提督「我輩は猫である」日向「名前はまだ無い
提督(猫)と航空戦艦「日向」の日常短編。
提督「いやあるよ。無いと提督になれないし。」
日向「それもそうか。・・・で、なんて名前なんだ?」
提督「こんにゃろ、秘書艦なのに知らないのか。」
日向「知らんな。まぁさっきので何となく察しはついたが。」
提督「ほう、当ててみ?」
日向「(黒猫の)タンゴ。」
提督「違う。そもそも黒くない。(←三毛猫)」
-提督「我輩は猫である」日向「ごはんはまだ無い」-
提督「いやあるよ。これでもちゃんとした士官だし。」
日向「フォークとナイフ…キャットフードかと思ったら洋食か。猫のくせに贅沢だな。」
提督「ふふん。それに今日は丸焼き付きだよ。」
日向「そのサイズの丸焼きって一体何の・・・いや、やっぱり言わなくていい。」
-提督「我輩は猫である」日向「寝床はまだ無い」-
提督「いやあるよ。ちゃんと布団で眠れるし。」
日向「布団っていうかベッドじゃないか。猫一匹に豪勢だな。」
提督「一緒に寝る?」
日向「冬になったらな。」
-提督「我輩は猫である」日向「戦果はまだ無い」-
提督「いやあるよ。無いと提督にはなれないし。」
日向「巷では妖精さんが見えるかどうかが重要な要素らしいな。」
提督「見えてないと思う?(←部屋の隅を見つめる)」
日向「それ本当に妖精さんだろうな?」
-日向「提督は猫である」提督「出撃はまだ無い」-
日向「いやあるぞ。無いと戦果が稼げないだろう。」
提督「戦果よりも平和だよ。休もうよぅ。」
日向「提督命令なら仕方ないな。今期のサンマ漁は打ち切りに…」
提督「第一機動部隊出撃準備。之より本鎮守府は第一種漁業態勢に移行する。」
-提督「我輩は猫である」日向「サンマはもう無い」-
提督「いやあるよ。無いと強い瑞雲貰えないし。」
日向「戦力増強は最優先事項だと思うが…一尾くらい余っていないのか?」
提督「ごちそうさまでした。」
赤城「………」
この日、物凄い勢いで猫(提督)吸いしている赤城とそれを宥める日向が目撃されました。
-提督「我輩は猫である」日向「サンマはもう無い(その2)」-
提督「いやあるよ。ほら、強い瑞雲貰えたよ。」
日向「それは重畳…ところで提督。」
提督「何?瑞雲の配置は検討中だよ?」
日向「サンマの漁獲はどのくらいだった?」
提督「確かxx匹だね、」
日向「瑞雲への改修にはどのくらいかかった?」
提督「zz匹だよ。ちゃんと覚えているとか優秀でしょ?」
鳳翔「そんな優秀な提督にお伺いします。…余ったサンマ、どうされました?」
提督「くすねて食べました。許してえ。」」
-猫殺し(ほっぺむにゅむにゅ)で許してもらえました。ー
-エピローグ-
-提督「我輩は猫である」日向「指輪はまだ無い」-
提督「いやあるよ。猫でも愛は覚えるし。」
日向「指輪というよりはドッグタグ…いや、猫から貰ったならキャットタグか?」
提督「こんにゃろ、指輪返せにゃ。」
日向「断る。キャットタグでも指輪は指輪だ。それに…」
種族を超えた愛というのも面白かろう?
提督「にゃー。」
日向「急に猫…いや、普通の猫のふりをするな。」
提督「愛、おぼえていますか?」
日向「現在進行形でおぼえているぞ。」
提督「…にゃー。」
日向「照れるくらいなら言うんじゃない。」
初投稿ですね。
三毛猫ってことはメスかな?