大学でも俺の青春ラブコメは間違っている2
《前作》大学でも俺の青春ラブコメは間違っている
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【八幡家】
早起きは三文の徳と言う言葉があるが、そんな事はない。
早起きしたせいで車にひかれることもあるのだ。ソースは俺。
なので俺は入学式だろうが早起きなんてしてやらなかった。てか出来なかった。
今まで変な時間に起きてた癖が抜けず、さっそく寝坊してしまったのだ。
これも昨日帰りが遅かったせいだ。
そしてそれは由比ヶ浜のせいだ。
人のせいにすると気分って安らぐぜ!
嘘。俺のせいだなうん。
遅れた時間を取り戻すべく、タイムリープマシンで過去へ戻るとするか。
だが、電話レンジ(仮)があるわけないので、時間を戻る事も出切るわけがなく、顔を洗い歯を磨き、急いでスーツに着替えた。
入学式はスーツなのだ。
着慣れていないせいで、なかなか変な感じだ。
朝飯を食べている時間はなく、早々と家を出た。
*****
スーツで自転車に乗りたくもないので今日は電車で行くことにした。
電車に乗ると時間は11:30。
入学式は12:00からなのでなんとか間に合いそうだ。
ひと息ついたところで椅子に腰をかけた。
⁇⁇「ひっ」
俺が座ると隣からそんな声が聞こえてきた。
そんなに嫌がらなくてもいいじゃないですか……
隣に視線をやると知っている人物が座っていた。
川崎沙希。スーツ姿でいるから多分こいつも入学式なのだろう。
なんかスーツ姿の女性はいいな。
さらに川崎くらいスタイルもいいと妙に似合って見える。
まぁ、知らない顔でもないし軽く挨拶くらいはしとくか。
八幡「よう、久しぶりだな。お前も入学式か?」
沙希「そうだけど。あんたも?」
八幡「ああ」
軽い会話をしたらお互い黙り込んだ。
まぁ、俺も川崎も自分から話す方ではないからな。
……沈黙が気まずい。
その後10分ほど電車に揺られていると、川崎がその沈黙を破った。
沙希「あたし、次で降りるから」
そう言って川崎は席を立ったが俺も次で降りるのだ。
なので、俺も席を立った。
だがそれが気に食わなかったのか川崎は振り返る。
沙希「何?」
八幡「俺も次で降りんだよ」
沙希「そ」
あれ?てか同じとこで降りて今から入学式ってあれじゃね?
ほぼ確信に近いが念のためだ。
俺は川崎に疑問をぶつけた。
八幡「もしかしてお前もA大学か?」
沙希「そうだけど。お前もって言い方、もしかしてあんたも?」
八幡「ああ」
あれー?これって行き先同じなら、一緒に行くとかそんな事になっちゃうの?
それはさらに気まずくなるのでなるべく避けたい。
そして電車はついてしまった。
さてどうしましょう?
沙希「ならあたし先に行くから」
俺が言葉を返す前に、川崎は早歩きで先に行ってしまった。
きっとあいつも、気まずくなるのを分かっていたから、先に行ってくれたのだろう。
こういう気遣いは素直に喜べる。
それとも何?俺と並んで歩くのが嫌とかそんな理由?
やめて!俺の事を傷つけないで!
まぁ、俺が女だったら俺みたいないい男ほっとけない。
だからきっと恥ずかしかったんだろうな。
そう言う事にしてここは手を打とう。
真実は知りたくないよ。
真実は残酷だからね。
そうして1人で歩いているといつの間にか大学まで着いていた。
これから入学式だ。
*****
入学式と言っても、基本話を聞いているだけで終わった。
なんかやたら仕切りたがる男が「今からみんなでカラオケ行こうぜー!」とか言ってたけど、用事があると言って断った。
嘘はついてないからいいよな。
校内の外では、学生たちが各グループで集まって話したりしている。
どうやらローカルテレビが撮影に来ているようだ。
それに出たいがために、大きなジェスチャーで目立とうとするグループや、大きな声で話して目立とうとしているグループが目に入る。
していることが人間的に小さいな。
周りを見渡していると川崎がいた。
やはりあいつも1人でいるらしい。
特に話すこともないので帰ろうと足を運びだした。
沙希「ちょっとあんた」
意外な事に川崎から話しかけてきた。
てか俺名前覚えられてないのかな?
八幡「どーした?」
沙希「入学式の時あたしちょっと寝ちゃっててさ。何か大切な事とか言ってなかった?」
八幡「特に無かったと思うぞ。それに俺も寝てたからな。実際よく分からん」
そう言うそと川崎はため息をついていた。
いやあなたも寝てたじゃないですか……
女子アナ「それでは次はこちらのカップルに話を聞いてみましょう!」
俺らがそんな会話をしていると後ろから話しかけられた。
さっき見かけたローカルテレビのアナウンサーだ。
女子アナとは実際に見てみると可愛いな。
絶対に女子アナとかは顔で選んでるところがあるはずだ。
ソースはフジテレビ。
ん?てか今カップルって?
沙希「ちょっ//カ、カップルって……///」
いや川崎さん?そんなに頬を染めないでくれませんか?
女子アナより可愛いじゃないですか……
そして色々と女子アナに聞かれたけど俺は適当に話していたし、川崎も何やら焦っていたようでグダグダなインタビューになった。
これだけグダグダならテレビで使われる事も無いだろう。
よかった。本当によかった。
*****
昼過ぎでまだ外は明るかった。
大学を後にした俺は総武高校へと向かっていた。
さっき小町からメールが来てた。
どうやら生徒会の作業が長引いてまだ帰宅できないらしい。
なので学校まで迎えに来いと言われたのだ。
まったく!兄使いの荒い妹だぜ!
そんなとこもかわいいんだぜ!
そして総武高校が見えてくると、女の子らしい人影がこちらに気づき、大きく手を振っていた。
小町め、そんなにお兄ちゃんが来てくれるのを待ち望んでいたのか。
だが、そんな思いは軽々と踏みにじられた。
一色「せんぱーい!」
手を振っていたのは一色だった。
待っていたのだろうか?
いや、待ち伏せていたのだな。
一色「先輩遅いですよ!何してたんですか?」
一色はプンプンと頬は膨らませながら言ってきた。
八幡「なんでお前なんだよ……小町はどうした?」
一色「そんなガッカリしなくてもいいじゃないですか。小町ちゃんならまだ片付けしてますよ」
八幡「お前も働けよ」
一色「小町ちゃんにお願いされたんですよ。なので先輩も早く来てください」
八幡「仕方ねぇな」
一色「嫌に素直ですね?」
当たり前だ。小町を待たせるわけにもいかないしな。
さっさと小町に会わせやがれってんだ!
一色「そんな事より先輩ってスーツ似合いませんね。なんか笑っちゃいそうです」
一色は俺を見ながら笑っていた。
笑ってますやん……
八幡「俺だって好きでこんな格好するかよ。着慣れてないせいできついし、靴づれは痛いし。大体スーツなんて働く奴だけ着てればいいんだよ」
一色「はぁ……」
どうやら俺の話なんて聞き流しているようだった。
うーん。なんて返せば正解なのかしら。
その後一色に片付け中の体育館まで連れて行かれた。
勝手に入っていいのだろうか。
*****
体育館に着くとまだ片付けは進んでいないらしく、椅子やテーブルなど労働系の作業が沢山残っているようだった。
生徒会も手伝いの人もどうやら女性が多いらしい。
きっと面倒くさい事なので最後に残しているのだろう。
でもね君たち、面倒くさい事ほど先に片付けておくべきだと先輩は思うな。
すると小町が、俺と一色のところまでてけてけと走ってきた。
小町「お兄ちゃんやっと来たんだね。いろはさんも連れて来てもらってありがとうございます!」
こいつってなんで年上の人を、先輩じゃなくてさん付けで呼ぶのだろうか?
雪ノ下は雪乃さんで、由比ヶ浜は結衣さんだったはず。
あれかな?お前らなんか私の先輩の器じゃないわよ的なやつなのだろうか。
八幡「にしても、片付け進んでないんだな」
俺が周りを見渡しながらいうと、小町と一色がにししと笑っていた。
あ、これアカンやつや。
八幡「片付け終わったら呼んでくれ。平塚先生のところに挨拶行ってくるから」
取り敢えずこの場を離れようと、それらしい言葉を行って立ち去ろうとしたが、後ろから両手が掴まれた。
右手は小町。左手は一色。
一色「先輩は椅子の片付けお願いします」
一色は当たり前のように俺に仕事を押し付けてきた。
俺にさせるために肉体労働残してたのかよ……
小町「後輩の手伝いをするお兄ちゃんポイント高い!」
そんなポイントいらないよー。
小町ポイントカード忘れたからやめてよー。
そんな事を俺が言っても、無駄な抵抗な事は自分が一番分かっている。
それに早く帰りたいし、手伝いくらいしてやるか。
八幡「はぁ。仕方ねぇな。早く終わらすぞ」
そう言うと小町と一色ははーいと、やる気なさそうに返事をした。
この2人のコンビ、俺を困らせる気がする。
*****
【実家】
俺たちが作業を終わらせる、実家に帰る頃には夕方になったいた。
小町「ただいまー!」
小町が元気よく言い、そのまま自室へと向かった。
その後俺の声が続く。
八幡「ただいま」
その後まだ声は続いた。
一色「おっ邪魔しまーす」
一色はルンルンと当たり前かのように、一緒に俺たちの家へと来ていた。
八幡「で、なんでお前まで俺らについて来てんの?コバンザメなの?」
一色「わたしは小町ちゃんと遊ぶから来たんですー。先輩には関係ありません!」
一色はそれで俺を説得したつもりらしい。
いや、今から小町ちゃんは俺の入学祝いで料理とか作ってくれるんだよ?
小町絡みなら関係ありありじゃないか。
一色は帰るつもりなど微塵もないらしい。
一応客という事なのだし茶菓子くらいだしてやるか。
俺は一色をリビングに案内した。
八幡「テレビでも見て待っとけ」
俺はテレビをつけて茶菓子の用意を始めた。
小町も俺のおさがりの、だぼっとした部屋着に着替えて降りてきた。
八幡「小町ー。菓子ってどこにある?」
俺は呼びかけたが小町から返事はない。
八幡「小町ー?」
やはり返事がない。ただのしかばねのようだ。
小町と一色のほうを見てみるとテレビを見てぼーっとしていた。
そんなに面白いテレビでもあってるのか?
一色「先輩、これ何ですか?」
答えたのは一色だった。
トーンが低く重みのある声だった。
言われて俺も、テレビの方に顔を向けるとあら不思議。
なんと、スーツ姿の僕と川崎さんが映っているではないですか。
いや待てよ。なんでだよ。
どうやら今日受けたインタビューが放送されているらしい。
あんなの使っちゃうのかよ。
一色「先輩大学に入って早々彼女出来たんですねー」
気のせいだろうか。
一色の声にあざとさがなくなっているような。
その横にいる小町は大志くんのお姉さんもありか、などとブツブツ呟いている。
八幡「い、いやっ。これは勘違いだ。このアナウンサーが勝手に言っているだけであって、決して付き合ってなどいない。」
なぜ俺は、言い訳みたいな事をしなければならないのだろう。
誰にも迷惑はかけてないはず……
川崎にはかけてるな。
一色「まぁ別にいいんですけど」
一色は勘違いだと分かったからか、そう言ってあざとく笑っていた。
ふむ。やはり一色はそうでなくては。
この話題が終わると小町はパンッと手を叩いた。
小町「それでは小町は今からご飯を作りますね!いろはさん。お兄ちゃんで暇つぶしして下さい」
あれれー?おかしくなーい?
一色と小町が遊ぶのではなかったのかな?
などと、コナン君みたいにわざとらしく考えたけど、飯を作って貰う立場なので文句は言えない。
八幡「なら俺は本でも読んでおくから、一色はなんか適当に時間潰しとけ」
そう言って俺が本を読もうと本棚に向かおうとすると、横からひょいっと一色が出てきた。
そして頬を膨らませながらジト目で俺の事を見てくる。
八幡「な、なんだよ…」
一色「こんなに可愛い後輩が遊びに来ているのに、放置はないんじゃないですかー」
八幡「と言われてもねぇ。ずる事なんて何もないぞ」
諦めるようにそう言ったのだが、一色はテレビの前のゲーム機を指差した。
一色「これで勝負です」
八幡「Wiiか。言っておくが俺のリモコン捌きは格が違うぞ」
思っていたより俺がノリノリだったせいか、一色が若干引いていた。
八幡「いやお前がしたいって言ったんでしょうが」
一色「なんか思ってたよりアレなテンションで、うまく言えないですけど気持ち悪いです」
八幡「うまく言えちゃってるから。言い切ってるからそれ」
一色「まぁ、取り敢えずしましょうよ先輩」
言われて俺は準備を始めた。
コードを繋げ、テレビのチャンネルをゲーム専用に変える。
さてと、ボコボコにしてやるぜ。
八幡「これでいいか?」
俺はWiiスポーツを取り出した。
一色も頷いたのでさっそく始める事にした。
Wiiスポーツの中でも数種類のゲームがある。
一色「テニスにしましょう。リベンジです!」
八幡「リベンジ?」
俺ってこいつとテニスした事あっただろうか?
戸塚を差し置いて一色とするわけもない。
ふーむと悩んでいるといつかの事を思い出した。
確かデートコースを考えるみたいなので、こいつと卓球をしたな。
八幡「あーあれか。てかテニスじゃなくてテーブルテニスだろあれは」
一色「細かい事はいいです。なのでわたしが勝ったら、小町ちゃんが作ってるご飯を食べて帰りますよ」
ふむ、あの時は昼飯を賭けにした筈だ。一方的だったけど。
一度使われた手は、俺には二度は効かない。
なので今回はちゃんと確認をした。
八幡「俺が勝ったらどうすんだ?」
言うと一色はニコニコしながら答えた。
一色「わたしと一緒にご飯を食べれる権利をあげます。可愛い後輩とご飯なんてチャンスですよ!」
八幡「それ勝っても負けても変わらねーな」
こいつは夜飯を食べていく気満々なんだろう。
まぁ親も帰りは遅いし、小町も一色の分も作っているのだろう。
なんだこの賭けは……
賭けになっていない賭けが成立したところでゲームを始めた。
俺は手首だけでリモコンを動かして操作している。
それに対して一色は体を大きく動かして動いたりしている。
ちょくちょく肘とか当たって痛いからね。
気をつけてくれないかな。
少しラリーが続くと一色が声をあげた。
一色「おりゃぁぁぁぁ」
そう言って俺がボールを返すタイミングに合わせて、一色がスタートボタンを連打し始めた。
おかげで返すタイミングがズレて空振りしてしまった。
八幡「いや卑怯だろ今の」
一色「なんの事ですかー?」
一色は人差し指を頬に当てながらとぼけてませた。
相変わらず卑怯な野郎だぜ。
一色は疲れてきたのか、少し息が荒くなっていて、足元がふらついていた。
八幡「大丈夫か?」
一色「はぁはぁ。敵の心配をするなんて甘いですね。まだ勝負はついてませんよ。あっ…」
言い終えると同時に足を絡ませたのか、倒れそうになっていた。
俺は無意識に手を伸ばし支えようとしたが、一色を片腕で抱きかかえるような体制になってしまった。
一色「あ、あの。先輩…?」
一色は顔を少し赤らめていた。
こいつってこんなに可愛かったっけ?
八幡「あ、その、なんだ。すまん」
一色「い、いえ。ありがとうございます…」
なんだよこの空気?
沈黙が続くと、さっきの一色の肌の感触やら匂いやら思い出しそうだ。
一色もだんまりしている。
いつもはもう少し喋るくせにこいつ……
こんな沈黙の中キッチンの方から視線を感じて、俺と一色はそちらを振り向く。
小町がニヤニヤしながらこちらを見ていた。
小町「ご飯できたけど食べますかー?それともまだ2人で遊んでおきますか?」
八幡「飯にしてくれ。一色もそれでいいだろ?」
一色「あっ、はい。すみませんいただきます」
最初から食べる気しかなかったくせに。
たが、さっきの沈黙も無くなったからよかった。
ナイスだ小町。さすが出来る妹。
だけどそのニヤニヤ顔はやめようね。
さて飯でも食べるか。
*****
晩飯を食べ終わり小町に言われ、一色を家まで送る羽目になってしまった。
まぁ、一色を夜道を一人で帰らせるのも少し心配なので別にいいのだが。
一色「いやー、小町ちゃんって料理上手だったんですね!美味しかったです」
八幡「当たり前だ。お前も少しは小町を見習えよ」
一色「勝手にわたしが料理出来ないって決めつけないで下さい!簡単なのなら出来ますよ」
八幡「どうだか」
一色がプンプンと怒りながら言ってきたのは俺は適当に返す。
一色「信じてないですね。ちゃんと出来るってところ見せてあげます!」
どうやら俺の反応が気に食わなかったのか一色はそう言いだした。
八幡「いや見せてあげるって言われても……見せようがないだろが」
一色「先輩って一人暮らしなんですよね?だから今度作ってあげます」
八幡「……え?」
嫌だ。絶対嫌だ。
俺の聖域(家)を汚されるわけにはいかない。
入り込んでいいのは小町と戸塚だけなのだ。
だって天使だからね!
俺は一色が分かるようにメチャクチャ嫌そうな顔をしてやった。
一色「また嫌そうな顔しないで下さいよ。さすがに傷つきますよ?」
八幡「いやそんな事言われても、嫌なもんは仕方ねぇだろ」
一色「結局ハッキリ言っちゃうんですね……」
だって雰囲気で分かってくれないなら、ハッキリ言うしかないじゃないか。
だが言葉で言っても分からないのが、一色なのである。
一色「いつか葉山先輩に、手料理をご馳走する事になるかもしれないじゃないですかー。だからその時のために、男の人にわたしの料理の感想とか聞きたいんですよ」
八幡「お前まだ葉山の事諦めてないのかよ。それに料理とかは学校で調理実習とかあるだろ。それでもクラスの男子に食わせとけ」
一色「調理実習だと作る料理とか決められてるし、数人で作るからわたしの料理とは言えません!」
ふむ。それは一理あるな。
……はっ!説得されてどうするんだ俺!
それでも一色は口を止める事はなかった。
一色「それにさっきのゲームで、一応先輩が勝ってたじゃないですか!なのでわたしとご飯する義務があるんですよ!」
八幡「あれ?権利じゃなかったっけ?義務と権利だと全然違うんだけど?」
権利だったらその権利を使わなければいいだけだ。
義務と言われたらそれはもう、強制参加みたいなものだろう。
一色「それじゃあ、いつにしましょうか?」
あらあらあら?すでに決定されてしまったのかしら?
一色はニコニコしながら俺の方を見ている。
まぁ、仕方ないか。
八幡「あー…なら暇な時連絡する」
一色「毎日連絡来るのはちょっと面倒くさいんですけど……」
八幡「おい。俺を毎日暇人扱いするんじゃねーよ。暇だけど。だが連絡はしないから安心しろ」
なんだかんだで、料理を作ってもらう事になってしまったな。
雪ノ下みたいなレベルは無理だとしても、由比ヶ浜以上ではあってほしいものだ。
そんな会話をしていたら駅前まで着いていた。
一色「ここまででいいですよ!先輩も電車乗るんですよね?」
八幡「ああ。そうしてもらうと二度手間にならないから助かる」
俺と一色は電車に乗るのだが方向は逆なのだ。
ここまででいいと言ってくれたのも、俺のためなのだろうか?
だとしたら意外といい奴なのかもしれない。
八幡「じゃあな。気をつけろよ」
一色「はい!先輩も捕まらないように気をつけてくださいよ」
一色は可愛らしい笑顔を浮かべて一言言った。
こいつ俺が何をすると思っているんだ。
そこで俺と一色は別れた。
まったく。可愛くねぇやつだな。
*****
大学生活も数日が過ぎていた。
俺は相変わらずぼっちなのである。
この大学では必ずサークルには所属しなければならないらしい。
なんでそんな規則あるんだよ。
ぼっちに優しくねぇな。
ぼっちな事もあり、俺はまだサークルには所属していない。
やりたい事が見つかりません!
なんて将来の夢を聞かれた時の反応状態だ。
俺は専業主夫なんだけどね。
サークルの種類も多いのでこれまた決めるのが面倒くさい。
俺が講義が始まる前にうーんと悩んでいたら、隣に座ってくる女性がいた。
三浦優美子。
そう言えば由比ヶ浜がこいつもこの大学だって言っていたな。
で、なんでこいつが隣に座ってんの?
三浦「ヒキオ」
三浦はどうやら俺に用があるらしい。
珍しい事もあるものだ。
大学生活では絶対に関わる事はないものだと思っていたし、三浦もその気のはずだろう。
だって名前覚えられてないレベルだし……
三浦「聞いてんの?」
八幡「なんだよ?」
三浦「あんたもうサークルとか入ってんの?」
八幡「ちょうど今その事で悩んでいたところだ」
そう返したのだが三浦は不機嫌そうに言ってくる。
三浦「は?そんなことはどーでもいいの。入ってるのか入ってないのか聞いてんだけど」
ふえぇぇぇ。この人怖いよぉぉぉ。
これ以上機嫌を損ねるのも身の危険を感じるので、無駄な事は言わないでおこう。
八幡「まだ入ってない」
三浦「ならあんたもテニスサークル入って」
八幡「……は?」
これはあれか。誘われているのだろうか?獄炎の女王に?俺が?
俺が三浦に誘われるな覚えはないんだけどな。
八幡「なんで俺がテニスとしなきゃならねーんだよ。意味がわからないのだが」
俺が説明しろと促すと三浦は話し出した。
三浦「あーしテニスサークルに入ろうと思ってるんだけど、人数が少なくてサークル自体がなくなりそうなわけ」
八幡「ほう」
三浦「分かった?」
え?説明終わりなの?
それだけで分かるわけない。
大体それで伝わる人などいるのだろうか?
これは俺より三浦の方が悪いはずだ。
八幡「いや、説明するならきちんとして貰いたいんだけど」
こんな伝わりづらい話でも、聞いてあげる俺って優しいなぁ。
三浦は面倒くさそうに続ける。
三浦「人数足りなくてサークル潰れるから、あんたが入って潰れないようにしてって言ってんの。ヒキオってそう言う人助け的なの好きでしょ。あんな部活してたんだし」
八幡「いや全然好きじゃないのだが。俺は仕事だからしていただけで個人的には人助けなどしない、むしろ助けられたいまである。それにあの部活は平塚先生に無理矢理入れられただけだしな」
三浦「何?仕事なら出来るけど、あーしが個人的に頼んだらダメなの?」
三浦はムカついているのか、少し早口になっていた。
それにしてもあれだな。
個人的にお願いするとしても、俺にするのが間違っている気がする。
お願いされるの事自体は悪い気分はしないのだが、人助けなどは好んでする事ではない。
決して面倒くさいわけではない。
八幡「いやそんな言い方されてもな。それに海老名さんとか他の友達誘えばいいだろ。お前友達いそうだし」
三浦「姫菜は同人誌?とか言うサークルに入っちゃったから無理に誘えないし。友達に言ってもテニスが嫌なのか微妙な反応されるから無理言えないし」
そう言う三浦の顔は横を向いているからよく見えなかったが、曇った表情をしていたのだろう。
それに、ここで俺が話を聞かずに流してもあまり意味はないのだろう。
少しくらい考えてはやるか。
八幡「あー…あれだ。いきなり言われてもあまりピンとこないからな。考えさせてくれ」
三浦「分かった。なら決まったら連絡して」
そして三浦は席を立ち去って行った。
今から講義始まるし、お前の連絡先とか知らないんだけど……
*****
【八幡家】
家に着くなり、テニスサークルに入るかどうかを考えていた。
テニスなんて体育の授業でしかした事ない上、道具を揃えなければならないからそれなりに金もかかりそうだ。
これは考えたら、すぐにノーと言う答えが出てきちゃうんだな。
なのでここは詳しい人に話を聞くのが一番良いだろう。
さっそくメール……
いや、電話にするか。
べ、別に声が聞きたいとかそんなんじゃないんだからね!
そうして俺は携帯を手に取りその相手に電話をかけた。
戸塚「もしもし?」
電話の相手は戸塚だ。
まったく。声を聞いただけなのになんでこんなにも幸せになるのだろうか。
八幡「いきなり電話してすまんな。迷惑じゃなかったか?」
戸塚「大丈夫だよ。それに、久しぶりに八幡の声聞けて嬉しいよ」
なん…だと……
なんだこの感情は…
そうか。これが恋か。
俺は無言でそんな事を考えていたせいか、戸塚は困ったようにしてしまった。
戸塚「八幡?大丈夫?」
八幡「あ、ああ。大丈夫だ。それで聞きたい事があるんだが」
戸塚「何?僕で答えれる事なら何でも聞いて」
おっとと、うっかり好きな奴とかスリーサイズ聞きそうになってしまったぜ。
なんでだろうなぁ?
八幡「テニスって道具揃えたりするの大変なのか?」
意外な質問だったのか戸塚は戸惑っていた。
戸塚「テニス?うーん……道具を全部揃えるとなるとそれなりにかかるよ」
八幡「やっぱそうなるか」
戸塚「八幡がテニスの事で電話するなんて珍しいね。何かあったの?」
八幡「三浦にテニスのサークルが人数不足で潰れそうだから入って欲しいって言われたんだよ。まだ入るかは決めてないけどな」
本当はもう少し乱暴な言い方だったけどね。
戸塚にそんな事は言えない。
なので簡単に説明した。
戸塚「そっか。でも八幡もテニスしてくれたらそっちに戻った時一緒にテニス出来るね!」
戸塚は今県外の大学で寮生活をしている。
戸塚と同室の奴羨ましい。
戸塚とテニスをする事を考えると、意外とあっさりサークルに入ろうと思ってしまった。
だって戸塚と会うための口実できるし。
よし、入ろう。
俺は嬉しすぎる気持ちを抑えた。
八幡「多分入る事になると思うから、帰ってきたらテニスでもなんでも誘ってくれ」
戸塚「うん!楽しみが増えて嬉しいよ」
戸塚は元気よく言った。
何故だろう。戸塚が喜ぶと俺も嬉しい気分になるのは…
そうか。これが恋か。
さっきも確認したなこれ。
八幡「色々教えてくれてありがとな。じゃあな」
戸塚「うん。ばいばい八幡」
名残惜しいが電話を切った。
さて、三浦に連絡しないとな。
だから連絡先知らねーんだよあいつの。
どうやって連絡したものか。
*****
【大学】
結局あの後、由比ヶ浜を通して三浦に入る事を伝えた。
由比ヶ浜に「なんで優美子と同じサークル入るの?」とか聞かれたけど全て三浦に聞けの一点張りで通した。
説明するの面倒くさいしな。
そんなこんなで今日は朝から三浦に呼び出されていた。
サークルについての話だよね?
カツアゲとかじゃないよね?
待ってる間に不安な気持ちになってしまう。
早く来いよあいつ。
などと考えていると門の方から、金髪で髪を揺らしながら入って来たいるのが見えた。
三浦「待った?」
八幡「めちゃくちゃ待ったぞ」
三浦「あっそ。で、サークル入るんだよね?」
三浦は待たせたからと言って、謝罪の言葉も無しに話を続けた。
こいつ社会に出てやっていけるのだろうか?
俺はそんな自信ないので、社会に出る気すらないから大丈夫だ。
八幡「ああ。それでサークルの代表とかに挨拶行った方がいいのか?」
三浦「まだいい。それにあと1人探さないとサークル潰れちゃうし」
八幡「えー……?」
まだ人数足りてねーのかよ。
テニスとか普通にしたがる奴いそうだし、人数足りそうだと思うが。
八幡「お前もしかして呼びたした理由って…」
面倒くさそうな答えが返ってくる事を承知で聞いてみた。
期待に応えるような言葉が返ってきた。
三浦「あーしはあんたを誘ったじゃん?だから次はあんたが誰か誘ってきて」
やはりか。新入生歓迎を新入生がしなければならないのか。
サークル代表何してんだよ……
八幡「そんな事言われてもな。俺友達いないし。誘えたとしても入ってくれる人なんていないぞ」
俺は確信していたから堂々と言い張った。
三浦「あーしも大学入ったばっかりなのに頼まれたの。だからヒキオも頑張れ」
その頑張れは応援しているのではなく、投げやりになっているのが分かるのですが。
まぁ、確かに三浦もまだ知り合いが少ない中で頼まれたのは事実だ。
俺もそれなりに頑張ってみるか。
無理なら諦めよう。
八幡「集まらなくても文句言うなよ?」
俺は無理だった時の保険をかけておく。
三浦「はぁ?そんなん駄目に決まってるじゃん」
なんでだよ……
もう分からん。人間怖い。三浦怖い。
そのまま三浦は任せたと言って去っていく。
人任せにしやがった。
人と思われてるだけまだマシだ。
ポジティブにならないと、心が折れかけている俺って……
*****
サークルの勧誘ってよく考えたら、よく考えなくても知らない人に話しかけるんだよな。
ハードル高すぎるだろそれ。
乗り越えれる気しないんだけど。
なので俺は、乗り越えれないならハードルを下げてしまおう大作戦に出た。
まずは知っている顔がいないかを探すことにした。
相手が俺の事を知っているかは分からないけど。
とりあえず大学内を歩き回った。
見事にいない。知ってる奴ゼロ。もう諦めたい。
八幡「休憩するか」
俺は自販機でMAXコーヒーを買い、外のベンチに腰を掛け風に当たっていた。
人が多いのに知り合いに会えないって、やっばり友達いないな俺。
ぼっちなのを再確認しただけな気がする。
⁇⁇「だーれだ?」
不意に後ろから手で目を隠され、耳元で囁かれた。
それに背中には柔らかい感触。
……なかなかでかいな。
なんてエロオヤジな感想が出てくる。
ってか本当に誰だよ?
新手の嫌がらせ?
嫌がらせなのにされる側も少し幸せになる嫌がらせか?
それ嫌がらせになってないな。
俺があたふたしていると離れてくれた。
くそっ!あと少しくらい幸せな気分を味合わせろよ!
振り返ると幸せな気分が全てなくなるくらいの人物が立っていた。
陽乃「ひゃっはろー!正解は義姉ちゃんでした」
八幡「誰が義姉ちゃんですか…」
俺はあからさまにテンションを下げた。
確実に相手に伝わるように。
そんな事もお構い無しに陽乃さんは絡んでくる。
陽乃「比企谷君はこんな所で何しているのかな?」
八幡「まぁ、色々と。そういえば理系の大学じゃなかったんですか?」
陽乃さんは確かに理系だったはずだ。
なのに何故こんな所にいるのだろう?
陽乃「ちゃんと理系だよ。ここの大学文系理系で分かれてるの忘れちゃったのかな?」
八幡「…そうでしたね。てっきりもっとレベルの高い大学に行っているのかと思いましたよ」
別段ここの大学が馬鹿なわけではない。
それでも陽乃さんはもっといい大学に行けたはずだ。
やっぱりよく分からない人だ。
陽乃「色々とね〜。比企谷君はサークル決めたのかな?」
八幡「まぁ、一応。よく分かりませけど」
なんだか陽乃さんに自分の情報を教えるのを自然と嫌がる自分がいる。
なのでサークルを教えるのはやめておこう。
陽乃「何に入ったのかなー?教えて」
陽乃さんは聞き出す気満々だったらしい。
ここで逆らったら後が怖い。
八幡「テニスサークルです」
陽乃「およ?意外だねー。比企谷君がテニスってイメージまったくないけど」
八幡「俺もありませんでした。けどまぁ、成り行きでちょっと」
陽乃「ふーん…」
陽乃さんはその説明だけで全てを理解したかのような態度だった。
陽乃「比企谷君は相変わらずだねぇ。そんなに人助けが好きなのかな?」
やっぱり理解している。
この人何者なのだろうか?
八幡「いや別にそんな事好きじゃありませんよ。大体俺が人を助けるなんて無理ですし」
陽乃「それなら今まで助けを求められた事はないのかな?」
八幡「…………」
つい黙り込んでしまった。
はっきりと言われた事がある。
「いつか私を助けてね」と。
俺は彼女を助けられたのだろうか?
俺と雪ノ下と由比ヶ浜の関係は、高校生活を通して強く結ばれたと思う。
きっと彼女らもそう思っている。
だからこそ。近づき過ぎたからこそ助けれたのかが分からない。
むしろ助けられたのではないかとすら思ってしまう。
駄目だ、今考えても答えが出ない。
八幡「どうでしたかね?覚えてませんよ」
そんな言葉しか出てこなかった。
陽乃「つまんないの」
陽乃さんは小さく呟いた。
そんな小さな言葉は、聞き逃せないほど耳に残ってしまった。
陽乃「ならまたね比企谷君。大学生活を楽しみたまえ」
陽乃さんは去っていく。
まるで今の俺に失望したかのように。
陽乃さんの考えてる事は、俺にはまったく分からない。
俺の頭をフル回転させても何も分からない。
俺の知っている人の中で一番謎めいた人だという事ははっきりしていた。
*****
陽乃さんと別れた後もサークルの勧誘を続けていた。
まぁ、まだ誰にも話しかけれてはないんだけどね。
時間は昼を過ぎてきたので飯を食べる為に学食に行った。
人が多く座れる場所が少ない。
辺りを見渡して座れるところを探すと空いている席があった。
そこへ向かって歩いて行くとその隣に座っているのは川崎だった。
どうりで誰も座らないはずだ。
あの人怖いもん。
これはちょうどいいかもしれない。
八幡「隣いいか?」
俺が言うと川崎は無言で少しスペースを作った。
座れという事らしい。
八幡「すまんな。座れるところがなくてな」
沙希「別にいいけど」
意外と話せるものだな。
この流れのまま本題に入るか。
八幡「お前ってもうサークルとか入ったのか?」
沙希「まだだけど。それがどうかしたの?」
八幡「テニスサークル入ったみないか?」
沙希「テニス?」
川崎は不思議そうにしていた。
そりゃそうだ。
いきなりテニスと言われてもピンとこないだろう。
断られる事覚悟で聞いているのだし、断られても仕方ないだろう。
沙希「よく分かんないけど困ってるの?」
八幡「まぁ、少しな」
沙希「そ」
やっぱ無理か。
あんま興味なさそうにしているし、諦める方がいいな。
だけど川崎は予想外の反応をみせた。
沙希「あんたも入ってるんだよね?」
八幡「まぁな。人数不足でサークル潰れそうなんだ」
沙希「あたし道具何も持ってないんだけど……」
ですよねー……
沙希「それでもいいなら入ってもいいよ」
八幡「えっ?」
沙希「あんたが誘ってきたのに何そんなに驚いてんの?」
いや驚くだろ。
駄目元で聞いてみたんだし、道具も持ってないのに何故こんなにも協力的なのだろうか?
八幡「いいのか?誘ったの俺だけど俺もよく分からんぞ?」
沙希「何それ?馬鹿じゃないの?そんな事言ってあたしの気が変わったらどうするの?」
八幡「いや、助かる。すまんな」
沙希「別に。あんたには借りがあるからね。ここで返しとくよ」
助かった。これで三浦に文句を言われる事もないだろう。
川崎いい奴だな。怖いとか思って申し訳ない気持ちになってしまう。
俺たちが会話をしていると、周りから視線を感じた。
何故か俺と川崎の事を見ている人が数人いるのだ。
本当になんでだ?
八幡「別に借りとかそんなん気にしなくていいんだがな。それじゃ三浦に報告しとくか」
飯も食い終わり席を立とうした。
だが袖の方に違和感がある。
川崎が掴んでいたのだ。
沙希「え?あいつもいんの?」
あー……
そう言えばこいつ三浦と仲悪かったっけ?
先に言っとくべきだったな。
八幡「そうだけど……やっぱやめとくか?」
川崎はため息をつき、諦めたように口を開いた。
沙希「いや、いいよ。一度は言ったことだしちゃんとやるよ」
騙してはないのに罪悪感があるな。
まぁ、なんとか人数は集まってよかった。
八幡「なら一緒に来てくれないか?一度サークルに顔出さないといけないと思うしな」
沙希「べ、別にいいけど…」
川崎は少しもじもじしていた。
強気な女の子がこんな姿を見せると得した気分になります。
*****
三浦「誘ってきたってそいつの事?」
今日一日の講義が終わり三浦に話に行くと、開幕早々喧嘩腰でつっかかってきた。
川崎「そうだけど。何か文句ある?」
あちゃー。
川崎さんも喧嘩買っちゃいまいしたよ。
同じサークル同士仲良くしようぜ!
なんて事も言えない。
仕方ないよな、俺もこの二人と仲が良いわけではないのだし。
三浦「別にないけど。あんたも勧誘お疲れ様」
八幡「本当に疲れた。だから帰っていいか?」
三浦「駄目に決まってるじゃん。きも。」
今のどこに、きもい要素があったのだろうか……
今から俺と川崎はサークルに入るために、書類やらなんやら提出せねばならない。
はぁ……
不安な気持ちだらけだが、俺のサークルは決定したのだ。
三浦優美子と川崎沙希。
そして比企谷八幡。
高校生活では考えられなかった三人が同じサークルに入るのだ。
これ絶対上手くいかねぇよな……
前回に引き続き読んでいただきありがとうごさいます!
陽乃さんっていくつ年上だっけ?
オリジナルキャラ出るけど名前はあった方がいい?
前回のコメントのグループワーク?っての詳しく教えて!
↑
の事とかコメントで教えていただければ光栄です。
それではまた。
自分はオリキャラは名前つけないほうが無難な気がします。
女とか、短髪とか、そういう普通名詞の形のほうが無難かと
。
どんなオリキャラかに依るのでは?
物語上重要で出番が多かったり重要な役回りだったりするなら名前有で良いかと、個人的に
オリキャラに名前とか痛いから止めとけ
八幡は千葉大入ったのか
たしか陽乃は千葉大だったし3つ上だから八幡入ってきたときまだ4年だよね
サキサキ、八幡、あーしさんの大学ラブコメの続きが凄く気になります。