2018-03-18 08:53:29 更新

概要

息抜き作品第2弾です。


前書き

注意!

作者のオートバイ・及びそれらに関する知識は野獣先輩のアナ○並みにガバガバですので、それを受け入れられる方のみご覧下さい。それ以外の方はブラウザバックをお願いします。

後、諸事情により今回の作品の提督にはCvとして中尾隆○氏を設定していますので、脳内再生をお願いします。

では、ゆっくり更新ですが、よろしければお付き合い願います。



ドンドンドンドン!ドンドンドンドン!


天龍「おい提督!今日休みだろ!?ツーリング行こうぜ!」


木曾「美味いステーキが食べられる店を見つけたんだ!」


川内「提督!夜戦(ストリートレース)しよ♪」


神通「姉さん、那珂ちゃんのスクーターを直してもらうのが先です」


那珂「直してもらったら~♪可愛くデコレーションしたいなあ♪」


阿賀野「ねぇー!何で阿賀野と酒匂は免許取っちゃいけないのー!能代と矢矧は持ってるのにー!」


能代「危ないからよ、阿賀野ねぇ」


矢矧「能代姉さんがサイドカー買いましたから、二人はそれに乗りなさい」


酒匂「酒匂も免許とりたーーい!」


神風「ちょっと司令官!今日は私達のオートバイ選びに付き合ってくれる約束でしょ!」


朝風「前々から約束してたんだから、今日は神風型の日よ!」


子日「呼んだ?」


春風「い、いえ…呼んでないです」


松風「姉貴、落ち着きなよ、カリカリしすぎるとハゲるよ」


朝風「ハゲないわよ!何よ!姉とやる気!上等じゃない!」


旗風「み、皆落ち着いて…」


夕張「提督ー!マフラー交換手伝って!」


テートクー!シレー!ギャーギャー!




























提督(現在時刻0130、やっと書類終わらせてさぁ寝ようっちゅー時に来襲されてます。なんでやねん…)




自己紹介兼事の経緯


提督(ワイはこの鎮守府の提督や)


提督(決してどこぞの野球実況好きの人間なんだか化け物なんだかわからんお兄ちゃんやないから間違えんように)


提督(まぁそれはエエとして、時を遡る事3年前、やっと士官学校卒業して、さあいざ戦や!と思たら深海の連中の巣を壊滅させる作戦が見事に大当たりして、今は深海の連中なんぞ、はぐれしか出えへんようになってしもうた)


提督(手柄挙げられへんかったんは残念やったけど、そん時は平和になるならそれはそれでエエこっちゃ思たわ)


提督(その後は、ペーペーでまだ着任もしとらんかったワイらはしばらく待機を命じられて、上から『予算の関係でこれ以上鎮守府増やせないから、退役希望を募る』って言われてたけど、妖精が見えるだけで提督にさせられた奴らと違ってワイは自ら志願して海軍入ったから、退役は選べんかった)


提督(そんな時、現役の提督でワイの年上の幼なじみがケッコンカッコカリをマジ結婚にして地元に帰る言うんでワイが入れ替わりでその鎮守府に着任が決まったんや!)




提督(……マジ結婚の相手が海防艦やった事についてはツッ込めへんかったわ…)


提督(両親・親戚一同の前で嫁発表って時はワイも説明と説得に駆り出されて大変やったわ…もう二度とやりたないわ…)


提督(そんなこんなでこの南路営(ナンジェイ)鎮守府に着任したんや!)



提督(さて、オートバイブームについてやが、ここからは回想にさせてもらうで…)



ーーーー2年前、南路営鎮守府


提督「がーんばーれアニマルワン♪力のかーぎーりー♪」


書類カキカキ


提督「すーすめーよアニマルワン♪メキシコめざしーてー♪」


判子ポン!


提督「やるぞ今にみてーろー♪バババババンと日の丸あげるのだー♪」


大淀「あら、ご機嫌ですね提督、何かあったんですか?」


提督「そらそうやがな!今日は執務は半日だし、お昼はワイの好物の焼きそばやし、天気は良いしで、こんな日に不機嫌になる方が難しいで!」


大淀「そういえば午後から5日間休暇でしたね」


提督「今日は午後から何しよかなぁ~♪夜飲み行くんは決定しとるからなあ~♪」


大淀「あらあら、贅沢な悩みですね(ウフフフ)」


コンコン、ガチャッ!


北上「フリー○様~、今帰ったよ~」


大井「遠征完了しました、地面に額を打ち付けながら土下座して北上さんに感謝してください」


提督「おや、ザーボ○さんにドドリ○さん、お帰りなさい。ご苦労様でしたね…って何言わすねん!ワイはフリー○やない!ワイの名前は『風林座(ふうりんざ)』や!」


北上「まぁまぁ、そんなに怒るとすぐにストレスでハゲちゃうよ」


提督「ハゲさすようなストレス与えんなや!」


大井「それはともかく…」






<●><●>大井「私達の一体どちらがザーボ○で、どちらがドドリ○なんでしょうか?」ゴゴゴゴゴ……


提督(ワイの命…バイバイ○ーン)





ーーーー


提督「き、北上様と大井様は素敵な艦娘様です…(ボロボロ)」


大井「解って下さって何よりです(ニッコリ)」


北上「さあて、大井っちの機嫌が治ったところで…提督~」


提督「ん?なんやねん?」


北上「お昼からヒマでしょ?」


提督「まぁヒマといやヒマやけど、急になんやねん」


北上「ちょっとね…」



ーーーお昼、食堂


提督「さーて、メシメシっと…」


北上「提督~こっちこっち!」


提督「おう、待たせたな」


木曾「なぁに、そこまで待ってないさ。それに俺とお前の仲じゃないか」


大井「提督の分は持ってきてますからはさっさと座って下さい」


提督「へいへい、あんがとさん。んで、ワイに相談ってなんやねん?」


北上「ウチらって一回の買い物する時5万円以上の場合は提督に申告がいるじゃん」


提督「おぅ、将来退役して生活に困らないようにさせる為にあまり無駄遣いはさせたくないからな、何をするにも銭はかかるさかい慎重に考えなあかん」


提督「でも何かしら趣味でも初めてみたいとか、将来の為になる資格取りたいとかなら話は別や!銭は貯めるだけじゃあかん、自分にプラスになる使い方なら是非使うべきや!」


大井「…こう言っては何ですけど、関西の方って必死にお金を貯める為にとにかく節約に次ぐ節約してるようなイメージでしたけど、実際は違うものなんですね」


提督「あー、よくケチとかセコいってイメージ持たれんねん。まぁ、実際そういう奴もいるけど大抵はマンガとかアニメのイメージのせいやな。せやけど皆が皆そういう訳やないからな。ネクラで無口な関西人かておるし、豪快な金の使い方する奴かておるで」


提督「さて、話がそれてもうたけど、そうなると何か高いけど欲しいモンでもあるんか?」


木曾「ああ、免許が欲しいんだ」


提督「免許?免許なら四つ輪の免許持ってるやん、大型特殊でも欲しいんか?」


木曾「免許は免許でも二輪の免許が欲しいんだ」


提督「……一応理由を聞かせてくれるか?」


北上「アタシらは車の免許はあるけど、実際車持ってる人いないし、あってもウチには自衛隊のお下がりジープしかないし、さらに数が少ないから休みの日に取り合いになってるからさ、いい加減個人所有の異動手段が欲しくてさ~」


大井「ロードバイクや皆でお金を出し合ってカーシェアリングも考えたんですけど、移動ぐらいは楽したいし、車だと所有権や税金の問題もあって…」


木曾「そんな時にテレビで『趣味を持つ艦娘特集』をやっていて、その時にオートバイを所有している鎮守府があったんで、これならと思ったんだ」


提督「なるほどな…そんでオートバイか…ええんやない?」


木曾「本当か!」


提督「ただし、まずは『原付』からや」


北上「ええ~~、めんどくさいから大井っちと2ケツしたいのに~」


大井「私と北上さんの合法的くっつきタイムを邪魔する気ですか(理由を説明していただけますか?)」


木曾「落ち着けよ姉貴達、提督が理由のない事を言うはずがないだろ」


提督「木曾は優しいなぁ~後大井は本音丸出しやぞ」


提督「まずワイの方針として『原付で楽しくなければそこから先はいらない』っちゅー考えやねん」


提督「いくら一時期楽しくても、飽きて乗らなくなれば意味がないし、免許代も無駄やろ?原付っちゅーんは『オートバイに乗る奴と乗り続けられる奴』を選別するモンやとワイは思ってるし、ワイはなるべく乗り続けられる奴に乗って欲しいんや」


提督「それに原付なら普通自動車免許持ってりゃオマケでついてくるモンやから、普通自動車免許持っとるお前らはいちいち教習所行かんでもエエし、原付ならガソリン代や税金面でも車や普通2輪に比べりゃ楽やし、街乗り中心で高速やら有料道路をしょっちゅう使わないなら原付以上はそこまでいらんわ」


木曾「そうか…」


提督「まぁ原付で長く乗れそうやったらステップアップするか、ダメやったら車にするなりロードバイク乗るなりすりゃあエエこっちゃで」


北上「ちなみに提督は持ってんの?」


提督「おぅよ、大型二輪持っとるで!(作者も大型二輪持ってます)」


大井「今も乗ってるんですか?」


提督「まぁ今は実家に置いてあるけどな」




ーーーー


提督「ふぅ、ごっそさんやで!」


北上「あーお腹いっぱい(ポンポン)」


提督「腹出して叩くなや、若い娘がみっともない」


大井「北上さんのきれいなお腹いただきました!(提督の言うとおりですよ北上さん)」


提督「だからちったあ本音隠せや大井!」


北上「いいじゃん、減るもんじゃないし、それに男は提督しかいないんだからさ」


提督「そういう問題やのうて、駆逐の子らが真似するからやめろゆーてんねん!見てみい!」


文月「お腹いっぱーい(ポンポン)」


時津風「あー、食べた食べた!(ポンポン)」


提督「トッキーはともかく文ちゃんまで真似してもうてるやないかい!どないすんねん!」


北上「……自重します」


提督「またマナー指導せなアカンわい…(トホホ)」


大淀「失礼します、提督」


提督「ん?何や?」


大淀「提督宛にお荷物が来ているのですが…」


提督「?」


大淀「とにかく来ていただけませんか?私では対処のしようが…」


提督「?何やわからんけど、とにかく行ってみよか」


鎮守府資材搬入口


提督「何や、外に置いてあるんかいな?」


大淀「こちらなんですけど……」


提督「な!何で……」


北上「?これ提督の?」


大井「確かにこれはどうすればいいか解らないですね」


木曾「提督、これは」











提督「何で実家にあるはずのワイの『カタナ』があんねん!」




カタナ『お久しぶりやでご主人!』



モブ「すみません、こちらの方にサインか印鑑をお願いします」


提督「あっ、すまんすまん。ほい」


モブ「どうも、ありがとうございました!」





提督「ええ……何でやねん」


木曾「これはカタナって言うのか」


北上「どちらかというと男の子が感じる『カッコいい』オートバイって感じがするね」


大井「何だか前屈みで乗らないとキツそうですね」


大淀「提督、これは…」


提督「ワイが聞きたいわ、何で実家に置いといたはずのオートバイが」


提督「ン?何やシートに手紙がついとる。何々…」


提督おかん『家とガレージの建て替えするからアンタのオートバイは自分で管理するんやで。後いつになったら嫁さん見つ…」


ビリビリ!


提督「事情は解るけどサプライズで送ってくんなや!後、嫁さんうんぬんはビッグなお世話や!!チキショーめ!」


大淀「お、お嫁さん///」


木曾「!?よ、よよよよよよよよよよよよよよ嫁!?」


北上「嫁さん?ウチの木曾っちでいいじゃん♪こう見えて花嫁修業は欠かさない乙女さんだよ!」


大井「そうですね、よその有象無象の男どもに渡す位なら提督にもらっていただいた方がまだマシですね」


木曾(姉貴ーーーー!!何言ってるんだーーーー!)


北上「今なら優秀な義理の姉もついてくるけど~(アハハハ!)」


大井「提督?もしも北上さんに手を出したら…………どうなるか解っていますね?」


提督「アホか!まだまだ嫁を養う甲斐性なんぞ無いし、第一木曾にも選ぶ権利があるわい!」


木曾「え!?あ、いや、その……(俺ならいつでも……)」


提督「見てみい!木曾かて困ってるやないかい、あんまり妹いじくったるなよ(ヤレヤレ……)」


木曾「」ショボーン


北上&大井((可哀想に……))




提督「しゃーない、とりあえず工廠に持ってって一通りのチェックしとくかな」


大淀「では私は執務がありますので…」


北上「私と大井っちは訓練あるけど、木曾っちは非番だから好きに使うといいさ~」


大井「では、私達はこれで…」


提督「ちょ、待てや!木曾にかて都合が…」


木曾「お、俺なら大丈夫だ、問題ない(提督と二人きりのチャンス!逃しはしない!)」


提督「そうか…なら手伝ってくれるか?」


木曾「ああ!」


提督「でもその前に着替えせなアカンわ、木曾も動きやすい汚れてもええ服に着替えてこいや」


木曾「ああ、解った」











工廠


提督(作業用ツナギ+安全ヘルメット+軍手装備)「さーて、妖精さんらに場所開けてもらったからちゃっちゃと始めよか!」


木曾(お古のジャージ+安全ヘルメット+軍手装備)「おう!」


ーーー作業中


提督「木曾、そこのスパナ取って」


木曾「ああ」


提督「サンキューや」


カチャカチャ、ジーッ!ジーッ!


木曾(真剣にオートバイの手入れをしていく提督…ありだな!)


提督「よっしゃ!大分動かしとらんかったから心配やったけど、問題なさそうや。後はエンジンオイルの交換と、タイヤの空気圧とバッテリー充電が終われば走行可能や!」


カタナ『リフレッシュ中やで!』


提督「ふぅ…ちいっと疲れたな、休憩しよか。木曾もありがとな!」


木曾「いや、別にたいした事はしてない」


提督「んな事あらへん。おかげで助かったわ」


木曾「お前の役にたてたなら幸いだ(フッ)」


提督「木曾…お前にはいつも助けられてるなあ」


木曾「どうしたんだ急に?」


提督「いや、ワイがこの鎮守府来た頃の事思い出してな」


提督「まだ前提督の退役から皆が立ち直ってなくて、ワイが着任した当時大量退役が発生しかけた時にお前が『前監督から託された海の平和を投げ出すのか?お前達はそんなに薄っぺらな奴らだったのか!』って一喝してくれて、何とか立ち直らせてくれたり、最後まで退役希望の連中にちゃんと後釜作らせて、その他にも訓練に遠征にと奔走してくれてた。ホンマに感謝してもしきれんわい」


木曾「別に騒ぐほどの事じゃないが…お前に感謝されるのは悪くないな」


提督「いつかちゃんとお礼せなあかんと思ってたんやけど、何か希望あるか?ワイができる事なら何でもするで?」


木曾「え!(何でも!?一緒にあれやこれやできるチャンスだぞ俺!)じ、じゃあ…」



天龍「おーい提督!天龍様のご帰還だぞ!」


龍田「ただいま~♪」


木曾「!?(何ッ!このタイミングで帰還だと!?)」


提督「おう、お疲れ様やなダブル・ドラゴン」


天龍「そのゲームのタイトルみたいな呼び方を止めろって俺が何度言った…」


提督「ん?どした?」


龍田「あら~?そのオートバイは提督のですか~?」


提督「せやで、実家がリフォームするからって連絡も無しに送ってきよったんや。参るでホンマに…そういや駐輪場どないしよかなあ~?」


天龍「………イイ……」


提督「ん?何や天龍?」


天龍「カッコいい!!何だ提督!?このカッコいいオートバイは!?提督のか!?人が悪いぜ!こんなカッコいい奴を隠し持ってたなんて!」


提督「いや、隠すも何も今日着いたばかりやで」


天龍「これ何て言うオートバイだ!?」


提督「へ?ああ、カタナやで…」


天龍「カタナだと!?俺にぴったりの名前を持ったオートバイじゃねーか!なぁ提督!」
























天龍「こいつに惚れた!こいつを俺にくれ!」



提督「……」


龍田「……」


木曾「……」


カタナ『な、何や、ワイ、モテモテやんけ///照れるわ///』




一同「「「えええええエエエエエエエエゑゑゑゑゑゑゑゑゑ!?」」」






ーーーー夜、食堂兼居酒屋『我鹵巣(ワロス)』


提督「……」グビグビ


木曾「……」グビグビ


龍田「……」グビグビ


天龍「……」ムッスー!(-_-#)


提督「……なぁ、天龍」


天龍「……何だよ」


提督「いい加減機嫌治せや。せっかく皆で飲んでるんに1人ブス~~っとしよって…ワイはええけど龍田や木曾にまで辛気臭い酒飲ませたくないんや」


天龍「…」プイッ!ミ(#`∧´)


提督「そっぽ向きよったわこの乙女チックドラゴン、ええ加減にせんとお前の部屋のキ●ィちゃんグッズ一斉処分するぞ!ええんか!?」


天龍「(ギロッ!)やってみろよ、その代わりお前の夕食をピーマンづくしフルコースにしてやる!肉詰めピーマン肉抜き作ってやるからな!」


提督「いやあああ!僕、ピーマンきら~~い!って肉詰めピーマン肉抜きってそれただのピーマンやないかい!」


龍田「天龍ちゃ~ん?今回は流石に天龍ちゃんのお願いには無理があるよ~」


木曾「あのカタナは提督が必死におこずかいの貯蓄やら、バイトしてやっと買ってノーマルから少しずつカスタムした思い出深いものだそうだ、そう簡単にくれてやれるもんじゃないし、第1お前、大型2輪免許持ってないだろ?」


木曾「どうしたんだ?今日に限ってそんな無茶なわがまま言い出すなんて」


天龍「………一目惚れ」


木曾「ん?」


バァン!


天龍「一目惚れしたんだよ!だって仕方ねーだろ!惚れちまったんだからよ!」


ザワザワ……ナニ?チワゲンカカナ?…ユリデスワ!


天龍「あ……わ、悪い…」


木曾「………気持ちはわかる、だがあれが提督にとって宝物なのも解るだろ?いつまでもふて腐れてるなんてお前らしくないし、お前を慕ってくれている駆逐の連中にも示しがつかなくなるぞ」


天龍「………」


提督「……天龍」


天龍「…」


提督「お前の気持ちは解った、だが、あれはワイの青春のほとんどを費やした大切なものなんや」


提督「でも、ワイと同じオートバイを好きになってくれた気持ちには答えてやりたいと思っとる。だから」


提督「お前が段階を踏まえて、大型2輪免許を取れたらお前が使いたい時に貸してやる」


天龍「ほ、本当か!!」


提督「男に二言は無いわい、でもワイが使いたい時はワイが優先なんは堪忍してくれ、それでエエか?」


ギュッ!


提督「ちょ///、待っ…天龍!何いきなり抱きついてんねん///!(おぅ!ふ、2つのお山の感触が…)」


天龍「ありがとう提督!俺!頑張る!頑張って免許取るから!待っててくれ!」


提督「わかった、わかったから離れてくれ天龍、せやないと…」


龍田「あらあら…(ゴゴゴゴゴ…)」


木曾「………(ギリギリ…)」


提督「何や知らんけど、龍田どころか木曾まで不機嫌になってしもとるやないかい!どないせえっちゅーねん!」


木曾「………マスター、ワイルドターキーとチェイサーにビール、後つまみにフライドポテト追加だ、会計は提督につけといてくれ」


龍田「じゃあ私は新しいボトル、よろしくね~~♪」


マスター(日替わり)漣「かしこまり!」


提督「おいコラ!、何勝手に人に会計押し付けてんねん!自分で払えや!」


漣「お客さんも罪な人ですなあ~~~(ニシシシ!)」


提督「何笑てんねん!」




ーーーー時は戻り現在


ドンドンドンドン!ドンドンドンドン!テートクー!シレー!


提督(そして希望者を募って原付から普通二輪、大型二輪取らせたまでは良かったんや。取らせたまでは)


提督(まさかウチの艦娘のほとんどがハマるとは思わんかった)


提督(おかげでワイが休みの度にやれツーリングだ、ストリートレースだ、整備の手伝いだと駆り出されて休みが休みでなくなってもうた)


ドンドンドンドン!ドンドンドンドン!


提督「ああ!もお!!ええ加減にせんかこのオトキ●ども!今何時やと思てんねん!夜中に騒ぐなや!」



ーーーだが、艦娘達のお願いに結局根負けして夜中から付き合わされる風林座提督なのであった。



提督「誰か何とかしてーーー!」




ここからは提督と艦娘達との(なるべく)ショートストーリーになります。






天龍と龍田の場合


後日の朝、工廠のオートバイスペースにて


提督「ふあ~~~~…」


天龍「何だ提督?寝不足か?」


龍田「ちゃんと早寝早起きしなきゃ駄目よ~~?」


提督「寝不足の原因の筆頭どもが何かほざいとるわ」


天龍「せっかくの休みなんだから1秒も無駄にしたくないだろう?」


提督「程度を考えろってゆーてんねん、厨二ドラゴン。それにワイは今日これから仕事あるんやぞ」


龍田「まあまあ、眠気覚ましにコーヒー作ってあげるから待っててね~~♪」


提督「おぅ、なるべく濃いめので頼むわ」


天龍「俺はブラックな」


龍田「はーい♪」




提督「…龍田はええ娘やなあ~~(天龍が絡むといい意味でも悪い意味でも大変やけど)」


天龍「だろ?世界水準を軽く越えた俺の妹だからな!」


提督「ハイハイ世界世界(笑)」


天龍「ところで提督」


提督「何や天さん?」


天龍「お前はチ●オズで俺は天●飯かよ!ってそうじゃなくて!」


天龍「今日はどこ行く?」


提督「せやな~海沿いの店はほぼ食いつくしたし、いっちょ山にでも…ってワイも行くんかい!?さっきゆーたやろ仕事やって!今日はお前ら二人で2ケツして行ってくりゃええやんけ!それにお前にカタナ貸したらワイの足が無いわ!」


天龍「つれない事言うなよ、龍田だってお前と行きたがってるんだぜ」


提督「ええ…(ホンマかいな?天龍が絡むと怖いからなあ~)」


天龍「なぁ~行こうぜ提督~」


グイグイ!


提督「ちょ、引っ張るなて!バランスが…」


グラッ!


天龍「へ?」


提督「ウワッ!」


ドサッ!


提督「いててて…倒れてもうたや」


ムニュン!


提督「ん?ムニュン?」


天龍「あ、ああ…///」


提督(天龍の2つのお山を鷲掴みしとるやんけワイ)


龍田「お待たせ~」


提督「あっ」

















龍田「ウフフフ…死にたい人はどこかしら~」


ガシッ!ズルズル…


提督「え!待って!これには訳が…天龍!天龍!た、助け…」


天龍「(ブツブツ…)提督が///俺の、む、むむむむむむ胸を///そんな、こんな朝っぱらからなんて///で、でも///」


提督「アカン、聞いとらん!」


龍田「提督~?じっくりお話しましょうか~?」




ズルズル…


提督「日本一のワイ提督、死ぬ!」


チャンチャン♪



天龍&龍田


提督所有のカタナファイナルエディションを借りて2ケツで乗っている。天龍は最近提督ラブの自覚が芽生え、龍田はそれを応援したい気持ちと自分が天龍を大切にしたい気持ち、そして提督の隣を手に入れたい気持ちが絡み合い、複雑な感情になっている。


二人とも二輪免許の古参取得組なので、ツーリング等ではリーダーとして皆の楽しいツーリングを見守るが、夜な夜な鎮守府非公式ストリートレースチームで腕を磨くヤンチャぶりは健在である(笑)



木曾の場合


執務室


カリカリカリカリ…


提督「なあ木曾」


木曾「決算報告書ならさっきまとめて出しといたぞ」


提督「ん」


カリカリカリカリ…


提督「あれ?これ…」


木曾「それの資料なら右の棚の4段目にあるぞ」


提督「おぅ」


カリカリカリカリ…


提督「なぁ」


木曾「そうだな、そろそろ休憩にしよう、コーヒーのブラックとロータスのカラメルビスケットでいいか?」


提督「そんな気分やで」


木曾「じゃあ持ってくるから書類を頼む」


提督「りょーかーい」


木曾「お前達にも持ってきてやるから、その書類を片付けておくんだぞ」


白雪&深雪「「は、はい…」」


ガチャ!バタン


提督「ある程度まとまったら休んでエエで」


白雪(熟年夫婦ですか?)


深雪(夫婦にみえるだろ?あれで付き合ってないんだぜ)


木曾


ホンダCBR1000RRファイヤーブレード所有


提督の第1秘書艦にして提督の懐刀、だが、その実態は女の子らしさに憧れる純情乙女であり、日々自分の理想(可愛い女の子になりたい)と現実(でも自然といつもの凛々しく、カッコいいキャラになってしまう)のギャップに悩んでいる。


北上や大井も木曾の気持ちについては知っており、可愛い妹を何とか提督とくっつけようと画策するが、本人が土壇場でヘタレてしまうため、あまり提督にはわかってもらえてない(笑)


天龍・木曾・川内の3人は鎮守府非公式ストリートレースチーム仲間で、夜な夜な鎮守府の近くにある峠で腕を磨いている。




川内の場合


夜、工廠オートバイスペース


コソコソ…


川内「夜っ戦~♪夜っ戦~♪」


コソコソ…


天龍「あんまりデカイ声で歌うなよ、見廻りの奴にバレるだろうが!」(ヒソヒソ)


川内「え~?だって夜戦だよ!楽しい楽しい夜戦タイムだよ!嬉しくて歌だってでちゃうよ!」


木曾「バカ!デカイ声出すな!」(ヒソヒソ!)


?通「あら、楽しそうですね、姉さん?」

































川内「ん?」クルッ!


神通「……こんばんは、姉さん、そして天龍さんに木曾さん(ニッコリ)」


天龍「あ、ああ……い、良い夜、だなぁ~」


木曾「こ、こんばんは、あ、あははは……」


ゴゴゴゴ…


神通「こんな時間にツナギを着込んでヘルメット持って……どちらまで?」


天龍(ヤベエ!顔が笑ってるけど、眼が笑って無い!)


木曾(流石ウチの鎮守府6大鬼教官『神通・那智・加賀・叢雲・長門・ゴーヤ』の1人、だてに100人を越える艦娘の指導員してない!気迫だけで俺達3人を抑えつけ…)


川内「どこって?夜戦に決まってるじゃん!」



天龍&木曾((アイエエエエ!ナンデ!?ニンジャナンデ!?))


ゴゴゴゴゴゴ…


神通「夜戦?でしたら艤装を装着していなければいけないのに、オートバイに乗る為の装備なのは何故ですか?」


川内「え?夜戦なんだから当たり前じゃん?」


天龍&木曾((駄目だこのアホ忍者))




提督(レーシングツナギ&メット)「おぅ待たせたなお前ら…ってなんや、神通やん(ゲ!神通おるやないかい!どないしよ!?)」


神通「あ///て、提督///こ、こんばんは…///」


提督「?何や顔赤いけど風邪ひいたんか?しっかり体調管理はせなアカンで?(どうする?神通から教官連中にバレたら殺される!)」


神通「は、はい///お気遣いいただき、ありがとうございます///」


天龍(スゲエ、神通の顔があっという間にトマトみたいに真っ赤になった)


木曾(鬼教官も提督に対しては名取か潮並みに恥ずかしがり屋だからなあ)


神通「と、ところで提督は何故工廠に?」


提督「(!?せや!この手でいこう!)え?あれ?聞いてへん?今日は試験的に『鎮守府近辺の道路のパトロール』やるって」


神通「パトロール、ですか?」


提督「せやで、最近鎮守府の近辺で車好きの連中がレースするようになったんで、騒音やら事故の実態の調査して、必要ならワイらでパトロールしようか思てんねん」


提督「騒音はウチの近辺に民家も何もないからあんまり関係あらへんけど、事故やと救急車がこっち来るまでかなり時間がかかる。そうなると一分一秒が手遅れになる可能性があるから最悪ウチで応急処置できるようにしておけば生存率はかなりあがると思うねん(よし!我ながら上手い言い訳やで!)」


神通「そ、そうでしたか」


提督「せやで。あれ?書類出してへんかったっけ?」


神通「少なくとも私は聞いておりませんが…」


提督「そうか…ならどっかで書類が止まってるんかもな」


提督「まあ後にでも書類確認しといてや!ほなワイらは…(よっしゃ!このまま脱出…)」


ガシッ!


提督「な、何かな?神通さん…」


神通「一つお尋ねしますが…」


ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…


<●><●>


神通「天龍さんはいつも提督のオートバイを借りて乗っていましたよね?今日はどうなさるおつもりで?」


提督「へ?そりゃ2ケツで…」


神通「は?」


提督「せ、せやから2ケツで…」


神通「は?」


提督「ワ、ワイが前で天龍が後ろに乗って」


<●><●>


神通「はあ?」


提督(アカン、何や知らんけど、神通さんの機嫌が業務用冷蔵庫並みに冷えてきてる!)



天龍「(マ、マズイ!こうなったら!)て、提督!今日は俺達だけで行ってくるから提督はゆっくり休んでてくれ!」


提督「へ?」


木曾「(すまない、提督!)そ、そうだな。指揮官がワザワザ一緒に行かなくても俺達が後で報告書だすから大丈夫だ」


提督「え?」


川内「ついでに神通を介抱してあげてよ、提督なら神通も安心して任せられるし」


提督「ちょ」


神通「も、もぅ!姉さんたら///」


天龍&木曾&川内「「「じゃあ提督!後よろしく(ね~)」」」


提督「え?お、ちょ、待て…」


ガシッ!


神通「提督///」


提督「な、何かな?神通さん…」


神通「何でしょう…からだが火照ってきてしまいました」


提督「へ?あ、ああ、そりゃ大変や、はよ部屋に帰って休み?な?」


神通「提督///今日は那珂ちゃんもライブで明日帰ってくるので…」


神通「今なら、そ、その…部屋に誰もいないので、不安なので///その…///」






神通「私の部屋で…///眠れるようにお話して…///いただけませんか?///」


神通(このチャンス!逃す訳にはまいりません!)


提督「(あいつらーー!ち、チキショー!覚えとれやーー!)しゃ、しゃーないな…き、今日だけやで」


神通「は、はい///」



ーーーその後、川内型姉妹の部屋で神通が寝付くまで話していた所をパパラッチ青葉に見つかり、釈明会見を開く羽目になる提督であった。



川内「さー!待ちに待った夜戦だあーー!」


天龍&木曾((コイツは天然なのか計算なのかまるっきりわからん!))




川内


カワサキZX-12R所有


夜戦の国からやって来た夜戦の申し子。「夜戦の夜戦による夜戦の為の夜戦」がモットーの天然さんで、鎮守府非公式レースチームのリーダー的存在。


現在夜戦仲間(レース相手)を増やすべく暗躍中で、嵐や江風、長波等に積極的に勧誘している。


提督とは友達兼ライディングの師弟関係にあり、基本ラブよりライクである。


前迄はこっそり出かけていたが、パトロール名目で出かけられるようになり、他の艦娘達も「夜中『夜戦!夜戦!』と騒ぐのが居ないからゆっくり眠れる♪」とWin-Winの結果に満足している。


ちなみに川内型でマシンを持っているのは川内と那珂ちゃんだけである。


那珂「ねぇー?何で神通ちゃんはオートバイ買わないの?免許あるんでしょ?」


神通「そ、それは…(い、言えない…!オートバイがなければ提督の後ろに乗せていただけるチャンスがあるからなんて///)」




那珂ちゃんの場合(購入編)


ーーー執務室(昼休み)


提督「プロモーションビデオ?」


那珂「そう!今度出す新曲のプロモーションビデオで那珂ちゃんがオートバイで走るシーンがあるんだけど、プロデューサーさんも那珂ちゃんもオートバイあんまり詳しくないから提督に聞こう!って話になったんだ!」


プロデューサー(以下P表記、及びCv,武内○輔)「提督殿がお忙しい事は私も重々承知してはいるのですが、なにぶん私もそちらに関しては無知なもので…何とぞお知恵を借りたいと思い、不躾ながら本日参った次第でございます」


提督「そないに固くならんでもええよ、Pさん。こちらこそウチの那珂ちゃんがいつも迷惑かけてすまんなぁ~」


P「いえ、那珂さんの妥協無き姿勢と高いプロ意識は私を含めて我がプロダクション所属の娘達に良い刺激と見本となってくれています」


提督「しっかし海軍も思いきった事するわな~、広報の為たぁ言えど、アイドル事務所と提携するなんざ考えつかんで」


那珂「でも、おかげで那珂ちゃんは『歌って踊って戦えるアイドル』になれたんだもん!ゴッキゲンだよ!」


P「提携を発案した私もまさかすんなりいくとは考えてなかったので、いまだに夢なのでは?と錯覚しそうになります」


提督「まぁ大事なんはこれからや!一緒に頑張っていこうや!」


P「はい、宜しくお願い致します」


提督(…このPさん若いし、事務所もそない大きい訳やないけど、真面目やし、有能やし、何より那珂ちゃんを大切にしてくれてるんは解るけど、顔の恐さとタッパのでかさで大分マイナスされてるんちゃうか?目付きなんぞ不知火とええ勝負しとるでホンマ)


那珂「んもー!それはそれとして、オートバイの話に戻ろうよ!あんまり他の話にいってるとPさんそのうちウチの艦娘に片っぱしからスカウト活動しかねないよ!」


提督「アカン、そら困るわ。いくら平和とはいえウチの連中片っぱしから引き抜かれたらたまらんわ(アハハハ!)」


P「…………(ティン!ときた!)那珂さん、姉妹でユニットを組んでみる気は…」


那珂「却下!」


提督「そういや、PVなら制作スタッフさん何人かおるやろ?何でワイに?」


P「実は近々大規模なライブがありまして、その準備に追われておりまして…」


提督「あ~、わかったわ、手が回らないんやな…」


P「ちょうど困っていた時に那珂さんから提督がオートバイに詳しいからと…」


提督「そうか…ま、大変なんはわかったし、何より那珂ちゃんの頼みや!ワイで良ければ協力するわ!」


那珂「やったあ!ありがとう~!」


P「感謝致します」


提督「んで、どんなんがええん?」


那珂「可愛いのがいい!」


提督「ワァオ!おおざっぱ!」


P「新曲は女の子がオートバイに乗ってボーイフレンドに会いに行くというストーリー仕立てでして、撮影もこの鎮守府近辺で撮る予定です」


提督「となるとウチの夜戦会(ストリートレースチーム名)が乗るようなSSは無理やし、アメリカンだとちょっと那珂ちゃんのイメージとちゃうから…」


提督「ん?せや!あれならちょうどエエわ!」


P&那珂「「??あれ??」」





ーーー撮影当日


P「もうすぐ那珂さんと提督がいらっしゃる時間ですね。提督は『任せてくれ!』とおっしゃっていましたが…」


パァアアアアアアアン!


キキーッ!


那珂「Pさん、お待たせ!」


ドルルルン!ドルルルン!


提督「いやぁ、やっと着いたわ」


P「那珂さん、それは…」


那珂「これが那珂ちゃんのオートバイ!『ベスパPX-150』だよ!」


ベスパ『はじめましてだブーン!』


P「な、中々レトロチックな外見に似合わない甲高い排気音ですね…」


提督「そらそうよ、コレ2ストの150ccやもん」


P「2スト…ですか?」


提督「あ、そうかPさんには解らんか。まぁ簡単に言えば、絶滅危惧種みたいなオートバイって認識でエエと思うわ」


P「ぜ、絶滅危惧種…ですか」


提督「まぁそれは後回しや!那珂ちゃん!準備にかかりや!」


那珂「ヨーソロー!」


タッタッタッタッ…


提督「いやぁ、すまんなぁ、那珂ちゃんとベスパの習熟訓練しとってな。何せ他のATスクーターと違って車みたいに足でクラッチ切ってハンドルについてるシフトを上げ下げするから馴れが必要でな」


提督「でもしっかり訓練したからミスはないはずや!しっかり頼むで!Pさん!」


P「それは提督と那珂さんを信頼していますので、心配していないのですが…」


提督「ん?何かあったんか?」


P「実は…」




提督「はあ!?ボーイフレンド役が急病で来れない!?」


P「はい…」


提督「いや、はいや無くてどないすんの?誰か代役たてんの?」


P「はい……ですからその代役を…(ジーッ)」


提督「ン?なんやねん、ワイの顔をジーッと…って、ま、まさか…」


P「すみません、時間がおしていて今からでは手配ができないので、何とぞ…」


提督「エ!いや、待てや!ワイいくつやと思てんねん!」


那珂「提督…」


提督「ン?」


那珂「お願い…助けて欲しいの…」


提督「那珂ちゃん…」


那珂「それとも…那珂ちゃんとじゃ…嫌?(ウルウル)」


提督「ウッ…全く…かなわんで…那珂ちゃんには…」


那珂「え!じゃあ…」


提督「Pさん、段取り教えてや!こうなりゃ乗りがかった船や!最後まで面倒みたるわ!」


那珂「やったあ!ありがとう~!」


P「提督…感謝します」



ーーーその後、那珂ちゃんの新曲『オートバイに乗って』は那珂ちゃんの今までの曲の中でも中々の売れ行きとなり、PVの影響でファンの交流サイトで『那珂ちゃんが乗っているオートバイが欲しい!』と話題になったり『那珂ちゃんのボーイフレンド役、何であんなに老けてんだ?』『あんな奴が那珂ちゃんとオートバイ2ケツしたなんて、うらやまけしからん!』と相手役の提督に対するコメントが続出したという。



提督「老けてて悪かったな!チキショーめ!」



那珂


ベスパPX-150所有


艦隊のアイドルから海軍とお茶の間のアイドルになった、川内型の末っ子。


実は鎮守府でも指折りの武闘派で、かつては『歌う殺し屋』の異名をとり、『戦いのストレス?戦いで解消すればいいでしょ?』と後輩にアドバイスしたのは有名な話である、川内型の闇は深い(笑)。


提督に対する感情はライクであり、『年の離れたお兄ちゃん』的なもので、姉の神通の恋を応援しているが、こちらも木曾同様、肝心な時にヘタレる為、那珂ちゃんのため息はつきない(笑)


現在はアイドル事務所に出向という形で所属し、毎日レッスンに励んでいる。入った当初は色眼鏡で見られていたが、アイドル活動に対する真摯な姿勢と高い実力、そして仲間がストーカーに狙われた時に身体を張ってストーカーから仲間を守った強さと優しさがあっという間にその色眼鏡を外した。現在はアイドルの皆のお姉さん兼、数あるアイドルユニットのリーダー達の良き相談&愚痴相手としても、影に日向に活動している。


那珂「そういえば、提督は何で那珂ちゃんにベスパを勧めたの?」


提督「ン?そら那珂ちゃんに似合うからに決まってるやん?」


那珂「そっか、那珂ちゃんに似合ってるんだ…えへへ、嬉しいな…」


ジーーーーーーーーーーッ…


那珂「ン?」


クルッ


神通「………」<●><●>


那珂(ふ、振り返ったら神通ちゃんが物陰からハイライトさんが行方不明な眼でこちらを見てるーーー!)


神通「提督…と…二人…乗り……いいなあ…私はいつも姉さんの後ろしか…(ブツブツ…)」


那珂(ち、超こわーい!だ、誰か何とかしてー!)




ワイの鎮守府にオートバイブームが来た結果…


パート1終わり、パート2に続く












後書き

ご覧いただきありがとうございます。

作品中では中○氏が演じたキャラネタが混じっているので、解った方はコメント欄にて回答してください、正解者にはもれなく作者からの賛美の言葉を進呈します(笑)

とりあえずパート1はこれにて終わりです。しかし、まだ書きたいのと、文字入力が怪しい為、新しい方へ移動します。近いうちに出しますので、よろしければ、またお付き合い願います。改めてご覧いただきありがとうございました!では、パート2でまたお会いしましょう!



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SS好きの名無しさんから
2018-08-19 21:22:12

SS好きの名無しさんから
2018-02-18 14:54:34

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2018-02-15 12:24:37

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このSSへのコメント

8件コメントされています

1: SS好きの名無しさん 2018-02-18 14:54:18 ID: AR-nv8Km

ちょうど大型免許を取ろうとしているところなので、面白く読ませてもらってます!
ボンネビルT100を乗り回すアークロイヤルとかウラルでツーリングするガングートと響とか妄想が捗りますね笑
あと、中尾氏といえば、フリーザ様とバイキンマンですかね。

2: ムフロン 2018-02-18 15:03:22 ID: iim1DBXh

1氏、ご覧いただきありがとうございます!

大型二輪免許、頑張って下さい!影ながら応援しています!

中尾氏といえばフリーザ様やばいきんまんははずせません、お見事です。ただ、中尾氏は芸歴かなり長い方で古くは白黒テレビのドラマやアニメにも俳優・声優として出ています。まだまだ隠れていますのでお暇があれば探して見て下さい。

3: SS好きの名無しさん 2018-02-18 16:57:05 ID: Vn-NUW--

面白かった!深夜の排気音でクレームきそうな鎮守府ですなぁ。そのうちハーレーみたいなアメリカンバイク乗りながら艤装の砲をぶっぱなしそうですねw

4: ムフロン 2018-02-19 15:15:43 ID: iXJiAb_o

3氏、ご覧いただきありがとうございます。

装備付けながらバイクって、それ何て世紀末ヒャッハーですか?(笑)

パート2も現在制作中ですので、よろしければまたお付き合い願います!

5: SS好きの名無しさん 2018-03-07 14:18:35 ID: MdTMyCfM

冬イベの疲労抜きがてら読ませていただきました。
なかなか艦これ×バイクのssをあまり見ないので、執筆していただいてありがとうございました!
とっても面白かったです。

後、提督のモデルはやっぱり秀吉ですか?(^^

6: ムフロン 2018-03-07 21:46:27 ID: kGWb-r9A

5氏

ご覧いただきありがとうございます!

モデルはご想像の通り秀吉です(笑)

7: SS好きの名無しさん 2018-03-18 07:08:21 ID: B6c5PE3w

世界水準を軽く超えてる(過去形)な天龍と、同じく世界水準を軽く超えてる(過去形)な1100カタナ…
いい組み合わせだ…

8: ムフロン 2018-03-18 09:32:38 ID: kRDIVT7X

7氏、ご覧いただきありがとうございます!

最初から天龍にはこの組み合わせしかないと考えていました。

これからもよろしければお付き合い願います!


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