やたら距離感の近い兄妹の話
のんびりした話です
起承転結のうち起承しかない話です()
昨今のラブコメラノベにおいてはかなりの割合で「妹キャラ」が重視されていると思う。実際今年高校に上がった俺こと天ヶ瀬智紀もかなりラブコメ漫画が好きで読んでるけどほんとに昔に流行ったやつと比べて妹キャラが物語の与える影響って上がってると思う。
そんなことも思いながら妹の頭をなでてうたた寝する3月終わり。いよいよ来週は高校生だなぁとか思っているとドアの開く音でふと目をさますともう一人の妹が部屋に入ってくるのが見えた。膝で寝てる妹を起こさないように控えめに「おかえりー」って言うと
「ありゃ、おこしちゃったかな?」
と申し訳無さそうにはにかむのは双子の妹の天ヶ瀬桐香。兄貴である俺が言うのも変だが相当可愛いヤツだとおもう。決してシスコンなわけではないはずだがふつうに芸能人に負けないぐらいにはかわいいと思うし実際中学の時は何度も告白されていたそうな。なんでかしらんけど全部断ったらしいけど。本人曰く「なんかちがった」だそうだがまあ変なやつを自分で判断できているのは非常にいいしとか思ってたら膝でねてたもう一人の妹がモゾモゾと動き出した。
「ぅう〜ん、おにぃちゃん今なんじ〜?」
と眠そうな声できいてきた
「そろそろ三時だから起きておやつ食べる?」
「ぅう〜ん?う〜ん、、、え、なんじって!?」
「おやつの時間」
「たべる!!!!!!!」
お、起きたな。さすが小学生、おやつというワードに対しての反応速度が違うな。
「じゃあたべよっか」
ときりがいうと
「あ、おねぇちゃん!おかえり!」
と元気な声で挨拶。えらい。対してきりも
「ただいま!」
とこちらもゆうにあわせて元気な声でご挨拶。俺もそろそろ起きるかなぁ。
「何食べる〜?」
「チョコアイス!!!!!!」
「ゆうちゃんほんとにチョコアイス好きよね」
「俺もチョコアイスとってー」
「おにいもチョコ好きだよねぇ、ぼくもせっかくだからチョコアイスにしよ〜」
「」
天ヶ瀬智紀:
やたら距離が近い妹二人の兄貴。遥香の双子の兄。妹の話になると超過保護。一応常識人。成績中の上。7/16
俺、きり、ゆう
天ヶ瀬桐香:
やたら距離が近い妹その1。双子の妹。べつに智紀のことが好きなわけではないはず。成績上位数パー勢。7/16
おにい、ぼく、ゆうちゃん
天ヶ瀬悠香:10歳
やたら距離が近い妹その2。ちょっと年の離れた子。天ケ瀬家のアイドル。賢さの片鱗を見せ始めてる。2/29
おにぃちゃん、おねぇちゃん、ゆうかorわたし
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