2018-04-26 23:33:03 更新

概要

赤城と提督、ぽやんとした二人の少し変わった日常。
傷付いた赤城を提督が養います。


前書き

辛くとも、生きてゆく。

※4/26 再構成とエピソードの編集、新規エピソードの追加を行いました。












#1 しりとり






@執務室





提督「赤城、水飲むか?ここに置くよ」コト


赤城「ありがとうございます」


赤城「今日は風が強いみたいですね」


提督「うん」












提督「……しりとりしようか」


赤城「いいですね、提督からどうぞ」


提督「じゃあ『あかぎ』」


赤城「『銀だこ』」


提督「ふむ……『コタツ』」


赤城「『つくね』」


提督「……『ネコ』」


赤城「『コーンポタージュ』」


提督「…………『雪』」


赤城「『きなこもち』!」






提督「答えるの早くない……?」


赤城「そうですか?」キョトン





提督「……」





赤城「ほらほら、提督の番ですよ?」






提督「……『地理』」


赤城「『りんごパイ』」





提督「??アップルパイじゃなくて?」


赤城「あれ?りんごパイって言いません?」





提督「……うーん……そう言われると……違和感ない気もするので、セーフで」


提督「じゃあ『イルカ』」




赤城「『カスタードパイ』」


提督「……『いち』」


赤城「……『チェリーパイ』」






提督「……」


赤城「……」








提督「……『椅子』」


赤城「『スターゲイジーパイ』」


提督「『石』」


赤城「『シェパーズパイ』」






提督「……」


赤城「……」







提督「…………」


赤城「…………」ドヤァ


提督「『巌』」


赤城「おっぱi……っ!」ハッ!


提督「……」ニマニマ


赤城「〜〜〜!!!!」//////









……

……

……


提督「普通引っかかりますかー?ん??」


赤城「むー……もう、すぐ意地悪するんですから」


提督「最初にパイで仕掛けてきたのは赤城でしょうに」


赤城「うぐ……」


提督「赤城の口からおっぱいなんて……」ニマニマ


赤城「……セクハラですよ?」


提督「ごめんよ」


赤城「もう……」




提督「……」


赤城「……」





提督「……」


赤城「……」






提督「あー暇」


赤城「そうですね」


提督「はぁ……」ガタッ


赤城「どちらへ?」


提督「倉庫。食糧とか、備蓄を見てくる」


提督「危ないから、勝手に外へ出るなよ」


赤城「はい、早く戻ってきて下さいね」


提督「分かってるよ」


ガチャバタン








しーん







赤城「……」












赤城「あら、加賀さん」














#2 手







赤城「提督、海に行きたいです」


提督「ダメだよ」


赤城「でも加賀さんが……」








提督「……加賀?」


赤城「はい、さっき加賀さんに外に出ないのはよくないと言われまして」


提督「さっき?……そう、なんだ」








提督「……」








提督「なら、外へ出ようか」


赤城「え、いいんですか!?」


提督「傷も少しは良くなっただろうし」


提督「行こうか、手を離すなよ」ぎゅっ


赤城「はーい」ぎゅううー







……

……








提督「そこ足元気をつけろ」


赤城「はーい。えっと……わわっ」


提督「おわっ躓いたか?」


赤城「はい、でも大丈夫です。……おかしいですね、廊下ってこんな短かったですか?」






提督「…………」






提督「…………ここらへん、でこぼこだからなー」


提督「危ないし、おんぶしてあげよっか」


赤城「え?おんぶは……袴が短いから見えちゃいます」









ドドドドドドドド










赤城「!!?!?な、何の音です!?」


提督「赤城、大丈夫だ」









ガッシャーーーーーーーン










赤城「ひっ……」ブルブル


提督「…………」








提督「……工廠が……」ボソッ


赤城「何ですか、何なんですか今の!?」









提督「……あー、明石だよ。多分」


赤城「えー……」


提督「結構距離あるのに、こっちまでガラスの破片が飛んでくるとは……」







提督「やっぱり足元危ないからおんぶする」


赤城「え!?いやいや、こんな短いスカートでおんぶは……」







提督「…………っ」








提督「……平気だよ、もう、誰もいないんだから……」


赤城「……えっ、この辺遠征に行く子がよく通るじゃないですか?」





提督「!ぁ、ああ……今日はこの時間はいないんだ」


赤城「そうなんですか……?」


赤城「でもおんぶはちょっと恥ずかしいので遠慮します」


提督「そう?」


赤城「はい、おんぶじゃなくて」









赤城「一緒に歩きたいです、貴方の隣で」








提督「……そうか……」


赤城「……はい」ニコッ







提督「……じゃあ」






ぎゅっ




赤城「!!」



提督「危ないから、しっかり手を繋ごうか」



赤城「!これ、恋人繋ぎです!恋人繋ぎですよ提督!!」キャッキャッ


提督「ううううるさいっ」


提督「あ、こら腕組むな!ああもう歩きづらいっ」


赤城「〜〜〜〜〜〜♡」ギュ---









提督「ああっ」ズルッ


赤城「あ」






ドテッ









#3 家事







赤城「提督の作るご飯は美味しいです!」もぐもぐ


提督「ありがと。これ食べたらまたしばらくは保存食生活だからな。ゆっくり味わって食べなよ」


赤城「はーい」もぐもぐ






提督「……ふふ」





赤城「ゴクン……提督、ちゃんと食べてますか?」




提督「うん、食べてるよ」


赤城「……本当ですか?」


提督「疑り深いやつだな……食べてるとも」









……

……









「「ごちそうさまでした」」






提督「よし、片付けよっと」


赤城「食器は私が洗いますよ」


提督「いや、大丈夫」


赤城「……2人分食器があるかチェックします」ジト-


提督「台所は危ないからだめー」


赤城「……っ……」






赤城「……」






提督「……」




赤城「……」




提督「……はぁ」



提督「食器は大丈夫だから、お風呂の栓と蓋してくれる?」




赤城「……え?」




赤城「え!?え!?お風呂!入れるんですか!?」


提督「節水中で最近入ってないだろ?たまには入らないと気持ち悪いかと思って」


赤城「おぉ……!」キラキラ


赤城「久しぶりのお風呂楽しみです、早速用意してきますね」


提督「うぇー」






提督「あ、段差とか気をつけろよな」


赤城「はーい」





……

……

……







提督「……」カチャカチャ


提督「食器かんりょー」







どんがらがっしゃーーーん








提督「!!!!!」









@風呂場






赤城「いたた……」






提督「赤城!大丈夫か!?」






赤城「!?て、提督?大丈夫ですよ、ちょっと滑ってこけちゃいました……」あはは





赤城「……ごめんなさい、心配かけて」





提督「なんで謝る……」





赤城「……」




赤城「…………なさい」




赤城「……ごめんなさい……役立たずで……ごめんなさい」ジワッ







提督「……」






ぎゅっ



 



赤城「!?!?」




赤城「てっ提督!?は、離れて下さい!」




ぱっ





提督「……ごめん、臭い?」


赤城「え?いえ、むしろ好k……じゃなくて!その……お風呂最近入れてなかったし……私が臭うからです!」






提督「……なるほど」





ぎゅーくんかくんか






赤城「ちょちょちょ提督!!??」


提督「大丈夫だよ、いい匂いだよ」すーはー


赤城「いやぁ!嗅がないでくだしゃーーい!!!」じたばた


くんかくんかくんかくんかくんかくんかくんかくんかくんかくんかくんかくんかくんか


提督「うんいい匂いいい匂い」すーはー









提督「たまりませんなぁ!!!」


赤城「へ、変態ーーーー!!」










赤城「うぅ……ぐすっ……恥ずかしい……」/////


提督「ごめんごめん」


赤城「私はこの男に汚されました」


提督「悪かったって」






提督「それより怪我ないか?」


赤城「ありません」ムス-


提督「……」


提督「よっこいしょ」


赤城「きゃっ」姫抱っこ


提督「お風呂ありがとう。ちゃんと出来てるよ」


赤城「はい……じゃなくて」


提督「じゃあ沸かすかー」ぽち


赤城「なんで抱っこしてるんですか!」


提督「足捻ってるかもしれないだろ?」


赤城「むー……」


赤城「……あ、あの、提督……」


提督「なんですかー」


赤城「えっと……重くないですか?私」


提督「えー軽い軽い」


赤城「そうですか……」ほっ


提督「……」








提督「軽いとは言ってない」


赤城「ちょっおま」







提督「…………」





赤城「……て、提督?今度はなんですか……?」







提督「赤城……」


赤城「は、はい……?」








提督「やわっこくて気持ちいいなぁぁぁ!!!」さわさわ


赤城「!!?!?」////


提督「あぁぁぁぁぁぁぁ」さわさわ


赤城「いやーーっ!…… んんっ♡」ピクン


提督「」







赤城「〜〜〜〜〜っ/////お、降ろしてくださーーーーい!!」じたばた










提督「あ、ちょっへぶっ!!」ゴッス


赤城「あ」















#4 娯楽







提督「……」


赤城「……ぽけー」






提督「ぽけーって口で言うやつなんているんだ」


赤城「暇です」


提督「そうだね」


赤城「さっきまで駆逐艦の子達が来ていたのに……」


提督「駆逐艦?」


赤城「はい、舞風ちゃん達が加賀さんを探してて」






提督「……ほーん」


赤城「提督もお暇ですか?」


提督「うん」


赤城「じゃあじゃあ、なんか面白いことして下さい」


提督「何その無茶振り」


赤城「さぁさぁさぁ!」


提督「えー……んーっと……」


提督「じゃあ……落語でも聞く?」


赤城「落語!蕎麦のやつがいいです!」


提督「時そば?いいけど……」




……

……



「そいじゃ、しっかり数えててくれよ、ひい、ふい、みい、よぉ、いつ、む、なな、やぁ、親父さん、今何時だい?」


「へぇ、よっつでございます」








赤城「おぉー」ぱちぱち


提督「うまく出来てたかな」


赤城「面白かったですよ」


提督「そっか」


赤城「提督は落語をしてくれる時が一番喋ってますよね。普段ももっとお話しになればいいのに」


提督「そうだね。ごめんよ」


赤城「いつから落語がお好きだったんですか?」


提督「実家が寄席の近くだったんだよ」


提督「小さい頃、そこに良く来る師匠に可愛がってもらっていたんだ」


赤城「そんなことが……」


提督「いい時代だった……平和で。あの頃は、自分が軍人になるなんて思いもしなかったよ」


赤城「提督はどんな子供だっだんですか?」


提督「ぼーっとした子供だったよ」


赤城「でしょうね」


提督「は?」


赤城「……ふふ♪」


提督「なんだよー」


赤城「なんだか提督が楽しそうだったので」


提督「なんで」


赤城「空気、ですかね?なんとなく伝わって来るんですよ」


赤城「提督は頑張り過ぎです。少しは力を抜いて、ね?」ススス


提督「……」


赤城「ふふっ……提督あったかい……//」ギュム


提督「なっ」





赤城「あ、照れてます?」ニヤニヤ


提督「うるsyい」


赤城「ふふっ……//」


提督「〜〜〜〜っ」プルプル



提督「あ、赤城も体温が高い気がするけど?」


赤城「……////」








提督「……はぁ」




提督「全快したら、寄席でもどこでも連れてってやるよ」


赤城「本当ですか?約束ですよ?」


提督「……ああ」





提督「約束するよ」


赤城「破ったら針千本飲むんですよ?」


提督「赤城は飲めそう」


赤城「私のことなんだと思ってるんですか……」











提督「高速、修復剤……」ボソリ


赤城「?何か言いました?」


提督「いや、なんでもない」








#5 苦悩






提督「寂しくないか?」


赤城「大丈夫です、今日は蒼龍さんと飛龍さんが一緒にいてくださるそうなので」


提督「……そうか、それは助かるね」


提督「飛龍にてめーに出す菓子はねえって伝えとけ」


赤城「はーい」





提督「じゃあ行ってくるよ」







赤城「行ってらっしゃいませ」







大本営とは、もう3ヶ月連絡がとれていない。


だが先日、わずかに回復した無線から生存した将兵を招集する旨の通信を受信。


指定された地点(新設、あるいは仮説の本部か)へ向かうべく、赤城と暮らしていた前線基地のある島から船を出した。


提督「燃料はこれだけか……」


燃料はぎりぎり、会敵する恐れもある。


提督「これ辿り着けんのか……?」







数時間後

@司令部(仮)






提督「やっぱり無理だったよ……」ビチョビチョ


提督「ぅぅ……寒い」


大和「あら、貴方……!もしかして一航艦の……?」


提督「ん?……かんむsぅえっくゅん!!ぶぇっくしゅん!!えっくしゅん!!」ビチョビチョ


大和「だ、大丈夫ですか!?」





……

……






元帥「おおぅ無事だったか、第一機動艦隊の鬼神」


提督「その鬼神とかいうの、やめて下さい。元帥閣下こそ、ご無事でなによりです」


元帥「うむ、心配したぞ。実は君の前線基地が壊滅してすぐに大本営も蹂躙されてな、一航艦の鬼神よ」


提督「いやだからそれやめて下さい。……そうだったのですか」


元帥「だが奴ら、どういうわけかそれっきり近海にも現れんのだ、一航艦の鬼神よ」


提督「だからそれやめてって」


そういえば、うちもあれっきりだ。

手を下さずともってことか。


提督「……では、他の方々は?」


元帥「……」フルフル


提督「……そう、ですか」


元帥「君、1人か?一航艦の鬼神よ」


提督「俺の話聞いてる?」


提督「……はい、そうです」


元帥「動ける艦娘は?」


提督「1人だけ。ですが彼女も、艦娘としてはすでに死にました」


提督「今は私と2人、半壊した基地の勤務棟で生活しています」


元帥「そうか……艤装ならまだ数機、動かせるのがあるぞ」







提督「……彼女はその、目が……」




元帥「…………そうか」






提督「……」




元帥「……」





元帥「その娘を、愛しているのだな」







提督「えっ」





元帥「…………どうなんだね、一航艦の鬼神よ」


提督「サブリミナル一航艦の鬼神やめろ」




元帥「…………」ジ-





提督「うっ……」








提督「……まぁ」





元帥「えんだぁぁぁぁぁあああああ」


提督「ウザすぎィ!!」







元帥「……高速修復剤での治療は?」


提督「いえ、それはまだ……」


元帥「ふむ……こちらも数に余裕はないが、せっかく生き残った艦娘だ。用意させるから、使ってやりなさい」


提督「!!!本当ですか!?」


提督「ありがとうございます!」


元帥「帰りの足も用意してやるから待っていろ」


提督(いい人かよ!)






……

……






元帥「それではな、一航艦の鬼神」


提督「やめてってばそれ」


元帥「準備が出来次第補給をするか、そこから撤退命令が出るだろう」


提督「はい、こんなに食糧まで、ありがとうございます」


元帥「……さあ、早く行ってやれ」






……

……







これで赤城はまた目が見えるようになる


目が見えるようになればきっと











……赤城の


目が見えるようになったら、、、






赤城『さっき加賀さんが……』


『蒼龍さんたちが……


『舞風ちゃんたちが来ていて……







目が……見えるようになったら……






……

……




提督「……」






提督「結局、答えも出ないまま」



提督「帰って来てしまった……」







ドドドド……!







提督「!」







ドシャーーーン!!!







提督「……駆逐艦寮が……」





提督「……」








@旧 駆逐艦寮





提督「……」




提督「…………おわっ」ツマズキ





どさっ





提督「あいったー……足捻った」





提督「…………はぁ、帰ろ」スタスタ






『提督ー!』






提督「……!」ピタッ





ヒュ----






提督「……気のせい、か……」








『一緒に踊ろう?』




『もっとヘルシーな食生活を……』




『私がきっと、やっつけちゃうんだから!』





『司令官!もっと私を頼っていいのよ?』





提督「…………」





『あっ、司令官さん、おかえりなさいなのです』





提督「!!電!?……ぁ」振り向き





しーーん……





提督「…………はは」



提督「……俺まで幻聴に悩まされるとは、世話ないな……ははは……」





提督「………………」





しーん……




提督「…………こんなにボロボロになっちまって……」






提督「…………」





提督「……ぅ……」





提督「…………ぅ……ぅぅ……」ポロポロ


提督「ぅぅ……くっ…………っ……」グ

スッ






提督「……ごめん…………ごめん……俺……!」グスッ








提督「……結局……なんにも、なんにも守れなかった……」ポタッ






ぽたっ





ぽつぽつ






サーーーー








ザーーーザーーー






加賀『赤城さんのこと、よろしくおねがいします』










提督「……」









提督「…………分かってるよ」





提督「……ああ……分かってる」






















ガチャ


提督「ただいま、赤城」


赤城「提督!雨降ってたみたいですけど、大丈夫ですか?」


提督「ああ……」





提督「えっくしゅん!!あー……」


赤城「ビチョ濡れじゃないですか!」


赤城「待ってて下さい、今タオルを……」


提督「いいよ、自分でやるから」


赤城「でも……」


提督「危ないから、な?」


赤城「……はい」


提督「ありがと赤城」ナデナデ


赤城「……」






赤城「今何時ですか?」


提督「え、ぁ、ああ……えっと……」


何時……か……

この部屋の時計はあの日から止まったままだ。




提督「うーんと、まぁ、夜だな」


赤城「え、もう夜ですか」






赤城の時間は止まったまま。


いやもしかしたら、止まっているのは俺の方なのかもしれない。


彼女の中ではずっと時計は動いていて、みんな生きている。




もしかしたら、このまま夢から覚めない方が幸せなのかもしれない。



提督「1人で大丈夫だった?」


赤城「1人じゃないですよ?」







提督「……あぁ……そうだったな」ギシ


赤城「?何か持ってるんですか?」


提督「!!な、なんで?」


赤城「なんか音がしたので」


提督「なにも持ってないよ?」


赤城「そうですか?」


提督「うん、俺ちょっと倉庫行ってくるよ」


赤城「わかりました」


ガチャバタン


赤城「……変な提督」









提督「ダメだ……」






言い出せるわけない……だって……


光を取り戻したら、


あいつは1人になってしまう。


全てを知ってしまうから……





提督「……俺は…………」


彼女の幸せって?


このまま騙し続ける?


それとも真実を知らせた方が……?







提督「くっそ!!!」ガン!





提督「くそ!!くそ!!!くそ!!!」






提督「……わからない……俺はどうすれば良い……」



提督「教えてくれ……加賀……」








#6 夢






赤城「提督って夢とかあります?」


提督「なに急に」


赤城「なんとなくです」


提督「そうだなぁ……そう言われると……思い浮かばない」


赤城「はーつまんない奴」ケッ


提督「ファ!?」ガ-ン


提督「じゃあそういうお前は?」


赤城「私はアレです」


提督「アレ?……アレってなんだ」


赤城「ほらアレですよ、知ればみんなが羨む……」


提督「羨む……なんだよ」


赤城「いけません……軽々しくその名を呼ぶなど……」


提督「えぇ……そんなにすごいものなの……?」


赤城「そんな……すごいなんてもんじゃないですよ……!」


提督「……ごくり……」


赤城「アレですよ提督……大鳳さんの……」


提督「大鳳?全然分からん」


赤城「『提督、私の……そんなに気になるの?』」


提督「えぇ……」


提督「…………ハリケーン・バウ?」


赤城「よく分かりましたね」


提督「そう思うならもう少し似せようとしろや」


提督「しかも何だよ……何でハリケーンバウなんだよ」


赤城「……!!そんな簡単にその名を呼ぶなんて……」


提督「何その反応……」


提督「えぇ……どういうことなの……」


赤城「どういうこととは?」


提督「え、ハリケーンバウになりたいの?」


赤城「……」


提督「……?」


赤城「……」スッ...


赤城「ハリケーン…………」


赤城「……バウ!!!!!!」カッ


提督「!?」ビクゥ!!


赤城「……」キリッ





提督「……」


赤城「……」






提督「……」


赤城「……」






提督「わかった」






提督「俺のこと馬鹿にしてるだろ」


赤城「してますぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅう↑↑↑↑!!!!!!」


提督「んにゃぁぁぁぁあ真面目に聞いちまったじゃねーかぁぁぁぁああ!!」











提督「目治ったらどっか行くとか」


提督「そういうのはないわけ?」


赤城「うーん……海見たいです」


提督「海?」


赤城「やっぱり海は綺麗ですから」


提督「……綺麗か」


赤城「綺麗です」


赤城「提督は海はお嫌いですか?」


提督「あんまり好きじゃないな」


提督「辛い思い出が多すぎるよ」


赤城「中二の傷跡ですか?」


提督「ち・が・い・ま・す」


ぐにーーー


赤城「あーーーいたいでふ、ひっぱりゃないれくらさーーい」








……

……


加賀『赤城さんのこと、よろしくお願いします』


加賀『……好きでした、提督』


……

……









提督「……海はほら、しょっぱいし」


赤城「……」グニ-


提督「あのさ」


赤城「?なんれふか?」グニ-


提督「……」


赤城「……」グニ-


提督「……」


赤城「……」グニ-


提督「……っ……」







赤城「しりあすはいるまえにてをはなひてくらさい」グニ-


提督「すまん」パッ


赤城「いらい……」(訳:痛い……)









提督「……赤城は目治したいか?」


赤城「?はい、治せるなら」


提督「……そっか、そうだよな」


赤城「提督?」








提督「赤城」


赤城「??なんです?」






提督「目が治ったら、色々大変だけど」


提督「まぁ、赤城のことは俺が守るよ」


赤城「……え?いきなりなんですか?」


提督「いいから聞いとけ」





ぎゅっ






赤城「恋人繋ぎ」


提督「ちょっと黙れ」






提督「……」


赤城「……?」






提督「……はぁ」






提督「戦争してるんだ……俺たち」


赤城「…………」







提督「……救えない命ばかりよ、なぁ赤城」


提督「だけど」


提督「それでも約束する」


赤城「……」





提督「……俺が、ちゃんと君を守る」


提督「だから何というか、その……」


赤城「……」


提督「不安でも、悲しくても、ずっと……ずっと一緒にいよう」


提督「……君は俺が……俺が守るから」


赤城「……!」





赤城「……プロポーズですか?」






提督「……え?」


赤城「……///」ジ-





提督「いや違……くは、な、な、ない……けど……」


赤城「……///」ソワソワ






提督「〜〜〜〜〜〜ってちがーーーーう!!!!」


赤城「ぇ……違うんですか……?」シュン


提督「あ!いやプロポー……ってそういう話じゃないの!!」


赤城「えー?」








提督「こほん……明日、高速修復剤を使う」


赤城「え?」


提督「目を治そう」


赤城「……」


提督「……とりあえず、明日に備えて、今日はもう寝ろ」


赤城「……はい」


提督「よっと」赤城から離れる


赤城「……」


ぎゅっ


提督「?赤城?」


赤城「……」


提督「おい?聞こえますかー?」


赤城「…………」ボソボソ


提督「は?よく聞こえない」


赤城「今夜は……一緒にいたい……です」





提督「……」





赤城「……////」カァァ






提督「は?なんで」


赤城「ちょっおま」






提督「嘘ですよーはいはい、わかってるよ、一緒にいよう」





ひょいっ




赤城「……はいっ」姫抱っこ


提督「じゃあ寝室連れてくよー」








赤城「……ふふ♡」


赤城(甘えてばっかり……私……もう駄目になっちゃった……)






ぎゅううううううう







提督(苦しい……)






赤城(あったかい……幸せ……)







ぎゅううううううううう




提督(ぐるじぃぃぃいいいいぃぃぃぃぃぃいいいいい)







@寝室のベッド



赤城「提督も入って下さい//」


提督「はいはい」




提督「んじゃおやすみ」


赤城「は、はいぃ……」ソワソワ




赤城「……?」


提督「……」zzz








赤城「……はいちょっとタンマ」


提督「…………なんですかー」ネムソウ










赤城「あの……何もしないんですか?」


提督「なにって寝るけど」





赤城「え?」


提督「え?」





提督「何ってなによ」


赤城「そりゃナニですよ」





提督「え?」


赤城「え?」




提督「だからそれがわかんねーって言ってんの」


赤城「……何でもないです」


提督「そうかーおやすみ」





提督「……」


赤城「……」




赤城「……本当に何もしないんですか……?」


提督「……」






提督「……」




提督「め、目が治ったらね」


赤城「……!!/////」ボン


提督「ゆでダコかな?」


赤城「ってなんで見えてんですか!?」


提督「まだ灯り付けてたから」


赤城「〜〜〜〜〜〜っ!!」/////








赤城「ふんだ!!寝ます!」


提督「ごめんごめん」




提督「それにしても」



提督「……そうか、こんなに明るくても暗かったのか……赤城からしたら」





赤城「……」


提督「……」





なでなで


赤城「……!」





提督「辛かったな」





提督「怖かったな」





提督「ごめんな……」



提督「……赤城」




赤城「…………」



赤城「……ぅ……」ぎゅっ



提督「…………」なでなで




赤城「……ぐすっ……ぅぅ……」ぎゅー









赤城「……」zzz


提督「……」


なでなで


提督「……俺も寝よ」






……

……





加賀『赤城さんは?」


提督『……命は、助かったよ。』


加賀『そう……良かった……じゃあ、そろそろ行くわ』


加賀『赤城さんのこと、よろしくお願いします』


提督『ああ。敵は総数も不明だが、我が艦隊は之を撃滅せよという命令が出ている』


提督『だが無理はするな』







加賀『わかってるわ。……ねぇ』


提督『……?』


加賀『……ずっと好きでした、提督』





赤城(待って!!私も連れて行って!)








提督『おい加賀!!応答しろ!加賀!……蒼龍、飛龍!!応答しろ!!おい!!………………』


ゥウーーーーーーー


提督『!!警報!?』


ブーーーーーン


ドガーーーーーーーーン


ドーーン












提督『…………馬鹿な』



赤城(加賀……さん)


提督『赤城伏せろ!』







赤城(ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい)






提督『赤城!!目を覚ましたか……』


提督『見えるか?………………は?嘘……だろ?』





赤城(目が見えなくてごめんなさい……役に立たなくてごめんなさい……)






赤城(生き残って、ごめんなさい……)



赤城(私なんて……助からなければよかっ……)




……

……






提督「赤城、おい赤城」ユサユサ


赤城「!!」パチッ






 

赤城「……あの、私……」


提督「魘されていた。大丈夫か?」


提督「はい水」


赤城「……あ、ありがとうございます」




赤城「……」


提督「……」




赤城「……私のこと、邪魔になったら捨てて下さいね」


提督「……は?」


赤城「私は穀潰しですし、役立たずですから……」


提督「急に何を」






赤城「どうして提督は私にそんなに優しくしてくれるんですか?」


赤城「もう戦えない、提督のお役には立てないのに」


赤城「おかしいですこんなの」







赤城「加賀さんだってあなたのことが……」



赤城「……??」



提督「……あ、赤城……?」



赤城「か……が……さん」





加賀『赤城さんのこと、よろしくお願いします』





赤城「……ぁ……ぇ……?」


提督「…………赤城」







提督『おい加賀!!応答しろ!加賀!……蒼龍、飛龍!!応答しろ!!おい!!………………』



提督『なんだよ!これは!!ふざけんなよ!!!おい、嘘だろ?』





提督『…………誰も……帰ってこなかった……』



提督『大本営との連絡がつかない……何がどうなっている……?』





提督『加賀……蒼龍……飛龍…………みんな……』ポロポロ















赤城「………………ぁ」ピタッ













提督「赤城!」








赤城「ぁ……か、がさん………は……ぁ、あぁ……」ガタガタ








提督「おい!しっかりしろ赤城!!」









赤城「ぁぁ……いや……いやぁぁ……」ガタガタ










赤城「いやぁぁぁぁぁぁあああああああああああああああああああああ!!!!!」











提督「」ビクッ


赤城「加賀さんも蒼龍さんも飛龍さんもみんなみんなみんなみんなみんなみんなみんなみんな!!!!」


提督「赤城」


赤城「なんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんで」ガクガク


提督「赤城!」


赤城「みんな…………」ツ-


赤城「……なんで、私だけ…………生きて……」グスッ







提督「赤城!!!」


赤城「!?」ビクッ






提督「…………」





提督「…………赤城……」








提督「…………俺も一緒だ」


提督「……俺も」








〜〜


提督『…………どことも通信が繋がらない……攻撃は止んだが、本土は、大本営はどうなっているんだ……』


提督『艦隊も交信途絶……』







ドカーーーーーーン!!






提督「!!うわっ」




痛っ……


爆発音で耳がキーンてする……


格納庫で引火したか……








提督『ぐっ……ガラス片刺さった……』


提督『…………いっつぅ…………』


提督『…………』チラッ





拳銃『……』





提督『…………』






提督『……ここまでか』




提督『…………』カチャ










……


加賀『赤城さんのこと、よろしくお願いします』

……






提督『……!』 







提督『違う……俺は……』


提督『俺は、まだ生きている……』




提督『戦わなければ……生きるために』






提督『赤城……』





〜〜







提督「俺は赤城に何度も救われた」





提督「だから」




ぎゅうう





赤城「ふぁ……」




提督「何も出来なくたっていい」




提督「俺は……俺はただ……」








提督「……ただ……お前に、いて欲しい」




赤城「……っ」






ぎゅうううううう







提督「ぅ……(苦しい)」


提督「ぉ、俺が守るから」




提督「だから、安心しておやすみ」


赤城「……はい」ギュ-


赤城「……あの」ギュ-


提督「うん?」


赤城「このまま寝たいです」ギュ-


提督「ぃ、いいよ、ただちょっと力緩めてくれ」




なでなで




赤城「……っ……」ウルウル


赤城「……ぐすっ……」顔グリグリ


提督「……」なでなで


提督「(よし、わらべ歌を歌ってやろう)」


提督「……かーごーめかーごーめー」


ぎゅうううううううう


提督「かーごごごごごごご(ぐるじぃぃいいいいい)」


赤城「怖いです提督」


提督「ごめんなさいミスチョイスでした……」


赤城「……」


赤城「……うふふ」


提督「……ふふ」


提督「おやすみ、赤城」








#7 風呂





提督「……包帯外すよ?」


赤城「はい……」


するする


提督「……お、綺麗に治ってる」


提督「目を開けてごらん」


赤城「……」


赤城「…………!」


赤城「見え……ま……」





提督「……」





赤城「……」





提督「……」






赤城「……」





赤城「……せん!」


提督「…………え、嘘」


赤城「嘘ですゴハァッ」




(o゚Д゚)=◯)`3゜)∵





赤城「でもまだぼんやりとしか見えませんね」


提督「まぁ、ずっと見えてなかったからな、そのうちくっきりになるだろ」


提督「……」


赤城「まぶしい……」


提督「大丈夫?」


赤城「はい、なんとか」


赤城「少しずつですが、目が慣れてきました」








提督「……怪我のことじゃない」


赤城「……!」ピタッ


提督「昨晩のことだ」


赤城「……」





提督「全部……思い出したか……」


赤城「……はい」


赤城「……大丈夫、じゃないです」


赤城「大丈夫じゃないですけど」


提督「……」






赤城「……貴方が、いますから……」





提督「そう、ですか……」







提督「…………」








提督『ほっぺつんつんせんといて』カキカキ


蒼龍『いいじゃーん、減るもんじゃないし』


提督『仕事中は構ってやんないよーだ』カキカキ


蒼龍『えー!!ケチー』




蒼龍『ね、ねぇ?ところでさ、今度の休み空いてる?』ソワソワ


提督『俺が休日暇なの知ってて聞いてますね?』


蒼龍『だよねー良かったぁ。そ、それでね?良かったらなんだけど、一緒に……』モジモジ




ウーーーー

警報【空母赤城が食堂の食材を持って逃走中!至急援軍を!!】



提督『えっと……あーごめん、ちょっと行ってくる。話は帰ってからで』


蒼龍『……あ、はい』シュン







提督『……ぁ……やべ、寝てた……』



提督『ん?なんか顔にインク……ってこれ!!おい飛龍コラ!!待てやオラ!』


飛龍『あははは!!油断大敵だよー!』


提督『今日こそ引導を渡してやるよ!!待ちやがれー!!!』


飛龍『額の肉の字に気付かないで艦隊運営してたなんて、一航艦の鬼神が聞いて呆れるわー』


提督『やめろ言うな!!恥ずかしいわ!』


飛龍『NDK?NDK?』


提督『煽ってんじゃねーよ!!』



ウーーーー

警報【空母赤城が食堂の食料を持って逃走中!至急援軍を!!】



飛龍『ほらほらーいつまでも私を追いかけてていいのかなー?』


提督『しゅ……』




提督『収拾つかねえええええええ!!!』







加賀『…………』カキカキ


提督『…………あー』


加賀『どうしたの?』


提督『加賀が秘書艦だと落ち着く……』


加賀『また二航戦にちょっかい出されたの?』


提督『そんなところです』


加賀『そう……』



ウーーーー

警報【空母赤城が食堂の食料を持って逃走中!!至急援軍を!!】




加賀『いってらっしゃい』


提督『…………』








赤城「提督……?」


提督「…………」





提督「ごめん……ちょっと、泣きそう」


赤城「…………!」







提督「…………」


赤城「…………」ぎゅっ


提督「赤城……?」






赤城「……泣いていいですよ、思いっきり」


提督「……っ……」


赤城「今日からは、私も一緒に泣きます」


赤城「だから……もう我慢しないでいいですよ?」


提督「…………っ……うぅ……うぁぁぁ……っ」ポロポロ


赤城「…………」なでなで


提督「……っ……ぅぅ……」






赤城「私が何も知らない間、ずっと一人で耐えていらしたんですものね」


提督「…………」


赤城「辛いのは……貴方の方だったんじゃないですか」


提督「……俺は何もできなかったんだ」


提督「燃えるこの基地で、彼女たちの帰りを待つことしか……」




提督「……君がいなければ、俺はとっくに……」


赤城「……私がいない方が、ずっと楽になれましたね」


提督「……そうかも」


赤城「うふふ、ごめんなさい」


提督「ごめん、そんなつもりでは」


赤城「いいんですよ」





赤城「……生きててくれて、ありがとうございます」


提督「赤城……?」


赤城「貴方までいなくなったらと思うと……私は……」


提督「…………」


赤城「これからも、ずっと一緒にいてくれますよね」


提督「約束したろ?」


赤城「そうでした」


提督「忘れてんじゃねーよ」


赤城「もう一回、約束して下さい」


赤城「今度は見えますから、私の目を見て」ジ-ッ


提督「……うっ」


提督「わ、わかりました……」


赤城「?なんで敬語なんです?」


提督「うっさい」


赤城「……」


赤城「あ!照れてるんですか〜このこの〜♪」


提督「〜〜〜〜〜っ」





ガシッ





赤城「へっ?」


提督「どっせええええええい!!!」





ダンッ





赤城「かっは……!」





赤城「ちょ、なんで……はぁ……いきなり……はぁ……はぁ……と、巴投げするんですか……」





提督「柔道の神が降りてきたんだよ……」


赤城「などと供述しており」





提督「……」


赤城「というか今さっきまでけが人だった人を投げますか普通」


提督「うるさいなー、フッ……病み上がりなんだから自分の身体大切にしろよ?」キラン








赤城「は?キレそう」










赤城「大分見えるようになりました!」


提督「そっか……よかったね」


提督「それじゃさっそく」


提督「はいこれ」


赤城「?なんですこれ?」


提督「見ればわかるだろ、バケツだよ」


提督「この前の誘爆でか知らんが、給湯設備が逝っちまって、お湯沸かすのも一苦労なんだよ」


赤城「えーーー!じゃあこれからお風呂はどうするんですか?」


提督「当分ないな」


赤城「そんなぁぁあ」





赤城「あ"ーーーー」


提督「うるさい……」


提督「まぁ、今日は赤城の全快祝いということで風呂沸かすか」


赤城「本当ですか!?」


提督「赤城、ドラム缶探してきてくれ」


赤城「え?ドラム缶ですか?わかりました」





赤城「持ってきましたけど……」


提督「よし、見つけたドラム缶を洗って汲んだ水を入れます」


提督「下から熱して……」


提督「ドラム缶風呂の完成です」


赤城「おおー」パチパチ


提督「じゃあ入って、どうぞ」


赤城「え?」


赤城「いやあの……」


提督「俺は火の番しなくちゃだから」


赤城「……」






赤城「……/////」チャプチャプ


提督「見てないから大丈夫」


赤城「……あの////」


提督「湯加減どうですか?」


赤城「……あの、提督!////」


提督「なに?」


赤城「あの……流石にまだ日も出てるし、恥ずかしいというか……」


赤城「それに上官に火の番させてるのもなんというか……」


提督「ふーっ、ふーっ。あ?なんだって?」


赤城「もう!!提督も入って下さい!」


提督「え」





ぐいっ





提督「あっちょっ」


ざぷーん


提督「ぶはぁ!」


提督「あーもー軍服がぁぁ」


赤城「ふふっいいじゃないですか、もう」


提督「まぁそうだけどさ……」


提督「あーもういいや一緒に入ろっか」


赤城「ど、どうぞ//」


提督「自分で引きずり込んだくせに」


赤城「うるさいですっ」






提督「……はぁ」


提督「てか狭い……もうちょいそっち行って……服脱ぐから」ぬぎぬぎ


赤城「あっちょ///あんまり動かないでください……ってわざとですね肘!セクハラです!」


提督「ええいうるさい!!同じ風呂に引きずり込んでおきながら何言ってんだ!タオル外せよ不公平だろ!」ぐいぐい


赤城「ひゃあああやめて下さいぃぃ/////」


はらり


提督「はっはっは!これでよし!」


赤城「うぅ……もうお嫁にいけない……」


赤城「って、あ、あんまり見ないでください!!」////


提督「見てない見てない」じー


赤城「ガン見してますよね!せめてバレないように見て下さいよ///」



提督「…………」じー



赤城「ちょ、ちょっと……提督……//」



提督「…………」じー



赤城「やぁぁ……見ないで……っ///」プルプル



提督「綺麗だなぁ赤城は」




赤城「ぇ……」




赤城「……//////」モジモジ



提督「……」



赤城「……///////」モジモジ



提督「……」



提督「チョロすぎワロタ」



赤城「な!?」



赤城「〜〜〜〜〜〜っ/////」





スッ






提督「ん?」


赤城「うりゃあ!!」





ゴスッ





提督「がっはぁ(がっはぁ(がっはぁ……」※エコー




赤城「ふんっだ!提督のえっち!バーカバーカ!!」




赤城「……あれ?」






ぱしゃん








提督「きゅ〜〜」白目


赤城「あ」









提督「……頭突きは、勘弁して下さい」膝枕


赤城「ご、ごめんなさい……」なでなで









#8 赤城と提督





提督「よし、赤城、そろそろ行くぞ」


赤城「……はい」


提督「撤退だ」








赤城「って、こんなちっこいボートで帰れるんですか?」


提督「わかんね」


赤城「おい」








ギュルルルル


提督「よしエンジンかかったな、出航だ」




ブイーン


赤城「チープなエンジン音ですね……聞けば聞くほど不安になります」


提督「大丈夫、タオル多めに持ってきてある。あと水着と下着も」


赤城「全然大丈夫じゃないってことはわかりました」






提督「あ、そうだ」


提督「赤城は艤装を損失してるし、轟沈扱いなので、向こうに着いたら、再入隊することになるな」


赤城「そうなんですか?」


提督「うん」


赤城「え?ちょっと待って下さい。それじゃあ私は……」


提督「ああ。俺の指揮下から外れる」


赤城「ぇ……そ、そんな!そんなの嫌です!」


提督「俺だって嫌だよ」


赤城「じゃあどうすれば……ってこれは……?」


提督「そこでこれですよ。ほれ、指輪」つケッコン指輪









赤城「……は?」









提督「これ着けとけ。そうすれば再入隊せずとも新しい艤装もらえるだろ」


赤城「え……これ……あの……まさか」


提督「ケッコン指輪だけど?」








赤城「……っ」


ドスッ


提督「ぐぇ……な、なんで殴んの……」







赤城「こんな渡し方ありますか?」


赤城「酷いです、酷すぎます。酷過ぎて意味がわからないです」


提督「だ、だって「言い訳なんて聞きたくありません」……」


提督「……あ、赤城……」


赤城「……」ツ-ン


提督(ガチギレかよ……めんどくさいなぁもう……)







提督「あ、あのな、赤城……それ、カッコカリの指輪だろ?」


提督「本当はこんなところで言いたくなかったんだけど……」


提督「俺はその、カッコカリで終わるつもりはないというか……」チラッ


赤城「!」





赤城「ぇ……」ドキッ





提督「あ、あぁぁやっぱ今のなしー!!」


赤城「…………////」ボソボソ







提督「は、はい……?」






赤城「分かりました……許します」ドキドキ













赤城「本物……待ってますねっ」ニコッ













提督「」ドキッ






提督「……わわ、わかってるよ、とりあえずそれ、指にはめとけ」






赤城「じゃあ提督がはめて下さい」





提督「……はぁ、手出せ」


赤城「はい……」ドキドキ


提督「今はカッコカリだからな、あえて何も言わんぞ」


赤城「分かってます♡」










提督「……可愛いな、お前」


赤城「うふふ」


提督「はい、はめた」


赤城「わぁ……綺麗……」


提督「そんなので満足するなよな」


赤城「分かってますよっ」ぎゅううう


提督「ひっつくな……暑い」






赤城「提督……」


提督「……なに」










赤城「ずっと……ずっと貴方が好きでした」


赤城「好き……大好きです」








提督「……俺も」









赤城「えー好きって言って下さいよー」むぎゅーー


提督「ええいベタベタするなっ!」







#エピロー