提督「ペットを飼いたい?」
とある佐世保鎮守府でのお話
初投稿です
天龍「提督ってペットたくさん飼っているだろ?」
提督「うむ、爬虫類ばかりだが」
天龍「今もリクガメを執務室に放しているしな」
リクガメ「……」ノシノシ
龍田「その影響で他の娘達も何か飼ってみたいって盛り上がっているのよね~」
天龍「現に俺達もトカゲ飼っちまったからな」
龍田「私たち以外にも飼育を始めた娘がチラホラいるしね」
提督「ふむ、飼育者が増えるのは喜ばしい事だな!」
龍田「でね?実際動物を飼うにあたって、何をしたらいいのかを提督に詳しく教えてもらいたいらしいのよ」
天龍「こういう事なら提督が一番だからさ」
提督「なぁに!お安い御用だ!だがタダという訳には……」ニヤニヤ
天龍「なんだ?何が望みだ?」
龍田「ふざけた内容だったら口を縫い合わすわよ~♪」
提督「天龍ちゃん!龍田ちゃん!おっぱい揉ませて!」
龍田「」
天龍「えぇ……別にいいけど昨日もたくさん揉んだろ?」
提督「まだ足りぬ!願わくば四六時中揉んでいたい!」
龍田「破廉恥!!」パァン
提督「あばぁっ!?」
龍田「ま、まだ日が高いのにそんな揉みたいとか……この変態!///」カァァ
天龍「どうどう……落ち着け妹よ」
龍田「天龍ちゃんも天龍ちゃんよ!なんでOKしちゃうの!?ていうか昨日もって……///」
天龍「別に俺達ケッコンしてるんだからこれくらいいいだろ?減るもんでもないし提督も喜ぶし」
龍田「そんなあけっぴろげに……少しは慎みをもってよ!?」
天龍「勿論提督とお前の前でしかやらないぞ?それにお前だって本当は大歓迎だろ?むっつりスケベだし」
龍田「だ、誰がむっつり……///」フルフル
天龍「この前提督の下着に顔をうずめていたのはどこの天龍型二番艦だったかな~」
龍田「ぴゃああああぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!?///」ゴッ
天龍「あいた!」
提督(う~ん……これはこれで)
本作品は小動物の飼い方等を提督が艦娘たちに簡単に解説するssです。
提督「え~と…話がずれちまったな。アイテテ……」サスサス
天龍「お~綺麗な紅葉」
龍田「提督が変なことを言うから……」
提督「いや~すまんすまん!で、飼い方の説明だったな!わしも爬虫類に偏っとるが一般的なペットだったら大方解説できるぞ」
天龍「本当に助かる!最近チビ達がうるさいからさ」
龍田「とりあえず皆には提督が協力してくれるって伝えておいたからそろそろ来るかもしれないわね」
コンコン
天龍「お、来たみたいだな」
提督「入っていいぞー」
雪風「失礼しまーす!しれぇ!」
提督「おー雪風か!」
雪風「雪風も動物さんを飼ってみたいです!なので色々教えてください!」
提督「そうかそうか!で、雪風は何を飼いたいんだ?」
雪風「ハムスターを飼ってみたいです!」
提督「うむ、雪風にピッタリじゃないか!」
天龍(ハムスターがハムスターを飼う……ふふ)クスッ
龍田「天龍ちゃん何か変なこと考えたでしょ?」
提督「初手ハムスターなら色々解説しやすいしちょうどいいな!」
[ハムスターを飼ってみよう]
提督「さてさて解説だな……じゃあ雪風、この本でいっしょに勉強しようか」つ「ハムスターの飼い方」
雪風「はい!」
提督「ひとくくりにハムスターといってもいろんな種類がいるからな……とりあえず代表的な種類を教えるぞ」
雪風「代表、ですか?」
天龍「ハムスターってたくさん種類がいるのか」
提督「そうだ、大きく分けて[ドワーフハムスター]と[ゴールデンハムスター]の2種類だな」ペラッ
提督「まず[ドワーフハムスター]の解説だが……このドワーフハムスターは小さいハムスター達の総称でな?特定のハムの名前じゃないんだ。このページの奴らだな」スッ
龍田「あら可愛いわね~♪」
提督「まあたくさんいるがその中で飼いやすいのが[ジャンガリアンハムスター]だな」
雪風「はえ~、じゃんがりあん……」
提督「ドワーフハムスターの仲間には[ロボロフスキーハムスター]とか[チャイニーズハムスター]とかがいるが人には慣れないわ値段は高いわ売ってるショップが少ないわで初心者向けではないからキャンセルだ」
一応簡単に解説……画像は自分で検索してみてね♡
・ロボロフスキーハムスター・・・ロシア出身の小型ハムスター。ジャンガリアンより小さい体をしており中々可愛らしいが、臆病で手乗りになる子は滅多にいない。しかし噛んでくることも少ないため観賞用と割り切ってしまえばいいハムスターである。値段は2,000円台とややお高め。
・チャイニーズハムスター・・・別名[モンゴルハムスター]。ハムスターらしからぬスレンダーな体型と長い尻尾が特徴。性格は穏やかで人慣れしやすい。雄は睾丸が他のハムに比べ大きくなるため腫瘍と勘違いする飼育者もいたりする。過去には実験動物として用いられていた。投稿者はあんまり関わったことがない。値段は3~4,000円台と結構高額。一般のペットショップでは扱っていない事も。
提督「まずジャンガリアンは流通量が多いから大体の品種は安価で飼えるな。それに小型で大きくなっても13㎝くらいだな。あと個体差はあるが人には慣れやすい方だな」
天龍「安価ってどのくらい安いんだ?」
提督「平均は1,000円超すか超さないか、安い子だと800円台……もっと安い奴もいるかもな!」
雪風「そんなに安く手に入るんですか!」
提督「これでも高くなった方だぞ?昔はもっと安かったからなぁ」
龍田「高くなったって?」
提督「動物に関する法律が厳しくなってな?ショップに売られている奴は軒並み値上がりしたぞ」
雪風「へ~」
提督「おっと話が逸れたな、一応言っておくがハムスター自体はそこまで高価じゃないが飼育用品を揃えるとなると結構高くなる。場合によっては合計で1万超すこともあるけどその辺は大丈夫か?」
雪風「大丈夫です!ハムちゃんを迎えるためにお金いっぱい貯めましたから!」
提督「お~そうかそうか!雪風はえらいな~!」ワシャワシャ
雪風「ひゃ~♪」
天龍「提督、じゃれ合うのはいいが話はまだ終わってないだろ?」
提督「おっとすまんな。ひとまずジャンガリアンはここまでにしておいて、次は[ゴールデンハムスター]についてだな」ペラッ
龍田「結構大きいわね~」
天龍「こっちも可愛いなぁ」
提督「こっちは少し大きくなる奴でな?大きくなると20㎝くらいになるぞ」
雪風「20㎝!?本当に大きいですね!」
提督「もっと大きいので[クロハラハムスター]なんかがいるぞ」
天龍「ゴールデンよりもでかくなるのか」
提督「うむ、でかい奴だと30㎝、体重は1キロいったやつもいるって話だ」
雪風「でかーい!」
龍田「それって本当にハムスターなの……?」
提督「ハムスターなんだなこれが」
・クロハラハムスター・・・[ヨーロッパハムスター]とも。とにかくでかい。野性味が強く、性格は凶暴でパワフル。並のケージだと壊して脱走されるそうな。しかし、愛情をもって接し続ければ慣れなくもない?しかし、流通量は少なく、値段も数万円台とかなり高額。動物の即売会のイベントとかでお目にできるかも
提督「ゴールデンハムスターは大きくなるからケージも大きいのが必要だな。性格は大人しい方だが絶対に人に慣れるわけではないから注意な」
龍田「その子の性格次第って事ね」
提督「そうだ!慣れる子は手に包み込めばそのまま寝るくらい慣れるが逆に手をかざせば必ずガチ噛みする奴もいる。まあどの動物にも言えることだがそういう子を飼ったとしても投げ出さずに世話することが大切だぞ」
雪風「はい!どんなハムちゃんでも雪風は大丈夫です!」
提督「うむ、その意気だ!ちなみに野生のゴールデンハムスターは一回しか発見されていないらしいぞ」
天龍「マジかよ!」
※1930年、シリアでメスが捕獲され、そのメスが偶然身籠っていたらしく12頭の子供が生まれ、その子供らが繁殖し現代に至っています。
提督「次に寿命なんだがどのハムスターも大体2年、長くて3年くらいだな」
雪風「短いですね…」
提督「だが繁殖力は強いぞ?生後2~3か月で繁殖できるし、一度に8頭以上は産むからな」
天龍「まさにネズミ算式だな」
龍田「そうね~」
提督「ま、1日でも長く生きられるようしっかり飼ってやることだな」
雪風「はい!」
提督「いい返事だ!じゃあ次に必要な飼育用品を説明するぞ」
〈必要なもの〉
・ケージ・・・用品を置いてものびのびと動ける大きさの物がベスト。水槽や衣装ケースでも可。
・エサ入れ・・・ひっくり返らない重みがあるもの、陶器製が良い。
・給水ボトル・・・ハムスターは体が濡れるのを嫌うため、お皿に入れるよりもボトルで上げた方がいい。水は毎日換えること
・かじり木・・・ハムスターは歯が一生伸び続けるため、齧って削れる木片などを置くように
・床材・・・基本ショップで使っているものと一緒のモノを使えばよし。広葉樹の床材は刺激もアレルギーも少ないのでオススメ。
・隠れ家・・・ハムスターが落ち着くため、あった方が良い。ハムスターの大きさに合わせて用意する
・砂浴び用の砂・・・ハムスターは砂浴びが好きなのであった方が良い。ストレス解消にもなる。
・ホイール・・・いわゆる回し車。ハムスターは意外と運動量も多い為、運動不足解消に役立つ。ものによっては結構うるさい
・保温器具・・・寒さに弱い為冬場はヒーター等で温めてあげること
提督「まあこんな感じだな」
天龍「結構必要なものが多いな」
提督「お前さんもトカゲ飼うときは結構用意したろ?どんな動物も飼う前にはいろいろな準備が必要なんだよ……お金とか場所とか家族の許可とか」
龍田「そういえば雪風ちゃんって姉妹の子たちにはちゃんと飼うことを話してるの?」
雪風「抜かりありません!陽炎お姉ちゃんをはじめ、姉妹全員の許可をもらいました!」
提督「そいつは何より……そもそも不知火にアレの飼育を許しているんだ。ハムスターくらい大丈夫だろ」ハハハ
龍田「不知火ちゃんは……うん」
天龍「お前が苦手なあいつらを飼っているからな」ニヤニヤ
龍田「もう!天龍ちゃん!」
提督「おかげでわしも助かっているぞ……さて、用品の次は飼育時の説明といくか。ちなみにジャンガリアンとゴールデンは飼い方にあまり差がないからまとめて説明するぞ」
※ゴールデンとジャンガリアンは精々用品の大きさくらいしか差がないです
提督「まずは基本、一つのケージで多頭飼いはしない事!」
雪風「たとうがい……ですか?」
天龍「たくさん飼うことだな」
提督「ハムスターは基本単独で生活するからな。ショップでは一つの水槽にたくさん入れていることが多いが、あれは子供だから多少平気なだけで大人のハムスターだとまあ悲惨だわ」
龍田「大喧嘩しちゃうのかしら?」
提督「同性同士だとな?極稀に喧嘩しない奴もいるが本当に稀だ。ゴールデンは特にだが、基本片方が死ぬまで喧嘩を止めないぞ?最悪片方を食うしな」
雪風「ヒェ……!?」
龍田「共食いするの!?」
提督「ハムスターは雑食だからな、仲間の死骸も平気で喰らうぞ」
天龍「可愛い顔してえげつないな……」
提督「異性同士ならすぐに繁殖して増える。子供が大きくなれば分ける必要がある……最低でも親と子供のケージが10個以上は必要になるぞ」
天龍「そいつは大変だな」
提督「だろ?里親に出す当てもないなら基本一つのケージに一匹の飼い方が妥当だな」
雪風「喧嘩しても増えても大変ですしね……」
提督「そういうこった、次は温度についてだな。ハムスターの適温は20~26℃と言われているが…まあ俺たちが快適に感じる温度の中で飼ってやればいいだろ!ただ熱すぎるのにも寒すぎるのにも弱いから冷暖房は必須だぞ?それに寒すぎると冬眠状態になるからな……冬眠状態の管理は面倒だし最悪死ぬこともあるから冬場はヒーターとかで温めてやるのが無難だな」
雪風「ふわー……なんだか難しそうです……」
天龍「なに、さっき提督が言っただろ?俺達が快適に感じる温度内で飼ってやりゃいいんだよ」
龍田「ヒーターが欲しかったら私達の予備を貸してあげるわ♪」
提督「冷暖房もケチらんくていいぞ?生き物の命が第一だからな」
雪風「は、はい!ありがとうございます!」
提督「じゃあ次の話に行くぞ。次は砂浴びについてだ」
雪風「さっき用品の説明でちょろっと触れられてましたね。大事なことなんですか?」
提督「大事だから説明するんだゾ。ハムスターは綺麗好きだからな、砂を浴びて体の汚れを落とすんだ。ま、俺達で言うお風呂みたいなもんだな」
雪風「なるほど!」
天龍「綺麗好きって事は掃除も大事になってくるな」
提督「そうだ!汚れがひどいと目が開かんくなったりと悪い事しかおきん。糞をしたところはこまめに取り除いて、週一くらいのペースで床材を全替えする事だな。だが床替えの際、古い床材を少し混ぜるといいぞ」
龍田「自分の臭いを残してあげるといいのね」
提督「その通り!自分の臭いが残っていた方がハムも安心するな!あと砂浴びの砂はトイレの代わりにもなったりするから定期的に交換な」
雪風「わかりました!」メモメモ
提督「次はハムスターのエサについてだな」
雪風「雑食と言ってましたが基本は何をあげればいいのですか?」
提督「ハムスター用のペレットフードをメインにして、副食でミックスフード(植物の種などをブレンドしたもの)とか水気を切った野菜とかだな。ハムスター用のおやつなんかもあるが一日一個までなら特に問題はないだろう。触れ合う際にあげてみるといい」
雪風「ふむふむ……」メモメモ
提督「あと虫が大好きだな、生きてるやつをやるとめっちゃ喜んで食うぞ」
龍田「え……?」
雪風「そうなんですか!」
提督「ジャンガリアンとかはタンパク質をよく好むからな。虫はタンパク質の塊だし……ただあげすぎはよくないから三日に一回、一~二匹を与えるといいな……そういや雪風は虫平気か?」
雪風「全然へっちゃらです!」
提督「そいつはよかった!ハムスターはタンパク質が不足すると噛みつきやすくなると言われているからな……人の手を齧ってたんぱくを得ようとするらしいぞ」
雪風「はえ~……」
龍田「う~ん……虫かぁ……」
天龍「お前超苦手だもんな」
提督「まあ龍田みたいな人はゆでたササミ肉とか虫の栄養だけを固めたフードなんかもあるからそれでもいいぞ」
天龍「だとよ、よかったな」ナデナデ
龍田「ちょっとやめてよ~……別に私が飼う訳じゃないんだから///」
雪風「龍田さん虫が苦手なんですね、意外です!」
提督「可愛いだろう♪」
龍田「……///」シュゥゥゥゥ
提督「さて、今度は与えてはいけないものだが……まず人用のおやつとかは与えない事だ。喜んで食べるが小さいハムスターにとって少量でもカロリーが半端じゃないからな、肥満や早死にの原因にもなる。チョコレートも論外、どの動物にも言えるがカカオ中毒になって死ぬぞ」
雪風「うわぁ、気をつけなきゃですね……」
提督「あとキュウリのような水分の多い野菜もあまりよくないな。下痢とかの原因になる……あと昔はヒマワリの種が主食とか言われていたがあれは嗜好性は高いがほぼ脂肪で栄養価がない。あげるならたまのおやつ程度な」
天龍「ハムスターのエサと言ったらヒマワリの種だと思っていたがよくないんだなぁ」
提督「他にもネギ類やニラ、ニンニク、唐辛子とかもNG……大体こんな感じだな」
雪風「結構ダメな食べ物が多いですね……」
提督「まあどの生き物もそうだが基本、専用フード以外はあまり与えない事だな」
雪風「了解です!」メモメモ
提督「あとエサの頻度だが一日一回、夜行性だから夕方ごろにエサを入れるといいだろう。量はエサの袋なんかに適量が書かれているからそれを参考にしてくれ……次の日の朝にはエサ皿を回収して食べ残しは全部捨てて皿も綺麗にすること。そしてまた同じ時間に新しいエサを入れるってわけだな」
提督「さて、次はふれあいだな!迎えたばかりの頃は環境に慣れるまで極力触らない事だが、慣れてきたらこっちの臭いを覚えさせたり名前を呼んだり……一日一回はふれあいの時間を設けてみるといいぞ。慣れる子は慣れてくれるから……慣れない奴は何しても無理だがな。それにハムスター自体ふれあいが好きって子は少ない。過剰なスキンシップはハムスターをストレスで早死にさせるか人嫌いになって噛みまくる子になるかだから何事もほどほどにな」
雪風「はい!」
提督「あと手に乗せる際は下から優しくすくいあげる事、上から掴むと驚いて噛むことがあるからな。あとふれあいの際はその前後には必ず手を洗う事、これどの動物でも基本だからな」
提督「次は飼育の注意点等だな。一つはむやみに驚かさない事、ハムは臆病だから大声や大きな物音は厳禁だ。特に寝ている朝昼は注意だな」
龍田「寝ているときに無理やり起こされるなんて嫌だものね~」
提督「あとハムスターは脱走の名人だからな、ケージの戸締りはしっかりしろよ?家具の隙間に入り込んだりコードを齧って感電死する事故とかもあるからな」
提督「あと夜行性動物に言えることだが、夜はかなり動くから人によってはうるさく感じるな。その辺はちゃんと同室の娘に言っておけよ?」
雪風「了解です!」
提督「次にハムスターの病気についてだが……一番はガンだな。体にしこりのようなものができるから気になったら病院で見てもらう事だな」
雪風「ハムスターって診てもらえる病院とかあるんですか?」
提督「最近は診てもらえる所が増えたな。飼う前に近所に動物病院があるか、そこはハムスター等小動物を診てもらえるかどうかをしっかり調べることだな」
天龍「まず病気にならないように飼育するのが一番だけどな」
※お迎えする際は店員さんにエサ食いはいいか、歯が伸びすぎていないか、体にしこりがないか等を確認してもらいましょう。また、触らせてもらえるのなら触ってみて物怖じしないような子を選ぶのも有りです……お迎えした後豹変する子もいますが
提督「そして最後!一番重要だがわずか2~3年とは言え生き物を飼うんだ、たとえよく噛みつく子とかに当たっても世話を投げ出さない事!雪風には最期まで面倒を見るという覚悟はあるか?」
雪風「はい!たとえ臆病でも噛みつく子でも雪風が最期まで面倒を見ます!!」
提督「よう言うた!それでこそ呉の雪風や!」
天龍「ここは佐世保だがな」
龍田「細かい事はいいのよ」フフ
提督「まあハムスターはいつでも売られているからな?今は焦らず迎える準備と勉強をしっかりとしような」ナデナデ
雪風「は~い!」
提督「とりあえずこの飼育本はお前に貸すぞ。もし迎える準備が出来たらいつでも言えよ?行きつけのショップに連れてってやるからな♪」
雪風「ありがとうございますしれぇ!早速この本で復習してきます!失礼しました!」ピューン
天龍「おーはやいはやい」
提督「よしよし、これにて一件落着だな」
龍田「雪風ちゃん喜んでたわね♪」
天龍「提督、これからもどんどんほかの娘が来るが本当に大丈夫か?」
提督「モーマンタイ!むしろどんどん来てほしいものだ!」
龍田「提督イキイキとしてたものね」
提督「誰かに教えるってのも結構楽しいんだよ!お前たちがトカゲ飼いたいって言った時は嬉しすぎてちびりそうだったからな!」ハハハ
龍田「ちょっと汚いわよ……」
天龍「カカカ!言ったるな龍田♪さて、雪風もいなくなったし褒美の時間だな」スッ
提督「お?」
龍田「え?天龍ちゃん、急に提督の手を取って何を……」
天龍「ほれ、約束だ……好きなだけ揉め♡」モニュ
提督「うっはー!マジか!?いいのか!?」モミモミモミモミ
天龍「そういう約束だったろ?……というかガッツリ揉みまくってるじゃねえか♪」フフフ
提督「あぁ^~この感触がたまらねえぜ」モミモミ
龍田「なっ……なっ……な……ッ!?////」カァァァァァァ
天龍「んっ……ホラ龍田、お前も揉ませたれ。提督の片手が寂しがってるぞ」
龍田「ふえぇっ!?////」
提督「手が幸せなんじゃ^~」
龍田「……え」フルフル
天龍「え?」
龍田「おエッチッ!!!////」パチン
提督「おぶっ!?」
天龍「ファッ!?」
龍田「こんな時間に何やってるの……提督のエッチ!スケベ!スケコマシ!おっぱい星人!!こ……この変態ィィっ!!」
提督「あたた……いやあ龍田ちゃんメンゴメンゴ、ちと理性が蒸発しとったわ」
龍田「天龍ちゃんも!あんなふざけた約束を実行しなくたって……」
天龍「つかぬこと聞くが龍田、こんな時間じゃなかったら揉ませてもよかったのか?」
龍田「へ?」
天龍「夜遅くで二人きりだったらOKだったのか?」ニヤニヤ
龍田「…………」
龍田「……ッ!!!?///////」ボンッ
天龍「お~わかりやすい」
提督「そっかー、じゃあ龍田ちゃんのは夜まで我慢だな~」
天龍「あいつムッツリだからなんだかんだで期待してると思うぞ」ニヤニヤ
龍田「ぴゃああああぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!?/////」ダッ
提督「あ、行っちゃった……ちとからかい過ぎたか?」
天龍「ま、今夜慰めたればいいだろ……いろんな意味でな♪」
提督「お前ら本当姉妹で対照的だな……そこがいいけど」
ハムスター編・・・完
おまけその①
提督「さっきはほんとごめんな~龍田ちゃん!今度間宮ごちそうするから許して亭許して!」ナデナデ
龍田「次はないですからね……」ムスッ
天龍「と言いつつ膝の上で撫でられるのな」ニヤニヤ
龍田「~~ッ!!もう天龍ちゃん嫌い!」プイッ
天龍「俺はそういう可愛い龍田が好きだぞ♪」
提督「あら^~」
龍田「う~……///」プルプル
ダダダ……
提督「およ?なにやら足音が……」
天龍「この足音はあいつだな」
ドアバーーンッ!!
金剛「Hey!テートクーッ!失礼シマース!」
提督「お~金剛か」
龍田「金剛さん、ちゃんとノックしてから入ってくださいね~」
天龍(いつの間に膝から降りたんだ?)
金剛「Oh,sorry……実は私もペットが飼いたくて相談に来マシター!」
提督「ほ~そうか!それならいくらでも乗ってやろう!何が飼いたいんだ?」
金剛「テートク」
提督「ん?」
龍田「は?」
天龍「フフww」
金剛「テートクが飼いたいデース!その為にはどうしたらいいデスカ?」
提督「うーんそうだな、まず必要な用品だが……」
龍田「……ふん!」ガスッ
金剛「マ゜ッ!?」ドサッ
提督「うお!?」
龍田「寝言は寝て言いなさい……あと提督は悪乗りしない!なんで解説に入ろうとするの!?」
提督「ハハァ……」
龍田「何わろてんねん」
提督「ごめん」
金剛「うぅ……ダメでしたか……私もテートクとバーニングラブしたいヨー……」グスン
天龍「そういうのはケッコンするまでNGだな。龍田も口ではああ言ってるが別にジュウコンにどうこう言うつもりはないからさ、金剛ももうすぐケッコンできるレベルになるんだから焦らなくていいんだよ」
金剛「え?ジュウコンOKなんデスか?」
天龍「俺達姉妹とケッコンしているんだ、特に問題はないだろ」
金剛「むー!だったら早くケッコンできるようになって正妻の座を勝ち取って見せマース!」
天龍「おう、かかって来いかかって来い!そう簡単には譲らねえがな」
金剛「望むところデース!」
提督「でも龍田ちゃんに飼われるプレイも有りかも」
龍田「何言ってやがるんですかこの人は!?」
天龍「妹よ、口調がおかしくなってるぞ?」
金剛「テートクは変態デスネ……そういう所も好きデス♡」
天龍「お前も大概だな」
おまけその①・・・完
おまけその②
雪風「という訳でお迎えしちゃいましたー!ジャンガリアンのパールホワイトでーす!」
・パールホワイト・・・ジャンガリアンの品種。簡単に言えば白いジャンガリアン。値段は1,300円くらい?
時津風「お~!って隠れちゃってるね」
天津風「慣れない環境だものね、あまり騒がしくしない方がいいわ」
陽炎「いい?ちゃんと自分で面倒を見るのよ。もし投げ出したら私も司令も許さないからね」
雪風「大丈夫です!しれぇと指切りして約束したから!」
不知火「雪風、あなたにこれをあげます。是非ハムスターにあげてみてください」スッ
雪風「なんですかそれ?」
不知火「私が増やした[ミルワーム]です、虫を食べると聞いたのでカップに入れました」
・ミルワーム・・・ゴミムシダマシの幼虫。栄養価はそこまで高くないが管理が楽。爬虫類、鳥、サルやネズミなど多くの動物のエサになる。常温で放置するとさなぎにやがて成虫になる。成虫になると嗜好性が落ちるので幼虫、さなぎの内に使いましょう(カメレオンみたいに成虫の方が好みの生体もいる)
カップ内「」ウニウニ
初風「ヒィッ!?」ゾッ
陽炎「ちょっ!?あんた虫持ってきたなら一言いいなさいよね!?」
不知火「何か落ち度でも?」
陽炎「苦手な子の気持ちも考えなさい!この前司令にも言われたでしょう!」
不知火「ぬ~い……」ショボン
雪風「と、とりあえずありがとう不知火お姉ちゃん!」
不知火「欲しかったらいつでも言ってくださいね、たくさんいますから」
黒潮「しっかしよぉ平気で触れるな~……ウチ、見ただけで鳥肌立つわぁ……」ブルブル
初風「しかも繁殖させてるのよね……変わった姉を持つと大変だわ」
不知火「冷蔵庫に入れれば仮死状態になって成長が止まるので管理は楽ですよ。あとはうっかり逃がさないよう……あ」ポロッ
雪風「あ」
ゴトッ
ミルワーム「「「「」」」」ウジャァァァァ
天津風・初風「「いやあああああああああああああぁぁぁぁぁぁっ!!?」」
時津風「うわぁぁっ!?みんな出ちゃった!」
黒潮「ぎゃああああ気持ち悪いいいいい!?アカン!マジあかん!?しれいはん助けてぇぇぇぇっ!?」
陽炎「いったそばからアンタは!!カップに入れるならしっかり蓋しなさい!!」ゴチン
不知火「あう!?……不知火に何か落ち度でも」ウルウル
陽炎「落ち度しかないわ!!」
雪風「と、とにかく早く捕まえましょう!?」
その後何とかすべてのワームを回収することができたが、しばらくの間不知火は一部の姉妹に距離を置かれることになる
不知火「最近、一部の妹たちが冷たいです……辛いです」グスン
提督「絶縁されないだけ良いと思え……」
天龍「今度、しっかり謝ろう、な?」ポン
不知火「ぬ~い……ッ!」ポロポロ
龍田「はい、お野菜よ~♪」スッ
リクガメ「……♪」モッシャモッシャ
雪風「わぁ!雪風もあげてみたいです!」
陽炎「リクガメって結構かわいいわね……私も飼ってみようかしら」
おまけその②・・・完
提督「……てことがあってなぁ」
漣「うーん、不知火ちゃんにも困ったものですな~」
提督「あいつは普段は優秀なんだがたま~にうっかりするからな」
漣「ワームをばら撒くのは流石に草も生えませんわ」
コンコン
提督「ほーい」
漣「はいって、どうぞ」
大淀「失礼します提督」ガチャリ
提督「大淀か、何か用か?もしかしてペットを飼いたいとか……」
大淀「はい、その通りです!よろしければご教授いただければ……」
提督「ほほう!大淀もペットの魅力に気付いたか!いいぞ!いくらでも教えよう……で、何を飼いたいんだ?」
大淀「私、ウサギを飼ってみたいんですよ」
提督「ウサギか、また可愛いのが来たな……なんでウサギなんだ?」
漣「多分この前のバニーコスがきっかけだと思うんですけど(名推理)」
大淀「違います(半ギレ)この前、テレビで見たウサギがあまりにも可愛らしくて!ずっとずっと飼いたい欲求が溜まりに溜まっているんですよ!一応調べたりもしたんですがやっぱり経験豊富そうな提督に聞いてみようかなと思いまして……」
提督「おおう、そうか……ネットだけの情報だけでなく、飼育経験者に直接聞くことはいいことだ。だが大淀、お前は適任者を忘れているぞ」
漣「そうだよ(肯定)漣も立派なウサギ飼育者なんですから!」
大淀「そ、そういえばそうでしたね」
提督「ちょうどいいや漣、俺と一緒に大淀にウサギの飼い方を教えてくれないか?」
漣「あ、いいっすよ(快諾)ウサギを選ぶだなんて大淀さんもいい目してんねぇ~サボテンねぇ~」
提督「ほんじゃま、解説の方にはい……」
卯月「ちょっと待つぴょ~ん!!」バァン!
漣「ファッ!?」
大淀「卯月さん!?」
卯月「うーちゃんを差し置いてウサギの解説だなんて酷いぴょん!うーちゃんも仲間に入れてくれよ~(マジキチスマイル)」
提督「そういやお前も飼っていたな、ウサギの調子はどうだ?」
卯月「すこぶる元気ぴょん!」
提督「そいつはよかった!よし卯月、お前も大淀に教えてやれ!」
卯月「ガッテン承知!」
提督「しかし大淀、飼育者が二人もいるのになんで俺なんだ?俺、ウサギを管理したことはあるが飼ったことはないし、今飼っている二人に聞いた方が早いと思うが……」
大淀「あんまり大きな声では言えないのですが……正直あの娘達、しゃべり方が独特過ぎて少し苦手で……なので消去法で提督に」
提督「あ~……」
漣「ktkr!」
卯月「ぷっぷくぷ~!」
提督「安心しろ大淀!あいつらは口調こそアレだが飼育に関してはかなり真面目だから!大淀の助けにもなるから大丈夫だ!」
大淀「は、はい」
[ウサギを飼ってみよう]
提督「さ~て、ウサギについてだな……一般的なカイウサギは[ヨーロッパアナウサギ]の改良種でな?様々な品種がいるが今回は一部だけ紹介するぞ」
※ぜひ画像検索してほしいです 可愛らしいですよ
・ミニウサギ・・・雑種のウサギで小さいウサギ同士をかけ合わせて作られるが、たまに雑種強勢とかで大きくなる子もいるため必ずミニサイズでいるわけではない。人によっては大きく感じる。
※雑種強勢とは・・・簡単に言えば親より優れた子が生まれること。親のいいところ(体格、免疫力など)がよく出ており、畜産業ではよく活用される
・ネザーランドドワーフ種・・・最小のウサギ。体重は1キロ未満。あのピーターラビットのモデル。小さく立った耳が可愛らしい
・ロップイヤー種・・・耳が垂れているウサギの総称。ホーランドロップとかいるが今回は割愛。なかなかずんぐりしていてこれまた可愛らしい。個人的に水をよく飲む種類だと思っている。
・ライオン種・・・顔の周りの毛がライオンのたてがみの様にわさわさになるウサギ。毛が伸びるのでこまめなブラッシングが必要。小ぶりなドワーフライオンなんかもいる
・レッキス種・・・アメリカ原産。大きな目と綺麗な毛並みが特徴で触り心地もよい。小ぶりなミニレッキスもいる
・日本白色種・・・赤い目をした白いあのウサギ。大きく、丈夫のでペット用より食用や実験用で飼われている。個人的に好きなウサギ
提督「とまあこんな感じだな。他にも食用や毛皮用なんかもいるが省略するぞ」
漣「全部紹介すると尺がなくなっちゃうからね、しょうがないね」
卯月「みんな可愛らしいぴょ~ん♪」
大淀「それぞれ飼い方に違いとかは出てくるのでしょうか?」
提督「まあ毛の長い子はブラッシングの頻度が多くなったりとか、ロップみたいに耳が垂れた子は耳のケアが必要だったりするが、基本あまり飼い方に差は出ないぞ」
漣「一般的なカイウサギならとくに差もありませんからね~」
大淀「そういえば調べた際ウサギは臆病とも懐きやすいとも書かれていましたがそこはどうなんでしょうか?」
提督「性格に関しては臆病な反面、好奇心旺盛で活動的って感じだが……これも個体差だな。ベビーの頃から物怖じせず膝に飛び乗ってくる奴もいれば、いたずらで手を噛んで来るもの、頑なに抱っこを拒むもの、甘えん坊なもの……とまあ千差万別だな」
大淀「なるほど」メモメモ
提督「表情はあまりないが感情は豊かな方でな?中にはジャンプで喜びを表現する奴もいるとか」
漣「うちの子もそんな表現してほしいけどな~漣もな~」
大淀「ふむふむ、楽しみが一つ増えましたね」
提督「次に寿命だが、専用フードの誕生、飼育のノウハウの向上、診てもらえる病院が増えたことで大分延びてきたな。大体7年……長くて15年、18年以上生きた子もいるそうだ!」
大淀「18!?犬猫と変わらない寿命ですね!」
提督「そうだな、おかげで新たな問題も出てきたが……」
大淀「新たな問題?」
提督「それについては後で説明しよう!次は飼育用品についてだ」
〈必要なもの〉
・ケージ・・・成長後の大きさも考え、様々な用品を置いてもウサギが体を伸ばせるくらいの広さが好ましい
・エサ皿・・・齧られにくい陶器製がおすすめ
・牧草フィーダー・・・牧草を入れるための物。牧草については後で解説
・給水ボトル・・・水は毎日交換してあげること。中にはボトルで飲めない子もいるのでそういう子には置き水で対応
・床材・・・大体ケージにすのこがついているが、ウサギの足の負担を考えて木製のすのこにするか乾草を敷き詰めるといい
・隠れ家・・・基本臆病で警戒心も強めなので隠れられる場所があると安心する。新しい環境に慣らすためにも用意してあげた方がいい
・かじり木・・・歯が一生伸び続けるので、齧って削れるよう木片などを入れてあげる
・トイレ・・・決まった場所に排泄するので、その位置に設置すれば管理も少し楽になる
・保温器具・・・寒さに弱いので、冬場はあった方が良い。しかし、体温調節の苦手な子ウサギは夏場も必要だったりする
・爪切り・ブラシ・・・グルーミング、爪切りはウサギを飼う上で大事になってくるので用意した方が良い
提督「いる奴は大体こんなもんだな、全部揃えるとなると1万から2万は軽く超えるぞ。ウサギも大体1万から2万以上するから結構かかるが大丈夫か?」
大淀「抜かりありません、予算は十分にありますので」
漣「あぁ^~いいっすね~」
提督「じゃあ次は飼育時の説明な?まず基本は一つのケージに一匹で飼う事、多頭飼いは喧嘩や不用意な繁殖の原因になるからな」
大淀「確か年中発情している上に産まれる子供の数も多いんでしたよね?」
提督「そうだ!大体3~8頭くらいだな。それに交尾排卵動物だから交尾したらほぼ確実に殖えるぞ」
※交尾排卵・・・交尾の刺激で排卵する事。ネコやフェレットなどもそう。
漣「交尾の刺激で排卵っていやらしすぎますね」
卯月「えぇ……(困惑)」
提督「お、そうだな(適当)次に温度だが25℃から28℃くらいがいいかな。冷暖房は必須だな。特に子ウサギは脱水症状になりやすいから室温管理は大切だぞ」
漣「次はエサについて説明しますよ~」
漣「基本はウサギ用のフードで十分ですよ!副食に野菜や野草を少し入れるくらいですかね」
大淀「ウサギのフードって色々な種類があるみたいですがどれが一番いいんですかね?」
卯月「市販のラビットフードだったら何でもOKぴょん」
漣「ん?今なんでも……」
提督「何でもとは言ったが一回落ち着こうか」ホッペモニュ
漣「んゆー」
卯月「まあ一番は売ってるお店と同じフードを買ってあげるのがオススメぴょん!ウサギって急にエサが変わると食べなくなることがあるから普段食べ慣れているエサがいいぴょん」
大淀「なるほど」メモメモ
提督「あと副食に与えていい野菜・野草、与えてはいけないものを簡単にまとめたから参考にしてくれ」
〈与えていいもの〉
・野菜・・・コマツナ、キャベツ、ニンジン、チンゲンサイ、カボチャ等
・野草・・・タンポポ、オオバコ、ナズナ等
・果物(慣らす際のごほうび、たまのおやつ程度に。与えすぎはNG)・・・リンゴ、バナナ、イチゴ、ドライフルーツ(無加糖)
〈与えてはいけないもの〉・・・ジャガイモの芽(毒性があるのでNG)、ネギ類(どの動物もNG、ゴリラとかは食べても大丈夫らしい)、チョコレート(カカオ中毒で死ゾ)、生の大豆(消化不良の原因に)、人の食べ物(カロリーとかもろもろが高いのでNG)
提督「ザっとこれくらいかな」
漣「果物ってすっごい喜んで食べるんですけどあげすぎると肥満になりますしフードを食べなくなるんで本当にご褒美程度で良いです」
卯月「美味しいものしか食べたくないのはどの動物も一緒ぴょん」
大淀「基本はフードと少量の野菜ってところですか」
提督「ま、そんなところだ。エサの頻度だが、朝と晩の二回だな、量はウサギの大きさで決めればいい……適量はフードの袋に書いてあるから大丈夫だ」
卯月「次は牧草ぴょん!ウサギをはじめ、草食動物を飼うのに大事なエサになるから覚えておくぴょん!」
漣「よく噛んでくれるので歯の伸びを抑えてくれるんですよね」
提督「牧草は簡単に分けて2種類あるぞ、[チモシー]と[アルファルファ]だな」
大淀「その2種類は具体的に何が違うのですか?」
提督「簡単に言えばチモシーはイネ科、アルファルファはマメ科の牧草だ」
提督「チモシーは高繊維で低カロリーだから大人のウサギに、アルファルファは高カロリーだから成長期のウサギ向けだな」
大淀「最初はアルファルファを、成長につれてチモシーに移行していく感じですかね?」
提督「そうだな!ただ急に牧草を替えると食いつかなくなる奴もいるから最初から両方を混ぜ与えて徐々にチモシーだけにしていく感じだな」
漣「あと牧草はいつでも食べられるようなくなり次第追加してあげてください!」
大淀「あとウサギって食糞するんでしたよね?足りない栄養を補うとかで……」
提督「そうだ!盲腸便とかいうゼラチン質に包まれた便を食べるんだ。糞に含まれたタンパク質やビタミンを取るための大事な行動だな。ちなみに通常の糞は食わんから無理に食わせなくていいぞ」
大淀「いやあげませんよ!?そこまで馬鹿じゃないですから……」
提督「この食糞行為のせいでウサギに対して変なイメージを抱く輩が多いんだよなぁ……生きるために必要な行為だぞ」
漣「必要もないのにウン●喰らう人間が馬鹿にしてはいけない(戒め)」
卯月「女の子がウ●コ言うなぴょん……」
提督「さて、次はウサギとのふれあい方だな。ウサギは耳が良いから大きい物音は厳禁だぞ、最初はゆったりと声をかけて優しく撫でる程度で人の手に慣らしていく感じだな」
漣「撫でる際は名前を呼んであげるのもいいですよー」
卯月「ウサギを抱く際はおしりを支えて抱くぴょん。急に飛び降りても大丈夫なように床に座った状態でやるといいぴょん」
大淀「確かウサギの骨は脆いんでしたよね?だから落とさないように気を付けると……」
提督「そうだな、ウサギは筋力はあるが骨はスカスカで簡単に折れるし折れた骨は繋がらないことが多いから最悪切断する羽目になる。あとウサギは怒ると足を踏み鳴らすんだがたまに力を入れすぎて足にヒビが入る子もいるから気をつけろよ」
大淀「えぇ……それは大変ですね、極力怒らせないよう気を付けます」
漣「あと足が浮くような感覚を嫌うので極力抱き上げて触れ合うのはよくないですね。膝の上に乗せるのがベストです!」
卯月「あとウサギの耳を掴むのはNGぴょん!」
漣「大事な感覚器官だから乱暴に扱っちゃあダメだろ!(マジメ)」
大淀「えぇ、流石にそんな乱暴な扱いはしませんよ」
提督「しっかり抱っことかできると爪切りやブラッシングも楽になるぞ、ついでに爪切り・ブラッシングも解説するか」
漣「ウサちゃんの爪は伸びますし毛はよく抜けるので日ごろのケアは大事ですよ!」
卯月「爪は伸びすぎると折れて出血するし、抜けた毛は毛づくろいの際に飲み込んで胃に詰まることもあるから気を付けるぴょん!」
大淀「爪切りって素人でもできるものなんですか?」
提督「初心者には少し難しいかもしれないが慣れれば簡単だぞ。ただ小さいうちから慣らしていかないと成長したときに困るからな……」
漣「凄い暴れるんですよねぇ……暴れて足をばたつかせて脱臼しちゃったり爪を引っかけて折れて出血したりと大変なことになりますよ」
卯月「できることなら自分で切れた方が良いけどあまりにも暴れるのなら病院とかで切ってもらうのも手だぴょん」
提督「一応わしも漣もうーちゃんも爪切りができるから切れる人に教わるのが一番だな」
大淀「自分のウサギなら自分で管理できた方がいいですからね……もし今後爪を切る機会があるなら見学してもいいですか?」
提督「いいぞ……と言いたいところだがわしウサギ飼ってないからな、漣とうーちゃんはどうなん?」
漣「・・・・・・・」
提督「あぁん?」
卯月「漣ちゃん、今のは「最近どうなん?」の流れじゃないぴょん……」
漣「いやぁ、サーセン」ケラケラ
大淀(もしかして卯月さんって結構まとも……?)
漣「コホン……そうですねぇ、漣のウサちゃんですがこの前切ったばかりですよ……申し訳ナイス!」
卯月「うーちゃんのウサギならちょうどいいぴょん!最近伸びてきたから切りたかったところぴょん」
提督「おお、そいつはよかった!という訳で大淀、今度卯月に教えてもらうといい。こいつ結構上手だから」
卯月「切るときになったら声かけるぴょん!」
大淀「助かります!ありがとうございます!」
提督「次はブラッシングだな、ウサギは結構な頻度で毛が生え変わるな。特に夏場と冬場の換毛期はすごいぞ!少し撫でただけで手にごっそりつくからな」
漣「抱っこした後はコロコロが必須ですよぉ」
提督「子ウサギの時は換毛期はないができれば小さいうちから慣らした方が吉だ。中には嫌がって暴れる奴もいるからな」
卯月「頻度は大体週に一回くらいでいいぴょん。でも換毛期は週二、三回はやった方が良いぴょん!」
大淀「ふむふむ、ケアもなかなか大変ですね」メモメモ
提督「そうだな、だが最低限出来なきゃ飼育者失格だからな」
大淀「それもそうですね!」
提督「あとよくウサギの散歩させる話があるが……ぶっちゃけあってもなくてもいいぞ。もしさせるなら色々注意がいるな、文字通り道草食うから」
漣「漣はサークルで囲って自由にさせていますね」
卯月「そこは飼育者の匙加減ぴょん」
提督「あとウサギは色々齧るから電源プラグやコード、観葉植物を齧られないよう気を付けることだな」
大淀「わかりました」
提督「次に病気だが清潔な環境を保てばまず病気にはなりにくい。歯の伸びすぎで起きる不正咬合や毛玉がつまる毛球症なんかも日ごろの管理がしっかりしていれば起きないな」
漣「でももし食欲がないとか下痢している様子があれば病院で診てもらうことをお勧めします!」
卯月「何事も早期発見が大事ぴょん!」
提督「そして最後!ウサギが長生きするようになったおかげで最近、ウサギの介護が話題になっているな」
大淀「介護ですか!?」
提督「そうだ、年を取れば衰えも出てくるからな。食事や排便等を色々介助しなきゃいけないみたいだ」
大淀「はえー……」
漣「漣も調べてみましたがかなり大変そうでしたよ……」
卯月「食糞の手助けも必要になるみたいぴょん……」
提督「まあウサギを長生きさせることが前提だがウサギの飼育にはより一層の覚悟が必要になってきたという事だな」
大淀「なるほど……」
提督「ま、お迎えする準備ができるまでは漣たちの元で勉強するといいぞ」
大淀「え?すごく助かりますが漣さんたちはいいんですか?」
漣「漣はバッチこいです!」
卯月「いっぱいいっぱい教えてあげるぴょん!」
提督「だとよ。よかったな!」
大淀「はい!漣さん、卯月さん、ありがとうございます!」
漣「どういたしまして!それで、大淀さんはどんなウサギをお迎えしたいんですか?」
卯月「うーちゃんはレッキスがオススメぴょん!毛並みがたまらないぴょーん♪」
漣「お、待てい(江戸っ子)ここは王道を往くネザーですよ!」
大淀「うーん、皆可愛いですからすごく迷いますねぇ」
提督「日本白色種はどうだ?丈夫だし可愛いぞ!」
大淀「すみません、もろ実験動物みたいな見た目の子はちょっと……」
卯月「流石にないっす(素)」
提督「解せぬ」
漣「冷えてるか~?(煽り)」
提督「じゃかしい!」ホッペムギュ
漣「うにゅ~♪」
大淀「あらあら……」
卯月「あはは♪」
ウサギ編・・・完
おまけその③
提督「……な事があってよ、酷いと思わんか?」
天龍「まあ好みは人それぞれだからな」ハハハ
提督「しかし大淀がウサギに興味を持つとはなぁ」
天龍「バニーコスをした影響かねぇ?」
提督「それ漣も言っとったわ」
天龍「ハハッ!そうかい……そういやバニーコスで思い出したんだが」
提督「どうした?」
天龍「この前よ、部屋で龍田がバニーコスで鏡の前に立っててな」
提督「詳しく」キリッ
天龍「すっげー際どい格好の奴でな?色々ポーズとった後、『提督、喜んでくれるかしら~♡』とか言って赤面でにやけとったな」
提督「マジかよ!?見たいぞバニー龍田ちゃん〈バァン!〉……んぁ?」
龍田「……ッ!!///」フルフル
提督「おお!噂をすれば龍田ちゃん!?」
龍田「……たんだ……」ボソリ
提督「ん?」
龍田「……天龍ちゃん見ちゃったんだ……見ちゃったんだ」チャキッ
天龍「あ、ヤッベ」
龍田「一回死んでよ天龍ちゃんッ!!」ブンッ
天龍「おっと危な!いや喋って悪かった!提督にサプライズで見せたかったんだよな?」
龍田「ち、違うわよ!もう……天龍ちゃんの、馬鹿ぁぁぁぁぁぁっ!!!///」ブンブンッ
提督「落ち着け龍田ちゃん!?得物を振り回すのはマズイぞ!?」
漣「失礼しま……ファッ!?何なんですかこの状況!?」
提督「漣すまん!龍田ちゃんを抑えるのを手伝ってくれ!」
漣「ヘェッ!?ご主人様は漣に死ねと!?」
提督「わしも頑張るから頼む!このままだと天龍が危ない!」
漣「危ないって……」
天龍「しかし姉妹共通の部屋であんな恰好をする龍田も龍田だぞ?」ヒョイヒョイ
龍田「だからって提督に言いふらすなんて酷いわ!!///」ブンブンッ
漣「案外余裕そうですよ……しかしなんでまたこんな状況に?」
提督「龍田の名誉の為、それは秘密だ」
おまけその③・・・完
おまけ・・・その④
漣「今日は卯月ちゃんが爪切りを教えてくれますよ~」
大淀「そういえばウサギは寂しいと死ぬって嘘なんですよね」
漣「当たり前だよなぁ?」
卯月「確かに孤独を感じると体調を崩す動物もいるらしいけどウサギに限ってそれはないぴょん」
大淀「なんでそのような噂が広まったのでしょうかね」
漣「漣も気になってご主人様に聞いてみたんですけど、どうやらドラマのセリフがきっかけで大きく広まったみたいですよ」
卯月「『ウサギって寂しいと死んじゃうんだから』ってセリフが元らしいぴょん」
大淀「よくよく考えたら寂しいと死ぬって生物としてはかなり致命的ですよね……」
漣「寂しくて死ぬのは人間くらいだってご主人様も笑ってましたね♪」
卯月「さて、そろそろ爪切りを始めるぴょん!しっかり見ておくぴょん!」ヒョイ
漣「オッスお願いしま~す!」
ウサギ「……」
大淀「か、可愛い……♡」
提督「ぶえっくしょぉおい!?」
天龍「うおっと、風邪か?」
提督「いやすこぶる健康だ……誰かわしの噂でもしたのかな?」ズビッ
天龍「ま、提督は噂されやすいからな」
提督「そりゃあこんないい男、噂されないはずがないからな!」
天龍「いやスケベ親父だから噂されてるんだぞ」
提督「うせやろ?スケベ親父って、何故……」ガクッ
天龍「胸に手を当てて考えてみる事だな」ケラケラ
提督「うむ」モニュ
天龍「俺の胸じゃねえよ、そういう所だぞ」
提督「とかいいつつ揉ませてくれる天龍ちゃんすき」モミモミ
龍田「執務中にナニしているのかしら~♪」ピキピキ
提督「ごめんナス」
天龍「自分が揉まれなかったからって嫉妬するなよ龍田」ニヤニヤ
龍田「してない!!!///」
おまけその④・・・完
ウサギっておいしいんですかね?
次回は文鳥の予定 またしばらくかかります
本SSは投稿者が今まで飼育・管理したことのある動物たちの飼い方を簡単に解説するものです
ペットを飼っている人でも飼ってない人でも楽しめる、または動物を飼うきっかけになってくれれば幸いです
これ艦これでやる意味ある?と思った方はブラウザバックするかウンチして落ち着きましょう
もし動物飼育に興味が出たら改めてその動物についてよく調べるか飼育に関する本を買ってみてください
動物飼育はそれ相応の費用や覚悟が必要ですし、大変ですがそれ以上に楽しいものです
🐈😻が最良
1さんへ
私も大好きなんですが身内がアレルギーなので猫カフェで我慢しています
面白かったです
ペットは文鳥が至高であり最高
3さんへ
文鳥もいいですねぇ……文鳥はいずれ解説する予定です
🐺🐕も良い。
柴犬
紀州犬も悪くはなかった。
叢雲『提督をペットとして飼いたい。』
吹雪『?』
吹雪『叢雲、何、言ってるの?』
叢雲『?ちゃんと世話するわよ。』
吹雪『そういう問題じゃないでしょう。』
叢雲『何故?』
曙『ちょっと待って。提督は私がペットとして飼うんだから。』
漣『それは聞き捨てなりませんね。御主人様は私が飼うんです。』
吹雪『???』
霞『待ちなさい。あのクズは私がペットにするんだから。』
満潮『ちょっと待ってよ。私があいつをペットにするんだから。』
吹雪『もうやだ。この鎮守府』
文鳥の解説たのしみにしてます!
🐈猫が良い。🤗
昔から🐈猫は『船』と相性が良い。
理由
ネズミを狩ってくれるから。
有名な猫🐈
プリンス・オブ・ウェールズで飼われていた🐈猫
チャーチルと一緒に写真にも写っている。
プリンス・オブ・ウェールズが撃沈された時、脱出に成功するも避難先のシンガポールで行方不明となりそのまま生死不明である。
史実
宮崎繁三郎中将がインパール作戦~ビルマ戦線、ずっーと飼っていたサル、チビ公
戦後、宮崎中将が収容所生活を送っていた際も飼っており、日本に連れ帰りたかったようだが不可能であり、やむを得ず別れている。
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5さんへ
私は銀牙伝説の影響で甲斐犬が好きですね
7さんへ
次回をお楽しみに!
8~9さんへ
動物に関する面白い話は尽きませんね
変なコメントは(´・ω・`)出荷よー
ウサギ意外と美味しかったぞ
艦これの必要性…ブッチッパ
体調に気をつけて毎フレーム更新しろ
世話できなくなった
誰かにアレルギーが発症した
病気になった
思ってたのと違った
大きくなったら可愛くなかった
こんな理由でペットを捨てる無責任なクソが絶えないのも事実なんですよねー。
誰か大型犬の解説とかしてくれないかな・・・?(チラッチラッ
俺は犬一匹、猫六匹、蛇一匹、亀一匹、虫を何匹かと、魚とハムスター二匹を飼ってた