提督「さーて、仕事も終わったしねよか」

しーれーいーかーん

提督「…綾波？」

こーこーでーすよー？

提督「…まさか」

ピラッ

綾波「えへへー」

提督「はぁ、まあそうだよな…」

綾波「ん…♡」

提督「デレデレでよろしいこと」

綾波「んぅ…しれいかーん」

提督「はいはい、甘えんぼ」

ギュ

綾波「♡」

提督「好きすぎだろ…」

綾波「綾波に好かれるのお嫌いですか？」

提督「いや、そういうわけじゃなくてな」

綾波「司令官は、綾波の事嫌いだったんですね」ウルッ

提督「いや待て綾波、ごめん、本当に悪かった」

綾波「…ふふっ」

提督「？」

綾波「ごめんなさい、綾波嘘ついちゃいました」

提督「嘘つくような悪い娘に育てた覚えはないぞ」

綾波「ふふっ」

提督「まあ許そうか」

綾波「司令官…質問していいですか？」

提督「なんだ？」

綾波「綾波のこと…好きですか？」

提督「まあな」

綾波「じゃぁ…」

　　　綾波に指輪、いただけますか？」

提督「…そのうちな」

綾波「そのうちって…」

提督「…」

綾波「しれいかーん」

綾波「綾波はいつ沈んだり、いなくなってもおかしくないんですよ？」

綾波「だから少しでも多くでも司令官との思い出を、沢山作りたいなって」

綾波「そう考えるのは、いけないことですか？」

提督「…」

いつもと違うテンションの綾波に若干気圧される。

おそらく、自分のことを真面目に考えているのだろう

涙目になりがら、こちらを見つめている

しかし、綾波だけ特別扱いはできない

他にもケッコンを待っている艦娘も母校にはおり、中に俺に好意を向けている艦娘がいるかもしれない

その艦娘の行為を裏切ることはできない

提督「綾なｍ…」

口を挟もうとしたところで思った。

別にケッコンしても問題ないのでは？

…と。

綾波「司令官？」

提督「ああいや」

提督「わかった、考えとくよ」

綾波「ふふ、前向きにお願いします♪」

提督「はいよ」

次の日

提督「綾波」

綾波「あ、しれーかん」

綾波「はい、大丈夫ですよ？」

提督「ん、これ」

綾波「あ、これ…」

提督「受け取ってくれるか？」

提督「…司令官…質問してもいいですか？」

綾波「綾波、頑張ってますか？お役に立ってますよね？」

提督「もちろん、頑張ってるぞ」

綾波「…そ、そうですか…」

綾波「嬉しいです♪ありがとうございます♪」

提督「ああ、よろしくな」

綾波「ふふっ、綺麗ですね…」

彼女は指にはめられた指輪を見ながらうっとりして

言った

幸せです♪

と。

Fin.