提督「あれからもう五年経つのか・・・」
長い戦いを終えた艦娘達と提督のその後を描くハートフルストーリー(嘘
暁編です。
提督「あの戦いから五年・・・・・・長かったような短かったような」
提督「敵も味方も大勢の命が海に消えていった。俺が指揮していた艦隊でも、何人か還らない艦娘が出た・・・」
提督「失ったものは大きい・・・だけど、だからこそ前を向いて生きなくちゃな・・・」
提督「あいつ等を犠牲にしてまでも手に入れた平和なんだから・・・」
提督「・・・もう、俺達の戦いは終わったんだ」
提督「おっと・・・どうも最近独り言が多くなっていかんな」
提督「いや、こんな日だからか。しかし、まさかあの甘えん坊だった暁が、俺に紹介したい人がいるだなんてなぁ・・・」
提督「五年・・・か。そうだな、人が変わるのには十分すぎる時間だ」
提督「おっと、そろそろ出かけないと間に合わないな」
提督「じゃあ・・・行ってくるよ、―――」
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
提督「ガラにもなく緊張したせいか、約束の場所だった料亭に30分も早く着いてしまった」
提督「暁の想い人か・・・一体、どんな男なんだろうな」
提督「まあ、なんだかんだ言ったって第六駆逐艦のお姉さんとして頑張ってきた暁だ」
提督「あいつの目に、間違いはないだろう」
ガラッ
暁「司令官!ごめんなさい、遅くなっちゃったわ!」
提督「おお、暁。久しぶりだな。相変わらず元気そうじゃないか」
暁「ふふ、司令官こそ!」
提督(鎮守府を解体してからろくに会えていなかったが・・・本当に相変わらずだな、暁は)
提督(一度艦娘になった彼女達は歳月を経ても見た目が大きく変わることがないから、ますますそう感じるのかもしれないが)
提督(艦娘の呪縛、か・・・・・・)
提督(そういえば全然関係ないけどエ〇ァの続きまだかな)
暁「今日はわざわざ来てくれてありがとうね、司令官」
提督「はは、お前から電話で聞かされた時には正直びっくりしたよ。あのお子様だった暁も、もうそんな歳になったのかってな」
暁「もー、司令官ってば!暁は昔から一人前のレディだったでしょ!」
提督「はは、すまんすまん。そうだったな」
提督「・・・ところで、肝心の相手は一緒に来てないのか?」
暁「お店の入り口まで一緒だったんだけど、電話が掛かってきて外でお話ししてるの。もう少しで来ると思うんだけど・・・」
提督(ふうむ・・・仕事熱心な人物なのかな。大変結構な事だが、暁は寂しがり屋だからな・・・・・・ケッコン生活ですれ違わなければいいが・・・)
提督(って、まだそんな話じゃないか。いやだが、わざわざ俺と会わせるくらいなんだから、ひょっとしたらということもあるな)
提督(どうなんだろう・・・もしそうだとしたら、喜ばしいような寂しいような・・・うーむ・・・)
提督(いかんな・・・何故だか娘を嫁にやる父親のような心境になってしまった。確かに俺は彼女たちの父親代わりだと言っても過言ではないんだが・・・)
提督(・・・・・・相手の方にキツく当たってしまわないように気を付けよう)
トントン。
仲居さん「失礼します。お連れ様の方がお見えです」
暁「あ、終わったみたいね。ほら、そんな怖い顔してないで、笑って!」
提督「あ、ああ。そうだな」
提督(さて、一体どんな男か)
ガラッ
チャラ「チース!あ、ども初めまして。暁のカレシ(↑)やらしてもらってるチャラ男之助っす!」ジャラジャラ
提督「」
カコーン(鹿おどしの音)
暁「紹介するわね司令官。渋谷の『from 泊地』っていうクラブでDJやってるチャラ男之助っていうの。スタイリッシュなパフォーマンスとオシャレな恰好でとっても人気があるんだから!」
チャラ「オイオイそんな褒めんなよ暁ィ。まるでオレがカリスマしてるみてーじゃんwww」ジャラジャラ
暁「えー、だって本当に人気者じゃない」
提督「」
チャラ「あ、ちなみにオレー、趣味でバンドもやってんすよww 『NIPPON 男児』っつーバンドでギターやってんすけどー、聞いたコトとかあります?」ジャラジャラ
提督「」
暁「・・・司令官?」
提督「・・・・・・・・・・・・ハッ!?」
暁「どうしたの司令官。ぼーっとしちゃって」
提督「あ、いや・・・・・・いやいやいやいやいや、いや、ちょっと待て暁。ちょっとこっちに来なさい」
暁「?」
提督「おい暁・・・あ、あれがお前の言っていた俺に紹介したい男なのか・・・?」
暁「ええ、そうよ?とっても個性的で明るい人でしょ!」
提督(こ・・・こいつが暁の想い人だと!?ちょっと待て・・・いやいやいやいやちょっと待て。いや待て。本当に待て)
提督(落ち着け俺。きっとこれは何かの間違いだ)
提督(あの甘えん坊の寂しがり屋で、ちょっぴりヤキモチ焼きで・・・)
提督(でもいざとなればしっかり者のお姉さんとして妹達のことを第一に考えて守ってきた、あの暁が・・・!)
提督(こんな・・・こんな何処の馬の骨ともわからんいい加減そうな男を・・・・・・!)
提督(選ぶはずがないッ!!断じてないッ!!ないッ!!)
提督(信じて送り出した俺の駆逐艦がこんなチャラい男を紹介してくるわけがない!!!!)
暁「ちょっと司令官、急にどうしたのよ」
提督「な、なあ暁・・・あの男のことなんだが・・・」
暁「あ、やっぱり司令官も気になるのね!チャラ(ry)とはね、司令官が軍を辞めちゃった後、池袋の合コンで初めて会ったの」
提督「合k」
暁「司令官がいなくなっちゃって、他のみんなとも全然会えなくなっちゃって・・・すごく寂しかったんだけど・・・」
提督「・・・・・・」
暁「でも、彼との出会いが暁の心を埋めてくれた。満たしてくれたの」
『暁よ。一人前のレディーとして扱ってよね!』
暁「だから、暁はチャ(ry)とずっと一緒にいたいって思って・・・」
『頭をなでなでしないでよ!もう子供じゃないって言ってるでしょ!』
暁「今までずっとお世話になってた司令官にも、大人のレディーとしてちゃんとご挨拶しなきゃって」
『ねえ、司令官・・・司令官は、この戦いが終わった後も、ずっと――――――』
暁「・・・・・・・・・司令官?」
提督「・・・・・・そうか。わかったよ暁」
提督(・・・・・・そうだな。この俺に、暁が決めた相手のことをとやかく言える資格なんて無い・・・・・・)
提督(・・・・・・五年か。随分と変わったんだな、暁も)
提督(いや・・・・・・そうさせてしまったのは俺か・・・・・・)
提督(受け入れよう・・・・・・それに見た目で人を判断してはいけない)
提督(それで北方海域に出撃した時もエラい目に遭ったからな)
提督「いや、話を中座させてすまなかった。ともかくなんだ、お互い座ろうじゃないか。さあ」
―――――――――――――――――――――――――――――――――
提督(さて、一先ず仕切り直したのはいいものの)
提督(一体、どんな話をしていいものか・・・)
提督(しかし、見れば見るほど軽薄そうな男だな・・・)
提督(大体、一応は畏まった席だというのに膝を立てて座るのはどうなんだ)
提督(・・・・・・暁も、こんな男のどこを好きになったのやら)
提督(まあいい・・・案外、こう見えて骨の太い男なのかもしれん)
提督(とりあえず、当たり障りのない話題から始めるか)
提督「ゴホン・・・・・・そういえば、君と暁は付き合ってからどのくらいになるのかな・・・・・・?」
チャラ「あー・・・半年くらいっすね」
提督「半年!?」
チャラ「あ、ひょっとして短けーとかってカンジっすか?」
提督「当たり前だろう!」
チャラ「でもまーオレ、愛に付き合った時間とかカンケーないんじゃねって主義なんで」
チャラ「なんつーの?出会った瞬間にビッときたんすよね」
チャラ「あ、こいつ俺の女だわみたいなwwwww運命っすね運命wwwwww」
暁「そうよ司令官!愛の深さは時間に比例するものじゃないわ!」
提督「い、いや・・・それは俺も一概に違うとは言えんが・・・」
提督「だが何事にも時間というものはだな・・・」
チャラ「つーかすんません、話始める前にメシ頼んでもいっすか?オレ今朝から何も食ってないんで」
暁「まったくもう、チャラってば仕方ないんだから」
提督「」
チャラ「あーマジ何食おっかなー。オレ、こういう店入ったことねーからなー」
暁「とりあえず、このお刺身の盛り合わせなんてどう?」
チャラ「うっわ高っけ!なにこれマジで?マジでこんな金取んの?」
暁「ふふ、心配しなくても暁がご馳走してあげるわよ」
チャラ「マジで??でも最近オレ、お前に奢ってもらってばっかじゃん?」
暁「なに遠慮してるのよチャラってば。チャラだってこの前、暁に牛丼とジュースご馳走してくれたじゃない。お互い様よ!」
チャラ「あざーっすwwwwwwいやぁマジでわりぃわなんかーwwwwwww」
暁「いいってば、もう。それよりお刺身だけじゃ足りないんじゃない?」
チャラ「お、さっすがオレのカノジョ(↑)だけあってオレんことわかってくれてんねー暁はwwww」
チャラ「んじゃーあとはコレとコレと・・・・・・あ、この店ビールあっかなビール」
提督「・・・・・・ちょっと待て」
暁「?」
チャラ「え?なんスか?あ、もしかしてテートクさんも何か食います?」
提督「お前・・・・・・いやチャラ君」
提督「君はさっき、暁を自分の彼女だと言ったな」
チャラ「はぁ?そうっすけど?」
提督「・・・・・・そうか。ならば訊ねるが、君は自分の飲み食いする金を自分の彼女である暁に出させるのか?」
チャラ「はあ?何が言いてーんすか?」
提督「男児たる者、己で食う飯の代金くらい自分で払うのが当たり前だろう」
提督「ましてやこういった席で、自分の女に払わせた金で飲む酒はうまいと思うのか?」
暁「ちょ、ちょっと提督・・・」
チャラ「・・・・・・はあ?なにわけわかんねーこと言ってんすか?」
提督「・・・俺が言っているのは君の男としての器量についてだ」
チャラ「うっわwwww古っwwwwwいやもうダセエっすよそういうのwwwwwww」
チャラ「ホラ、今はもう男女ビョートーの世の中じゃないっすかwwwwwww」
チャラ「男がどーとか、女がーとかじゃなくてお互いが助け合う?っての?」
チャラ「そーゆーのが当たり前なんじゃないっすかねwwwwwww」
暁「もう、チャラの言う通りよ司令官。困った時はお互い様なんだから」
提督「・・・・・・ならばもう一つ聞こう」
提督「仮に、暁が困難に陥ったとしてだ」
提督「君はどこまで暁を支えられる?」
提督「愛だなんだと曖昧な言葉じゃない」
提督「金銭面や社会的な立場・・・・」
提督「それら全てを賭して、暁をどこまで助けられるんだ?」
チャラ「はあ?すんせん、オレ頭悪ィんで・・・よくわかんねーんすけど」
チャラ「あ、でも社会的な立場ってなら、オレ、結構イケますよ?w」
提督「・・・・・・ふむ?」
チャラ「実はオレー、チームの頭張ってんすよwwwww下に20,30人くらいいるんスけどね」
チャラ「ダチとかも多いし、オレが一声かけりゃケッコーな数集まりますよ?wwwww」
提督(・・・・・・いかん。頭の血管が切れそうだ)
暁「もう、やめてよ司令官!暁はそんなの無くたって、チャラが側にいてくれれば十分なんだから!」
提督「暁は黙ってなさい」
提督「ならもう少し具体的に話そうか」
提督「君の職業は・・・あれだ」
提督「DJというものだったな」
チャラ「そうっすけど」
提督「下世話なことを聞くが、その職業は安定しているのか?身入りはどれくらいある?」
チャラ「は?ミイリってなんすか?」
提督「・・・・・・月給のことだ」
チャラ「ああ~ハイハイ。〇×万くらいっすけど?」
提督(・・・・・・少なすぎる。それじゃ一人で食っていくのもやっとだろ)
チャラ「まあ金よりも自分の想いを解放するっつーの?魂優先の仕事なんで」
提督「・・・・・・職業の貴賤を問うつもりはないが、その収入で暁との生活を送れるのか?」
提督「仕事場が都内ならば、住む場所だって限られてくる」
提督「その稼ぎでは、1Lの家賃を払うだけで精いっぱいだろう」
チャラ「・・・・・・」(チッ)
暁「し、心配ないわよ司令官!暁だって立派な大人のレディーとして、もう働けるんだから!」
提督「・・・・・・根本的な問題を聞き忘れていたな」
提督「チャラ君、君は暁とどこまで本気なんだ?」
チャラ「・・・・・・はい?」
提督「結婚を考えて付き合っているのか、という意味だ」
暁「し、司令官!」
チャラ「・・・・・・そりゃそうっすけど」
提督「・・・・・・そうか」
提督「知ってはいると思うがな、月に一度支給される『艦娘手当て』は結婚して扶養者扱いになれば配偶者の年収に関わらず三分の一以下に減額されるぞ」
チャラ「!?」
暁「もう!司令官ってばなんてこと言うのよ!それじゃチャラがお金目当てで暁と一緒になりたいみたいじゃない!」
提督「暁・・・」
提督(確かに・・・この男にそんな気がないのなら、俺の言っていることは最低最悪の勘ぐりだろう)
提督(だが・・・)
提督「・・・悪いが、その通りだ。俺には彼の言う『助け合い』とやらの関係が今のお前達に当て嵌まるとは到底思えん」
暁「司令官・・・!」
提督「・・・すまん、少し外で頭を冷やしてくる」
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
料亭 中庭
提督「ふう・・・・・・」
提督(恋は盲目とは言うが・・・・・・まさにそうだな・・・・・・)
提督(まさか暁があんな男に入れ込んでしまうとは・・・・・・)
提督(せめてあの男の内面に何か一つでも確固たる信念のようなものでもあればと思ったが・・・)
提督(あの様子では期待できんな・・・)
提督(若さに浮かれ、平和の尊さも理解せずに怠惰な日常を過ごすだけの典型的な放蕩者だ)
提督(さて・・・どうしたものか・・・)
提督「はあ・・・」
提督「いかんな・・・無性に止めたはずの煙草が吸いたくなってくる・・・」
ザッザッザッ―――――。
提督「ん?」
チャラ「うっす。すんません、ちょっといいスか?」
提督「・・・ああ、構わないが」
提督(・・・この男だけか。暁は部屋で待っているようだな)
チャラ「あー・・・あれだ、その、さっきは何かすんませんっした。なんか怒らせちまったみてーで」
提督(・・・ふむ?言葉使いは相変わらずだが、妙に大人しい態度だな)
提督「いや、気にしないでくれ。初対面で、こちらも少々突っ込んだことを聞いてしまったからな」
チャラ「いやこっちこそ頭悪いんで。こういうトキになに言ったらいいかとかわかんねーんすよオレ」
チャラ「まだ23で世間とかよくわかんねーんで。へへ」
ゴソゴソ。
シュボッ。
チャラ「フゥー・・・」
提督(・・・・・・謝った矢先に断りも無く煙草か)
提督(これは世間知らず云々よりも常識としての問題だとは思うがな)
提督(にしても、落ち着きのない格好のせいで若く見積もっていたが・・・この男、もう23なのか)
提督(23にもなれば、ある程度の立振る舞いなど当たり前のように身に付きそうなものだが・・・)
提督(・・・・・・いや、それは俺も人の事は言えんな)
提督(20前に軍に所属してから、ずっと戦いしかなかった)
提督(礼儀作法はともかく、世間一般の振る舞い方を知らないといった点では、この男と大して変りない)
チャラ「あ、テートクさんもどっすか一服。赤マルっすけど」
提督「いや・・・・・・軍を辞めた時に煙草は断った」
チャラ「へーそうなんすか」
チャラ「そういやテートクさんって暁がカンムスやってた頃のジョーカンなんスよね」
提督「・・・・・・ああ」
チャラ「いやーマジすげえっすわ。自分もゴチャマンとかならケッコー自信あるんすけど、マジモンのタマの獲り合いッスもんねえ」
提督「・・・・・・・・・・・・」
チャラ「今着てるそのカッケー制服もアレっすか?そんトキ着てたヤツ?」
チャラ「いやカッケーすわマジで。オレも昔やってた族で特服背負ってたんっすけどね?」
チャラ「やっぱ漢として覚悟背負うっつの?気合いの入り方違いますもんねwwwwwわかりますわーwwww」
提督「・・・・・・(ギリッ)」
チャラ「・・・・・・あーでもオレ、暁からテートクさんは軍辞めたって聞いてんすけど」
チャラ「どうなんすか実際?その服着てるってことは、まだ軍人さん続けてんすか?」
提督(・・・・・・落ち着け、落ち着け俺)
提督(ここでこの男を張り倒しても、何にもならん)
提督(ともかく今日をやり過ごして、暁を後日改めて説得するしかない)
提督「・・・・・・特例措置でな。退役する際に私生活でも制服を着用してもいいように嘆願した」
提督(・・・まあ、普通は許可されることはない)
提督(軍を辞めると申し出た時も大分引き留められた)
提督(最後の最後まで)
提督(俺の決意が固いと悟った本営が、『無期限の一時公暇』の間に軍人としての心構えを忘れないようにと特別に許した)
提督(いつかまた、俺をあの戦いの海へと帰らせる為に)
提督(実際のところは完全な引退だがな。もう戻るつもりもない)
チャラ「へー!トクレーっすか!へえー!」
提督「・・・・・・」
チャラ「マジっすかスッゲー!へえー!ほおー!」
提督(なんだ・・・?異様に浮かれ始めたな・・・)
チャラ「じゃあテートクさんは引退したけどまだまだ人脈とかあるってことじゃないっすか!wwwww」
チャラ「いやーすっげえなーそういうのwwwwマジソンケーっすよwwwww」
チャラ「あ、さっきオレが言ってたチームってのもオレで二代目なんすけどね?wwww」
チャラ「ウチの初代とかマジだっせえんすよwwwww喧嘩も弱ェくせに口だけでwwww」
チャラ「この前とかもwwww呼んでもねーのに勝手に集会にシャシャりでてきてwwwwww」
チャラ「もうチョー上からオレらんこと『チョーシのんな』だの『先代ナメんな』だのマジ顔してきやがってwwwwwww」
チャラ「オレらもプッツンきちゃって、もうそいつボッコボコwwwwww」
チャラ「ザコは大人しく実家の板金やってろってカンジだったんすけどぉwwwww」
チャラ「でもやっぱデキる男って違いますよねーそこんトコwww」
チャラ「引退しても影響力あんのがやっぱホンモノっすよwwwwwwテートクさんみたいなwwwww」
チャラ「いやーマジでリスペクトっすよリスペクトwwwww」
提督「・・・・・・何が言いたい」
チャラ「いやねー・・・ホラw」
チャラ「オレがアイツ・・・暁ンことマジで愛してるってのはさっき分かってもらったと思うんスけどー・・・w」
チャラ「やっぱ人生って色々先立つモノが必要じゃないすかーw」
チャラ「暁はオレん夢・・・あ、音楽でのし上ってテッペン目指すってのがオレの夢なんすけどw」
チャラ「アイツすっげー応援してくれてっし、オレもそれにこたえてーし?漢としてw」
チャラ「んでまあケッコンすっかーってカンジなんすけどぉ、オレも音楽にマジだからあんまバイトとかやってらんねーんすよw」
チャラ「アイツはその分働いてくれるーって言うけど、やっぱホラ、あのナリだと限られてくるじゃねーですか色々w」
チャラ「オレもアイツに辛い目ぇさせたくねーし、どーすっかなーってw」
提督「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
チャラ「今はアイツ、郊外の児童園で働いてんすけどー、やっぱ安いんすよねー給料・・・(↓)」
チャラ「まあ今は『艦娘手当て』があっからなんとかやっていけてんスけどぉ、ホラ、テートクさんさっき言ってたじゃないすかーw」
チャラ「ケッコンしたら三分の一だかになるってw」
チャラ「オレあれ困るんすよー・・・w」
チャラ「・・・で、こっからがマジバナなんすけどー・・・w」
チャラ「あの手当てって確か軍が出してる金じゃないっすかーw」
チャラ「だからそこをそのー・・・ねえ?w」
チャラ「テートクさんが軍に一声掛けてくれりゃ、何とかなんじゃねーかなーって・・・w」
チャラ「ほらぁw暁はテートクさんの下についてたワケっすし・・・ねえ?w」
チャラ「だから頼んます!オレらん為になんとかしてくださいっ!w」(パンッ!)
提督「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
提督「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
提督「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
提督「・・・・・・ふう」
提督「・・・・・・チャラ男之助君」
提督「すまんが煙草を一本貰えるか」
チャラ「あ、はいそりゃもう!wどうぞどうぞw」
チャラ「幾らでも吹かしてくださいよーwwあ、オレ火ィ点けますからww」
シュボッ。
提督「・・・・・・フゥー」
提督「・・・・・・仮に」
提督「仮にだ。もし俺が軍にその旨を申請したとしてだ。それが通らなかったらどうする?」
チャラ「えー・・・?」
提督「それでも、暁とケッコンするのか?」
チャラ「いやー、そこはホラー・・・ねえ」
チャラ「オレもそうしてやりたいのは山々っすげど」
チャラ「やっぱ食っていかねーとどうしよーもないっすから」
チャラ「貯金とかもマジねーですし、ちょっとなーって・・・・」
提督「暁を捨てるつもりか?」
チャラ「い、いやいやまさかーwwwwんなわけないっしょーもうwwww」
チャラ「ま、まあほら、アレっすよwww」
チャラ「そこはもうちょっと我慢してー、時間をおいてからってことで・・・w」
提督「・・・そうか。先程、君は愛に時間など関係ない、暁を運命の女だと言っていた気がするがな」
チャラ「・・・・・・いやぁ~まぁ・・・・・・そこはケースバイケースってことで・・・ねえほら・・・」
提督「・・・・・・そうか」
チャラ「ちょ、なんスかもーwwwフインキ悪いじゃないっすかーwwww」
チャラ「あ、もしかしてオレなんかまたシツレーなこと言っちゃいました?w」
チャラ「勘弁してくださいよーwwwオレ頭悪いんッスよマジでーwww」
チャラ「それにテートクさんだったらダイジョブですって多分ーwww」
チャラ「心配しなくてもビッと言やあ通りますよーそんくらいwwww」
提督「・・・・・・そうだな。君の言う通りだ」
チャラ「でしょでしょ!?wwwwwいやー、やっぱ話が分かる男ってのはカッコい―――――」
提督「勘違いするなよ、貴様」
提督「俺が言ったのは貴様の頭の出来具合のことだ」
チャラ「」
提督「軍部に減額免除の申請だと?」
提督「戯言をほざくのも大概にしろ」
提督「貴様、今の世間でこの『艦娘手当て』がどれ程問題視されているか知らんのか?」
提督「悪夢のような戦場を生き延び、戦友達を失った悲しみを背負い、自分達の信念と大切な者達を護る為に戦った艦娘達・・・・・・」
提督「そんな彼女達に支給されるのが艦娘手当てだ」
提督「彼女達の時は心身共に艦娘になったその瞬間に止まってしまう」
提督「暁のように、幼い姿のまま一生を過ごさなければならない艦娘も大勢いる」
提督「その姿では労働はおろか、私生活でも苦労する場合が殆んどだ」
提督「本来あるべきはずだった成長を、未来を、全てを犠牲にしてまで戦った彼女達が戦線を離れて貰えるのが月20万の端金だ」
提督「しかもそれが最高値であり、対象者が扶養者及び労働者として登録されれば容赦なく減額されていく」
提督「暁が貴様に渡している金も、半分は暁自身が工面したものだろう」
提督「そして引退した艦娘の中には、戦いの傷で満足に働けない者や辛い経験を思い出して不安定な生活を送る者だっている」
提督「引退した艦娘が平凡な日常生活に戻れる割合は約3割弱だ」
提督「免税を許されず、精神を病んだまま通院する艦娘にとっては満足な額ではない」
提督「そんな彼女達に少しでも楽をさせてやりたいと、手当の増額を申請したり減額免除を嘆願する現役提督や俺のような退役提督もいる」
提督「そんな者達を・・・・・・世間は血税の私物化だの軍の不正私用だのと叩き上げて蔑む・・・」
提督「実際に血を流して傷を負っていたのは誰かも忘れて・・・」
提督「そんな中で・・・貴様はなんだ・・・?」
提督「己の欲望と怠惰を貪る為に暁を利用し、挙句の果てには不正受給をさせろだと・・・?」
提督「貴様のような男に・・・いや、貴様のような屑に・・・!」
提督「暁は渡さん!!絶対にだ!!」
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
チャラ「はぁ?」
チャラ「はあああああああああ?」
チャラ「ハァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!?」
チャラ「いや・・・・・・マジ意味わかんねえし」
チャラ「は?なに?ホント意味わかんねえんだけど」
チャラ「ハア?なんでキレられてんのオレ?」
提督(・・・・・・これだけハッキリ言ってもまだ理解できんか)
提督(もう、話すだけ無駄だな)
ザッ
チャラ「オイ!ちょっと待てオイ!!」
チャラ「テメ、なにバックレかまそうとしてんだコラ!」
ガシッ!
チャラ「こっちが下手にでてりゃチョーシくれやがって!お?」
チャラ「元軍人だかなんだか知らねえけど、チョーシくれてんとマジ埋めるぞオメエ。オッサンよ。あ?」
提督「・・・・・・泣き落としが通じんとなったら脅迫か」
提督「救えん男だな、お前は」
チャラ「あ゛!?」
提督「さっさとこの手を放してもらおうか」
提督「これ以上、お前のような屑と交わす言葉などない」
チャラ「・・・・・・テメ、おいコラ」
チャラ「オッサンよぉ・・・あ?」
チャラ「テメー、このまま帰れっと思ってんのか?」
チャラ「オレがその気ンなりゃテメー沈めちまうくれーわけねーぞ?お?」
提督「・・・・・・それは、さっき言っていたお前の手下とやらを使ってか?」
チャラ「あ?なんだ?あ?あ?」
提督「一つ教えておいてやろう」
提督「暴力を背景にした駆引きに持ち込む時は、相手に銃口を向けている状況でなければ意味がない」
提督「即効性のない脅しなど、『相手がその気』になったのなら逆効果だ」
チャラ「あ?マジで脅しだとでも思ってんのか?」
チャラ「マジ舐めんなよ?お?」
チャラ(サッ、ピッピッピ)
提督(・・・・・・助言してやっても、この状況で悠長に仲間と連絡を取り始めるか)
提督「・・・・・・ハア」
チャラ「テメーぜってぇタダじゃ帰さねえからな」
チャラ「そのスカしたツラのカタチ変えてやっからよ。お?」
チャラ(ピッピッピ)
提督「・・・・・・で、お前の両親は呼ばなくていいのか?」
チャラ「・・・・・・あ?」
提督「折角人がこうして待ってやっているんだ」
提督「泣きつく相手は多いほうがいいだろう」
チャラ「」(ブチッ)
チャラ「んだコラテメェエエエエエエ!!」
ガッ!!
チャラ「チョーシのってんじゃねえぞ!?ああ!?」
チャラ「テメマジでブッ殺し―――――」
提督(ギンッ!!)
チャラ「うっ・・・・・・!?」(ズザッ)
提督「あれだけの大言壮語を吐くからには腕っぷしくらいはと思っていたが・・・・・・」
提督「やはり、この程度か」(ペッ)
ジャリ・・・。
チャラ「・・・な、なんだテメ・・・」
ジャリ・・・。
チャラ「て、てめえ・・・オ、オレに何かあったらチームがソッコー潰しかけんかんな!?」
ジャリ・・・。
チャラ「お、おいっ・・・!」
提督「・・・・・・こんな軽い拳しか持たん男が」
チャラ「ひっ・・・!?」
提督「暁を背負うなどと寝言を抜かすなぁあああああああああ!!!」
バキャアッ!!
チャラ「ゴベェ!!?」
どしゃあ!
チャラ「」
提督「・・・・・・たった一発で失神したか」
提督(この男が頭を張っている界隈がどこかは知らんが)
提督(入隊2ヶ月の新兵の方がよほど気骨を見せるな)
ジャッ。
暁「し、司令官・・・!?」
提督「・・・・・・暁か」
暁「ど、どうしたのよ一体・・・?」
暁「!?チャラ・・・!?」
暁「チャラ大丈夫!?しっかりして!!」
提督「・・・・・・・・・・・・」
提督「暁、この俺が・・・・・・今さらお前の決めた道に対して何かを言う資格なんてないことはわかっている」
提督「だが、これだけは見過ごせん」
提督「こいつと共に歩むことだけは許さん」
暁「な、何言ってるのよ司令官!」
暁「チャラになにがあったの!?」
提督「・・・・・・」
暁「・・・・・・ま、まさか司令官が・・・・・・?」
提督「・・・・・・来なさい、暁」
提督「とにかく、話は後だ」
暁「なに言ってるのよ!?」
暁「どうして・・・どうしてチャラを殴ったりなんかしたのよ!?」
提督(・・・・・・暁)
暁「答えてよ!!司令官ってば!!」
提督「・・・・・・いいから、来るんだ」
ひょい。
暁「あっ、やめて下ろして!!」
暁「チャラをこのままにしていけるわけないでしょ!?」
暁「おろして!おろしてってばー!!」(ジタバタ)
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
提督宅
提督(あれから憤る暁を片腕に料亭の女将さんに事情を説明した)
提督(叱り飛ばされて叩き出されるのを覚悟していたが、女将さんや仲居さんの対応は落ち着いたものだった)
提督(深い話し合いをするのに選ばれる店だけあって、ああいった騒ぎにも慣れているのかもしれない)
提督(迷惑料として心ばかりに幾らか包んだが、結局は俺が席を立った間にあの男が注文していた料理の代金しか受け取ってくれなかったからな)
提督(さて、なんとか暁を宥めてタクシーに乗せたのはいいが・・・・・・)
暁「うっ・・・・・・ひっく・・・・・・」
提督「・・・・・・ほら、ココアだ。落ち着くぞ」
暁「ひっく・・・・・・そ、そんなお子様の飲み物なんて、いらないわよぉ・・・・・・」
提督(・・・まさか、既にあの男と同棲までしていたとはな)
提督(念の為、タクシーでの道すがら訊ねておいて本当に良かったが・・・・・・)
提督(暁が住んでいたはずの県営住宅が一年前に解体されていたなんて、少しも知らなかった・・・・・・)
提督(暁の収入では新居に移る引っ越し代や敷金は相当な負担だっただろう)
提督(なのに、暁は俺にも誰にも相談することなく一人で抱えて・・・・・・)
提督(それをあの男・・・・・・あろうことか仮にも恋仲を名乗っておきながら寄生するような形で居候までしていたとは・・・・・・)
提督(・・・・・・くそっ。今からでももう一度殴り倒しに行きたいくらいだ)
提督「そう言うな。きちんと牛乳も温めてから淹れたんだ。さあ」
暁「ひっく・・・・・・うぅ・・・・・・」(ズズー)
提督「・・・・・・暁、すまなかったな」
提督「便りが無いのは良い報せ・・・今の今までそう思い、元気にやっているのだとばかり考えていたが・・・」
提督「・・・・・・本当にすまない。お前が辛い想いをしている時に、俺は何の力にもなってやれなかった」
暁「・・・・・・しかたないわよ」
暁「司令官にだって、司令官の生活があるんだもの・・・」
暁「それに、暁はもう立派なレディなんだから・・・いつまでも司令官に甘えていられないわ・・・」
提督「暁・・・・・・」
暁「・・・・・・ねえ司令官」
暁「なんでチャラを殴ったの?」
提督「・・・・・・」
暁「答えてよ!」
提督「・・・・・・暁、心に決めた相手のことを否定されるのは誰だって嫌だろう」
提督「当然、素直に受け入れられない気持ちも理解できるつもりだ」
提督「だが、これだけは言っておかなければならない」
提督「あの男は私利私欲の為にお前を利用しているだけだ」
提督「あいつが語った愛だの夢だのといった言葉は、全て虚構でしかない」
提督「あの男は・・・・・・暁を護る気など微塵も無いんだ」
暁「そんなことないっ!!」
暁「チャラは・・・チャラはいつも一緒にいてくれた・・・!」
暁「暁がひとりぼっちで寂しい時も・・・不安でどうしようもなかった時も・・・」
暁「そばにいてくれたもの!頭を撫でて・・・優しい言葉をかけてくれたんだから!」
提督「・・・・・・っ」(ズキン)
暁「司令官にはわかんないだけよ!確かにチャラはあんまりマジメそうには見えなくて、世間知らずかもしれないけど・・・!」
暁「本当はとっても優しい人なんだから!!」
提督「・・・・・・なら問おう」
提督「暁・・・お前は本当に一瞬たりとも疑問を抱いたことは無かったか?」
暁「えっ・・・」
提督「あの男の語る未来が全て心の底からのものだと信用できたか?」
提督「苦労をかけてすまないと頭を下げられた時、その態度に少しでも信頼が揺らいだ瞬間はなかったか?」
提督「頼りにされた時、ほんの僅かでも理不尽さを感じたことはなかったのか?」
暁「・・・そ、それは」
提督「・・・・・・人間は孤独に耐えられない」
提督「その孤独の中にいる時、人はどんな者にでも縋ってしまう」
提督「例え騙されているのだと本音では気付いていても、自分を欺き続けてしまう生き物だ」
暁「・・・・・・」
提督「・・・・・・暁。俺はお前が本当に心の底から決めた相手がいて、その相手と幸せになれるのなら」
提督「どんな応援も惜しまん。いくらでも力になろう」
提督「だが、自ら不幸な道を選ぼうとする今のお前を見過ごすわけにはいかない」
提督「ましてや、それが一時的な気持ちから選択しようとしている道ならなおさらだ」
暁「・・・・・・・・・・・・」
提督「・・・・・・どうか分かって欲しい。暁には、もっとお前を大切にしてくれる男がきっと―――」
暁「・・・・・・司令官は?」
提督「・・・・・・なに?」
暁「・・・・・・司令官は、誰かいるの?」
暁「司令官の言ってる、大切にしてくれる人が・・・」
提督「・・・・・・・・・・・・」
提督「・・・・・・俺は」
提督(俺には・・・・・・誰がいる・・・・・・?)
提督(・・・・・・・・・・・・・・・・・・今は)
提督(・・・・・・・・・・・・もう・・・・・・・・・・・・)
提督「・・・・・・・・・・・・俺は、一人でも十分生きていける」
提督「・・・・・・一人でもしっかり生きていくと決めた」
提督「・・・・・・そう・・・・・・約束したからな・・・・・・」
暁「・・・・・・・・・・・・」
暁「・・・・・・やっぱり、司令官にはわからないわよ」(ぶるぶる)
提督「・・・・・・暁」
暁「・・・・・・もう、帰るわ」
提督「・・・・・・あの家にか?」
提督「そこでまた・・・・・・あの男との生活を続けるつもりか?」
暁「・・・・・・司令官には、関係ないでしょ!」
ガタンッ!
提督「待て、暁!それだけは承知できん!」
ガシッ!
暁「はなして!はなしてよ司令官!」
提督「駄目だ!絶対に離さん!」
提督「言っただろう!お前をみすみす不幸にするわけには・・・!」
暁「・・・・・・わかんないわよ」
提督「・・・暁?」
暁「あの時・・・約束を破った司令官なんかに・・・!」
暁「暁の幸せがなんなのかなんて、絶対にわかんないわよ!!」
提督「・・・・・・!!」
バシッ!
タッタッタッタ・・・。
ガチャ、バタン!
提督「・・・・・・暁」
提督「俺は・・・・・・」
提督(暁の叫びに、俺は何も答えることが出来なかった)
提督(追わなければいけない、止めなければいけない)
提督(そう理解しているのに、体が嘘のように動かなかった)
提督(静まり返った家の中で、ふと雨音が聞こえた)
提督(いつの間にか、外では雨が降り始めていた)
提督(・・・・・・『自分を大切にしてくれる人』)
提督(・・・・・・あいつを失った夜と同じように)
提督(立ち竦む俺を嘲るように、また雨が降っていた・・・)
暁編 完
暁編はこれにて閉幕です。
後味悪っ!ってなるかもしれませんが、一応続く予定です。
負けられない戦いがここにある!提督がんばれ!
クソ胸糞悪い終わり方しますね…
特にこういった手合は、この手の真面目な話を二言目くらいから横に流すので、
それがこの先で繰り広げられると思うと……
暁の未来は暗いな
憲兵さんこのDQNです
と言いたい所だけど
煙草貰ってヤキ入れるのかとワクテカした俺もDQNですねwww orz
↑俺も期待したし正常、
え?お前もdqnだろって?
ハハッご冗談をww
チャラ殺っちまって暁と結婚ルートだな
モヤモヤする。
読んで後悔した。
胸糞悪いよ。
最後まで書いてくれるなら、途中の胸糞展開なんて屁の突っ張りですよ
後味悪っ!
救いがないから続きはよ・・・ orz
ア
すっごい胸糞。終わりも中途半端
読んで後悔したわ
ワイは好きやで?
暁…レディではないな。ゴミ以下