提督｢これは、まだ僕がココ（鎮守府）に来る前の事だね...｣

〜3年前〜

（当時の僕は何を信じていいか分からなくなっていたんだ...俗に言う自暴自棄？というやつだろう）

提督『はぁ...』ﾍﾞﾝﾁﾆｺｼｶｹ

提督（僕は生きていて良いのだろうか...？特別何かが得な訳でもなく、人付き合いもそんな言うほど出来ない...）

提督（手首には無数のリストカットの跡...生きていてもいい事なんて1回も無かった僕だが、最近の新聞を見て知った事だが）

提督（現在深海棲艦と戦うための"人集め"をしているというのを目にした僕は、死ニ場を求めてそこに行った...）

提督（場所は海軍兵学校の待機室らしい）

提督（そしたら、いきなり元帥とかいう人が来た...）

提督『ど、どうも初めまして！』ｹｲﾚｲ

元帥『なに、そんな固くなる必要は無いよ』ｲｽｽﾜﾘ

元帥『君には今から適正試験を受けてもらう』ｺﾞｻｺﾞｿ

提督『適正...試験ですか？』

提督（一体何をされるんだろう...）

元帥『これを開けてみてくれ』ｺﾄｯ

提督『これは...箱？ですか？』

元帥『適正試験はその箱の中にいる子が見えるか、見えないかで決まる』

提督（見えるか見えないか？...何が入っているのだろう）

パカッ

妖精さん『( ´•ω•` )』ﾌﾙﾌﾙ

提督『』ｷｮﾄﾝ

提督『...』ﾒｦｺﾞｼｺﾞｼ

元帥『...その反応から察するに君には見えているのだね？』

妖精さん『箱ω･)ﾁﾗ』ｻｻｻｰ

提督『あの...元帥さんこの子は...？』

元帥『この子は《妖精》だよ』

提督『妖精？...』ﾂﾝﾂﾝ

妖精さん『( ･᷄ὢ･᷅ )』ﾄﾃﾄﾃ

提督『あっ...』

元帥『妖精は人見知りが多くてね...最初のうちはこんな感じだよ』

元帥『それと君は適正があるみたいだね』

提督『この子が見えればOKなんですか？』

元帥『あぁ...君にはこれから深海棲艦と戦ってもらおう』

提督（これでやっと逝ける...）

提督『できれば、最前線に送り込んで下さい...』ｱﾀﾏｻｹﾞ

元帥『それは出来ないな』

提督『どうしてですか！』

元帥『君にはこれから艦隊を指揮してもらう』

提督『...はい？』

元帥『鎮守府着任は明後日行うのでそれまでに身自宅を済ませておきたまえ』

元帥『これは鎮守府の説明...とその鎮守府に所属する"艦娘"の情報だ』ﾄﾞｻｯ

提督『え、あの...』

元帥『以上で解散とする！』

元帥『では、君は帰って支度を済ませてくれたまえ』

提督『は、はい』

〜次の日〜

提督（艦娘とやらの事は大体わかった。深海棲艦を唯一倒せる存在...ﾗｼｲ）

提督『はぁ、今日は疲れた...明日に備えてもう寝ようか』

〜次の日朝〜

ﾋﾟﾋﾟﾋﾟﾋﾟ ﾋﾟﾋﾟﾋﾟﾋﾟ

提督『んぁ...？』

提督『もう朝か...』

提督『...』ｳﾄｳﾄ

提督『とりあけず支度しよ』

〜08:00〜

ピンポーン！

提督『今行きます』

ガチャ

元帥『( *・ω・)ノやぁ久しぶりだね、迎えに来たよ』

提督『...準備は出来ています、では行きましょう』ﾘｭｯｸｾｵｲ

元帥『(´･ω･`)』

元帥『これが私の車だ！』ｼﾞｬｼﾞｬｰﾝ!

リムジン

元帥『ﾌﾝｽ！』(๑¯ω¯๑)

提督『随分と長い車ですね』

元帥『これが私の愛車だ！』

提督『...ひとまず、行きませんか？鎮守府に...』

元帥『連れないなぁ〜ちみィ』

元帥『まぁ、乗りたまえ』

〜リムジン内〜

ブーン！

元帥『それで、なんだがね』ｷﾘｯ!

元帥『君に鎮守府に居る艦娘達を指揮してもらう』

提督『...基本的に何をすれば...』

元帥『簡単に言うと...艦隊を編成し、出撃させる、そして進軍、撤退の2択を選ぶ あとは執務の書類を書く事くらいだね』

提督『あの元帥さん...』

元帥『呼び捨てで構わよ』ﾊｯﾊｯﾊｯ

提督『では元帥...艦娘の損傷が大きい時...例えば大破している時に進軍をしたらどu...『彼女達が沈む...』

提督『沈む？』

元帥『彼女達、艦娘にとって沈むとは｢死｣を意味する』

提督『な、なるほど...』

提督『でも、僕が指揮をして艦娘が沈んだら僕は...』

元帥『心配するな、その為の"撤退"だよ』ﾆｺ

提督『でも！』

元帥『まぁ、落ち着きたまえ...』

元帥『っと、そろそろだよ』

提督『...これが...僕が着任する鎮守府...』

元帥『君には期待している、くれぐれも彼女達...艦娘を沈めるなよ』ｷﾞﾛ

提督『はい！』

元帥『うむ！よろしい！』ﾆｺｯ

元帥『では頑張りたまえ！』ﾌﾘﾌﾘ

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〜現在〜

提督｢と、まぁこんな感じでココに来たんだよ｣

？｢...そうだったんですね｣

提督｢ほんと...人生何があるか分からないものだね｣

？｢私達は司令官に出会えたこと、とたも嬉しいです！｣

提督｢ははは、そう言って、貰えると嬉しいよ｣ﾆｺ

提督｢今じゃこんな可愛い"お嫁さん"も居て僕は幸せだよ｣ﾕﾋﾞﾜｷﾗﾝ

？｢えぇ、私も幸せです！｣ﾕﾋﾞﾜｷﾗﾝ

？、提督｢｢ﾌﾌﾌ｣｣

〜Happy End〜