2022-08-19 22:28:49 更新

概要

 ※この話には「R-18」「シリアス」「ハーレム」は含まれておりません。今後そういった表現がある場合は、予め冒頭で表記致します。
 また、自己解釈な部分や、ところどころ伝わりづらい部分などが含まれ、誤字脱字の可能性もございますので、そういったところに気持ち悪さや不快感を覚えた場合は大変に申し訳ございません。あらかじめご了承おきください。
 上記を踏まえた上で読んでくださる方は引き続きスクロールしてください。また、皆様の色々なご意見ご要望受け付けております。


「……んん……………………………………ん?」⦅ムクリ⦆


 気が付くと自分は地面に伏していた。訳が分からないままゆっくりとその身を起こす。


「(…いったいどこなんだここは。 ≪見渡し≫  確か俺はさっきまでベッドで寝ていたはずだ。これは夢……なのか?いや、夢ならばこれが夢であるという自覚は持てないはずだ。いつも夢の内容など覚えていない奴が急に自覚を持ち始めるだろうか?例えそうだとしても夢にしては感覚がはっきりしすぎているし、周りの景色だってあまりにも鮮明すぎる。

 …とりあえず現状の確認だ。……自分が立っている前方に道が続いているだけだな。見渡す限りは…道の両側に林があるだけか。後ろも道が続いているだけだな……ん?いや、何かあるな……あれは随分と大きな建物だな。)」


 思考が追い付かないまま、とりあえず見渡すとそこはただ林と道が続いているだけで、あとは後方に巨大な建物があるだけであった。だがもう一つ、現状で驚くべきことがあった。


「(…?よく見たら素っ裸だな。靴どころか靴下すらはいていない。なぜ俺はこんな格好でこんなところに倒れていたんだ?)」


 この現状を理解するのにはあまりにも情報が足りなかった。考えれば考えるほど今の状況に頭を悩ますことになる。


「(仕方ない。ここは一旦考えるをやめよう。あの建物に行って何かしらの情報を得よう。それが現状を知る唯一の手掛かりになるはずだ。だがその前に、この格好をどうにしないとな。)」


 考えた末、あの建物に向かうことにした。そのためにも人と会うかもしれないのでこの格好をどうにかしようと辺りを見渡した。


―その時だった


「(…あれは…人か?)」


 すぐ近くに倒れている人間が目に入った、いや目に入ってしまった。よく見るとその人間は男性であり、自分の方に向かって白目を剝いていた。姿が姿なだけに近寄りがたいが、意を決して恐る恐る近づいてみる。


「(何でこんな場所に倒れている?いやそれは自分も同じだったな。…それよりもこいつ、脈が止まっているな。見たところ外傷とかはないようだが…それにこの服、見覚えがあるな。確か…軍服か?白いから海軍の軍服だったか?そうなると今は夏か?

 だがちょうどいい。着るものが無くて困っているからな。こいつがしばらく素っ裸で放置されることにはなるが、このまま苔むしてしまうよりは誰かに着てもらった方がこの服も本望だろう。)」


 訳も分からない状況なのにまた一つそんな状況が増えてしまい、段々と感覚が麻痺していく自分に心底呆れている。とにかく死んでしまっているならば身に着けている衣服と靴を頂戴したいという考えがよぎった。


「……失礼いたします、衣服と靴を勝手ながら頂戴いたします ≪服を脱がす≫」


 合掌したのち、社交辞令ー”社交”かはわからないがーをし、体に傷をつけぬように衣服類と靴を脱がし、いただくことにした。


「(なぜ兵が、それも一人だけこんなところで死んでいるのだろうか。外傷はないが自殺か他殺かはまだわからない。もし他殺であればこの服を着ているのは非常にまずい。犯人が再び現れて『生きていた』と思われる可能性があるし、最悪”今度こそ”殺してやろうと襲ってくるかもしれない。とはいえ”着ていない”のも問題だしな。

 …その際は本人が生きていたのではなく衣服を勝手に着ている他人だと言えばいいか。それもそれで問題ではあるが…まぁ言い訳は聞かれたときに考えよう。)」


 そう思い建物へと歩き始めた時だった。


<ドゴーーーーーーン!!!!!>


 突如、遠くから心臓に響くほどのとてつもない轟音が聞こえてきた。


「!!」



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「………………………………」


「いかがなさいましたか?高鈉(こうどう)中将?」


高鈉「ん?あぁ、いや…な。畝坐木(うねざき)があそこに着任してから1年が経つが、一体どうしているかと思ってな。」


「あぁ…あそこは以前は酷い事件がありましたからね…ですが着任した畝坐木少佐は大丈夫だと思いますよ。」


高鈉「ほう?杁沢(いりざわ)はそう思うか。なぜそう思う?」


杁沢「少佐とはお話したことがございますが、物腰やわらかくて気品も高く、私としてはとても好印象な方だったからですよ。士官候補生時代でも彼は周りの方から好かれていましたからね。」


高鈉「そうか…あぁそういえば君と畝坐木は同期だったな。よくよく考えたら君が大佐で彼が少佐か…その時の期生たちは優秀だったようだな。」


杁沢「そう言っていただけて光栄です。ありがとうございます。今のお言葉を同期の方にも聞かせてあげたいです。ですが中将は少佐のことで何か気になさっていることでもあるのでしょうか?」


高鈉「まぁそうだな。」


杁沢「でしたら、私の方で連絡を取ってみましょうか?あ、この際ですし、演習を申し込んでみるのも良さそうですね。」


高鈉「なるほど、それは良い考えだな。久しぶりに学友に話をしたり実力を確かめ合ってみるといい。あぁ、あと暇な時で構わないから彼の近況などを私に連絡してくれ。」


杁沢「かしこまりました。では中将のお時間のよろしい時に再度連絡いたします。あと、申し訳ございませんがこの後11時から大島鎮守府との演習がございますので、ここで失礼させていただきます。」


高鈉「あぁ、そうだったのか、それはすまなかったな。では、この件は頼んだぞ。演習頑張ってこい。健闘を祈っている。」


杁沢「はっ!!≪敬礼≫失礼いたします!!」≪退室する≫


高鈉「……好印象な方、か。(そうであればよいのだが、前任の司令官がしょっ引かれたあと、すぐにあの鎮守府に無理に着任したことがきな臭い。それに彼には他の鎮守府の着任通知が来ていたはずだが、それを蹴ったということも分かっている。だがそれだけだ。それだけしか分からなかった。一体どうやって蹴ったんだ?着任時はまだ訓練生だったはずだ。断ることなど出来ない。この一件には大きな裏が隠されていそうだな。やはり私では無理があるな。仕方ない。) 川内!」


川内「⦅シュタッ⦆ はーい、どうしたの提督?…夜s「違う」 だよね~。それで?どうしたの?」


高鈉「少し調べてほしいことがある。今は哨戒中だが青葉とも協力してほしい。木更津鎮守府に畝坐木という男がいるんだが、一年前に着任している。あそこで凄惨な事件が起こったというのはお前も知っているはずだ。だが、この男の経歴を先日調べたらな、着任する前後の情報が不明瞭なのだ。何か秘匿にされていることがあるかもしれない。

 もちろん、権限はこちらが持っているから安心して調査にあたってほしい。憲兵の中に私が信頼している奴がいるから、何かあればそいつとも連携しても構わない。話は通しておくから私の名前を伝えれば通じるはずだ。あそこの鎮守府の艦娘のために頼む。」


川内「よっし!わかった!頼まれた!じゃあさ、じゃあさ、今度夜戦させてよね!じゃなきゃ割に合わないよ!」


高鈉「わかっている。今度、夜間の哨戒任務の時にお前を旗艦にして出撃させる。ただ、一つだけ注意してほしいことがある。この調査、大きな裏があると私は睨んでいる。未曽有の事態も想定して慎重に行動してくれ。」


川内「わかった、気を付けるね。青葉にもよく言っておくよ。あとは何かある?」


高鈉「いや、あとは無いな。では頼んだぞ。報告を期待している。」


川内「了解っ!!≪敬礼≫」≪退室する≫


高鈉「(さて、こっちはこっちで、何かあっても対処できるよう色々準備をしておくか…)」


後書き

キャラのイメージ(外見)が必要な方は参考にしてみてください。
※あくまで参考なので推しキャラでしたら申し訳ございません。
また、このキャラが好き・嫌いだからという訳でもないこともご了承おきください。

冒頭のキャラ(男):「慎重勇者」の竜宮院聖哉
高鈉(こうどう)中将:「終わりのセラフ」の一瀬グレン
杁沢(いりざわ)大佐:「カウンターサイド」のナカシマ・シズカ
畝坐木(うねざき)少佐:「PSYCHO-PASS」の槙島聖護
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最後まで読んでいただき誠にありがとうございます。
今後もどうかごひいきしていただけると幸いです。


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