俺がフレンズだ
労働と規律によって構成された世界。幼い時から労働を迫られる刹那の前に現れたのがフレンズであるサーバルちゃんだった・・・
どうもこっぺです。
9割本気でこの作品を作ろうと友人と相談した結果、面白そうだったのであげました。
フレンズやガンダム好きの皆さんごめんなさい。
更新は不定期です。
この世に・・・・神なんていない・・・・
大人たちが残していった仕事をの片付ける中、頭の中にこの文字がよぎった。
パソコンの画面に複雑なデータを入力する中、一人、また一人倒れ居ていく。
その中に大人はいない、すべて12にならない位の子供だけだった。
1日18時間にわたる労働、大人たちが残していく仕事、それにより疲弊した精神は幼い子供たちにとって最も恐ろしいものだった。
そして、倒れたらすぐに起き上がらせて働かされていた。
刹那「っ・・・!」ビクッ
ついに動かなくなった右手はかれこれ9時間は動いていた。
するとそこにガシャン、ガシャンと機械音が響いた。
働かなければ機械に殺される同胞を見てきた刹那は手を動かしたかった。
「動け・・・・動け・・・・」そう念じるが手は全く動かない。
それに足も、顔も動けなくなっていた。
ガシャン・・・ガシャン・・・・死の足音が迫ってきている・・・・
死を覚悟し、手を動かそうとするのをやめ、ゆっくりと椅子を回転させ、目を閉じた。
ギュイーン・・・・と、オートマトンが刹那が動いていないのを確認し、そして・・・
ダダダダダダッ・・・・・・・・
激しい機関銃の音が鳴り響くはずだった・・・・
異変に気付き、目を開くとオートマトンの姿はなく、それよりもはるか大きい人型のモビルスーツが銃を構えていた。
目を疑った・・・・
それは彼にとって、何よりも美しく、何よりも神々しく、そして・・・・何よりも可愛かったのだ。
人型モビルスーツの方に乗っている少女が。
???「すっごーい、なにあれ!」ぴょんぴょん
???「ははは、サーバルちゃん、危ないからあまりはねちゃだめだよ」
サーバル「あっ、おーい、きみ、だいじょうぶ?」
あまりの突然のことに少年は言葉を発することができなかった。
でるのは涙ばかりだった・・・・
サーバル「わわわ、ほんとにだいじょうぶ?」
???「サーバル、そろそろ行くよ」
サーバル「うん、わかったよ。じゃあね、ええっとええっと・・・・きみのなまえはなに?」
刹那「せ・・・・・つ・・な・・・・・」
刹那は辛うじて動かせた口に力を込めて自分の名前をいった。
サーバル「せ、つ、な・・・・・うん、じゃあねせつなちゃん!またあおうね!」
そういって耳と尻尾をはやした少女はコックピットの中に入ると、モビルスーツは空へと消えていった。
刹那は自分の目の前で壊されたオートマトンを見ながら、この世界の癒しを考えるのだった・・・・。
元々は刹那がドムに乗る話を書いていたんですけど、フレンズの方が面白そうでした。
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