八幡「妻に愛してると言ってみた」
はじめましてたけ春と申しますm(__)m
過去に『パルプンテ唱えてみた』のスレを見て衝動的にpixivで書いたものです。
面白くないなと思っても暖かい目で見ていってください(^人^)
八幡「愛してる…ね」
俺は最近YouTubeを見ることにはまっているのだが、ふと見ている動画の下にある関連動画に「妻に愛していると言ってみた」という動画を目にした。
俺はその動画が気になり、
何の気なしにそれを押して見てみた。
……なるほど、パルプンテとは上手いこと言ったもんだな。
パルプンテとは某有名RPGゲームにでてくる戦闘中に使える呪文なのだが、この呪文はたくさんの呪文効果があるが、その内のどれがでるかわからない。
つまり唱えたら何が起こるかわからないと言った呪文なのだ。
「愛してる」と言って自分の望みどおりの結果が返ってくるとは限らないといったところか…
というか動画にのってる奥様方「愛してる」って言われただけでデレすぎじゃありませんかね?
べ、別に羨ましい訳じゃないんだからね!
嘘つきましたごめんなさい、羨ましいです。
と下心は置いておいて…
俺は「愛してる」という言葉を妻にそんなに
言わない。
結婚式のときに一回言ったか言ってないかという感じだ
あれ?「そんなに」とかじゃなくて
「めったに」に変えたほうがよくね?
こんな感じでパルプンテをあまり唱えていないことに気づいた
それではダメだろと、
だから、日頃の感謝の意を込めて俺も妻に
「愛してる」と明日言ってみようかと思う。
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翌日PM7:40
今日は家にいる妻にパルプンテを唱えるためにいつもより少し早めに俺は帰宅している
社畜の檻から解放されて、妻の夕食を楽しみにウキウキして意気揚々と帰っている
……いつもならな今日は…
はぁ帰りたくねぇ
「愛してる」という言葉を言うと決めるだけでこんなにも帰宅するのが憂鬱になるのか
自分で決めたことだかこればかりは勇気がいる
てか恥ずかしい!!
パルプンテを唱えた他の勇者の方々はすごいなホント
いや、俺も先輩勇者方に見習って頑張りますか
八幡頑張るぞ♪
…我ながらキモいな
と心の中で色々思考しているうちに我が家が見えてきた
とりあえずあいつ無駄に鋭いから察されるかもしれねぇな…。
悟られないように気をつけよ
扉の前まできたが家に入る前に
とりあえず一回深呼吸しよう
ス〜ハ〜ス〜ハ〜
よし落ち着いた大丈夫
うし、いくかっ!
八幡「ただいまー」
トテトテ
「おかえりなさい」
八幡「おうただいま雪乃」
雪乃「今日もお疲れ様」
八幡「あぁ、今日も社畜の鏡として立派に働いてきたさ」
雪乃「ふふっ」
八幡「?」
雪乃「専業主夫になるって言ってたあなたが、立派な社畜の仲間入りなんて…
高校生のときのあなたが聞いたらとても驚くのでしょうね」
八幡「確かにな、昔の俺が聞いたら『結婚したぐらいで変わるくらいならそれは[自分]じゃない。お前は本当に俺か?というか偽物なんじゃねぇの?』とかいいそう」
雪乃「あの捻くれた八幡ならいいそうね」
クスッ
雪乃「さてお風呂も湧いてるし、夕飯もすぐ出せるけど、どっちからにする?」
八幡「雪乃は夕飯は食べたのか?」
雪乃「まだよ、八幡と一緒にいつも通り食べようかと」
八幡「そっか、いつもすまないね奥さん」
雪乃「ふふん、感謝しなさい」ドヤァ
八幡「…そこは『それは言わないお約束でしょあなた』とかじゃないの?」
八幡「まぁいいや、んじゃあ、飯にするわ」
雪乃「わかったわ、スーツ脱いでリビングで待ってて。すぐ準備するから」トテトテ
八幡「おー…」ソー
よしオッケー
雪乃には気づかれてないっぽいな
よし、このままいつも通りいつも通り
八幡「雪乃ー、手伝うことあふ?」
雪乃「なに『あふ?』って?」クスッ
八幡「…なんでもねぇーよ、疲れてるだけだよ」
わぁーー!なんで今噛むんだよ!!
八幡全然落ち着けません
助けてー!神さま!仏様!戸塚様!
雪乃「じゃあ、先にお箸とかお皿を運ぶのをお願いしてもいいかしら」
八幡「りょ、了解」
八幡「…お、今日は唐揚げか、美味そうだな」
雪乃「美味しいに決まってるじゃない、私が作ったんだから」ドヤァ
八幡「そうだな本当にいつも美味しい料理をありがとうございます」
雪乃「いえいえ、こちらこそいつも我が家の
家計を支えていただいてありがとうございます」
八幡「いえいえ。…よし、全部運び終わったしそろそろ食べますか」
雪乃「そうね、じゃあ」
八幡・雪乃「「いただきます」」
カチャカチャ
八幡「…おっ!唐揚げジューシーですごい
美味しいな」
雪乃「そう言ってくれれば作った甲斐があったものね」ふふ
いい雰囲気だから今が言うチャンスじゃないのか!?
行け八幡!今こそ他の勇者たちに続くんだ!!
八幡「な、なぁ雪乃」
雪乃「なに?」
八幡「…そこのマヨネーズ取ってくれないか?」
言えませんでした。これは別にびびってやめたわけじゃないから!戦略的撤退だから!
雪乃「はいどうぞ」
八幡「お、おうありがとう」
八幡「…」
ふー、ちゃんと落ち着け俺
俺はやれば出来る子やれば出来る子…!
ってこれできなくなるフラグ立ってるじゃん!
じゃなくて俺も言うぞっ!
八幡「…ゆ、雪乃」
雪乃「どうしたの?」
八幡「…お」
雪乃「?」
八幡「…おかわり、お願いします」
雪乃「わかったわ、どれくらいご飯入れる?」
八幡「先程と同じ程度でお願いします」
雪乃「なぜ敬語になるの?」
はい無理でしたー!すんごい緊張する!
毎日おはようって挨拶を交わす仲なのにパルプンテを唱えるだけでこれほど緊張するとは…!
先輩勇者様恐るべし…!
八幡・雪乃「「ごちそうさまでした」」
そんなことを繰り返してたら夕飯が終わってしまってました
ちくしょう!俺の意気地なし!
まぁあれだな、俺ならこのままパルプンテを唱えないままズルズルいって明日も明後日も言えないまである
ってそれじゃあ駄目だろ!
雪乃「じゃあ八幡はお風呂に入ってきたら?」
八幡「いや、洗い物を俺も手伝うぞ?」
雪乃「これは私がするから八幡はお風呂に入ってきなさい、仕事で疲れてるでしょうし」
八幡「んじゃあ、お言葉に甘えさせてもらってそうするわ」
雪乃「はーい」
そう返事をすると雪乃は台所で俺に背を向けて洗い物をし始めた
はぁ言いづらいなぁと思いつつ雪乃に目をやる
いつもめちゃくちゃ美味しい料理を作ってくれて、帰りが比較的遅くなってもできるだけ一緒に飯を食べようとしてくれる妻。
他にもほとんどの家事をしっかりとこなしてくれる、完璧に。
本当にいつもありがたい
俺はこいつのためなら進んで社畜の鏡として生きていけてるんだな…
そんなことを考えてたら
我慢できなくなり
自然と口にすることができた
八幡「なぁ雪乃」
雪乃「んーなに?」
八幡「まぁなんていうか、いつもホントにありがとう…愛してるよ」
…言った、とうとう言った!言っちゃいました!やったぜっ!
さて、我が妻雪乃さんの反応いかに…!?
雪乃「…そう」
とだけ言って雪乃は洗い物を続けている
八幡「んじゃ風呂入ってくる」
ガララララ バタン
カポーン
八幡「…」
…………まじですか、これまじですか
あれだけ勇気絞って言った結果がこれなんですか!?マジですか雪乃さん!?
なんか普通に洗い物続けていらっしゃったしなぁ
デレのんはない感じですか、そうですか
期待していないといえば嘘になるからな
というかめっちゃ期待してたわ!
まぁいいこれで俺の黒歴史が一つ追加されただけだ
いずれ笑いばなしになるだろ
とりあえず風呂上がったら1人寂しく読みかけの小説でも読みますかな
風呂から上がりパジャマを着る
その間も忙しく雪乃は洗濯物を片付けをしていた
自分が勝手に期待していたから悪いんだ
雪乃は悪くない
ちくしょう期待するんじゃなかったぜ
寝室のベッドに腰掛けて
読みかけの本をしおりを挟んでいるところから読み始める
しばらくして雪乃も寝室に入ってきた
特になんの反応もせず本を読んでいたら
雪乃が背中を頭でぐりぐりしてきました。
八幡「なんだよ」
不機嫌みたいな返事をしてしまった!
はぁ期待した勘違いした俺が悪いのになにやってんだろ…
雪乃「…う…っ…い」グリグリ
八幡「えっ?」
雪乃「…もう一回…言って//」グリグリ
…マジでキュン死するかと思いました。
デレのんきたぁぁぁぁーー!
黒歴史回避オッケェェェーーー!!!
まて八幡、「もう一回言って」って雪乃は言ったよな?
ふぅ…もう一度言うの恥ずかしすぎるんですけど!?
八幡「…」
雪乃「…」グリグリ
くそっこうしてる間にもずっと雪乃はグリグリしてくるし…言うしかないか
八幡 クルッ
雪乃「!」
八幡「愛してる、これからもずっと」
雪乃「私も…愛してます…ずっと」
八幡「雪乃…」
ギュッと抱きしめると雪乃も抱き返してくれた
この晩は雪乃とイチャイチャして最後は抱きしめ合いながら寝ました。
ホント言葉にして言ってよかったよ
みんなも嫁や彼女にパルプンテを唱えてみろよ
【雪ノ下雪乃編ーENDー】
他の俺ガイルキャラでも「妻に愛してると言ってみた」を考えています。
リクエストあったらコメント欄によろしくお願いします!
もちろん全員やるんですよね?(ゲス顔)
いろはす楽しみに待ってる
サブレに期待
>>1
全員か…
キツイけど善処します
>>2
書きましたよー
>>3
なぜにサブレ
どう書いたらいいかわからんw
???「全員てことはハヤハチもあるんだよね?」
>>5
ごめんなさい、私ノンケなので、
はやはちはちょっと…
砂糖吐きました