工作艦さんは今日も多忙
工作艦殿の濃〜い1日。
化け猫にサングラスの不審者!?
そして無くなるボーキサイト……
お楽しみに!
キャラ崩壊注意。
コメディ全振りなので今回特に酷いかも。かもっつか酷い。
一応頑張って書いたつもりなので楽しんでね!あと評価してってね!コメントもね!
それではお楽しみください!
-酒保-
明石「ズズズズ……ぷはぁ」
こんにちは、私、工作艦の明石と申します。
今何をしているかって?ただ酒保でお茶を飲んでるだけですよ。美味しいですよ、これ。
……商品に手を付けてるのは内緒です。
……初犯では無いです。
ゴホン……サボってないで仕事しろという声が聞こえてきそうですが、実は私、結構暇なんです。
工廠では夕張が楽しそうに装備を弄っているし、改修も毎日大量に行う訳では無いですもん。
大規模作戦でもなければ、泊地修理もほぼほぼありません。
だからこうやって、のんびり酒保にお客さんが来るのを待つのが仕事といえば、仕事なんです。
明石「ズズ……」
「スイマセ〜ン……」
お、早速お客さんです。
明石「おや金剛さん、今日はどうなさったんです?」
金剛「実はデース……お気に入りのティーセットが壊れてしまいマシテ……」
明石「それは災難で……でも金剛さんかなりの数のティーセットをコレクションなさってませんでした?急ぎで買う必要が無いんでしたら同じものを取り寄せておきますよ?」
金剛「それなんデスケド……コレクションしていた棚ごと倒れてしまいマシテ……」
明石「棚ごと。」
金剛「突然現れたcatに……」
明石「猫。」
猫に棚を。
しかも私の記憶が正しければ金剛さんの棚は1個や2個じゃなかった気がするんですが。
……いや。猫の仕業ですね。
そうです。猫。猫なんです。猫ったら猫。
金剛「テートクがcatを恐れる理由が分かった気がシマース」
明石「それは……多分違う気がしますが……」
金剛「取り敢えず取り寄せておいて欲しいデース。今日は酒保にあるやつを貰いマース」
明石「お買い上げありがとうございまーす」
猫……いえ、もう気にしません。猫猫。
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猫……そういえば昔、猫を吊るす妖怪がいたとか……怖いですね。なんでも提督を襲うとか。もしかしたら提督は本能的に猫を嫌っているのかもしれません。なんか面白いですね。
ガラッ!
明石「いらっしゃいませー」
赤城「あ、すいません、お尋ねしたい事が……」
明石「あ、はいなんでしょう?」
赤城「今日は明石さんは工廠での仕事は無いんですか?」
明石「はい、私はないです」
夕張が楽しそうにカンカンしてるけど。
赤城「本当ですか?」
明石「は、はい」
赤城「そうですか、ありがとうございます。では」
な、なんだったんでしょう?
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さて。また暇になってしまいました。話し相手くらい欲しいものです。
バイトで雇う?仕事内容、私とお茶する。
ふざけてますね。ふふっ。
ズズ……
お茶飲んでたらお菓子食べたくなってきちゃった。
せんべいがあったはずなので開けましょうかね。
ガラッ……
明石「いらっしゃいま……せ?」
あれ……長門さんだよね?マスクにサングラスでパーカーのフード被ってるけど長門さんだよね?
明石「あの……な…がt……」
あ、ダメですねアレ、話しかけちゃダメなタイミングです。手にめっちゃ可愛らしいファッション雑誌持ってるし。
こういう時の対処法は。
長門?「ゴホン!こ、これください」
明石「は〜い」
気づいてないふり。
長門?「……」ペコリ
ガラッ
陸奥「こんにちは〜ってあら?姉さんじゃない?何してるの?」
長門?「む、陸奥!?こ、これは……その……」
長門?「ぐ……!うぉぉぉぉぉ!」ダッ!
あ、逃げました。早いですねーさすがビッグ7。
ていうか陸奥さんと長門さんって姉妹艦なので同じ部屋ですよね?どう誤魔化すつもりなんでしょう?
陸奥「……あ、これくださる?」
明石「あ、ありがとうございまー……同じ雑誌だ……」
陸奥「?」
明石「あ!いえ!……いや、多分これは買わなくても良いかと……」
陸奥「え?あー……いや、いいのよ、買うわ。姉さんには気付かないふりをしてあげるわ」
明石「優しいですね〜。で、本音は?」
陸奥「面白そうだからほっとこうかしら」
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陸奥さんもいい性格してますね。めちゃめちゃ笑顔でしたよ、もうニッコニコ。
後でどうなったか聞きましょう。へへ。
プルルルル!!!
明石「ん?」
ガチャ
明石「はいもしもし明石です」
夕張『ごめんちょっと良い?』
明石「何?なんかやらかした?間違って人権装備破棄した?だから鍵をかけておいてってあれほど……」
夕張『違うわよ!アンタじゃないんだから!とにかく提督と……あと大淀も呼んで!』ガチャ
明石「はいはーい……え?私そんな事した事ないよ!?おーい!?」
明石「切れた……私だってちょっとだけ資材勝手に使って開発回したりしかしてないもん!してない……はず!」
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-工廠-
明石「連れてきたよ〜」
提督「なんかあったのか?明石がまたなんかやらかしたのか?」
大淀「なんです?明石が人権装備破棄でもしました?」
明石「怒ってもいいですか?」
夕張「実は……」
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提督「工廠に回される資材が足りない?」
提督「それも貴重なボーキサイトが……資材の運用は大淀が管理してるはずだが……」
大淀「私はちゃんと確認しましたよ!執務室の資料にも記録が残ってるはずです!」
夕張「最初は明石がくすねてまた勝手に開発でも回してるのかと思ったんだけど……」
明石「私もう怒っていいですよね!?ねぇ!?」
夕張「最近の明石は酒保でサボってるだけだし……」
明石「わーわー!」
大淀「明石?」
明石「とにかく!ボーキサイトを盗んだ犯人がいるはずです!」
提督「そうだな……資材を妖精さん達に運ばせる前は異常はなかったのか?」
大淀「はい、ちゃんと最終確認もしました!」
提督「まぁ大淀が言うなら大丈夫だろう。そもそもこんな大量のボーキが無くなってるなら数え間違えでもなんでもないだろう」
夕張「やっぱり明石が」
明石「屋上へ行こうぜ……ひさびさに……きれちまったよ……」
明石「そもそも夕張はなんも見なかったの?」
夕張「ごめん装備いじるのに集中しすぎてなんも見てないし聞いてなかった!」
明石「解体していいです?」
それにしても……これだけのボーキサイト、運ぶ時に誰かに見られてもおかしくないはず、それなのに誰も気づかなかった……あ、夕張は論外で。犯人は相当人目に気を使ったはず。それに犯人はボーキサイトか大量に欲しかった……。
明石「それって……」
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-空母寮-
コンコン
提督「おーい赤城ーいるかー?」
ガタガタガタッ
赤城「な、なんでしょう?提督?それに明石さんや夕張さん、大淀さんまで……」
提督「いやなに、少し事件が発生したので聞き込みをしてた所だ」
大淀「何か知りませんか?」
赤城「そ、そうですか、私は何も見てませんし心当たりもありませんね」
提督「そうか、いやまさか工廠から資材が全て消えるとは……」
赤城「えっ!?私はボーキサイトだけ……あっ」
提督「……」
提督「取り押さえろォ!」
明石・夕張・大淀「イエッサー!」
ガバッ
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提督「で」
明石「なんでこんなことしたんです?」
赤城「で、出来心で……」
夕張「もう半分くらい無い……!」
提督「ハァ……まぁ今回は許してやる」
赤城「!ありがとうございま…」
提督「ただ、お前の財布から抜かせてもらうからな」
赤城「そ、そんな!」
提督「そんな!じゃねぇ!」
夕張「私割と最後まで明石だと思ってた」
明石「ねぇお前マジでぶっ」
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-酒保-
やっぱり悪いことしちゃダメですね。
さっき泣きながら赤城さんがうちで大量にボーキサイト買っていきました。結果的に得したの私ですねこれ。イェーイ。
さてと、今日も今日とて多忙な1日でしたね。
明日はどんなお客さんが来るんでしょうか?
改修?そんなもん知りませんなんですかそれ美味しいもんならいただきますよえぇ。
ウィーン
明石「いらっしゃいませー!」
そして明日も、多忙な1日なんでしょう。
それが私、工作艦「明石」の、日常なのだから。
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明石「ねぇ待って『ウィーン』っていってたけどいつあそこ自動ドアにしたの!?」
いかがでしたか?オチが弱い?意味不明?話が短い?
うっせぇ!!!!!!!!!!!!
(ごめんなさい酷評でもいいんでコメントや評価よろしくお願いします)
人権装備って何なんだ…