2017-07-18 00:12:48 更新

概要

パート1の続きとなります。よろしければお付き合い願えれば幸いです。


前書き

これまでのあらすじ

『艤装整備兵』としての能力を持つ少年、長内翔太は相棒の『オヤカタ』と共に妹之浜鎮守府に着任するべく旅立った。しかし、財布とスマホを忘れてしまい、連絡がとれず無一文のまま妹之浜を目指す事になった。その途中、翔太とオヤカタはふと見つけた学校に寄って休憩する事になった。


鎮守府着任!その2


ーーー学校


津波対策の為に作られた壁が、深海勢力の攻撃を多少防いでいてくれた為か建物自体は今までの破壊された海岸ぞいの建物と違い無事だった。



オヤカタ「おっ、門も閉められてない!ラッキー♪」


翔太「……(ハアハア)」


オヤカタ「とりあえず自転車は門のとこに置いていこう、もし中にいて俺達が気付かなくても見回りしてる人がいたら気付いてくれるかもしれない」


翔太「……わかった」


オヤカタ(……マジでこいつァまずい、鍛えているとはいえ翔太はまだ11歳だ。子どもの体力じゃあここまでが限界か。)


オヤカタ(クソッ!見通しが甘かった!途中で家があれば電話位借りて連絡しようなんて…このままじゃあここで一夜をあかす事になりかねない!)



門に自転車を立て掛けて、翔太はフラフラになりながら中に入って行く。


中に入ると一面に雑草の生い茂る校庭と、錆び付いた遊具が二人を迎えた。長い間人の手が入ってない何よりの証である。


オヤカタ「……とりあえず水だ、水が飲める場所を探そう!電話やら何やらを探すのはその後でもいいだろう!」



オヤカタを肩に乗せて奥へと足を踏み進める。


正面入り口にあった水道は蛇口が壊れていて水も出ていなかった。


だが、正面入り口のドアはガラスが割れていて中に入れた為、そこから中に入る。


オヤカタ「本来やっちゃならん事だが緊急事態だからな、誰かに見つかっても何とかなるだろ」




ピチョン……ピチョン……




オヤカタ「水の音?」




歩を進めると水溜まりがあり、蛇口からわずかに水が出ていた。


翔太は蛇口に駆け寄り蛇口をひねってさらに水を出して飲んだ。朝から走りどおしで水分補給もままならず、さらに強い日差しにさらされて疲労していた体には冷たい水は何にも勝る美味さだった。





翔太「ふぅ………」


オヤカタ「あーーーーっ、生き返るわーーーーー!」


水分補給をすませて開いていた校長室の来客用の長椅子に寝そべり、翔太とオヤカタはひとまずの休憩を始めた。


翔太「本当に倒れるかと思ったよ…」


オヤカタ「全くだな。だけど元はと言えばお前が財布とスマホを忘れてなきゃこんな苦労はしてねーんだぞ?」


翔太「うっ、そ、それは…ごめん」


オヤカタ「ったく、翔太は普段ミスがない分たまにやらかすからなぁ、俺が見ていてやらなきゃ心配でしょーがねーよ!後だな…(クドクド)」


翔太(あっ、これ昔の話で長くなるパターンだ)


その後オヤカタの話は1時間続き、疲労がピークに達した翔太はまどろみながら「うん」「うん」と相づちをかえしながらそのうちに眠ってしまった。


オヤカタもそのうちに眠っていた。


だが、二人は知らなかった。校庭に補食されたと思われる動物の骨と、補食した者達の多種多様な毛が雑草によって隠れていた事、そして










ーーー『その毛の主達』が自分たちのねぐらに帰ってきつつある事を。






フンフン、クンクン……タッタッタッ


夕○「………ッポイ」








ーーー妹之浜鎮守府正面



提督「……という訳でその新人の捜索を行う。これより車で出発し、各員二人一組(ツーマンセル)を組んでもらって、いるかもしれないポイントで下ろすから、その範囲を捜索してくれ」


提督「正直立ち上げたばかりの我が鎮守府にとって訓練の時間は一分一秒でも惜しいところだが、これからの我が鎮守府にとって決して欠かせない人材だ、すまないが宜しく頼む。何か質問は?」


那珂「はい!」


提督「何だ?」


那珂「今の今まで新人さんが来ることを隠してた理由は?」


提督「サプライズにしようと思って黙ってました!」


那珂「相変わらず人を驚かすのが好きですね!一度野球のボールに頭ぶつければいいと思います!」


提督「わ~お、那っ珂ちゃん辛辣ゥ!!」


叢雲「それについては後でこの落ち武者に『グローブ無し千本ノック』やらせる予定だから心配しないでいいわ」


提督「俺の身体は心配してくれないの!?ってゆーか落ち武者って何?俺の事!?」


叢雲「そのうざったくて後ろで縛ってる髪を下ろしたらどう見たって落ち武者じゃない、ちょうどお似合いの呼び名よ!(フン!)」


那珂「やったぁ!その現場、那っ珂ちゃん入りまーす!」


霞「あっ、あたしも(挙手)!」


潮「わ、私は…遠慮しておきます。ば、倍返しされそうだから…(汗)」


若葉「提督、大丈夫だ、痛みは友達だ。怖くはない」


雷「なら私は大破した司令官のお世話をするわ!」


提督「ワアオ!みんなイッキイキしてるゥ!あと若葉は痛みをサッカーボールと勘違いしてないかな!?それと雷ちゃんは僕が大破する前に止めてくれると嬉しいんだけどなあ~(汗)」


雷「そんなんじゃ駄目よ!司令官のお世話が出来なくなっちゃうわ!そうよ、たとえ両手両足が大破して使えなくなっても雷がぜ~んぶお世話してあげるわ♪(ハイライトさんがログアウトしました)」


叢雲「あら、良かったじゃない。あんたの将来は安泰ね(ウフフフ…)」


提督「安泰どころかNICE BOATの危機な予感がするんですけど!?」


霞「あれ?そういえばウチの『先任(初期艦とは別に配属される戦闘面で提督に助言するベテラン艦娘の事)』は?」


叢雲「あら?そういえば居ないわね?」


那珂「レッスンかなぁ?」


若葉「哨戒任務か?」


雷「それなら私達を連れて行くでしょう?どこ行ったのかしら?」


提督「俺の事は心配してくれないのね(トホホ…)アイツなら今街に行ってもらってるよ?」


潮「ど、どうして…でしょうか…?」


提督「アイツは今バーゲンという(女の)闘いに挑んでいる、邪魔はできない!(キリッ!)」


叢雲「キリッ!じゃないわよ!何遊びに行かせてンのよ!早く呼び戻しなさい!」


霞「そうよ!早くしなさいよ!このクズ!変態!スケベ親爺!」


提督「……そろそろ泣いていい?」


叢雲「ハゲ呼ばわりしないだけ気を使ってあげてンだから早くなさいな?」


提督「(……グスン)いや、実は理由があってな。諸君らの非番時の外出用の服を見繕ってきてくれと頼んであるんだ、四六時中制服とジャージだけじゃ味気ないだろうし、最初に買いに行くときに多少はおめかししていくのも悪くないだろうと思ってな」


雷「流石司令官ね!今度お出かけするときは雷が司令官の服を見繕ってあげるわ!(ニッコリ)」


叢雲「フン!ま、まぁ…そういう事なら…」


那珂「ン?…おい、ちょっと待て(ゴゴゴゴゴ…)」


提督「な、なんでしょうか?那珂さん?」


那珂「提督貴様…今服を見繕ってもらっていると言ったな?」


提督「(やべ、那珂ちゃんがキレかけて可愛くない台詞になってる!)は、はい…そうです」


那珂「という事はだ…我々のスリーサイズを『アイツ』は知っている事になるよなあ~~。なぁ、提督よ(ズゴゴゴゴゴゴゴ)」



叢雲&霞&潮「「「あっ」」」


雷&若葉「「??」」



提督「は、はい!」


那珂「……我々のサイズを『何処で』奴は知ったんだア!ンンン!?」


提督「そ、その…(チラッ)」


叢雲&霞&潮(ズゴゴゴゴゴゴゴ…)


提督「ひ、ヒイッ!(ガクブル)」


叢雲「あんた…」


霞「死にたくなかったら…」


潮「正直に…」


那珂&叢雲&霞&潮「「「「答えろ(てください)!」」」」







提督「……身体測定のデータを渡しました♪テヘペロッ!」




那珂「(ビキビキッ!)…フゥ。や~れやれだぜ。おい、テメー」


提督「は、はひ…(ガタガタブルブル)」


那珂「右の拳と左の拳、どっちで殴られるか当ててみな」


提督「ひ、一思いに、み、右ですか?」


叢雲「No!No!No!No!」


提督「じ、じゃあひ、左ですか?」


霞「No!No!No!No!」


提督「り、両方ですかーーー!」


潮「YES!YES!YES!YES!」


提督「も、もしかして、オラオラですかあーーーー!!」


那珂「いいや、正確には…」


那珂&叢雲&霞&潮「「「「全員でオラオラだあっ(DETH)!!!!」


提督「潮ちゃん、『です』が『DETH』になってない!?」


オラオラオラオラオラオラ……



メキャッ!ドゴバギ!グシャ!ドギャーン!


アーーーーーーーーーーーッ!!!!



ーーー提督!再起不能(リタイア)!



提督「いや、リタイアじゃねーよ!まだこれから」


ガシッ!


那珂「何だ?まだ元気じゃあないか?ならまだまだたっぷり味わってもらおうかあ。ンン??」


提督(あっ、これ死んだわ)















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SS好きの名無しさんから
2017-06-28 12:33:38

SS好きの名無しさんから
2017-06-22 14:11:20

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