提督「正規空母が可愛いすぎる!」2隻目
名前通り主に正規空母達との日常の話を書きます
史実をもとにした話や艦娘同士の絡みもあります
正規空母は全員登場させます(させたい…)
そして、翔鶴姉が可愛すぎて辛い日々
ますます翔鶴姉が可愛くなるから日々悩んでます
前作http://sstokosokuho.com/ss/read/473の続きです。
提督「よーし。クーラー買ったし帰るか」
瑞鶴「提督さんっ!」
瑞鶴「瑞鶴ちょっとお腹空いちゃった」
提督「じゃあ急いで鎮守府戻ろうな」
瑞鶴「そうだけどそうじゃなくて!」
瑞鶴「あれ!あれが食べたい!」
提督「あぁ、鰻か。鎮守府ではあまり見ないしたまにはいいか」
提督「ただし条件がある」
瑞鶴「条件とは?」
提督「このことは絶対に内緒だぞ。いいか秘密だぞ」
提督「こんなこと話したら駆逐の娘達が私も!私も!って騒ぐからな」
瑞鶴「提督さんと秘密の関係か~」ニヤニヤ
提督「紛らわしいこと言うな。帰った後、翔鶴に微笑みながら怒られるの俺なんだぞ!」
瑞鶴「わかったからはーやーく食べに行こうよ!」ズイズイ
提督「はいはい」
店員「いらっしゃいませ。ご注文がお決まりでしたらお伺いいたします」
提督「瑞鶴どれにする?」
瑞鶴「普通に鰻丼かな」
瑞鶴「提督さんは?」
提督「俺はよくわからんから同じのでいいかな」
店員「鰻丼2つですね。少々お待ちください」
~
店員「お待たせしました。どうぞ」
店員「彼女さんとデートですか?」
提督「そんなとこです」
瑞鶴「!?」
店員「可愛い彼女さんですね。お節介かもしれませんが楽しんでくださいね」
提督「あはは。どうも」
瑞鶴「ぜーったい翔鶴姉に言いつけてやるんだからっ!」パクパク
提督「悪かったって。それだけはやめてくれ、頼む」
提督「お前も妹だから知ってると思うけど翔鶴怒ると怖いんだよ。微笑んでるのに物凄い怖いんだよ」
提督「でもそれを楽しんでしまう俺も怖いんだよ」
提督「だって翔鶴可愛いじゃん?それに加えて微笑んでるわけでしょ?更に可愛いじゃん?俺嬉しいじゃん!可愛い翔鶴にいじめられるとか最高じゃん!あれ?俺、あれれ?」
瑞鶴「もう駄目みたいだね」
なんでや!翔鶴にいじめられるとか最高やろ!
瑞鶴「はぁ〜おいしかった」
瑞鶴「それじゃあ次はー」
提督「えっ!?まだ何かあるの」
瑞鶴「次で最後。夏といったらなんでしょうか!」
提督「夏といったらそりゃあ西瓜だろ」
提督「昔、西瓜丸ごと一個買ってきて一人ですいか割りして全部喰ったことあるしな」
瑞鶴「そう、なんだ…」
瑞鶴「ほか、ほかには!?」
提督「風鈴かな。夏なんて休みだったから学校無かったし家から出るような用事もない。携帯も電話帳誰も登録してないから友達から呼ばれることもなかったし風鈴の音色に耳を傾けてたな」
瑞鶴「…」
提督「わかってるよ。そういうことじゃないんだよな。えーと、じゃあな」
瑞鶴「こっちきて」グイグイ
提督「おわっ!?何処行くんだ?」
瑞鶴「いいから。提督さんがだーいすきな場所」
瑞鶴「じゃーん!」
提督「水着、か」
瑞鶴「今からオニューの水着を買います」
提督「まぁ、夏だしな。いいよ。じゃあ俺、そこのベンチ座ってるから決まったら呼んでな」
瑞鶴「提督さんも一緒に来るんだよ?」
提督「いやいやいや、女性用の水着コーナーに男が入るのはどうかと思うぞ」
提督「俺は変態だ。それは認める。だがそれはお互いを十分知った仲での冗談としてであって公共の場ではだな…」
瑞鶴「大丈夫!瑞鶴がいるからね!」
提督「どこが大丈夫なのかわからないんですが」
瑞鶴「提督さん、これなんかどう?どんな感じどんな感じ?」
提督「く、黒は駄目だ!瑞鶴、お前にはまだ早い!」
瑞鶴「え〜!まぁたしかに私には似合わないかな」
瑞鶴「それじゃあこっちは?」
提督「それはなかなかいいな。こっちなんかもどうだ?」
…
瑞鶴「結局提督さんノリノリだったね」
提督「まあな」
提督「そういや翔鶴にお土産買ってなかった」
提督「ラスクでも買って帰るか。目の前にラスク専門店あるし」
瑞鶴「うん!」ニコニコ
提督「お前の分は買わないよ?」
瑞鶴「えぇー!なんでよ!提督さんのバーカアーホ!」ポカポカ
提督「あー!わかったわかったよ」
瑞鶴「えへへ、サーンキュ!」
ちょっとズイ(ง ˘ω˘ )วズイしてきますね
提督「ただいまー」
翔鶴「おかえりなさい。クーラーちゃんと買えました?」
提督「大丈夫大丈夫。ついでに工廠にもでかいの設置するから」
夕張・明石「ん?」
夕張「今なんて?」
提督「工廠にもクーラーを設置する」
夕張・明石「!!!」
夕張・明石「やったー!」
提督「二人には艦娘として以外にも手伝ってもらってることあるしな」
提督「装備あっての戦いだからな」
提督「それに俺の零戦も手入れしてもらってるし」
提督「どうだ?大丈夫そうか?」
明石「今まで通りなに一つ問題ないです。けれど今まで一度も飛んでるのみたことないですよ?」
提督「ちょっと約束があってな。ある人が帰ってきたら一緒に飛ぶんだ。だからいつ帰って来ても飛べるようにしたいんだ」
提督「まあ、詳しくは今後必ず話すと思う」
提督「それじゃあまた明日来るから」
夕張「はーい」
翔鶴「工廠にも買ってきたんですね」
提督「今までただでメンテナンスしてもらってたしな。さすがに何か恩返ししたくなってな」
提督「それと、翔鶴にお土産があるんだ」
翔鶴「お土産ですか?ありがとうございます」
提督「ラスク買ってきた」
提督「専門店らしくてなかなか味には期待できそうだ」
翔鶴「それは楽しみです」
提督「俺は今晩の翔鶴の夕飯の方が楽しみだ」
翔鶴「そういえばそうでしたね。んー。今日は何にしようかしら」
提督「翔鶴が作るものならなんでもいい。と言いたいとこだが何の解決にもならないから」
提督「んー。肉じゃががいい。肉じゃがでお願いします」
翔鶴「肉じゃがですね。わかりました」
翔鶴「ではラスクは夕飯の後に頂きましょうか。今日も夜遅くまでお仕事なんでしょう?」
提督「そうだな。夜食に食べるか」
エプロン掛けて台所に立つ翔鶴…見てるだけで幸せです
提督「あのー」
提督「なんで加賀さんがここにいるんですか?」
加賀「先ほど翔鶴から今夜肉じゃがを作ると聞いたので味見しに来ました」
加賀「やはりまだまだですね。もっと練習しなさい」パクパク
提督「といいつつもう何回お代わりしてる?」
加賀「たったの五回よ」
翔鶴「作り過ぎちゃったので助かります。今度から気をつけたいです」
提督「いいかー秋月」
提督「要するにあそこのサイドテールのお姉さんは」
提督「とても美味しいって言ってるんだ」
加賀「そうは言ってないのだけれど」
秋月「加賀さんはとても美味しそうに食べますね!秋月も見習います!」
加賀「…そう」
提督「ホレホレー照れてる照れてる」
加賀「照れてません。それより食事の妨げになるので頬をつつくのはやめてください」
提督「翔鶴の肉じゃが美味しいから?」
加賀「美味しいか、美味しくないかではなく食事そのものの邪魔になるのでやめてください」
提督「でも肉じゃが美味しいでしょ?」
加賀「まあ、少しは認めてはいます…」
瑞鶴「翔鶴姉見て見て!今年のオニューの水着だよ!買っちゃった」
翔鶴「あら、いいわね。とても可愛いわ」
瑞鶴「翔鶴姉は今年のやつ買わないの?」
翔鶴「私は去年のがあるからそれを使おうかしら」
瑞鶴「でも提督さんは翔鶴姉のオニュー見たいって」
提督「!?」
翔鶴「そう、そうかしら…そうなんですか提督?」
提督「お、おう。そうだな。新しい翔鶴の水着見たいなー」
瑞鶴「じゃあさ翔鶴姉と提督、二人で買いに行って来なよ」
瑞鶴「私が留守番やるからさ」
翔鶴「そういう訳にはいかないでしょう。提督は一応この鎮守府のリーダーなんだからそう簡単に出かける訳には」
提督「一応じゃなくてもリーダーだからね?ただのスケベでもないからね?」
提督「まあ、それは置いておいて」
提督「何日も居ないわけじゃないし大丈夫だろ。仕事さえ片付ければな」
瑞鶴「決まりだね。デート、楽しんできてね」
提督・翔鶴「デート…!」
提督(瑞鶴ナイス!)
瑞鶴(今度間宮奢ってね!)
翔鶴「デート…」
提督「と、とにかく翔鶴?水着買いに行こう!なっ?」
翔鶴「わかりました。その代わりちゃんと仕事やってからですよ?」
提督「任せろ。翔鶴とデーt…買い物に行けるならすぐ終わらせる」
ということなので今から翔鶴と出かけて来ますね。ヒャッハー!私も照月楽しみです。なんといってもあの素直で可愛い秋月の妹ですからね、期待です。
翔鶴姉についてですね。お答えします。
まず、翔鶴というのはそこにいるだけでそれこそ鶴のように美しいわけですよ。その外見と相まってどんな服着ても似合う一方で傷ついた姿も美です。この美しいというのは人を魅了する、美しさに感動する、といった感じでしょうか。
ここからが大事なのですが、この美に加えて姉らしく慰めてくれたり、真面目だけど実はおっちょこちょいであったり、人を気遣う優しさ、実は紐パnゲフンゲフンであるといった可愛さもある。この美しさと可愛さの両方を持ってるので私は翔鶴が好きなのだと思います。
自分でも上手く表現できないのですが、簡潔に答えると「翔鶴姉はどんな姿でも可愛い」です!はい!あとその可愛い顔で微笑みながら苛めてくるが、辛いときは甘えさせてくれるというのも実に良いです。
提督「俺たちの母港横須賀。ここは艦娘が出撃にするために使っているから海水浴には適さない」
提督「しかし、俺は間宮羊羹五個で家具職人さんにお願いし使ってない敷地をビーチに改装してもらった」
提督「意外なことに艦娘達は普段から海に出てるから海水浴したくないかと思いきや、その逆だった」
提督「さすがにこの数の艦娘を連れて他所に出かけるわけにはいかないから鎮守府内でなんとかしたわけだ」
提督「ビーチには艦娘の有志達により海の家も営業中であるためなかなか本格的である」
翔鶴「さっきから誰に話かけてるんですか?」
提督「あ、あああ!いや、気にしないでくれ」
提督「それよりあれだな…」
提督「翔鶴の白ビキニ似合いすぎだろ…」
翔鶴「そ、そうですか?///ありがとうございます」
提督「それより、ほら泳いできて良いぞ。俺はこのパラソルの下でのんびりしてるからさ」
翔鶴「提督は来ないんですか?」
提督「俺か?俺はだな…」
提督「しごどおわらないよぉぉぉぉぉぉ!!!!」
提督「ちくしょう!俺だって泳ぎたいよ!こんなにも可愛い翔鶴を目の前にして何故俺は泳げない!?」
提督「神よ…残酷にも程があるだろ」
翔鶴「仕事後回しにして水着買いにいったんですから当然といえば当然です、けどね…」
提督「ということで急いで終わらせて俺も行くから先に瑞鶴達ときゃっきゃっうふふしててくれ」
翔鶴「ちょっとよくわからないですが行ってきます」タタタ
結局、翔鶴は白ビキニの水着を購入しました!
提督「ふんっ!ふんっ!次!次!」カキカキ
提督「あと少し、あと少しで終わりだ!」カキカキ
瑞鶴「あっ…」
ヒューン
ドン
提督「へぶしっ!?」
瑞鶴「提督さーん!ごめん!そのボール取って」
提督「バレーボール?」
提督「加賀、赤城、蒼龍、飛龍と翔鶴、瑞鶴、大鳳のチームか」
提督「ビーチバレーって二人一組だったはずだけど細かいことはいいか」
提督「というより翔鶴達の方人数少ないな」
提督「!」
提督「うおおおおおお!!!!」カキカキ
提督「仕事終わり!」
提督「俺も混ぜてくれー!」
瑞鶴「翔鶴姉、私、大鳳に提督さんか」
瑞鶴「やっぱり先輩達強いよ。気をつけてね」
提督「ふっ、俺を誰だと思ってる?」
加賀「ただの提督でしょう。あなたのことは飛行学生時代から見てきましたがそれほど運動得意ではなかったでしょう」
提督「そうだな。運動に関しては得意でも不得意でもなかった。ただ、侮ってはいけないぞ」
提督「安心しろ瑞鶴。俺が来たからにはこのチームはもう大丈夫だ」
提督(ここでかっこ良く決めて翔鶴に…!)
蒼龍「提督ー!大丈夫ですか?私たち強いですよ?」
飛龍「そうりゅうこと!気を付けないと怪我するよ?」
提督「あったまきた。最初から本気で行く。お前らこそ怪我しても知らないからな」
提督「瑞鶴、俺がサーブする。いいな?」
瑞鶴「まぁいいけど」
提督「行くぞ南雲機動部隊!」
スッ
フワッ
提督「ふんっ!」
ダン!
ゴオオオオオオオ
蒼龍「こ、これは!」
飛龍「は、速い!」
加賀「追いつけない!」
赤城「…」
ズザアアアアア
提督「見たか。これが俺の高速サーブだ。速いだろ」
瑞鶴「提督さん、すごいっ!」
大鳳「提督、これならいけるかもしれないですね!」
翔鶴「か、かっこいいです!」キラキラ
提督「ありがとう。これくらいでしか役に立てないが、この勝負勝とうぜ!下克上だ!」
提督「どりゃ!」
加賀「くっ…」
蒼龍「いったい、」
飛龍「どうすれば!」
提督「それっ!」
加賀「赤城さん!行ったわよ!」
赤城「…」
提督「?」
提督「どうした赤城?体調悪いのか?」
赤城「なるほど…」
赤城「いえ、大丈夫です。気にしないでください~」
赤城「…わかりました」
加賀「何がですか?」
赤城「提督のサーブはたしかに速いです。ですが今まで観察してた感じだと」
赤城「相当手元で伸びてきてます。ですのでそれを頭にいれて対処してみてください」
加賀「今まで静かだったのはそのためだったのね…」
赤城「ええ、提督に勝ってそこの海の家の食べ物たくさん奢ってもらいます」
加賀「…」
蒼龍「まあ…いいんじゃないですか。私も先輩として負けるわけにはいかないし」
飛龍「そうりゅうこと!」
蒼龍「ちょっと飛龍、なによそれ!」
飛龍「えへへ~いいでしょこれ」
提督「何をあいつら話してるんだ。まあいいや!行くぞ!」
提督「それっ!」
赤城「ふっ」
提督「何!?跳ね返しただと!?」
提督「そして加賀のスパイク!」
提督「くっそ…何て奴らだ」
瑞鶴「どうしよう!先輩達攻略してきた!このままだと私たちのリードもいつか…」
翔鶴「大丈夫よ。みんなでやれば勝てるわ」
翔鶴「集中よ、集中」
瑞鶴「わかったよ翔鶴姉」
提督「今度こそ!」
蒼龍「いやっ!」ボイン!
瑞鶴「ちょっと待ってよ!今のずるいでしょ!胸で跳ね返すとか聞いてないよ!?」
大鳳「先輩、それはずるいです。やはり正々堂々戦ってこその勝利ですよ!」
蒼龍「うぅ…速くて反応できなくてあたっただけなのに…瑞鶴と大鳳からの当たりが強いと感じるのは気のせい?」
瑞鶴・大鳳「気のせいです!!!」
瑞鶴・大鳳「ぜーーーーったいに気のせいです!」
…
……
………
提督「うわあああああん!」
!?
提督「ひっぐ…えっぐ…ぐすん…」
提督「なんでざぁ!なんでぼくばっかりねらうのざぁぁあああ!」
提督「うわああああああん!!!」
蒼龍「あっちゃー。やり過ぎたかな」
蒼龍「一人称おかしくなってるよ…」
飛龍「提督のサーブはたしかに速いけどそれ以外は提督の言ってた通り得意でも不得意でもない、つまり平均的だからね」
飛龍「翔鶴達は同じ艦娘だし私たちの攻撃にある程度はついて来られるけど、提督は人間だからなぁ」
飛龍「それなら提督を狙えば私たちに得点が入りやすい。そういうことよね」
提督「そうやってざあ!よわいものばっかりねらってさあ!それできみたちはたのじいの!?」
提督「ぼくはぜんぜんたのじくないよ!」
提督「うわああああ!!!」
翔鶴「提督、大丈夫ですよ。私がいますから。ほら」ダキッ
翔鶴「提督は決して弱くなんかありませんよ。サーブもかっこよかったですし、なりよりチームとして協力できなかった私たちにも責任はあります」ポンポン
翔鶴「提督一人のせいじゃないですよ」ポンポン
提督「でも!まけちゃった!ぼくがへたなせいでまけちゃった…」
翔鶴「提督のせいじゃないです。提督がこなければ私たちは負けていました。ですが提督が来てくれて、先輩達の調子を狂わせたおかげで私たちも活躍できました」ポンポン
翔鶴「だから、ね?」ポンポン
提督「…いつも、いつもこんな俺を慰めてくれてありがとう翔鶴。こんな提督でごめんな…」
翔鶴「そんなことないです。強がらずに辛い時は頼ってくれる方が嬉しいですし提督の良い所私はいっぱい知ってますから」ポンポン
瑞鶴「なにこの光景…?」
大鳳「なんでしょうか…話しかけない方がいい気がします」
赤城「提督?さすがに少し可哀想かと思いましたが勝負の世界に手加減はありません」
赤城「それに、それをカバーしきれなかったあなた達にも責任はあるわ」
大鳳「悔しいですけどその通りです…」
赤城「ですので勝者として一つだけ提督にお願いがあります」
提督「お願い?」
赤城「そうです。お願い。たった一つでいいんです」
赤城「つまり…」
赤城「あの海の家の食べ物ぜーんぶ奢ってください」ニッコリ
その後、夜の花火大会で彼の財布は炎に包まれ塵になったという
提督「あっちい…日陰でも暑い」
提督「砂浜も暑い…」
翔鶴「ならクーラーの効いた執務室で仕事すればいいじゃないですか」
提督「それもそうだが、みんなの水着が見たい」
提督「俺も活字ばっかり見てると目が疲れるんだよ」
提督「だからみんなを見て目の保養をしてる」
翔鶴「はぁ…」
翔鶴「変な真似はしないでくださいよ?」
提督「大丈夫。俺はそこら辺ちゃんとわきまえてるから」
翔鶴「それは私も知ってるので信用してますが…」
翔鶴「とにかく熱中症には気をつけてくださいよ?この前提督が私に注意したのに提督がなってしまっては困ります」
提督「うん、わかった。そんじゃぼちぼちやるかな」
ショーカクネエマダー?
翔鶴「今行くわー」
翔鶴「それでは」
提督「ああ」
タタタ
提督「はぁ…」
提督「…漫画みたいに日焼け止め塗って欲しいなんてことはないよな」カキカキ
提督「翔鶴の白い肌に触れるチャンスかもしれないと思ったがそんなこと起きないですよねー」カキカキ
提督「みんなの水着見れるからいいけども」カキカキ
…
……
………
提督「んあ?みんなどこいったんだ?」
提督「あ、海の家でご飯食べてるのね、もう昼だしそういうことか」
提督「そんじゃあ俺もそろそろ執務室戻るかな」
瑞鶴「提督さーん!」タタタ
提督「瑞鶴か。どうした、そんなに走ってきて」
瑞鶴「これあげる!」
提督「パックの焼きそば?」
瑞鶴「その///」
瑞鶴「さっきさ…」
瑞鶴「提督さんずっと私たちのこと見てたじゃん?」
提督「仕事やりながらだけど見てたな」
瑞鶴「あれってさ…私たちのこと見ててくれたんでしょ?」
瑞鶴「つまり私たちが溺れてないかとか沖に流されてないかとか注意してくれてたんでしょ?」
瑞鶴「それで、その…」
瑞鶴「焼きそばだけど、ちょっとしたお礼!」
瑞鶴「心配してくれてありがとね!提督さんのそういうところちょっと好き、だよ///」
提督「…」
提督(俺が水着見てるのを瑞鶴はそう捉えてたか…)
提督(勘違いしてるっぽいがいいか。隠しておこう)
提督「瑞鶴こそありがとな!わざわざ差し入れまでくれて」
提督「俺も瑞鶴のそういうところ好きだぞ」
瑞鶴「そ、そういうこと簡単に言わないでよっ!」
瑞鶴「そ、それじゃ私戻るから」タタタ
提督「ありがとなー」
提督「俺も昼にするか」
提督「香ばしいソースがたまらないな!いただきまーs?」
ダダダダダ!
瑞鶴「ちょっと提督さん!」
提督「お!また持ってきてくれたのか?」
瑞鶴「さっきのこと翔鶴姉に話したら提督さん全然違うこと考えてたらしいじゃん!」
瑞鶴「なにが『みんなの水着を見て目を癒す』よ!」
瑞鶴「あ~もうっ!さっきのはなし!なしだからねっ!」
提督「『提督さんのそういうところ、好き』ってやつ?」ニヤニヤ
瑞鶴「んぎぃぃぃぃぃ!」
瑞鶴「あれは…!瑞鶴の勘違い!勘違いだからなし!」
提督「でも水着の瑞鶴すごい可愛いかったぞ。この前一緒に買いにいった水着も似合ってたし」
瑞鶴「そ、そうかな…」
瑞鶴「ありがとう///」
瑞鶴「はっ!」
瑞鶴「んぐぐぐぐぐ!」
提督「可愛いな~瑞鶴は」
瑞鶴「提督さんのバーカー!」
あ~瑞鶴可愛い!8日には長い話ではないですが翔鶴の誕生日ネタ投稿します
翔鶴「ふぅ、これで今日の仕事は終わりですね」
翔鶴「それでは提督、おやすみなさい」
提督「あっ!」
提督「待って!」
翔鶴「?」
提督「もう日付変わりそうだけどさ今日、何の日か知ってる?」
翔鶴「今日ですか?うーん…」
翔鶴「特に思い当たる節は無いですね」
提督「そっか…」
提督「今日、八月八日は翔鶴の竣工日なんだ」
翔鶴「そういえば…すっかり忘れてました」
提督「艦娘にとってこの竣工日ってのは多分誕生日と同じなんだと俺は思う」
提督「だから…大したものじゃないけど誕生日プレゼント渡そうと思って用意してきたんだ」
提督「これ、なんだけど」
提督「このクソ暑い時期にマフラーなんて必要ないけど最近北方海域に出撃してるから少しでも役立ててくれれば嬉しい」
提督「受け取ってくれるか?」
翔鶴「も、ももももちろんです!」
翔鶴「提督からのプレゼントを受け取らないわけがありません!ありがとうございます」
提督「ほんとごめんよ。瑞鶴の進水日の時はパーティ開いたのに今回は開けなくて」
提督「それさ、ただのマフラーかもしれないけどオーダーメイドなんだ」
提督「『翔鶴』って文字が入ってるんだ。世界に一つしかないんだぜ」
翔鶴「嬉しいです!でも…」
翔鶴「オーダーメイドってことは高かったんじゃ…」
提督「前にも言ったかもしれないけど俺の金なんて自分で使わないし気にしなくていいぞ」
提督「それにさ、俺はなにより翔鶴の笑う顔が見たかったんだよ」
提督「だからってわざわざ高い金払ったわけじゃないけどさ、少しでも笑顔になってくれれば、ね?」
提督「なんかこういうこと言うの恥ずかしいな///」
翔鶴「提督…そこまで私のこと…」ウルウル
翔鶴「ていとく!!!」ダキッ!
提督「おっと、どうしたんだよいきなり抱きついてきて」
翔鶴「ていとく、ていとく、ていとく!」ギュウウウウ
提督「ああ、もうほら。いつもの翔鶴はどこにいっちゃったんだか」
翔鶴「ごめんなさい。私嬉しくてつい…」
翔鶴「提督、本当にありがとうございます。大切に扱いますね」
翔鶴「それと一つだけ我儘いいですか?」
翔鶴「き、今日は一緒に寝ませんか///?」
提督「そんなことでいいならいくらでもいいぞ」
翔鶴「そんなこと、じゃないですよ」
翔鶴「自分の誕生日に自分の好きな人と一緒にいられるというのはとても嬉しいんですよ?」ニコニコ
提督「くっ…可愛過ぎだろ!」
ということで翔鶴、竣工日おめでとう!
あとこの作品での「寝る」っていうのは純粋にお喋りして寝ることです。決して○ックスではないです
もちろん○ックスもそれはそれでいいんですが私はそれよりも翔鶴が隣にいてその温もりを感じられる幸せを大事にしてるのでそこはよろしくです
ピンポーン
配達員「こんにちは。白猫ヤマトの宅急便です」
提督「こんな暑いのにご苦労様です」
配達員「いやー、参っちゃいますよ」
配達員「では失礼します」
提督「はーい」
提督「お、母さんからか」
提督「なになに、手紙も入ってるのか~」
「提督へ。あんたの好きなお菓子いれといたからこれでも食べて仕事頑張りなさい。
あと、あんたの部屋掃除してたら卒業アルバム出てきたから送っとくわ。大事な物なんでしょ?
最後に。たまには顔出すこと。以上」
提督「俺の好きなお菓子!?ありがとう母さん。俺頑張るよ」
パクパク
提督「ん?」
パクパク
提督「んんん?」
赤城「提督!このチョコのスナックとても美味しいですね!」
赤城「提督も一つどうですか?」
提督「お、くれるのか?ありがとな」
提督「あ~懐かしいなこの味。昔と変わらないな」
提督「ん?」
提督「いや、おかしいでしょ」
提督「なんでお前が勝手に食ってんだよ」
提督「危うく騙されるとこだったがそうはいかないぞ」
赤城「思いっきり騙されてましたけどね」
赤城「まあこれくらいいいじゃないですか。私と提督の仲ですし」
提督「よくねえよ。いいか赤城。それは俺のお菓子。赤城のじゃない。いいね?」
赤城「おっと提督そんなこと言っていいんですか?」
赤城「その気になれば昔提督が発着艦訓練で失敗して泣きべそかきながら練習してたの皆に言ってもいいんですよ?」
提督「こんのおおおぉぉぉ!」
赤城「もう話すまでもないですね。私がいながら慢心するからこういうことになるのですよ」パクパク
提督「食いながら言われても説得力ないし荷物受け取った時お前いなかっただろ」
提督「はぁ…」
赤城「ほへふぁわはひはひふふぇいひます(それでは私は失礼します)」
提督「はぁ…いつもそうだけどあいつ満々の笑みで食うから止め辛いんだよな」
提督「…食べカスしかない」
提督「食べカス食うか…」
提督「…」
提督「うまいけど物足りない」
提督「はぁ…食べカスも無くなった。何やってるんだろ俺…」
さすがに可哀想と思った赤城は間宮に提督を連れていったそうです
瑞鶴「提督さん、これ見ていい?」
提督「卒業アルバムか。見ても何も面白くないぞ」
瑞鶴「昔の提督さんがどんな顔だったのか気になる」
翔鶴「私も少し興味があります」
提督「まぁいいけどさ。本当に面白くないぞ」
瑞鶴「提督さんはどこかな~あっ!いた!」
瑞鶴「…」
翔鶴「どうしたの瑞鶴?」
瑞鶴「翔鶴姉も見てみ」
翔鶴「…」
提督「…なんか言えよ」
翔鶴「目、どうしたんですか…病気だったんですか?」
瑞鶴「なんか生きてる人間とは思えないというか光がないというか…」
瑞鶴「ちょっと全体の雰囲気怖いかな。って」
翔鶴「あと、クラス行事とか学外行事のとこに提督が映ってる写真一枚もないですけど休んでたんですか?」
提督「だから面白くないって言ったんだ…」
提督「もっと面白くないけど理由が知りたいなら話す。そこはお前らに任せる」
翔鶴「瑞鶴、いい?」
瑞鶴「私は別に…」
提督「わかった」
提督「まずその目だが病気、ではない」
提督「俺の心の内が反映されたんだと思う。俺の希望が叶わないとわかったから…」
提督「俺はずっと一人ぼっちだった。苛められてたわけではないがクラス内ではいないものとして扱われてた。それを苛めと呼ぶかもしれないが、むしろ好都合だった」
提督「何故なら俺は誰にも邪魔されることなく好きなことできるし厄介ごとに巻き込まれる心配もないからな」
提督「だから修学旅行の班決めの時も俺はどこにも入ってなかったし先生が一人一人確認するまで気づかれなかった」
提督「現地での班行動の時は班から抜けて一人で好きなとこ行ってた」
提督「奴らも俺みたいなやつがいると迷惑だろうし俺も嫌だったから好きな場所、興味があるとこたくさん回ったよ」
提督「だからカメラマンと会うこともなかったわけだ」
提督「つまり俺の写真がないのはそういうこと。わかった?」
提督「いやー懐かしいよ本当に」
提督「俺たちは十一月に沖縄に行ったんだけどな、俺、沖縄初めてでさ」
提督「沖縄暖かくなかったんだよ。ちょっと肌寒いくらいで驚いたなぁ」
提督「あと沖縄といえば美ら海水族館だな」
提督「あそこな、でかいサメが置いてあって『沖縄美ら海水族館』って書いてある正面入り口らしき所を左に行くと園内バスが通る道や芝生くらいしかなくて人は来ないような場所があるんだがな」
提督「そこを更に奥に行くとテーブルとベンチがあるんだよ」
提督「そこから見える海と伊江島と夕焼けがすげー綺麗でさ。あれをずーっと見てたけど来た価値あったよ。人なんて来ないから独り占めよ」
提督「吹いてくる風が寒くて、ウニクロのウルトラレフトダウン着て見た景色を俺は忘れない思う…」
翔鶴「提督の…提督の希望って何だったんですか」
提督「それはまた別の機会に必ず話すよ。それを話すのは今じゃないんだ」
提督「この前も同じ理由で断っちゃったな…けどあと少し待ってくれ。あと少しだから…」
翔鶴「そうですか…」
瑞鶴「提督さんは苛められてたわけじゃないのにどうして一人だったの…それってけっこう辛くない?」
提督「なんでだろうな。幼稚園の頃仲間はずれにされたことがあってな、そこから一人でいるようにしてたから、物心ついた時からぼっちでも友達なんて欲しいと思わなかったし気楽でいいや。と思って生きてきたから途中まで辛くなかった」
瑞鶴「途中?」
提督「そう、途中」
提督「自分の心の底から湧き出る欲求に気づくまでは…」
提督「まぁそんなことがあったが今はとても幸せだよ」
提督「…」
提督「はい!この話はおしまい!お菓子でも食べて仕切り直そう」
提督「さっき母さんから届いたから瑞鶴達にもあげるよ」
瑞鶴「やった!」
提督「あ…」
提督「ごめん。赤城に全部食われたんだった…」
翔鶴・瑞鶴・「…」
提督「みんなでお菓子作るか…」
翔鶴「提督お菓子作れるんですか?」
提督「まぁネットで調べれば俺でもできる、はず」
瑞鶴「ほんとにできるの~?」
提督「瑞鶴はともかく翔鶴がいるから問題ないだろうな」
瑞鶴「ちょっとどういう意味よ!」
提督「そのまんまだけど?」
瑞鶴「むぅ。見てなさいよ!私だってねやればお菓子の一つや二つくらい美味しく作れるんだから!」
提督過去編をちょっぴり紹介です。かなり長編になる予定です。できれば八月明けくらいには投稿したいと思いますが全く未知数です
あと、以前の作品であったリクエストも忘れてないので安心してください。不知火→飛龍(2回目)→鈴谷→雲龍→金剛→天城の順番です。
天城が終わり次第リクエスト再開の予定です
大和リクの方ですか!前作から読んでいただいて感謝です。大和のリメイクは突然投稿するかもしれませんしだいぶ後になるかもしれないのでのんびりしててください
~南方海域~
瑞鶴「対空電探に感あり。敵機約三十」
加賀「三十?そんなに少ないはずはないでしょう。ほんとなの?」
瑞鶴「電探には三十って反応してます」
加賀「偵察隊の報告だと正規空母が二隻いるはずだからその数はおかしいわ」
瑞鶴「私もおかしいとは思うけどさ、電探がこう反応してるわけだしとりあえず直掩隊発艦させようよ」
加賀「…そうね。恐らく追撃が来るはずだから目先の敵機ばかりにとらわれず周囲をよく見なさい」
加賀「直掩隊発艦始め」
瑞鶴「発艦始め!」
加賀「…」
瑞鶴「…」
瑞鶴「敵機見えてきた!さぁて艦隊防空始めますか!?」
瑞鶴「対空電探に再び感あり!敵機更に約六十!」
加賀「海面スレスレを通って探知されないようにしてきたのね、まあいいわ」
加賀「へましないよう気をつけなさい」
瑞鶴「加賀さんもね!」
瑞鶴「瑞鶴直掩隊攻撃開始!」
ダダダダダ!
瑞鶴「よしっ!撃墜、撃墜、良い調子!」
瑞鶴「だけど…数が多い!」
瑞鶴「くっ…」
加賀「更に十一時方向より敵機約七十!高度三千!」
加賀「!!!」
加賀「瑞鶴!?」
瑞鶴「加賀さん何!?今ちょっと忙しいんだけど!」
瑞鶴「この雷撃機後部機銃撃ちまくってきてなかなか近づけないんだよ!」
加賀「直上!急降下!」
瑞鶴「…え?」
瑞鶴「うそ…いつの間に」
瑞鶴「駄目だ…今から回避しても遅い…直掩隊も高度が足りない…」
瑞鶴「どうすれば…!」
加賀「間に合え…間に合え…間に合え!」
ダダダダダ!
ボオッ!ゴオオオオオオオ
瑞鶴「…」
瑞鶴「あれ…瑞鶴無傷?なんで?」
瑞鶴「あの機体番号は…加賀さんの」
瑞鶴「加賀さんが助けてくれたのか…」
瑞鶴「ありがとう加賀さ!?」
瑞鶴「加賀さん!」
加賀「ええ…ちょっとまずいわね…雷撃機に囲まれた」
加賀「直掩隊は…高度が高すぎて間に合わない、か」
瑞鶴「今度は私が助けるから!」
瑞鶴「いっけえー!」
ダダダダダ!
瑞鶴「なんで当たらないの…さっきまで当たってたのに」
瑞鶴「これじゃ加賀さんが…加賀さんが!」
瑞鶴「当たってよ!今やらないと駄目なのよ!そうしないと加賀さんに魚雷が…!」
瑞鶴「加賀さん!」
シュー…
…
バアアアアアン!
加賀「かっ…はぁ…」
瑞鶴「加賀さん!大丈夫!?加賀さん!」
加賀「か、甲板は小破だけども…ゲホッゲホッ…」
加賀「機関部がやられたわ…」
瑞鶴「…」
加賀「皆には申し訳ないけどここで撤退ね。ごめんなさい」
…
……
………
~弓道場~
瑞鶴「…」ギギギ
瑞鶴「…」ヒュン
ターン!
瑞鶴「こんなんじゃ駄目だ。だからこの間も加賀さんを助けられなかった」
瑞鶴「もっと、もっと練習しなきゃ…」
瑞鶴「もっともっと練習してもっともっと強くなってあの人を助けられる、あの人と肩を並べられるようになりたい」
瑞鶴「いや、ならなきゃ。いつまでも助けてもらってばかりじゃ駄目だ」
瑞鶴「今度は私が、私が助ける番」ギギギ
瑞鶴「…」ヒュン
ターン!
瑞鶴「さっきより悪くなってる…」
瑞鶴「やればやるほど悪くなっていく…どうして?」
瑞鶴「こんなんじゃいつまで経っても追いつけない…」
瑞鶴「加賀さんに…」
加賀「呼んだかしら?」ニュ
瑞鶴「うわあああああ!!!???」
瑞鶴「え?加賀さん?あれ?なんでここに?」
加賀「おバカな五航戦がまた何かやらかしてるんじゃないかと思ってね」
加賀「何があなたをそこまで焦らせるの?」
加賀「今のあなたは矢を放つことに集中していない、そして姿勢も崩れているわ」
瑞鶴「どうしてって…そんなの…!早く追いつきたいからに決まってるじゃん!」
瑞鶴「それくらいわかってよ!」
瑞鶴「どっかの青い一航戦はさ!普段は私のことからかうくせに、戦場に出ればいつも、いーっつも私のこと助けてくれる」
瑞鶴「それなのに私はその人に何もしてやれない…これがどんなに苦しくて悔しいか…!」
瑞鶴「だから…こんなことで止まる訳にはいかないの」
加賀「ほんと、良い後輩を持ったわ」ニコッ
瑞鶴「何笑ってんのよ!何がおかしいのよ!」
加賀「なんでもないわ。後輩が成長していく姿を見るのも楽しいってことよ」
加賀「きっと鳳翔さんも私と赤城さんを見てこんな気持ちだったのかしら」
瑞鶴「どういうこと?」
加賀「あなたもいつかわかるようになるわ」
瑞鶴「ほらまたそうやって子供扱いするー!」
瑞鶴「いつかその口を黙らせてやるんだから覚悟しておきなさいよ!」
加賀「楽しみに待ってるわ」
加賀「最後に、一つだけ」
加賀「右腕の位置、もう少し上げてみなさい。いつもより下がってる」
加賀「用は済んだから私はこれで失礼するわ」
瑞鶴「ね、ねえ!」
瑞鶴「あ!アドバイス….ありがとう///」
これもまた瑞加賀だね!
うちの瑞加賀の関係はだいぶ緩いです。緩いというかお互い打ち解けています。
加賀は瑞鶴に意地悪してるわけじゃなくて日常の会話でからかう程度で瑞鶴もちょっと強く当たる。
それをお互い理解してるからできることでそれほど仲が良いってことです。
提督「翔鶴、今日着任する新艦娘の情報は?」
翔鶴「今のところ駆逐艦。としか判明してないですね」
提督「来るのを待つしかないか」
提督「最近の駆逐艦はインフレ気味だからな。瑞鶴と大鳳がかわいそうだ」
翔鶴「たしかに、駆逐艦であのサイズだと正規空母としての立場が無いですよね…」
提督「…君のような勘の良い娘は嫌いだよ」
コンコン
提督「噂をすれば来たな」
提督「どうぞー」
ガチャ
照月「秋月型防空駆逐艦二番艦、照月よ。提督よろしくお願いします」
提督「…ないか」
照月「提督?」
提督「めちゃくちゃ可愛いじゃないかー!」
照月「わっ!?え?、えと、あの…」
提督「なんだこの娘!?な!そう思わない翔鶴!?」
提督「胸も中くらい、いや、少し小さくて素晴らしい」
提督「だが恐らくあの二人よりかはあるな」
提督「うーん…どうフォローしてやるか悩むな」
翔鶴「…」ニコニコ
バキバキボキ
提督「あででででで!!!」
提督「し、ししし、翔鶴?そっちの方向に腕は曲がらないんだよ?」
照月「あ、あの提督は大丈夫なのでしょうか?」
翔鶴「大丈夫よ。いつものことだから」バキバキボキ
翔鶴「女の子の前でそういうこと言っちゃ駄目ですよ。わかりましたか?」
提督「は、はい…」
提督「さて、それでは自己紹介だ。俺がここ横須賀鎮守府の提督だ。よろしく頼む」
提督「俺は艦隊のみんなを家族だと思っている。艦娘もお互い仲が良く切磋琢磨してるし、わからないことがあったら俺でも誰でもいいから気軽に相談してほしい」
提督「そして隣にいるのが鬼嫁の翔鶴だ」
翔鶴「提督?良く聞こえなかったのでもう一度言ってほしいと照月さんが」ニコニコ
提督「美人で可愛くてろくでなしの俺のことを心配してくれる素晴らしい秘書艦の翔鶴だ」
翔鶴「照月さん、はじめまして。翔鶴型航空母艦一番艦の翔鶴です」
照月「はじめましてです。翔鶴さんこちらこそよろしくお願いします」
提督「よし。たしか照月は秋月型の二番艦だったな?」
照月「はい!それであの…秋月姉は…」
提督「秋月姉!可愛い!瑞鶴みたいで可愛いな~もう!」
提督「コホン。秋月はいるぞ」
照月「ほんと!?ほんとに?」
提督「あぁ。本当だ。今は立派に艦隊防空、機動部隊の直掩をやってるよ」
照月「さすが秋月姉だなぁ。私も頑張らなくっちゃ!」
提督「秋月は色んな文化や食の違いに慣れるのに時間がかかってたまにわからないことがあるらしいがよく練習したしよく質問した」
提督「お前の姉は立派だ。しっかりと姉の背中を追えばすぐ追いつけるから演習や鍛錬頑張れ!」
提督「そんじゃ秋月のとこいくか」
翔鶴「秋月さんは今まで一人部屋でしたからね。喜ぶでしょう」
提督「そうだよな。たまに俺とも一緒に寝るし翔鶴たちの部屋でも寝てるみたいだしな」
提督「実の妹が来ることほど嬉しいことはないだろう」
秋月「提督?どうかされましたか」
提督「朗報だ秋月。お前の妹を連れてきたぞ」
秋月「妹!ほんとですか司令!」
提督「本当だ。今日から新たにこの鎮守府に着任する娘だ。姉としてしっかり世話してやってくれ」
提督「ほら、秋月だ。行っておいで」
照月「はいっ!」
照月「秋月姉!秋月姉ー!」ダキッ
秋月「照月?照月なのね!」
照月「やっと一緒に戦えるね!いひひ♪秋月姉!秋月姉~!」スリスリ
秋月「もう照月ったら…司令と翔鶴さんがいる前で///」
提督「といいつつも満更でもなさそうだな」
翔鶴「私もたまに瑞鶴にされますが姉としてはけっこう嬉しいものですよ」
翔鶴「ですよね秋月さん?」
秋月「ま、まぁそうですね///妹はやっぱり可愛いです」
提督「照月だけじゃなくて秋月も可愛いんですが!」
翔鶴「それでは私達は一旦戻るのでまた夕飯の時に」
照月「わかりました!」
秋月「了解です」
バタン
照月「ねえ秋月姉?提督から秋月姉はもう機動部隊の直掩してるって聞いたけど、どんな感じ?」
秋月「ん~。どんな感じって言われても…」
秋月「電探と高射装置と長十センチ砲ちゃんを組み合わせて対空射撃する感じかな」
照月「え?電探あるの?秋月姉電探持ってるの?」
秋月「十三号対空電探改持ってるわよ」
照月「おお~!さすが秋月姉」
照月「私も今度は電探載せたいな」
秋月「そのためには艤装になれて、練度を上げないといけないわね」
照月「うんっ!照月頑張る!」
しばらく更新できてなくて申し訳ないです。というのも艦これのイベントやってまして、ようやくE7が終わり照月が手に入りました
辛かったです…トホホ
それでも照月はイラストもドストライクで一目惚れみたいな感じでした(そのあと翔鶴にいじめられたのは内緒ネー)
多くのコメント、オススメ、しおり、評価、応援などありがとうございます。コメントちゃんと読んでます!書き手としてはすごい嬉しい限りです
最後に、Twitter始めました。「作品読んでます!」的な挨拶頂ければフォローバックしますのでよければフォローしてやってください。リプもがんがんどうぞ!@zuizuishou
照月「秋月姉…見たことない料理ばっかりあるけどこれ食べれるの?」
秋月「とっても美味しいわよ」
照月「それにこんなにいっぱい料理が並ぶなんて…照月初めて見たよ」
秋月「これはねバイキングと言って自分の食べたい物を好きなだけ食べていいのよ」
照月「ばいきんぐ?初めて聞いたな~」
秋月「私が色々教えて上げるから一緒に行きましょ」
照月「うんっ!わぁー!どれ食べようかな」
提督「秋月の時と同じ反応だな。さすが姉妹艦」
提督「そして君達も相変わらずだね」
赤城「はいっ!今日は好きな物を好きなだけ食べていいと聞きました!」
提督「お前はいつも食ってるだろ」
赤城「わかってないですね提督。今日は照月さんの着任祝いでもあり護衛艦かがの命名祝いでもあるんですよ」
加賀「赤城さん、この量なら鎧袖一触よ」
提督「やめて。ホントやめて…」
提督「にしてもそんだけ食べて太らないのか?俺は君達が心配だよ」
赤城「なんなら見ます?」
提督「何を?」
赤城「お腹。おへそくらいなら見せますよ、ほら」
提督「ちょっ、お前…」
提督「…綺麗なくびれもできてるしすごいな」
赤城「どうですか!決してこの一航戦赤城慢心はしません」
赤城「加賀さんも私と同じくらいスリムですよ」
加賀「まぁ、そうですね。食べても結局戦闘でエネルギー消費されてるんだと思います」
提督「へえー」
提督「…」
提督「じゃくて!赤城!気軽にお腹見せちゃ駄目でしょ!」
赤城「駄目なんですか?」
提督「あったり前だろ。女の子がそんな簡単に身体見せちゃいけません!」
赤城「他の人なら見せませんよ。提督だから見せたんです」
赤城「提督は見せても決して変なことはしないという信頼です」
提督「お、おう。なんかありがとな///」
赤城「それともアレですか~私の身体見てドキッとしちゃいましたか?」ニヤニヤ
提督「べ、別にそういうわけじゃない///」
赤城「もっと見せてあげてもいいですよ。その代わり今度お寿司奢ってください」
提督「お、お前…いつからそんなキャラに…!」
提督「皆から頼られるお姉さんキャラだったのにいつの間に色気じかけを…!」
提督「くっ…どうする俺!?」
翔鶴「どうする俺じゃないですよ。まったくご飯食べてるのに何をしようとしてるんですかあなたは」
提督「翔鶴!」
翔鶴「赤城先輩もです。今はお食事の時間。そういうのは良くないです」
赤城「冗談よ冗談。翔鶴から提督を取ることはしないわよ」
翔鶴「とっ…取るって…そんな///」
赤城「とりあえず提督?今度お寿司よろしくお願いしますね。私は加賀さんと一緒に料理取りに行って来るので」
提督「はぁ…どうせ駄目って言っても買う羽目になるしな。いいか」
赤城さんも翔鶴姉と同じ素質(錯乱)があると思います!
提督「zzZ」
ガチャ
翔鶴「…」
翔鶴「よいしょ」ガサゴソ
翔鶴「提督の背中は大きいですね」
提督「zzZ」
翔鶴「それと、いつも通り暖かいです」
翔鶴「…」ギュウウウウ
翔鶴「提督、起きてませんよね?」
翔鶴「…照月さんは提督の仰る通りとても可愛いらしい方です」
翔鶴「赤城先輩もとても魅力的な方だと思います」
翔鶴「でも…私は提督が好きです。この鎮守府で誰よりも提督のことが好きです」
翔鶴「だから…こんな時くらいは一緒に寝てもいいですよね」
提督「ん~~~~///」
翔鶴「!?」
提督「だぁっ!もう可愛いな翔鶴は!」
翔鶴「て、提督!?起きてたんですか!?」
提督「寝ようとしてたけど翔鶴が来て何か言い出すから気になって、な」
提督「そしたらですよ。俺のこと一番好き。と」
提督「昼間はごめんな。照月も可愛いし赤城の色気じかけも初めてだったもんでな」
提督「でも大丈夫だぞ。何があっても俺の中での一番は翔鶴だからな!」
提督「けど妬いちゃう翔鶴見れてそれはそれで良かったよ」ニコ
翔鶴「//////」
提督「なあさっきのやつもう一回言ってくれ」
翔鶴「言いません!」
提督「俺は何度でも言うぞ」
提督「翔鶴可愛い」
提督「翔鶴一番可愛い」
提督「妬いちゃう翔鶴も可愛い」
提督「それで布団入ってきて俺の寝巻握りしめる翔鶴可愛い」
翔鶴「もうやめてください///」
翔鶴「そんなに褒めても何も出ません///」
提督「何を言ってんだ。何も出なくてもそこには翔鶴がいるだろ」
提督「つまり翔鶴可愛い」
翔鶴「うぅぅ///」
提督「いつもいじめられてばっかりだからな。今度は俺がいじめる番だ」
翔鶴「もうっ///」
照月や赤城のせいでニヤニヤしてる提督を見て妬いてることに気付くけどそんなこと思っちゃ駄目だと考えつつも堪えきれず夜、提督の所に来る翔鶴。何が言いたいかと言うと翔鶴可愛い。よし、解決したな!
瑞鶴「提督さん艦隊帰投したよ。それじゃあ戦闘報告始めるね」
提督「待て。瑞鶴もう少しこっち来てくれないか」
瑞鶴「どうして?まぁいいけど」
提督「ふんふん」スンスン
提督「…」スンスン
提督「なるほど」
提督「ちょっと汗かいただろ」
瑞鶴「なっ///!何嗅いでるのさ!」
提督「この少し漂う汗の匂いと瑞鶴の匂いがマッチして良い!」
瑞鶴「あーもうっ!やめてよ提督さん、そんなの嗅ぐものじゃないし!」
瑞鶴「私だって早くお風呂行きたいんだからちゃっちゃっと報告するよ!」
提督「じゃあ報告は風呂上がって来てからでいいよ」
瑞鶴「ん?んんん?」
瑞鶴「どーせ今度は風呂上がりの匂い嗅ごうとしてるんでしょ!」
瑞鶴「私だからまだいいけど、こんなこと他の娘(こ)にやったらセクハラって言われて嫌われるよ」
提督「なるほど。じゃあ他の娘にはやらないから瑞鶴だけにやるよ。それならいいんだろ?」
瑞鶴「そうじゃなくて!」
提督「わかってるよ。じゃあ瑞鶴これはどうだ?」
提督「俺と一緒に風呂入ろう」
瑞鶴「なんで提督さんと一緒なのよ!一人で入ってくるよ」
提督「そんな堅いこと言うなよ。じゃあ俺と一緒に風呂入るか、今、ここで俺の膝の上に座るかの二択だ」
瑞鶴(汗臭いと思われるくらいならお風呂の方がいいかな。変なことするようなら誰かしらお風呂にいるし爆撃の手伝いしてもらおう)
瑞鶴「…それなら提督とお風呂入る」
提督「風呂だなよし、今たしかに聞いたぞ。『俺と一緒に風呂入りたい』ってな!」
瑞鶴「そ!それは違うでしょ!二択なら、よ!誰も本当にするなんて言ってないし!」
提督「やだやだやだー!僕、瑞鶴とお風呂入りたいー!ねぇー!?」
瑞鶴「急に幼児退行しても駄目!それ以上しつこいと翔鶴姉呼ぶよ?」
提督「すっっっっいませんでしたぁぁぁー!」ドゲザ
提督「ごめんなさい何でもしますから!何でもしますからそれだけは…!?」
瑞鶴「ん?今なんでもするって」ニヤニヤ
提督「あっ…」
瑞鶴「それじゃあ楽しみにしてるよ。て・い・と・く・さ・ん!」ニヤニヤ
提督の後ろには会話をすべて聞いてた翔鶴がーーー!?
提督「いらっしゃい!いらっしゃい!」
提督「いらなくなった下着買い取るよー」
提督「なんと今なら一枚につき、ラムネ一本もオマケでつけちゃうよ!」
提督「ゴミ箱に捨てるはずのモノを持ってくるだけでラムネ一本が手に入る!お得だよ!」
翔鶴「随分と活気がいいですね店長さん」
提督「いらっしゃい!さっそく買い取るよ!」
提督「さっそく…買い取…」
翔鶴「提督?何してるんですか?」ニコッ
提督「ち、ちちち違うぞ!翔鶴!」
提督「これはいらなくなった衣服を俺が買い取りリサイクルするという極めて正当な理由があってだな」
提督「日本は資源が乏しい国だから資源の大切さを子供達に伝えたくて」
提督「決して今までの変態な俺とは訳が違う」キリッ
翔鶴「でも私こんな店に許可印押した記憶ありませんよ」
提督「そりゃあ俺が出店するんだから提督印だけでいいでしょ」
提督「それにこんな店、翔鶴の許しが出るとは思わないし」
提督「あっ…」
翔鶴「へぇ~。許しが出ない心配があるほどの店なんですね」
翔鶴「楽しい秋祭りにしたいならお店畳んだほうが身のためですよ」ニコッ
提督「ひぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!恐ろしい娘!ほんと恐ろしい娘!」
翔鶴「うふふ」
どこでそんな笑み覚えてきたんだ翔鶴さん!
翔鶴「あっ!飛龍せんぱーい!」
飛龍「いらっしゃい!どう?焼きとうもろこし!」
翔鶴「美味しそうな匂いですね。瑞鶴も食べる?」
瑞鶴「うんっ!」
翔鶴「すいません二本お願いします」
飛龍「はいよー!蒼龍!二本お願い」
蒼龍「りょーかい!」
ジュー
飛龍「提督は食べないんですか?」
提督「ほら、俺は荷物持ちだから両手埋まっててな。酷いだろ?酷いと思うだろ?」
翔鶴「艦娘の下着買い取ろうとしてた人にはそれくらいしてもらわないと」
提督「あぁいや、これは翔鶴が嘘ついてるだけだからな飛龍?信じちゃ駄目だぞ」
飛龍「うん、うん?」
ジュー
蒼龍「できたっ!」
蒼龍「お待たせ二人とも!」
翔鶴「ありがとうございます」
瑞鶴「ありがとう!」
提督「あれ?俺のは?」
翔鶴「何かいいました?」ニッコリ
提督「イエ、ナンニモイッテナイデス」
蒼龍「あちゃー、提督、完全に翔鶴に主導権握られてるね」
飛龍「まぁいいんじゃない?提督も満更でもなさそうだし」
提督「ところで翔鶴…喉渇いた…」
提督「我慢してたがさすがにもうきつい…」
翔鶴「うーん…」
翔鶴「…///」
翔鶴「それなら…私のラムネ飲みますか?」
提督「是非!あ、でも俺両手埋まってるんだった」
翔鶴「なら、その…///」
翔鶴「口移し、しましょうか///」
提督・瑞鶴・蒼龍・飛龍「!?」
提督「たしかに…この状況ではそれしか選択肢がないか」
提督「翔鶴がいいなら是非ともお願いしたい、です///」
翔鶴「私は提督なら///」
提督「お、おぉう。ありがとう。それじゃあ頼む」
翔鶴「わかりました」
翔鶴「…」ゴクッ
翔鶴「んっ///」チュッ
提督「んんん!?!?!?」ゴクッ
翔鶴「っはぁ///」
提督「///」
提督「すごく甘くて美味しかったです///」
提督「ありがとう///」
翔鶴「どういたしましてです///」
飛龍「あのーお二人さん?」
飛龍「普通に翔鶴がラムネ瓶持ってそのまま飲ませてあげればいいんじゃないの?」
飛龍「わざわざ口移ししなくても…見てるこっちが恥ずかしいよ」
提督「あ、あああ飛龍///!」
飛龍「今更何を恥ずかしがってるんですか」
蒼龍「ええい!もう一本とうもろこし持っていきな!良い物見せてもらったお礼だよ!」
提督「蒼龍まで何言ってんだ!?」
提督「んぐっ!?」
提督「ほふもほこし!?(とうもろこし)」
瑞鶴「これ、瑞鶴の食べかけだけど、提督さん、瑞鶴のお願い聞いてくれたからお礼…///」
瑞鶴「一応秋祭り開いてくれたし、準備とか大変だったって翔鶴姉から聞いたから…」
提督「別にいいよそれくらい。でも、ありがとな」
瑞鶴「うん…///」
飛龍「瑞鶴も何も食べかけ渡さなくても今、蒼龍がくれた焼き立て食べさせればいいのに」
蒼龍「わかってないなー飛龍は!あれは間接キスだよ。瑞鶴の乙女心は複雑なんだよ」
瑞鶴「あっ…」
瑞鶴「~~~//////」
瑞鶴「提督さん今のなしっ!なしだからね!」
提督「こちらも非常に美味しかったです!はいっ!」
瑞鶴「大声で言うなぁぁぁぁぁ!」
翔鶴「あの、提督?もう一口いかかでしょうか///」
提督「まじで!?」
甘っ!何これ!?自分で書いててもよくわからないうちにこうなりました!前回の話の最後で提督がなんでもする。と瑞鶴に言ったので瑞鶴が秋祭りしたいとリクエストしたので秋祭り回です
瑞鶴「提督さーん、この前の出撃の報告書持って来たよ」
翔鶴「しーっ!」
瑞鶴「ふぇっ?」
翔鶴「提督は今昼寝してるから静かに」
瑞鶴「昼寝?珍しいね。いつもなら翔鶴姉にちょっかいかけてお仕置きされてるか仕事してるかなのに」
翔鶴「なんでも夜中の三時から休みも入れずに仕事やってたそうよ」
瑞鶴「三時!?なんでまたそんな時間から」
翔鶴「さぁ?提督曰く『トイレで起きたが寝れなくなった。んで仕事やり出したら妙に集中できたから』だそうよ」
瑞鶴「よくわかんないな提督さんは」
翔鶴「仕事も夕飯食べた後でも十分片付くしいいのだけれど」
瑞鶴「それにしても良い顔で寝てるね」
瑞鶴「あっ!そうだ」
瑞鶴「いいこと思いついちゃった~」ニヒヒ
瑞鶴「翔鶴姉、黒ペンある?」
翔鶴「あるけど何するの?」
瑞鶴「まぁ見てなって」キュポ
瑞鶴「これをこうして~」カキカキ
瑞鶴「できた!」
瑞鶴「くくく…提督さんの顔面白っ…」
翔鶴「瑞鶴!提督の顔に落書きなんて駄目でしょ!ぷっ…くくく」
瑞鶴「あははははは!はー!あー
!」
瑞鶴「そういう翔鶴姉も笑ってるじゃん!あー!提督さんの顔…おかしい…」
翔鶴「いや、私は…笑ってなんか…」
翔鶴「くくく…ぷぷ…あはははは!」
翔鶴「こんなこして…私は…知らないわよ…んっ…ふふ」
瑞鶴「大丈夫だよー。提督さんのことだし」
提督「zZZ」
提督「ん…なんだか…騒がしい、な」
翔鶴・瑞鶴「!?」
翔鶴「そういえば私、今から装備の点検に工廠に用があったの思い出したわ」
翔鶴「用事を忘れるなんてもっとしっかりしないといけないわねー」
翔鶴「じゃあ瑞鶴、提督はよろしくね」タタタ
瑞鶴「あっ、ちょ!翔鶴姉!」
瑞鶴「ぐぬぬ…逃げたな」
提督「?」
提督「逃げたってなんのことだ?」
瑞鶴「さ、さあ?なんのことかなーあははー」
適当にごまかし瑞鶴もなんとか執務室から脱出した模様
コメントで話題になってる作品の終わりの一言やその他の意見についてお伝えします
最後の一言のコメントは、「どういう場所、場面での会話の状況なのか、また史実ネタの解説」に役立てればと思い始めたものです。最近は一話書き終えた時の率直な感想を何も考えず書いてたので指摘されて私も本来の趣旨と違うように感じました。賛否両論ありますが今後は少し抑え目でいきたいと思います。
しかし、このシリーズ作品自体作者の妄想全開で書いてる二次創作なので、見たくない方は見なければいいと思いますし、もし「見たい」と思ってくださる方がいましたら今後もよろしくお願いします
作者がこの作品で何を伝えたいのかと言うと、「作者が書く艦娘が可愛い」という自慢でも共感の強制でもなく、「こういう風な艦娘可愛い、こんな生活したい」という自分の希望や想いを伝えたい、知ってほしい、共感してくれる人がいたら嬉しいだけであり納得しろと言ってるわけではございません。作者の作品について賛否両論あるのは当然のことだと思います。ですので先程も述べましたが不快と思う方がいましたらブラウザバックを推奨しますし、嬉しいことに共感や応援して下さる方がいましたら今後も作者と作者の作品をよろしくお願いしますということです
以上
~宴会場~
赤城「翔鶴、その立ち方は一航戦の旗艦としてのものよ。身体で覚えて誇り高き一航戦を受け継いで頂戴ね」
翔鶴「あの…私まだ改二ににも一航戦にもならないんですけど、その…」
赤城「えっ!?提督からは翔鶴改二パーティと聞いたのだけど」
提督「そういうことだ赤城。事前の夕張や明石からの通達通り艤装が完成したから、翔鶴は今日から改二に改装することができる。けど俺は艦娘の意思を尊重するからな」
提督「改二になれば搭載機数の増加、火力、回避の向上など恩恵を受けることができるが本人が嫌だというのならしなくてもいいと思う」
提督「な、翔鶴」
翔鶴「すいません我儘きいてもらって」
提督「いいっていいって。これくらい」
(…数時間前)
翔鶴「改二、ですか…」
提督「装甲甲板にすることもできるらしいがどうする?俺は翔鶴の意思を優先するから素直に言え」
翔鶴「…」
翔鶴「今は辞退させてください」
提督「わかった。ちなみに理由を聞いてもいいか?」
翔鶴「瑞鶴と…」
翔鶴「あの戦争では私は瑞鶴を残したまま先に沈みました…その後の瑞鶴は私や先輩達の分まで機動部隊最後の日まで戦ったと聞きます」
翔鶴「だからこの世界では瑞鶴と一緒がいいんです。私が改装すれば強くなり瑞鶴を護れることは予想がつきます」
翔鶴「けれど、翔鶴改”二”ではなく翔鶴と瑞鶴。この二人の五航戦がいいんです」
翔鶴「艤装が違うだけで中身は変わらないですけど瑞鶴と一緒がいいんです。自分でもうまく言えませんが…」
翔鶴「それにあの娘は努力家ですから私に追いつこうと鍛錬ばかりして身体壊しそうです」
翔鶴「ですので瑞鶴の改二ができるようになったらその時に私もお願いします」
提督「わかった。翔鶴のそれはきっと姉妹にしかわからないものなんだと思うからまた今度にしよう」
……………
提督「ということがあったわけだ」
赤城「なるほど。姉妹ってなんだかいいですね」
赤城「翔鶴と瑞鶴は見てても微笑ましいですし」
赤城「それなら後は彼女が来るのを待つのみですね」
提督「翔鶴、頼んだ」
翔鶴「はい!」
ひとまず翔鶴改二実装おめでとう!作者は瑞鶴の改二が来たら二人同時に改装します。この姉妹は同時にしてあげたくて
(…数日前)
瑞鶴「~♪」
瑞鶴「てーいとくさんっ!」
提督「んー?どうした?」
瑞鶴「九月二十五日って何の日か知ってる?」
提督「うーん…」
提督「はっ!ねのひだ!」
瑞鶴「違う!今月の二十五日だよ!」
提督「今月の二十五日?なんかあったか?」
提督「…バリさんからは新艤装(翔鶴改二用)が完成予定と聞いたがそれくらいしか思い浮かばないぞ」
提督「あー!わからん!答えを教えてくれ」
瑞鶴「知らない!」
瑞鶴「じゃあね!」ダダダダダ
提督「おい瑞鶴!?」
……………
瑞鶴「みんなに聞いても知らないっていうし」
瑞鶴「翔鶴姉も加賀さんも提督さんも…」ウルウル
瑞鶴「今日は瑞鶴の竣工日じゃんか…翔鶴姉の改二で盛り上がるのはわかるけど少しくらい構ってくれてもいいじゃない」シュン
瑞鶴「はぁ…私も翔鶴姉の改二は嬉しいけど昔みたいに置いていかれそうで少し不安…」
瑞鶴「いつまでここにいても仕方がない。戻ろう…」
翔鶴「瑞鶴?」
瑞鶴「ひゃあ!?」
瑞鶴「し、翔鶴姉?」
瑞鶴「どうしたのこんなとこまで来て」
翔鶴「それはこっちのセリフよまったく。姉が”妹の竣工日”を忘れるわけないでしょ」
瑞鶴「ふぇっ?もしかして翔鶴姉ずっとそこにいた…?」
翔鶴「さあ、どうかしら?」
翔鶴「向こうでみんなあなたのことまってるわよ」
翔鶴「提督がサプライズでやろうって言い出して。今夜は私の改二記念もそうだけど瑞鶴の竣工日祝いも含んでるのよ」
翔鶴「だから、行きましょう」
翔鶴「私はあなたから離れもしないしもうあの時みたいに一人にはさせないから安心しなさい」
瑞鶴「やっぱり聞いてたんじゃん…」グスン
瑞鶴「でも…翔鶴姉のその言葉聞いて安心した。後で提督には瑞鶴を落ち込ませたおしおきしないとね!」
翔鶴「私も協力するわ」
翔鶴「行きましょう。皆のところへ」
瑞鶴「うん!」
\ズイカク、オメデトウ!/
本日、九月二十五日は瑞鶴の竣工日でもあるのでこの話を書きたかった。瑞鶴の竣工日を提督のサプライズ計画により姉すらわからないことにショックを受け、廊下の隅で落ち込んでた瑞鶴だが、翔鶴が呼びに来たことでサプライズだと気付かされ宴会場に入るというお話です。
かなりわかりにくいですが、前作の終わりの「翔鶴頼んだ」は瑞鶴を呼んでくるように。ということで瑞鶴を連れて戻ると盛大に祝福を受けるというオチです。なお、提督はその後何故かおしおきされた模様
瑞鶴「提督さん壁ドンってなに?」
提督「壁ドン?どこでそんなの覚えたんだ」
瑞鶴「テレビでやってたから気になってさ。こんなのの何がいいんだろうね」
提督「さぁ?俺にはわからんがそれでトキメクのは男が…」
提督「ただしイケメンに限る」
提督「場合がほとんどだろ。もちろんイケメンでなくても嬉しい女性もたくさんいるだろうがな。俺は瑞鶴がテレビで見たこと以上の知識は持ち合わせてないよ」
提督「実践することはできなくもないが…なんなら試しに翔鶴にやってみよう。いきなり瑞鶴にやると俺がかっこいいあまり失神してしまう危険性があるからな」
瑞鶴「な い と 思 う」
提督「うん、知ってた」
提督「というわけで翔鶴、そこの壁にもたれかかって」
翔鶴「私もやるんですか…?まあいいですけど」
翔鶴「提督の気が狂って瑞鶴に手出ししたらいけませんからね」
提督「たしかに…そこは盲点だった…!」
提督「それじゃあ気を取り直して、準備はいいか?」
翔鶴「いつでもどうぞ」
提督「よ、よしっ!」
ドンッ!
提督「翔鶴、好きだ///」
提督「どどどどーよ瑞鶴!これが壁ドンってやつだ!」
提督(なんだよこれ!翔鶴とあんなに近づくのか!?なんか翔鶴は余裕そうな感じだったし緊張してるのは俺だけか!?)
翔鶴「違うでしょう提督?」
提督「え?」
翔鶴「好き。ではなくて『愛してる』でしょう?」
提督「………え?」
翔鶴「それとも提督は私とはただの遊びで…」
提督「そんなことは絶対にない!俺は翔鶴が好きだし愛してる!」
翔鶴「なら言えますね」ニッコリ
提督「う…」
提督「とにかく!瑞鶴、これが壁ドンってやつだ!もうわかっただろ?」
提督「よ、よーし。仕事に戻らないとな。いつも翔鶴に怒られてばかりだしたまには真面目にやらないと」
瑞鶴「あれぇ~テレビでやってたのとは違うな~。おっかしいな~翔鶴姉の言うとおり『愛してる』って言ってた気がする」
瑞鶴「提督さん、念のためもう一回お願い!」
提督「お前…今のわざとだろ」
瑞鶴「ん?何のこと?それとも提督さんは翔鶴姉のこと愛してないの?どうなの?」
提督「だから俺は翔鶴をこの世で誰よりも愛しるんだって!」
瑞鶴「なら言えるよね?」ニッコリ
提督「…鶴姉妹怖い」
提督「翔鶴、今言わないとだめ?」
翔鶴「だめです」ニッコリ
提督「うぅぅぅぅ///」
提督(逃げ場がない…恥ずかしいけど腹を括って言うしかない!)
提督「俺は…!」
ドンッ!
提督「翔鶴を…///」
提督「あ…あああ…愛して…愛…愛してる!
提督「愛してるぞ翔鶴!!!!!」
提督「今度こそどーよ瑞鶴!これが壁ドンだ///」
瑞鶴「提督さんも大胆だね~『愛してるぞ翔鶴!』だもんね」
提督「真似すんなよ///!すごい恥ずかしいんだからな!」
翔鶴「私も愛してますよ提督///」ボソッ
提督「何か言ったか?」
翔鶴「私も提督のこと大好きです。って言ったんです///」
提督「俺には言わせておいて自分は『愛してる』って言わない気だな!そうはさせんぞ!」
翔鶴「さあ仕事に戻りましょうね。いっぱい溜まってますからねー」
翔鶴に壁ドンしたはいいものの完全に主導権握られてる提督
翔鶴「皆さん集まっていただきありがとうございます」
翔鶴「お集まりいただいた理由は私のエクレアを食べた犯人を特定するためです」
翔鶴「冷蔵庫から出して机に置き、私用を思い出して部屋から出て戻ってきたら無くなってました」
赤城「私は人の食べ物を無断で食べるなんてそんな酷いことしません。そこはしっかり弁えています」
提督「嘘つけ。この前俺のプリン食ったくせに。しかも俺を縄で縛るとかいう計画的犯行。前科がある。怪しいな」
翔鶴「なるほど。瑞鶴は?」
瑞鶴「私は加賀さんに兎の作り方教えてもらってたからエクレアなんて知らないよ」
赤城・翔鶴・提督(加賀さん可愛いな!おい!)
翔鶴「そ、そう…なら犯人は提督か赤城先輩のどちらかですね」
翔鶴「本当は赤城先輩と瑞鶴に集まってもらうまでもなく提督だろう。という気はしてるんですが万が一のことも考えて」
提督「さすが翔鶴!」
赤城・瑞鶴(いや、口元にチョコとクリーム付いてるし提督でしょ)
提督「皆の手本となるべき俺が秘書艦のデザート食べるなんてありえないでしょ!」
提督「それに俺は上層部から早くしろって急かされてる仕事が残ってるんだ。俺が愛する翔鶴のことだから協力してやりたいが力になれなくてすまん!」
提督「じゃあ俺は帰るわ」
翔鶴「待ってください。最後に一つだけ」
翔鶴「その口についてるチョコとクリームはなんですか?」
提督「…」
提督「」チラッ
翔鶴「質問に答えてください、提督♪」ニコッ
提督「」ゾクゾク
提督「翔鶴の部屋に遊びに来たら…翔鶴がいなくて机に美味しそうな物が置いてあったので食べました…」
提督「仕事漬けの俺を労わる翔鶴の優しさに感動し感謝しながら食べました…」
翔鶴「はぁ…やっぱり提督でしたか」
提督「その、すまんかった。勝手に食べたりして」
翔鶴「…」
翔鶴「最近、お仕事頑張ってましたしそういうことでいいです」
提督「え!?」
提督「許してくれるの?いつもならお仕置きされるのに今回はいいの!?」
翔鶴「提督の苦労を一番知ってるのは隣にいる私ですしたまにはいいです」
提督「翔鶴…」ウルッ
提督「翔鶴ーーー!!!」ダキッ
提督「勝手に食べたりしてごめん!許してくれてありがとう。今度から気をつけるから」
提督「翔鶴!愛してるぞーー!」
翔鶴「ちょっ!瑞鶴と先輩がいますからそういうこと言うのは…///」
瑞鶴・赤城「いい物見せてもらってこっちもお腹いっぱいになりました!」ニヤニヤ
翔鶴「うぅぅ///」
提督「翔鶴ー!」
翔鶴「///」
赤城がプリン食べたというのは私が一番最初に投稿した際のことで、瑞鶴の言う兎はアニメで出てきたやつです。
葛城ネタは私自身も投稿したいんですが、リクエストで雲龍と天城が来てたのでその後に登場させようと考えてます
普段書かない艦娘だとなかなか話思い浮かばなくてまったく消化できていない状況です。前作でリクエストいただいた方には申し訳ないですがもう少しお待ちいただけると幸いです
不知火→飛龍(2回目)→鈴谷→雲龍→金剛→天城→終わり次第リクエスト再開という形です
翔鶴「照月さん、そこはいちょう切りで、そうそう、その調子で頑張って」
照月「ううぅ…難しいよ」
翔鶴「秋月さんも最初はそんな感じでしたから大丈夫ですよ。今ではすっかり色々なお料理作れるようになるまでに成長しましたから」
秋月「…///」
翔鶴「照月さんも根気良く続けていればすぐに上手くなりますよ」
照月「秋月姉が…秋月姉ができたなら私もできるはず…うんっ!頑張る!」
秋月「あの、翔鶴さん?ここって弱火でしたっけ?それとも中火?」
翔鶴「えーと、そこは」
…
……
………
提督「女の子三人が割烹着を着て料理…すごい微笑ましい」
提督「あの三人ならエプロンも似合いそうだけど割烹着というのが新鮮でいい!」
瑞鶴「ふ~ん。男の人ってそんなもんなの?ただ割烹着着てるだけじゃん」
提督「その割烹着が大切なんだ」
提督「瑞鶴はあいつらと一緒に料理しないのか?」
瑞鶴「私はいいよ。料理あんまり得意じゃないし」
提督「秋月や照月みたいに練習すれば上手くなるかもよ?」
瑞鶴「まあ、今度やってみるよ」
提督「そうか」
提督「なら割烹着、着てみて?」
提督「瑞鶴もきっと似合うはずだ」
瑞鶴「え~やだよ。料理しないのに着るなんてなんか変だし」
提督「そこをなんとか!瑞鶴ほどの美少女が着てる姿を見れれば俺はまた明日から頑張れる!」
瑞鶴「びしょ…はっ!?」
瑞鶴「その手には騙されないから!」
提督「お世辞とかじゃなくて本心なんだがな」
瑞鶴「そ、そそそ///それじゃあ提督さん着てよ!」
提督「ふぇっ?」
提督「お、俺?」
瑞鶴「提督さんが着たら瑞鶴も着てあげる!」
瑞鶴「っていうか提督さんが着るとなんか面白そうだから着て!」
提督「ちょっ!?瑞鶴さん!?手が手があぁぁぁぁ!」
瑞鶴「艦娘に力技では勝てないよ?」ニヤニヤ
提督「わかったよ…俺も着るよ…その代わり絶対に瑞鶴も着ろよ!」
瑞鶴「は~い♪」
………
……
…
瑞鶴「あはははは!提督さんやっぱり似合わない!」
提督「だから言っただろ似合わないって!せめてエプロンにしてくれよ!」
翔鶴「お待たせしました~夕飯できました」
翔鶴「あら、提督おもしろい格好してますね」
秋月「司令…あんまり似合ってないです」
照月「うんうん」
提督「自分でもわかってるよ!瑞鶴に着させられたんだ!俺はもう脱ぐぞ」
翔鶴「ああっ!もう少し待ってください」
提督「?」
翔鶴「記念に一枚撮っておきましょう♪」
提督「え…」
秋月「いいですね!司令が割烹着着るなんて滅多に見られないですし記念に」
提督「え、ちょ!?秋月まで、あの無垢で純粋だった秋月はどこにいってしまったんだー!」
提督「とにかく俺は脱ぐぞ!」
翔鶴「瑞鶴!私と一緒に取り押さえるわよ!秋月さんカメラを!」
瑞鶴・秋月「了解!」
提督「いやだあああああ!離してくれ!こんなの皆に見られたら笑われちゃう!提督としての威厳があああああ!」ドタバタ
瑞鶴もなんだかんだ似合うと思います。というか瑞鶴美少女だから何着ても似合う
お待たせしました。次回の更新は前作からリクエストいただいている不知火のお話しです。その後も順次リクエストいただいた艦娘の話を投稿する予定です。また、並行してtwitterでのアンケートを行ってます。例をあげると「翔鶴と瑞鶴どっちにいじめられたい?」というお題で10月25日14時現在翔鶴が43%瑞鶴が57%となっており多かったほうの艦娘の話を書きます。よろしければご参加ください。twitter→@zuizuishou
翔鶴「提督!」
提督「お、終わったか!お疲れさん」
提督「新しい艤装はどうだ?」
翔鶴「まだ少し慣れませんね。飛行甲板も装甲化しましたし、しっかり整備しないといけません」
提督「甲板の方は同じ装甲空母の大鳳に相談するといいだろう」
提督「そして…」
提督「今までより…すごい可愛く美人になったな///」
翔鶴「む~。今までは可愛くなかったんですか」プンスカ
提督「いやいや!そういう意味じゃなくて。今までも十分可愛かったけど改二で美人に磨きがかかってまた美しくなったな、って」
翔鶴「ありがとうございます///」
翔鶴「そういえば私の改二改装、瑞鶴と同じ日にしてくれるようお願いしましたよね。今日まで待っていただいてありがとうございます」
提督「いいよそんなこと。改装は艤装や身体の一部も変わるからな。直接関係しない俺がどうこう言えることじゃない」
提督「それと、改二で強くなったからって無茶だけはするなよ。頼むぞ。俺は翔鶴がいなくなったら…もう…」
翔鶴「安心してください。私がいる限りもう提督が一人になるようなことはさせませんから」
提督「翔鶴…!」
瑞鶴「ちょっと~!」
瑞鶴「瑞鶴も改二になったんだけど!」
提督「はっ!すまんすまん、あまりの翔鶴の美しさと優しさに感動してたんだ!」
提督「えーと瑞鶴は…」
提督「表情に迷いがないな。一、二航戦喪失のミッドウェー。大鳳、翔鶴のマリアナ。最期の機動部隊のエンガノ岬沖…」
提督「それらを乗り越え、すっきりした表情になったと思う。あと姉に似て少し凛々しくなったな」
提督「服も迷彩じゃなくて赤と白を基調として翔鶴とお揃いだしな。やっぱり瑞鶴はそっちのほうが似合うよ」
瑞鶴「じゃあさ、その…」モジモジ
瑞鶴「瑞鶴綺麗になった…?可愛くなった…?」
提督「当たり前だろ。今までも美少女瑞鶴だったが今はウルトラグレート美少女瑞鶴だな、うん」
瑞鶴「それ絶対からかってるでしょ!」
提督「本当なんだがな」
瑞鶴「じゃあ翔鶴姉と瑞鶴どっちが可愛くて美人?」
提督・翔鶴「!?」
提督「え…え~とそれはだな」
翔鶴「て・い・と・く!」ズイ
翔鶴「どっちですか?」ズイズイ
提督「それは…その…」
提督「とりあえずほら、宴会場行かないと、な。みんな翔鶴と瑞鶴待ってるだろうし」
提督「とりあえずお祝いしないとさ!ほら、行くぞ!」ダダダダダ!
瑞鶴「ちょっ!?提督さん!逃げたな!」
瑞鶴翔鶴改二記念です。我が鎮守府は瑞鶴の改二実装まで翔鶴の改二を温存してたので二人同時に改二にしました!また、瑞鶴の空母機動部隊部隊を引っ張っていくような顔立ちには感動しました。もちろん翔鶴姉も!
提督「トリックオアトリート!お菓子くれなきゃいたずらするぞ!」
提督「ぬいぬいお菓子ちょうだい!」
不知火「その、ぬいぬいというのはやめてください」
提督「え~なんでさ。ぬいぬいけっこう可愛いと思うけどな」
提督「ぬいぬい可愛い」
不知火「…」
提督「うん、やっぱりぬいぬい可愛いいよ」
不知火「…///」
不知火(私が可愛いということではなくて司令は呼び方が可愛いと言っているだけ。私が可愛いということではなくて司令は…)
提督「おい不知火どうした?」
不知火「はっ!」
提督「顔赤くなってるけどどうした?」
提督「あっ!もしかして俺に可愛いって言われて照れたたんだろ」
提督「ぬいぬいはもうちょっと素直になれば可愛いんだけどな。ぬいぬい可愛い」
不知火「不知火に落ち度でも?」
提督「はっ!はっ!はっ!落ち度ありまくりだよ、ぬいぬい!」
提督「それっ!」
提督「ふふふ。ぬいぬいがお菓子くれないから靴下下ろしたぜ。これで落ち度がないとは言わせんぞ」
不知火「…」
不知火「徹底的に追い詰めてやる」
提督「またまた~照れ隠ししちゃって~ぬいぬいは可愛いな」
不知火「っ!」
不知火「な、泣いたり笑ったり出来なくなるまで追い詰めてやる」
提督「だってぬいぬいがお菓子くれないから仕方なくいたずらしたんだよ。許してくれよ」
提督「わかったわかった。ぬいぬいって呼び名が嫌なのか?」
提督「なら言い方変えよう。不知火可愛い。うん、不知火可愛い」
不知火「それ以上…言うと///」
提督「言うと?」
不知火「…」
提督「ほれほれ~お菓子くれないとまたいたずらするぞ~」
不知火「…」
提督「あれ?いたずらされてもいいの?」
提督「それじゃあ今度は」
ガシッ!
提督「いでででで!」
提督「不知火痛い!痛い!痛いからっ!不知火可愛いーーー!!!」
不知火「…///」カアアアア
不知火「ほら、お菓子上げますからもう戻ってください」
提督「お、ありがとう。なんだ最初からお菓子持ってたなら渡してくれればいいのに」
提督「もしくは…俺に可愛いって言ってもらうためにわざと」ニヤニヤ
不知火「…司令覚悟はいいですか?」ギロッ
提督「え、マジなやつやん…」
提督「え、ちょっ不知火俺悪いことしてない」
提督「俺は無実だー!ぬいぬいが可愛いのが悪いんだー!」
陽炎・黒潮(不知火らしい。うん、不知火らしい)
前作でリクエスト頂いた不知火です。かなーーーり時間かかりましたがお待たせしました!私自身不知火のことは詳しくないので不知火らしさがうまく表現できてるかわかりません…次のリクエストは飛龍(2回目)となります
提督「ふんふふんふふ~♪」
翔鶴「どうしたんですか?何か良いことでも?」
提督「大したことじゃないんだけどさ、なんか今日は仕事の調子が良いから早く片付けられそうだなーって」
翔鶴「良かったですね」
提督「日頃から真摯に仕事に取り組んできたからこう、スラスラと報告書が書けるわけだ」
提督「いいのよ?もっと褒めても?」ワクワク
翔鶴「遠慮します」
提督「そんな冷たいこと言わないでくれよ。俺翔鶴になでなでされないと生きていけないのに…」
提督「俺をこんな身体にした責任とってよね」
翔鶴「別に私は何も…じゃあその報告書終わったらしてあげます」
提督「ほいきた!任せなさい!」
翔鶴「単純なんですから…もぅ」
翔鶴(そういえば私がここに着任してからもう一年経つのよね)
翔鶴(もう一年ですか…長いようで短かかった。その間にいろいろありましたね)
翔鶴(着任した時、提督が目を輝かせて私の手を取って喜んでくれたのが懐かしいです)
翔鶴(あの時は驚きましたし…少し…少しですよ変な人だなと思いましたね)クスッ
提督「どうした急に笑って?」
翔鶴「いえ、なんでもないです」ニッコリ
提督「?」
翔鶴(それから提督が右も左もわからない私を秘書艦に任命していろいろ教えてくださいました)
翔鶴(提督は普段はあまり仕事のやる気ないんですけど、艦娘のことをよく気遣っていて一緒に遊んでたりします)
翔鶴(それでいてやる時はやるタイプで頼りになりますから時には相談を受けたりしてましたね)
翔鶴(そしていつの間にか私はそんなあなたに対して尊敬しつつも…その…なんと言うのでしょう)
翔鶴(こ…恋とでもいうのでしょうか///好きになってしまいました)
翔鶴(私はあまり直接言われたことありませんし私も直接は恥ずかしいのでなかなか言えませんが…好きです///」
翔鶴(これまで一人の仲間を失うことなく幾度と厳しい戦いを乗り越えてきたその手腕。そしてこんな私を好きになってくれたことにとても感謝してます)
翔鶴(私は今、こうしてみんなと、そして提督と二人で過ごす毎日がとても大好きです!そしてこれからも…!)
翔鶴「提督?これからもよろしくお願いしますね!」
提督「俺の方こそ。よろしくな」
翔鶴「こんなこと急に言うなんて変だなって思わないんですか?」
提督「思わないさ。だって今日が俺と翔鶴が出会ってから一年だろ」
提督「翔鶴が俺の考えることお見通しのように俺も翔鶴の考えてること少しはわかるさ」
翔鶴「そ…そうなんですか///?」
提督「ああ。俺も今、こうして何気なく過ごす毎日がとても楽しいし続いて欲しい。だからこれからもよろしくな翔鶴!」
翔鶴「はい!」
お久しぶりです。相変わらず遅筆の私でこざいますが読者様の応援や励ましのおかげでこのSSシリーズもついに一周年を迎えました!
正確な投稿開始日は覚えてないんですが、前作での最初のコメントが11日なので少なくとも11日からは始めてることになりますね。いつも応援やコメントありがとうございます!これからも書いていきますのでよろしくお願いします!
そして…!更に告知が!?
作品投稿から1年経ちますが未だ投稿できてない提督過去編。修正や追加などを加えていった結果、1話にして投稿するには長くなりそうなのでこことは別に、提督過去編オンリーのページを作り、作成次第連絡いたします。また、私の低スぺPCではあまり画質は良くないと思いますが過去編は動画化します。流れとしては過去編(SS形式、今までと同じ形)を何回かに分けて投稿→ニコニコ動画にて動画verを投稿というので過去編投稿は12月からのスタートを予定してます。初めての動画作成なので編集技術はお察しになるかと思いますがよろしくおねがいします!またリクエストですが前作からの依頼が終わり次第募集再開します。今月の末あたりから時間がとれそうなのでしばしお待ちを!
提督「さて…最後のみかんです」
提督「これを誰が食べるのかが問題だが、やはりここは提督である俺が食べるべきではなかろうか」
瑞鶴「提督さんは大人だから子供に譲ってあげるべき!」
提督「あぁそっか~瑞鶴子供だもんな。だから翔鶴と違って甲板胸なんだもんな」プププ
瑞鶴「なんですって…」イラッ
提督「それなら仕方ないな。俺も大人だ。子供を相手にして最後の一つ譲れないようじゃ恥ずかしいしな」
瑞鶴「だから子供じゃないわよ!甲板胸でもないし!」
瑞鶴「瑞鶴はまだ成長してる最中なの!翔鶴姉みたいになるんだから!」
提督「ほう、じゃあ子供じゃないっていう証拠を見せてもらいたいな」
瑞鶴「どうすればいいのよ」
提督「そうだな。例えばその甲板胸じゃないというなら見せてもらおう」
瑞鶴「はあ!?見せるわけないじゃん提督さん何言ってるのさ!」
提督「見せない…なるほど。そうきたか」
提督「なら…こちらから触りにいくまでだぁぁぁぁぁぁ!!!」ダダダ!
ゴン!
提督「あっ…がっ…」チーン
瑞鶴「これでいいわよね。最後の一つは私が貰うわ」スタスタ
提督「…」ガシッ
瑞鶴「うわっ!?ちょっ!え?」
提督「はあああああ~///瑞鶴の脚すべすべしてる」
瑞鶴「提督さん…!離してよっ!」
提督「やだやだ!瑞鶴最近構ってくれないからやだー!」
瑞鶴「どっちが子供なのよ…」
瑞鶴「あぁもう…ほんと提督さんはしょうがないんだから」
瑞鶴「いいよ。じゃあそのみかん提督さんにあげるから」
提督「みかんは後だ!今は瑞鶴と遊べればそれでいいのさ!」
提督「瑞鶴ー!!!」
瑞鶴「ちょっと何で抱きつくのさ!///」
提督「瑞鶴が可愛いから?」
瑞鶴「…///」
提督「あれ?今度はさっきみたいに殴ってこないんだ」
瑞鶴「そりゃあ、まあね。私にも色々あるのよ///」
提督「ほほう、さては満更でもないんだな。それならそうと言えばいいのに~」
瑞鶴「ち、違うわよ!」
翔鶴「あ、最後のは今までのより甘いですね」パクパク
提督・瑞鶴「いつの間に…」
グラーフドロップしない…辛い
瑞鶴「でね~その時提督さんが間違えたふりして女湯の方入ろうとしててね」
提督「はっ!?ししし、してねえし!瑞鶴嘘付くなよ!」
提督「ちょっ…!最近の若い娘は困っちゃうなあ、まったく」
翔鶴「で、どうなんですか?」
提督「な、何のことでしょうか翔鶴お姉さん…」ガクガク
ブーーン
提督「?」
カサカサカサ
提督「ッ!!??」
提督「二人とも今すぐ執務室から出ろ!」
提督「ここは危険だ…」
翔鶴「そうですねぇ。今から提督のおしおきですからね~」
提督「いや…それはご褒美だから良いんだけどさ。奴が出現したぞ」
瑞鶴「奴ってなにさ。提督さんアニメの見過ぎじゃないの?」
提督「違う…奴といえば」
提督「Gだ」
翔鶴・瑞鶴「!?!?」
瑞鶴「ああああ…翔鶴姉どうしよう」
翔鶴「だ、だだだ大丈夫よ瑞鶴。私がいるもの」
翔鶴「今から私がGなんか簡単に…」
G「?」
翔鶴「………」
翔鶴「わ、わた、私が…」
翔鶴「うぅ…」
提督(怖い…今まで見てきた誰よりもどの敵よりも怖い。でも俺は男だろ!女の子の一人や二人救えなくてたまるかぁ!!!!)
提督「翔鶴、瑞鶴下がってろ。ここは俺がやる」ザッ
翔鶴「でも…!」
瑞鶴「そうだよ!殺虫スプレーも無しに奴に勝とうなんていくら提督さんでも無謀過ぎるよ!」
瑞鶴「それに脚震えて立ってるのも辛そうだし無理だよ!」
提督「今、無理って言ったな」
提督「瑞鶴…よく聞いておけ」
提督「男ってのはなあ」
提督「例えどんなピンチでもなぁ、やらなきゃいけない時ってのがあるんだ」
提督「俺が犠牲になることで翔鶴と瑞鶴を救えるなら。いや、女の子二人救えないようじゃ俺は…」
提督「お前ら二人の隣にいる資格なんてありゃしないんだ…!」
ブーーン
瑞鶴「飛び始めた!」
翔鶴・瑞鶴「提督危ないっ!!!!」
提督「フッ…馬鹿め。わざわざ来てくれるとはな」
提督「くらえ!右ストレートォォォォォォ!!!!!」
------------------------------------------
提督「はぁはぁはぁ…」
提督「やったぞ…俺は奴に勝ったぞおおおおお!!!!」
瑞鶴「提督さんありがとう!」
提督「お前らが無事で良かったよ」
提督「どうだ、いつも変態人間呼ばわりされてるけどたまには提督らしいことできるだろ?」
翔鶴「そうですね。いざという時は頼りになる。そこが提督の良いところですよ」
翔鶴「それで、結局さっきの話は本当だったんですか?」
提督「さっきの話?」
翔鶴「ほら、お風呂の件ですよ」
提督「あー…」
提督「俺、Gは倒せても翔鶴にはやっぱり敵わないや」
翔鶴「でも…///」
翔鶴「いつもはろくなことしないですけどさっきは格好良かったですよ///?」
提督「うおおおおおお!」
何気ないいつもの日常です。あと、グラーフも嵐もドロップしました!甲乙乙乙甲にて我が鎮守府の秋イベントは終了です!
飛龍「提督ってさ何か良いよね」
提督「どこら辺が?」
飛龍「ん~…やる時はビシッ!とやる感じとか?」
飛龍「あと愛妻家だし航空戦の重要性も熟知してるし」
提督「愛妻家って…まだケッコンしてないから違うけどまあ、言うたいことはわかるよ。俺、翔鶴一筋だし」
飛龍「はははっ、提督らしいや」
提督「それで、結局何が言いたい?」
飛龍「たまにね、たまになんだけど提督を多聞丸と重ねて見ちゃうことがあるの」
飛龍「自分ではね、わかってるつもりなの。私が軍艦飛龍から艦娘飛龍になれたのは未練を残した船だったからで」
飛龍「七十年前に亡くなった生身の人間はもう戻れないってこと」
飛龍「だから提督を多聞丸と重ねてたんだ…」
提督「飛龍、この前の戦いで左右両舷から魚雷放たれたことあっただろ?」
飛龍「うん、あったけどあれがどうしたの?」
提督「あの時俺には回避するのは絶望的に思えた。けどお前は無傷だった」
提督「そして驚いたよ。まさか機関全力で全速力出したことにね」
提督「結果的に一本は信管過敏で途中で爆発、他方は深度設定のミスで艦底を通過。言ってしまえば単なる運。とも言えるが本当にそれだけか?」
提督「なんであの時機関全力にした?」
飛龍「あの時は…自分でもよくわからないけど頭の中で誰かが私にそうしろって言ってる気がしたんだ」
飛龍「その通りにしたら結果的に無事だった。とても不思議だったね」
提督「それは今回だけか?それ以外にも例えば…二週間前の機動部隊対決の時も俺と蒼龍は第二次攻撃に反対したが飛龍だけは賛成しただろ?」
提督「それも結果的に見れば第二次攻撃を出さなかった俺の采配ミスで敵機動部隊を取り逃がしてしまったわけだ」
提督「あの時は何か感じなかったのか?」
飛龍「あの時は…頭の中で何かがというよりも、そうしないといけない。そんな気がしたの」
飛龍「全然確信なんてなかったんだけどね」
提督「そうか…」
提督「実はな俺にも待ってる人がいるんだ」
飛龍「提督が?」
提督「飛龍と蒼龍が着任するほんの一週間前くらいにその人は俺の前から姿を消してな」
提督「制空権喪失の中、戦闘機に爆弾取り付けて敵空母目掛けて発艦していったよ」
飛龍「それって…つまり…」
提督「ああそうだ。けどな、そいつは発艦する前に俺にはっきりと言ったんだ」
提督「『必ず帰ってくる。』ってな」
提督「とても絶望的な状況だけど俺は彼の言葉を信じて今も待ってる」
提督「飛龍のその現象は俺にはよくわからない。けど、もう少し時間が経てば何か手がかりは掴めるんじゃないか?」
提督「俺は飛龍の戦況判断が良いのはそういうのが関係してると思ってる」
提督「だから飛龍が多聞さんや友永さんと再開したいと思う気持ちをこれからも持ち続ければ」
提督どんな形になるかはわからないけど再開できる日はきっと来る」
提督「はははっ、ごめんな。俺も確信はないんだがな」
飛龍「そっか。そういうことなのかもしれないね」
飛龍「わかった!私、艦娘になれたけどまだ未練残りまくりだしね!」
飛龍「気長に待ってみるよ」
飛龍「あのさぁ、最後にお願いがあるんだどさ」
提督「なんだ、俺にできることなら」
飛龍「頭撫でて欲しいな」
提督「そんなことでいいなら、ほれ」ナデナデ
飛龍「ふふっ。なんかくすぐったい///」
飛龍「提督は多聞丸と違ってあまり手大きくないね」
提督「そうなのか?まぁもし多聞さんが戻ってきたらいーっぱい頭撫でてもらえるな」
飛龍「そうだね~楽しみに待つことにするよ」
次のリクエストは鈴谷!雲龍→金剛→天城→リクエスト再開の流れです
提督「ずーいかーく!」ダキッ
瑞鶴「え!?何?何!?」
提督「寒いからしばらくこうさせて」
瑞鶴「服着ればいいでしょ!服!」
瑞鶴「そんなことしてるとまた翔鶴姉に怒られるよ」
提督「え~別にいいよ。翔鶴、今入渠中だし」
瑞鶴「私が言いつけておくからね!」
提督「ほう、今から言うことを聞いてもまだそんなこと言えるのか?」
瑞鶴「な、何のことよ」
提督「実はな…翔鶴がいない今こそ」
提督「炬燵を出そうと思う」
提督「だから設置するの協力してくれたらいつでも入りに来ていいぞ」
瑞鶴「………へぇ~そうなんだ。ふ~ん」
提督「ちなみに、みかん、アイス完備だ」
瑞鶴「じゃあ協力してあげなくもないけど///」
提督「ほいきた!決まり!それじゃあ倉庫に取りにいくぞ」
---------------設置完了-----------------
提督・瑞鶴「はぁ~~~///」ヌクヌク
提督「な!やっぱり冬は炬燵だよな!」ヌクヌク
瑞鶴「そうだね~これは人をダメにするね」ヌクヌク
瑞鶴「それじゃあそろそろアイス食べたいから提督さんとって来て」
提督「うっ…覚えていやがったか」
提督「ほれ、バニラ、抹茶、ストロベリーとあるがどれにする?」
提督「これ高かったんだからな。ちゃんと味わって食べるんだぞ」
瑞鶴「はーい。んーと、じゃあストロベリー!」
提督「…」
提督「……」
瑞鶴「提督、さん?」
提督「ただで渡すと思ったか瑞鶴よ」
瑞鶴「え…」
提督「このちょっとリッチなストロベリーアイスクリームが欲しければ」
提督「『提督大好き』って言わないとあげません」
提督「翔鶴がいない今だからこそできることなのです!」
瑞鶴「もー!提督さんのケチ!」
提督「いいのかそんなこと言って。ただのアイスじゃないんだぞ。ちょっとリッチなアイスだぞ」
提督「次いつ食べられるかわからないんだぞ」
瑞鶴「うぅ…」
瑞鶴「じ、じゃあ!本当は好きじゃないけどしょうがないから言ってあげる!勘違いしないでよね!」
提督「はいはい。素直になれば良いのに。まぁそこも可愛いけど」
瑞鶴「ていとく…///」
瑞鶴「提督さん…大好き///」
翔鶴「ごめんなさい。今戻りました」ガチャ
提督「………」
瑞鶴「…///」
翔鶴「…」
翔鶴「よくわからないですが提督?隣の部屋で私とお話しましょうか」ニコッ
提督「あ…あっ…あの、あっ」ガクガク
提督「こ、この…これは交換条件で瑞鶴はアイス貰えて俺は癒されるというwin-winな関係で…」
翔鶴「聞こえませんでした?一緒にお話しましょう。私、入渠して寂しかったので提督といーっぱいお話したいことあるんです」ニコッ
提督「あ…ズイ、瑞鶴…」
瑞鶴「ん~///少し高いだけあっていつものより美味しい!」
提督「あ…えと、ええと」
提督「うわあああああああ!!!!!!!」
提督の叫び声を聞いて「またいつものか」と思う艦娘達であった
ゴトッ
翔鶴「あ、提督スマートフォン落としましたよ」
提督「おお、ありがとう」
提督「これな~。スマホ?携帯電話ってさ、相手との連絡を取る為に使うものだろ?」
翔鶴「一般的にはそうですね」
提督「俺、友達いないし誰とも連絡取らないし、そもそも連絡する相手いないし布団入った時にネットサーフィンするくらいしか使い道ないんだよ」
翔鶴「ご家族とは連絡取ったりしないんですか?」
提督「ん~…両親とも共働きで忙しいみたいだしな」
提督「昔から人に迷惑かけないで普通に生活してれば特に口出しもしてこなかったし」
提督「そういうスタンスだったからな」
翔鶴「そういえば提督ってご兄弟とかいるんですか?」
提督「俺か?俺はな、可愛い妹が一人いるぞ」
翔鶴「えっ!提督、妹さんがいらっしゃるんですか」
提督「あれ?言ってなかったっけ?」
翔鶴「初耳ですよ。も~!」
提督「たしかあいつは俺の二つ下だな」
翔鶴「私も可愛い妹がいるので提督と同じですね」ニコッ
提督「それが違うんだよ…瑞鶴はさ何やらせてもたしかにかわいい。素直じゃないとこがあるけどそこがいいというか」
提督「というか翔鶴と瑞鶴見てると姉妹っていいな~ってほのぼのする」
翔鶴「提督の妹さんは違うんですか?」
提督「ああ…。あいつは品行方正で可愛くて成績優秀。と周りから賞賛されてるが俺に対しては全然違う」
提督「まず両親が共働きだからあいつの弁当は俺が作らないといけない」
提督「そのくせ好き嫌い多いし家事はほとんど俺の役目」
提督「洗濯物も俺がやってたからあいつの下着とかも洗わないといけなくてな」
提督「俺と同じは嫌だって言うから別々にして洗ってたんだけど」
提督「下着見るなって言われて、じゃあどうやって洗濯するんだよ…てか自分でやれよ…」
提督「とかいう無茶難題を押し付けてきやがる」
提督「たしかにね、あいつが黒色のを身につけてたのを知った時は衝撃的で黒はまだ早い!って言ったら股間蹴られた。あれは俺が少し悪かったと思う」
翔鶴「…」
提督「やめて!翔鶴までそんな目でみないで!」
提督「まぁとにかく我儘な妹なわけだ」
提督「たまに彼氏とのデートの練習とかいう名目でいろんなとこ出掛けさせらりもしたな」
提督「暇だったからいいんだけどさ。なんとなく断った時はすごいしょげてて驚いたよ」
提督「あいつも何かやらかして彼氏に変な噂立てられたら困るからな。デートだし色々と気を使うんだろうな」
翔鶴「それ本当に妹さんに彼氏いたんですか?」
提督「わかんない。ただあいつ可愛いしいても全然不思議じゃないな。というかいないほうが不思議なくらい?」
翔鶴「なるほど…それは恐らくいないと思いますよ」
提督「えっ!?そうなの?」
翔鶴「妹さんも頑張ってお出かけに誘う素直なとこあるじゃないですか」
提督「?」
翔鶴「いつもは素っ気なくても妹さんは提督のことが好きだと思いますよ」
提督「えぇ!?あいつが!?」
もし、もし瑞鶴が妹だったら何でもします。瑞鶴かわいい(瑞かわ)
翔鶴「さて私達の部屋に戻ってきたわけですが」
翔鶴「お布団の場所はどうしましょうか?」
翔鶴「私は特に希望ないですけど」
提督「はい!俺は翔鶴と瑞鶴の間、真ん中がいいです!」
瑞鶴「提督さん絶対夜中に瑞鶴に手出そうとしてる」
提督「しないよ!夜中に手出すとか卑怯者のすることだろ!俺はそんな奴じゃない」キリッ
翔鶴「本当ですかね…?まぁもし手出したらどうなるかわかりますよね?」
翔鶴「私がいながら瑞鶴に手出したらどうなるか」ウフフ
提督「おっ、おう任せろ。俺は仕事で疲れてるから熟睡するだろうし大丈夫だ」
翔鶴「それじゃあ提督が真ん中ということで。では電気消しますね」
提督「ちょっと待った!お泊り会だしこれからきゃっきゃっうふふのおしゃべりタイムじゃないの!?」
提督「ほら!俺、お菓子たくさん持ってきたのに」
翔鶴「明日も忙しいですし早目に寝ましょう。今週さえ凌げば時間もできますしまたの機会で」
提督「ちぇ~」
提督「ほんじゃ電気消すで。おやすみ」パチッ
瑞鶴「おやすみ」
翔鶴「おやすみなさい」
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提督「………」zzZゲシガシ
提督「…ん…んんん…」zzZ
提督「…さむっ」
提督「今何時?まだ3時か」
提督「というか俺の布団どこ?寒い…」
提督「あ、あった。俺の布団なんでそんな右にずれてんだ」モゾモゾ
提督「ふう。あったかい…」
提督「…」zzZ
提督「………」zzZ
瑞鶴「…」zzZ
瑞鶴「ん…なんか瑞鶴の左側だけやけにあったかい」
瑞鶴「なんだろう」
瑞鶴「てっ、提督さん!?」
瑞鶴「えっ!?ちょっ!なんで提督さんが瑞鶴の布団に///」
翔鶴「…瑞鶴どうしたの?大きな声だして」
瑞鶴「あ///翔鶴姉。なんでもないよ。なんでも…」
翔鶴「そう?じゃあまた寝るわね」
瑞鶴「う、うん。ごめんね起こしちゃって」
翔鶴「………」zzZ
瑞鶴「というか提督さんなんで瑞鶴のとこに…」
瑞鶴「あ~提督さん自分の布団蹴っ飛ばしちゃってるのか」
瑞鶴「どうしよう。このままでもいいし、提督さん元に戻してもいいし」
瑞鶴「………」
瑞鶴「い、今は瑞鶴もけっこう寒いし?別に提督さん寝てるだけだし?いてもいい、かな///」
瑞鶴「こっ///これは瑞鶴が寒いから!そう寒いから特別に許してあげてるだけ!」
瑞鶴「提督さんは私と翔鶴姉がいないとほんと駄目な人だからしょうがなく許してあげてるだけ!」
瑞鶴「…」
瑞鶴「提督さん、寝顔はけっこう可愛いんだね。ふふっ」ナデナデ
瑞鶴「…」
瑞鶴「おやすみ翔鶴姉、提督さん」
瑞鶴「………」zzZ
提督が寝相悪くて自分の布団蹴っ飛ばして寒さに起きて、隣の瑞鶴の布団を自分のと勘違いするお話
提督の妹ですが過去編と現在の日常編どちらでも1回は後々登場します
提督「いや~今年も大変だった」
提督「去年に比べて艦娘の数も増えたし元が多いからな」
提督「クリスマスプレゼントも渡せたし翔鶴も手伝ってくれてありがとう」
翔鶴「お疲れ様です。私は去年、その///ちゃんとクリスマスプレゼント貰えましたのでそのお礼ということで」
提督「あれからもう一年か~時が経つのは早いな」
提督「あの頃は良かったよなぁ。翔鶴はお淑やかだけど少し天然というかドジしちゃう可愛さがあったし」
提督「それに比べて今は…いつも主導権握られっぱなしだし尻に敷かれてるしなぁ」
翔鶴「提督は今の関係お嫌いですか?」
提督「とんでもない!こうやって俺がたくさんお仕置きされちゃうってことは翔鶴が俺のこと見ててくれてるから怒れるわけだろ?」
提督「その…なんだ///翔鶴が毎日隣にいることが当たり前になってて忘れてたけど」
提督「俺は…俺は…!」
提督「翔鶴。やっぱり君が好きだ」
翔鶴「…!」
提督「どうしようもないくら翔鶴が好きだ」
提督「改めて言うとやっぱり恥ずかしいな///」
翔鶴「提督…!」
提督「ごめんな。普段から言葉に出せて言えればいいんだけど、いつもの雰囲気だと言い出せなくて、さ」
提督「だからその、クリスマスだし良い機会かなって」
提督「できれば今この場で翔鶴の気持ちも知りたい」
翔鶴「私の気持ち、ですか?」
提督「うん」
翔鶴「正直言うとちょっぴり怒ってます」
提督「え!?まじか…なんか気に障ること言ったかな」
翔鶴「そうですね~提督?」
提督「はい…」
翔鶴「私が去年のちょうどこの日に希望したプレゼント覚えてます?」
提督「たしか『提督をください』って」
翔鶴「ですよね。そしてその日から今日で一年ですよ。色んな日がありましたね」
翔鶴「寒い日は二人で寄せ合って寝たり、お花見もして、海水浴もしました。懐かしいです」
翔鶴「お仕事が忙しい時もいつも私はあなたの側にいましたよ」
提督「そうだよな。いつもいるから休暇させようとしたけど頑なに断り続けたからな」
翔鶴「むぅ…」
翔鶴「まだ気付いてくれないんですか!?」
翔鶴「いつもいつも提督は私のこといじって楽しんでるから私だって言いたくても言い出せなかったんですよ!」プンスカ
提督「へ?言いたいことはちゃんと言わないと」
翔鶴「ですから…!ん…んぅぅ」
翔鶴「私も…」
翔鶴「私も提督のこと大好きなんです!」
翔鶴「いつもあなたの側にいれることが私の何よりの楽しみだったんです!」
提督「………」
翔鶴「提督は鈍感過ぎます!なんで今更私の気持ちなんて聞くんですか!」
翔鶴「そんなのもう…聞かなくてもわかってくださいよ。私だってその、は、恥ずかしいんです///」
提督「俺はとんでもなく幸せ者のくせにとんでもなく最低な奴だな」
提督「ごめんな翔鶴。聞くのが怖かったんだ。翔鶴に嫌われてたらどうしようかって。考えるだけでも怖かった」
提督「でも、翔鶴の口からその言葉が聞けて良かった。本当に良かったし嬉しい」
提督「ありがとう。そしてまた明日からもよろしくお願いしていいかな?」
翔鶴「こちらこそありがとうございます。でも提督?もう私にこんな恥ずかしい事言わせないでくださいよ///」
提督「善処するよ。でもたまには聞きたいかな、って思ってみたり///」
翔鶴「私も提督が照れてる珍しい姿見れて良かったです。提督の方こそお願いしますよ?なんなら毎日でも…」ウフフ
提督「さすがにそれは…///」
クリスマスですね。普段はお仕置きされたりしててそれ故に言い出しにくい事を思いきって伝えるお話です。少しだけ真面目?な感じにしてみました。加えてHN変更しました。元は自分が一番好きな本の主人公の名前を少しいじった感じです
過去編→http://sstokosokuho.com/ss/read/4898
提督過去編動画化→http://www.nicovideo.jp/watch/sm27878433
提督「やっと大掃除終わりか。案外意外なとこも汚れてるもんだな」
翔鶴「こまめに掃除していても見落としてる箇所とかありますもんね」
提督「だな~。ところで、俺、翔鶴のお掃除したいんだけどどう?」
翔鶴「私…?のですか?」
提督「あっ、えっとつまりな、ほら。掃除して汗かいたり汚れたりしただろ」
提督「だから一緒にお風呂入って背中とか洗ってあげようかな…なんて」
提督「背中ってさ自分では見えないし手も届きにくいだろ?だから手伝いたいなって」
翔鶴「えっと…提督とならいいですけど少し恥ずかしいですね///」
翔鶴「私も提督のお背中流してもいいですか?」
提督「もちろん!それじゃあさっそく行こうか///」
瑞鶴「ちょっと待った」
提督「ひぃぃぃぃぃぃ瑞鶴さん!違うんです!ただ翔鶴の力になりたいだけでそんな破廉恥なことは何一つ考えてないくて…!」
瑞鶴「ん?提督さん何勘違いしてるの?」
瑞鶴「だいたい提督さんと翔鶴姉が二人でお風呂入ったらどうせイチャイチャして出てこなくなるでしょ」
瑞鶴「今日は二人共出番あるんだから駄目だよ」
翔鶴「出番?瑞鶴、出番ってなに?」
瑞鶴「えっ!翔鶴姉知らないの?提督さんは?」
提督「いや、俺も知らんぞ」
瑞鶴「なるほど。翔鶴姉と提督さんには秘密だったんだ」
提督・翔鶴「?」
瑞鶴「今日は、笑え!歌え!年越し鎮守府大会があるでしょ。それで翔鶴姉と提督さんも出るんただよ」
提督・翔鶴「!?」
提督「いや、俺はエントリーしてないぞ?」
翔鶴「私もですよ!」
瑞鶴「なんかね、今年急接近した翔鶴姉と提督さんのこの一年の出来事をお喋りするんだって」
提督「は!?なんだそれ!」
翔鶴「うぅぅ///」
瑞鶴「みんな提督さんと翔鶴姉の恋バナ聞きたいんだって」
提督「そんな恥ずかしいことできるわけないだろ」
瑞鶴「でも皆、すごい楽しみにしてるよ。参加拒否するなら皆で執務室占拠するっていう話もでてるし」
提督「あいつら…」
提督「翔鶴、悪いけどいいか?」
翔鶴「私は…提督とご一緒なら大丈夫です///」
提督「はぁ…まぁ俺も翔鶴と一緒なら大丈夫だけど…仕方ないか」
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\ドコマデススンデルンダー!/
\キスシロ!キス!/
\ナカヨシフウフ/
\コクハクハテイトクガシタノ!?/
提督「///」
翔鶴「提督…///?」
提督「からかわれてるのか応援されてるのかわからんな///」
オチはないです!はい!酔っ払った大人組達から野次をとばされ、駆逐達からは興味津々の目で見られるカップルの提督と翔鶴です。大晦日だというのにらしいことは書けませんでした!いつものことです!(チクショウ!)
さて、2014年に投稿し始めたこのシリーズですが無事1周年を迎えることができました。自分でもまさかここまで続くとは思いませんでしたし読者の方々の応援やコメントなどありがとうございました。励みになりました!来年も変わらず翔鶴と提督のイチャラブを書いていくつもりなので、もしよければまたよろしくお願いします!
提督「あけましておめでとう」
翔鶴「あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします」
瑞鶴「提督さん、翔鶴姉!あけましておめでとう!今年もどうぞよろしくお願いしますっ!」
瑞鶴「ってなんで二人とも笑ってるの?」
提督「いや、瑞鶴もちゃんと挨拶できるようになって微笑ましいなって。な、翔鶴?」
翔鶴「昔はあんなに小さかったこの娘がここまで大きくなるなんて感慨深いですね」
瑞鶴「いやいやいや、二人とも何言ってるのさ。私ずっとこの身体だよ?」
提督「あっ…じゃあその甲板胸はもうどうしようもないということですね」
瑞鶴「んぎぃぃぃぃ!!!」
瑞鶴「翔鶴姉行こう!こんな提督さんなんか放っておいて早くおみくじ引こう」
翔鶴「でもお金は提督が持ってるわよ」
提督「ふふん!」
提督「瑞鶴、どっちがより良い方を引けるか勝負するか?」
提督「瑞鶴が勝ったら何でも言うこと聞いてあげよう。ただし、俺が勝ったら頭ナデナデさせなさい!」
瑞鶴「なんでも?提督さんそんなこと言って大丈夫なの?」
提督「おいおい瑞鶴。俺を誰だと思ってる。ここぞという状況での俺の勝負強さは海戦采配でも遺憾なく発揮されて…」
瑞鶴「あっ!やった!瑞鶴大吉だ!」
提督「…」
翔鶴「私は小吉です。うーん…良くも悪くもないという感じでしょうか」
瑞鶴「提督さん!提督さんっ!瑞鶴大吉だったよ!提督さんは?」
提督「そ、そうか~。それは良かったな!瑞鶴の一年は運に恵まれるな!おめでとう!」
提督「翔鶴は小吉か。ポジティブに考えれば特別良いことがない分悪いこともないわけだ!一安心だな!ははは!」
提督「よし、おせち食べたいし帰るか!なっ!?」
瑞鶴「駄目だよ。提督さんのおみくじ見たいし」
提督「俺のは帰ってからで良くないか?ほら、二人とも寒いだろ?早く鎮守府戻ろう」
翔鶴「提督…もしかして」
提督「べっ!べつになんとも思ってないし!?これ、ただのおみくじだし!?」
瑞鶴「提督さん…まさか」
提督「…….大凶。でした……」
提督「きっとあれだ!俺は皆を護る提督だ!皆の不運は全部俺が担うからこうなってるだけさ!」
提督「そう考えると悪くないんじゃないかって思ってな…俺が皆を…護るから…」
翔鶴「そう、ですね!ただのおみくじですからね!」
翔鶴「提督には私がついていてあげますから安心してください」
瑞鶴「わ、私もしょうがないから提督さんの側にいてあげる!」
提督「二人とも…」
瑞鶴「でもちゃんと約束は守ってもらうから」
提督「ですよね~」
提督「はぁ…ついてないなぁ」
翔鶴「あの…提督?」
提督「うん?」
翔鶴「帰って二人きりになったら慰めてあげますから///」ボソッ
提督「!?」
あけましておめでとうございます。年明けからだいぶ時間が経ってしまいましたが今年もよろしくお願いします
ちなみに私は初詣には行ったのですがおみくじを引き忘れました…
提督「んっ、んんん~!」ノビー
提督「はぁ…凝ってるな」
瑞鶴「肩凝り?」
提督「っぽいな。肩だけじゃなくて腰とか背中もだ」
提督「職業柄、椅子座っての仕事多いしこればっかりはどうしようもないかな」
瑞鶴「それなら私が揉んであげよっか?」
提督「まじか!?」
提督「助かる!是非お願いしたい」
提督「人に肩揉んでもらうの初めてでちょっとわくわくする!」
瑞鶴「瑞鶴が初めてなんだ。翔鶴姉にやってもらったことないの?」
提督「そういえばないな。なんでだろう」
提督「とりあえずよろしく頼むぞ」
瑞鶴「任せて。えっと…これくらいの力でいい?」モミモミ
提督「あででででで!!!!」
提督「痛い!痛いからぁ!もう少し優しく頼む」
提督「さすが翔鶴の妹…日本最大の馬力なだけのことはある」
提督「そんな力あるなら攻撃とか跳ね返せそうだけど、装甲弱いんだよな」
提督「どこの、装甲とは言わないけど弱いんだよな」
瑞鶴「ん?胸部装甲が弱いとか言ってるのはどこの提督さんかな~?」モミモミ
提督「bf;5dfq!(\7!!!」バキバキボキ
提督「馬力はそんなことに使わなくていいの!」
瑞鶴「提督さんこそ二回も言わなくていいの!」
瑞鶴「じゃあ続きやるから!」モミモミ
提督「あっ、気持ちいい…。」
提督「そうそう。そんな感じで頼む」
提督「ふぅ~~~。思い荷がのしかかってた肩がどんどん軽くなっていく」
提督「瑞鶴うまいぞ」
瑞鶴「そ、そうかな?ありがとう///」
提督「よしっ!肩はもう大丈夫だ!次は背中と腰を頼む」
提督「俺がうつ伏せになるから瑞鶴は踏んでくれ」
瑞鶴「えっ!瑞鶴が提督さんを踏む?」
瑞鶴「大丈夫かな…」
提督「瑞鶴は軽いから大丈夫だろ。まぁ痛くてもそれはそれでいいし」
瑞鶴「?」
瑞鶴「提督さん、痛かったらちゃんと言うんだよ?」
提督「了解」
瑞鶴「じゃあ踏むね…」グイ
瑞鶴「ど、どう?」グイ
提督「もうちょい下の方お願い。力加減はそのくらいでいいかな」
提督「にしても瑞鶴はけっこう上手いな」
提督「誰かにやったことあるのか?」
瑞鶴「提督さんが初めてだよ」
提督「ほう。よければまた今度頼んでもいいか?」
瑞鶴「別にいいよ~」
提督「あっ、やっぱりもう少し強めでお願い」
瑞鶴「オッケー!」グイ
提督「はぁ…気持ちいい。ほんと気持ちいい」
瑞鶴「どう?どう?こんな感じ?」グイグイグイ
提督「いいぞ~!おおお!?そこ!そこ気持ちいい!」
瑞鶴「ここ?ここがいいの?」
提督「そこがいい!あっ!あぁぁ…」ハアハア
翔鶴「…」バアン!
提督「なんだ!?」
提督「お、翔鶴か。お疲れ~」
翔鶴「…すか」
提督「すか?」
翔鶴「瑞鶴に何てこと教えてるんですかー!」
翔鶴「本当に貴方って人は!」
提督「えっ!?いや、え?」
翔鶴「瑞鶴も!こんなことしちゃ駄目でしょ!」
瑞鶴「翔鶴…姉?」
提督「翔鶴落ち着け。瑞鶴にマッサージしてもらってるだけだぞ」
翔鶴「嘘です!」
翔鶴「こんなこと…いくら提督でも瑞鶴に手を出すのは駄目です!」
翔鶴「提督も瑞鶴もちょっと話があるからそこに座ってください!」
瑞鶴「翔鶴姉、誤解だって」
翔鶴「ここは一階ですっ!」
瑞鶴「そうじゃなくて…」
提督「まぁ話したいこと話させれば落ち着くだろ。素直に従っておこう」
瑞鶴「う、うん…」
ドアの外であれこれ考えてしまった翔鶴さん、誤解は無事とけたようです
提督「おおお~!」
提督「また横須賀でこの景色が見れるとは…!」
提督「翔鶴、外だ。外見てみろ!」
翔鶴「外ですか?」ガララ
ヒュゴオオオオオ!
翔鶴「うっ…」
翔鶴「わぁ!真っ白ですね!」
提督「だろ!今年も雪積もったな。毎年積もるとは限らないしな」
提督「これなら今年もできそうだ」
翔鶴「今年も?昨年は何かやりましたっけ?」
翔鶴「提督たしか炬燵で蜜柑食べながらダラダラしてましたよね?」
提督「ダラダラじゃなくて仕事よ、し!ご!と!」
提督「ここ大事!」
翔鶴「はぁ。それで何をやるんですか?」
提督「うむ。今年も雪合戦大会を行う」
提督「優勝チームには良いことがあるかもね!」
提督「チーム分けは昨晩、積雪することを予想していた主催者のながも…長門が作成してたらしい」
提督「我々は翔鶴、瑞鶴、大鳳、秋月、照月の6人チームだ」
翔鶴「提督は参加しないんですか?」
提督「俺は…皆がケガした時のために救護班の仕事があってだな」
翔鶴「動きたくないだけでしょう?」
提督「うっ!」
翔鶴「今はまだいいですけど、このままだとお腹出てきちゃいますよ」
提督「ぐはっ…」
翔鶴「私はお腹が出てる提督の姿は見たくありません」
提督「ぶふぉあっ…!」Critical!
提督「翔鶴にそう言われたなら仕方ない…やろう」
………数十分後………
提督「なんで俺ばっかり狙うんだよ~!」
蒼龍「いやだって提督、単身で来てるから狙わないわけないでしょ」
提督「ごめんなさいいいい!」
翔鶴「何逃げてるんですか!それでは偵察という役目が果たせないでしょう」
提督「だって…雪玉怖い」
ヒュン!
飛龍「ちぇー。少し右にずれたか」
提督「ひいいいいいいい!!!!」
提督「俺は悪くない!悪くないから!」
翔鶴「太ってもいいんですか!」
提督「それだけは絶対に嫌。だって翔鶴に嫌われちゃうし俺の身体にもよくないから!」
翔鶴「なら頑張れますよね♡」ニコッ
艦娘一同「あのろくでもない提督を意図も簡単に…!さすが翔鶴(奥さん)だ!」
運動不足の提督を何とかして運動させたい翔鶴と、嫌な素振りを見せながらも内心感謝してる提督さん
鈴谷「ていとく〜!」
鈴谷「あけましておめでとう!」
提督「おめでとう」
鈴谷「それじゃあアレ、ちょうだい?」
提督「アレ?アレってなんだ」
鈴谷「も〜!お正月のアレっていったらアレしかないじゃん!」
提督「…」
提督「ああ、わかった」
鈴谷「やった!」
提督「羽根つきしたいんだろ?今持ってくるから待ってろ」
鈴谷「…」
鈴谷「はっ!」
鈴谷「違うよ!」
提督「は?違うの?」
鈴谷「も〜!お年玉だよ!お!と!し!だ!ま!!!」
提督「ほぉ〜。お年玉。お年玉ね」
提督「いいか鈴谷。この鎮守府が艦娘にお年玉を配るほど財政状況がいいと思うか?」
鈴谷「けっこうお祭りとか祝勝会とかやってるしあるんじゃないの?」
提督「それはな…全部俺の自腹よ」
鈴谷「えっ…提督それまじ?」
提督「まじっす。大まじっす」
提督「そんで、俺の給料はほとんどそれで無くなるからお年玉は渡せません!」
鈴谷「またそんな冗談言って〜」
鈴谷「ほんとはあるんでしょ?うりうり〜!」ズイズイ
提督「ちょっ!近い!近いから!」
鈴谷「提督、お年玉ちょうだい♥︎」ウワメヅカイ
提督「うっ…おまえ…そんな可愛くおねだりしても無いもんは無いぞ」
提督「だいたいな…そんな簡単にこの俺が負けるわけ…」
\負けました/
提督「はぁ〜」
提督「ほら、これでいいだろ」スッ
鈴谷「ほぉ!諭吉じゃん、提督さんきゅー!」
提督「あのなぁ俺だから良かったけどな、普通の人にそんなおねだりするのはやめろよ」
提督「男ってのは単純だから女子高生が大好きなんだ」
提督「しかもそれが可愛い女子高生なら尚更だ。だが、それ故に犯罪に巻き込まれることがあるかもしれない」
提督「俺は鈴谷の将来が心配だよ…」
鈴谷「まぁ、さっきのは提督だからあんな風におねだりしたわけだし」
鈴谷「提督以外の男にはさすがにやらないよ。何されるかわかったもんじゃないしね〜」
提督「そうか?ならいいんだけど…」
鈴谷「提督なんか鈴谷のお父さんみたい」
提督「お父さんか…。間違ってないんじゃないかな。お前達の責任者は俺だし、皆には健やかにいてほしいしな」
提督「あと、あれだ。もし鈴谷が高校入ったらナンパされまくると思う。鈴谷可愛いから」
提督「けどな、チャラチャラした男とは関わらないほうがいいぞ。もっと誠実な人と付き合いなさい」
鈴谷「提督そこまで鈴谷のこと気にしてくれてたんだ。もしかして鈴谷が他の男に取られるのが嫌なの?」
提督「取られるのが嫌。というか父として心配なんだ。娘が変な奴に絡まれてないかな」
提督「本当にね、鈴谷の将来が心配なんだよ。鈴谷は可愛いから」
鈴谷「へ、へぇ///」
鈴谷「提督ってボケっとしてるわりにはしっかりしてるんだね」
提督「お前と同じだよ。チャラチャラしてるようで中身はしっかりしてる。これからもその心は忘れるなよ」
鈴谷「はーい」
提督「ところで、俺が父親なら娘の鈴谷からプレゼントとかは…ほら、その諭吉で」
鈴谷「やーだ!」
リクエスト作品です。まだ一月だから!今日は一月一日だからお年玉セーフ!
女子高生娘鈴谷に父親として注意して「パパしつこい」と言われたい人生だった。残るリクエストは金剛、雲龍、天城。頑張るずい!
金剛「てー!」ダダダダダ!
金剛「いー!」ダダダダダ!
金剛「とー!」ダダダダダ!
金剛「くー!」ダダダダダ!
提督「お、この声は金剛か?」
金剛「ていとくー!」バァン
金剛「おはようございマース!」
提督「おう、おはよう。朝から元気だな」
金剛「ハイ!元気なのが一番デース!」
金剛「子供は風の子というやつデスヨ!」
提督「よくそんなことわざ知ってるな」
金剛「えへへ///」
金剛「提督は元気出ないデスカ?」
提督「俺は…あまり元気出ないな。ほら、そこに書類の山あるだろ?」
提督「今日中にこれを終わらせないといけないんだ」
金剛「Oh…なかなか大変そうですネ」
金剛「秘書のショーカクはどうしたんデスカ?」
提督「まだ入渠中なんだ。高速修復剤使いたいけどもうじき始まる作戦に温存しておきたいからな」
提督「それにあそこにいれば俺の仕事手伝わないで済むだろ?」
提督「翔鶴は真面目で働き屋だから少し休ませたかったんだ」
金剛「提督はやっぱり優しいですネ!」
金剛「それならそのお仕事、私が手伝うヨー!」
提督「ほんとか!?ありがとう金剛!」
金剛「OK!OK!ちゃっちゃっと終わらせますヨ!」
金剛「バーニングラーブ!!!」
提督「Yeah!!!」
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提督「終わったー!」
金剛「終わりマシター!」
提督「ほんと助かったよ。ありがとう!」
金剛「どういたしましてデス!」
提督「はぁ…疲れた。もう何もする気がおきない」
提督「書類は終わったけど今度は工廠行かなきゃ…」
金剛「これから榛名や霧島達とティータイムですけど提督は来れないデスカ?」
提督「そうだな…行けないかな…。ごめんよ。どうも夕張や明石でもわからんことがあるらしくてな」
金剛「それは残念ネ…」シュン…
金剛「でも…」
金剛「今度は絶対来てくださいネー!」
提督「よしっ!任せろ。次は絶対行くからな!」
金剛「では私はこれで失礼シマース!」ダダダダダ!
提督「またなー」
提督「…」
提督「ほんと元気なやつだな。俺も少しは見習わないといけないな」
提督「よし、俺も金剛のように元気よく挨拶しよう」
提督「明石ー!夕張ー!こーんにちはー!」バァン!
明石・夕張「えっ…」
明石「提督…?」
夕張「提督どうしたんですか?どこかお身体悪いんですか?」
提督「なんでだよ!」
夕張「?」
相変わらずオチ無しと締まりが悪いことに定評があるシマフジです…
金剛の前向きな姿勢は見習いたいとこですがそういう子は皆に見えないとこで一人で膝抱え込んで悩んでる時があると思うんですよ。そういう時に救いの手を差し伸べられる提督になりたいです
提督「さて、これよりセッツ・ブーン大作戦を決行する」
翔鶴「節分じゃないんですか?」
提督「世間一般ではそう呼ぶらしいな」
翔鶴「そうとしか呼びませんよ」
提督「だがこの鎮守府にはドイツやイタリア艦もいる。彼女らはセッツ・ブーンと教わったらしいからそれでいこう」
提督「今年度の鬼は俺と、長門、霧島、比叡、加賀、神通、翔鶴だ」
提督「皆わかってると思うが相手は無邪気な駆逐艦だ。決して怒鳴ることのないように」
提督「あと、誰とは言わないけど、誰とは言わないけどな?」
提督「駆逐艦がたくさんいて可愛いからといって興奮することのないように。おい聞いてるのか?おい?」
提督「ニヤニヤしてるお前だよながもん!」
長門「提督よ。このビックセブン長門、節分といえど手は抜かん!駆逐艦と戯れていいんだろ?ならば全力でいくぞ!」
提督「めっちゃ楽しそうやんけ…」
提督「それと、どこぞのツインテール正規空母に豆投げられたからといって揉め事を起こさないこと」
加賀「それは私のことを言ってるの?あんな娘と一緒にしないでちょうだい」ペチ
瑞鶴「鬼は~外!福は~内!」ヒュン
加賀「…」ペチペチ
瑞鶴「今日は加賀さんにいたずらしても怒られないもんね~」ヒュン
加賀「…」ペチペチペチ
加賀「瑞鶴?それ以上投げるとこうなるわよ」コチョコチョ
瑞鶴「あははっ!加賀さん!そこは!そこはダメだって!あはははは!!!」
瑞鶴「脇腹が!脇が!あはははは!!!」
瑞鶴「ごめんなさい!もう投げないからくすぐるの止めて!あはははっ!」
提督「これもまた瑞加賀だね!」
提督「そういえば、翔鶴?」
翔鶴「なんでしょう?」
提督「翔鶴は毎年鬼役やってもらってるしやらなくてもいいぞ」
翔鶴「でもそれだと鬼役少なくなりませんか?」
提督「元々適当に決めた鬼の人数だからなぁ。翔鶴は秘書艦だからっていう理由でやらせてたけど人数なら大丈夫そうだぞ」
提督「ほら、長門が駆逐艦の大多数引き受けてるから」
翔鶴「長門さんも駆逐艦の皆さんも楽しそうでいいですね」
翔鶴「では私もお言葉に甘えさせていただきます」
翔鶴「提督いきますよー!」
翔鶴「鬼は外!福は内!えい!えいっ!」
提督「なにこの可愛い娘…」
セッツ・ブーンですね!去年はだいぶシリアスというか重い話を書いたと思うんですけど今年は明るくいつも通りにしてみました!
あとうちの加賀さんはなんだかんだいって瑞鶴や翔鶴に優しいです
瑞鶴「翔鶴姉~今年もやっぱり提督さんにあげるの?」
翔鶴「そうね。去年あれだけ喜んでもらえたから嬉しかったわ」
瑞鶴「あの時の提督さんは凄かっよね!」
翔鶴「そうそう。嬉し泣きしながら受け取って食べるのがもったいないから~と言って飾ってたものね」
翔鶴「あんなに喜んでもらえると作った甲斐があるものよ」
翔鶴「瑞鶴は誰かにあげるの?」
瑞鶴「わ、わたしは…」
瑞鶴「翔鶴姉と秋月や照月と…」
瑞鶴「提督さん///」
翔鶴「それだけ?」
瑞鶴「それだけってどゆこと?」
翔鶴「『加賀さん』にはあげないのかしら?」
瑞鶴「なっ!なんで私があの人にあげなきゃならないの!」
翔鶴「別にあげないといけないとは言ってないわよ」
翔鶴「加賀さんきっと楽しみにしてるわよ。瑞鶴のチョコ」
翔鶴「それに加賀さんから貰ってお返しの分がないと困るでしょう?」
瑞鶴「お返しはホワイトデーに渡せばいいでしょ!それに貰えるかどうかなんてわからないし…」
翔鶴「貰えるわよ」
瑞鶴「どうして断言できるの?」
翔鶴「ん~」
翔鶴「女の勘かしらね」
瑞鶴「ほほう。その女の勘で今回も提督さんのハートを仕留めると」
翔鶴「もうっ!からかわないの///」
瑞鶴「まぁ翔鶴姉がそこまで言うなら仕方ない。加賀さんにも作ってあげよう」
瑞鶴「言っとくけどしょうがなく作るだけだからね!」
翔鶴「はいはい」ニッコリ
まだ翔鶴のバレンタインボイス聞いてない状態で書きました。とても楽しみです!
果たして瑞鶴は加賀さんにチョコをあげることができるのか!?
瑞鶴「提督さん…。どうせきっと私だけだと思うから…可哀想だからチョコあげるわ!///」
瑞鶴「ほら///」スッ
提督「それ、俺にくれるのか?」
瑞鶴「そうよ」
瑞鶴「ほら、いるの?いらないの?」
提督「ありがとうございます!ありがとうございます!」ペコペコ
提督「まさか瑞鶴から貰えるとは…!」
提督「うわぁ!可愛いラッピング!わざわざありがとな!」
提督「あ…瑞鶴、その絆創膏…」
瑞鶴「べ、別に提督さんが可哀想だから作っただけだし?」
瑞鶴「せっかくのバレンタインなのに一つも貰えなかったら提督としての示しがつかないと思ったから作っただけ!」
瑞鶴「この私が頑張ったんだからちゃんと最後まで食べてよね!」
提督「うん、うん、ありがとう」ニヤア
瑞鶴「なに笑ってんのよ///」
提督「瑞鶴からチョコ貰えて嬉しいなって」
瑞鶴「なっ…!」
瑞鶴「そ、それじゃあお返し期待してるからね!またね!」バタン
提督「おう。チョコありがとう~」
瑞鶴(…)
瑞鶴(やった!提督さんにチョコ渡せた!昨日何回も翔鶴姉と練習した甲斐があったわ)
瑞鶴(ふふ♪提督さん喜んでくれてたな~)
瑞鶴(料理はあまりしないけど今までで一番美味しくできたし翔鶴姉にも褒められたから大丈夫!)
瑞鶴(~♪)
瑞鶴「あれ?翔鶴姉じゃん。廊下で何してるの?」
翔鶴「瑞鶴…」
翔鶴「瑞鶴はもう提督に渡してきたの?」
瑞鶴「うん。提督さんすっごい喜んでくれた!」
翔鶴「そう。ならよかったわね」
瑞鶴「翔鶴姉は渡しにいかないの?」
翔鶴「私は…いざ渡そうと思うと恥ずかしくて///」
瑞鶴「今更なに言ってんのさ。去年も渡してるんだし翔鶴姉のチョコだよ?提督さんぜっーたい喜ぶよ。というか喜ばなかったら天変地異起こるよ」
翔鶴「そうかしら…でもちょっと失敗しちゃって。渡さないほうがいいかも…」
瑞鶴「なるほど」
瑞鶴「じゃあ提督さんのハートは瑞鶴が貰うね」
翔鶴「瑞鶴!?」
瑞鶴「提督さん瑞鶴のチョコすごい喜んでたしな~。翔鶴姉から貰えなかったら落ち込んで瑞鶴に頼るようになるかもな~」
翔鶴「うぅ…」
翔鶴「それは…」
翔鶴「それは瑞鶴でもだめ!提督のハートは私が掴むの!」
瑞鶴「うん。知ってる。よし、じゃあ提督さんのとこへレッツゴーだ!」
翔鶴「よしっ!瑞鶴ありがとう」
瑞鶴「うん。じゃあ良い報告期待してるよ」
瑞鶴「まったく翔鶴姉も大変だねぇ」
まだバレンタイン…まだバレンタイン…まだバレンタイン…まだバレンタイン………
ほら今日はバレンタインデーだ!
赤城「加賀さん知ってますか?今日のお鍋は材料の分量を計算し間違えて、まだ台所にたくさん残ってるそうですよ」
加賀「赤城さん、それは本当なの?」
赤城「間違いありません。先ほど提督に確認したので」
加賀「なるほど。それなら間違いなさそうですね」
加賀「さすがに気分が高揚します」キラキラ
赤城「たくさん食べましょうね!」キラキラ
提督「はい注目~!」
提督「今日は新たに仲間に加わる正規空母達を紹介するぞ」
瑞鶴「新しく来る正規空母!ってことは私にも遂に後輩が…!」
大鳳「瑞鶴さんっ!私だって後輩ですよ。忘れないでください!」
瑞鶴「う~ん…大鳳は後輩っていうより同期というかあんまり後輩な感じがしないんだよね」
大鳳「一度だけですけど昔、一緒に戦ったことありますもんね」
提督「それじゃあ始めるぞ」
提督「まずは雲龍型一番艦雲龍」
雲龍「雲龍です。よろしく」
雲龍「あっ…飛龍」
飛龍「そう!私があなた達のベースになった飛龍よ!」ドヤ
蒼龍「なんでドヤ顔してるのよ!」
雲龍「飛龍、パンツ見えてる」
飛龍「えっ、嘘!?やだもー!」
雲龍「可愛いのを履いてるんだな」
飛龍「うぅ///恥ずかしい」
飛龍「と、とにかく!私があなたを立派に育てるからよろしく!」
雲龍「断る」
飛龍「えぇ!?なんで!」
雲龍「冗談よ」
飛龍「なんだ冗談か。良かった」
雲龍「パンツの話も冗談。あなたといるとなんだか楽しいわ」
提督「次は二番艦天城」
天城「二番艦の天城です。この世界では飛行機を乗せて空母機動部隊として戦いたいです。先輩方ご指導よろしくお願いします」
加賀「しっかりした娘ですね」
赤城「天城…」
赤城「…」
加賀「赤城さん…」
赤城「大丈夫よ加賀さん。あの娘は私が鍛えて機動部隊を牽引する立派な娘に育てるわ」
天城「あの…質問よろしいでしょうか?」
赤城「ええ、構わないわ」
天城「私はここでは外洋に出れますか?」
赤城「?」
赤城「もちろんよ」
天城「ほんとですか!嬉しいですっ!」
天城「あっ!興奮してしまいすいません」
赤城「いいのよ。けれどね外洋は危険だらけよ。だから私があなたを鍛えて一航戦の名に相応しい艦娘に育てます」
天城「よろしくお願いします!」
提督「ラスト!三番艦葛城」
葛城「三番艦の葛城です。尊敬する先輩は瑞鶴先輩です!」
瑞鶴「わ、私!?」
葛城「あっ!瑞鶴先輩!お会いできて光栄です!」
瑞鶴「どうもありがとう?」
葛城「瑞鶴先輩はここでは昔のような一航戦ではなく五航戦なんですよね?」
瑞鶴「そうだね。今は赤城さんや加賀さんもいるし。誰一人欠けてないからね」
瑞鶴「だから提督さんはけっこう凄いのよ?今でこそ翔鶴姉にべったりだけどやる時はやる人なの」
瑞鶴「だから今までどんなに苦しい戦いでも皆、無事にここに帰ってこれた…見た目からは想像つかないけどね」
葛城「たしかに…。今も翔鶴さんにほっぺつねられています」
葛城「あっ!そうだ!瑞鶴先輩はどうやって強くなったのでしょうか?是非教えてください!」
瑞鶴「どうやってと言われてもな~」
瑞鶴「強いて言うなら厳しい先輩の訓練に耐えたから、かな」
加賀「そう。あなたはどんなに苦しい訓練でも乗り越えた。だから今のあなたがあるのよ瑞鶴」
加賀「あなたはもう立派な正規空母なのだから葛城の世話はあなたがしなさい」
瑞鶴「えっ!瑞鶴が?」
瑞鶴「でも私よりも加賀さんのほうが実戦経験も豊富だし…」
加賀「なにごとも経験よ」
瑞鶴「私なんかで大丈夫かな…。私でいい葛城?」
葛城「はいっ!是非瑞鶴さんに教わりたいです!」
瑞鶴「ん~…よし!私があなたを鍛えるわ。明日あたりからビシバシいくよ!」
葛城「はいっ!」
前作からリクエスト頂いていた雲龍と天城です。お待たせしてしまい申し訳ありません。これにてリクエストの艦娘は全て書き終えました。今のところリクエスト再開は未定です。
赤城が「天城」と聞いて少し黙ったのは赤城にはかつて同じ「天城」の名をもった姉がいたのですが、関東大震災により被害を受け修復不可能。その後廃艦となってしまった過去があったのを少し意識しました。
翔鶴「提督、珈琲淹れたのでよろしければどうぞ」コトッ
提督「ありがとう。そういえば翔鶴が珈琲淹れるのは初めてだっけ?」
翔鶴「初めてですね。提督の好みがわからないのでお口に合うかどうか不安です…」
提督「なぁに。翔鶴が作ってくれた料理やお茶はいつも美味いからな。きっと口に合うさ」
提督「さてと、それではいただきます」
提督「…」ゴク
翔鶴「どうでしょうか…?」
提督「はっきり言って美味い」
提督「俺は珈琲を普段のまないからどれが不味くどれが美味いかはわからないけど、美味い!」
提督「間違いなく翔鶴補正がかかってる」
翔鶴「翔鶴補正?」
提督「あぁ。言葉では上手く伝えられないが、珈琲はもちろん美味しい。誰が飲んでも美味しいと言うはずだ」
提督「けれど、それ以上に翔鶴が俺の為にこの珈琲を淹れてくれた。ということだけで俺は嬉しいしこの珈琲を美味しくしている」
提督「今更言うのも恥ずかしいけどさ…///」
提督「いつも休憩の時にお茶淹れてくれたり、ご飯やお菓子作ってくれてありがとう」
提督「それが当たり前になってて普段からお礼言えてなかったけどすごく嬉しいし毎日の楽しみなんだ」
翔鶴「そんな…私は秘書艦ですからこれくらいは当然です」
翔鶴「私も提督が毎日美味しそうな顔で頂いてるのを見て嬉しいんですよ?」
翔鶴「それに…ほら」
提督「?」
翔鶴「私は提督のパートナーですから///」
提督「…!?」
提督「そ、それは…えっと」
翔鶴「ふふ♪」
提督「ずるい!」
翔鶴「ふぇぇ!?」
提督「翔鶴ずるいぞ!そんなこと言われたら可愛すぎて、嬉しすぎてどうにかなっちゃうだろ!」
提督「ああああああもう!」
提督「翔鶴ー!」ギュウウウウ
翔鶴「わっ!」
提督「ほんとにもう!」
提督「はぁ。幸せ」
提督「翔鶴ももっと甘えてくれていいんだぞ」
翔鶴「えっと…では頭撫でてくれますか///」
提督「もちろんだ」ナデナデ
翔鶴「♪」
何気もない翔鶴との幸せを伝えたいきたい。そこにある幸せをね
提督「くっそ…!大本営の奴らこんな量の仕事押し付けやがって」
提督「全然終わらんぞ」カキカキ
提督「今夜は徹夜か。いや、ダメだ。そんなことしたらまた翔鶴に心配かけてしまう」
提督「なんとしても昼中に終わらせないと…よっしゃ!やるぞー!」
プルルルルルル
プルルルルルル
翔鶴「提督、お電話ですけど私が代わりに出ましょうか?」
提督「すまん。頼む」
翔鶴「わかりました」
翔鶴「もしもし。こちら横須賀鎮守府です」ガチャ
母「ちょっとあんた!電話の一本もよこさなければ、手紙も出さない。たまには親に連絡しなさいよ!」
翔鶴「え、えっと…」
母「あら、随分綺麗な声ね。貴女提督じゃないわね。どちら様?」
翔鶴「私は翔鶴と言います。提督は現在多忙の為、秘書艦の私が代わりにお受けしています」
母「そうだったの。いきなりごめんなさいね」
母「そういえば貴女秘書艦と言ってたわね?」
翔鶴「はい。そうですけど」
母「大丈夫?」
翔鶴「えっ?」
母「あの子のことだから自分はサボって仕事貴女に押し付けてたりしてないかしら?」
母「それと…貴女何か弱みを握られてやらされてたりしてない?大丈夫?」
母「もしそんなことであれば遠慮なく私に言って構わないのよ。ガツンと言っておくから」
翔鶴「いえ、そんなことはございません。むしろ私は提督とご一緒できて嬉しい…です」
翔鶴「普段はお世辞にも仕事をやっているとは言えませんが、何事もやる時はやる。というお方です」
翔鶴「それに私達の相談に乗ってくれたり気遣いができるとても優しい人です」
母「そう。それなら良かった」
母「ところで貴女はあの子の彼女?それともただの秘書?」
翔鶴「えっと…それは///」
翔鶴「彼女なのかはわかりませんが、ただの秘書でもないというか、その…///」
母「ほほう。わかったわ。そう。それならあの子をよろしくね」ニヤリ
翔鶴「はっ!はい!わかりました!」
母「じゃあ私はこれで失礼するわね」
翔鶴「えっ…あの…提督には何か伝えておかなくて大丈夫ですか?」
母「んーと…それじゃあ、一回家に戻ってきて顔見せること。って伝えておいてちょうだい」
翔鶴「わかりました」
母「その時は貴女も一緒に来るのよ?歓迎するから。それじゃあね彼女さん」ガチャ
翔鶴「か…彼女…///」
翔鶴「///////////////」
提督「翔鶴?電話なんだって?」
翔鶴「あっ!はい!提督のお母さんからでした」
提督「何!?母さんから?」
翔鶴「はい。一度家に来て顔見せて欲しいと」
提督「そっか。わかった。全然連絡してなかったし近いうちに行くか」
提督「翔鶴お前さっきから顔赤いけど母さんに何言われたんだ?」
翔鶴「内緒です。うふふ」
提督「えー!すごい気になるんだが、ダメか?」
翔鶴「秘密です。私の彼氏さん!」
その晩、提督家では赤飯が食卓に並んだそうな
提督「zZZ」
ピンポーン ピンポーン ピンポーン
提督「zZZ…ほぁ?」
提督「誰だよこんな時間に。休日の朝だぞ?」
提督「シロネコヤマトもゾンアマも注文してないし思い当たる節は…」
提督「まさか!?」
提督「今までの俺の功績を讃えて軍から賞状か何かの贈呈だな!」
提督「やっと軍の上の奴ら俺の働きを評価してくれたか。それなら早く取りにいかなくちゃ!」
ピンポーン
提督「今行きまーす!」
提督「はいはい!ありがとうございます!いやー!やっと俺の頑張りが認められて」ガチャ
?「やっほー!」
?「久しぶりだね。お、に、い、ちゃ、ん♥︎」
提督「…」バァン!
?「ちょっ!どうして閉めるのさ!開けろー!」
提督「あっぶね〜…なんとなくドア閉めちゃったけどまぁ大丈夫だろ」
提督「しかし、どうしてここにあいつがいるんだ。というかあの含みのある言い方は何だったんだ」
?「お兄ったらやだなもー!いきなり扉閉めちゃうなんて」
提督「うわあああああああああああああああ!!!」
提督「え!?おまっ…ドア閉めたのにどうやって中に入ってきてんだよ!」
?「ドア?ドアはほら、壊しちゃった。てへぺろ」
提督「お前ってやつは…」
翔鶴「提督おはようございます。今日も一日頑張りましょう!」
翔鶴「あら?そちらのお方は」
提督「こいつか…こいつは俺の妹ので高校生の茜だ。なんか知らんがさっき突然来やがった」
提督「そしてドアを破壊しやがった」
翔鶴「茜さん初めまして。翔鶴と申します。提督の秘書艦をやらせていただいてます」
茜「翔鶴!翔鶴さん!?」
翔鶴「あ、はい。翔鶴です」
茜「わぁ!これが噂の翔鶴さん!?すっーーーごい美人さんだ!」
茜「妹の茜です。いつもうちのバカ兄がご迷惑かけております」
提督「おいこら」
翔鶴「迷惑なんてとんでもないです。提督と一緒にいると楽しいですから」
茜「ほほぅ?それはつまり『彼女』としてですよね?」ニヤニヤ
提督・翔鶴「なっ…!」
提督「お前なんでそんなこと知ってんだ!」
茜「この前お母さんが教えてくれたからね〜」
提督「母さんには翔鶴のことは一言も言ってないはずだが…あっ」
提督「翔鶴、お前この前の電話まさか…?」
翔鶴「はい///」
提督「そっか。まぁ隠してたわけじゃないからいいけどな」
茜「もうね、家では大騒ぎだったよ。今まで全然女の子にモテなかったあのお兄に彼女!?って」
提督「事実だから否定しないけどもっとこうオブラートに包んでくれよ…」
茜「まぁいいじゃないの。今はこんなに綺麗な彼女さんがいるんだから!」
提督「というかお前何しに来たんだよ」
茜「暇だからお兄の仕事場というかこの鎮守府の中を見学しようかなーって」
提督「駄目駄目。俺や艦娘は遊びでやってるんじゃないんだぞ。これは仕事なんだ。邪魔されちゃ困る」
翔鶴「見学するだけですしなんなら私が案内しましょうか?提督はお仕事を」
提督「それは絶対駄目だ。見学するだけならいいが、あいつは絶対他の艦娘に俺の黒歴史を暴露する気だ」
提督「そんなことされれば俺のただでさえ風前の灯の威厳が無くなるだろ」
翔鶴「あはは」
茜「そっか〜残念だな。案内してくれれば家のお兄の部屋に残ってたアレな雑誌お母さんに渡すのやめようと思ってたのに」
提督「あああああああああああああ!!!!!」
提督「翔鶴!お前は何も聞いてない!聞いてない!な!?」
翔鶴「はい」ニコッ
提督「背に腹は変えられん…少しだけだぞ…」
茜「やった!ありがとうお兄ちゃん!」
翔鶴「あの、茜さん。先ほどの、その…///本のことについて後で少し聞かせてもらっていいですか?」
茜「はい!喜んで!」ニコッ
提督「嫌な予感がする…」
妹初登場です。以前Twitterで名前アンケートとった際に「茜」に決まりました。twitterはこちら@zuizuishou
茜「それにしても、うちのお兄と翔鶴さんじゃどう考えても釣り合ってない気がする」
提督「お前さっきから実の兄に向かってだいぶ失礼だな!」
茜「だってさぁ!翔鶴さんすごい美人でスタイルもいいしとても優しいじゃん!」
茜「それに比べてお兄は…お兄は………」
提督「本当にむかつくやつだなお前!」
茜「おっとお兄、それくらいにしておかないと身体が動かなくなってもしらないよ」
提督「くっ…」
翔鶴「あの…喧嘩はよくないですよ?」
茜「大丈夫ですよ翔鶴さん。お兄は絶対に私に手を出せませんから」
提督「こいつはな、空手、柔道、合気道、その他護身術を習っていたから俺に勝ち目はないんだよ」
翔鶴「そんなに習っていたんですか」
提督「母さんがな、『女の子は危ない人に襲われたら敵わないから』といって習わさせたんだ」
提督「しかもこいつ運動神経良い上に要領も良いからすぐ上達しやがって…。俺なんか瞬殺だよ」
茜「そうそう。それにうちは両親共働きで料理は私が担当だから喧嘩したらお兄いつも先に謝ってきたもんね~」
茜「そんなに私のご飯が食べたかったの~?」
提督「ち、ちげーし。俺も少しくらいは作れるけど作るの面倒くさかっただけだし!」
提督「別にお前の料理なんか全然美味しくなかったし!」
茜「んも~!素直じゃないんだから」
茜「えっと話が逸れたね。それで私が聞きたいのは、翔鶴さんはどうしてこんなお兄を好きになったの?」
茜「お世辞にもかっこいいとは言えないし身長も高くないし翔鶴さんとは真逆なのに」
翔鶴「何故でしょうかね?実は私もよくわからないです。ふふふ」
提督「えぇ…」
翔鶴「けれど秘書艦として提督のお側で過ごして一年経ち、わかったことがあるんです」
翔鶴「提督は普段はすぐセクハラしますし仕事もサボるし夜更かしはするしで頼りない人です」
翔鶴「けれど作戦遂行時は艦隊の見送り、帰港時には出迎えを毎回行い、艦娘の相談事にも積極的に協力します」
翔鶴「それでいて自分が暇な時は、幼い駆逐艦の娘達と混じって遊んでいて無邪気でかわいいお方です」
翔鶴「そういう気遣いを当たり前のようにこなす姿に惚れたのかもしれませんね」
翔鶴「そんな提督が昔、出張で二~三日鎮守府を留守にした時があったんです」
翔鶴「秘書艦としていつもお側で仕えてきましたが、提督がいない寂しさや切ない思いが溢れてきてその時に初めて提督が好きだという自分の気持ちに気づきました」
翔鶴「今までは提督と一緒にいると楽しいだけだったのですが今はもう提督無しでは駄目なんです!」
翔鶴「だから提督?私をこんな風にした責任。最後までとってくださいね///」
提督「可愛いすぎかよ…」
翔鶴「えっ?」
提督「翔鶴可愛いすぎだろ!!!」
茜「なるほど~。お兄もなかなかやるねぇ」ニヤニヤ
提督「まあな。お前とは違って翔鶴は優しいしお淑やかなお姉さんだからな!」
提督「たまにとても怖いところは茜と変わらないけれど」ボソッ
翔鶴「提督はいつも一言余計なのが惜しいところなんですよね」ニコニコ
茜「あ~あ。彼女さん怒らせちゃったよ。これだからお兄は」
提督「えっ!?今のそんなにまずい発言だった!?」
前にもこんな話書いた気がするけど掘り下げた感じです。余計な一言には気を付けないと翔鶴からおしおき(ご褒美)さるので注意注意
赤城「しょ~うか~くっ!」ダキッ
翔鶴「ひゃっ!?」
赤城「何してるの?」
翔鶴「ほっ…。赤城先輩でしたか。もぉ~!驚かさないでくださいよ」
翔鶴「みてくださいこの卵焼き!提督が作ってくれたんです」
赤城「提督が?提督、お料理できるんですか?」
提督「ちょっとだけな。その卵焼きもほとんど翔鶴が手伝ってくれたから俺一人じゃ全然出来ないよ。ははは」
翔鶴「むぅ。提督が作ってくれたことに意味があるんです!」
提督「そいつはありがたいな。また一緒に作ろうな」
翔鶴「はいっ!」
赤城「じゅるり…」
赤城「あの…提督、私もお一つ頂いても…?」
提督「だーめ。お前は昨日俺のシュークリーム食べたから駄目」
赤城「あれは…!あと少しで消費期限だったから食べてあげたんですよ!」
提督「夜に食べようと思ったんだよ!それに袋に名前書いてあっただろ!」
赤城「うっ…」
赤城「ね~え翔鶴。私にも一つ頂戴~」
赤城「ほら、凛々しいお姉さんの私がいつも何かと教えてあげてるじゃない?だからそのお礼も兼ねて。ね?」
翔鶴「赤城先輩には普段からお世話になってますし一切れなら私は構いませんよ」
提督「はぁ。翔鶴がそう言うなら仕方ないな」
赤城「やった!翔鶴ありがとう!大好き!」
赤城「ん~///おいしい」
赤城「翔鶴こんな美味しい卵焼きをありがとう」ダキッ
翔鶴「あの…赤城先輩?どうしたんですか、先程から抱きついてきたりなんかして」
赤城「だって…。最近、加賀が瑞鶴とイチャイチャしてて羨ましくて、私も可愛い後輩の翔鶴とイチャイチャしたいなーって思ってね」
提督「まぁたしかに瑞加賀は見ていて微笑ましいな」
赤城「ですよね!あのクールな加賀も本当はいっぱい瑞鶴を可愛いがってあげたいんですよ!」
赤城「瑞鶴だってしょっちゅう加賀にイタズラしたりして仲良いじゃないですか?」
赤城「それなのに翔鶴はいつも提督と一緒にいて少しも私に甘えてきてくれないんです」
提督「なるほど。たしかに翔鶴はお姉さんで礼儀正しいもんな」
赤城「だから私から翔鶴にアプローチすることに決めたんです!」
提督「なるほどなるほど。赤城と翔鶴…。赤翔………ありだな!」
翔鶴「ふぇぇ?」
赤城「そうと決まればお風呂いきましょう!お風呂!」
翔鶴「なんでお風呂なんですか!」
翔鶴「もっとこう普通にお喋りしたりとか赤城先輩の好きなお食事とかあるじゃないですか」
赤城「裸の付き合いっていうでしょ?そういうことよ!」
翔鶴「どういうことなんですか…」
赤城「ほら、そうと決まればいくわよ!」
翔鶴「あっ…!提督!提督なんとかしてください」
提督「俺のことはいいから楽しんでおいで翔鶴」
翔鶴「えええ…」
戦闘中は凛々しくて頼りになるけどそれ以外だとけっこうやんちゃな赤城さん好きです。これもまた赤翔だね!
提督「ちょっと休憩にしよう」
翔鶴「あ、わかりました。ではお茶お持ちしますね」
提督「いや、今日はいい。さっき新商品を買ってきたからそれを飲むよ」
提督「なんでも巷ではえらい人気らしくてついつい買ってしまった」
翔鶴「もう!無駄遣いは駄目ですよ」
提督「わかってるよ。まぁ一本百円だしこれくらいは許して」
翔鶴「それならいいですけど」
提督「さてと、じゃ!じゃーん!」
提督「これが新商品の『コォァカコォゥゥ~ラッ!』だ!」
翔鶴「ず…随分と変な名前ですね。あはは」
提督「これが正式名称なんだってさ。変な名前だよな」
提督「名前はともかく味はけっこう良いらしいから期待してみるか」プシュ
提督「まず一口目」
提督「………」ゴクゴク
提督「………」
翔鶴「お味はどうですか?」
提督「う~ん。特別美味しいわけでもなく不味いわけでもない」
提督「コォァカコォゥゥ~ラッ!と四ッ矢サイダーを比べたなら俺はサイダーの方が好きだな」
提督「翔鶴も飲む?」
翔鶴「私もいいんですか?」
提督「もちろん」
翔鶴「ありがとうございます」
提督「おう!」
翔鶴「!!!」ハッ!
翔鶴「…」
翔鶴「…///」
提督「どうした?飲まないのか?」
提督「もしかして具合でも悪いんじゃ…!」
翔鶴「いえ、そうじゃないんですけど。これ、提督が先に飲みましたよね」
提督「そうだね」
翔鶴「次に私が飲みますよね。それで提督に返しますよね。それってつまり…」
提督「つまり?」
翔鶴「あぅぅ。恥ずかしいです///」
提督「…」
提督「あっ!」
提督「間接キス。ってことか」
翔鶴「はい///」
提督「たしかにそう考えるとなんか俺も恥ずかしくなってきた」
提督「けれど大丈夫だ翔鶴!今ここで直接唇にキスをすれば間接キスなど全然恥ずかしくなくなるはずだ!」
翔鶴「それはまた別の時間にたくさんしてあげますから」
提督「えっ!まじで?やったあ!」
翔鶴「ではいただきますね」ゴクゴク
提督「どうだ?」
翔鶴「たしかに特別美味しいわけではないですけど、私はけっこう好きですね」
翔鶴「きっと提督が先に口つけていたからでしょうね。うふふ」
提督「ばっ///恥ずかしいこと言うなよ!聞いてるこっちが恥ずかしい」
瑞鶴「提督さん!」
提督「のわっ!瑞鶴!?いつからここに!?というか部屋入る時はノックしなさいノック!」
瑞鶴「したよ!したけど全然反応無くて入ってみたら、翔鶴姉新しいジュース飲んでたの!」
瑞鶴「翔鶴姉私にもちょうだい」
翔鶴「提督いいですよね?」
提督「オッケー」
瑞鶴「やった!えっと…何て読むんだろ。ま、いっか!」
瑞鶴「いただきます」
瑞鶴「けっこういけるじゃないこのジュース!」
提督「瑞鶴もか。二人とも口に合ってるようならそれあげようか?」
瑞鶴「本当に?ありがとう提督さん!」
提督「あ!いや、ちょっと待て瑞鶴」
提督「最後に俺に一口飲ませてくれないか?」
瑞鶴「?」
瑞鶴「まぁこれ元々提督さんのらしいからいいけれど」
提督(これで俺が飲めば瑞鶴と間接キスしたことに…!)
翔鶴「駄目よ瑞鶴!」
翔鶴「絶対に提督に渡しては駄目!」
提督「なん…だと!?」
翔鶴「提督の考えてることはお見通しですよ」
瑞鶴「えっ?えっ?」
瑞鶴「ねえ何のこと?」
瑞鶴「もー!私はどうすればいいのよー!」
果たして提督は無事取り返せたのか…
赤城「戻りました~」ガチャ
加賀「おかえりなさい赤城さん」
赤城「ふんふふ~ん♪」
赤城「うふふ♪」
加賀「ずいぶん機嫌が良さそうですが何かあったんですか?」
赤城「そうなんですよ!ようやく私も加賀さんみたいに後輩とイチャイチャできました」
加賀「私は別にそんなことはしてないのだけれど」
赤城「またまたそんなこと言って~。見ましたよ今朝の。」
加賀「今朝?」
赤城「加賀さんのそのサイドテール。瑞鶴に結んでもらったんでしょう?」
加賀「なっ…!」
加賀「なぜそれを赤城さんが知って…」
赤城「偶然通りかかったら、ね。邪魔しちゃ悪いと思ってすぐ去りましたけど」
加賀「これは…あの娘が普段のお礼をさせて欲しいと、らしくないこと言うから仕方なく結んでもらっただけです」
赤城「でも本当は瑞鶴と少し距離が縮まって嬉しいんでしょう?」
加賀「さぁ。どうですかね」
加賀「私のことよりも赤城さんも翔鶴と何かあったのでしょう?」
赤城「そう!それなんですけど、翔鶴と一緒にお風呂入ってきたんです!」
加賀「お風呂…?」
赤城「ほら、裸の付き合いというでしょう。そんなにおかしいかしら?」
加賀「おかしくはないですけど…なんというか。まあいいんじゃないですか」
赤城「それで色々本音を聞けたわ。翔鶴は瑞鶴と違って大人しい娘でしょう?」
赤城「文句や愚痴も言わないし加賀さんと瑞鶴が言い争ってるのを見ててちょっぴり羨ましかったんです」
赤城「けれど今日は普段翔鶴がどんな生活をしてどんなことを思っているのか聞けて楽しかったわ」
加賀「良かったですね。結局お互いなんだかんだ言いつつも後輩をけっこう可愛いがってますよね」
赤城「もちろんですよ。なんてたって私が鍛えた未来の一航戦旗艦ですもの!」
加賀「それなら私の瑞鶴も負けてないわよ。あの娘の負けん気の強さと成長は素晴らしいものがありますから」
加賀「あの娘達が来た頃が懐かしいものです」
赤城「そうですね。まだ右も左もわからなくて不安そうにしてたあの娘達が今では立派な正規空母になりましたからね」
赤城「あ、そういえば加賀さん覚えてます?初日の瑞鶴の」
加賀「もちろんですよ。あの娘、着任早々に私に勝負挑んできましたからね」
加賀「少し手加減しようか迷ったんですけど、瑞鶴ならきっと悔しさを糧に這い上がってくると思ったので全力で戦いました」
赤城「あの娘…翔鶴もね。私に手合わせに来たんですよ」
加賀「翔鶴が?」
赤城「瑞鶴みたいに加賀さんを倒そうとしてたわけではなくて自分の実力が知りたかったそうです」
赤城「もちろん私も全力でいきましたので何十戦やっても翔鶴が負けたんですよ」
赤城「最後の勝負が終わった時、彼女は笑顔で私にお礼を述べたのだけれど、その時目尻から涙が零れてたのが見えたの」
赤城「だから翔鶴も相当な努力を積んでここまで来たのだと思うと感慨深いものです」
加賀「もう私達から教えられることも少なくなってきまし寂しいですね」
赤城「自分の子どもが自立していく時は親もこんな気持ちになるのでしょうか」
加賀「どうでしょうね。それは親になってみないとわからないんじゃないですか」
赤城「そうですね…。」
加賀「けれどもあの娘達はここからいなくなるわけではないからまだまだ可愛いがってあげないといけませんよ赤城さん」
赤城「そうです、よね!」
赤城「次はどうしようかしら!一緒に間宮にでも行こうかしら♪」
伝言を伝えに来た瑞翔「……っ……!」
翔鶴「赤城先輩!」バァン!
瑞鶴「加賀さん!」バァン!
加賀「え?」
赤城「ちょっとあなた達急に何?きゃっ!」
翔鶴「あかぎせんぱいそんなに私たちのこと思っててくれてたなんてズルいですよ…うっうっ…」ウルウル
赤城「もう、急に抱きつくなんて翔鶴らしくないわね。でも今は先輩にいっぱい甘えていいのよ」
瑞鶴「かがざぁん!なんでぞういうごどいうのさぁ!」ウルウル
加賀「ほら、いつもの元気いっぱいの瑞鶴はどうしたの?泣きじゃくるのは貴女らしくないわよ」
瑞鶴「だっでえ!だっで!うっ…うぅ…!」ウルウル
加賀「しょうがないわね。今日だけよ?ほら、おいで」
瑞鶴「うわああああん!かがざぁん!!!」
瑞加賀も赤翔もいいぞ!
提督「今年も咲いたな~」
瑞鶴「満開だね~」
提督「こうして何人もの孫に囲まれながらのお花見は格別じゃのう。おっほっほ」
瑞鶴「提督さんまだそんな年じゃないでしょ」
提督「ほれ、瑞鶴。年始に渡せなかったお年玉をやろう」
瑞鶴「えっ!お年玉!やったー!」
提督「そんなものはない」キッパリ
瑞鶴「え…?」
提督「そんなものは」
提督「ございません」キッパリ
瑞鶴「………」
瑞鶴「べ、べっつに~?提督さんのことだからどうせそんなことだろうと思ってたし!」
提督「ちぇっ。お見通しか」
瑞鶴「それに私は翔鶴姉の妹だしもう少し大人の対応を見せないとね」
瑞鶴「身体は大人でも考えてることは子供の提督さんとは違いますよ~だ!」
提督「おま、それ見た目は大人、頭脳は子供ってことか!?」
提督「なかなか言ってくれるじゃないか…。甲板胸さんよ」
瑞鶴「誰が…!甲板胸ですって!?」
提督「そんなに信じたくないなら自分の胸に手を当ててご覧なさい?」
瑞鶴「ぐぬぬ…。」サスサス
提督「おこ?瑞鶴さんおこなんですか???」
瑞鶴「うぅぅ…絶対翔鶴姉に言いつけてやるんだから!」
瑞鶴「他の娘にこんなこと言ったら提督さんセクラハだからね!」
瑞鶴「私の心が広くて命拾いしたこと感謝しなさいよ!」
提督「はいはい。それじゃああれか?瑞鶴は胸大きいねとでも言えばいいのか?」
瑞鶴「そういうことじゃない!だいたいね、女性の魅力は胸で決まるわけじゃないし私だってもう少ししたら翔鶴姉くらいになるはずだもん!」
提督「でもおっ○いには男のロマンが詰まってるって言うしなぁ」
瑞鶴「そんなの提督さんだけ!」
提督「たしかに瑞鶴の言う通り胸で魅力が決まるわけじゃない。けどな、その瑞鶴の小さな膨らみにはな無限の可能性が秘められているんだ」
瑞鶴「無限の可能性…?」
提督「そう。無限の可能性だ」
提督「よし!それじゃあ無限の可能性について少しはなそうか」
瑞鶴「別に私はいいよそんなの」
提督「まぁそう言わずに」
翔鶴「無限の可能性ですか。面白そうですね」ニコニコ
提督「だろう?無限の可能性だからな。無限だぞ!ん?」
瑞鶴「提督さん後ろ後ろ」
提督「ふぇっ?」
翔鶴「少し離席して戻ってみれば彼女の妹にセクハラとはいいご身分ですね提督?」ニコニコ
提督「あ~っと…え~っと…これはその…なんと言うのでしょうか」
瑞鶴「や~い提督さんバチ当たってる」
提督「翔鶴のは瑞鶴のより夢がたくさん詰まってる分大きくて良いね!な、な~んちゃって…あはは」
翔鶴「うふふ」ニコニコ
提督「あ、いや違うんだ翔鶴。きっと誤解だよ、な!ほら!せっかくのお花見だしもう少し楽しくいこうZE☆」
翔鶴「そうですね。楽しくいきましょうか。うふふ」
翔鶴「瑞鶴。提督借りるわよ」
瑞鶴「う、うん」
翔鶴「それでは提督。少しの間お部屋戻りましょうね~」
提督「な、何をする気だ…。翔鶴!」
翔鶴「浮気ばっかりするわる~い提督さんには彼女の味をしっかりと覚えさせないといけませんからね」ジュルリ
提督「え!?え???えっと、えぇ!?」
翔鶴「さぁいきましょうか」
お花見の話を書きたかっただけなのになぜこうなった…
提督「はぁ…はぁ…」
提督「翔鶴…そこの書類取ってくれ…」
提督「うっ…!」
提督「はぁ…はぁはぁはぁ…」
翔鶴「提督どこかお身体悪いんですか?随分体調悪そうですけど大丈夫ですか?」
提督「だ、大丈夫だ…。少しめまいがするだけ、だ」
翔鶴「めまいがするだけって…全然大丈夫じゃないですよ!」
提督「大丈夫だ。大丈夫。だからそこの書類取ってくれ」
翔鶴「…」
提督「翔鶴?」
翔鶴「駄目です。今すぐ寝てください」
提督「でも仕事しないと…」
翔鶴「駄目です」
提督「どうしてもか?」
翔鶴「どうしてもです。今は身体を休ませて、体調が良くなってからお仕事しましょう。それからでも期日には間に合います」
提督「翔鶴がそこまで言うなら…はぁはぁはぁ…仕方ない」
提督「俺が自分で取りにいく」ガタッ
翔鶴「やめてください!どうしてそこまでしてやろうとするんですか!」
提督「どうしてってそりゃあ…」
提督「あっ…やべっ…足元が」
バタッ…
提督「」
翔鶴「えっ…うそ…」
翔鶴「そんな…」
翔鶴「こんなの…」
翔鶴「提督!提督しっかりしてください!提督!!!」
-----------------------------------
提督「うぅ…ん?」
提督「あれ、俺どうして布団で寝てるんだ?確か書類取りに行こうとして立ったらめまいで倒れて…」
翔鶴「はっ…!」
翔鶴「提督!提督!起きたんですね!お身体は!?お身体は大丈夫ですか!?」
提督「だいぶ良くなったよ。まだ万全ではないけどな」
翔鶴「そうですか…それならとりあえず一安心です」
提督「そういえば翔鶴、仕事のほうは」
パチン!
提督「…ッ!」
提督「いってえな!何でいきなり叩くんだ…よ」
翔鶴「うっ…ひっぐ…うっ…うっ」ポロポロ
提督「翔鶴…どうしたんだよ急に頬叩くし泣き出したりして。大丈夫か?」
提督「翔鶴も体調悪いのか?」
翔鶴「バカ!バカ!提督のバカ!大ばかです!」ポカポカ
提督「いてててて。本当にどうした?大丈夫か?」
翔鶴「大丈夫なわけないじゃないですか…」
翔鶴「目の前で愛する人が倒れて大丈夫な人がいるわけないじゃないですか!!!」
提督「…」
翔鶴「このままあなたが目を覚まさなかったら。と考えてしまうと怖くて…」
翔鶴「私はもう…あなたがいないと…いないと…!」
提督「そっか…。それはすまなかった。俺も翔鶴の立場だったら…考えたくもない、な」
翔鶴「どうして、どうして無理してまでお仕事なさろうとしてたんですか…。」
提督「言わないとだめか?」
翔鶴「ダメです。全部話してください」
提督「はぁ…」
提督「実はな、サプライズを企画してたんだ」
提督「普段翔鶴に世話になりっぱなしだろう?だから何か日々の感謝の思いを込めてプレゼントしようと思ってな」
提督「そんなわけで早く仕事終わらせて色々調べたかったんだ。昨夜も女の子が喜びそうなものを調べてたから寝るの遅くなっちまった」
翔鶴「提督のそのお気持ちはとても嬉しいです」
翔鶴「でも…それよりも私は…!いつもみたいに笑ってるあなたの顔を見ていたいです」
翔鶴「あなたの笑顔が私にとっての最高のプレゼントですから」ニコッ
提督「…!」
提督「その笑顔は反則だぞ///」
翔鶴「うふふ///」
提督「はぁ。かっこ悪いな俺」
提督「急に倒れるし、サプライズも失敗して挙げ句の果てに翔鶴にお説教までされて…」
翔鶴「提督がかっこ悪いことなんて昔からじゃないですか」
提督「それもそうか」
提督・翔鶴「あははは!」
お久しぶりです。シマフジです。4月に入りちょいと忙しくなって体調崩してました。なので今回の話の提督が体調崩したというのは実話です。
さて、提督がサプライズを企画するために色々検討してたら睡眠不足で倒れて翔鶴にお説教されるお話です。泣きながら「バカ!バカ!」と怒る翔鶴すごく可愛いと思いますし抱きしめてナデナデしてあげたいですね!
ではまた~
チュン
チュンチュン
翔鶴「~♪」
翔鶴「瑞鶴ー!朝ごはんできたわよ」
瑞鶴「ふぁぁ。ん…。翔鶴姉おはよう」
翔鶴「おはよう。冷めないうちに食べちゃいなさい」
瑞鶴「ふぁい…。いただきます」
翔鶴「提督もご飯ですよー!」
…
……
………
瑞鶴「提督さんこないね」
翔鶴「まったくあの人は…」
翔鶴「夜更かしするからいつも朝、起きれないと言っているのに」
瑞鶴「提督さんはわざとやってるんじゃないかな」
翔鶴「わざと?」
瑞鶴「うん。夜更かしすれば早い時間に起きづらくなるじゃない?そしたら翔鶴姉が起こしに来てくれるから、それが目的なんだよ」
瑞鶴「提督さん普段はど~~~っしようもない変態で昼間はバカなことやって笑ってるけど、本当は寂しがり屋さんだから翔鶴姉に構ってほしいんだよ」
翔鶴「あの人も一応大人なんだから、ちょっかいかけて構ってもらうなんて小学生みたいなことするわけ…うっ、う~ん?」
翔鶴「そんな気がしないでもないような…」
翔鶴「とりあえず起こしてくるわね」
瑞鶴「ん」
翔鶴「提督、朝ですよ。朝。ご飯ももうできてます」
提督「わかった。ん、ん…zZZ」
翔鶴「なんでまた寝るんですか!起きてください」
提督「あと5時間…」
翔鶴「お昼になっちゃいます!」
提督「そっか…それは残念…zZZ」
提督「!」
提督「ママー!だっこ!」
翔鶴「へっ?」
提督「ママー!ママー!」
提督「ママがだっこしてくれたらちゃんと起きる!」
翔鶴「瑞鶴…あなたの予測は的中よ。しかも小学生ですらなく幼稚園児だわ…」
翔鶴「ふざけてるとお仕事の時間に間に合いませんよ、もう」
提督「ママ大好きー!」
翔鶴「話聞いてましたか?それとそんなおっきい子供が言っても全然可愛くないです」
提督「ママはぼくのこと嫌い?」
翔鶴「私は…提督のことはなんといいますか嫌い、ではないですけど///」モジモジ
翔鶴「それより早く起きてください
!朝から変なこと言わせないでくださいよ…///」
提督「あっ、やべぇ。今の翔鶴可愛すぎる」
提督「翔鶴ー!」ダキッ
翔鶴「わっ!?」
提督「だっこー!」
翔鶴「はぁもう…。こんなおっきい子供がだっこねだるなんてどこの世界にもそんな人いませんよ」
翔鶴「はぁ。。。」
翔鶴「いち、にの、さん、よいしょ!」
提督「わっ!わっ!わあ!」
提督「俺は成人男性の中でも軽い方だが一回で上げるとはさすが怪力」
翔鶴「はい?」ニコニコ
提督「翔鶴はとても頼もしいな!ははっ、ははは…!」
翔鶴「にしてもなんでまた急に」
提督「布団って温かくてなかなか離れたくないだろ?」
翔鶴「たしかに。お気持ちはわかります」
提督「でも起きないといけない。そこで思いついたんだ」
提督「『翔鶴に包まれたらあったかいし、布団から出られる』って」
提督「それでやっぱりとてもあったかい?いや、違う。幸せ…?」
提督「こういうのを日常の幸せって言うんだろうな」
翔鶴「じゃあ…明日は私にやってくださいますか?」モジモジ
提督「!」
提督「もちろん!」
何が言いたいかと言うと、翔鶴にだっこされて温もりを全身に感じたい。シンプルだけど大切なことです。
おにぃ
おにぃってば!
おにぃ!!!
提督「!?」ガバッ!
提督「なんだ!敵襲か!?」
茜「も~やだな。おにぃってば実の妹の声を忘れちゃったわけ?」
提督「あか、ね?なんでお前ここに…」
茜「朝ごはん食べにきた」
提督「は?」
茜「ん?」
提督「ん?じゃなくて。朝ごはんなら家で食えばいいだろ」
茜「あのね、お母さんとお父さん出張でいないこと忘れてたの」
茜「んで、自分で作るの面倒くさいからおにぃのとこ来たってわけ!」
茜「おにぃも可愛い妹に会えて嬉しいでしょ!」
提督「嬉しくねえよ!お前女子高生にもなって朝ごはんすら作れないなんて恥ずかしくないのか?」
茜「 はぁ~。おにぃは物わかりが悪いなぁ」
茜「私ほどの人間が朝食作れないわけないでしょ!要するに翔鶴さんのご飯食べたいから来たの!」
提督「だったら最初からそう言え!」
茜「ほらほら、怒らない怒らない。大丈夫だよ。私にはちゃーんと伝わってるよ」
茜「口ではそう言ってるけど本当はすっごく私の顔見れて嬉しいってこと」
茜「だ・か・ら胸に飛び込んできてもいいよ♪」
茜「ぎゅーってしてあげるから♪」
提督「そんな断崖絶壁の胸に飛び込んだって痛いだけだろ。せいぜい瑞鶴と良い勝負ってとこだな」
バキイ!
瑞鶴「提督さんおっはよ~。呼ばれた気がしたんだけど気のせいかな?」
提督「気、気のせいなんじゃないかな~!あっは!あっははは!またドア壊れたぞ…」
提督「翔鶴の妹だけあって地獄耳は受け継がれているのか…」
瑞鶴「お、茜じゃん!おはよ~」
茜「瑞鶴さん!おはようございます」
瑞鶴「『さん』付けはしなくていいよ。あと、敬語もやめてよ。ほとんど同い年みたいなもんだしさ」
提督「なに、お前らいつの間に友達になったの?」
提督「類は友を呼ぶとはこのことか。うんうん。なるほどな。また一つ勉強になった」
瑞鶴「茜、いい?」
茜「もちろん」
ドカッ!ドカッ!バキイ!
瑞鶴「さぁ~って朝食前の運動も済んだことだし早く食べよう!」
瑞鶴「翔鶴姉はすっごく料理上手なんだよ!」
茜「そうなの?楽しみだなぁ!」
…
……
………
提督「ひっぐ…うぇ…うっ…」
翔鶴「もぅ…。朝から何やってるんですか」
提督「まぢがっだごといっでないもん…おれはわるくないもん」
提督「ないでないもん!」
提督「うっ…わあああん!」
翔鶴「まったくしょうがない人ですね。ほら、ぎゅーってしてあげますから」
提督「じょうがくぅぅぅ!」
翔鶴「怖かったね。痛かったね。でも私がいるから大丈夫ですよ。よしよし」
瑞鶴「…」
茜「…」
茜「あれでも一応成人してるんだよ。本当うちのバカ兄が迷惑かけてごめんね」
瑞鶴「う、うん。まあ、ここにいる艦娘は提督さんがあんな人だってことには慣れてるから…」
瑞鶴「作戦中の時はすっごく頼りになるんだけど、普段は、ね…」
茜「ほんとごめん…」
ここの提督いっつも艦娘に泣かされて翔鶴にあやしてもらってるな。そして作中の提督=シマフジだからつまり….
提督「6月1日…今年もこの日がやってきたな」
提督「ったく大本営の奴らこんな日にまで仕事出しやがって」
提督「仕方ない。アレを使うしかない」
提督「………いくぞ」
提督「はあああああああああああああああああ!!!!!!!!!」バババババ
提督「ああああああああああ!!!!!!!!!!!」バババババ
提督「はい終わり!」
提督「ママー!仕事終わったよ!」
翔鶴「もう終わったんですか?先ほど始めたばかりでしょう。嘘は駄目ですよ」
提督「嘘じゃないってば。ほら!見て見て!」サッ
翔鶴「本当ですか?」
翔鶴「…」
翔鶴「あらまぁ。ちゃんと全部書けてますね」
提督「もちろん!褒めて!褒めて!」
翔鶴「はい、良くできました。えらいえらい」ナデナデ
提督「ん~~~///」
提督「ありがとうママ!」
提督「それじゃあ仕事も片付いたことだし、ちょっと出掛けてくるよ」
翔鶴「提督!ちゃんと行く場所と何時頃に帰ってくるのか、それと誰と行くのか私に教えてください」
提督「えっと…銀座に一人で行きます。夕飯までには帰ってきます」
翔鶴「銀座?しかも一人でですか?」
翔鶴「提督大丈夫ですか?銀座は人がたくさんいますし悪い人に絡まれるかもしれませんよ」
翔鶴「私も一緒に行きましょうか?」
提督「いやいや!それは駄目だ!今日はどうしても一人で行きたいんだ」
提督「普段ならすごい嬉しいけど今日だけは…すまんな」
翔鶴「いえ、私は大丈夫です。提督がお留守してる間、鎮守府は私が護ります」
提督「よろしく頼むよ」
提督「じゃあいってきます!」
翔鶴「はーい。車には気をつけるんですよ」
翔鶴「さてと、仕事は提督が終わらせてしまったし何しようかしら」
瑞鶴「翔鶴姉…」
翔鶴「あら瑞鶴。あっ!瑞鶴!瑞鶴!私、今日はもう用事無いから間宮でもどう?」
瑞鶴「いいよ…。その前に一つ聞いていい?」
瑞鶴「翔鶴姉は提督さんのお母さんなの?」
翔鶴「?」
翔鶴「私は提督の秘書艦よ?どうかしたの?」
瑞鶴「なんでもない。そう、なんでもないよ………」
瑞鶴「翔鶴姉はきっと良いお母さんになるよ…」
瑞鶴(提督さん…翔鶴姉のこと『ママ』って…)
瑞鶴(翔鶴姉の母性と提督の甘えたさがマッチし過ぎてるんだろうなぁ)
瑞鶴「こんな人が上官ってなんだか…まあいいんだけど」
-----------------
~夕方~
提督「やべえな…夕飯の時間過ぎちまった」
提督「翔鶴怒ってるだろうな…」
提督「た、ただいま~」
翔鶴「遅いです!」
提督「すいませんでした!」
翔鶴「言い訳を聞いてあげましょう」
提督「えっと…コレ買うのに時間かかっちゃって」スッ
翔鶴「こ、これは!?」
提督「この前テレビで紹介してた時、ここの店のケーキ食べてみたいって言ってただろ?」
提督「だから、ね?買ってきちゃいました」
提督「すごかったぞ~。平日なのに朝から行列で、ケーキ買うためだけに何時間も並んだからな」
提督「せっかくの翔鶴の進水日だ。翔鶴が食べたいケーキを食べるのは当然だろう?」
翔鶴「提督…!」
翔鶴「あなたって人は本当にもう…いつも突然なんですから」
提督「あはは。ごめんな」
提督「それと…コレも買ってきたんだ…」スッ
提督「これは俺からの誕生日プレゼントということで…///」
提督「それでは改めまして」
提督「翔鶴誕生日おめでとう!」
6月1日は翔鶴の進水日です!提督が翔鶴に渡したケーキとは別のプレゼントは皆様のご想像にお任せします。翔鶴誕生日おめでとう!
~AM5:00~
大鳳「いち、に、さん、し、いち、に、さん、し」
大鳳「ふぅ。筋トレ終わりね。後はランニングでクールダウンして朝食にしましょう」タタタタタ
提督「…」
~AM9:00~
大鳳「ごちそうさまでした」
大鳳「よしっ!朝食も食べたことだし午前の鍛錬始めましょう」
大鳳「え~と今日は何をしようかしら。やっぱり昨日とは違う新しいことやりたいわね」
提督「大鳳!」
大鳳「ひゃ、ひゃい!」
大鳳「あ、提督///」
大鳳「ごめんなさい。急に話しかけられたから変な声出てしまったわ///」
提督「可愛かったからもう一回お願い!」
大鳳「もぅ。からかわないでくださいよ」
提督「すまんすまん。ところで大鳳、さっき『いつもと違うことがしたい』って言ってたな」
提督「そんなお前に新任務があるんだがやるか?」
大鳳「新任務ですか!やります!やらせてください!」
提督「よし、よく言った。これはな、大鳳にしかできない任務なんだ」
大鳳「私にしかできない…」
提督「そうだ。大鳳にしかできない超重要任務だ。大鳳の力が必要なんだ!」
大鳳「はい!お役に立てるよう頑張ります!」
~執務室~
大鳳「あの~提督?」
提督「ん?どうした?」
大鳳「これのどこが超重要任務なんですかっ!!!」ジタバタ
提督「あっ!こら!暴れるな」
大鳳「私、鍛錬しないといけないんです。この任務は一体なんですか!」
提督「大鳳の今日の任務は一日中俺の膝の上に座ることだ!」キリッ!
提督「大鳳は膝の上に座らせたいランキング一位だからな。この状態だと仕事が捗るんだ」
大鳳「私にしかできないことって…もしかして」
提督「うん。そういうこと!」ニッコリ
提督「と、まあ冗談はこのくらいにしておいて」
大鳳「え?」
提督「いや、まあな、膝の上に座らせたいランキングが一位なのは本当なんだけどな、今回の任務の目的はなんだと思う?」
大鳳「よくわからないですけど、書類が溜まっててかつ、期限が迫ってきているから終わらせることでしょうか?」
大鳳「だから私をここに呼んだ。と」
提督「違うな。大鳳、お前、朝の自主練は週何回やってるんだ?」
大鳳「毎日やってます。継続は力なり、です!」
提督「毎日…やっぱりか」
提督「いいか大鳳。たしかに継続は力になる。だがな、適度に身体を休ませることも必要だ」
提督「身体に負荷をかけすぎて故障して継続することが不可能になっては本末転倒だろ?」
大鳳「言われてみれば…たしかにそうですね」
大鳳「でも…」
大鳳「わざわざ提督のお膝の上じゃなくてもいいじゃないですかっ!」
提督「大鳳は練習熱心だからな。放っておいたらやり出すかもしれない。見張って置かないと」
提督「それに、ちっちゃくてなんか娘みたいで可愛いから一緒に居たかった」
大鳳「うぅぅ///そんなこと言ったら翔鶴さんに怒られますよ?」
提督「え?なんかまずいこと言ったか?」
大鳳「なんでも…ないです」
大鳳は膝の上に座らせてナデナデしたいランキング一位(シマフジ調べ)
あのセミロングヘアーもサラサラしててかわいい
提督「いいか絶対無茶するなよ。今回の任務の目的はあくまでも偵察だ」
提督「敵艦隊の撃破じゃないからな。本当に無茶するなよ、頼むぞ。無茶したらお仕置きだからな」
提督「瑞鶴も頼むぞ。翔鶴はすぐ無茶するから止めてくれ」
瑞鶴「まぁ大丈夫だと思うけど一応注意しとくよ」
翔鶴「ちなみに…お仕置きというのは何をされるんですか?」
提督「お仕置きか…」
提督「お仕置きはお尻叩き10回の刑だ」
提督「断じて『お尻柔らかそう』とか『触って見たい』とかいうふしだらな私的理由ではない。厳粛な罰だ」
翔鶴「本当は?」
提督「モミモミしてみたい」
ポカッ
瑞鶴「あははっ!提督さんほんと本心でやすいな~」
提督「いてて…。」
翔鶴「はぁ…。せっかく提督に渡そうと思ってたものあったのに残念ですね」
提督「え?なに!?何かくれるの?」
翔鶴「今日は私、出撃しててお昼に戻ってこれませんから…その、これ、お弁当です///」スッ
提督「なん…だと!?」
提督「このお弁当翔鶴が作ってくれたのか?」
翔鶴「はい///初めてだったので上手にできてるか自信ないですけど、よかったらお昼に召し上がってください」
提督「これが…翔鶴が俺のために作ってくれたお弁当………」
提督「ん~~~~~///」
提督「やったあーーーー!!!!!」
提督「瑞鶴聞いたか!?翔鶴の手作り弁当だぞ!」
瑞鶴「あーはいはい。その話は後で聞くからそろそろ行ってくるね」
提督「気をつけてなー」
提督「翔鶴のおべんとっ♪翔鶴のおべんとっ~♪」
提督「ちょっとだけ…ちょっとだけ中身見てもいいよね」パカッ
提督「こ…これは!」
提督「卵焼きに唐揚げまであるぞ!」
提督「食べたい…いますぐにでも食べたい!」
提督「いや、まてまてまて俺。食べる前に艦娘に自慢してやろう」
提督「おっ!ちょうどいいとこに。明石ー!」
明石「提督どうも。今日は改修ですか?開発ですか?それとも…ワ、タ、シ?」
提督「そんなことより」
明石「スルー!?」
提督「見てくれよこのお弁当!あの翔鶴が作ってくれたんだ!」
明石「へぇ良かったですね。でも提督は普段から翔鶴さんの料理食べてますよね?お弁当だと違うものなんですか?」
提督「当たり前だ!もちろん普段の翔鶴の料理は美味しいけど…」
提督「けど…」
明石「けど?」
提督「こっ、これは!いわゆる愛妻弁当ってやつだろ!!!」
提督「だから…その~なんだ///」
明石「お熱いですねぇ」
明石「!」
明石「そんな提督に提案なんですが、そろそろ指輪どうですか?良い出来に仕上げますよ」
提督「指輪ってお前…まさか」
明石「ケッコン指輪ですよ。も~、とぼけないでくださいよ」
明石「というか提督と翔鶴さんほどの仲なのになんでまだケッコンしてないんですか?」
提督「ん~。しようと思えば多分すぐできるんだよ。なんか練度と経験値とかが影響してるらしくてな」
提督「だから練度と経験値上げるために出撃させればケッコンに必要な数値には到達するんだよ」
提督「でも俺はケッコンのために翔鶴を出撃させるのは嫌だ。それに、そんなに急がなくても近い将来必ず到達するはずだからな」
提督「まぁケッコンはしてないけど実質夫婦みたいなもんだ!」
明石「なるほど~。ではケッコンする時は私に相談してくださいよ。とっておきなのを作りますから!」
提督「おう!」
明石「あと最後に提督?」
提督「ん?」
明石「翔鶴さんのお弁当が楽しみなのはわかりますが、よだれ垂れてますよ」
提督「えっ?」ダラー
翔鶴の愛妻弁当食べたい。食べずに宝物にしたいくらい嬉しい
後日談
提督「翔鶴!とっても美味しかった!ごちそうさま!」
翔鶴「どういたしまして」パカッ
翔鶴「あれっ?」
提督「あ、それ、せっかく翔鶴が作ってくれたから洗って返そうと思ってな。出撃してる間に洗っておいた。えへへ」
翔鶴「そう…ですか」シュン
提督「あれ!?翔鶴どうした!?元気ないぞ」
提督「俺なんかまずいことしちゃった!?」
翔鶴「洗ってくれたのは嬉しいですけど…こんなに綺麗な状態で見るより提督が完食したそのままの状態がみたかったです…」
翔鶴「でも、洗ってくれてありがとうございます。助かりました」
提督「なんかごめんな。女心ってそういうものなのか?」
提督「よくわからないけど今度はちゃんと食べ終わった状態で見せてから洗うから!」
提督「また作ってもらっていいかな…///」
翔鶴「はいっ!喜んで」
提督「翔鶴…!」
翔鶴「提督…!」
瑞鶴「はい、そこのバカップル達いい加減仕事しようね」
ミーンミンミンミーン
TV「本日の気温は35度。しばらくはこの暑さが続く見込みです。夕方になっても温度は下がらず熱帯夜が予想されます。こまめな水分補給を心がけましょう」
ミーンミンミンミーン
みーんみーんみん
提督「あっつ…」
提督「6月も暑かったけど7月に入ってからさらに暑くなったな…」
翔鶴「テレビでもこの暑さが続くといってましたし、これから先大変ですね」
提督「そうなんだよなあ。こう暑いと何をやるにしてもやる気がおきないよ…」
提督「せめて翔鶴の水着が見れたら頑張れるんだけどなー」チラッ
翔鶴「そんなこと言って、ニヤニヤして結局仕事しないですよね。提督は」
提督「うっぐ…!そそそ、そんなことないし!俺は翔鶴をそんないやらしい目で見たことなんてないし!」
翔鶴「本当ですか?」
翔鶴「とりあえず今は水着の件はさて置き早く仕事しないと溜め込んじゃいますよ」
提督「そうなんだけどなぁ…こう暑いと身体が怠くてな…」
提督「あっ!水着が駄目ならエアコンつけていい!?」
提督「エアコンなら俺も翔鶴も涼しい。つまり仕事効率アップ!」
翔鶴「駄目です」
提督「なんでだよぉぉぉ!暑いからいいでしょ?」ダキッ ギュウウウウ
翔鶴「暑いのに私に抱きついてくるのは発言と行動が矛盾してますよ」
提督「だって暑いけど翔鶴との暑さは嫌いな暑さじゃないもん」
翔鶴「…」
提督「ね?」
翔鶴「~~~///」
翔鶴「そんなこと言っても駄目なものは駄目です!電気代高いんですから」
提督「ちぇー。じゃあさっさと仕事片付けて休むとするか」
提督「よしっ!やるぞ!」
提督「…」カキカキ
提督「…」バババババ
翔鶴「…」
翔鶴「あの…提督?」
提督「なんだ?エアコンつけていいのか?」
翔鶴「違いますけど…その…このまま私を抱きながら仕事するんですか?」
提督「こんな暑さだと、肌で翔鶴を感じてないとやってられん」
提督「まぁ翔鶴と密着してるから実はかなり暑いんだけどな!ハハハッ!」
翔鶴「ス…」
提督「ん?」
翔鶴「アイスくらいなら買ってきてもいいですよ」
提督「まじ!?」
翔鶴「でも…!うぅ…」
提督「でも、なんだ!」
翔鶴「私も一緒に行きますからその間、手を握っていてくれませんか」
提督「別にいいけど。でも、翔鶴暑いの嫌だろ?手握ると暑くなるぞ?」
翔鶴「わっ…!私だって暑いのは嫌いですけど提督との暑さは嫌いではないですから!」
提督「…!」
提督「ふふっ」
提督「素直じゃないねぇ」
翔鶴「だって恥ずかしいですもの///」
提督「そんじゃ、この書類片付けたら一緒に買いに行くか!!!」
いやー。暑い。7月に入った途端にいきなり暑くなってまさしく夏本番という感じですね。
今回の話ですが、提督も翔鶴も暑いのは嫌いだけどパートナーである人の「熱」を感じる暑さは嫌いじゃない。ということが言いたかったです。なんだこの二人イチャイチャしちゃって。この野郎羨ましいじゃないか!
瑞鶴「てーとくさんってさ」
提督「うん」
瑞鶴「しょーかくねぇとケッコンするの?」
提督「そうだな。いつかはわからんがいづれするだろうな」
瑞鶴「ふーん。そうなんだ」
提督「もしかして自分の姉が取られるんじゃないかって心配してるのか?」
提督「大丈夫だぞ。俺は翔鶴を一人占めしたいだなんて思ってないし瑞鶴の大事な姉だ。そんなことはできんよ」
提督「もしくは瑞鶴、お前も俺とケッコンするか?そうすれば翔鶴とも一緒にいられるぞ」
瑞鶴「なっ…!何言ってんの!」
提督「だって俺、瑞鶴のこと好きだし」
瑞鶴「変なこと言ってると翔鶴姉に言いつけるよ!」
提督「わかってるよ、わかってる。話変わるけどさ、俺と翔鶴がケッコンするとするだろ?」
瑞鶴「それがどうしたの」
提督「つまり俺と翔鶴は家族になるわけだ。ってことはお嫁さんの妹である瑞鶴とも家族になるってことなんじゃないか?」
瑞鶴「うーんと…まぁたしかに、そうなるね」
瑞鶴「そうすると提督さんは私の義兄で」
提督「瑞鶴は俺の義妹ってことか」
瑞鶴「家族になったら何か変わったりするのかな」
提督「どうだろな。今も実質家族みたいなもんだし、そもそもこの鎮守府にいるやつらは皆、家族みたいなもんだから特に変わらないだろ」
提督「まぁでも家族になったのなら瑞鶴には是非とも『おにーちゃん』と呼んでもらいたいな」
瑞鶴「そんな恥ずかしいことしないわよ!」
提督「いやいやいや、ぜーんぜん恥ずかしくないよ」
提督「おねーちゃんが言えるならおにーちゃんも言えるよ!一文字しか違わないもん」
提督「一回!一回だけでいいから言ってみて」
瑞鶴「絶対やだ。茜にやってもらえばいいじゃん」
提督「茜は妹だけどいつも俺のこと手玉にとっておちょくってくるからあいつじゃ駄目なんだよ」
提督「瑞鶴…頼む!」ドゲザ
瑞鶴「………誰にも言わない?」
提督「言わない!絶対言わない!」
瑞鶴「『瑞鶴におにーちゃんって呼ばれたー!やったー!』とか言って鎮守府中走り回って自慢しない?」
提督「しないしない!」
瑞鶴「うーん…」
瑞鶴「…」
瑞鶴「……」
瑞鶴「………」
瑞鶴「一回だけだよ…?」
提督「ほんとに!?ありがとう!」
提督「ではさっそくお願いします!」
瑞鶴「コホン」
瑞鶴「おにーちゃん♪」
ピロリン
瑞鶴「ピロリン?」
瑞鶴「あっ!スマホで録音してたでしょ!?」
提督「ないないない。提督そんなことしない!」
提督「とりあえずありがとう!本当にありがとな!可愛い妹におにーちゃんって呼ばれるってこんなに素晴らしいんだな!」
提督「そんじゃ俺は用事あるからまた後でな」
瑞鶴「ちょっと待って」
瑞鶴「本当に録音してないならスマホ見せてよ」
提督「そ、それはちょーっと難しいかな。あは、あはははは」
瑞鶴「やっぱり録音してるんでしょ!」
提督「まっさか~」
ピッ
スマホ「おにーちゃん♪」
瑞鶴「…///」
提督「バッチリだね!」
瑞鶴「消せー!今すぐ消せー!」
瑞鶴「しょーかくねぇに言いつけるんだからっ!!!」
瑞鶴におにーちゃんと呼ばれたい人は正直に申し出るように。
〜横須賀市街〜
提督「ふんふふ〜ん♪」
提督「きょうは〜まちにまった〜」
提督「あ、それっ!」
提督「きゅうりょうび〜♪」
提督「うっれしいなったらうっれしいなっ♪」
提督「ふへへへへへ。さっき銀行から引き出してきたばかりだから財布がパンパンに膨れ上がってやがる」
提督「この感触いいですねぇ〜。まぁ、あれだけの仕事量をこなしてるんだ。これくらいのお金を貰うのは当然だよね」
提督「毎日毎日激務に耐えて睡眠時間もなかなか取れなくて…それでもこうして健康でいられるのは間違いなく翔鶴のおかげだ」
提督「翔鶴がいるから頑張れる!」
提督「だからこそ!」
提督「その思いを伝えないといけない。俺がいくら心の中で感謝してても行動して口で言わなきゃ伝わらないからな」
提督「そこで、給料日ということもあり奮発した超有名店の高級ケーキと花束を購入した!」
提督「うん、彼女への日々の感謝を忘れない。俺はやはり紳士だ」
提督「巷では(変態)紳士とか言われてるけど風評被害もいいとこだ!まったく!誰だそんなこと言いふらしてるのは!!
」
〜鎮守府〜
提督「さてと、鎮守府まで無事に帰ってこれたが、俺の部屋に辿り着くまで翔鶴に合わないようにしないとな」
提督「どうする…ここは廊下から入るよりも回り道をしたほうが良いか?」
提督「いやしかし、かえってコソコソしてると逆に怪しまれる可能性もあるな…どうする俺…!」
提督「う〜ん…」
翔鶴「あら提督、もう帰っていたんですね」
提督「し!しょうかくっ!?」
翔鶴「…?」
翔鶴「はい、翔鶴ですよ?」
提督「あ、うん。翔鶴だよね。うん!いつもの可愛い翔鶴だ!」
提督(やっべー。言ってるそばからいきなり翔鶴に会っちまった!)
提督(とにかくこのケーキと花束を後ろに隠さないと!!!)スッ
翔鶴「あっ!提督!」
提督(まずい!バレたか!?)
翔鶴「そのポケットの膨らみはなんですか〜?」
提督「これか!?これはな!?え〜っと…あれだ!ちょっとしたお菓子だよ」
提督「俺レベルの人間になると海の平和を護るヒーローとしてチビッ子達に大人気!」
提督「そんで感謝の気持ちとしてお菓子貰ったんだよ。けっこういたぞ。50人はいたな」
翔鶴「まぁ。そんなことが…良かったですね」ニコッ
翔鶴「でしたらそのお菓子少し頂いていいですか?」
提督「えっ?」
翔鶴「私だって艦娘として海の平和を護ってますから貰ってもなんの問題もないはずです」
提督「そっ…それはその通りだが…」
翔鶴「それで、本当は何が入ってるんですか?提督のことは全部お見通しですよ。うふふ」
提督「ナ…ナンニモハイッテナイヨ。テイトク、ウソ、ツカナイ」
翔鶴「今日は給料日なので財布ですね!提督が無駄遣いしないよう私がしっかり管理するので後で渡してくださいね」ニコッ
提督「なぜわかるんだああああああ!!!」
翔鶴「それと…」
翔鶴「まだ隠してるものありますよね?」
提督「!?!?!?」
提督(バレたか…!誤魔化すのはもう無理だな…)
提督「はい…。これです」スッ
翔鶴「花束と…この箱は何ですか?」
提督「その箱は超有名店の高級ケーキです」
翔鶴「なるほど。給料日ですしケーキくらいはご褒美として許しましょう。でも、この花束はいったい…?」
提督「その花束は俺から翔鶴へのプレゼントだ」
翔鶴「この花束を私に?」キョトン
提督「あと、ケーキも翔鶴の為に買ってきたもので俺のじゃない」
提督「コホン」
提督「あのな、翔鶴。俺がこうして健康に過ごせて仕事ができて、日々の生活が充実してるのは翔鶴がいつも隣に居て気遣ってくれるからだ」
提督「夜更かししたりサボってたら注意してくれるし毎日美味しいご飯も作ってくれる。辛い時は慰めてくれたりしょうもない話にも付き合ってくれる」
提督「数えればキリがないけど本当にありがとう。普段はなかなか伝えられないけどいつも感謝してる」
提督「この二つはせめてもの感謝の証だ」
提督「本当は夕食後に渡そうと思ってたけどなぁ…。見つかっちゃったもんだからこんなカタチですまんが受け取ってくれるか?」
翔鶴「提督…」
翔鶴「もうっ…本当にもうっ、提督はいつも突然なんですから…」
翔鶴「ばか!ばか!ばか!」
翔鶴「いつもいつも自分ばかりずるいです!」
提督「あれ?あれれ?喜んでくれると思ったのに」
翔鶴「…」
翔鶴「……」
翔鶴「………」
翔鶴「あんなこと急に言われたら私どうしていいかわからないですよ…」
提督「そんなの簡単さ」
提督「翔鶴がしてほしいことを言ってごらん」ニコッ
翔鶴「私がしてほしいこと…」
翔鶴「だっ…!だきしめて…///」
翔鶴「あっ///いやっ、これは…その…!」
翔鶴「なんでもないでひゅ!」
提督「でひゅ?」
翔鶴「あわわ!あわわわわわ///」
提督「ううん?声が小さくてよく聞こえなかったぞ〜」ニヤニヤ
翔鶴「もう!提督なんて嫌いです!」プンスカ
提督「ははっ!冗談だよ、翔鶴の反応が可愛いもんだからつい。からかってごめんよ」
提督「ほら、だきしめてあげるからおいで」
ギュウウウウ
提督「///」
翔鶴「///」
翔鶴「提督の身体あったかいです」
提督「翔鶴こそ」
翔鶴「今日はずっとこのままでいさせてくださいね…///」
提督「ずっと!?」
とてつもなく甘い。
記念日や誕生日みたいな特別な日ではないけれども感謝の気持ちを伝える提督さんと、不意打ち過ぎて動揺しちゃう翔鶴のおはなし。
赤城「さてさて。皆さんお待ちかねの『正規空母の会』を始めたいと思います」
赤城「それでは!」
赤城「かんぱーい!」
葛城「あの〜瑞鶴センパイ」
瑞鶴「ん?どしたの?」
葛城「私、成り行きでこの場にお呼ばれしたんですがこの『正規空母の会』って何をするんですか?」
瑞鶴「あぁそっか。葛城は初めてだっけか。んーとね、正規空母の会ってのは要するにお疲れ様会」
瑞鶴「一ヶ月に一度の頻度で正規空母の皆が集まって飲んだりお喋りしたりするの」
瑞鶴「もちろん強制参加じゃないけど正規空母の皆が集まる機会なんてあまりないから、基本的に毎回出席してるよ」
瑞鶴「あ、でも出たくなければ出なくてもいいし、それで仲が悪くなるなんてことはないから大丈夫だよ」
瑞鶴「私だって何回か欠席してるし」
翔鶴「それでも加賀さんにいっぱい可愛がってもらってるものね。ふふっ」
瑞鶴「べっ…!別に加賀さんとはそんな関係じゃないし///」
葛城「あー。たしかに。瑞鶴センパイこの前加賀さんに褒められて上機嫌でしたもんね!」
瑞鶴「どこでそれを!?嘘よ!そんなの葛城の見間違えよ!」
瑞鶴「私と加賀さんの関係より翔鶴ねぇと提督さんはどうなのよ!」
瑞鶴「ほら!ほらっ!」
翔鶴「わたし?」
翔鶴「わたしは特に何もないわよ」
飛龍「またまた〜お嬢ちゃん嘘は良くないですぜ。」ヒック!
蒼龍「そうそう。わらひたちだれにもはなさないから〜」ヒック!
翔鶴「飛龍さんと蒼龍さんもう酔ってるんですか?お酒は程々にしておかないと良くないですよ」
蒼龍「よっふぇないよ。うん!ほら!げんき!げんき!」
飛龍「なにかしらあるでしょ〜。提督とのエピソード!」
葛城「私もその話興味あります!」
翔鶴「もぅ。葛城まで」
翔鶴「う〜ん…。特にこれといった出来事はないですね」
翔鶴「あっ!」
蒼龍「おっ!思い出した?なになに?」
翔鶴「こ、これは…恥ずかしいので駄目です///」
飛龍「えぇー!そこはどーんとおもいきって言っちゃおうよ!」
飛龍「ねっ?」
翔鶴「うぅ///」
翔鶴「えっと…この前の話なんですけど…」
翔鶴「日頃の感謝の気持ちとして花束とケーキを頂きました」
翔鶴「突然のことだったので私どうすればいいのかわからなくて…。思わず提督の腕の中で嬉し涙流しちゃいました///」
飛龍「リア充末永く爆発しろ」
蒼龍「はぁ〜!もぅいいです。もうそれだけでお腹いっぱいです」
翔鶴「『言え』って言ったのお二人じゃないですか〜!」
蒼龍「だはは!」
飛龍「にしてもスケベなことしか頭にないような提督が花束を贈ったんだ」
飛龍「なかなか良いところあるじゃないの」
蒼龍「それで、どうだったのよ」
翔鶴「?」
蒼龍「もぉー!惚けないでよ!提督に抱かれたんでしょ!」
蒼龍「その感想を聞いてるのよっ!」
翔鶴「どう、と言われましても…その…」
翔鶴「あったかかったです…」
翔鶴「うぅぅ〜!もうこの話はおしまいにしましょう!」
蒼龍「何言ってんのさ!まだ始まったばかりじゃないの!」
蒼龍「ま、翔鶴が嫌ならこの話は終わりにするけど二人とも私たちが見てないところでけっこうイチャイチャしてるんだね〜」ニヤニヤ
翔鶴「別にイチャイチャなんかしてません///」
翔鶴「提督が勝手にしてくるだけですからね!」
蒼龍と飛龍の二航戦コンビは後輩にこんな絡み方してそう
提督「っと。いきなり『鎮守府の裏山に来い』だなんてなんだろな翔鶴」
提督「今日はせっかく翔鶴の竣工日だってのになんなんだまったく」
翔鶴「きっと竣工日だからだと思いますよ」
提督「?」
蒼龍「あ、来た来た!おーい!」
提督「蒼龍!お前こんな夜中に裏山まで呼び出して何企んでんだこんにゃろー」
蒼龍「やだなぁ、本当はわかってるくせに」
蒼龍「夏、夜、裏山そして彼女…これらのキーワードから推測されるのなんてアレしかないでしょ!」
提督「いや、わかんないよ」
提督「翔鶴はわかるか?」
翔鶴「私はわかりますよ。私が皆さんにお願いしましたからね。うふふ」
蒼龍「それじゃあ私も持ち場に戻るからあとはお二人でごゆっくり〜」
蒼龍「翔鶴、楽しんでね!」
翔鶴「はい!ありがとうございます」
タタタタタッ
提督「蒼龍行っちゃたな」
提督「俺はまだ状況がよくわからんのだが…」
提督「この山、夜だと薄気味悪いしさっさと用事終わらせて帰ろうよ」
翔鶴「提督もしかして怖いんですか?」フフッ
提督「こわっ!?怖いわけないだろ!まったく!ぜんっぜん怖くないし!」
提督「ただ…あまり良い心地ではないから早く鎮守府に戻りたいだけだ」
翔鶴「そうですか。なら早く終わらせましょうか。行きますよ提督」
提督「行くってどこに?」
翔鶴「肝試しですよ。き・も・だ・め・し!」
提督「肝試しぃぃぃ!?」
提督「えーっと…それはちょっと勘弁してほしいというか、なんといいますか…」
提督「女の子がこんな時間に外出するのは危ないから帰ろう!」
翔鶴「あれ、やっぱり提督怖いの苦手なんですか?」
提督「怖いわけないだろう。もうおれだって大人なんだ。今までとは違う!」
提督「よし、行くぞ…!翔鶴絶対に俺から離れるなよ。こんな夜中に迷子にでもなったら大変だからな。絶対離れないでね!ホント頼むよ!」
翔鶴(ふふ。そんなこと言っちゃて。本当は私と離れて一人になるのが怖いのに素直じゃないんだから♪)
提督「…」
提督「それにしても物音一つしないな。ほんと薄気味悪い」
提督「…」
提督「翔鶴…」
提督「俺が怖いの苦手と知ってわざと肝試しの企画をあいつらに頼んだな」
翔鶴「竣工日祝いに何でもお願いしていいと先輩達に言われたので頼みました」
翔鶴「あ、そうだ!怖いなら手繋いであげましょうか?」
提督「ほんと!?ありが…」
提督「やっぱりやめとく!怖くないから大丈夫だし!」
提督「でも…!もし翔鶴が怖いのなら///」
提督「繋いであげてもいいけど…」
提督「勘違いするなよ!俺は怖くないからな!周りも暗いし翔鶴が迷子になったりするといけないから手を繋ぐだけだぞ!」
翔鶴「はいはい♪」
提督「もう大丈夫だぞ翔鶴!たとえどんなお化けが出てこようと俺が護るならな!」ガクガクブルブル
翔鶴「本当ですか!頼りにしてますね♪」ニコッ
翔鶴(手繋いだから余計に提督が震えているのが伝わってくる。かわいいですね)
テイトク~
提督「ん?」
翔鶴「どうかしました?」
提督「いや、なんでもない」
テイトク~
テイトク~
提督「呼んだか翔鶴?」
翔鶴「え?私は何もしてませんよ。どうしたんですか?」
提督「なんかさっきから『ていとく〜』って誰かに呼ばれてるんだ…」
テイトク~
提督「ほら!今聞こえたでしょ!?」
翔鶴「うーん…聞こえません…提督の空耳じゃなですか?」
提督「違う!絶対違うよ!俺だけ聞こえて翔鶴は聞こえないなんて変な冗談やめてよ!」
テイトク~
ガシッ
提督「ひうっ!」
提督「ししししょ翔鶴…今、肩…!俺の肩誰かに掴まれて…」
提督「翔鶴だよね…今肩掴んだの翔鶴だよね!翔鶴だと言って!!!」
翔鶴「私じゃないですよ。やだな〜提督ったらこんな時に冗談言うなんてもぅ」
提督「ちがっ…冗談じゃないって!」
ガシッ
提督「ひいいいいい!!!ごめんなさい!ごめんなさい!ごめんなさい!」ガクブル
提督「もうこっそり女湯覗こうとしたり
翔鶴がいない間は仕事サボれるなんて思わないから肩に乗せてる手を離してください!!!!!」
翔鶴「あっ…提督…後ろに…」
提督「後ろ!?後ろってなに!?後ろに誰かいるの!?ねぇ!後ろなんて怖くて見えないよ!!!」
加賀幽霊ver「提督…やっと貴方に会えた。ずっと会いたかった…」
提督「うわあああああああああああああああああ!!!!!!!」
提督「しょうかくうううう!!!!!だずげで!だぢげてよ”お”お”お”お”お”お”お”お”!!!!!!!」ダキッ ギュウウウウ
翔鶴「あらあら。私を護ってくれるんじゃないんですか?」
提督「そうだけど!そうなんだけど!!!!!」ガクブル
加賀幽霊ver「せっかく会えたのに私を置いてかないで〜」
提督「あっ…あっ…うわああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!」
〜1時間後〜
提督「ぐすん」
翔鶴「ほら泣かないの。もう肝試しは終わったんですからそんな姿見せたら皆に笑われますよ。ふふっ」
蒼龍「お疲れ〜」
翔鶴「蒼龍さん!お疲れ様です!」
蒼龍「いやーっ!まさか提督あんなに驚いてくれるとはねえ!」
蒼龍「準備した甲斐があるってもんよ!」
蒼龍「加賀さんの時なんかもう今にも泣きそうで見てる側としては面白かったなー!」
加賀「やりました」ピース
翔鶴「いつもの提督と違う一面が見れてとても楽しかったです!先輩方ありがとうございます!」
飛龍「ほれほれ〜提督、肝試しどうだった?」
提督「人生最大の危機だった…翔鶴がいなければ失神してたと思う…」
飛龍「提督ったら『しょうかくだぢげてー!!!!!』なんて言ってたし彼女の前で恥ずかしいですな〜」にやにや
提督「まったくだ…ぐうの音も出ない」
翔鶴「私は提督のお気持ちだけでも嬉しかったですよ?」
翔鶴「怖くても護ろうとしてくれましたし、抱きついてきた時なんかは怯えててかわいかったです。うふふ」
翔鶴「頼りにされてるのだと実感しました」
翔鶴「そうそう!先輩達聞いてくださいよ!」
翔鶴「先輩達が戻ってくるまで提督ったらずっと私の腕の中で泣いてて〜」
提督「うわあああああああ///」
提督「ストップ!ストッープ!」
加賀「だめです」
加賀「翔鶴続きを」
翔鶴「はい。それでですね〜『ごわがっだよ”お”お”お”お”お”』って」
提督「あぁ…////////////」
最初は翔鶴を護る気満々だったけど段々怖くなって結局翔鶴に頼っちゃう提督さんと頼られて嬉しい翔鶴でした〜。
翔鶴竣工日おめでとう!!!!
〜喫茶間宮にて〜
茜「でさ〜おにぃったらまた翔鶴さんの話ばかりしてね。話逸らしても結局翔鶴さんに辿り着くんだよ」
瑞鶴「あ〜それ翔鶴ねぇも同じだ。提督さんは不真面目そうに見えるけど根は真面目でとても芯がしっかりしてる人なんだーっていっつも言ってるもん」
茜「ほんとに」
瑞鶴「あのバカップルは」
茜・瑞鶴「いつ結婚するんでしょうね!」
茜「あはははは!」
瑞鶴「茜といると本当に楽しいなぁ!」
茜「私もズイズイといると楽しいよ。お互い妹同士、苦労する兄と姉を持つと大変だねえ」
瑞鶴「ほんとよね。あ、でもたまにちょっと寂しくならない?」
茜「あ、ズイズイも?それわかるよ」
瑞鶴「ほんと!?」
茜「昔のおにぃは友達なんていないから私とお話してたけど、最近はねぇ…。彼女の翔鶴さんにべったりだからあまり話す機会なくなったんだよね」
瑞鶴「翔鶴ねぇも昔は『過保護なんじゃないかな』ってくらい構ってくれてたけど提督さんと一緒の時間が増えたからね」
瑞鶴「ちょっぴり寂しいよね」
茜「ね〜。だから私はたまにこうして鎮守府に遊びに来てるんだ!」
瑞鶴「提督さんは茜が来ると嫌そうにするけど照れ隠しだよね!あれは!」
瑞鶴「素直になればいいのにね」
茜「そうなんだよね。せっかく遊びに来たのに嫌そうな顔されるとショックだけど、おにぃは昔からツンデレだから」
茜「ズイズイもツンデレでしょ?」
瑞鶴「ツンデレ?なにそれ?」
茜「えっと…まぁズイズイは気にしないでいいと思うよ。今のままでも十分可愛いし!」
瑞鶴「え〜なによそれ」
茜「そういえばさ、最近おにぃどう?」
茜「なんか面白い話ない?」
瑞鶴「面白い話って急に言われてもなぁ。いつも悪戯してバレて怒られてるから毎日飽きないでよくやるよとは思うけど…」
瑞鶴「あ、この前ね!提督さんが温泉の暖簾の男女を逆にして女湯に侵入しようとしてね!」
瑞鶴「運悪く脱衣所で着替える翔鶴ねぇに見つかって皆の前でおしり叩きされてた!」
茜「それはただの変態だよズイズイ…おにぃは一度警察の世話になったほうがいいかも…」
瑞鶴「翔鶴ねぇはね、ああ見えて実は鎮守府でも一、二を争う力の持ち主だからね本気で叩くと良い音がなるんだよ!ペシーン!って!」
瑞鶴「そしたら提督さん涙目で『こ”め”ん”な”さ”い”ぃぃぃ』って!」
茜「ほんとうちのバカにぃがごめんね…家族として恥ずかしいよ」
瑞鶴「家族といえば。提督さんと茜って全然似てないね」
瑞鶴「茜はすっごい可愛いし脚も長くて羨ましいけど提督さんは普通だよね。うん、ザ・普通」
茜「なに言ってんのさズイズイだって十分可愛いし脚長いじゃないの!」
茜「胸だってほら…あ………」
瑞鶴「ん〜?どうして言葉に詰まるのかなぁ?」
瑞鶴「どうしたの???」
茜「なんでもないよ〜あはは!」
瑞鶴「ちょっと私にも分けなさい!」モミモミ
茜「ちょっとズイズイ!あっ!あははっ!くすぐったいから!」
茜「やめて〜揉まないで〜千切れちゃうよ〜」
瑞鶴「あんた少しくらい分けてくれたっていいでしょ!減ってもまだ十分な大きさじゃない!」モミモミ
茜「だ〜め!」
提督「なにあれ俺も混ざりたいんだけど。キャッキャウフフしたいんだけど!」
翔鶴「暑さで脳がやられたと思いましたが、いつも通りでしたね。さあ早く仕事終わらせますよ」
茜ちゃんを書きたくて書いたお話でした〜
茜「今日はズイズイとお茶できて楽しかった!またしようね」
瑞鶴「うん!私も楽しかったよ。今度予定空いたら連絡してね」
茜「それじゃお会計といきますか」
瑞鶴「それなんだけどさ…ほんとに大丈夫なの?かなりたくさん注文しちゃったけど…」
茜「気にしない気にしない!私に任せなさい!今日は私の奢りだからね」
瑞鶴「ごめんね、ありがとう」
茜「まみやさーん!お会計はうちのおにぃが払うからそれでお願いします!」
提督「ん?名前を呼ばれた…?」
間宮「提督ですか?」
茜「実は今、手持ちが少なくて…だから家族であるおにぃに変わりに払ってもらうのでそれでお願いしてもいいです?」
間宮「まぁ茜さんが払うのも提督さんが払うのも同じだものね。家族ですものね。わかったわ。後で請求書回しておくわね」
茜「やった!さすが間宮さん話がわかる!」
提督「!?」
瑞鶴「あんたねぇ…最初から提督さんに払ってもらうつもりだったでしょ」
茜「え〜なんのことかな?ワタシニホンゴワカリマセーン」
提督「ちょーっとまて!おい!なんで俺が払うことになってんだ!」
提督「俺だって今手持ち少ないんだよ!ただでさえ安月給なんだから!翔鶴も何か言ってやってくれよ」
翔鶴「そうですね。提督が『無駄遣い』しなければ十分な金額は貰ってるので安心していいですよ茜さん」
茜「だってよおにーちゃん!」
提督「しょうかくぅぅぅ」
提督「やだ!やだ!やだー!払いたくない!お金持ってないもん!」ジタバタ
茜「まあまあ。ここは可愛い妹に免じてお願い!ね♪」
提督「わけわからん!」
提督「なんで俺が妹のために代金払わないといけないんだよ!たしかに茜は可愛いけどさ!可愛いなちくしょう!」
茜「やだっ、おにぃ私のこと可愛いって思ってくれてたんだ!ありがとう♪」
提督「お、おう///」
茜「それじゃあお願いね。私家に帰るから!おにぃ、ズイズイ、翔鶴さんまたねー!」タタタッ
提督「あっ!おい!待て!」
瑞鶴「またねー」
提督「…」
間宮「提督…それで…どうしましょう?」
提督「………」
提督「えええい!払ってやるコノヤロー!」
翔鶴「大丈夫なんですか?」
提督「大丈夫ではないさ…ただ…」
提督「俺は茜の兄としてあいつが元気にやってるか不安なんだ」
提督「だからああして鎮守府に来て元気な姿を見せてくれるのは嬉しい」
提督「俺が全然家に帰らないもんだから茜と話せる機会もあまりないしな」
提督「そのせめてものお礼ってことで俺が払うよ」
翔鶴「妹想いなんですね。うふふ」
提督「そっ…!そんなんじゃないよ///」
瑞鶴「茜も同じこと考えてると思うよ」
提督「同じこと?なんのことだ?」
瑞鶴「提督さんに会えて嬉しいってこと。あの娘も提督さんと同じ気持ちだよ」
提督「あいつがそんなことを…」
提督「そっか。えへへ。そっかぁ///」
翔鶴「なにニヤニヤしてるんですか」
提督「あっ…!いや、これはそういうのじゃなくて!」
提督「やっぱり家族なんだなあって思っただけで決してやましい意味じゃないよ!?」
翔鶴「わかってますよ。提督はこう見えても家族想いですし優しいですものね」
提督「こう見えてもってなんだよ!」
翔鶴「ふふっ」
前回の続きです。
なんだかんだいって二人ともお互いを想いやっている提督と妹の茜ちゃんなのでした〜
56コメさん返信遅れてすいません。
大変申し訳ありませんが現在リクエストは受け付けておりません。再会時期は未定です。いきなり再会するかもしれません。その際は告知いたしますのでその機会にコメントしていただければと思います
提督「仕事も終わり、皆も寝た。けれども俺たちの夜はこれからだ!」
提督「今日はお月見です!」
提督「ん〜!やっぱり家具職人さんの腕は最高だ!」
提督「たかが縁側、されど縁側ってな。そう思うだろ翔鶴?」
翔鶴「そうですね。長かった夏も終わっていよいよ秋になってきましたし、こうして戸を開いて感じる夜の秋風がとても心地よいです」
翔鶴「うまく言えませんが、風情がありますよね」
提督「わかる。すごいわかる。頭空っぽにして風を感じながら虫の鳴き声に耳を澄ましているこの時間が好き」
提督「それで、団子はできた?」
提督「翔鶴の手作りでしょ!?すごい楽しみなんだけど!」
翔鶴「もぅ。提督は花より団子ですね。せっかく綺麗なお月様の下で頂くのですからもう少し雰囲気を…」
提督「そりゃあ俺だってそこら辺は考えてるけどただの団子じゃないだろ?」
提督「いわば『彼女の手作り』ってやつだ。男にとってこれほど嬉しい食べ物はないよ」
翔鶴「褒めてくれた提督にはトッピングで小豆も追加しちゃいます。ふふっ」
提督「やった!翔鶴大好き!」
翔鶴「それは小豆追加したからですか?それとも追加しなくても好きですか?」
提督「まったくもう、意地悪な質問だなぁ」
翔鶴「うふふ、ごめんなさい」
提督「笑ってる翔鶴も、泣いてる翔鶴も、怒ってる翔鶴も、意地悪な笑みを浮かべてる翔鶴も、みんな、みーんな大好きだよ///」
翔鶴「あら。とても嬉しいです。ありがとうございます」ニコッ
提督「ッ…///その笑顔は反則だぞ」
翔鶴「えっ?」
提督「あぁもう!ほら!団子食べる!いただきます!」
翔鶴「私も提督のこと大好きですよ。こんなに愛していただいて幸せです。いただきます」ボソッ
提督「んっ?今なんて言ったの?うまく聞き取れなかったからもう一度言ってくれないか?」
翔鶴「お団子美味しいですか?って聞いたんですよ」
提督「ほんとか?そんな風には聞こえなかったが…」
翔鶴「また今度話してあげます」クスッ
提督「ぐぬぬ…。なんか腑に落ちないけどまあいいか」
翔鶴「そういえば、今日は中秋の名月といいましたね」
提督「その通り!それに今日は月がよく見えるって天気予報でも言ってたし団子食べながら見るお月様はなかなか良いもんだ」
提督「…」モグモグ
翔鶴「…」モグモグ
提督「なあ翔鶴…」
提督「月が…」
提督「月が綺麗だね」
翔鶴「えっ!?」
提督「お、小豆もなかなかいけるな!」モグモグ
翔鶴「提督、今なんて!?」
提督「だから『月が綺麗だね』って。ほら、さっきせっかくお月見なんだから風情が〜とか言ってたでしょ?」
翔鶴「あっ、え〜と、たしかに言いましたけど///」
翔鶴「えっと///」
翔鶴「ううぅ///」
翔鶴「提督もいきなりずるいですよ…。そんなこと急に言われたら我慢できないじゃないですか…」
翔鶴「責任とって抱きしめてください!」
提督「よくわからんがお安い御用だ!ほら、おいで」ギュウウウ
翔鶴「とても…暖かいです。身体の内側から満たされていくのがわかります」
提督「嬉しいねえ。それは俺も同じさ。翔鶴の温もりを直に感じられて幸せだよ」
翔鶴「提督もたまにはロマンチックなこと言うんですね。少し惚れちゃいました。えへへ///」
提督「?」
翔鶴「あれ?提督さっきその…『月が綺麗ですね』と仰いましたよね?」
提督「ああ。たしかに言ったな。天気予報の言う通り雲ひとつなくて綺麗なお月様が見えただろ?」
提督「やっぱり最近の科学だの技術だのは凄いよな」
翔鶴「あぁやっぱり…」
提督「あれれ、なんでそんなに落ち込むんだ?えっ?えっ?」
翔鶴「やはり無自覚だったんですね…。まあでも、そこが提督らしいというかなんというか…」
翔鶴「それでは代わりに一つ確認したいことがあるので質問してもいいですか?」
提督「どうぞ」
翔鶴「提督は私のこと好きですか?」
提督「もちろん。さっきも言ったけど俺は翔鶴が好きだ。愛してる!この世で一番な!」
提督「あぁもう、こういうこと言うの恥ずかしいんだよ///」
翔鶴「その割にはスラスラ言えてたじゃないですか」
提督「そりゃあ本心だからな。躊躇うことなんて何もないさ」
翔鶴「ふふっ。やっぱり遠回しに言われるよりも直接言葉で言われた方が嬉しいですね。ありがとうございます」ニコニコ
お久しぶりです。ちょいと色々ありまして約2ヶ月ぶりの更新になってしまいました。すいません。更新できなかった分、甘さを凝縮したお話にしました!今後とも続いていきますのでよろしくお願いします。
〜25:00 in工廠〜
提督「ったぁ…疲れた。大本営の連中、会議長引かせ過ぎだろ。お陰でこんな時間じゃねえか」
提督「今日は予定があるから早く帰らせろって言ったのに人の話聞いちゃいねえ」
提督「明石!こんな時間になって本当に申し訳ない。大本営の奴らがなかなか帰してくれなくてな…」
明石「いえいえ、私もまだ航空機の整備終わってませんし、どのみちこの時間まで起きてないといけないので構いませんよ」
明石「夜遅いですし手短に済ませちゃいましょうか」
提督「そうだな。よろしく頼む」
明石「それで『相談』というのは?」
提督「実は…」
提督「最近ぼーっとしてると胸が締め付けられるというか、凄いせつない気持ちになっちゃってな…」
提督「何かを求めているような気がするんだがそれがわからなくて…」
提督「大切な何か。かけがえのない何か。それがあれば満たされる気がするんだ」
明石「なるほど。ところで熱はいくつでしたか?」
提督「36.5℃だ。痛いところや調子のおかしいところはないな」
明石「ふむふむ。熱はなし、と」
明石「うーん…。最近、生活で変わったことはありませんか?」
提督「変わったことか。今日もだけどここ一週間は大本営での会議で帰りが遅いな」
提督「だからその分ちゃんと寝るように翔鶴に念を押されてたから、帰ってきてからすぐ寝たぞ」
明石「会議等でストレスを感じましたか?」
提督「感じたといえば感じたがほとんど世間話してるだけだしなぁ…。早く帰らせろとはいつも思ってたけどね」
提督「あっ!そういえば!」
明石「なにか思いつきました!?」
提督「普段は翔鶴お手製の夕飯食べてその後、お茶してるんだよ!」
提督「でも最近は会議で帰りが遅いから迷惑かけないように外で食べてきてんだよ。ずっと蕎麦食ってた」
明石「あ〜…。なるほど。なるほどねぇ」ニヤニヤ
明石「もしかして提督が帰ってくる時間っていつも今日みたいな時間ですか?」
提督「まぁそんなとこだ。あれ、俺言ったっけ?」
明石「更に付け加えると帰宅した時に翔鶴さんはうたた寝してることが多かったですよね?」
提督「そう!そうなんだよ!帰りが遅いから先に寝るように言ってるのに寝てくれないんだ!」
提督「本当にもう毎日心配で、心配で…」
提督「でもやっぱり眠気には勝てないようで俺が彼女のベットまで運んでる。それから俺は寝てるな」
提督「というかやっぱり明石すごいな!実はなんでもお見通しなんじゃ?」
明石「お見通しも何も毎日二人のバカップルの様子を見てたらこれくらいわかりますよ…」
提督「バカップ…?なんだそれ」
明石「ああっ、こっちの話です。提督には関係ないですよー」ニカッ
明石「とにかく!もう会議はおしまいなんですよね。それなら提督の悩みはすぐに解決されますよ」
提督「なっ…!なんだと!そこまで断言できるのか!何故だ!」
明石「いや、だからあなたたちのバカップルぶりを見てれば…」
ガタッ、ガラガラガラ
明石「おや。噂をすればってやつですね」
提督「こんな時間に工廠に来るなんて一体誰だ?」
提督「夜戦バカか?」
明石「何言ってるんですか!それでも提督は翔鶴さんの彼氏なんですか!?」
提督「ふぇっ?彼氏?翔鶴?」
提督「???」
明石「ああもう!ほらっ!あっち向いく!」グイッ
提督「うおっ!?」グイン
翔鶴「てい…とく?」
提督「翔鶴!?おまっ!どうしたんだこんな時間に」
翔鶴「ていとく〜♪」タタタッ
翔鶴「えいっ!」ギュウ
提督「うぉぉぉぉ!?!?!?!?」
翔鶴「ん〜♪」スリスリ
提督「何これ!?めっちゃ幸せなんだけど!えっ!?えぇっ!?」
提督「状況が理解できないんだが!?」
提督「ここに翔鶴が来て更に抱きついてお顔スリスリされてる!?」
翔鶴「ていとくったら〜いつも帰り遅いですよ!私のこと放ったらかしにした分、今は私のワガママ聞いてください〜♪」スリスリ
提督「辛かったのは俺だけじゃないのに…。俺としたことが…」
提督「ごめんな。俺も翔鶴とゆっくりできなくて辛かったんだ。今はどんどん甘えていいぞ〜」
翔鶴「うふふ。ていとくだいすきです!」ニコッ
提督「うわああああああ!!!」
提督「可愛すぎる!天使だ!!!」
明石「あのっ…そういうことなのでもう解決したでしょう。だから夜なのでもう少しお静かに」
【後日談】
〜翌朝〜
提督「…ということがあったから普段からもっと甘えてきていいぞ翔鶴!我慢しなくてもいいからな!俺もその方が嬉しい!」
翔鶴「うぅ…///」
翔鶴「昨日は寝ぼけてただけです!そんなこと私はしてません!」
提督「いやでも昨日の服に翔鶴の匂いすごい残ってるぞ。なかなか離してくれなかったからな〜」ニヤニヤ
翔鶴「してないったらしてませーん!///」
翔鶴大好き提督のシマフジです。巷では最近「紳士」と呼ばれています。どうもお久しぶりです。
今回のお話の流れとしては提督は会議で帰りが遅くなる→工廠で整備中の明石に相談→帰ってきたことに気づいた翔鶴が工廠へ向かう→翔鶴、提督二人でイチャイチャ。という何の捻りもない、毎度お馴染みのシマフジクオリティーの『いつもの話』でした〜。ではでは〜。
翔鶴「年越し蕎麦できましたよ〜」
提督「わーい!食べよ!食べよ!」
瑞鶴「提督さんったら、そんなにはしゃいで子供みたい」
翔鶴「ふふっ、瑞鶴ったら」
翔鶴「実は瑞鶴のだけ特別なお蕎麦になってます」
提督「なん…だと!?」
翔鶴「海老の天ぷらが一本余ったからその分瑞鶴は私たちより多く入ってるの」
瑞鶴「ほんと!?やった♪」
提督「ほほぅ?海老天が一本多いだけではしゃぐなんて子供みたいですね。ず・い・か・く・さ・ん?」ニヤニヤ
瑞鶴「なっ…///」
瑞鶴「別にいいでしょ!本当は提督さん悔しいの私知ってるもん!」
提督「悔しいくなんかないし!別に俺、海老天好きじゃないし!」ウルウル
瑞鶴「ほんっと提督さんはわかりやすいなぁ…」
提督「うわあああん!翔鶴ぅ!瑞鶴がいじめてくる!慰めて!」
翔鶴「良い子〜良い子。提督さんは悪くないですよ〜。いつも夜遅くまでお仕事して偉いですよ〜一年間お疲れ様でした」ナデナデ
提督「えへへへへ///」
提督「翔鶴すきー❤︎」
瑞鶴「…」
瑞鶴「私…この人の鎮守府の艦娘なのよね…。なんだか複雑な気分だわ」
翔鶴「そういえば今日は朝早くからお出かけでしたけど、何処へ行ってたんですか?」
翔鶴「そこに置いてある本を買ってきたんですよね?」
提督「あぁ、あれな。そうだよ。あれを買うためにちょっとばかり夢の国へ行ってきたよ」
翔鶴「ねずみんランドとシーですか?」
提督「ああ、いや。たしかにその二つは夢の国だがそうじゃないよ。要するに本を買いに行ってんだ」
提督「そこでしか買えない宝物のような本と、俺と同じ志を持った同士と出会える素晴らしい場所だよ」
翔鶴「そうでしたか。ちなみに本というのは小説ですか?漫画ですか?それとも雑誌とか?」
提督「漫画かな」
翔鶴「漫画ですか。それにしては随分薄い本ですね。私、漫画はあまり読んだことがないので少し見せていただいてもいいですか?」
提督「漫画もいろいろ種類があるんだよ。俺が買ってきたのは薄いやつだけど一般的には単行本でそれなりの厚みがあるやつが漫画っぽいよな」
瑞鶴「翔鶴姉ぇ。そんなことしてたら、蕎麦伸びちゃうよ?」
翔鶴「大丈夫よ。少し見させてもらうだけだもの」
提督「あ…その…。たしかに俺が買ってきたのは漫画だけど少しばかりアレといいますか。なんといいますか」
提督「ちょっと見せるのは難しいかな。なんて、あははははは!」
翔鶴「見てはいけないような内容なんですか?」
提督「!!!」ギクッ!!!
提督「別にそういうわけじゃなくて…ほら!麺が伸びちゃうぞ!とりあえず蕎麦食べてからにしないか!?」
提督「年越しも近いし早く食べないと!」
翔鶴「話を逸らしても駄目ですよ。私がどれくらい長く提督の隣にいると思ってるんですか、もう。要するに見られたら困る内容なんですね?」
翔鶴「でしたら尚更見たいです。提督の漫画少しばかりお借りします!」
提督「あっ!翔鶴おまっ!?」
翔鶴「………」
翔鶴「///////////////」ボッ!!!
翔鶴「提督…これは///」カァァァァ
翔鶴「提督!」
提督「はっ!はいっ!」
翔鶴「提督も男の子ですから私はこういうのは別に悪くないと思います!」
提督「その言い方やめてくれよ!余計恥ずかしいよ!」
翔鶴「ですが、何故私に言ってくれなかったんですか!」
翔鶴「その…///この本のような内容のことしたいのなら私に言ってください!」
翔鶴「わ、わっ、わたしならやってあげてもいいですよ…?」チラチラ
翔鶴「でも!私に内緒にしてこの本を隠そうとしてた悪い提督にはしてあげません!」
提督「悪かった!俺が悪かったよ翔鶴!」
提督「やっぱり隠し事は良くないよな。うん!よくないな〜!」
提督「かわいい彼女の為ならなんでも言うこと聞いてあげるから許しておくれ〜」
翔鶴「本当になんでもですか?」
提督「可能な範囲内なら…」
翔鶴「それでは…年越し前に今年最後のキスがしたいです///」
提督「お安い御用だ!それにしても翔鶴はキス好きだよな」
翔鶴「提督は嫌いですか?私はこれが一番貴方の温もりを感じられて…すき。です❤︎」
提督「俺ももちろん好きだよ。できることなら今すぐにでもしたいくらいにね。けれど瑞鶴がいるの忘れてないか?」
翔鶴「提督のえっちな本がこんな気にさせたんですから今すぐ責任とってください!」
翔鶴「身体があなたを求めていて…目の前にいるのに触れ合えない…。こんな切ない思いのまま年越しは迎えたくないです…」
提督「翔鶴…」
瑞鶴「私は提督の海老天を美味しくいただくから二人であつぅ〜いキッスを楽しんでていよ♪」
提督「おまっ!そんな軽々しく言うな!めちゃくちゃ恥ずかしいんだぞ!」
瑞鶴「あっれぇ?提督さんは彼女にすらキスできないほどのヘタレだったの?」
瑞鶴「情けない男だねぇ」
提督「やってやろうじゃねえか!俺が女の子一人満足させることもできないヘタレではないことを見せてやる」
翔鶴「ふふっ。そんなこと言って。本当は恥ずかしさで何処かに隠れたいお気持ちなんでしょう」
提督「…そうだよ。やっぱり翔鶴に嘘はつけないな。敵わないや。あはは」
翔鶴「でも私、そういう嘘つく提督は好きですよ?」
翔鶴・提督「❤︎」チュッ
みなさん昨年はお世話になりました。そしてあけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いします。
さてさて、何故か元旦更新なのに大晦日ネタになってますね!おかしいですね!この作者は!完成した後に気づきましたよ。
私、実は31日に初めて3日目コミケに行きましてたくさん薄い本を買えて感動したのでそのネタも少しばかりいれました^ ^
それと、この提督二回嘘ついていて一つ目は翔鶴に黙って薄い本隠そうとしたこと。これについては翔鶴はちょっと怒ります。しかし最後の提督の嘘は自分の恥ずかしさに嘘をついてまで押し殺して彼女を満足させようとする姿勢。この嘘は翔鶴さんにとっては悪くないようです(*^^*)
提督「るん♪るん♪るん〜♪」
提督「今年も翔鶴からバレンタインチョコ貰えたぞ〜!」
提督「これは少しずつ味わいながら食べていこう。1日で食べるのはもったいない」
提督「お返し、何にしようかな。やっぱり俺も手作りチョコで返した方がいいのかな?」
提督「なんにせよ翔鶴が喜びそうな物にしないとな、うん」
瑞鶴「…」コンコン
瑞鶴「提督さん…?」
提督「ぬわっ!?お前!なんだ…瑞鶴か。驚かすなよ」
瑞鶴「さっきからノックしてたけど無視したのは提督さんでしょ」
提督「え?あぁ、そうなの?それはすまんかった」
提督「ということはまさか…。今の見てた?」
瑞鶴「翔鶴姉からチョコ貰えて小躍りしてるとこからずっとね」
提督「最初からじゃねーか!」
提督「はっ!」
提督「瑞鶴聞いてくれよ。俺さ、翔鶴からチョコ貰っちゃってさ〜!いや〜!きっとめちゃくちゃ美味しいだろうから瑞鶴にも分けてやりたいけど、これ俺のだしな〜!」
提督「『翔鶴から直々に貰った』チョコだからあげたくないけど、どうしてもっていうなら分けてもいいぞ〜」
瑞鶴「いらない」
提督「ふぁっ!?」
瑞鶴「私は翔鶴姉と一緒に作ったから味はだいたいわかるからね〜」
瑞鶴「そ・れ・よ・り!」
瑞鶴「どーせ提督さんのことだから誰にも貰えないと思って可哀想だから『仕方なく』作ったチョコあるんだけどな〜」チラチラ
瑞鶴「でも提督さん、翔鶴姉から貰ってるから私のチョコいらないよね〜」
提督「いやいやいや!欲しいです!お願いします!」
瑞鶴「でもさ提督さん?女の子二人からチョコ貰うのは少し贅沢ってもんじゃない?」
提督「…言われてみればたしかにそうだな」
瑞鶴「だから交換しようよ!そうすれば大丈夫だよ!」
提督「はぁ!?」
提督「だ、だめに決まってんだろ!まだ翔鶴のチョコ食べてないし、それに瑞鶴は翔鶴と一緒に作ったんだろ!?」
瑞鶴「一緒に作ったとは言ったけど、翔鶴姉、あの後も随分試行錯誤してたようだから味変わってると思うんだよね〜」
瑞鶴「どう?良い取引だと思わない?」
瑞鶴「瑞鶴のチョコ欲しくない?ねっ?」
提督「俺には…翔鶴からのチョコがあるからいらない」
瑞鶴「あ〜あ残念だなぁ。提督さんの為に一生懸命作ったのに…」シュン…
提督(翔鶴からのチョコはもちろん嬉しいが、不器用な女の子が頑張って作ったチョコというのはかなり愛情が詰まってるのではないだろうか!?)
提督(いや、落ち着け俺。俺には翔鶴からのチョコがある。それだけで充分じゃないか。それ以上は傲慢ってもんだ)
提督(でも…)
瑞鶴「随分悩んでる様子だけど決まった?」
提督「………瑞鶴のチョコと俺のチョコ交換S…!?!?!?」ビクッ!
翔鶴「うふふ」
提督「瑞鶴!今、俺の背後に翔鶴いるよな!?物凄いオーラを感じるんだが!?」
瑞鶴「え〜?翔鶴姉はさっき演習に行くって言ってたよ」
提督「ううう…嘘だ!俺にはわかる。笑ってるのに笑ってない翔鶴がすぐそこにいるんだよ!」
提督「あ〜…」
提督(変な汗止まんねえぞ…)
提督「翔鶴さん?これは決してやましい取り引きではなくて俺はただ翔鶴の素晴らしいチョコを瑞鶴にも味わってもらいたくて、ねっ?独り占めはよくないかな〜なんて…」
翔鶴「私はまだ何も言ってませんよ❤︎」
提督「ひぃっ!」
瑞鶴「やっぱり提督さんをからかうのは面白いな〜♪」
全盛期?は毎日更新していたのに今では月1ペースに…あの頃が懐かしいデス。ちょっと今は別のプロジェクト???に取り組んでてしばらくは前代未聞の遅筆になりそうですが何卒閲覧していただければ幸いです
翔鶴さんにやさしく怒られたい
応援してまーす
僕も翔鶴出なくて困ってました
最近着任してくれたので、2日で60lvまであげました。
僕は、翔鶴 瑞鶴 榛名 秋月が大好きです。
翔鶴ねえに苛められたい。ハアハア。
うぽつです!
夏イベで、新登場する防空駆逐艦の二番艦 照月が楽しみです。
翔鶴姉ってどんな姿でもかわいいと思いますがどうでしょうか
くっ( ̄^ ̄゜)
翔鶴、瑞鶴かわいすぎんだろぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉお
翔鶴姉のSS読みたいなぁ~…と探してたらここを発見!
一番初めから今あるところまで夢中になって読んでました!
面白かったです!
私は翔鶴姉やむっちゃんみたいなタイプが好きなんですが、ここの翔鶴姉と提督の2828できる感じ、すごい気に入りました!
翔鶴姉のSS読みたいなぁ~…と探してたらここを発見!
一番初めから今あるところまで夢中になって読んでました!
面白かったです!
私は翔鶴姉やむっちゃんみたいなタイプが好きなんですが、ここの翔鶴姉と提督の2828できる感じ、すごい気に入りました!
いやーまな板は伊達じゃない
大鳳ほしーなー 今は絶賛備蓄中です
ビニールプールに翔鶴姉と入りたい。窮屈な感じがいい 五航戦サンドもよろしい
そういえば、8月8日は翔鶴姉の誕生日ですよ。
行けるなら横須賀に行ったらどうですか?
あと 出来れば誕生日ネタをお願いします。
翔鶴姉 早く結婚して〜
しょうかくかわえ~(○´∀`○)
もうヤっちゃいましょうよ!w
わかります。
そっちの方が、翔鶴姉と寝るならいい
こんにちは!以前の大和リクエスト者です(^○^)
とうとう二隻目!ずっと読んでいますが、この作品は翔鶴をはじめどのキャラも魅力的で癒されます。
今後も応援してます。頑張れ〜(^^)/~~~
五航戦サイコー。ガンバって下さい。
最初期からみてます。翔鶴さんに怒られたい、苛められたい、だけど、時には優しく癒してほしい。こんなの変態だと思ってたけどここに来て作者さんを含む同士に会えて、あ、変態じゃなかった普通なんだなと思った。吹っ切れたというか安心さはました!ありがとう!ありがとう!あと、翔鶴さんは○ックスより一緒に普通に寝たい!これまじ同感!翔鶴さんへの愛なら貴方なら一スレ語れると信じてます!長くはなりましたがいつも面白い作品ありがとうございます!頑張って下さい!
実に面白い!!ホントーに翔鶴達が魅力的に書かれていますね。カズサさん神か何かデスか!(◎_◎;)
秋月かわいい。翔鶴かわいい。
本当にこの2人は大好きです。
翔鶴姉と寝たい。カズサさんの言う寝るですよ。
瑞鶴も好きですよ
瑞加賀ですね。うちも
まあ、初めて建造して出たのが瑞鶴。3番が加賀さんってトコですね。
翔鶴姉大好きなのに結局瑞鶴 加賀 赤城 蒼龍 飛龍 翔鶴姉っていう。艦これあるある&物欲センサー怖い でしたね。
って事で、古参の2人はめっちゃ仲いいです。空母は、五航戦 飛龍 加賀を育ててます。
最近 めっちゃ大鳳 葛城 秋月が欲しい。大鳳以外絶望的ですが、いつか通常海域でのドロップもしくは建造可能になるのを待ってます。
長くなりました。このSSは、艦これ始める前からずっと読んでます。
確か膝枕あたりから。続けてくださりありがとうございます。
応援してます。
「これもまたズイカツよね」ならきいたことあるが、このパターンは初めて…。まったく瑞加賀は最高だぜ。
二番艦はああいうキャラ 定番ですね
翔鶴かわゆい〜。
でも、もっともっと瑞鶴もください。
翔鶴姉可愛いですね( ´ ▽ ` )
今まで見てきた中で一番いいssです!
最後についてる作者の一言がキモい
それさえ無ければ良かった
>>23そんな悲しいこと言うなよ……
俺はいいと思うぞ
>>24 >>23の言うことももっともだと思うぞ、見てて痛い
妄想垂れ流しだから自重しろってことじゃないのかな
なんだか予防線張ってるか「自分の書いた翔鶴かわいい」って自慢してるかのどっちかに見えてきた
疲れてるのかな
どう感じるのかは人それぞれだから何とも言えないですけど、
僕はこのssとても好きですし、毎回楽しみにしていますよ。
今まで通り頑張って下さい!別に見たい人が見ればいいんだしカズサさんが遠慮して書きたいのが書けないんじゃつまらんでしょ?人間妄想するし、しなきゃつまらんし、実行しなきゃつまらんやろ。誰に害があるわけでもないし、ましてや見ろと強制してるわけじゃないんだからカズサさんが満足するのを書けばいいし、それで共感できる人がいれば最高やろう?私は共感でます!頑張れ!
ちょっと読んだだけのにわかなんだろどーせ。
そんなくだらん批判する奴は、
最後の一言に共感できたりニヤニヤできる人だけ読め。
翔鶴の性格やかわいい所、好きになる所をしっかり理解してるからこのSSが書けるんだ
以上
カズサさん。もっと批判しても好きな人は読む事をやめないのでもっときつく言ってください。
甘っ!何これ!? 艦これですよ!
久しぶりにこんなに面白いssを発見できてうれしいです。こんな鎮守府で生活してみたいな~。もし続きが更新されたらすぐ見に来ますね。応援してます。
>>25よ、見てて痛いなら、
見なけりゃいい。>>29の言う通り共感できる奴が見りゃそれでいいと思う。カズサさん、応援してます。これからも頑張ってください。私も共感できます。
ズイ₍₍(ง˘ω˘)ว⁾⁾ズイしてください。
葛城ネタが欲しいですぅ〜。
自分の第一艦隊が正規空母なのでこういうSSは正直嬉しいです
リクエストで、潜水艦の伊58お願いします!
カズサさん、動画もいいですが、
普通のアニメ放送とかどうですか?
視聴版、永久保存版、展示版で少なく
とも3個は買えます。財政破綻しても
買います‼︎
妹本人登場は無いの?(´・ω・`)
ズイ₍₍(ง˘ω˘)ว⁾⁾ズイ
提督の妹可愛い
提督の妹可愛い
過去編の続き楽しみです
誰かー!観覧者のなかに翔鶴のssを書ける人はいませんかー!
翔鶴の豆まき可愛えぇ
正規空母ハーレム良いゾ↑~コレ
自分の蒼龍短編(現行)も良かったら、どうぞ。(押し売り)
お願いします見てください!なんでもしますから!!
あ
シマフジさん、オモロー!
続き待ってます‼︎
面白いのですが、翔鶴より、瑞鶴の方が出番が多いっていうか、良い場面が多い気が…
まあ、面白いからいいんですけどねw
赤飯を赤城と空目した
赤翔…素晴らしい
瑞加賀、赤翔確かにいい。だけど……、翔加賀もすバラですよ!!!
読んでて涙ぐんだんだがw
そんなssをかけるのはあなただけですよ!
瑞加賀....素晴らしいです!
主は実は…
まあ、翔鶴にあやしてもらうのは羨ましいなぁw
いったいいつになったらケッコンカッコガチするんでしょうかねぇ。
久しぶりにブラックコーヒー飲んだと思ってたらクソ甘かったんだが
リクエストで水無月ってお願いできますか?
おぉ!我が同士よ!
次も期待しときますね!
面白い!!
でも何故だ?甘党の俺がブラックコーヒー飲めたんだ。
一体何故だ………?
やっと我が鎮守府にも翔鶴が来た...
これでこのSSを血涙無しで見れる