海の上で艦娘たちと暮らすお話
日々激しくなっていく深海悽艦の攻撃…
海軍はこれに対抗すべく新たな作戦を発令した
その名も「海上鎮守府作戦」…
今、とある提督と艦娘達が、陸に別れを告げる…
このssは私のss処女作品となります。
遅筆ですが楽しんでいただけたら幸いです。
提督「・・・」
不知火「・・・」
夕張「・・・」
提督「・・・・」ブルッ
不知火「・・・?」
提督「・・・っ」プルプル
夕張「・・・提督?」
提督「・・・あっ」ブゥー
不知火「!!」ガタッ
夕張「ちょっ、提督!」
提督「説教は後だ!早く窓を開けろ!」
不知火「くっ・・・」ガラガラガラ
提督「・・・」
不知火「・・・」
夕張「・・・くっ」
クッサーー!
クッセェーー!
ダメダソトニデロ!
提督「ハァハァ・・・」
不知火「フゥフゥ・・・」
夕張「ハァハァ・・・てっ、提督!どうして我慢できなかったんですか!」
提督「仕方がないだろ!船に乗ってから何時間経過していると思ってるんだ!」
夕張「なんですか!失礼の一言も言わずに言い訳ですか!?やっぱり最低な人なんですね貴方は!」
提督「はぁ!?お前上官に向かってなんだその口の聞き方は!あぁわかったよ言えばいいんだろ言えば!はいどぅうも失礼しむぁしたぁ!」
夕張「なっ!・・・く、くぉのアホ提督!」
提督「んだとこのメロン女!」
ワーワーギャーギャー
不知火「・・・」
不知火「司令、夕張さん」
提督「あ?どうした不知火」ベシベシベシ
夕張「何かありましたか?」ゲシゲシゲシ
不知火「目的地が、見えてきました」
提督「・・・おぉ、あれがか」
夕張「・・・意外と、大きいんですね」
不知火「・・・さぁ二人とも、さっさと準備をしてください」
提督「あぁ。 ・・・夕張」
夕張「なんですか?」
提督「・・・さっきは、その、すまなかった」
夕張「・・・私も、すいませんでした」
不知火「・・・フフッ」
不知火(あそこが、新しい鎮守府)
不知火(どんな戦いが、待っているのでしょうか・・・)
提督「ふぅ、こうやって間近で見るとやっぱりデカイな。前の数倍じゃないか?」
不知火「ここに着任するのは不知火達だけではないと言っていましたし、これぐらいが丁度いいのでは?」
提督「あぁそっか、俺達3人だけじゃないんだよな」
提督「・・・って夕張は?」
不知火「あそこです」ユビサシ
提督「ん?・・・んー?」
オ…オイテカナイデヨー!
提督「あいつやけに荷物が多くないか?」
不知火「なんでも、全部貴重なデータらしいです」
提督「ハァ、だからあれほど・・・。不知火、手伝いにいくぞ」
不知火「しょうがないですね、わかりました」
ハヤクキテー!
夕張「ハァハァ・・・つ、着いたぁー」
提督「も、もう絶対に、絶対にお前の荷物は持たねぇからな」ハァハァ
不知火「流石に不知火もっ、これはキツいです」ハァハァ
夕張「ありがとう二人とも」
夕張「っで、これからどうするの?」フゥ
提督「あぁ、とりあえず各自自室に荷物を置いてこい。んで片付けは後でいいから提督室に来てくれ」
不知火「了解しました」
夕張「了解。って私の部屋どこだっけ」
提督「ん?地図はもらっているだろ?」
夕張「あれ?えーと・・・、どこいったかなぁあはは」
提督「おいおい・・・。不知火」
不知火「はい、ここに寮などは無く、鎮守府内に艦娘の部屋があるようです。そして鎮守府は4階建てになっており、夕張さんの部屋は・・・」ペラペラ
夕張「なんか嫌な予感しかしない・・・」
不知火「おぉ、4階のようです」
夕張「ほらぁーー!もーーー!!」
提督「ブハハハハハハ!日頃の行いが影響したようだな!」ゲラゲラゲラ
夕張「くっ、後で覚えておきなさいよ・・・!」
提督「ふぅ、ちなみに俺は2階なんだが不知火は?」
不知火「3階です、見事に別れましたね」
提督「ありゃ、残念だな。んじゃ先に行くとしますか」
不知火「そうですね。夕張さん、ツラいとは思いますが頑張って下さい」
夕張「え、ちょっ、手伝っては」
提督「さて!不知火、じ・ぶ・んの荷物はちゃんと持ったか?」
不知火「ええ、大丈夫です。じ・ぶ・んの荷物はしっかりと持ちました」
提督「よしそれじゃあ行こうか」テクテク
不知火「ええ行きましょうか」テクテク
夕張「ちょっと!・・・く、くぉのぉ」ググググ
夕張「あとで覚えてろアホ提督ーーーーー!!!」
コン…コン…
不知火「早いですね、流石は司令の艦娘です」
提督「まぁな、ん、入っていいぞ」
ガチャ
夕張「失礼・・・します」
提督「意外と早かったな。・・・大丈夫?」
夕張「ええ、おかげさまでねっ!」
提督「ハハハ、元気そうでなによりだ」
夕張「チッ」
不知火「ハァー」ヤレヤレ
提督「では揃ったところで、改めて今回の作戦とこの鎮守府での活動内容を伝える」
提督「最近、深海悽艦の攻撃が激しくなってきており、資源を乗せた船や漁船などが襲われるという被害が後をたたない。そこで、我等海軍は海上鎮守府作戦を決行した」
提督「日本列島から離れた外洋、その上に鎮守府を建て、深海悽艦が運航海路に到達する前に向かえ討ち、これらを殲滅するというものだ」
提督「だが重要なのは敵を倒すということではなく、海路に敵を近付けさせないということだ。この意味がわかるか?」
不知火「つまり、敵に撤退させるようにすればいいのですね?」
提督「そうだ。敵は何度も攻めてくる。その度に全部倒していてはいずれ資源が底を尽きるだろう」
夕張「だから倒さなくてもいいから最低限の資源で敵を駆逐しろと?」
提督「まぁそういうことだな。もちろん必要とあらばじゃんじゃん使っていくぞ。節約節約言ってて死んだらどうしようもないからな」
不知火「なるほど、それほど難しいことではないようですね」
夕張「まぁ私達からしたら、ねぇ?」
提督「だと、いいんだがな・・・」
???「・・・」イライライラ
???「うふふ・・・」イライライラ
???「うぅ、遅いぞ!もう一人はまだなのか!」
???「随分と私を待たせてくれるじゃない~?いい度胸ね~、腕を切り落としてあげようかしら~?」
???「い、いや、流石にそこまでしなくていいぞ龍田」
龍田「でも悪い子にはお仕置きしないと~。那智ちゃんはそう思わないの~?」
那智「私は限度が過ぎると言っているんだ。まぁこれで反省の色を見せないようならそれも
アリ、かもな」
龍田「うふふ、いい加減早く来ないかしら~?」
ゴメンナサーイ!
那智「はぁ、やっとか」
???「ハァハァフゥフゥ」ハァハァ
龍田「うふふ、20分の遅刻よ~?」シャキン
???「ひぃっ!?ごごごごごごめんなさい!!」ペコリ
那智「まったく。お前、名前は?」
霞「かっかかかか霞よ・・・じゃなくて霞です!」
龍田「そう、それで霞ちゃん、どうして遅刻したのか一応聞いておいてあげるわ~?」チャキ
霞「ひぇぃ!!ああああああののののですすすねね、」ガクガクガクガク
那智「龍田、もういい、さっさと船に乗ろう。遅れを取り戻さなければ」
龍田「もう、ここからがいいところなのに~・・・。ほら、霞ちゃん、あなたも早く乗って」
霞「ははははい!」ガクガクガク
霞(荒潮ぉぉ!絶対に許さないからなぁ!)ガクガクガク
提督「だと、いいんだがな・・・」
不知火「? 司令、どうかしましたか?やけに弱気になっていますが」
提督「いや、不知火も夕張も確かに強いんだけどさぁ、お前らよく慢心して危ない目に合うじゃん?」
夕張「で、でも私達今日まで無事にやってこれてるわけだし、そんな心配することないんじゃない?」
提督「だからそれが駄目だと言っているんだ!いつ予想外のことが起こるか分からないんだぞ!?」
夕張「なっ、そんなに強く言わなくたっていいじゃない!私達だってそれぐらいちゃんと理解してるわよ!」
提督「いーや!絶対分かってないね!その証拠にあんなにも大量の機械を持ってきて、運んでいる時敵に襲われたらどうするつもりだったんんだこのメロン!」
夕張「なあっ!またメロンって言ったわね!?もう、許さないんだからぁ!!」
不知火「二人ともいい加減にしてください!!!」
提督「うっ・・・」
夕張「し、不知火・・・」
不知火「何故こうも二人は喧嘩腰でしか話すことができないんですか!少しは冷静になってください!!」
提督「・・・」
夕張「・・・」
不知火「司令の言うことはもっともですし、夕張さんの言うことも同じ艦娘として理解できまs」ウゥー!ウゥー!
ウゥー!ウゥー!ウゥー!ウゥー!
不知火「っ!?これは!?」ウゥー!ウゥー!
夕張「なになになんなのこのサイレンは!?」ウゥー!ウゥー!
提督「・・・ついにきたか」ウゥー!ウゥー!
不知火「きた、とは?」ウゥー!ウゥー!
提督「奴等だよ」ウゥー!ウゥー!
提督「深海悽艦がここにくる!」
ウゥー!ウゥー!ウゥー!ウゥー!
提督『不知火!夕張!戦闘の準備はできたか?』
不知火「こちら不知火、装備装着完了しました!」
夕張「こちら夕張、こっちも大丈夫よ!」
提督『よし。いいか二人とも、よく聞け。敵艦隊は軽巡2隻と駆逐艦4隻だ。残念ながら今分かっていることはこれだけだが、お前達ならこれを撃退できると信じてる』
夕張「ふっ、そんなの朝飯前ってやつよ」
不知火「司令、流石に心配しすぎでは?」
提督『・・・そうだな。二人とも、存分に暴れてこい!』
不知火「了解!水雷戦隊、出撃します!」
ブシューーー!
夕張「おぉ、噛まないなんて珍しいじゃない。軽巡夕張、出撃!」
ブシューーー!
不知火「こちら不知火。司令、聞こえていますか」
提督『こちら提督。大丈夫だ、聞こえてる。スゴいなぁここの設備は。』
夕張「こちら夕張。無駄話はいいから戦闘に集中!」
提督『あぁ、すまない。それで敵の詳細は?』
不知火「軽巡ホ級が2隻と・・・、おかしいですね、駆逐イ級の計3隻しか見当たりません」
提督『何?夕張、そっちは?』
夕張「私もよ。どう見ても3隻しかいない。本当にさっきの情報は正しいの?」
提督『新開発のレーダーだから狂いは無いはずだが・・・後で言っておかないとな。不知火、夕張、向こうはたったの3隻だ。お前達の力を見せつけてやれ!』
不知火「了解!戦闘、開始します!」
夕張「さぁ!色々試してみても・・・いいかしら!」ズドン!
ヒュー- ドガーン!
ホ級「ゴギャアアアアア!!」ズブズブ
夕張「ホ級1隻撃破!データもバッチリね!」
不知火「沈め・・・沈め!!」ドン!
ヒュー- ドガーン!
イ級「グギャアアアアア!!」ズブズブ
不知火「イ級撃破!まあまあね。」
ホ級「グググ・・・ゴギャアアアア!!」プシューー!
夕張「不知火!そっちに魚雷がいった!」
不知火「分かっています。魚雷、発射!」プシューー!
ブクブクブクブクブク!!
不知火「そんなんで、不知火は沈まないわ」カワシ
ホ級「ゴギッ!?」
ブクブクブクブクブク!! ボガーン!
ホ級「ゴギャアアアア!!」ズブズブ
不知火「つまらないわね。敵艦隊の殲滅を確認」
夕張「敵艦隊の殲滅を確認。作戦終了っと」
提督『二人とも、よくやってくれた。すぐに帰投して補給をしなさい』
不知火「了解。水雷せんたん、帰投します」
夕張「あっ、噛んじゃったね・・・」
提督『なんだか締まらないな・・・』
不知火「・・・っ////」プルプルプルプル
ブクブクブクブクブクブクブク
夕張「うん?何の音かしら」
ザバァ!
駆逐ロ級「グギャアアアアア!!」
夕張「きゃあああああ!!」
不知火「っ!?夕張さん!!」
提督『どうした!?何があった!!夕張!不知火!おい!応答しろ!!』
提督『応答してくれぇぇぇぇぇ!!!』
ザバァ!
駆逐ロ級「グギャアアアアア!!」
夕張「きゃあああああ!!」
不知火「っ!?夕張さん!!」
提督『どうした!?何があった!!夕張!不知火!おい!応答しろ!!』
夕張(あぁ、アタシ・・・こんなところで沈んじゃうんだ。)ドウシタンダ!
グギャアアアアア!!
夕張(最期まで、提督とは喧嘩しか出来なかったな・・・)シラヌイ!ユウバリ!
チャキンッ!
夕張(提督・・・、ごめんなさい・・・)
グギャアアアアア!!
ズバァ!!!
グギギギ・・・ ドガーン!
夕張「・・・え?」
???「大丈夫?怪我は無いかしら~?」
夕張「あ、あの、えっと」
『応答してくれぇぇぇぇぇ!!!』
夕張「っ!!」ビクッ
???「あらあら、女の子を涙目にするなんて・・・。ちょっとインカム貸してくれるかしら?」
夕張「え?えっと・・・、ど、どうぞ」
???「もしも~し?提督さん~?」
提督『っ!?その声、誰だお前は!』
???「私?私は軽巡洋艦、龍田だよ~」
提督『龍田・・・?じゃあお前が』
龍田「そう、本日付けでここに着任する艦娘です」
提督『そうなのか・・・。 夕張は!!不知火は!!』
龍田「はいはい、ちょぉっと待っててね~。はい、どうぞ」
夕張「あ、どうも・・・。 て、提督?」
提督『夕張?夕張なのか!?怪我は無いか!?』
夕張「助けてもらったから大丈夫です。その・・・////」
提督『どうした!?やっぱりどこか負傷したのか!?』
夕張「そうじゃなくてですね・・・////」
龍田「うふふ、外まで漏れてるわよ~♪」
提督『へっ? ・・・あっ///』
夕張「うぅ・・・////」
不知火「司令?」ドスゴエ
提督『ん、あっ不知火、よかった無事だったか』ダラダラダラ
不知火「今司令は不知火のこと忘れてましたよね?」ドスゴエ
提督『そ、そんなことないぞ?いやぁ二人とも無事でよかったよかった』ダラダラダラダラダラ
不知火「むー・・・」ゴゴゴゴゴ
提督『アハハハ』ダラダラダラダラダラダラ
夕張(不知火ってあんなに恐かったっけ・・・)アオザメ
龍田「あらあら、うふふ♪」
ブクブクブクブク
龍田「っ!不知火さん!後ろ!!」
不知火「えっ あっ」
ロ級「グギャアアアアア!!」ザバァ!
龍田(くっ!今度は間に合わない・・・!)
夕張「不知火!!」
提督『今度はどうした!!不知火!』
提督『不知火ーーー!!』
不知火「あっ・・・あぁ」
ロ級「グギャアアアアア!!」
夕張「っ!ここから撃てば、不知火に・・・!」
提督『不知火ーーー!!』
ドン! ヒューーー
ドガーン!
ロ級「グギャッ!? ギギギキ・・・」ズブズブズブ
不知火「!?」
???「あーあー、よし。司令官、聞こえるか?」
提督『・・・こちら提督、お前は?』
那智「私は重巡洋艦の那智。よろしくお願いする」
提督『那智・・・そうか、じゃあ君も新しく来てくれた艦娘なのか』
那智「あぁ、そうだ。・・・それよりいいのか?彼女、なにやら怒っているぞ?」
提督『へっ? あっ・・・』デジャブ
不知火「司令・・・」ゴゴゴゴゴ
提督『や、やぁ不知火!げげ、元気か?』アハハハハ
不知火「後で覚えておいてくださいね?」
提督『・・・はい』ガックシ
夕張「まぁ、無事でよかった・・・」ホッ
龍田「うふふ」
那智「これ、本当に助けてよかったんだよな?」
龍田「たぶんね~♪」
マッテクダサイッテバー!
不知火「おや?」
夕張「あれは?」
龍田「霞ちゃんよ~。ようやく追いついたようね~」
那智「ハァー、遅すぎるぞ・・・。先に行こう。案内してくれるか?」
不知火「分かりました。ついてきてください」
夕張「えっ不知火、あの子を待ってないと」
龍田「いいからさっさと行きましょ~?」
チョッオサナイデワカッタカラ! トコロデシレイカンハドンナヤツナンダ? ソレハモウ… ウフフー
霞「あぁ!置いていくなんてありえない!これでも全速力(嘘)で来たのに!」
霞「おーい!待ってyっとっとっとっとっきゃあ!」
ビチャンッ!
ドン! ヒューー
霞「いつつつ・・・あっ」
ヒュー
不知火「? はっ!?」
夕張「!! 弾が不知火の方に!」
ブクブクブクブク ザバァ!
ロ級「グギャアアアアア!!」
那智「そしてちょうど弾から庇うような形で深海悽艦が!」
ロ級「!?グゲエエエエエ」ドガーン!
龍田「最後に爆発四散!・・・と」ウフフ
不知火「・・・」
霞「・・・あーあはははは」ダラダラダラ
霞「結果オーライ?・・・ってことで」ダラダラダラダラ
不知火「霞さん・・・でしたっけ」
霞「は、はいそうです」ダラダラ
不知火「後でゆっくりお話しましょう」ニッコリ
霞「ひぃっ!!」
霞(なんでこうなるのよぉぉぉぉぉ!!)
提督『・・・俺存在忘れられてる?』
不知火「もちろん司令も一緒に」ニッコリ
提督『言わなきゃよかった・・・』
提督「えー、というように色々なことがあったけど、無事に皆帰投できた、と」
不知火「あのくらい不知火達には準備運動にしかなりませんよ」
夕張「同じく。水中からイ級が飛び出してきた時はもうダメかと思ったけどね」
龍田「うふふ、間に合ってよかったわ~♪」
那智「うむ。私の射撃能力も衰えてないようでよかった」
霞「ま、まぁあたし達なら楽勝よね」
全員「・・・・」ジー
霞「うっ・・・」
提督「まそれは置いといてだ。とりあえず皆のことが知りたい。一人一人軽く自己紹介をしていこうじゃないか」
提督「んじゃとりあえず俺から。」
提督「呉鎮守府から異動してきた提督だ。呼び方は各々に任せる。指揮については上から太鼓判を押される程優秀、らしい。結構気持ちが高ぶりやすい性格だ。戦闘も大事だが、皆と楽しくやっていきたいと思ってる。よろしくな」
パチパチパチパチパチ
提督「じゃあ次は不知火」
不知火「はい」
不知火「陽炎型駆逐艦2番艦、不知火です。司令と同じく呉鎮守府から異動してきました。砲撃、雷撃、航行、夜戦、家事、基本的に何でもできます。よろしくです」
パチパチパチパチパチ
提督「まぁ聞いての通り不知火は基本何でもできるやつだ。ただ油断するとすぐ失敗してしまうのが玉にキズってやつだ」
不知火「! しっ司令!」
提督「ハハハハ、すまんすまん。まぁ仲良くしてやってくれ。じゃあ次は夕張」
夕張「はい!」
夕張「同じく呉鎮守府から異動してきた夕張型1番艦軽巡洋艦の夕張です。呉では鎮守府の頭脳と呼ばれていたほど知識を持っているわ。何か分からないことがあったら私に聞いてね」
パチパチパチパチパチ
提督「夕張のデータには毎回助けてもらっているんだ。だがそのかわり、運動神経は悪い方でな」
夕張「ちょっ!提督!」
提督「おっと、また口がスベってしまったなー」ボウ
不知火夕張「ぬぬぬぬ」ジー
提督「ははは・・・あーと、じゃあ次は龍田、よろしく」
龍田「はぁい」
龍田「佐世保からきました、軽巡洋艦、天龍型2番艦の龍田だよ~。実は砲撃が苦手なの~。でもそのかわり、このブレイドちゃんを使った近距離戦が得意なんだよ~。よろしくね~♪」
パチパチパチパチパチ
提督「なるほど、砲撃より剣術か・・・。というかブレイドちゃんって」
龍田「この子のことで~す」
ブレイド「シャァァキン!!」
提督「お、おうよろしく。えと、じゃあ次は那智」
那智「うむ」
那智「私は舞鶴鎮守府からきた妙高型重巡2番艦の那智だ。砲撃なら誰にも負けない自信があるぞ。命中率はなんと99.999%だ!・・・ただ、艦載機は苦手だな。よろしくお願いする」
パチパチパチパチパチ
提督「先程の戦闘での砲撃は良いものだったらしいな。対空は苦手みたいだが期待しているぞ」
那智「あ、ああ(少しボケたつもりだったんだが・・・)」
提督「じゃあ最後に・・・霞」
霞「その間は何なのよ!」
霞「あたしは朝潮型10番艦、駆逐艦の霞よ。横須賀鎮守府からきたわ。なぜだかいつも不運なことばかり起こるの・・・。けど4回に1回は幸運なことが起こるわ。意味分からないでしょ?あたしもよ。まあよろしくね」
パチパチパチパチ
提督「んーと?つまりどういうことだ?」
霞「いつもは不幸だけど時々幸運なことが起こるってこと」
提督「んー?さっきの不知火に当たりそうだった弾がイ級に当たった、みたいなやつのことか?」
霞「あー、そうそう、そんな感じ」
不知火「そんな感じって・・・、つまり下手したら不幸なことが起きてた、ってことですよね?」ゴゴゴゴゴゴゴ
霞「え?あっ、あーははははは」ダラダラダラ
不知火「フフフ・・・」ゴゴゴゴゴゴゴ
他4人(ああ、つまりこういうことか)
霞「あははははは」ダラダラダラダラダラ
荒潮も出るのか?