長門「毎年、必ず提督がどこかへ行くのだが……」
暇潰しで書いた。後悔は若干している。次はもう少し真面目に書くことにしようと思う。やっぱり、地の文無いと難しいなぁ(´・ω・`)
提督「長門、すまないが少々出てくる。帰りは夕方頃になるだろう。それまで、艦隊の指揮は任せたぞ」
長門「ああ、それは構わないが……毎年、この時期になると出掛けるが、何処に行っているんだ?」
提督「なに……大したことは無いさ。とにかく、任せたぞ」
長門「……行ったか。よし、作戦を実行しよう」
作戦会議場準備&集合中………。
長門「では、これより『提督が何しているか確かめよう作戦』を結構する」
陸奥「なに、そのネーミングは?」
長門「暁たちが着けたんだ」
陸奥「……そう、それでいいならいいけど」
長門「うむ……そして、こうしてこの鎮守府ほぼ全員が参加してくれた事に感謝する」
比叡「金剛姉さま……代わってあげたかったですが、他ならぬ司令からの頼みでしたから」
金剛含め、その他何名かは任務中。
長門「さて、ことの発展は知っている者も多いと思うが、毎年、提督がこの時期になると必ず何処かへ出かけてしまう。あの、真面目な提督が、だ」
ザワザワザワ
長門「そこで、だ。今回、それを知ろうと思う。信頼を裏切る行為かも知れんが……知りたい、だろ?」
シリタイ!! ソウダソウダ!!
長門「よし。それでは、私の後ろにあるスクリーンに注目してくれ。明石、やっていいぞ」
明石「はい!! お任せを!!」
テートクダ!! コレッテテイサツキ?
長門「今回、明石と空母の者に協力してもらって偵察機にカメラを着けて飛ばしている。その映像をリヤルタイムで見ようと言うわけだ」
陸奥「はぁ……大掛かりにも程があるわ」
長門「そう言うが、スクリーンから目が離せないようだが?」
陸奥「あ、あらあら」
加賀「ちょっと、五航戦。近すぎよ。バレたらどうするつもり?」
瑞鶴「ふん。先輩は遠すぎでしょ。そんなんじゃあ、見失っちゃう」
加賀「はぁ……これだから五航戦は。いい? バレたら作戦事態ダメになるのよ? 分かってるの?」
瑞鶴「見失っても意味無いじゃん!! それに、バレてないみたいだから問題なくない?」
翔鶴「もう、瑞鶴。すぐ突っ掛からないの」
赤城「加賀さんも落ち着いてください」
大和「提督……一体、何処に?」
武蔵「方向的に言えば都市とは真逆の方向だな」
鈴谷「もしかして、女だったりして?」
那智「アイツがそんな回りくどいやり方なんてしないだろう」
青葉「そう言った情報は出回ってませんしね」
古鷹「相変わらずだね、青葉は」
電「はわわわ、なんかドキドキするです」
響「確かに、ちょっと緊張してきたよ」
夕立「提督さん、早く帰ってきて欲しいぽい~」
時雨「ゆ、夕立。一旦、落ち着いて? 余り動き回らないほうが……」
霞「べ、別にアイツが何やってようと知ったことじゃないわよっ!!」
叢雲「なんでイラついてんのよ」
ザワザワザワ
長門「うむ、提督がよく慕われているのが分かるな……っと、どうやら電車に乗るようだな」
加賀「流石に電車を追跡するとなると、カメラが外れる可能性があるのだけど?」
明石「くっ、まさか電車とは……私としたことが、スミマセン」
瑞鶴「なら、こうすればいいじゃない!!」
加賀「ちょっと!? 流石に中に入れたらバレーー」
提督『ーーん? 何故、こんな所に? ……』ガシッ
瑞鶴「あっ、やばっ!?」
加賀「はぁ……」
長門「くっ、流石にもうキツいか……ん?」プルルル
陸奥「……提督から電話ね」
長門「……出るしか、ないか」ガチャ
提督『長門か? これは……お前たちの仕業か?』
長門「すまない……だが、私を含め、みんな提督が何をしているか知りたかったんだ」
提督『はぁ……大したことではない、と言っただろ……まぁいい。そのまま見ていろ』
アッ、ワタシノテイサツキガテイトクノヒザウエニ……
チッ
カガサンオチツイテ!?
長門「……明石、これはちゃんと録画しているな?」
明石「はいっ!! こんなアングルで撮れる提督なんて滅多にありませんから、バッチリです!! ……後で、焼いて販売します」
長門「うむ、是非とも欲しい物だな」
瑞鶴「あっ、提督、電車降りるみたい……って、結構田舎方に来たね」
叢雲「……あっ!! 分かったかも」
長門「そう言えば、叢雲は初期艦だったな。何か思い当たる節があるのか?」
叢雲「前、ちょっと話してたなって思い出して……ほら」スクリーンユビサシ
長門「ここは……墓地か?」
叢雲「提督って結構若いけど、私たちが現れる前の大戦に出てたみたいで……」
提督「ふぅ……よし、まずはキレイにするか」
清掃中
提督「こんなもんかな……お前らの好きな酒持ってきてやったぞ……あれから随分と経ったな、ここから見える海は昔は酷かったのに、今では穏やか過ぎて不気味に思えるよ」
…………。
提督「まあ、そんな事はいいか。取り敢えず、近況報告でも付き合ってくれ」
…………。
……………………。
……………………………。
長門「提督……そんな事があったのか、野暮だったな」
加賀「まぁ、あの人の事だからこんなことだろうとは思いはしたけど」
瑞鶴「なに、その知ったような言い方……?」
加賀「……少なくとも貴方よりは知ってるつもりだけど?」
瑞鶴「はぁっ!? 私より着任が早かったからってーー」
長門「静かに!! 提督から電話だ」
提督『長門か? すまないがそろそろ上から荷物が届くハズだ。代わりに受け取っていてくれ』
長門「了解した」
提督『後、少ししたら帰る。それと、偵察機は戻せ。もう十分だろ』
長門「…………」チラッ
明石「」グッ
長門「分かった、すぐにでも戻そう、ああ、指揮は任せてくれ………で、陸奥届いてたか?」
陸奥「これね……って、まさか……?」
長門「ん? どうした?」
全員「「「ケッコンカッコカリッ!!?」」」
続きは書く予定。
続き
長門「提督は一体誰を選ぶのだろうか?」http://sstokosokuho.com/ss/read/9585
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