2021-05-23 03:13:35 更新

ー夕方 福岡・346九州支部


P「ふむふむ…魚肉ハンバーグvs前川みく…」カタカタッターン


P「ふあぁ…もうこんな時間か、そろそろ営業勢が帰ってくる時間だな」


P「今日はやたら九州入りしてるし、賑やかになりそうだ」


ガチャ


蘭子「今戻った」


P「お、蘭子やみのまー」


蘭子「うむ」


P「…って、お前どうしたんだ右眼。怪我か?」


蘭子「これは怪我ではない。我が金色の瞳を封印せしものよ」


P「よく見たら左腕に包帯まで巻いて、あれ、お前そっち系だったっけ?」


蘭子「そっちもこっちも無く、私は唯一無二の存在神崎蘭子だ」


P「それは知ってるからちょっと眼帯の下見せろぉ」グイ


蘭子「あ、あ、あわわわわわ!」ジタバタ


P「うん、怪我は無さそうだ…ご丁寧に金のカラコン嵌めてるけど」パッ


蘭子「はうっ」パチン


P「なんだ?…いつもの蘭子のように見えて、なんか変だなぁ…うぅむ…?」


蘭子「うぅ…いだい」サスサス


ガチャ


珠美「お疲れ様です」


P「お、珠美やみのま。丁度良かった、今らん…こ…ん?」


珠美「ああ、蘭子さんお疲れ様」


蘭子「うむ、珠美も」


P「…珠美?」


珠美「ん?どうかしたのかいP。まるで鳩が豆鉄砲食らったような顔だね」


P「え゛?…どちら様?」


珠美「なんだ寝惚けてるのか?担当の顔くらい覚えてもらわなきゃ困るね」


P「珠美ィィィ!?」ガバッ


珠美「わわっ!?どうしたんだ突然?」


P「こっちの台詞だぞ!?急にそんな低い声の大人びた口調になっちゃって!なんか悪いものでも食べたのか!?」ユサユサ


珠美「や、揺らさないでくれぇ目が回るぅ」


ガチャ


晶葉「おい助手いるか…遅かったか」


P「あっあああき晶葉、晶葉ァ!」ガタガタ


珠美「そ、そろそろ離してくれP…うっぷ」ガタタタタ


晶葉「一旦落ち着きたまえ」


アッタカイオチャドウゾ、アッタカイオチャドウモ




晶葉「落ち着いたか?」


P「多分な…で、どういう事なん?」


晶葉「うむ、話は遡ること今朝8時…」


P「割と直近」


ホワンホワンホワン


晶葉「ナカノヒトシンドローム?」


志希「そーそー、志希ちゃんが命名したのだ」


志希「九州で見つけた新しい病気なんだけどねー、どうやら化学だけじゃ対応しきれなさそうで」


晶葉「なるほど、それで私の出番と言うわけか。して、その病気はどんなものだ?」


志希「罹るとねぇ、キャラが変わる」


晶葉「キャラが変わる」


ホワンホワンホワン


晶葉「と、言う訳だ」


P「説明不足の極み」


晶葉「志希と調べた結果、これに罹ると別の世界線に居るよく声が似てる人物に中身がすり変わってしまうらしい」


P「どういうことだってばよ」


晶葉「要するにCVネタだ」


P「何を言ってるかわからんが何故か納得出来る不思議」


晶葉「そして私は一ノ瀬ケミカルとの共同開発でこれらを発明した」スチャ


P「なんだこれ、眼鏡と光線銃?…メン・イン・ブラックの装備?」


晶葉「この眼鏡で罹患者を観れば、誰と入れ替わってるかが表示される」


P「どれどれ?」スチャ


珠美(仙波〇子)「どうかした?」


P「…伏字があるんだが」


晶葉「検索避けだ、気にするな」


P「なるほど?」


晶葉「で、こちらの銃がワクチンだ。これで打てばたちどころに元に戻るぞ」


P「よっしゃさすがだあきえもん!」パァン


珠美「あべしっ」ビスッ


晶葉「あきえもん言うな」


珠美「」


P「え、気絶しましたけどハカセ…」


晶葉「そりゃ銃で撃たれたんだから気絶くらいするだろ」


P「おま…」


珠美「」


珠美「…ん」


P「あ、よかったもう起きた」


珠美「…あれ?珠美は一体なにを…?」


P「珠美ィ!」ヒシィッ


珠美「おわわっ!?え?P殿?どうされたのですか!?ちょ、苦しいのですが…!」ギュウゥ


P「これだよこれ!珠美はあんな落ち着いたお姉ちゃんキャラじゃないし声色もあんな低くない!やっぱ珠美はキンキンと耳に響くあどけない高音を大きめの声量で元気よくジタバタしながら言うのが正統解釈だよ!ほらこの抱えやすいサイズ感!」ヒョイ


珠美「ひゃあぁ!?抱き上げないでください〜!ってかサイズ感は関係ないでしょう!?」


P「やっぱり小学生は最高だぜ!」


珠美「誰が小学生ですか!」


晶葉「Pってボイス付きだったか?発症した?…撃てば分かるか」チャキ


プスッ イテェ! キュウニハナサナイデクダサイ!



ー小休止



珠美「なるほど…そんな事になっていたのですね」


蘭子「まさに混沌なるカオス」


P「あ、お前居たのか忘れてたわ」


蘭子「ふっ、当然。私は誰にも存在を悟られぬようステルスを発動していたから」


珠美「あれ?蘭子殿、その右眼はどうされたのです?」


蘭子「邪王真眼は制御が難しい。普段はこうして封印している」


珠美「…?」


晶葉「おい、助手」


P「ああ、どこの小鳥遊さんだろうな」スチャ


蘭子(小鳥〇六花)「闇の炎に抱かれて消えろ!」


P「やっぱりなぁ」


晶葉「早いうちに治した方がいいぞ」


珠美「そうですね、人が来ると厄介ですし…」


P「来た方も発症してる可能性あるけどな」ハハッ


ガチャ


アナスタシア(凸守早〇)「アーニャ参上☆デェース!!」


P「ほらぁ」


晶葉「しかもまた酷いのが」


珠美「こう見ると、蘭子殿が違和感程度で済んでるのが逆に凄いですね」


P「いつもと設定が違うだけだもんなぁ」


珠美「設定」


蘭子(小〇遊六花)「アーニャ、よく来た」


アナスタシア(〇守早苗)「マスターのいる所、どこでも現れて助太刀致しますデス!」


P「そこ伏字にされると違う名前みたいだ」


晶葉「遊んでないで早く治してやれよ」


P「おっとそうだったな」カチャ


アナスタシア(凸〇早苗)「ムムっ!殺気デス!マスターをお守りせねば!」サッ


P「でこまる」パァン


アナスタシア(凸守〇苗)「いでよ!ニョルニルハンマー…あれ無いハウッ」ビスッ


P「髪短いもんなぁアーニャは。ツインテ…」ジー


晶葉「…?」


晶葉「いや、やらないぞ?」


P「ちっ」


蘭子(小鳥遊六〇)「くっ、アーニャがやられたか…こうなれば仕方が無い」スッ


P「おっ出るか?」


蘭子(小〇遊六花)「爆ぜろリアル!弾けろシナプス!バニッシュメント・ジス・ワーぴゃっ!?」ビスッ


珠美「P殿!?」


晶葉「変身中の攻撃はルール違反だろう」


P「いや、これ以上はマズイ気がして」


アナスタシア「…うーん」


アナスタシア「ふわぁ…よく寝ました」


晶葉「うむ、どうやら戻ったようだな」


蘭子「」


蘭子「ハッ」


蘭子「煩わしい太陽ね!(おはようございます)」ガバッ


P「ハハッ、かわんねー」



ー銀髪コンビは帰宅しました



P「ふぅ、危うく京アニ作品にされる所だった…」


晶葉「でもこれからが本番だぞ」


珠美「様子がおかしいアイドルを探しに行かねばなりません!」


P「まぁ大丈夫だろ、ここで待ってりゃみんな戻ってくるし」


ガチャ


P「ほら、早速」


美穂(キ〇ゴ)「キバーーー!!」


P「oh...」


晶葉「なるほど…そういうのもあるのか」


珠美「感心してる場合ですか?」


P「ハハッ、可愛いなぁホレホレ」


美穂(〇バゴ)「キィーバァー!」ザクッ


>みほ の ひっかく こうげき!


P「アイタァ!」


晶葉「こうか は ばつぐん だ」


P「うぅ…鼻っ柱いたい…」パァン


美穂(キバ〇)「きばっ」ビスッ


珠美「大丈夫ですか?」


P「んー、鼻抉れたりしてない?」


珠美「断言は出来ませんが、多分」


P「言い切ってくれよぉ」ピロリン


美穂「」


晶葉「…なかなか起きないな」


P「ん?」


P「…ああ、これ寝てるわ」


珠美「えっ」


美穂「」スヤァ



ー美穂はポケセンに預けました



P「さて、次は誰だ?」スチャリ


晶葉「ノってきたな、助手よ」


P「非常に楽しい」


珠美「あ、誰か来ますよ」


ガチャ


文香「…」


P「お、ふみふみやみのま」


晶葉「やみのま」


珠美「やみのまです」


文香「…う」


P「う?」


文香「うっさいバーカ」ベー


P「」


珠美「…はっ!?P殿!P殿しっかり!」


P「んあっ」


P「…寝てへんよ?」


珠美「無理があります!」


晶葉「あまりのショックに失神していたじゃないか、立ったまま」


P「…まずは、現状把握だ、どれどれ」スッ


文香(ルカ・ミ〇フィ)「なによ、ダサい眼鏡でジロジロ見ないでくれる?」ジト


P「よりにもよって」


晶葉「黄色くなってしまったな、彼女は」


P「ちゃっちゃと治そう。文香、動くなよ」スチャ


文香(ルカ・〇ルフィ)「は?」シュン


P「普段からは想像もつかない速さで奪われる右手の自由!」


文香(ルカ・ミルフ〇)「あたしに命令するとはいい度胸してんじゃん?」


P「くっ、さすが本職のシーフ」


珠美「文香さんですからね!?」


P「だがしかし!45戦隊の知識を受け継ぎし俺の敵ではないわ!」バッ


晶葉「ただの特オタだろう」


文香「なっ」


P「チェンジ全開!」パァン


文香(ル〇・ミルフィ)「ゴーカイチェンジっ!」ビスッ


晶葉「人の発明を別物に見立てないでくれるか?非常に見劣りしてくるんだが」


P「ともあれ、世界は救われたのだ」


珠美(戦隊同士の内輪揉めにしか見えなかった)



ー文香は母星へ帰りました



P「さて、だいぶ気分が乗ってきたぞ!」


晶葉「お、確変タイムの予感」


珠美「なんですかそれ」


晶葉「すぐわかるさ、遅れるなよ」


夏樹(加〇恵)「なんだかなー、だよね」



キュインキュインキュインキュイン



桃華(夜〇森小紅)「やぁ、Pじゃないか。どうしたんだこんな所で」


P「どうしたはこっちの台詞だよ」パァン



ゆかり(〇泉紗霧)「そんな恥ずかしい名前の人知らない!」


P「誰の名前が恥ずかしいって?」パァン



瑞樹(九〇カレン)「Helloデス!何してるデスカ?」


P「治安維持デス」パァン



奈緒(夜ノ〇紅緒)「あらP、桃華を見なかったかしら?」


P「ミテナイヨ」パァン



仁奈(星宮ケ〇ト)「お前には私についてくる覚悟があるか?」


P「ねーでごぜーますよ」パァン



美波(〇)「美波の本気を見るのです!」


P「全部伏字なのにこんなすぐわかる?」パァン



楓(櫛〇鳩子)「わっかんないよ!」


P「自分の言葉で語ってよ!」パァン



芳乃(魂〇妖夢)「斬れぬものなどあんまりない!」


P「竹刀を珠美に返しなさい」パァン



みく(宮〇)「大人の女になりたいです!」


P「成猫に?」パァン



早苗(魂魄〇夢)「斬れぬものなどあんまりない!」


P「珠美ィ!竹刀はちゃんとは保管しなさい!」パァン



智絵里(サタ〇ニャ)「我こそは大悪魔!」


P「大天使が何を言う」パァン



幸子(輿水幸子)「カワイイボクが来ましたよー!」


P「はいはい」パァン


幸子「何故撃っ」ビスッ



巴(チ〇ノ)「あたいったら最強ね!」


P「東方成分つよくね?」パァン


巴(チル〇)「ぎゃっ」ビスッ


P「ふぅ、流石に疲れたな」ポンポン


P「ん?」


黒服「にっこり」チャカ


P「…えーっと」


P「退散ッ!」ダッ


アッコラマテヤァ!ドッチイッタァ!ミツケタラチマツリジャア!



ー数時間後


晶葉「あ、帰ってきた」


珠美「大丈夫でしたか?」


P「ボドボドだよ全く…なんとか起きた巴が収めてくれなきゃ今頃玄界灘の底だわ…」


夏樹(加藤〇)「大変だったねー、はい温かいものどうぞ」


P「はぁ、温かいものどうも」ズズッ


P「…」


珠美「…」


晶葉「…」


夏樹(〇藤恵)「…」


P「夏樹、いつからおったん?」


夏樹(加〇恵)「うーんと、確変前?かなー」


P「ステルスにも程があるだろ!」パァン


夏樹(加藤〇)「あたっ」ビスッ


P「…ふぅ」


晶葉「お疲れ様だ、助手よ」


珠美「スケジュールによれば、これで今九州にいる該当アイドルは全員投与が済んだ事になります!」


P「おお、これでこの珍妙なパンデミックも終息だな」ヴーヴー


P「ん?ちひろさんから電話だ」ピッ


P「はいもしもしこちら九州男児」


ちひろ「あ、もしもしPさん?そこに晶葉ちゃん居るでしょ?」


P「いますけど、どうしたんです?」


ちひろ「美城常務の様子がおかしいんですよ。晶葉ちゃんが何か知らないかと思って」


P「どうおかしいんですか?」


ちひろ「それが、超ダサい白地に『白血球』て書いた帽子被って帯刀してるんですよ。それ以外は割といつも通りなんですが」


P「…なるほど」


P「ちなみに、常務のスケジュールってわかります?」


ちひろ「え?確か昨日までは九州出張でしたね。それが何か?」


P「あ、それだけわかれば十分ですーすぐに晶葉寄越すんでお待ちくださいー」


ちひろ「え?え、ちょ、プロデュー」ブツッ


P「…」フゥ


P「えらいこっちゃ」











晶葉「終わりだぞ」


P「そういえば、志希はどしたん」


晶葉「彼女が来ると発症の危険があるからな」


P「………あっ」


常務(白〇球)「細菌〇す!」


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