2015-03-04 15:13:05 更新

前書き

ラブライブでは初めてのギャグではないものです。 未熟ものですが楽しんでくれたら嬉しいです。


私は入学してすごく綺麗な人に出会った... 知りあい、いや友達になりたかった。


私は中学では、人とどう付き合っていいかわからずに本当の友達と呼べる人ができなかった。


えり「矢澤さんね 私になにかよう?」


にこ「い、い、いやなんでもないです」


引っ込み思案な私、話しかけられてもなにを話していいかわからずいつも逃げてしまう...


あんな綺麗な人と友達になんか絶対なれない... どこかでそう思ってしまっている。


学校が終わり誰とも話さず家に帰る。


料理を作り妹たちにご飯を食べさせ、お風呂に入り、布団に入る。

毎日これの繰り返し......


にこ「私の取り柄なんて...」


胸も小さい、身長も低い、頭もそんなによくない... なんにもないない。 唯一自慢できるのはアイドルが大好きで誰よりも知ってることだけ。


私はなにをしたいんだろ...

いややりたいことはわかってる。でも絶対できないと思ってしまってる。

そんなことを考えてたらいつのまにか朝になっていた。


いつもどおり、やることをして学校に向かう。


のぞみ「おはよう」


にこ「おはよう」


私にも声をかけてくれる 優しいクラスメイト 東條のぞみさん いつもならこれで終わる筈なんだが気になったことをつい口にだしてしまった。


にこ「ね、ねぇ」


のぞみ「矢澤さんから話かけてくれるなんて珍しいこともあるんやな」ニコ


にこ「あなたはやりたいことあってそれが絶対できないことだったらどうする?」


のぞみ「例えば剣道とかで弱いけど全国にいきたいみたいな感じ?」


にこ「うん...」


のぞみ「うちだったらやるだけやってみるかなー やらずに止まるっていうのはもったいない気がするんよ。 自分が全力尽くしてできないとわかったら諦めるかもだけど、あと私は絶対はあんまりないっておもっとうなー」


にこ「あ、ありがと…」


お礼を言って全速力で逃げた。なんでこんなことを聞いてしまったんだろうって思った、だが東條さんの意見は心に響いた。私はなにもしてない... 逆にこんなことで悩んでるのが恥ずかしくなった。


鏡に向かって微笑んでみる。

別に不細工じゃない。 私...いや、にこはできる... 私は変わるんだ... ずっと前にもらっていた紙にペンを走らせる。


自分は変わる、そう自分に言い聞かせ... 紙を持ち生徒会室に向かう


だが生徒会室の前にきた瞬間、冷静になった。身の丈にあってない行動... 心が苦しくなった。


帰ろ...


後ろを振り向くと あの金髪少女がいた...


気がついたらまた見つめていた。


えり「昨日もあったわね 今度こそ用事?」


にこ「い、いや」


絶対こんな部活の申請通る筈ない。


そこまで言って東條さんの顔が浮かぶ...


......私はまだなにも努力してない。


......まだ、絶対と決め付けるには早すぎる。


そういえばこの少女は生徒会の人だったっけ...

......変わるんだ にこは変わるんだ!!やるったらやるんだ!


にこ「この申請書受け取ってください」


思い切って紙を渡す。


えり「私は知り合いの先輩に手伝ってって頼まれてるだけだから正式に生徒会の人間じゃないんだけど」


にこ「そ、そうなんですか... す、すみません」


えり「謝らないで 先輩に届けとくことくらい余裕よ。どれどれ...

部活の申請書ね! 確かに受け取ったわ。」


えり「それと私達は同級生なんだから敬語じゃなくていいのよ」


なぜかこの人が前にいると敬語になってしまう。


にこ「絢瀬さん ありがと」


えり「さんもいらない というか下の名前えりって呼んで」


にこ「えり ありがと...」


そういってぺこりと頭をさげ自分のクラスに戻った。いつかはえりともすごく仲良くなれたらな そう思った。


一週間後、申請が通ったと先生から伝えられた。


ひとつの壁を超えたことで自分は何かが吹っ切れた。絶対はない。その言葉だけを信じて。


部員集めも必死にやった。今まででは考えられないくらい積極的に自分を動かした。


そして部員も自分をいれて8人集まり、アイドル研究部の始動した。


にこ「よし、練習するわよ!」


だいぶ自分は変われた。 自分は立派なアイドルだと思い込んでキャラを作った。自分の想像する最高のアイドルの性格に変わっていった。


だが現実は甘くなかった...…




にこ「全員やめちゃった...」


涙で前が見えない... 最初っからやらなきゃよかった。 そう思えてきた。


のぞみ「どうしたん?」


にこ「の、のぞみ... どうもしないわ」


のぞみ「泣いてるやん なにかあったんやろ?」


にこ「なにもないわ...」


すっかりのぞみとも、うちとけていた。アイドルが夢ということものぞみには話していた。


のぞみ「うちくる?」


にこ「」


なんていえばいいかわからない...


のぞみ 「うち1人ぐらしだから誰かと一緒に過ごしたいなー」


にこ「のぞみ... いいわよ 寂しがり屋ののぞみのために行ってあげる」




にこ「ここがのぞみのうちか...」


のぞみ「ココアでもいれるね」


にこ 「ありがと」


のぞみが入れてくれたココアはとっても暖かかった...


のぞみ「それでなにがあったん?」


にこ「なにもないわよ」


のぞみ「黙ってるとわしわしするでー」


にこ「や、やめてよ」


のぞみ「話す気にはならん?」


にこ「質問なんだけど...」


のぞみ「なに?」


にこ「......逆になんでにこのためにここまでするの?」


それがとても疑問だった...

少しためてからのぞみは言った。


のぞみ「だって大切な友達やからな」


いつのまにか涙が溢れだしていた......


にこ「ご、ごめん なんかゴミが入ったかも...」


ダキ


にこ「あったかい...」


のぞみ「にこっちが頑張ってきたのはうち知ってるから」


にこ「......」


にこ「信じてたものが全部なくなっちゃった これじゃ夢かなえられないやって思ってたら涙が出てきちゃった...」


にこ「諦めちゃおっかな」


少し沈黙が続く。


のぞみ「厳しいこというよ、本当の限界だったら諦めていいと思うよ あなたは限界?絶対に無理なことなの? そして夢をにこっちは諦められるの?」


諦める... しっかり考えてなかった...


ただ逃げたくなっただけだった 考えることを放棄してた...

だけど...


にこ「諦められるわけないじゃない アイドル大好きなんだもん 少しの間だったけどすごい楽しかった。 私はトップアイドルになるのよ!」


のぞみ「それでこそにこっちや!!」


のぞみ「にこっち、おまじない教えてあげる」


にこ「おまじない?」


のぞみ「絶対笑顔になるおまじない」


にこ「どんなの?」


のぞみ「...にっこにっこにーや」


にこ「なにそれ?」


のぞみ「真剣に考えたのになにそれはひどいやん!!!」


にこ「ごめんごめん」


にっこにっこにー... にっこにっこにーか


にこ「ありがと... なんか無駄に元気でるわね 変なおまじないだけど 」ニコ


のぞみ「やっぱりにこっちは笑顔が似合うよ」


にこ「ありがと... お礼ばっかり言ってるけど」


にこ「のぞみお願いがあるんだけど」


のぞみ「なに?」


にこ「いつかみんなを笑顔にして自分も心から笑ってられるアイドルになるから近くでみてて!!!」


のぞみ「まっかせときー ずっと見ててあげる」


にこ「本当にありがとう 大好きよ」





凛「にこちゃん何寝てるのー?」


にこ「......はっ」


凛「よだれたれてるー夢でもみてたの?」


にこ「う、うるさいわね 、まあ、昔の夢みてたわ...」


にこ「にっこにっこにー」


凛「いきなりにゃ!?」


にこ「ただしたくなったのよ意味はないわ」


凛「でも今のにこちゃん可愛かったにゃー」


にこ「あ、ありがと...」


凛「なんか素直にお礼言うのやっぱりキモいにゃ」


にこ「ひど!!」


凛「ニャニャニャ」


にこ「まちなさーい!」


これからも頑張るなきゃ 。


にこ「にっこにっこにー」


おしまい


このSSへの評価

5件評価されています


SS好きの名無しさんから
2016-07-18 15:49:08

SS好きの名無しさんから
2016-02-26 23:54:40

SS好きの名無しさんから
2016-01-10 23:57:43

SS好きの名無しさんから
2015-05-31 08:46:26

SS好きの名無しさんから
2015-03-26 23:02:53

このSSへの応援

4件応援されています


SS好きの名無しさんから
2015-04-23 21:22:48

SS好きの名無しさんから
2015-03-26 23:02:57

SS好きの名無しさんから
2015-03-25 03:56:56

xxxvさんから
2015-03-03 21:13:19

このSSへのコメント


このSSへのオススメ


オススメ度を★で指定してください