提督「俺こそが…真の艦息(かんむす)だ!」~南一号作戦~
ひょんなことから艦息型九十九番艦「提督」になった提督。
南一号作戦を始めに、次々と深海棲艦たちを薙ぎ倒す(安心して下さい、沈めてません)!
コメディありのIFストーリー!
毎度どうも。ぺすとますくです。
今回は「もし提督が艦息だったら」がテーマ。
どうぞお楽しみください。
提督「よし、行くか」
大淀「ほ、本当に行かれるのですか?」
提督「大丈夫だ。明石の作った刀があるし」
ちらり。
提督「鈴谷もいるしな」
大淀「そうですか……くれぐれも気をつけてくださいね」
提督「実験型九十九番艦、「提督」抜錨するぜ!」バシューン
鈴谷「鈴谷、抜錨します」バシューン
リ級「」バシャーン
提督「お、ようやく敵か!相手はリ級…刀で突っ込むぞ!」ビューン
鈴谷「後ろで援護するわ!」ドカーンドカーン
提督「うおおおおおおお!!!!」
勢い良く近づく。リ級に気付かれる前に。誰よりも早く。
リ級「!?」
提督「おせー…」
提督「よ!!!」スパーン
リ級「~~~ッッ!!!!」
チッ…少しズレたか…
鈴谷「提督、後ろ!!!」
後ろ!?
いつの間に…!
イ級「」バーン
提督「!」
これは…
見える、見えるぞ!弾丸の軌道が!
これは…
提督「避ける!」
提督「おらあああああ!!!」スパーン
イ級「」
よし…まずは一匹…。
左はイ級+ホきゅ…う?
鈴谷「遅いわね提督!こっちはイ級だけよ!」
提督「嬉しい誤算だな、そりゃあ!こっちもリ級で終わりだ!」
リ級「…」ピタッ
ん…?急に止まった?
リ級「…」ニチャア…
提督「笑っ…て…?」
ボカーンドカーンドドドドド
鈴谷「何…?」
提督「あれは…ヲ級だ!」
クソッ、迂闊だった…
こっちには空母に対して有効な手段がない…!
提督「撤退するぞ!」
ヲ級「…」ブーン
ドドドドド
提督「…っ…と…」
こいつ…逃がしてくれねえ…
刀…か。
提督「一か八か…いけっ!!!」シュッ
おもいっきり刀を投げた。
…が、
ポチャン
提督「…」
提督「やべっ、届いてねえわ☆」
鈴谷「あほおおおおおお!!!」
どーしよう。
武器ねえわ。
なんとか刀を取らなければ…
提督「なんか間違えて手榴弾とか入ってないかなー(笑)」
鈴谷「寝ぼけてないでさっさと拾え!」
…ごめん鈴谷。
提督「鈴谷ー」
鈴谷「何!?」
提督「手榴弾あったわー(笑)」
鈴谷「何回言えばいいの!そんなものな…い…」
鈴谷「…」
鈴谷「…今すぐ投げて」
提督「よっと」ポーイ
ヲ級「…?」
ボカーン
ヲ級「!?…!?」
提督「はい隙見せたね、おらあああああああ!!!!」ザシュ
ヲ級「…!」
ヲ級、大破!
してやったりぃ!
鈴谷「…なんか、提督の力というより兵器の力ね…」
提督「こまけえことはいいんだ、帰ろ帰ろ」
鈴谷「スッキリしないわー」
ヲ級「!?…???」
提督「ああ、ヲ級ちゃん。俺ら、轟沈させない主義なんで」キリッ
鈴谷「さっきの子たちも応急修理委員が治してるから轟沈してないよ~」
ヲ級「…!」ペコペコ
提督「いいのいいの。かわいこちゃんを見捨てるなんて男じゃねえし」
提督「どう?うち来る?(笑)」
鈴谷「私というものがありながら提督は…」ハァ
提督「悪い悪い(笑)」
おかえり。ぺすとますくです。
いかがでしたか?戦闘シーンを書くのも難しいですが、表情(?)のない深海棲艦の動きが難しかったです。
また自作でお会いしましょう。
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