれて私の鼓動もトルクのように軋みを上げ始める。



せめて、元の作戦である独逸艦は逃さなければいけない。あらかじめ輸送船の物資と妖精さんはこちらに積んでいるため、大破した輸送船にスピードに合わせなくて済む。



何としても被害を最小限にするため頭をフル回転させる。とりあえずあの空になった泊地に逃げ込もう。朽ちてはいたものの、入渠ドックやらは健在。防衛機能も十分生きているだろう、そう考えた私は舵を回した。



<<キャァ!?>>



「!?吹雪!!大丈夫か!?」



<<大丈夫です!!艤装に掠っただけですから!!>>



「そ、そうか…」



(このままではジリ貧…どうする…どうするッ!!)



<<提督!!7時の方向から何か来ます!!>>



「何!?挟み撃ち!?て、敵か!?」



<<わかりません!!味方の信号旗はありません!!しかし深海棲艦のような形状ではないみたいです!>>



「くっ…南無三!!横を突っ切るぞ!!」



<<7時の方向より雷跡7!!>>



「くっ…」



もはやこれまでと、腹を決めるものの魚雷は私たちの横を通り抜ける。一瞬相手側のミスかと思われたが、どうやらそうでもないらしい。



<<敵に魚雷が命中!!駆逐艦3隻撃沈です!!>>



どうやら味方らしい。助かった。すれ違いざまに礼を言わねば。



「こちら泊地の監視長を任せられてる提督だ。支援、非常に感謝する。」



<<…>>



返事はない。


<<…貴様…今泊地監視長と?>>



「ああ。無線から失礼する。」



<<今まで…この島を見向きもしなかったはずなのに…何をいまさら…>>



「ん?確かにあそこはしばらく放置されていた筈だったが…無人というわけではなかったのか?」



<<…ふん…貴様と話すことはない。通信を終了する。>>



「あっ、ちょっと…」



答えとして船室に響くのは電探の音と無線のノイズ音だけだった。


――





<提督…あの艦娘が食い止めてくれてるからか、あれ以来敵部隊が追ってこなくなりましたね…>



「ああ…」



<提督…いいんですか?>



「余りこういうことはしたくないんだがな…弾が尽きてる以上、私たちは恰好の的だよ。ならばいっそのこと補給を済ませた後、戦線に戻ったほうがいい。そう判断しただけだよ。」



「吹雪、食らったところ、大丈夫か?」



<はい!掠っただけです!まだ行けます!>



「そうか…心苦しいが少し我慢してくれ。入渠はあの深海棲艦を倒してからでいいか?」



<大丈夫です!!問題ありません!!>



「よし…」



そうこうしているうちに放置された泊地についた。心持ち駆け足で艤装の状況を確認する。どうやらダメージはそこまで酷くないものらしい。



「妖精さん。補給にどれくらいかかる?」



「15-20…グレェデスー」



「ふむ…なら港で待とうか。」



「遣独艦…ビスマルク、聞こえるかな?」



「なぁに?admiral?」



「君たちの主砲は…教本でしか見たことのない38cm砲か…この泊地じゃ補給は無理そうだな。」



「そうね…じゃあ私たちはここであなたの帰りを待ちましょうか。」



「そうだな。んじゃちょっと頼まれて欲しいんだが大丈夫?」



ゴニョゴニョ…



「ええ、それぐらいなら問題ないわ。」



「そうか…じゃ、頼むよ。」



「むぅ…まだなのか…」



そんなことを思いつつ、持ってきた水筒に口を浸ける。渇いたのどを潤し、思考を落ち着かせる。大丈夫だ。あの子の艤装の使い込みと身のこなし方は歴戦のものからだろう。今の状況がかなり不利なこともわかってるはず。ならば当然戦い方は積極的なものではなくなるはずだ。



そうすれば、倒す時間もかかる。それにこの泊地には簡素ながら防衛施設も存在する。彼女は恐らくこれを利用しようとしているはず。あの言葉が嘘でなければ…



((今まで…この島を見向きもしなかったはずなのに…何をいまさら…))



((…ふん…貴様と話すことはない。通信を終了する。))



「俺ってそんなに信用ないだろうか…」



「まぁ、最初はそうなるわよね」



「ん?おぉ瑞鶴…補給すんだのか?」



「うん。あとは艦攻用の魚雷をのっけて終わりよ。」



「よし、なら俺もそろそろ船に戻るか…」



ブー!ブー!ブー!



「あれって出撃用のブザーじゃない!?提督さん…みんなまだ用意してな…って足早ッ!?」



急いで出撃ドックへ駆けつける。もしかしたらあの子の手がかりがつかめるかもしれない。足を緩めることなく、そのまま出撃ドックへ突っ込んだ。



「そこを動くな!!場合によっては発砲する!!艤装を外し、大人しくしろ!!」



「ひゃ、ひゃい!!」



ドックには、年端もいかない幼女が直立不動で手を万歳していた。僅かながら体が震えている。少し怒鳴ってしまったせいか、それとも人相のせいか。



ともかく話を聞かねば。


後書き

更新?一日1文字ペースだよんHAHAHA(泣


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このSSへのコメント

153件コメントされています

1: SS好きの名無しさん 2015-01-13 10:30:32 ID: KscQVwLc

敵はブラ鎮か

楽しみだ、期待する。

2: SS好きの名無しさん 2015-01-13 17:53:15 ID: m3zcQPS5

今まで見たことないタイプやねえ。提督殿···期待しておりますぞ!b

3: ΣΟΔΟ 2015-01-13 19:09:37 ID: 6YH5TA1r

>>1さん>>2さんコメントありがとうございます!
これからもご指導ご鞭撻の程よろしくお願い申し上げ候(緊張しています

4: SS好きの名無しさん 2015-01-13 20:07:21 ID: mSsdNEx8

路線的にはシリアスなんだろうか?
エログロあり?

5: SS好きの名無しさん 2015-01-13 20:29:11 ID: Ml2LS5tG

>>4さんコメントありがとうございます。そうですね…本筋はおそらくシリアスになる可能性は高いです。エログロももしかしたら入るかもしれません。そのときはまたR-18のタグをつけさせてもらおうと思います。
というか行き当たりばったりで何も考えてません(白目

6: SS好きの名無しさん 2015-01-13 21:31:39 ID: mSsdNEx8

>>5
シリアスなら微エログロ程度はないと逆に不自然だよね。
期待してます。

ブラックだと艦娘全員がひどい状態だけど、特定の気に入った艦娘だけを溺愛する鎮守府とか。

主にレアな駆逐艦だけ溺愛、駆逐艦だけで第一艦隊作る親の七光りボンボン鎮守府。
その他の艦種は常に出撃か遠征、レアアイテムはすべて取り上げられる牧場状態。
それでも生き残った高レベル艦は溺愛駆逐艦のレベル上げ演習要員にされる。
その演習でも武装は外され機銃のみで、スカートは取られて初めから下着姿の大破寸前状態で演習スタート。

提督たちが踏み込んだ時は演習場で楽しそうに重巡を追い掛け回している第一艦隊と、囃し立てるボンボン提督に次の順番待ちではしゃぐ駆逐艦娘。その反対では悔しそうにしているボロボロの艦娘たち。

結局僅かに生き残ったボロボロの艦娘たちは保護され、溺愛された駆逐艦たちは更正は不可能だと解体

暴力、格差、辱めで落とすだけ落として最後救ってあげたいです。

7: ΣΟΔΟ 2015-01-13 22:31:36 ID: Ml2LS5tG

>>6さん具体的案ありがとうございます。丸パクリさせていただきます(笑

8: ΣΟΔΟ 2015-01-13 22:39:14 ID: Ml2LS5tG

間違えました。参考にさせて頂きます。

9: SS好きの名無しさん 2015-01-13 23:29:11 ID: Et6SjTH0

下種には正義の鉄槌を

10: ΣΟΔΟ 2015-01-13 23:37:15 ID: Ml2LS5tG

9さんコメントありがとうございます!ちょっと本筋のストーリー作るのに時間がかかるかもしれませんが…よろしくお願いします!

11: SS好きの名無しさん 2015-01-13 23:50:46 ID: MotiwPkM

ほのぼの系も良いですが、ダーティー系も好きです(救いありで)。期待してます。

出すならあまりメインではSSに登場しない矢矧とかどうでしょう。あと同系列の真面目系で朝潮。真面目な子が馬鹿を見る、でも最後は救われる流れ

12: ΣΟΔΟ 2015-01-14 00:10:12 ID: 8tuL3-Fq

>>10さん感想ありがとうございます。そういえば矢矧ってそんなにSSで見かけないですよねぇ…
某阿賀野型姉妹主役のSSもありますが、やはり扱いづらいタイプなんでしょうか?
私は矢矧を持ってないので出すにはやはり溶鉱炉をしなければならないでしょうかね?ネタ的に(白目
イベント前に…冬イベががが

13: SS好きの名無しさん 2015-01-14 00:12:53 ID: VMXA0DRt

捨て艦か大破進軍で漂流していたところを漁船に救われ、近くの放棄された鎮守府で治療される。
助けた漁師は元鎮守府の関係者。軍がここを放棄しこの地を見捨てることに反対し軍を辞めこの地で自警団を組織。(とは言えイ級を追い払うのがせいぜい)
話を聞き、軍に失望していた二人は、軍を裏切ることになるが協力を申し出る。

そんな時、放棄された鎮守府の使用報告があり調査に赴く。
入渠施設が使われた形跡があるくらいが施設は無人。
資料では周辺は無人となっていたが集落がある。
その時サイレンが鳴る。敵襲の声と同時に港に避難する漁船と漁船を守るように飛び出す二人の艦娘。
見事な連携で撃破、戻った先を辿ると漁師の家の庭先で手馴れた様子で干物作りを手伝っている朝潮と魚網の手入れをしている矢矧。

14: ΣΟΔΟ 2015-01-14 00:17:31 ID: 8tuL3-Fq

>>13さん えっなにこれすごい
丸パ…参考にさせて頂きます

15: SS好きの名無しさん 2015-01-14 00:17:53 ID: VMXA0DRt

事情を聞いた提督は二人のいた鎮守府はすでに摘発済みであること。
艦娘の保護に感謝しつつ漁師に正式な提督として鎮守府に着任することを要求。
拒否する場合は鎮守府の不正使用、登録抹消の朝潮矢矧が解体される可能性をチラつかせる。
元帥と中将、艦娘二人の推薦があれば半年程度の研修で提督見習いとして赴任できる、その間は提督下に仮配属の形でこの地の防衛に引き続きついてもらうと納得。

そして提督は心強い協力者を得る。
そんな明るい話があってもいい


大型建造やイベントのみといったゲームのシステムに囚われることもないと思う。

16: ΣΟΔΟ 2015-01-14 00:23:02 ID: 8tuL3-Fq

>>15さん 細かいネタの提供、ありがとうございます。SS書いているこちら側が「あれ?俺いらなくね?」って思ってしまうほどのストーリーに感服いたしました。
確かにイベントに無理に合わせる必要もないですね…
私はまだ大学生なので少し更新が亀になりますが何卒ゴミを見るような目で見てあげてください。
喜びます(ウソです

17: SS好きの名無しさん 2015-01-14 00:23:02 ID: VMXA0DRt

日にち跨いだんでID変わりましたけど
11と13と15は自分です。

18: ΣΟΔΟ 2015-01-14 00:28:06 ID: 8tuL3-Fq

>>17さん了解しました
IDをコピーしようと思ったのですがスマホからではうまくコピーできないみたいなので安価で返させて頂いてます

19: SS好きの名無しさん 2015-01-14 02:00:25 ID: 4x0MgRE-

ここの提督が憲兵さん連れて来て下種な提督が「なぜばれた」的なこと言ってここの提督が「ふふふ、私だよ」で下種な提督が「貴様ああああ」的なこともいいと思います!

20: ΣΟΔΟ 2015-01-14 07:17:35 ID: 8tuL3-Fq

>>19 憲兵「フフフ怖いか?」

21: SS好きの名無しさん 2015-01-14 10:32:24 ID: EpWsa208

最後が救われるなら五十鈴牧場が見たいです

やっぱ可愛い子はいじめたいよね(ゲス顔)

22: ΣΟΔΟ 2015-01-14 10:34:46 ID: UQYr5SNF

>>21五十鈴はもちろん出す予定です(笑
あとおっぱい大きいよね(ゲス顔

23: SS好きの名無しさん 2015-01-14 20:33:54 ID: 3kffzFAi

PV数やらコメント数やら、書き始めとは思えぬ…続き期待してまする

24: SS好きの名無しさん 2015-01-14 20:40:20 ID: Xy3kUiAf

なかなか楽しそうな内容、さすがに気分が高揚します。
どちらかという痛いのよりエッチいほうだと嬉しいかな。それで曙ちゃんを調教してセクハラ放題したいです。
クソ提督呼びなんて許さない、敬語に礼儀を徹底的に躾ける。ご褒美はお尻ナデナデ、しっかりお礼も言わせる下種。
そしてどん底状態の所を助け、ケアしてまたクソ提督と呼べるまで面倒見てあげてください

25: ΣΟΔΟ 2015-01-14 21:08:36 ID: 8tuL3-Fq

>>23さんコメントありがとうございます。ド初心者でポギャブラリーも少ないですが、楽しんでいただけたのなら幸いです。
PV数をみてリアル鼻血がでました。

26: ΣΟΔΟ 2015-01-14 21:13:48 ID: 8tuL3-Fq

24さんコメントありがとうございます。
エロも大事ですよね(鼻血ダバー
エロい方面も頑張って書こうとは思いますが、いかんせん文章が稚拙過ぎて…
曙ちゃんかわいいですよね!踏んでほしいです!(爽やかな笑顔

27: SS好きの名無しさん 2015-01-14 23:43:08 ID: 3BF80gjN

瑞鶴が泊地監視長という役職を知らなかったということは、艦娘が比較的新しい兵器且つ人間なので、それに対応した監査部が初めて作られたということなのかな?
どちらにしろ艦これで時代劇的な勧善懲悪要素になりそうなSSはなかなか見かけないので、展開が楽しみです

28: ΣΟΔΟ 2015-01-15 00:06:03 ID: d3DnBvAh

27さん そうですねー…泊地監視長という役職は、国外にある泊地や兵器(この場合艦娘)5私用化やブラック鎮守府の横行を阻止すべく、新任の元帥が創設したという設定です。
その元帥と中将も繋がり?もストーリーとして組込もうと思います。
ものすごく長編になりそう(白目

29: SS好きの名無しさん 2015-01-15 00:12:14 ID: hcfR0qzA

ブラ鎮殲滅あくwwww
期待ですぞーっ!!

30: ΣΟΔΟ 2015-01-15 00:25:14 ID: d3DnBvAh

29さんコメントありがとうございます!
まさかこんなにたくさん応援して貰えると思っても見なくてとてもびっくりしています…
と、同時に皆さんの期待に応えようと胃が荒ぶっております(白目
フフフ怖い(涙目

31: SS好きの名無しさん 2015-01-15 00:43:34 ID: O82bWV0B

悪は滅さなければいけな、なのでこの大佐はシベリアで針葉樹の数を数えて貰おう

32: SS好きの名無しさん 2015-01-15 00:44:09 ID: 7IN037ha

なかなか好きな設定。それとガンダムネタね。どんどん入れてくれていいよw
後すっごい自分勝手な意見ね、堕とす所はむちゃくちゃにそしてドン底に突き落とすぐらいしてくれると個人的にくるものがあるなw
キッツイ描写は難しいと思うけど、そこをいかにして中将殿が助けるかをみたいね。

33: ΣΟΔΟ 2015-01-15 00:47:27 ID: d3DnBvAh

31さんコメントありがとうございます!そうですね…大佐には取り敢えずコサックダンスでロシア一周してもらいましょうか(鬼畜

34: ΣΟΔΟ 2015-01-15 00:53:46 ID: d3DnBvAh

32さんコメントありがとうございます!
ガンダムネタ通じる人がいたよぉ…ふぇぇ…
うーん…堕とすといってもどんな手段を使って落とそうか悩みますね…普段から優男(大嘘)の私からしたら書くのが難しいです(じゃあなんでこのSS書いたんだよってツッコミはやめて下さい(震え声))
中将がどうやって助けるか…作者の腕が期待されますね(白目

35: ΣΟΔΟ 2015-01-15 01:25:18 ID: d3DnBvAh

母親がテレビの前鎮座してるから第2話見れないwwwwww死にたい…

36: SS好きの名無しさん 2015-01-15 23:07:44 ID: ykMKfTxM

鶴姉妹の姉もいましたか、しかもしっかり運、不運分かれてますね。

正規空母を遠征に出すだけでも元なんて取れるわけないのに、消耗品扱いなんて、無許可鎮守府も含めなにか理由があるんでしょうか。
無許可なら本営からの資材も入ってこない、戦果上げても報奨もでないし。
そもそも無許可の鎮守府が艦娘の建造や開発が出来るの?って気もする。

案外、この大佐自身ここが無許可の鎮守府だと知らなかった可能性もありますね。
正式な辞令と手続き、資材の供給もあり艦娘の運用もできる。
となれば根は思ったよりも深く、大きい。大本営とは別の組織化された勢力の気配感じます。

37: ΣΟΔΟ 2015-01-15 23:22:41 ID: d3DnBvAh

36さんコメントありがとうございます
君のようなカンのいいSS好きは嫌いだよ…(某鋼錬風に
翔鶴を遠征に出したのは護衛に航空戦力がなければ到底帰還せずにタンカーごと全滅するだろうという大佐の判断です(多分

38: SS好きの名無しさん 2015-01-16 02:36:16 ID: oDy0cHWh

この遠征ゲーム内で計算すると
遠征が空母が使える航空機輸送作戦で艦隊が翔鶴、鳳翔、飛鷹、吹雪型の6隻で帰投後翔鶴なしだった場合補給が
鳳翔 13/5
飛鷹 20/8
吹雪型 8/4×3
計 57/25
仮に成功で鉄300ボーキ100で
空母レシピ 350/30/730/430の建造で出たとして遠征での報酬合わせての出費が
油407弾55鉄430ボーキ330
しかも多分失敗するから
油407弾55鉄730ボーキ430
になる。
しかも翔鶴がレアなので一回で出ないだろうから多分もっとかかるであろう
大体の計算なので大体で見てください。しかしこの大佐は翔鶴使えないとか何ん考えているかわからないです。
※計算に使った艦に特に他意はありません、あと翔鶴が沈んだ計算ですみません。

39: ΣΟΔΟ 2015-01-16 08:24:11 ID: e31kv1qc

38さんコメント・ご指摘ありがとうございます。
正直言って大佐は翔鶴率いる艦隊全員を帰ってきたとしても解体する方針です。
そうすれば補給もいらないし、何より解体すると鋼材とボーキが手に入るので一石二鳥と考えたのでしょう。
大佐は激情家なので一度でも自分の思い通りにいかない場合にすぐ艦娘をボコボコに殴ったり、赤疲労燃料弾薬なしで出撃させたりとひどい設定にしました。

40: SS好きの名無しさん 2015-01-16 08:24:44 ID: skS-ZiRQ

つづきはよ(威圧

41: ΣΟΔΟ 2015-01-16 08:30:20 ID: e31kv1qc

40さんコメントありがとうございます!
まじスンマセンッス‼︎いや。マジスンマセンッス‼︎
ストックも無いので家に帰ってパソコンで文を少しずつ少しずつ入れてる状態です!
いや!決してストックねーからちょこっとずつ出して更新してる空気だそうとかとかそんなんじゃないですからーーー

42: SS好きの名無しさん 2015-01-16 09:15:07 ID: OnG1ADWD

>>た…助け…ザザッ…しょう…ザッ…さ…

大佐でなく少佐か
翔鶴型をいつでも建造できる、自分がとは言ってないな
つまり他所で建造された艦娘ってことか
強奪されたのなら大本営に報告があるはずだから、艦娘にも被害提督にも詐欺だと気づかせないほどの完全犯行。
これはよほどの組織的犯行だね、面白くなりそうだ。

あと白露型って可愛いし(エロいし)好きなんで、見せ場(もちろんエロイ方で)出してあげてくださいb

43: ΣΟΔΟ 2015-01-16 09:57:41 ID: gQCfyB1I

42さんコメントありがとうございます。
そうですねー白露型は全員可愛いですよねー(夕立とか夕立とか夕立とか
私的にはエロというより二次創作の影響で忠犬にしかみえないのは私だけでしょうか…
そうですね…ストーリー的にはあるとてつもなく大きい組織が裏で動いてるという設定になってます。
この大佐はその末端中の末端というポジションに当たりますね
これ以上喋ると話がモロバレになる可能性があるのでここまでしか話せません。ごめんなさい

44: SS好きの名無しさん 2015-01-16 11:30:16 ID: OnG1ADWD

レスありがとうございます。

夕立可愛いですよね。自分的には忠犬というよりハスキーみたいなちょっとおバカで構ってほしくて呼ぶとすっ飛んでくる感じかなぁ。
いちばんさんも良いですよ、白露型は駆逐艦の中では割と大人びて落ち着いた感じですが白露は元気ですから。そんな彼女の目からハイライトが消えるほどの状況(鬼畜!)と戻ったときのいちばーんの声はきっとまわりにとって感無量のはず。
あと、白露型の中ではあまりお目にかかれない村雨、エロポジにはもってこいかと(ゲス!)、体つきが一番エロイと評判だし


45: ΣΟΔΟ 2015-01-16 11:49:57 ID: rHy91lQq

44さん 時雨「君には失望したよ…」

46: 瀧丸 2015-01-16 17:23:59 ID: rHy91lQq

ユーザー名を変更させていただきました。これからよろしくお願い致しますby作者

47: SS好きの名無しさん 2015-01-17 01:34:59 ID: fsNMCBUq

旗艦以外全滅か、まあ当然だね。
下っ端大佐なんかさっさと捕まえちまおうぜ

48: 瀧丸 2015-01-17 02:05:13 ID: zIxMvFGR

47さんコメントありがとうございます 文才がない故にものすごく長文&駄文になってます…何卒お許しください(半泣き

49: SS好きの名無しさん 2015-01-17 15:09:00 ID: M599fub9

エログロは構わないけど軽めのやつにしてくれ(悲願)

50: 瀧丸 2015-01-17 15:23:07 ID: cpcibrlx

49さん そんな重い文を書くほど私の文才はありません(真顔

51: SS好きの名無しさん 2015-01-17 18:01:10 ID: 7ZX-_HxT

元帥「現場に急行したいのだろう?ならばこれを支給しよう」つ赤い彗星

52: 瀧丸 2015-01-17 18:48:02 ID: cpcibrlx

51さん 島風「」

53: 瀧丸 2015-01-18 16:47:35 ID: 5EK_eUlH

ああもうダメだなんか読んでて概要しか書いてないような気がする…
他のSS作者さんみたいにうまくできないかなぁマジで

54: SS好きの名無しさん 2015-01-18 17:43:38 ID: 6u9j91d3

問題ない、続けてくれ。

55: 瀧丸 2015-01-18 18:01:41 ID: 5EK_eUlH

54さんコメントありがとうございます
問題ないですか?なら頑張って駄文書着続けようと思います(課題の山を見ながら

56: SS好きの名無しさん 2015-01-18 18:31:00 ID: JBAAJRl-

もっともっと描いてくれ、悪を滅するのは読むだけでもスカッとするから

57: 瀧丸 2015-01-18 18:44:36 ID: 5EK_eUlH

56さんコメントありがとうございます。
こんな稚拙な文ですが応援してくださり、本当に感謝しています
早く続編書かないと!(資格対策本の山をみながら

58: SS好きの名無しさん 2015-01-19 09:11:05 ID: lJ1ioTtv

面白いから続けてほしよ

あと、毎日更新してる人もいるけど
週末とかにまとめてあげる人もいるから
自分にあった更新の仕方工夫する、プレッシャも減ってといいと思う。

59: 瀧丸 2015-01-19 10:06:49 ID: mXC4hwca

58さんコメントありがとうございます
確かに週末にまとめ上げるのもいい方法かもしれませんね…
ちょっと今立て込んでて更新し辛い状況になってます。
一月の末にひと段落つく模様なのでそれまで少し更新がバラバラになったりしますが、何卒ご理解お願いいたします。

60: SS好きの名無しさん 2015-01-20 18:33:58 ID: B4Af5yUv

悪人退治、良いですねぇ。何故か上様こと吉宗様が浮かびました

61: 瀧丸 2015-01-20 18:55:14 ID: rvy6pgmA

60さんコメントありがとうございます。
個人的に満足したらそれでいいかなって思って書いた作品がまさかこんなことになるなんて本気で思ってませんでした…
これからも精進し続けていきたいと思います
吉宗さんいいですよね! 徳川家の中では一番好きですよ!なお米の価格調整(白目

62: SS好きの名無しさん 2015-01-20 20:14:30 ID: B4Af5yUv

?「神は言っている、全てを救えと」

63: 瀧丸 2015-01-20 22:24:43 ID: rvy6pgmA

?「一番いい装備を頼む(46ガン積み」

64: SS好きの名無しさん 2015-01-20 22:33:44 ID: rvy6pgmA

前述のコメントのとうり現在、資格試験と期末の試験が重なっていてすごいてんやわんやになっております
次の更新は期末の試験が終わってからにしようと思ってます何卒ご了承ください(妖怪猫土下座

65: SS好きの名無しさん 2015-01-21 15:49:02 ID: VY-Hbzt4

気長に待つわ

試験がんばれよ

66: 瀧丸 2015-01-21 16:45:10 ID: BmiTgScE

65さんコメントありがとうございます!
気合い!入れて!行きます!(模試欠点

67: SS好きの名無しさん 2015-01-21 18:32:41 ID: KR5h0qtu

カンムスノカタキヲトルノデス

68: 瀧丸 2015-01-21 19:03:36 ID: ZBJmyZbw

リョッカイ(某BFのMAD

69: SS好きの名無しさん 2015-01-22 07:12:59 ID: sPROkQxj

筋肉モリモリマッチョマンの変態さんは出ますか?というより出してください、勿論味方で

70: 瀧丸 2015-01-22 19:35:47 ID: 7TuzcnWB

69さん
筋肉モリモリ…恋姫無双…若本…うっ頭が…
うーん確かに味方キャラは出そうとは思うんですけどねー筋肉モリモリはギャグ要員になりそうで…

71: SS好きの名無しさん 2015-01-24 20:36:05 ID: 0YXb818f

更新お疲れ
翔鶴たちはリハビリも兼ねてしばらく提督の所にいるんだろうが、その後は仲間になるのかな?
機動力考えれば正規空母ほしいよね、ここ資材とか考えなくていいみたいだし。

あと気になったが、この提督アイス作れるの?
自炊してたし料理スキル高いのかな、それによっちゃ赤城さんの忠誠度が違ってくるよね !(^^)!

72: SS好きの名無しさん 2015-01-24 20:37:29 ID: n0C3_75I

ジー、ツナギノチャックヲアケナガラ「ドーモ、テイトク=サン。憲兵デス。」

73: 瀧丸 2015-01-24 20:46:16 ID: bjyhPxTZ

71さんコメントありがとうございます。
えーっと、翔鶴さんの話は後ほどかくとして…
提督さんは料理スキル高いです。自分ではうまくかけるかどうかわかりませんが小ネタに料理の話を入れていこうと思っています。
赤城さんは… まぁ…ねぇ?

74: 瀧丸 2015-01-24 21:06:37 ID: bjyhPxTZ

72さん

ニンジャスレイヤー 801 憲兵って何から突っ込めばいいんでしょうかねぇ…

75: SS好きの名無しさん 2015-01-26 10:22:33 ID: Cs9AJaaY

導入編無事終了ですね
今回無かったが艦娘同士の戦闘もあるのかな?装備、錬度とかどうなってるんだろう
深海棲艦と戦うのとは訓練内容も違うんだろうな

76: 瀧丸 2015-01-26 11:09:47 ID: WIEuTLMZ

75さんコメありがとうございます
そうですね。艦娘は同士の戦闘は…敵側に好きな艦娘がいたらすごく荒れると思うので極力避けたいと思っています。
練度の描写も入れようと思っていますが、裏でしっかり練度は上がっていってる事にしてください(汗

77: SS好きの名無しさん 2015-01-26 15:38:47 ID: Cs9AJaaY

>>敵側に好きな艦娘がいたらすごく
それはあるだろうな
でも無能な提督にすら最後まで忠節を尽くす艦娘もアリかな、なんて

78: 瀧丸 2015-01-26 16:25:20 ID: fy37ahzk

77さん 確かに一途に尽くす艦娘ってすごくいいと思いますが…やっぱり自分の好きな艦娘がしずんだりしたら悲しいと思うんですよ…
アニメでのトラウマがね…(白目

79: SS好きの名無しさん 2015-01-26 20:05:49 ID: d5vIwxoI

無力化させる装備開発するとか
電撃、音響兵器、とりもちみたいなの
相手だって艦娘相手に実弾発砲なんて戸惑うでしょ
でもこっちは非殺傷武器だから遠慮なくバシバシ撃てるから有利!

80: SS好きの名無しさん 2015-01-26 20:14:24 ID: cBoHJvS6

79さんこめんとありがとうございます
確かに無力化するっていう選択肢は思いつきませんでした…参考にさせていただきます

81: SS好きの名無しさん 2015-01-27 13:14:03 ID: 7ptZQ2X7

小ネタのお題を随時募集しております。
お気軽にコメントして下さい

82: SS好きの名無しさん 2015-01-27 13:18:59 ID: pyBB-nsR

水戸黄門の助さん・格さんみたいに川内型改二がカチコミの時に大暴れして
「アイエエェ!? センダイガタ!? ナンデセンダイガタ!?」
てきな痛快時代物みたいなお話を期待します。

83: 瀧丸 2015-01-27 13:43:42 ID: 7ptZQ2X7

節子、それ格さんやないスレイヤーや

84: SS好きの名無しさん 2015-01-29 10:48:36 ID: Ujv9hvr5

無事でもないけど助かったか
不幸だ不幸だ言ってる山城より
健気に耐えてる翔鶴のほうがより不幸キャラぽくて好きです
内職の造花似合いそう
彼女たちが来た経緯も翔鶴の回復まちかな?

85: 瀧丸 2015-01-29 13:37:13 ID: ZXH_Imhe

84さんコメントありがとうございます
翔鶴大好きです(直球
でも持ってません(涙目
一応ボイスとかを参照にしてキャラを作ってるんですが…イメージにあってるみたいで嬉しいです
彼女とは大淀さんのことでしょうか?
大淀は逃亡しようとした大佐を捕まえるために包囲網を作っていました。
大淀が出たのはその大佐の受け渡しです。

86: SS好きの名無しさん 2015-01-29 22:29:27 ID: nMHOY2by

ブラックじゃないけど、不遇な目にあってる子とかは?
金剛、榛名狙いだったのに比叡が来て、お前じゃねえんだって八つ当たり
装備も副砲とか機銃くらいしか装備させてもらえない
その癖失敗すれば金剛なら、榛名なら失敗なんかしないのにブツブツグチグチ
でもこの比叡がレア中のレアで、ます居眠りしないし、その上なんとまともな料理が出来る!
あまりの不遇と高スペックなのを残念がり、あと紆余曲折プラス金剛の頼みもあって引き取るとか

87: 瀧丸 2015-01-29 22:56:12 ID: cZLJhJO0

86さんコメントありがとうございます
なるほどなるほど…奇遇ですね!僕も同じこと考えてました(ゲス顔
今現在において金剛四姉妹は鎮守府に入れようか悩んでいたのでこういった意見はものすごくありがたいです。
小ネタ書こうにもまず鎮守府にいる艦娘が7人しかいないからそんなかけないですし、当面はストーリーの展開と建造をする予定です

88: SS好きの名無しさん 2015-01-30 18:44:29 ID: x5e2pJO1

提督チート状態にしたらバランス崩壊して面白いかもな。
マシンロボ クロノスの大逆襲の「バイカンフー」とか、
快傑ズバットの「ズバット」とか、「イナズマン」とか。

89: 瀧丸 2015-01-30 19:48:15 ID: v5XZUOKC

(やっべ…一つもわからんぞ…)
チートキャラ…うーん…まぁギリギリ人間(人間とはいってない)ぐらいでとどめようかなーって思ってます
まぁ強いてあげるなら東方不敗とか…

90: SS好きの名無しさん 2015-01-31 00:09:23 ID: 9wlAS6qI

なんなら翔鶴は出撃しないで、大淀と一緒にリハビリも兼ねて事務とか情報収集すればいいんじゃないか。

あと翔鶴たちって他所から連れて来られたんだっけ?
ならまだ他にも同じような境遇の子達いるんじゃないかな?

退役寸前の提督を騙して配下の艦娘がブラック鎮守府に売り飛ばされそうになった所を助け出すとか。
善良な提督が急に失踪して待機していた艦娘を偽の異動命令で移籍させるとか

91: 瀧丸 2015-01-31 00:16:35 ID: 1p_4H6GG

90さんコメントとネタの提供ありがとうございます

翔鶴さんは…そっすね…うーん… 今ちょっとポジションをどうするか考えてますのでちょっと返答を待っていただけませんか(滝汗
下二つはネタとして参考にさせていただきます
ストーリー系のネタ提供をもらいすぎて小ネタが全く思いつかんぞ…

92: SS好きの名無しさん 2015-02-01 00:39:30 ID: Jz1OCNxz

医療妖精に胃薬調合してもらえばいいんじゃないか
プラスアルファの妖しい妖精効果付きの奴

93: SS好きの名無しさん 2015-02-01 00:49:30 ID: 9ylUDAMV

第一部お疲れ様です!

94: 曙ちゃんに罵られ隊 2015-02-01 01:22:04 ID: Aou9oQku

第一部お疲れです!
二部も楽しみまってます!

95: 瀧丸 2015-02-01 01:51:38 ID: ffMpO0ld

92さん93さん94さんコメントありがとうございございます
92さん妖しいって一体どんな効果なんでしょうか私にはわかりません(すっとぼけ
93さんありがとうございます。
こんな稚拙な文を読んでいただき嬉しさ半面…恥ずかしさ半面…これからもよろしくお願いします
94さん素晴らしい名前ですね!
個人的に振袖のアレはヤバかったです(憲兵的な意味で)

96: SS好きの名無しさん 2015-02-02 23:53:46 ID: SHTsHmiD

アニメ化され、ああそう言えば主人公だったなと
思い出してもらえた吹雪出さない?
おとり捜査とかヒドイ目に会いそうな役も
空回りするくらいガンバってやってくれると思うよ

97: 瀧丸 2015-02-03 00:08:55 ID: JD92xXVQ

やめたげて!ふぶなんとかさんのライフはもう0よ!
…冗談は置いといて 了解です。
ふぶなんとかさんは扱いやすいので好きです(ゲス顔

98: mit? 2015-02-03 09:49:39 ID: NnmBw7pF

皆のオカン、鳳翔さんの立ち位置が気になるな。
嫁艦だからこれからちまちま出してくれると嬉しい。
なんらかの悲劇で傷ついた艦娘の心を温かい味噌汁で暖めてあげたい。

99: 瀧丸 2015-02-03 10:46:32 ID: JD92xXVQ

98さん 鳳翔さん間宮さん明石さんは出したいと思います 
キャラ崩壊しないかが心配です…ハイ

100: SS好きの名無しさん 2015-02-03 20:49:40 ID: 1Euy44-W

影の薄い主人公のその影に隠れてしまってる感じの白雪
第11駆逐コンビで出したげて。

それと次の幕間では大淀さんと提督のまったりほのぼの回希望です。
せっかく畑出来たなら、彼女の労をねぎらう意味で収穫したばかりの食材でなにか彼女に作ってあげてほしいです

101: 瀧丸 2015-02-03 21:00:26 ID: JD92xXVQ

100さん了解です 11駆逐隊は 吹雪 白雪 初雪 叢雲の四隻であってるでしょうか? 合っていたなら4隻頑張って出そうと思います
小ネタの提案もありがとうございます。頑張って書こうと思いますハイ。

102: SS好きの名無しさん 2015-02-03 21:12:21 ID: 1Euy44-W

100です。早いレス感謝

ゲームではそのメンバーだけで史実の初期メンバーは吹雪・白雪・初雪・深雪だったり。
深雪は開戦前に脱落したからだけど…まあそのへんはお任せします

103: 瀧丸 2015-02-03 22:17:10 ID: JD92xXVQ

100さん了解しました
キャラ崩壊するかもしれませんが頑張ります(滝汗

104: SS好きの名無しさん 2015-02-06 11:44:04 ID: A7QHC7gt

しいて言えば、リストラされてどう思ったか、悔しかったか、まだ戦えるのにと思ったか
解体とか、改修って道もあったのに、なぜそれを選ばなかったか
実際前の泊地で一緒にリストラにあった子の中には配属先がなかなか決まらなかった子
解体された子とか厳しい状況の子もいたんじゃないかな。
それを踏まえて、この泊地でどうしたいか的な決意みたいなの欲しかった。

105: 瀧丸 2015-02-06 12:52:04 ID: VVWExNg3

104さんご指摘ありがとうございます。
ごめんなさい…早く投稿しようと焦って書いたのでそこらへんが雑になってしまいました…
確かにもう少し感情というかそういう部分は入れたほうがいいと思いますね…申し訳ありません

106: SS好きの名無しさん 2015-02-06 21:06:56 ID: 2IGcF9rx

提督が吹雪を誘った理由とかもあるといいな
ただ救ってやったみたいな上から目線だと、なんだ誰でもいいのか、ってなるから、吹雪たちの戦績を見て何か感じたから移籍してもらったみたいな。
特別な大戦果じゃなくても、遠征の出撃率が高いこれは自己管理が出来ているからだとか、吹雪が出撃するとほかの子の被弾が少ないとか地味なデータだけどしっかり評価してあげるとうれしいもんだよ

107: 瀧丸 2015-02-07 08:02:27 ID: kWwbzu8K

106さんご意見ありがとうございます。
そうですね…そういうのつけないといけないですね…
うーん…ssって難しい…

108: みいにゃん 2015-02-08 21:03:07 ID: 5nYPszli

???『一番良い艦載機を頼む!(ナイトメア)』

109: 瀧丸 2015-02-08 21:05:48 ID: SSnPDP3a

震電改は未実装いいね?

110: みいにゃん 2015-02-08 22:22:14 ID: 5nYPszli

うちの鎮守府は至って白です・・・資材が自動でで溜まる限界までお休みすることも・・・、なので、監査は入らないと思います!

111: 瀧丸 2015-02-08 22:56:16 ID: SSnPDP3a

もしかして 放置

112: SS好きの名無しさん 2015-02-08 23:46:44 ID: bJt84djR

手に入れたい娘が手には入ったのでながめてたら、もう寝るじかんとかってのもあったかな?

113: 瀧丸 2015-02-09 01:18:43 ID: VB5VtVgi

そんなものはない(ゲッソリ

114: SS好きの名無しさん 2015-02-09 07:48:47 ID: -vxRqh0g

意外な所なら、提督が失踪してる所の艦娘たちの一時保護とかも有りかも?

戻ってきた提督に一言二言言いつつ、校正させるとか?

一応110です携帯から~

115: 瀧丸 2015-02-09 08:16:14 ID: VB5VtVgi

110さんそっすね…今取り敢えず思いついてるのは次のストーリーぐらいなんでねー
まだそこらへんは決めてないんですが…まぁ、このSSが続くのであればそういう話も書きたいですね

116: SS好きの名無しさん 2015-02-10 20:13:39 ID: zIknnkw_

???「そろそろ。メインにいっもていいのよ!」

117: 瀧丸 2015-02-10 20:29:06 ID: K5gvS073

メインいっちゃう?いくよ?お前ら押すなよ?絶対押すなよ?(前フリ

118: SS好きの名無しさん 2015-02-11 11:05:50 ID: pUeB_9U9

いいね!

119: 瀧丸 2015-02-11 12:43:08 ID: 3W2azNrj

118さんありがとうございます!がんばりまぁす!!

120: SS好きの名無しさん 2015-02-11 20:37:45 ID: -u72_dMQ

なんかシリアスぽくていい
期待できそう

121: 瀧丸 2015-02-11 21:04:49 ID: 3W2azNrj

120さん
ちょっと文体変えてみたんですが案外しっくりきて自分でもびっくりしてます。更新の速度も少し早くできるかもなのでがんばります!

122: SS好きの名無しさん 2015-02-11 22:12:17 ID: gSzK4SdX

矢矧の胸部装甲は立派、ここ重要!

123: SS好きの名無しさん 2015-02-11 23:13:27 ID: 3W2azNrj

ええ…胸に行ってた時期もありましたよ…でもね、わかってしまったんです。一番は脇の窪みだってことを…

124: SS好きの名無しさん 2015-02-11 23:48:50 ID: nG4_l0Mz

人の気配や居住区が無くなった理由が明かされるのも楽しみだ

125: 瀧丸 2015-02-12 01:06:09 ID: coneKYn2

せやな(全く考えてない

126: SS好きの名無しさん 2015-02-13 16:18:19 ID: Miikihmz

だがな、最後には胸に帰って来るんだよ(遠い目

127: 瀧丸 2015-02-13 17:50:40 ID: R4nGAkkR

男のロマンだからねしょうがないね

128: 瀧丸 2015-02-14 13:45:46 ID: GHhJvA2c

更新が早くなると言ったな
あれは嘘だ

129: SS好きの名無しさん 2015-02-21 10:30:36 ID: R5G8I_Pg

捜索願出しといた

130: SS好きの名無しさん 2015-02-26 02:15:14 ID: bZYfxDFN

本作品に登場する元帥海軍大将殿は、陸軍省に何かしらのコネがあるのだろうか?

131: SS好きの名無しさん 2015-03-03 00:45:23 ID: TH4smV9S

はよおおおおおおおおお

132: 瀧丸 2015-03-03 21:43:59 ID: 8xM_53NP

>>129
捜索願出されてた…orz
>>130
海軍と陸軍は仲良し…いいね?
>>131
ごめぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇん

133: SS好きの名無しさん 2015-03-03 22:26:31 ID: waH7C2B8

お帰り!

134: SS好きの名無しさん 2015-03-03 23:37:33 ID: kAOXUjH3

待ってましたぁぁぁぁぁーーー!!!!!おかえりなさぁぁぁーーーいぃぃぃ!!

135: 瀧丸 2015-03-03 23:51:20 ID: 8xM_53NP

たぁぁっぁぁぁだっいまああああああああああーーーー
なおまた疾走する模様(白目

136: SS好きの名無しさん 2015-03-08 11:59:55 ID: QAflXEQM

よかよか
動き出したね

137: 瀧丸 2015-03-08 18:53:35 ID: GPbbVUPV

>>137
(更新遅くて)すまんな。

138: SS好きの名無しさん 2015-05-17 23:25:59 ID: JRiecqDH

更新キターーー!!待ってたぜ!!作者頑張れ!

139: 瀧丸 2015-05-17 23:35:16 ID: TdE9HlGG

>>138さん
見てくれる人がいるって嬉しいねホントに…(涙
ありがとうございます。
これからも頑張ります‼︎

140: SS好きの名無しさん 2015-05-18 21:43:02 ID: 026OTC95

初めてこの作品読みました。 とても面白いです。期待しています。 文章固くてごめんなさい。

141: 瀧丸 2015-05-18 21:54:05 ID: Kr3nr_zg

>>140さん
読んでいただき誠にありがとうございます。
面白いなんて言っていただけるなんて、本当に感謝の極みです。
もっとフランクに絡んでもええんやで?
この娘出せやオラァ!!とか文才無さすぎワロスwwみたいなのでも大丈夫なんで、積極的にコメントして下さい!!お願いします!!何でもしますから!!

142: SS好きの名無しさん 2015-05-18 23:34:30 ID: nnaQPUSC

待ってたぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!(by三日月提督)

143: SS好きの名無しさん 2015-05-18 23:42:59 ID: d0zjP_qz

これからも頑張ってください!
私が言えることはこれぐらいしかありません(笑)

144: 瀧丸 2015-05-19 00:41:08 ID: PVO1HAZQ

>>142さん またせてたぁぁぁぁぁぁぁあ‼︎ごめええええええん

>>143 うぃっす!あざっす!これからも精進しやす!

145: SS好きの名無しさん 2015-06-24 12:28:56 ID: TR_gXwWl

続き楽しみにしてます、頑張って下さい

146: 瀧丸 2015-07-01 13:12:54 ID: 5xu5-6wJ

145さん
すいません(~_~;)ホントすいません7月の中旬にはまた更新始めるんでお許し下さい…

147: Shintakun 2015-07-31 22:00:57 ID: 5dnMxi3a

何気なく読んでみたら、面白かったぜwww
更新を楽しみにしてるよwww

148: 瀧丸 2015-08-01 10:59:35 ID: 2iRHOEMI

>>shintakunさんありがとうございます。
これからも精進していきたいと思います。
…更新がんばりますね(泣)

149: SS好きの名無しさん 2015-08-30 01:54:04 ID: pFU8NITL

面白いです更新待ってます、リクで曙お願いします

150: 瀧丸 2015-08-30 11:11:52 ID: l-DA7LXH

>>149りょーかいです
とりあえず二章終わらさナイト…
暇ができ次第書いていきますので何卒お許しを…

151: SS好きの名無しさん 2015-12-16 15:39:04 ID: eBTz5Mnz

提督の威厳とは・・・

152: SS好きの名無しさん 2016-06-04 21:06:57 ID: Razgn_w3

もう更新してないか・・・残念

153: SS好きの名無しさん 2017-03-10 21:17:14 ID: mhkXoKqm

更新してくれないんですか?


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