凛「COLORFUL VOICE?」
一応、前作の話の続きのつもりで書かせていただきました。
今回も短編となりますが、少しでも楽しんでいただけたら幸いです。
時期は2期4話と2期5話の間ぐらいを考えています。
前作
真姫「COLORFUL VOICE?」
凛「今日も練習おつかれにゃー!」
花陽「地区予選が終わったから、少しゆっくりできるね~。」
海未「休息も大事ですからね。私としては最終予選に向けてよりメニューを増やしたいところですが・・・。」
絵里「たまにはいいんじゃない?今ぐらいゆっくり休みましょう。」
穂乃果「そうだよ海未ちゃん!今から皆でクレープ食べに行こうよ!」
海未「駄目です穂乃果!今日は生徒会の書類の整理だとあれほど・・・。」
ことり「そうだよ穂乃果ちゃん、この前希ちゃんが手伝ってくれたんだから残りの分は自分たちでやらないと!」
穂乃果「ことりちゃんまで・・・。じゃあ早く終わらせて、それから行こうー!」
希「練習が終わったばっかりなのにさすが穂乃果ちゃんは元気いっぱいやんな~。」
凛「凛はラーメン食べたい!かよちん行こ!真姫ちゃんも!」
花陽「うん、いいよ~。」
真姫「私は今日は音楽室で作曲するからパス。」
凛「そっかー・・・ならしょうがないにゃー。」
にこ「あんた達もっとアイドルらしいもの食べなさいよ!栄養も偏っちゃうし・・・。」
凛「そんなこと言わないでにこちゃんもいくにゃー!」
にこ「まったく人の話聞きなさいよ・・・しょうがないわねー。妹たちが待ってるから少しだけよ!」
穂乃果「じゃあ、解散!皆また明日ね!」
絵里「皆、気をつけて帰るのよー。」
――――――――――――――――
ズルズルー
凛「やっぱりここのラーメンは最高にゃー!」
花陽「この餃子がご飯とも合うね~!」
にこ「あんた達・・・太るわよ・・・。」
凛「そういうにこちゃんだってスープまでちゃんと飲んでるにゃー。」
にこ「た、たまにはいいでしょ!毎日練習してるし!」
花陽「前は真姫ちゃんとも来たんだよねー。」
花陽「あの時の真姫ちゃんは周りが知らないものだらけであたふたしてて可愛かったなあ・・・。」
凛「最近真姫ちゃんあんまり誘ってもきてくれないにゃー。」
凛「凛達と遊ぶの飽きちゃったのかな・・・。」
にこ「あんた・・・それ本気で言ってるの?」
にこ「真姫はそんな器用じゃないわ。人一倍音楽に情熱があるだけよ。」
にこ「合宿の時も私たち3年生のための曲ができないってずっと悩んでたぐらいだし。」
花陽「最近真姫ちゃん昼休みも放課後の練習後も音楽室にずっといるもんね・・・。」
にこ「その時は皆のために曲を作りなさい、ってにこが言ってやったけど、あんた達も真姫のことちゃんと支えてあげなさいよ。」
にこ「特に真姫は仲がいいと変に遠慮しそうだしね、あんた達には特にそういうことは言わなそうよ。」
にこ「あの子は特に自分で悩みとかを抱え込むタイプだしねー。」
凛「にこちゃんってばすっごい真姫ちゃんのこと詳しいにゃー。」
にこ「たっ・・・たまたまよ!たまたま!この前の合宿で色々話したの!」
花陽「でもにこちゃん?サンタさんのことは真姫ちゃんに言っちゃだめだよ?」
にこ「しょうがないじゃない・・・あの真姫よ?意外だったのよ。まったく・・・。そういう素直なところはうちの妹達と同じね。」
凛「・・・。」
――――――――――――――――
ガラッ アリガトウゴザイマシター
にこ「とりあえず、もうこんな時間だし、私は帰るわね。2人とも気をつけて帰りなさいよ。」
花陽「にこちゃんまたね!今日はありがとう!」
凛「ばいばいにゃー!」
花陽「にこちゃんって、真姫ちゃんとか、μ'sの皆のこと色々見てるんだね、頼りになるなあ・・・。」
凛(・・・なんか、悔しいにゃ。)
凛(凛だって・・・真姫ちゃんのこと見てるのに。)
花陽「凛ちゃん?」
アマイモンイカガッスカー
凛(そーだ!これにゃ!)
凛「ごめん!かよちん!また明日ね!」
花陽「う、うん、またね!」
花陽(凛ちゃんまだお腹減ってたのかな・・・。)
――――――――――――――――
イラッシャイマセー
凛「とは言ったものの、どれを買っていけばいいか迷うにゃ・・・」
凛(そういえば、真姫ちゃんって・・・)
凛「すいません!これと、これください!」
アリガトーゴザイマシター
――――――――――――――――
~♪
真姫(はぁ・・・いいメロディが浮かんでこない・・・)
真姫(せっかく海未がいい詩を書いてくれたのに、情けないわね・・・。)
真姫(これじゃ、合宿のときと同じね・・・。)
ガラッ
凛「真姫ちゃん!」
真姫「ヴェエ!?凛!?」
凛「今の曲、新曲・・・?」
真姫「そうよ、海未がこの前の合宿で書いてくれたの。」
凛「「COLORFUL VOICE」?って曲なのかにゃ?早く踊りたいにゃー!」
真姫「・・・ええ、そうね、なるべく早く完成させるわ。」
凛「・・・真姫ちゃん、合宿のときみたいに、曲作りがうまくいかないの?」
真姫「そ、そんなことあるわけないじゃない!?この私に任せておきなさい!」
凛「・・・。」
真姫「な、なによ・・・?」
凛「じゃーん!ラーメンはさすがに持ってこれなかったけど・・・。」
凛「はい!ちょっと溶けちゃったけど、真姫ちゃんにアイスキャンディー買ってきたんだよ!」
真姫「きゅ、急にどうしたのよ・・・。しかしもう夏は終わりだっていうのに、よくそんなもの見つけたわね・・・。」
凛「凛のはレモン味!真姫ちゃんの味は・・・食べてからのお楽しみだにゃ!」
真姫「よくわからないけどいただくわ、って、これ・・・トマト味・・・?」
凛「凛知ってるよ、真姫ちゃんトマト好きなんだよね!お弁当にいつも入ってるもん!」
真姫「トマトアイスが好きなんて言ってないでしょ!食べたこともないわよ!」
凛「・・・。」
真姫「凛・・・?どうしたの?また急に黙って・・・。次は引っかからないわよ?」
凛「凛は音楽のことはあんまりよくわからないけど・・・、真姫ちゃんの作った曲で踊るのは好きだよ!」
真姫(凛・・・。)
凛「凛はあんまり頼りないかもしれないけど、何かできることがあったらするから!」
真姫「そう?じゃあ今度いっしょに山頂アタックにでも行こうかしら?」
凛「や、山登りは勘弁してほしいにゃ・・・。海未ちゃんみたいなこと言わないでほしいにゃー・・・。」
真姫「・・・。」
凛「真姫ちゃん?」
真姫(私のこと、心配できてくれた・・・のね。)
真姫「やっぱり、凛には黄色が似合うわね。」
凛「え?どういうこと?」
真姫「私や、皆を見守ってくれている星の色と同じじゃない?」
凛「えっ、なんでそれ知ってるの!?もー!」
真姫「ふふっ、ありがと。凛。おかげで曲が完成しそうだわ。」
凛「ほんと!?よくわからないけどよかったにゃー!」
真姫「ええ、完成したら、楽しく踊ってよね?」
凛「もちろんだにゃー!」
閲覧ありがとうございます。
COLORFUL VOICE、いい曲ですよね。
5thではブレードの色を変えることに夢中になってしまったので、BDが出たらまたじっくり見たいと思っています。
まだSS新参なので、誤字や設定ミス、つたない文章などがあると思いますが、
よろしければ感想など、くれると喜びます。
次回は、にこえりか、のぞにこか、何かの曲のテーマで何か書ければいいなーと思っています。
おつかれさまでした~。あ~、癒やされた……。
これからも頑張ってください!
ギョタンさんコメントありがとうございます!
短編ですが、なんとか時間を作って2日に1作品ぐらいのペースで書こうと思っています~
よかったらこれからも読んでやってください!