赤城「ココロの隙間お埋めします····?」
喪黒「私の名は喪黒福造···人読んで笑うせえるすまん。
ただのせえるすまんじゃございません。
私の扱う品物はココロ···人間のココロでございます」
喪黒「さて今日のお客様は?····」
赤城「はあ·····」
『航空母艦 赤城』
オーッホッホッホッホッ·····
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〈某鎮守府〉
赤城「はあ·····最近全然調子が出ません····」
(練度は高いのに全然戦果があげられません····)
(このままだと、提督にも加賀さんにも呆れられてしまいます····)
赤城は重い足取りで食堂に向かった
赤城「どうしましょう····」クラッ
喪黒「大丈夫ですか!お嬢さん!」
倒れかけた赤城を何者かが受け止めた
赤城「あ···すいません····ッて誰ですか!」
喪黒「おお!····申し遅れました私はこう言うものです」
喪黒は名刺を取りだし赤城に手渡した
赤城「ココロのスキマお埋め致します?·····そんなことよりどうやってここに侵入したんですか?」
赤城は目の前の男に警戒する
喪黒「ホッホッホッ····ここの提督が落とし物をしてそれを私が届けに来ました」
赤城「!····そ、それは失礼しました」
喪黒「いえいえ、お気になさらず·····それより、何かお悩みで?」
赤城「····!」ビクッ
喪黒「ホッホッホッ····やはり何かあったんですね?」
赤城「はい····」
喪黒「良ければお話聞かせて下さい」
× × × × × × × × × × × × × × × × × × ×
喪黒「なるほど····思うように戦果が出せないと···」
赤城「そうなんです···」
喪黒「ホッホッホッ···そんな貴女にぴったりな品物がありますよ!」
赤城「これは、書類?」ピラ
喪黒「いえいえ、品物は後日お届け致します···特注品なので···まず書類を見て下さい」
赤城「はい···艦上攻撃機『幻影』···?」
喪黒「はい···この攻撃機は爆弾と魚雷を積み雷撃と爆撃両方をこなします」
赤城「それはだけだったら、艦攻で····」
喪黒「いえ、それだけではありません。その攻撃機は爆弾を取り付けなければ、戦闘機並みの速度を出せます」
赤城「そうなんですか!?」
喪黒「ええ、お好きにお使いして下さい。」
「ただし、爆装のときは爆装、雷装のときは雷装で使って下さい」
「そうしないと、大変なことになりますよ···信用してますからね···」
赤城「は、はい!」ゾク
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