コンビニでバイトしてたら、後輩として入ってきた艦娘に鎮守府へ連れていかれた。
ロー○ンでバイトしてた男が誘拐されて鎮守府内の職につく話
こちらもなんとなくではじめました。
店長「じゃあ瀬野くん、あとはよろしくね!加賀さんも!」
瀬野「はい!」
加賀「はい」
瀬野(やあみんな、主人公だ。突然だが、うちのロー○ンには2週間前から艦娘がやってきた。その名も、加賀さん。なんとあの一航戦だ)
加賀「......」客待ち
瀬野(これがえらい美人さんなんだ。以前から、ここのロー○ンはオーナーが鎮守府の提督と中がよく、コラボと評して様々なグッズを販売していた。俺はもともとセ○ンでバイトをしていたが、艦娘という存在と曽祖父の影響で、このロー○ンにジョブチェンジした。それが約三ヶ月前の話だが、まさか今度はグッズではなく艦娘さんご本人が店員としてやってくるなんて考えられんかった)
加賀「いらっしゃいませ」
瀬野(はじめのうちはすごく大変だったよ......)
加賀、アルバイト(?)三日目
加賀「......」
瀬野「いらっしゃいませ~」
客「おいおい、客に挨拶しねえとはどういうことだお嬢ちゃん?」加賀に絡む
瀬野「ちょ、お客様!」
加賀「......」睨みつける
客「なんだその目ぇ!」
瀬野「お客様、こまります!」
客、喚き散らしながら出ていく
瀬野「か、加賀さん!」
加賀「......なにかしら」
瀬野「えっと、もう出勤三回目ですよね?あまり強要するつもりはないんですけど、いらっしゃいませは言ってくれるとありがたいな~と......」
加賀「なぜ?」
瀬野「え」
加賀「なぜ、言う必要があるのかしら」
瀬野「そ、そりゃあ、きてくれた感謝の気持ちとか......」
加賀「よく意味がわからないわ。彼らはたしかにここへやってきて商品を買い、利益を生み出すでしょう。でも、それは彼らが望んだこと。彼らの意思。それに対して感謝する意味がよくわからないわ」
瀬野「う~ん......」
加賀「貴方はよく働いているわ。だから、むしろ客である彼らが貴方にたいして、感謝の言葉を述べるのなら理解できるけれど」
瀬野「そ、そうかな?」
加賀「ええ。こんな真昼からありがとう、と。私はお昼から夕方まで、たったの四時間しか勤務していないけれど、貴方は朝七時から夜の9時まで。今日は人がいないからそうなんでしょう?」
瀬野「なんでそれを......」
加賀「私の教育係のことも知っておこうかと、シフトを店長から聞いたわ。本来の基準以上の時間、貴方は進んで働いているらしいわね」
瀬野「あはは......できればそれは内緒にしてくれると......」
加賀「別に、店長を責めるわけではないわ。貴方の頑張りを客が労わないのに、貴方は客を労い感謝する。それが私にはよくわからなかっただけよ。私は貴方をかっているのだけれど」
瀬野「......うん、そっか。でも一応いらっしゃいませと、ありがとうございましたは言ってほしいかな」
加賀「貴方がそういうのなら、考えましょう」
瀬野「ありがとう」
回想終わり
瀬野(みたいなね。別に屁理屈だとも思わないし、最初のトゲトゲしい態度からよく2日でなついてくれたと思うよ。それも、今日で終わりだけどね)
加賀「いらっしゃいませ、お預かりいたします」商品受け取り
瀬野(レジ打ちもすっかり早くなってるな。いや自動レジなんだけど)
加賀「591円になります」
客「うぃー......ん?店員さんよく見たらめっちゃ可愛くね?」
瀬野(で、出たー!店員ナンパ!加賀さんこの二週間で何回されてるんだよ......しかも相手は髪の毛もキラッキラの金色。服もなんかチャラ男っぽいし、てか顔がチャラいし......嗚呼、加賀さん頼むからコンビニを嫌いにならないでくれ......)
加賀「......」お金渡されるの待ち
客「え、無視?そうだ、今日何時まで?」
加賀「......」
瀬野「(助け舟が必要かな)申し訳ありません、勤務中ですのでそのような話は控えていただけると......」
客「はー?関係ないじゃん。お前は黙っといてよ」
瀬野「(なんか加賀さんが来てからうちの店こういう頭おかしい客増えたな......)いえ、彼女の教育係ですので......」
客「だから何だよ。お、名札にバーコード付いてるじゃん。それ君のスキャンしてよ!いくらで買える?」
加賀「......」
瀬野「(加賀さんクールすぎだろ......確かにつまらないジョークだけど)申し訳ありません、彼女は商品ではございませんので」
客「だからうるさいな。お前に喋りかけてねーよ」
加賀「......」おもむろにレジ操作
瀬野「か、加賀さん?なにしてるの?」
加賀「貴方に教えてもらった、読み込んだ商品の取り消しをしているのよ」
瀬野「え、なんで?」
加賀「この方は何も買うつもりが無いようだから。お金がないなら来ないでいただけるとありがたいわ。貴方には私は買えないし」商品戻しに行く
瀬野「......」唖然
瀬野(加賀さんカッコよすぎだろ!!マジかあの人!!)
客「ちょ、意味わかんねーし。おい!」
加賀「なにか?」睨み
瀬野(こわ!初めて見たよ加賀さんのあんな顔怖すぎだろ!ごめん、やっぱり夜の10時まではストレス溜まるよね!でもなぜか昨日で終わりのはずなのに君がシフト入れたんだからそんな怖い顔しないで!!)
客「っ......居心地悪いなこの店!」カップラーメン蹴散らし
瀬野「おいおーい......加賀さんごめん、最終日にこんな悪い思いさせて」
加賀「気にしないわ、私が勝手にやってしまったことでもあるし。一緒に直しましょう」微笑
瀬野「えっ......あ、そ、そですね!」
瀬野(やっば、最後に良いもん見れたわ。なにあの笑顔。心霊スポットに持ってったらおばけ全員浄化されちゃうよ)
加賀「......もう、あと三十分で終わりね」
瀬野「ああ、そうですね。加賀さん、この2週間でもう立派になりましたよ。俺なんて慣れるのに一ヶ月かかりましたし」
加賀「貴方のおかげよ。丁寧に教えてくれて......それに、さっきみたいな時も積極的に助けてくれて。とてもありがたいわ」
瀬野「そ、そうですか?加賀さんも、もうちょっと言い返しても......」
加賀「貴方が客にはあまり失礼にしないようにと言ったから。それに、黙っていれば貴方が助けてくれるでしょう?」
瀬野「......はい」
瀬野(なにそれどういうこと。助けてほしかったってこと!?いつでも助けるぜぇ!!)歓喜
加賀「でも、さっきはごめんなさい。つい、頭に来てしまったわ」
瀬野「まあ仕方ないよ。時たまにああいう人が来るし。それに、加賀さんは綺麗だから、もう何回もされてるでしょ?」
加賀「ええ。だけどそのたびに貴方が助けてくれるから、悪くはないかもしれないわね」
瀬野「そっか。それなら良かったよ。海を守ってくれてる加賀さんには余計な負担させたくないから」
加賀「貴方がいてくれてるおかげで、初めてのことをしながらでも支障はなかったわ......あら、もう時間ね」
瀬野「あ、本当だ。じゃあ着替えて上がろうか」
加賀「ええ」
瀬野「あ、山田さんいた。お先に失礼します。あとはよろしくおねがいしますね」
加賀「お先に失礼します」
山田「ん、お疲れ様~」
------更衣室------
瀬野「あー疲れた......」
加賀「お疲れ様。ありがとう」
瀬野「あ、加賀さんまだいたんだ。うん、こちらこそありがとう」
加賀「......鎮守府の他の娘達も、ここに連れてきたいわ。貴方になら、任せられる。そして、貴方のことを彼女たちにも知ってもらいたいわ」
瀬野「そこまで言ってくれると嬉しいよ。ところで加賀さん」
加賀「何かしら」
瀬野「ここ、男子更衣室なんだけど。なんでいるのかな?着替え終わったんじゃないの?」
加賀「ええ、着替えは終わったわよ。貴方も終わったでしょう?なら行きましょう」手を掴む
瀬野「え、ちょ、どこに?」
-----店外-----
加賀「......」
明石「あ、加賀さん!その人が?」車に乗ってる
加賀「ええ、明石。さて、それでは行きましょう」
瀬野「加賀さん!?どこに行くの連れてかれるの!!」
加賀「鎮守府よ。さあ明石、出発」瀬野を押し込み自らも車内に入る
明石「はい!加賀さん、嬉しそうですね!では行きますよ!!」
瀬野「ちょっとおおおおおお!?」
瀬野(待て待て待て!こっから加賀さんがいる横須賀の鎮守府って結構距離あるよ?え、なに?なんで加賀さんこんなにひっついてんの?俺は困らないけど俺の俺が困るんだけど)
加賀「......こうでもしないと、脱走するでしょう?」
瀬野「え、なんで心読めたんですか」
加賀「ずっと貴方のことを見ていたからよ。それくらい、わかるわ。心配しないで、店長には言ってあるから」
瀬野「だからなんか今日の店長ワクワクしてやがったのか......!!」
明石「前代未聞ですね、艦娘による人間の誘拐!」
瀬野「あの、助けてくださいよ......」
明石「無理です!私も貴方に興味がありますし!」
瀬野「なんで!?今お初にお目にかかったところなのになんで興味あるの!?」
明石「珍しく加賀さんが誰かを褒め倒すもんですから、そりゃあ鎮守府の皆さん興味津々ですよ!」
加賀「明石。あまり余計なことは言わないように」
明石「えへ、怒られちゃいました!」
瀬野「......」
瀬野(確かに加賀さんは自分にも厳しいから他人にも厳しそうではあるけど、だからってそれだけで誘拐するかぁ?)
明石「あ、そうだ!私は貴方のこと、なんとお呼びすれば良いでしょうか?」
瀬野「え?まあ、普通に瀬野とか......」
明石「下のお名前はだめですか?」
瀬野「下の名前ですか?別に良いですけど」
明石「教えて下さい!」
加賀「......」期待の眼差し
瀬野(加賀さんめっちゃ興味ありげな顔してる......そういえば一度も言ってなかったけ。名札もひらがなで『せの』だし)
瀬野「......鈴です。風鈴の鈴で、すず」
明石「鈴さんですか~。良いお名前ですね!」
加賀「そうね。貴方らしいわ」
瀬野「ありがとうございます。漢字一文字なんで名前書く時楽で良いんですよね」
明石「あ~確かにそうですね。鈴って難しい字でもないですし」
瀬野「でも、鈴の読み方がリンだと思われることがあるんですよね」
加賀「男性なら、リンは凛々しいの凛ではないのかしら」
瀬野「やっぱ加賀さんもそう思いますよね!今どき鈴って名前は古いのかな......俺は気に入ってるんですけどね」
加賀「悪くないと思うわ」
明石「私も加賀さんに同意です!ていうか加賀さん、鈴さんと話す時やっぱり楽しそうですね!」
加賀「そうかしら?あまり感情表現は得意ではないけれど......」
明石「どう思います?鈴さん」
瀬野「加賀さんは、意外と感情豊かですよ。少し自惚れてるかもしれませんが、俺が褒めたときには嬉しそうな顔してくれますし。嫌なことは隠しがちですけど、嬉しいことは顔に出してくれるなと、この2週間で思ってました」
加賀「......まあ......間違ってはいないわ......」
明石「は!加賀さんが赤面している!!鈴さん鈴さん!写真撮ってください!」車のルームミラーで確認
瀬野「え、加賀さん、良いですか?」携帯取り出し
加賀「その......誰にもばらまいたりしないのなら」
瀬野「もちろんですよ!」連写
明石「あはは......」
明石(うわあ、鈴さんすごい楽しそう。加賀さんもまんざらでもなさそうだし!これは誘拐して正解ですね!)
加賀(気分が高揚するわ)
瀬野(こりゃ壁紙決定だな。前から思っていたが、いつ見ても顔が崩れてない。この連写した写真も全部綺麗だし。本当の美人は気を抜いてても美人なんだな)
明石「さて、まだまだ時間はありますし、瀬野さんは休んでいてください。ついたら起こしますので」
瀬野「あ、はい」
瀬野(寝るか......)
-----
瀬野「......は!」
瀬野「いや朝じゃん。夢かよ......あーあ、まさか加賀さんと離れるのが悲しすぎてあんな夢を見るとは......」
加賀「私がどうかしたかしら」
瀬野「ふぇ!? な、なんでいるんですか!?」
加賀「なぜって......ここは私の所属する横須賀鎮守府の仮眠室だからよ」
瀬野「え、あ~......夢じゃなかったかぁ......」
加賀「夢......? よくわからないけれど、お風呂に入りなさい。もう湯船の準備もできているそうよ」
瀬野「ああ、はい。わかりました」
加賀「それと、あそこのロー○ンを出ても、貴方と私の関係は変わらないわ。敬語なんて不必要です」
瀬野「そうd、そうか。じゃあわかった。お風呂いただくね」仮眠室を出て右へ
加賀「そっちにあるのはトイレよ。なにするつもりかしら」
瀬野「......案内してほしい」
加賀「やりました」決め顔
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瀬野「あーさっぱりした......流石は軍の設備だな。まさか海を一望できる露天風呂とは......」
加賀「どう?良いお湯だったかしら」
瀬野「ああ、もちろん。びっくりするくらい目が覚めたよ」
加賀「ならさっそく行きましょう」
瀬野「え、どこに?」
加賀「講堂よ。提督が貴方をみんなに紹介するの。そこでこの鎮守府での役割も教えてもらいなさい」
瀬野「なるほどな。っていうか、この服やけにサイズがピッタリだな」
加賀「何日か前に、寝ている間にこっそりと全身の採寸をさせてもらったわ」
瀬野「......いつから俺のこと誘拐しようとしてた?」
加賀「......黙秘権を行使するわ」
瀬野「おいおい」
?「あ、加賀さん!」
加賀「あら、赤城さん。今日はお早いのね」
赤城「そりゃあ提督から重大発表があると聞きましたから。して、そちらの方が?」
加賀「ええ」
瀬野「瀬野 鈴です。よろしくお願いします」礼
赤城「横須賀鎮守府所属、一航戦。赤城です」笑顔敬礼
瀬野「あ、敬礼か」敬礼
赤城「ふふ、無理に合わせなくても大丈夫ですよ!」
瀬野「ありがとうございます(加賀さんとはまた違ったタイプの美人さんだな......艦娘ってやっぱり美人揃いなんだな。まだ三人しか見てないけど)」
赤城(噂には聞いていましたが......好青年ですね。それに、独特の雰囲気。静かながら己の意思を持っている。確かに鎮守府でもやっていけそうです)
赤城「そうだ、鈴さんとお呼びすればよろしいでしょうか?」
瀬野「はい、ご自由にどうぞ。俺は赤城さんと呼ばせていただいても?」
赤城「ええ、構いませんよ。さて、まだお話したいことは山程ありますが......加賀さんが妬いているのでまた今度にしましょう」笑顔
加賀「......別に妬いてなどいません。行きましょう」手を取り歩く
瀬野「あ、ちょ、ま、また後で!」
赤城「......」笑顔&手振
加賀「鼻の下が伸びていたわ。そのだらしない顔を早くなおしなさい」
瀬野「ぐ、はい......」
瀬野(男ならあんなきれいな人と話して鼻の下が伸びるのは仕方ない......今も加賀さんに手握られて鼻の下伸び放題だからな。もしかこの人自分が原因だって気づいてないんじゃね?)
加賀「......付きました。裏口なのでここから入ってください。私は向こうの表口から入るので」
瀬野「うん、ありがとう。それじゃあ」
加賀「ええ」
瀬野(緊張するな。ま、そこそこでいくか)
瀬野「失礼します」
提督「おっ! 来た!」
瀬野「はじめまして、瀬野......って常連さん!?」
提督「やっほー瀬野君。いや~君を誘拐するのは大変だったよ」
瀬野「あなたが首謀者ですか......」
提督「ギクッ!」
瀬野「いや自分で言わないでくださいよ!? それで、何をすれば?」
提督「自己紹介だけで良いよ。あとは質問に答えたり!」
瀬野「なんとまあ雑な......」
提督「それだけしかないしさー。あ、そういえば役職なんだけど、鎮守府内の売店をやってもらおうと思ってて」
瀬野「売店?」
提督「そう。と言ってもさ、鎮守府内は軍の機密事項がたくさん詰まってるからね。そのへんのコンビニを受け入れてそのへんの人を雇ってなんてできないからさ」
瀬野「なるほど、それで誘拐ですか」
提督「人聞き悪いなー。誘拐じゃなくて人材確保ね。ここは結構大御所だからさ、やっぱりみんなが快適に過ごすようにする必要があるのさ」
瀬野「そりゃあ確かに便利ですよね、コンビニって。でもオレ一人で24時間営業なんて結構厳しい話なんですけど」
提督「別に普通のコンビニ通り営業しろとは言わないよ! 全然座って接客してもらっても良いし、普通に寝てても良いしね。それに瀬野くんの場合はここに居るだけでも需要があるし......」
瀬野「なんですか人のことをまるでパンダのように」
提督「艦娘にとっては一般人の、それも男なんてパンダみたいなものさ。彼女達には悪いけど、扱いがね」
瀬野「......パンダにしっかりとなれるよう、がんばります」
提督「うん、彼女達が知らないことを教えて上げてくれたまえ! なんなら一人や二人、嫁にもらっても構わない!!」
瀬野「いやそれが上司である提督の言うセリフですか!?」
提督「部下の幸せを願うのも上司の役目さ!」
瀬野「それ幸せになるんですかね......」
提督「ふっ、とりあえずそこのドアから出てパッと自己紹介してきたまえ」
瀬野「あ、ちょっとなに流そうとして......!」
艦娘達「「「「「......」」」」」
瀬野(......やばい、常連さんに押されて飛び出る形になってしまった......)
加賀「......」真顔
明石「......」期待の眼差し
赤城「......」笑顔
瀬野(加賀さん、しくじるなって顔してるし、明石さんはなんか楽しそうだし......。赤城さんは相変わらず笑顔で助かる。さて、準備されているってことは、このマイクで自己紹介するんだよな。死にてえ)ゴクリ
瀬野「すぅ......えー。もしかしたら加賀さんから話を聞いていて名前だけは知っている方も居ると思いますが、ロー○ン横須賀○○町○番地所属、瀬野 鈴です。ここの鎮守府に売店ができるということで、ゆうk......志願させていただきました。よろしくおねがいします」
艦娘達「「「「「......」」」」」拍手
提督「あー、別に誘拐だってみんな知ってるから気にしないで良いよ!」
瀬野「ちょ、常連さん......」
提督「ま、あくまで合意の誘拐だけどね! あはは!」
瀬野「あ、はい。そうですね」
提督「んじゃあまあ瀬野君に質問ある人! 何でも良いよ!!」
???「はい!」
提督「じゃあ夕立ちゃん!」
夕立「夕立です! 瀬野さん、よろしくおねがいしますっぽい!」
瀬野「ぽ......? はい、よろしくおねがいします」
夕立「えっと、瀬野さんは何歳っぽい?」
瀬野「......じ、19です。大学も行っていなければ就職もしていないあれですけど、はい。仲良くしてくれると嬉しいです......」
提督「たった今から就職だから元気だしな! しかも公務員だよ!!」
夕立「ぽい!」
瀬野「......ありがとうございます、次のかたどうぞ......」
???「ハイ!」
提督「ん、金剛ちゃん!」
瀬野「金剛......」
金剛「イェース! 私が金剛デース!」
瀬野「曽祖父から聞いたことがありますよ」
金剛「おっと、ソウナンデスカー? じゃあ、スズは今。彼女とか居るデスカ?」
瀬野「......」死んだ顔
提督「金剛ちゃんは恋愛に興味があるみたいだからね~。瀬野君を誘拐するっていうときも興味津々だったし。答えてあげて!」小声
瀬野「いません」清々しい笑顔
加賀&金剛&その他何名か「「「「「!!」」」」」些細なガッツポーズ
瀬野「?」
金剛「Oh、失礼シマシタ。Thank you!」
瀬野「は~い」
金剛(フッ、ちょろそうな男だな......)
瀬野(とか思われてそうで怖いな)
提督(とか思ってるんだろうな瀬野君のことだし......見てほしいよあの金剛ちゃんの顔。狙う気満々の狼の目してるよ。絶対そんな度胸無いだろうけど)
提督「さて、次は~」
??「よろしいでしょうか?」
提督「あら翔鶴! ねえほら瀬野くん、翔鶴だよ!」
瀬野「え、翔鶴......?」
翔鶴「はい。翔鶴型航空母艦1番艦、翔鶴です」
瀬野「じゃあもしかしてお隣にいるその方は......?」
瑞鶴「瑞鶴よ」
瀬野「(あっひひゃ! 本物だ!)......んん、おふたりともよろしくおねがいいたします」
翔鶴 瑞鶴「「はい」」
提督「ところで翔鶴、質問は?」
翔鶴「加賀さんが珍しく人のことを褒めて話すものですから、私達も瀬野さんのご指導を受けてみたいなと」
加賀「......翔鶴」
瀬野「じょ、常連さん。あの二人って仲悪いんですか?」小声
提督「まさか。あれは照れてるだけだよ。さあ答えは?」小声
瀬野「あ......ま、まあじょうれ......提督に、皆さんにそういったことも教えてほしいと頼まれてますし、自分自身も皆さんと仲良くなりたいので、大歓迎ですよ」
翔鶴「ありがとうございます。ぜひその際はよろしくおねがいしますね」
瀬野「こちらこそ」
提督「さて、次で最後になるかな。質問ある人!」
お久しぶりですね。忘れかけていましたがパスワードを思い出したので、気が向いたらまた進めます!
ちびちびですので今日あるかな~程度に思っておいてくだされば幸いです
期待
期待
気持ち悪い。
ホワイト・ホース(白馬の王子様)・コンプレックスは『真逆(男性版)』にすると、滅茶苦茶、気味悪い。
ホワイト・ホース(白馬の王子様)・コンプレックス自体が気持ち悪い。(正規の『女性』版でも。)
要はカッコいい『イケメン』が『私(♀)』をある日、突然、かっさらって欲しい。
これが『ホワイト・ホース(白馬の王子様)・コンプレックス』だから。
今から行く鎮守府に
絶対、青葉いるだろうな。
面白かったです。
続きも期待しております。
>ホワイトなんたーら
ぐぐっても出てこない単語ですし、暖かくなってきたから変なの湧いたなということで
ホワイト・ホース・コンプレックス(白馬の王子様願望)
幸福の『青い鳥』願望とも言う。
大体、女性に多い。
白馬に股がった『王子様』が、いつか、自分を迎えに来てくれる。いつか、自分にも『運命の出会』がある。と『妄想』する事
当然、男性にもある。
いつか、自分にも『運命の出会』がある。と『妄想』する事である。
このサイトって時々糖質っぽい変な文体のコメントが湧くことがあるんで下手に気にしない方がいいっすよ
面白そうな展開になりそうですね。期待
気持ち悪い。
アンチ達が冬眠から目覚める時期なんでしょうか?
どちらにしろ触らぬ神になんとやら、です。
面白いです。続き期待しています。
とても面白いです、続き待ってます!
期待
ウルトラハイパー期待
続き書かないんですか?
なにこれ、めっちゃ好き。続き気になる,,,,頑張ってくださいね!