艦娘恋愛和歌
艦娘の愛情を和歌みたいに多種多様な表現ができればいいなと思います。
前回の作品と違って一話完結型の話にします。
多少のキャラ崩壊があると思います。
それでもよかったらよろしくお願いします!
第一話「ウォースパイト」の場合
「さてと…」
「あら、admiralどうかしたのかしら?」
「休憩時間だから、お茶でも飲もうかと思って。」
「admiral、私が紅茶を入れてあげるわ。」
「いや、ウォースパイトだって秘書艦の仕事で疲れてるだろうし、そこまでは…」
「そのくらい全然構わないわ。admiralはそのまま休んでください。」
「そ、そうか。じゃウォースパイト悪いけど頼む。」
「楽しみにしといて!今とっておきの紅茶を淹れてくるわ!」
「大好きなadmiralのためにね!」
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「そろそろ夕食の時間だな。」
「そうですね。お腹も空いてきたのでdinnerの準備をするわ。admiral私が料理を作るから何かリクエストはあるかしら?」
「うーん、そうだな…」
「寿司がいいかな!」
「えっ!?お寿司ですか?」
「いや、冗談さ!簡単なもので全然大丈夫だから。」
「それでは出前というものを取りましょう!」
「…えっ?」
「あら、admiralはお寿司が食べたいんですよね?」
「でも、最近あんまり戦果を挙げられてないから、懐がピンチで…」
「お金のことなら心配しないでください!私が払いますから!」
「えええっ!!今日は別に誕生日でもないよ!」
「それはもちろん知ってるわ。」
「そんな特別な日でもないのに寿司をおごられるなんて!」
「でも、特別な日以外にお寿司を食べてはいけないというルールなんてないですし、おごるのもまた同じです。」
「それは、そうだけどさ…」
「私は、イギリスでたくさんお金をもらったので大丈夫です!それにadmiralが喜んでくれるならこれくらいは大したことではないわ。」
「でも、女性におごられるなんてプライドが…」
「私がいいと言ってるのだからいいんですよ!」
「それに私も久しぶりにお寿司を食べたいと思ってたところですし、admiralが言ってくれたから良かったわ。」
「そ、そこまで言ってくれるのなら…」
「それでは決まりね!私は出前を頼んで来ますので!」
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「ウォースパイト。」
「なにかしらadmiral。」
「なんで君はそこまで俺に貢ぐんだ?いくらケッコンしているとはいえ、少しやりすぎな気も…」
「admiral」ちゅっ♡
「なっ…」
「私は心からあなたのことを愛しています。だからプレゼントをすることは当然のことよ。」
「それでは君がダメになる。」
「ダメじゃないわ。ただ私なしでは生きてはいられなくなってくれれば本望よ。」
「怖いよ!いいかウォースパイト。君は大事なことを分かってない。」
「本当の愛というものはお金じゃない。お互いが苦しい時に助け合えるかどうかだ。」
「今の君がやってることはただの自己満足だよ。」
「…………」
「それに俺はそんなことをしなくても、ウォースパイトのことが好きなんだ!」
「……えっ!?」
「世界で一番好きなんだ。初めて会った時から今もそしてこれからも…」
「だからさ俺のことを信じてくれないか?」
「貢がなくてもウォースパイトのことが大好きだってことを…」
「…………分かったわ。これから気を付けます。私もadmiralのことが大好きです。だから…」
「分かってくれてありがとう、ウォースパイト。」
「物だけじゃなくて身体も差し上げなきゃいけないってことなのね!」
「……え?」
「それならそうと言ってくださればいいのに♡admiral今から夜戦を申し込むわ!」
「なにも分かってないじゃん!」
「いいのよadmiral…私に全てを委ねてね…大丈夫!すぐに終わるから♡」
「ちょ!?スゲーの履いてんな!?」
「イギリスでは普通のことよ。時には大胆にね♡」
「う、うおわわわわわわわわわああああ!!」
第一話「ウォースパイト」の場合
おしまい
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第二話「山城」の場合
「ただいまー」
…………しーん…………
『あれ?確か山城が先に帰ってるはずなのに返事がない。それに電気も付いてない。どこかに出かけてるのだろうか?』
「ただいまー!!」
『電気を付けリビングに向かうするとそこには…』
「…………」
『部屋の片隅で体育座りをしている山城の姿があった。』
「あのー山城さん…?そんな部屋の端でいったい何を…」
「ああ、提督…おかえりなさい…」
「おう、ただいま。で、何やってんのこんな所で?」
「気にしないでください。ちょっと人生に生きているうえで深い絶望を味わってるだけですから…」
「うん、そんな状態の山城を気にするなって方が無理な話だ。」
「そうですよね…気にするなって言う方が無理ですよね…」
「ごめんなさい、て……あなた。私また迷惑をかけてしまいました…」
「こんな迷惑を掛けて…生きてる価値なんて無いですよね…」
「ああ…私と関わった人はみんな不幸になっていくんだ…こんなことなら私がいなくなればいいんだ…そうすれば姉さまや提督はもっと幸せになるかもしれない…」
『…………はぁ…また始まった。山城のネガティブ思考が。』
『ケッコンしてから変わるかなって思ったけど実際はずっとこんな感じ。いや、それはもう慣れっこなんだけど…』
『気持ちの切り替えがうまくないからなのか立ち直るまでに時間がかかるから大変なんだよな…』
「なあ、山城。何があったのかは分からないけどさ、取りあえずそんな所にいないで理由を聞かせてくれ。」
「……………」スタスタ
「山城?どこに行くんだ?」
「えっとこれは…オムライス…?」
「これはね、あなたが最近大将に昇進したお祝いに作ったものなの。」
「本当か!すごく嬉しいよ!じゃあさっそく食べようぜ!」
「そんなの無理です。」
「え?でもこんなに美味しそうじゃないか。」
「見た目はね。」
「実はこのオムライス塩コショウの分量を間違えて入れてしまったの…だからすごくしょっぱいわ…」
「なるほど、へこんでる理由はそれか?」
「それだけじゃないわ…」
「それだけじゃない?」
「もう時間も無かったしどうにかならないかと思って、何とかしようとしたら、砂糖や豆板醤を入れたら物凄いものが出来上がってしまったの。」
「いやどうして砂糖と豆板醤でどうにかなると思ったの!?」
「本当に私はダメな女よ。夫が昇進したっていうのに満足にお祝いも出来ないなんて…」
「ダメな妻でごめんなさい。こんな私、嫌気がさしたでしょ?」
「いつか私はあなたに捨てられちゃうわ…ああ不幸だわ…」
「そんなことないって!ネガティブになりすぎだ山城!」
「確かに最初は何事かって思ったけど、落ち込んでいる理由がそんなことで安心したっていうか…」
「………そんなこと?」
「え?山城どうしたんだ?」
「私が落ち込んでいた理由があなたにとっては【そんなこと】」なの?」
「あ!いや、そうじゃなくてだな…」
「もういいわ!何も聞きたくない!」
「山城!落ち着きなさい!」
「私だって一生懸命作ったの!オムライスを作ったのは初めてだったけどあなたに喜んでもらおうと思って!」
「それを【そんなこと】で済ますなんてあんまりだわ…」
「わ、わかったから!俺が悪かったから!ごめん山城!」
「ううっ…私なんて何をしてもダメダメで役立たずなのよ…そしてそのうちあなたにも捨てられて一人になるのよ!」
「…………」ギュッ
「…………え?」
「大丈夫だ山城。俺は山城のことを見捨てないし絶対離さないから。」
「たとえどんな失敗をしても俺はお前を一人には絶対にさせない。」
「俺はな、山城のそんな所も可愛いって思ってるんだ。」
「…………///ホントに?」
「こんなダメな私でもあなたのそばにいてもいいの?」
「本当だ、俺は山城のことを愛してるからな。」
「………ごめんなさい。また私ったら悪いことばかり考えて…」
「こんなに愛してもらってるのに…信用できなくてごめんなさい…」
『…………このやり取りも山城とケッコンしてから何回目だろうか…?』
『週に一回くらいはしているような気がする。まあ、俺が山城を愛してるのは本当だから別にいいんだけどな。』
「さあ、それじゃ山城が作ったオムライスを食べるぞ!」
「え、で、でもこれはさっきも言ったように失敗作だから…」
「いいさ、これは山城が俺のために作ったものなんだから…山城の愛情を感じながらいただくよ!」
「…………///あ、ありがとう…ございます…あなた♡」
このあと提督は腹痛をおこしました
第二話「山城」の場合
おしまい
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第三話 「一航戦」の場合
下ネタが多いので注意を!!!
「はい、赤城さん本日の昼食です。」
「…………これは、どういうことかしら加賀さん?」
「どういうこともないわ。見ての通りご飯と梅干だけよ」
「他のおかずはないの!?」
「はい、ありません。今月の私たちの給料は全部使ってしまったので。」
「やだやだやだーーーー!!もっとおかずが欲しいですーーー!!」バタバタバタ!!
「もう…赤城さんも一航戦なのですからあんまりわがままを言ってはいけませんよ」
「でも加賀さん!私はおかずがないとオナ〇ー出来ませんよ!!!」
「……………………」
「なんの話ですか!!!!」
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「赤城さんそんなに嫌ならオナ〇ーでもすればいいじゃないですか。」
「オナ〇ーなんで朝から5回はやってるわ!だから余計にお腹が空いてしょうがないの。」
「聞きたくなかった」
「おかずがないならそこらへんの部屋からちょっと取ってきてちょうだいな。」
「その間に私は何回オナ〇ーできるか勝負よ!」
「誰と勝負するんですか!?」
「瑞鶴ちゃんとよ♪」
「あいつ〇す」
「…まあ、分かりました。でもオナ〇ーのしすぎは健康に良くないですから程々に。」
「ふふっ、ありがとう。でも私は艦娘だからテクノブレイ〇なんてないのです!」←根拠なし
「だからいつでもオナ〇ーが出来ますよ!!」
「結局はオナ〇ーをするのね。」
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「さてそうは言ったものの、どの部屋からくすね取ろうかしら。」
「って、うわあああああああああああ!!!」←落とし穴に落ちた
「に、逃げるぴょん!!」
「いたたたたっ…まったくあのウサギは…って!?起き上がれない!?」
「あれ?どうしたんですか加賀さん?」
「ああ、その声は蒼龍ね。あのウサギの落とし穴に引っかかって起き上がれないの。何とかして頂戴。」
「分かりました!腕掴めます?」
「ええ、何とかね。」
「それでどうですか?立てますか?」
「…………ダメね、挫いたかもしれないわ。」
「ええっ!じゃあすぐに医務室に!」
「待って、赤城さんがお腹を空かせて…」
「そんなこと言ってる場合ですか!?さあ早く行きましょう!」
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「それでどう明石?」
「う~ん、足だけじゃなくて両腕にも異常が見当たりますね。」
「ほらここわかりますか?ひびみたいな小さい線みたいなものが写っているでしょう。」
「あっ本当だ!確かに写ってるね!」
「まあ、卯月さんには提督から存分に怒られるとして…加賀さん。」
「何かしら?」
「しばらくは入院生活をしていただきます。思ってた以上にけがの個所が多いもので。」
「分かったわ。でも赤城さんの世話が…」
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「遅いですね加賀さん…もうかれこれ20回くらいは〇いたわ。」
「ク〇もマ◯◯もへとへとだわ。」
コンコン「失礼します。赤城さん…」
「ああっ…うふっ…はっ…はっ…」
「!?!?!?!?!?!?!?」
「あら蒼龍じゃない。どうしたの?加賀さんがいつまで経っても戻ってこないからヤってたの。蒼龍もどうかしら?」
「いや、結構です。」
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「えっ!?加賀さんが入院!?」
「はい、ですのでしばらくの間は私と飛龍が交代で赤城さんの世話をしますね。」
「そうだったのよろしくね。私これから演習だから洗濯物干してもらえる?」
「分かりました!」(えっ!?それだけ!?)
「よろしくね~♪」バタン
「……………………」←蒼龍の目の前に赤城か使っていたバイ〇
「ああっ!…こんなのダメッ…!」ビクンビクン
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『さて、あの骨折どうしよう…あんな複雑骨折、私手術なんて出来ないわよ!どうしようどうしよう…!』
『ほっといても治るものじゃないよねどう考えても。この艦隊の唯一の工作艦の私がオペ出来ませんなんて、笑えないわよ!』
『どうにかできないか考えるのよ!…………ダメだまったくできる気がしてこないわ!』
『いい加減にしなさい明石!〇〇こ壊すわよ!』
『……………………流石にそれはやだ。』
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「へー人の骨ってこんな感じになってるんだー」
「あら、飛龍先輩が読書なんて珍しいですね。」
「それはどういう意味かしら?翔鶴ちゃん。」
「いえいえ、何でもありませんよ。それよりなんでそんな本を…」
「んー?たまたまよ。適当に本棚漁って適当にページを開いたらこれだったのwwww」
「飛龍先輩うるさいですよ。それにあんなに本を散らかして…自分の〇〇こ舐めればいいのに。」
「…………自分の〇〇こ舐めるなんて無理っしょ。」
「そうです。体が硬いと絶対に出来ないわ。でも私はどうしても〇〇こに舌を当てたかったのよ…」
「あっ!硬いのはち〇〇ではなくて私の体だから!」
「うまいこと言ったつもりか。」
「だから毎日ストレッチをしたわ。そうしたら私はセルフクン〇が出来るようになったんです。」
「それ以来オナ〇ーはいつもセルフクン〇をしているわ。」
「翔鶴あんた、自分の〇〇こ舐めて楽しいの?」
「少なくとも今飛龍先輩が読んでいる骨の本に比べたら楽しいですよ。」
「じゃあせっかくだからこの本少し借りてくよー!」
「何がせっかくなんですか!…図書館に返してくださいよー!」
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「加賀さん。具合はどうかしら?」
「どうって…何も変わってないわよ。足と腕が痛いわ。」
「そうですか…それで治療プランなんですが…」
『だからあんな骨折治せないって!…あっ、しばらくオナ〇ーしてなかったからムラムラしてきたわ。』
『っ!これよ!』
「そう!治療法はオナ〇ーをすることです!そうすれば完治します!」
「えっ!?」
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「はーっ…なんであんなこと言っちゃったんだろう。オナ〇ーで治るわけないでしょ。」
「今頃加賀さんはオナ〇ーでもしているのかしらね。」
「あれっ?飛龍じゃないの。あなたもケガしたの?」
「いや、私じゃなくて瑞鶴が昼食の食べ過ぎでお腹を壊しちゃってね。」
「そうなの。じゃあ次は瑞鶴が相手なのね。」
「…ところで何の本を読んでるの?」
「骨に関することが全て載っている本よ。さっき図書館で借りてきたの。」
「ふ、ふーんそうなの…ねえ飛龍。その本少し借りてもいいかしら?」
「えーまあ、別にいいけど早く返してね。」
「ありがとー飛龍!」
「あっ!複雑骨折の治療の仕方が書いてあるわ!どれどれ…」
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「え?えっ!?オナ〇ーするの?本当にオナ〇ーで治るの!?この話はどうなってるのよ。」
「でも、今の私は腕を動かすことが出来ないわ。」
「おしまいだーーー!!オナ〇ーで治るのにそれが出来ないーーー!!まだまだ治らないじゃないのーー!!」
「そういえばそうでしたね。加賀さん。」
「聞いてたのかしら明石。」
「骨折は固定すれば基本的には治るけど、オナ〇ーをすれば俗にいう相乗効果を見込めるわ!でも腕も動かない以上無理な話でした。」
「いや、オナ〇ーは意味ありませんから。アレは元気になりますが骨は元気になりません。」
「うまいこと言ったつもりか。」
「でも相方の赤城さんはすごく元気ですよ?あれはオナ〇ーのおかげなんですよ。」
「赤城さんが元気なのは確かですけど、私はやらないわ!」
「なんならこの際オナ〇ー同盟でも結んだらどうかしら?」
「…それもありですね♪」
「だまらっしゃい!!」
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「明石。オナ〇ーが健康にいいわけないでしょ。」
「あら蒼龍聞いてたの?…蒼龍もしかしてオナ〇ーした?」
「えっ!?」
「わかりやすっ!まあ、大丈夫大丈夫!これであなたも健康よ。」
「んーーーーーー!!!」
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「聞きました?飛龍先輩。最近明石がオナ〇ーは健康にいいって言いふらしてるらしいですよ」
「それが事実なら私も赤城さんの領域に…!」
「知らない。」
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「さて、加賀さん。腕はもう動かせるようになりましたね。」
「ようやくね。けっこう鬱憤が溜まったわ。…!手が動くわ!」
「そうですね、溜まってるんですよね。だったらやることは一つです。」
「………?」
「オナ〇ーをしなさい加賀さん。」
「うっ…て、提督…!はっ…ううん…!」
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「最後のギブスが取れたわ。やりました。」
「そうですよ、オナ〇ーのおかげなのよ加賀さん。」
「ええ!私はオナ〇ーというものを甘く見すぎていました!あんなに厭っていたのが信じられません!」←洗脳
「そうでしょうそうでしょう!」
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「赤城さん、一航戦加賀。戻ってきました。」
「おかえりなさい加賀さん。心配したんですよ?」
「赤城さん私今からオナ〇ーするわ!」
「ふふっ…ケガしていた間何があったのかは知りませんが、加賀さんもオナ〇ーの良さが分かったのね!」
「それではオナ〇ーの見せ合いっこでもしましょうか加賀さん!」
「はい!赤城さん!」
「…………これは明日の一面は決まりですね…うわっ…すごっ!」
第三話「一航戦」の場合
おしまい
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第四話「大和」の場合
「あのー大和」
「なんでしょうか提督」
「今の質問、もう一回言ってみてもいいですか?」
「えっとですね…」
「私に『恋』というものを教えてもらえないでしょうか?」
「いきなり何の質問ですか!?」
「何かおかしなことでも言いましたでしょうか?」
「いや。そんなことは無いと言いますか…その…」
「では提督に聞くのは止めた方がいいのでしょうか?」
「まあ。できる限り応えたいとは思いますが…」
「本当ですか!?」
「うん。でも大和、どうしてその質問を俺にしたんですか?」
「それはですね先日鳳翔さんから『あなたももう一人前の女性なのですから恋の一つでも覚えておきなさい。そしてこうゆうことは異性に聞く方がよりためになるのよ。ソノホウガオモシロクナリソウダカラ』とおっしゃっていたので提督に聞いてみました!」
『鳳翔さん、完全に遊んでいやかる…』
「と言うわけで提督、私に『恋』というものを教えてください!」
「恋なら提督が詳しいはずだと言っていたのでよろしくお願いします!」
「俺だってあんまり詳しくはないのだが…そうですね…恋というものは自分以外の誰かを好きになることだ。簡単に言えばな。」
「はあ…好きですか?」
「大和は好きという感情を自分以外の人間に抱いたことはありますか?」
「う~んそうですね…そもそも好きとは何なんでしょうか?」
『…………箱入り娘はこんな所から教えていかないといけないのか…』
「それは誰でも起きることなんですか?そしてそうなったらどうなるのですか?」
「一般的には誰でも抱く感情ですが…好きになるということは自分の胸が痛くなったり苦しくなるというか…」
「え?痛くなったり、苦しくなったり!?」
「誰かを好きになるって心臓に何か重い病を患うことなんですか!?」
『…………マジかよ、これたぶん本気で言ってるんだろうな…」
「恋とは何て恐ろしいものなんでしょう。まさか病気になることだったなんて…」
「違うぞ大和!それは誤解だ!」
「誤解?病気ではないのですか?」
「それはその…完全に間違いではないというか…」
「やっぱり病気じゃないですか!」
『うわーーこのやり取りめんどくせえー!』
「なんで鳳翔さんはそんなことを覚えるように言ったのでしょうか…」
「そんな病にかかるくらいなら恋なんてしなくてもいいです。」
『大和が俺のせいで誤解をしてしまっている。なんとか誤解を解かなければ…』
「でも大和、恋というのはとても素晴らしいものなんだ。」
「胸が苦しくなるのにですか?」
「それは本当だけど、それは一時的なものであって命に係わることではない。」
「どういうことですか?」
「誰かを好きになるってことは、自分以外の誰かを大切になるってことなんだ。」
「それは幸せな気分になるし心が温かくなる。」
「でも、大切な人と会えなかったりすると心が締め付けられるような気分になったりするんだ。」
「だったら恋なんて…」
「そういうことになるということは、それだけその人のことを大切に思っているからなんだ。」
「え?」
「胸が苦しくなるのだってそれは、その人のことを考えている時だけさ。」
「そうなったらもうその人のことを大切に思っている何よりの証拠。」
「他の誰よりもずっと傍にいたいということなんだ。」
「……………」
「それが大和が知りたがっていた恋というものさ。」
「あなたの説明で恋というものが分かったような気がします。」
「本当にありがとうございます。」
「そうか、なら良かったよじゃあ俺はまだ仕事があるから…」
「そして、私はもう一つ分かったことがあります!」
「何が分かったんだ?」
「今の説明で分かったんです…」
「私…大和はあなたに恋をしていました!」
「はあ!?」
「最近なんかおかしいと思っていたんです。提督のことを考えてる時だけ胸が苦しくなったり、痛くなったり…それに伴って心臓がドキドキしたりすることが増えていきました。」
「ちょっと待て、いきなり何を…」
「提督は私が相手でも他の皆さんと同じく平等に話してくれますし、だから…いなくなるのは嫌です。これからもずっと一緒にいたいと思っています。」
「これはそう、今提督が話してくれた『恋』というものですよね!?」
「ま、まあそれはそうだが…」
ガバッ!!
「ちょっと大和!顔が近いって!?」
「さあ、こうなったらこの先大和はどうすればいいのでしょうか?ぜひ教えてくださいな!」
「そ、それは色々とまずいというか…」
「え?何がまずいのですか?大和知りたいです!」
『くっ、鳳翔さんこうなることを分かってて仕向けたな!?』
第四話「大和」の場合
おしまい
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と言うわけで第一話はウォースパイトさんの話でした。どうでしたか?このダメっぷりは。出してほしい艦娘がいたらリクエストをお待ちしております。7月14日
第二話は山城でした。山城かわいい 7月16日
第三話は下ネタ回です。何回書いただろうオナ〇ー。7月22日
かなり長い間空いてしまいましたが第四話です。天然大和の回でした。流石にここまで天然じゃないとは思いますがね。9月18日
やあ、こいつは素敵なSSだ
1の人コメントありがとうございます!
素敵と言ってくださり感謝です!