2020-02-26 01:04:17 更新

概要

童話。


前書き

頭を空っぽにしてみてください。


ビアンキは幼少期の頃お父さんから宝箱を渡されました。


その時にお父さんからこう言われました。


「いいかいビアンキ、この箱は30歳になってから開けるんだよ」


ビアンキは当時ものすごい元気よく頷いておりました。


そしてビアンキがあれから22回目の誕生日を迎えた時でした。


彼は会社員で毎日くたくたでした。


「そうか、父さんはこんな立派な毎日を過ごしていたんだな」


ビアンキは感動しました。


そんな時に、ふと父の言っていたことを思い出したのです。


「あ、そういえば父から30歳になったらあけろと言われていた箱があったな」


キッチンの棚の上、奥の奥底にそれはありました。


何が入っているんだろう、ビアンキはワクワクしました。


「この未来を見据えてマッサージ機とかだったら笑う」


ビアンキは苦笑いました。


ワクワクと


しかし、


恐る恐ると、


色々な思いを抱きながらビアンキは箱を開けました


きしむ箱の音。広がる埃っぽい匂い。


柄にもなくプレゼントを開けることに胸を高ぶらせながら。


「おや?」


しかし箱の中には何も入っていませんでした。


その代わりに、箱の底にはペンで書かれた文字が。


メッセージかな?


そこに記載されていたのはとても不可解な言葉でした。









***************







なぜもっと早く開けなかった?







***************





ビアンキはその言葉を見て考えこみました。


「お父さんが30歳に開けろっていったんじゃないか」


人生には理不尽なこともある。


だがこれほどにまで不可解な理不尽は初めてだ。


結局プレゼントも何も入っていやしない。


どうしろというんだ。





ビアンキにはその意味が、


さっぱり分かりませんでした。











後書き

ビアンキという名前はチャリンコからつけました。


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1件コメントされています

1: SS好きの名無しさん 2020-02-26 02:27:24 ID: S:PiglnW

殺すぞ ByTKD


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