第2章 海未「絶望に負けないように」 トンネルを抜けると、そこは異世界だったった。
今回はbibiとprintempsの回にしようと思います。
bibiは絵里視点でprintempsは花陽です
3話と合体しました
合宿をするため真姫の別荘へ行くはずが、トンネルをくぐるとなぜかパルスへきてしまった私たち。
戻るための手がかりを探すため3つのグループに分かれて探索をするのだが…
次の日
花陽「キャーー!!」
凛「かよちんどうしたの!?」
花陽「こ、これ…」
凛「これってルシの刻印じゃ…」
花陽「どうすればいいの!?まだ使命も分からないのに、シ骸になるなんて嫌だよ。凛ちゃんどうしよう!!」
凛「落ち着いてかよちん!!」
絵里「どうしたの二人とも」
凛「それが…」
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絵里「なるほどね…だからファルシから力が」
海未「私たちも全員ありました。」
にこ「これからどうすんのよ!!」
真姫「にこちゃん落ち着いて!!」
穂乃果「あのー…ファルシ?、ルシ?」
海未「まさかとは思いますが、ファルシもルシも分からないのですか!?」
穂乃果「えへへ…」
海未「褒めていません!!コクーンで育てばわかるはずなのですが…まぁいいです。説明しましょう。」
そして海未は丁寧に「ファルシ」と「ルシ」のことを説明していった。
簡単にまとめるとファルシとは私たちが生きて行くための環境を整え、食料やエネルギーを提供してくれる存在で、一方「ルシ」はその「ファルシ」から使命(仕事)を授かり、使命を果たす人のことだ。
海未「ですが…私たちは使命がわかりません。ファルシは使命を言葉で伝えるのではなく、頭の中に映像として伝えます。そして使命にもよりますが、時間制限があり果たせないと「シ骸」つまり魔物へと変わってしまいます。」
穂乃果「…」
絵里(すごい顔ね…ハラショー)
海未「全員がルシになったということは皆同じ使命を持っているはずです。ですが私はうまく思い出せません…」
希「ウチわかるよ」
海未「本当ですか!?」
希「ウチらの使命は、音乃木坂を廃校にすることや。」
8人「!?」
ことり「冗談だよね…そうでしょ希ちゃん!!」
希「、、、」
絵里「ことり…」
穂乃果「みんな、一緒に廃校を阻止しよう!!」
にこ「でも使命を果たせないと「シ骸」になるのよ!!」
穂乃果「っ…」
絵里「とにかく今悩んでいる時間はないわ、まずはコクーンへ帰る方法をさがなくちゃ」
絵里「私たちには時間がない、もって一週間といったところね…。効率よく探すために3つのグループに分けて探索しようと思うの…みんなは賛成?」
周りを見てみるとみんな驚きと悲しみで混乱していた。
だが、一時間ほどするとみんな冷静にこのことを受け入れられた。そして明日からは、3つのグループで動くことにした。
1 穂乃果、花陽、ことり
2 海未、凛、希
3 絵里、真姫、 にこ
このグループで明日からは行動するだろう。
翌日
海未「それでは、また日が落ちる前にここに集まりましょう。あと食料も調達してきてください。」
絵里「それじゃあ、行きましょうか。」
にこ、真姫「えぇ」
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ヤシャス山
にこ「にこつかれたー」
絵里「ここで休憩とりましょうか」
真姫「あ…あれって…」
絵里「みんな休憩はなしよ!!」
真姫「にこちゃん、下がってて!!
ここは私が…」
絵里「真姫!!」
真姫は、魔物の腕で勢いよく壁に叩きつけられた。
真姫「がはぁっ!」
にこ「真姫ちゃん!!真姫ちゃんは、
私が『守る』!!」 ギュイン!
にこ「ほら!コッチよ!やれるもんならやってみなさい!!」
魔物は完全に、にこに気を取られていた
にこ「今よ!絵里!」
絵里「くっ!!」
私は、力いっぱいに手から魔法を出した
ドゴォン
魔物にはかなり効いたようだった。
そのまま魔物は、崩れるように倒れた。
3人「ハァハァ」
にこ「真姫ちゃん大丈夫?」
真姫「えぇなんとかね」
にこ「よかった」ウルウル
真姫「な、泣かないでよにこちゃん!」
絵里「これでひとまずは安心ね」
私たちは、気持ちいい風を感じながら、ひと時の休息をした。希も無事だといいけど…
絵里「さてそろそろ日も沈みそうだし、帰りましょう」
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洞窟前
穂乃果「絵里ちゃーん」
絵里「穂乃果!!」
ことり「にこちゃんたちも無事だったんだね!!」
にこ「えぇ!!こんなところで倒れるわけないじゃない!」ドャァ
絵里「希たちは?」
3人「…」
絵里「まさか…」
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数時間前
穂乃果「私たちもいっくよー!!」
花陽「わっ!穂乃果ちゃんもう、あんなところに…うぅダレカタスケテー」
ことり「ホノカチャーンまってー」
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移動中
花陽(そういえば、私って魔法使えるのかな?私力がないから海未ちゃんみたいに、剣を持って戦えないし…)
ことり「…ちゃん、花陽ちゃん?大丈夫?ぼうっとしてたけど…」
花陽「あっ大丈夫、大丈夫」
(まぁ、なんとかなるよね…ファイトだよ!!私。)
ナムヴァの泉
穂乃果「!?この臭いは…まさか」ダッ
ことり「えっちょっと!?ホノカチャン!?どうしたの?」
穂乃果「わぁ、やっぱりだ!ほらほら二人ともこっちだよー!!」
花陽「あっ!アルパカさんだ〜」
ことり「かわいい〜モフモフ〜」
花陽「こっちの世界にも、いるみたいだね」
アルパカ「ヴェェ」ブルブル
穂乃果「どうしたの?」
魔物「グルルルル」
ことり「ホノカチャン、花陽ちゃん…
あれ…」
そこには、金魚を大きくしたような魔物がいた。あまりの恐ろしさで足が動かない、頭が真っ白になっている。何も考えられない。
穂乃果「花陽ちゃん!行くよ!!」
花陽「ハッ!うん!」
危なかった。穂乃果ちゃんが声をかけてくれなかったら今頃私は重い一発をくらっていた。
私も、戦わなくちゃ!
そのとき、頭の中に電流のような何かが走った。
そっか…
花陽「これが私の戦い方!!」キュイン
穂乃果「わっやばっ!!」ドカッ
ことり「ホノカチャン!!今回復を…
あれ?なんでケロっとしてるの!?」
穂乃果「あれ…あんまり痛くない」
花陽「フー、間に合って良かった〜」
私の戦い方それはみんなの力を上げたり
防御力を上げて、戦いを有利に進める。
それが私の《ポジション》。
花陽「穂乃果ちゃん、ことりちゃん。
えいっ!」キュイン!!
ことり「すごい…力がみなぎってくる!!」
穂乃果「ことりちゃん、いくよ!!」
2人の連携魔法が決まった。
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穂乃果「あぁー疲れた〜」ヨロヨロ
アルパカ「ヴェェ、ヴェヴェ」
花陽「えっ!助けてくれたお礼に乗せて行ってくれるの⁉︎」
アルパカ「ヴェ。」
移動中
ことり「はやいね〜」
穂乃果「イエーイ!はやーい!!」
ことり「もうホノカチャン元気になってる」アハハ
ことり「とうちゃーく!ありがとうございます!アルパカさん」
アルパカ「ヴェェ!」
穂乃果「みんな帰ってこないみたいだし
先に夜ご飯の準備しちゃおっか!」
2人「うん!」
…?あれは…
穂乃果「絵里ちゃーん!!」
絵里「穂乃果!!」
絵里ちゃんたちも帰ってきたみたい
凛ちゃんたち遅いなー。
次回に続く。
ここで9人の《ポジション》を紹介
1年生
花陽 エンハンサー 味方を強化する
凛 アタッカー 武器で攻撃
真姫 ブラスター 魔法で攻撃
2年生
穂乃果 ブラスター 魔法で攻撃
海未 アタッカーとブラスター (アタッカーは、剣道、弓道をしているため)
ことり ブラスターとヒーラー (保健委員のため)仲間の体力を回復する
3年生
希 ジャマーと相手のステータスを下げたりする。ブラスター(スピリチュアルパワー)
絵里 アタッカーとブラスター(魔法に関してはミューズNo.1)
にこ ブラスターとディフェンダー 敵の攻撃を引き受ける
後々メンバーに《ポジション》が追加されていきます
1話
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