2017-08-02 16:27:46 更新

概要

FATEのオリジナルSSです。今回の主人公はどのような運命に出会い、どのような終わりにたどり着くか。それはこれから作られる。


前書き

この作品が一番最初ですが予告から見た方が楽しめるのでぜひ予告を見てください。
注意この物語の人物や町などはフィクションで実在しませんのでお気をつけて。


今宵、始まるは一つの物語、この一つの物語がどのような出会いが訪れ、どのような事が起こるのかまだ誰も知らない。


2017年5月


???「すーすー」


???「・・・様」


???「くーすー」


???「起きて、・・・様」


???「・・・」


???「起きてください、ご主人様!!」


義則「起きてるよ、ランサー」


ランサー「えー、いつからですか」


義則「僕を起こしてるところから」


ランサー「もー、私が起こしていい従者アピールしようと思ったのに」


義則「いいじゃん、別に」


僕の名前は伊集院義則(いじゅういん よしのり)とある事件がきっかけで僕は聖杯戦争なるものに参加することになった青空学園の高等部1年生です。

あれから1週間特に何も起こらずこの女の子と一緒に同棲している。

このメイド服を着ている女の子はサーヴァントという英霊らしくこの聖杯戦争に欠かせない一つと彼女は言っている。名前はゲイ・ボルグ、かのケルトの英雄クー・フーリンが使ったとされる伝説の槍とこれも彼女から聞いた。クラスはランサーと言い、サーヴァントの中では三騎士と呼ばれている上位の存在だともこれも彼女から聞いた。

話は長くなってしまったが彼女からは聖杯戦争のことなどいろいろな話を聞かされた。そしてあの1週間前に出会った化け物についてだが


ランサー「あの化け物、モンスターですが私でもわかりません」


義則「ランサーでもわからないか」


ランサー「すみません、私が力になれなくて」


義則「いいよ別にそれにランサーにはあの時助けてもらえたからすごく助かったよ」


義則「今更だけど本当にありがとう、ランサー」


ランサー「いえいえ、あの時ご主人様を助けられてよかったです」


義則「それにしても今思ったけどなんで僕の事をそんな甲斐甲斐しく世話したりご主人様呼びなの」


ランサー「その・・・えっと・・・私そもそも器物英霊なので誰かに使われるのが基本なのでこんな感じになっちゃいましたけど」


ランサー「あとご主人様呼びとかは嫌でしたか?」


義則「いや、別にそこは気にしてないよ、むしろこそばゆいというか」(むしろOKです)


ランサー「よかった、嫌がられなくて」


義則「まぁ、一応この話は終わりにして、これからだけどさ」


ランサー「はい」


義則「とりあえずむやみにランサーの真名は言わない、後は色々調査をしていって化け物を見つけたら倒し、他のサーヴァントを見つけたらとりあえず話

ができればして危険なら逃げるなり応戦すればいいのかな」


ランサー「まぁ、基本的にはそれでいいのですが後は正体がばれないよう行動すればいいですね」


義則「まぁ、こんなところかな」


ランサー(正直言えば、私の本当の名前を言ってほしいのですが)


義則「どうしたの、ランサー」


ランサー「いえ、なにもありません」(それはまた追々とにしましょうか♡)


回想終了


ランサー「ご主人様、どうかしましたか?」


義則「いや、もう1週間だなと思って」


ランサー「そうですね、この同棲生活ももう1週間なんですね」


義則「ちょ、同棲ってランサー」


ランサー「言ってしまえば同棲じゃないですか、ご主人様♡」


義則「てか、朝ご飯食べようランサー、時間がそろそろだし」


ランサー「はーい」(そういうヘタレなところもまたかわいらしいですよ、ご主人様♡)


朝ご飯食事中 もきゅもきゅ うまうま うーうっうまうま


義則「ごちそうさまでした」


ランサー「お粗末様でした」


義則「にしても、ランサーてさ、器物だったのに料理とかいろいろできるんだね」


ランサー「そこはまぁ、聖杯の知識とかで見て覚えましたので」


義則「聖杯の知識スゲーな」


ランサー「まぁ、全員が全員知ってるってわけではありませんし、なおかつ情報が偏っているパターンもありますので」


義則「そんなもんか」


ランサー「そんなところです」


ランサー「それでも私が作る方が多いですけどご主人様も料理、お上手ですよね」


義則「・・・うん、まぁ、結構一人暮らしも長いからさ」


ランサー「一人暮らしで思い出したのですがご主人様のご家族は」


義則「やべ、そろそろ時間だ学校行くぞ」


ランサー「はっ、はい、では霊体化してついていきますね」


ランサー(何か隠してますよね、これは)


ガチャ、バタン、ガチャリ


ここが僕の住む町、S県S市青空町、名物はお茶、牛肉、レタスなど様々な特産物があり、町自体も住みやすくS県の中では住みたい町上位に入っているほどである。そんな僕もこの町で生まれ、この町で育ってきた一人の人間である。そして僕がこれから向かう場所は、私立青空学園高等部である。

僕も高校生であり、学生としての身分としても聖杯戦争の最中に学校をずる休みするわけにもいかず、なおかつ学校を休んだら、そこから怪しまれるかと思ったため、僕は学校には普通に行く事にした。

一応学校内での襲撃などのためにランサーに霊体化してついてきてもらっている。たぶんこれで大丈夫だと思いたい。


ランサー〈それにしてもご主人様〉


義則〈なんだ〉


ランサー〈なんだかんだご主人様と学校行くの楽しいです〉


義則〈そうか〉


ランサー〈私も制服を着てご主人様と一緒に登校してみたいです〉


義則〈そりゃ無理だろ、ランサーが実体化した状態で歩くのがどれぐらい危険かはランサーが言ったじゃないか〉


ランサー〈そう、ですよね〉


義則〈そんな悲しい顔するなよ、家の中なら一応は大丈夫だろうし、家で何かするか、プレゼントでも買ってやるよ〉


ランサー〈な、何でもですか?〉


義則〈何でもじゃないけど僕のポケットマネー程度なら〉


ランサー〈あ、ありがとうございます、ご主人様♡〉


義則〈あ、そろそろ学校に到着するからあんまり念話しないようにな〉


ランサー〈了解しました、ご主人様〉


ワイワイガヤガヤ


私立青空学院高等部校舎

僕が通う学園で、一つの校舎、この学園は基本はエスカレーター方式で初等部、中等部、高等部、大学があるマンモス校であり、全国でも相当なでかさを誇る学園である。

基本的に初等部から入るため、上に上がれば上がるほど知り合いや顔なじみばかりになり、友人関係もこの学園で作られることが多い。

時たまに途中から編入や転入などもしてくるパターンもある。一応自分は初等部から入っている前者の方だ。


???「おーい、義則、おっはよー」


義則「おう、おはよう、煉(れん)」


鈴木煉(すずき れん)「よっ、どうした、なんか悩みでもあんのか」


こいつは鈴木煉(すずき れん)、俺の友人の一人だ。なんというかお調子者の典型的な奴だ。

自称情報通らしく色々な場所にいって調べて色々な情報を仕入れるらしい。もう新聞部入れよお前。

そしてそんな信用が低い情報を僕に教えてくれる。


義則「いや、別にそっちこそなんかいいことでもあったのか」


煉「楽しみって、忘れたのか義則、今日は転校生が来る日だぜ」


義則「ふーん、てか何で知ってるんだ」


煉「ほら、俺の姉ちゃんが教師だからさ教えてもらった」


義則「そういえば、お前の姉ちゃん、高等部の教師だったな」


煉「しかも女子で帰国子女だとさ、最高にいいね」


義則「そうなんだ(まぁ、俺には関係なさそうだけどね)」


ランサー〈興味あるんですか?〉


義則〈ないから、後今煉がいるから念話してこないで怪しまれるから〉


煉「どうした?上の空だったけど」


義則「いや、何でもないよ本当に」


煉「ん、そうか」


煉「そういや、転校生以外にも面白い情報があるんだけど聞く?」


義則「断っても話すんだろ」


煉「へへ、その通り」


煉「面白い情報ては、”仮面ライダー”を目撃したとか、”謎のゲーム”が出回ってるとかかな」


義則「へー、あんま真実味がないなそれ(一応僕の情報ぽいのはないと)」


煉「あ、後なんか最近この町でのことだけどさ」


義則・ランサー(ゲ!!)


煉「なんか最近変な奴が出るらしいからお前も気をつけろよ」


義則「そ、そうか(あぶねー、こいつなんか聖杯戦争のこと知ってるかと思った)」


義則「てか、早く教室はいろうぜ」


煉「ん、もう教室か」


ガラッ


1-A教室


ワイワイガヤガヤ、ワイワイガヤガヤ


男子生徒A「なぁ、知ってるか今日来るらしいぜ、転校生」


男子生徒B「マジで、男、女?」


男子生徒A「女子で帰国子女らしいぜ」


男子生徒B「マジかよ、ヒャッホー!!」


女子生徒A「もう、男子うるさい」


女子生徒B「まぁまぁ、ほっとこう、いつ戻りだから」


女子生徒C「ねぇそんなことより、こんな噂知ってる?」


女子生徒D「何々?」


女子生徒C「最近なんかあるアイドル事務所のほうで事件があったらしいけど、その事件を”仮面ライダー”が解決したんだって」


女子生徒A「それ本当?」


女子生徒B「絶対デマでしょそれ」


女子生徒C「じゃ、これならどう、あるゲームを手に入れた人はゲーム世界でバトルロワイアルする噂」


女子生徒D「それこそ嘘臭いよ、てかネタが中二病臭いw」


女子生徒C「いいじゃん、ロマンがあって」


HAHAHAHA!!


男子生徒A「女子うるせー」


男子生徒B」だな」


義則(相変わらずだな、このクラスも)


キンコンカーンコーン


鈴木麗奈(すずき れいな)「おーいそろそろ朝のSHL(ショートホームルーム)やっぞー、お前ら」


義則「やべ、来てたか」


煉「おはよー、姉ちゃ」 バシッ!!


煉「いってー、何すんだよ」


麗奈「学校では鈴木先生だ、家でも言っただろう」


煉「だからって、そんな強くハリセンしなくても」


麗奈「愛のムチだ、愛のな」


煉「くそ、ずるいぜ、先生」


麗奈「とそんなこと言ってる場合じゃない、朝のSHLやるぞ」


麗奈「とりあえずは、最近この町に変な奴がいるから気をつけろよ」


男子生徒C「先生それ前から言ってますよ」


女子生徒E「それにそんなのに出会っても警察いるから大丈夫じゃない」


男子生徒D「そうですよ、先生」


麗奈「まぁ、そんだけ言ってるなら大丈夫か、ではそろそろ始まる期末テストだが」


男子生徒A「ゲー、そういや忘れてた」


男子生徒B「俺余裕」


女子生徒C「そこまで難しくないよね」


ワイワイガヤガヤ


麗奈「とそうだ、今日転校生が来てるの忘れてた」


煉「そうだよ、先生、早く帰国子女の女の子紹介してよ」


麗奈「焦るな、今紹介する、おーい、入ってこい」


ガラッ、ピシャッ、トコトコ


ヒソヒソ、結構かわいくね、そうだな、すごーいお人形みたい、うん、さすが帰国子女、てか結構幼くない


麗奈「じゃ、紹介してくれ」


???「・・・」


麗奈「おーい、紹介してくれ早めに」


???スッ、カキカキ


黒板 芹沢・ヴァン・エリー


エリー「・・・芹沢・ヴァン・エリーです、・・・よろしくお願いします」


ウォー、よろしく、こちらこそ、ねぇーどこから来たの、何が好きなの


麗奈「その質問は後だ、一応席は、委員長」


委員長「はい」


麗奈「彼女の右隣が開いてるから座ってくれ」


エリー「・・・はい」


麗奈(大丈夫か、こいつ)


委員長「私の名前は神薙芹香(かんなぎ せりか)、これからよろしくね」


エリー「・・・うん」


麗奈「はい、とりあえずみんな、彼女はまだ来たばかりだから色々教えてやれよ」


ハーイ


麗奈「えーと、後は・・・」


ランサー〈ご主人様〉


義則〈今話し中だって言ってるだろ〉


ランサー〈すみません、しかしあれが来ました〉


義則〈あれって〉


ランサー〈1週間前に出会ったあの化け物です〉


義則〈な、どこにいるんだ〉


ランサー〈正門前にいます、一応正門前から100メートル付近には誰も目撃者はいません」


義則〈そうか、とりあえずいった方がいいか〉


ランサー〈えぇ、見られるリスクが高いですがこのままだと学校の被害がまずいです〉


義則〈・・・よし、行こう〉


ランサー〈さすがご主人様です〉


ガタッ


義則「先生」


麗奈「ん、どうした?」


義則「すいません、調子悪いのでトイレ行っていいですか?」


麗奈「あぁ、行ってこい行ってこい、早めに戻れよ」


何だ、いきなりだな、うん○か


煉(トイレか)


芹香(・・・)


エリー(・・・)


ガラッ、ピシャッ


タッタっタッ


義則〈とりあえず、正門に急ぐぞ〉


ランサー〈はい〉


正門前


化け物?「GURURURUR」


義則「あれか」


ランサー「あれですね」霊体化解除


義則「よし行くか」


ランサー「はい、ご主人様」


義則・ランサー「変身!!」


我はケルトの戦士也


シュバッ


1-A窓際


男子生徒A「おい、見ろよ」


女子生徒A「何、あれ」


麗奈「どうした、何が、って何だあれは」


すんげーでっけー化け物が正門前にいるぞ、やべー、てかなんか誰かいねー、本当だ、何だあいつも、特撮みたいだな


そこにいたのは黒い光沢を放つ特撮のようなヒーローだった


義則「仮面ライダーヴォルグ、見参!!」


化け物?「GUO?」


芹香(嘘、結構近くにいたのに気付かなかった)


エリー(あれが報告されていた)


義則「行くぜ行くぜ!!」


化け物「GUOOOO!!」


ブンッ ドガシャー


義則「おっと、やべ、あいつ地面抉ったぜ」


ランサー「たぶん、怪力持ちですね、あのパワーは」


化け物?「GUGAAAA!!」


ドシドシ


義則「よし、来いよ」


化け物?「GUOOO」


義則「オラッ!!」


ザクッ


化け物?「GUGAAAA!!」


ランサー「ご主人様、あれでは浅いです」


義則「なかなかだな、あいつも」


化け物?「GUOOOO!!」


ブンッ バシャ―


ランサー「ご主人様」


義則「わかってる」


サッ


義則「あぶねー」 矢除けの加護B発動


ランサー「なかなか、考えてますねあの化け物」


義則「あぁ、あの怪力で土を抉ってぶん投げてきやがった」


ランサー「あれではうかつに前にでれないのでは」


義則「なーに、それなら」


シュバッ


義則「それ以上に速くすればいいだけだ」


化け物「GUOO!!」


義則「更に」


シュボッ 得物の槍に炎がともる


義則「オラッ」


シュバッ、ザクッ


化け物?「GUOOOOO!!」


ランサー「なるほど、ルーンを使ったんですね」


義則「どんな化け物だって火は怖いはずだからな」 ルーンC発動


化け物?「GURURURU」


義則「弱ってきたようだな


ランサー「とどめといきますか」


義則「あぁ、そうだな」


義則「くらいな」


刺し穿つ死棘の槍(ゲイ・ボルグ)


グサッ


化け物?「GU、GUOOOOOOO!!!」


シューッ


義則「・・・倒したか」


ランサー「ですね」


義則「よし、これなら戦えるな」


ランサー「ご主人様があれ以来この状態で動作確認やできることを山でトレーニングしたおかげですね」


義則「いや、なんだかんだひやひやしたよ」


ランサー「まぁまぁ、戦っていたご主人様、すごいカッコよかったですよ」


義則「ありがとう、ランサー、ところで」


ランサー「どうしました?」


義則「僕達目立ったちゃたけどどう戻ろうかな」


ランサー「・・・どうしましょう」


義則「一回遠くまで行って裏門から戻るか、ヒーローって辛いね」


ランサー「まぁまぁ、帰ったらご主人様の大好物作りますので」


義則「ありがとう、ランサー」


ある遠くの地点


???1「・・・ふーん、倒しちゃうか」


???2「・・・」


???1「とりあえず、合格かな、参加者としては上々ね」


???3「おい」


???3「なーに、どうした」


???3「あれを殺してもいいか」


???1「・・・うん、いいよ」


???3「ヒッヒッヒッ、ヒャッハーーーー!!」


???2「違うな倒すのは俺だ」


???2「俺が俺こそが正義の使者????王だーーーー!!!」


???1「うん、頑張ってね」


???4「・・・」


???1(まぁ、せいぜい利用されてると知らずにね)


フッフッフッ


第1話「見参!!仮面ライダーヴォルグ」終


to be continued















































後書き

とりあえず完成しました。まだまだ書き始めたばかりなのでちょいちょい訂正していきます。
この作品を楽しめていれば幸いです。
ではまた次の作品か雑談で


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