提督「龍驤がかわいい」
龍驤ェ...
大淀「はぁ...」
提督「...」
大淀「...」
提督「...可愛くない?」
大淀「仕事してくださいよ」
提督「うるさいエロスカート」
大淀「なっ...!」
提督「あの特徴的(笑)なフォルム、
一見気が強そうだがよく笑うあのギャップ、
全然訛ってない関西弁、
鈴の音のようなきれいな声。
どこをとっても完璧だな。」
大淀「胸はどうですか?」
提督「俺は貧乳派だし人の身体的特徴をとやかく言うなんて
失礼だと思わないのか!」
大淀「あなた私のことエロスカートって呼びましたよね!?」
提督「うるさい隙間から手つっこむぞ。」
大淀(あとで憲兵に言いつけてやる)
提督「じゃあちょっと龍驤と話してくるからよろしく」
大淀「えっ、あの!仕事は!?」
提督「全部終わらせてある!じゃあね!」
大淀「行っちゃった...」
大淀「...」ペラッ
大淀「...あ、ほんとに終わってる...」
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提督「龍驤やー!龍驤ー!いないかー!」
提督「全然見当たらない...」
提督「誰かに聞いて回るか。」
???「お、提督だ!」
???「あら~提督だわ~」
提督「あ、天龍型の怖くない方と
怖い方だ。」
天龍「フフ、提督も遂に俺のことを怖いと認めたか」
龍田「よかったわねぇ天龍ちゃん」
提督(逆なんだけどなぁ...)
天龍「こんな時間にこの当たりにいるなんて、珍しいな。」
龍田「そうねぇ...
まさか、お仕事をサボってるわけじゃ、ないですよねぇ...」
提督「いや、龍驤を探しててな。
仕事は一応全部終わらせてきた。」
龍田(まだ11:00なんですけどねぇ)
龍田「ならいいですけど...」
龍田「でも、女の子の前で他の娘の話をするなんて、
乙女心がわかってないですねぇ」
天龍「そうか?」
龍田「そうなのよ~」
天龍「難しいもんなんだな、乙女心って。」
提督(こいつは自分の性別をしらないのか...?)
提督「で、龍驤しらない?」
龍田「...話を聞いてなかったのかしらぁ?」
提督「ヒッ」
天龍「まぁそう威嚇するなって。
この時間なら弓道場にいると思うぜ。」
提督「弓道場?なんでまたそんなところに?」
天龍「最近加賀に勧められて始めたんだとよ。」
天龍「純粋に趣味としてらしいな。」
提督「へぇ~、意外だな...」
提督(でもあの胸ならやり易いか。)
龍田「今なにか女の子に失礼なこと考えなかった?」
提督「えっいやぁ、はははは」
天龍(誤魔化したな)
提督「ま、行ってみるとするよ。
ありがとう、天龍」タッタッタッタッ
提督「あと龍田ぁー!あいしてるぅー!」
龍田「ピッ!?」ボッ!
天龍「...」
龍田「...」ポー
天龍「...俺にも言ってくれても良いじゃねぇかよ...」
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提督「おーい!龍驤やー!
マイラブリーカッティングボードやー!」
???「何を叫んでいるのですか?提督」
提督「うわぁあああああ!!!」
加賀「なんですか、人の顔をみて。
頭にきました。」
提督「トラウマなんだよこの間のことが!」
加賀「この間...?なんでしょう。心当たりがありませんね。」
提督「あれ...記憶違いかな...」
赤城「あっ、提督だ。」
提督「おぅ赤城、龍驤しらない?」
赤城「あぁ~...」
加賀「ついさっきまでここにいたけれど、もうどこかにいってしまったわ。」
提督「なんだ、惜しかったな...」
提督「どこに行ったか心当たりはないか?」
加賀「いえ...特には...」
提督「どんな些細な事でも良いんだ。」
加賀「あっ...そういえば、少し落ち込んでいたような...」
提督「落ち込む?あんなに明るい龍驤が?」
赤城「確かに、言われてみれば途中から元気がありませんでしたね。」
提督「何か心当たりはないか?」
加賀「特には...」
赤城「いえ...」
提督「そうか...」
赤城「あ、そうだ。提督」
提督「何か心当たりがあるのか?」
赤城「いえ、龍驤さんのことじゃないんですけど」
赤城「最近、その...胸がまた少し大きくなって...」ボイン
加賀「そういえば私も胸当てがすこしきつく...」ボイン
提督(あぁ...)
提督「わかった、また明石にでも頼んでおく。」
提督「あと龍驤が元気ない理由もなんとなくわかった。」
赤城「本当ですか?よかったです!」
提督「なら俺はまた龍驤探しに行くよ。」
提督「新しい装備が届いたら放送を掛けるから」
加賀「ありがとうございます」
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提督「いつの間にか時間も12:00だな...」
提督「この時間なら間宮にでもいるんじゃなかろうか」
???「おなかペコペコなのね!」
???「マミーヤ楽しみ、ですって!」
???「今日のお昼ごはんは肉じゃがでち」
提督「お、泳ぐ十八禁にドイツの潜水艦の日焼けあとがきわどい方、オリョクルの亡霊じゃないか。」
伊19「心外なのね」
呂500「ひやけあと...?きわどい...?
日本語は難しいね、ですって」
伊58「誰のせいでち!」
提督「はっはっは。そう怒るな。
お前たちのお陰でうちの鎮守府はなりたってるんだから、
胸をはれ。」
伊58「提督...」
伊58「なら休みをもっと寄越すでち」
提督「はっはっはっはっは!」
伊58「誤魔化さないでほしいでち」
呂500「ろーちゃんからもお願いします、てーとく!」
伊19「ふふん!」バルン←胸をはってる
提督(イクが胸はると絵面がやばいな)
提督「...」
伊58「...」
提督「...わかったよ、暫く休暇を...」
伊58「え...」
伊58「あ、や...なんでもするから捨てないで!!」
提督「...あれ?休みたいんじゃないのか?」
伊58「休暇って名目でごーや達をクビにするつもりじゃないでち?」
提督「信頼されてなさすぎる...」
伊19「自業自得なのね」
提督「まぁ、いいよ、一週間休暇をやる。
一週間くらいならお前ら無しでもやれるだろ」
提督「街にくりだすでも部屋でゆっくりするでも好きにしろ。」
伊19「やったのね!お暇なのね!」
呂500「ろーちゃん、皆と街に遊びに行きたいな、ですって!」
伊58「ごーやに...休暇...」
伊58「そんなもの、あるわけないでち...」
提督「ご、ごーや?」
伊58「休暇なんて都市伝説でち...しかも一週間も...そんなことがあるわけないでち...」
伊58「そうか!これはゆめでち!
夢なら空も飛べるはずでち!」ハイライトオフ
伊58「あいきゃんふらーい!でち!」ガララ
提督「待て!ちょっとまてごーや!
落ち着け、冷静になれ!」
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提督「結局明石の工廠に連れていってなんとかなった。」
提督「危なかった、潜水カ級を海の底に引きずりこめる力がなければ抑えていられなかった...」
提督「もう13:00か...
今からでも間宮に向かおう」
提督「間宮さーん。ここに俺の愛しのまな板来てないー?」
間宮「愛しのまな板...?
私が愛用してるまな板ならありますけど...」
提督「ちがうちがう、龍驤のこと。」
間宮「龍驤さんですか...
ついさっきまでここにいらしてたんですけどねぇ...
提督に用があるとかで...」
提督「クソッ入れ違いか」
間宮「何か大事な用事ですか?」
提督「いんや。ただ可愛いから会いたいなぁって」
間宮「はぁ...」
提督「それにしても、随分と店の奥が騒がしいな」
間宮「それが...」
那智「もっともってこーい!」
隼鷹「ぎゃははははは!!!」
ポーラ「まだまだ飲みますよぉ!」
提督「うわぁ...」
間宮「さっきまで龍驤さんも混ざってらしたんですが、提督に用があると出ていきました。」
提督「これは、酷いですね...」
間宮「演習で格上の相手にS判定勝利出来たらしいんです...
多めにみてあげてください」
提督「そうなんですか...」
提督(報告しに来いよ...)
提督「じゃあ間宮さん、これを」
三万円スッ
間宮「え!あの、これは...」
提督「あいつらの酒代です。俺の奢りってことで。」
間宮「でも...」
提督「いいんですよ。たまにはかっこつけさせてください。」
提督「執務室に行ってみるか...」
間宮「あの!提督さん!」
提督「?まだ何か?」
間宮「全然足りません!」
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提督「くっそあいつら七万も飲みやがって...
カッコつけた手前払わずに帰るわけにも行かないじゃないか...」
提督「腹いせに始末書かかせてやる」
提督「もう龍驤がいそうな場所は全部回ったし、多分執務室にいるだろ。」
提督「おーい、大淀ー!」ガチャ
提督「龍驤きてな「お!やっときたか!!」ああいるのね」
龍驤(半裸)「おー!こっちおいでや!」カオマッカ
提督「これはまた見事に酔ってるなぁ...」
龍驤「アホ!こんなもんで酔ってたまるか!
まだまだウチは飲むぞ!アホ!」
提督「脇に置いてある三本の一升瓶はなんなんだ?」
龍驤「アホ!こんなもん飲んだ事にはいるかい!アホ!」
提督「酷いもんだな...」キョロキョロ
提督「あれ、大淀は?」
龍驤「んー?おおよどー?ウチよりあんなスケベスカートのほうが心配なんかー?」
提督「めんどくさい彼女みたいだ」
龍驤「そんな...彼女なんて...いや別にウチはええんやけど、他の皆に悪いって言うか...」
提督「やっぱ龍驤はかわいいなぁ」シミジミ
提督「で?スケベスカートは何処に?」
大淀「ここにいます...」ガタッ
提督「うわっビックリした!
なんで俺の机のしたにいるんだよ」
大淀「らって提督の椅子の匂い嗅ごうとしたらころんりゃって~」
提督「お前も酔ってるのかよ!」
大淀「まだ二合目れす」
龍驤「そんで~?君は何しにここきたんや~?」
提督「いや、ここ俺の部屋...」
大淀「そうですよ!何しにきたんですか!
...うっ!...うぇ~」オロロロロ
提督「あー!もうお前ら一旦ドッグ入ってこい!」
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~二時間後~
提督「何か弁明はあるか」
大淀「...本当にすいませんでした」マッサオ
龍驤「なんでウチは裸でこんなところに...」カオマッカ
提督「こっちが聞きたい」
提督「大淀は始末書として、「なっ!」龍驤はなんで執務室で飲んでたんだ?」
龍驤「いやぁ、その...」
提督「何故だ?」
龍驤「...言いたくない」
提督「しょうがない...」
提督「てれててってれー!ココロヨメール!(明石作)」
説明しよう!このメガネをつけることによって、
どんな秘密も隠し事もまるまる聞こえてしまうのだ!
メガネなのに音で聞こえるのかとかそういう突っ込みは無しだ!
大淀「いや、名前そのまんま「ちょっと黙ってろ」すいません...」
提督「これをかけて...」スチャ
提督「龍驤をみると心の声が聞こえるはず。」
龍驤『やばい、このままやとウチが提督に思いを伝えるためにきたことがバレてまう...』
提督「へぇ~...思いを伝えに、ねぇ。」
龍驤「なっ!本当によめるんか!?」
大淀「かがくのちからってす「黙ってろ」はい...すみません...」
提督「で?思いってなんだ?
今のうちに話したほうが楽だぞ?」
龍驤「...んや...」
提督「なんだって?よく聞こえなかったなあ」ニヤニヤ
龍驤「休みが...休みが欲しいんや!」
提督「...え?」
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提督「後日談というか今回のオチ。」
提督「なんで殆どの艦娘が休みをとらないのか疑問に思っていたが
殆どが建造した日にした説明を覚えていなかったらしい。」
提督「『休暇は承認制だ』と。
休みが欲しければいつでも言えと伝えていたが
七、八割が回りに夢中で聞いていなかったそうだ。」
提督「まぁ行きなりこんな場所に呼ばれては無理がないか...」
提督「これは掲示板に連絡を張ることで解決した」
提督「ちなみに、龍驤に休暇が欲しい理由を聞いたら」
龍驤「ひっ、秘密や!」
提督「と言われた。
ココロヨメールで心をみたら」
龍驤『キミと一緒に休暇とって遊びに行きたかったなんていえるか!』
提督「だそうだ。」
提督「龍驤が死ぬほどかわいい。」(このあとめちゃくちゃ遊んだ)
完
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おまけ
那智「ありのまま今起こった事をはなす...」
那智「格上に勝った祝いに酒を飲んでいたら」
那智「始末書を書かされていた...」
那智「何を言っているかわからないと思うが、私もわからない...」
那智「『催眠術』や『責任のなすりつけ』なんてチャチなもんじゃあ断じてない!」
那智「もっと恐ろしいもの(八つ当たり)の片鱗を味わった...」
隼鷹「グー」←まだ寝てる
ポーラ「うぇー」オロロロロ
このSSへのコメント