2016-08-17 14:59:27 更新

前書き

やっぱりもう一度続きを新たにやってみたいので更新日は不明ですが、また、見てくれる人がいると嬉しいです


穂乃果「はぁー、眠い。」


海未「また、夜更かしをしていたんですか?本当に穂乃果は、遊んでばっかりそれでも本当に高校三年生になったのですか。」


ことり「まぁまぁ海未ちゃんそんなに怒らないで。」


海未「ことりは、穂乃果を甘くしすぎです。それだからこんなにも」


穂乃果「酷いよ、海未ちゃんそんなに怒らなくても!」


海未「本当の事だからです。それともなんですか?他に理由があるのですか?」


穂乃果「あるよ!最近車の免許とったから、お母さんが朝早くから配達に行きなさいって」


ことり「あれ?穂乃果ちゃんの家って配達なんてしてたっけ?」


海未「そんな事初めて聞きましたよ。」


穂乃果「最近、初めたんだよ。最近近くに旅館が出来て、家のお饅頭を置いてくれるって。」


ことり「へぇー、そんなことがあったんだ。」


海未「でも、なんで穂乃果が配達に?いくら免許をとったあなたでも、穂乃果のお母さんが配達に行ったほうが安心のような気がしますが。」


穂乃果「そうなんだよねー、どこかの豆腐屋じゃああるまいし」


ことり「それより放課後どこか行かない?」


穂乃果「いいね!どこか行こうよ。」


海未「そういえば、穂乃果あなた宿題はどうしました。」


穂乃果「・・・・・・・・・・・・」


海未「やっぱりやってなかったんですね。」


夜中 音ノ木山


???「さて、今日は撤退しますか。」


走り屋1「絵里さんもう帰るんですか?」


絵里「ええ、もうこれ以上いたってなにもないわ」バタン


走り屋2「今日は、できる限り追いついてみせます。」


絵里「ええ、期待してるわ。」ブオォーン


絵里「って言ってたものの割には全然追いついて来ないじゃあない。」


絵里「しかたない、もう少しペースをさげましょう」


絵里「やっと来た、遅すぎるわ」


絵里「あれ?わたしのチームじゃない。何者?」


絵里「上等じゃない、コーナー2個抜ければバックミラーから消してやるわ。」ギャアアアッ


絵里「NSX!!さっきまでいなかったって事はわたしより速くコーナーを攻めていたって事?」


絵里「そんな事認められないわ!」ギャアアアッ


絵里「あの車この先を知らないのこの先の左コーナーは減速しないと谷底へ落ちるわよ。」ギャァァァ


???「」ギャアアアッ


絵里「やっぱりスピードがのりすぎてるもう立て直すスペースなんてないわ。」


???「」ギャアアアッ


絵里「何、慣性ドリフト!!!」


???「」ブオォーン ゴアァァ


絵里「はっ!曲がりなさい!」


走り屋1「やっぱり見えないなぁー・・・ってあれ?」バタン


走り屋2「どうしたんですか絵里さん!」


絵里「あのNSX・・・」


走り屋1「えっ?」


絵里「今度あったら必ず勝つ!」




翌日


ことり「この車かっこいいなぁー」


海未「まだ見ているのですか?ことり」


ことり「だってかっこいいんだよ!このR35」


海未「その太ったボディの何処が良いのですか」


穂乃果「まさかここまでことりちゃんが、はまってしまうとは」


穂乃果「(ことりちゃんは昔からかっこいい車が大好きで、小さい時は男子に負けないぐらい車の事を知っていたですが)」


穂乃果「(さすがに保育園卒業からはその事を封印し普通の女子になったのですが)」


にこ「それよりS2000のほうがいいわよ」


穂乃果「(このにこ先輩のせいでまた戻ってしまったのです)」


海未「いい加減にしてください!どうでもいいでしょそんなこと」


ことり「だって~」


海未「にこ先輩もいい加減にしてください」


にこ「海未は別に聞かなくてもいいわよ」


穂乃果「そういえばにこ先輩今日はどうしたの?ことりちゃんを呼ぶって事は車関係だと思うけど」


にこ「そうよ、ことりを連れて音ノ木山を車でドライブに誘うと思ったのよ」


ことり「にこ先輩もしかして峠を攻めてくれるんですか!」


にこ「そうよ、じゃなきゃあなたを誘わないわ」


穂乃果「そういえばにこ先輩チーム作ったって前言ったね」


にこ「そうよチーム桜風よ」


穂乃果 海未「・・・・」


にこ「なによ、その反応!これでも5人いるんだからね!」


穂乃果「意外と凄い・・・」


ことり「今日連れて行って貰えるんですか!」


にこ「そうよチームもその時紹介するわ」


ことり「もちろん行きます!海未ちゃん、穂乃果ちゃんも行くよね?」


穂乃果「私も行く!」


海未「ごめんなさい私用事があるので二人でどうぞ」


にこ「じゃあ8時にここに集合ね忘れるんじゃないわよ」


ことり「楽しみだなぁー」


海未「穂乃果、迷惑をかけないように」


穂乃果「わかってるよ心配症だなぁ海未ちゃん」


海未「あなたのせいですけどね」


穂乃果「もうしわけごさいません」




穂乃果「きゃああああ」


にこ「穂乃果うるさい!」


ことり「大丈夫穂乃果ちゃん」


穂乃果「ことりちゃんはなんで平気なの!」


ことり「これぐらい平気だよ」


にこ「穂乃果もじきになれるわ 次、ヘアピンカーブよ!」


穂乃果「きゃあああ」


頂上


ことり「大丈夫?穂乃果ちゃん」


穂乃果「うん...大丈夫」


にこ「ごめん充分安全に走ったんだけど許してニコ」


ことり「それにしても穂乃果ちゃんって本当はジェットコースター苦手?」


穂乃果「・・・苦手じゃないよむしろ平気だよ」


ことり「えっ?じゃあなんで?」


穂乃果「たぶんことりちゃんもわからないと思うこの怖さ」


ことり「? あれ誰か上がってくる」


ブォォン バタン


にこ「あのチームはパープルスター!」


絵里「花陽言った通りに頼むわ」


花陽「はいっ すみませんあなたたちが音ノ木山最速のチームですか?」


にこ「一応そうだけど何か用?」


花陽「いえいえ別にたいしたことではないのですが同じ走り屋として交流会をしませんか?」


にこ「交流会?」


花陽「ええ、やはり同じチームでは技術が上がるのが遅いと思いませんか?」


にこ「そうね、確かに一理あるわ」


花陽「別チームと一緒に走れば技術上がり親好が深まると思うので、こうしてここに来たわけです。」


にこ「当然バトルはするのよね」


花陽「ええ、もちろんその後こちらはタイムアタックをして帰ります。どうです了承してくれますか?」


にこ「断る理由はどこにもないわ、私達も限界感じてたし」


絵里「」フッ


にこ「」ビクッ


花陽「じゃあバトルとタイムアタックは二週間後でいいですか?あともう今日から走ってもかまいませんか?」


にこ「ええいいわよ」


花陽「ありがとうございます」


ブオンブオォーン ヒュイイイン


走り屋1「にこさん!」


にこ「間違いないあのチーム交流会とか言っときながら間違いなくこっちを潰そうとしてる!」


走り屋2「どうするんですか?にこさん」


にこ「こっちも行くわよ、地元の意地見せてやるわ! あなたたち悪いけど迎えにくるからここで待ってて」バタン ブオォーン


穂乃果「ええっちょっと待ってよ!」


ことり「穂乃果ちゃん邪魔しない!」


穂乃果「なんでこんなことに」


ことり「いいなぁ私も車持ってたら参加できるのに」


穂乃果「ことりちゃん、本当に走り屋って不思議だねぇ、なんで走ることに夢中になれるんだろ?」


ことり「何言ってるの穂乃果ちゃん!穂乃果ちゃんにはわからないの!」


穂乃果「えっ?」


ことり「かっ飛んでく車!エキゾーストノート!タイヤのこげるにおい!これを感じたら誰だって血が騒ぐよ!」


穂乃果「血が騒ぐ?」


その頃


にこ「くそっまったく追い付けない」


絵里「私の相手はただ一人、出てきなさい音ノ木山のNSX!」


第1話 幻のNSX



現在 ドライバープロフィール


矢澤にこ 車S2000

チーム桜風のリーダー

メンバーからは最速のマスコットとして噂されている(リーダーは知らない)


綾瀬絵里 車FD3S

チームパープルスターのNO.2

メンバーからはシベリアの流星として恐れられている



第2話始動走り屋スピリット


海未「どうでしたか?昨日は?」


ことり「凄かったよ!でもにこ先輩はちょっと不機嫌だったけど」


海未「また穂乃果がなにかしたのですか」


ことり「違うの海未ちゃん実はね」説明中


海未「なるほどそんなことが」


ことり「そうなんだよ、実力が違うからあせっているの」


海未「しかし、パープルスターでしたっけ最近出来たチームが何故音ノ木山のチームと?」


凛「ことり先輩わかったにゃあのチームが音ノ木山に来た理由」


ことり「ありがとう凛ちゃん」


海未「誰ですこの娘見たところうちの生徒ですが?」


ことり「紹介するね、この娘凛ちゃん」


凛「初めまして、星空凛です」


ことり「最近の走り屋について詳しいの」


海未「はぁ、よろしく星空さん」


凛「凛でいいにゃ海未先輩」


ことり「わかった事って何?」


凛「実はパープルスターの綾瀬絵里はね最近の走り屋から速すぎて次元が違うって噂されていて今話題の走り屋なんだよ」


海未「それがどう音ノ木山のチームと対抗する事に繋がるのです?」


凛「実は、パープルスターに入ってる凛の知り合いが最近その綾瀬絵里が抜かれたってチーム内で噂になってるって言ってたにゃ」


ことり「えっ?じゃあ音ノ木山に来た理由って」


凛「おそらくその綾瀬絵里を抜いたドライバーが音ノ木山にいるってことにゃ」


海未「車種はわからないのですか?」


凛「それが・・・・」


ことり「不明って事」


凛「いや、それもわかっているんだけど」


海未「だけど?」


凛「たぶん二人には信じられないかもしれないけど実は・・・」


ことり 海未「実は?」


凛「その車、穂乃果先輩の家にある車なんだにゃ」


ことり 海未「ええええええっ!」


海未「そんなことあり得ません何かの間違えでしょう!」


ことり「私もそう思うよ!」


凛「ちょっと待つにゃ、今の嘘にゃ」


海未「嘘なら早く言って下さい!」


凛「ごめんにゃ、車はNSXだって」


ことり「NSXかぁ」


海未「なんか普通ですね」


凛「あれ?そういえば穂乃果先輩は?」


ことり「穂乃果ちゃんなら早く帰ったよ」


海未「何でも配達が夜遅くだから早めに帰って眠るって言ってましたよ」



どっかのガレージ


にこ「高かったなぁタイヤ 家計見直さなきゃ」


綾瀬宅


希「えりちが言ってた車ってそんなにすごいの?」


絵里「ええ、あのテクニック本当に凄いわよ」


希「でも、そのNSXがやったテクニック普通に

えりちもやってるで」


絵里「えっ?」


希「えりちは頭で考えるより体が反応するタイプやからね」


絵里「そうにしても実際抜かれたんだから」


希「まぁNSXさえ倒せば、うち達に敵はいないからなぁ」


絵里「ただ肝心のヤツがいないのが気がかりだわ」




ガソリンスタンド


にこ「いらっしゃいませーあっ」


絵里「ハイオク満タンでお願い」


にこ「ハイオク満タン入りまーす」


絵里「あなた昨日のリーダーよね」


にこ「そうですが何か?」


絵里「聞きたい事があるんだけど」


にこ「NSXの事でしょ、あいにく私もわからないわ」


絵里「まぁしらばっくれるならそれでもいいけど」


にこ「いや、本当にわからないわよ」


絵里「あなたじゃ私の相手にならないから」


にこ「言ってくれるわね、根拠は?」


絵里「私はあなたより数倍速いから」


にこ「それ自分で言う」


絵里「事実だから、わかったらあのNSXを出すのよ」ブオォン


店長「にこさっきの客NSXを探していたのか?」


にこ「そうですが心当たりがあるんですか?」


店長「あるっても最近復活したからな」


にこ「復活?」


店長「あぁそいつもう何年か前に走り屋をやめてるからな」


穂むら


穂乃果母「いらっしゃいませ」


にこ「えーっと揚げ饅頭を2つ」


穂乃果母「ありがとうございます」


にこ「すみません、あなたがNSXのドライバーですか?」


穂乃果母「すみませんなんのことですか?」


にこ「 今、音ノ木山を騒がせている走り屋ですそれがあなただと聞きました」


穂乃果母「はい、揚げ饅頭」


にこ「あっ ありがとうございます」


穂乃果母「そうだとしてもあなたの代わりに走る事はしないわよ」


にこ「えっ?」


穂乃果母「若い人は若い人でやらなきゃ相手に対して失礼よ」


にこ「・・・はい」


穂乃果母「まぁ頑張りなさい」



夜 音ノ木山


にこ「そうだ私はこれでも桜風のリーダー自分でやらなきゃ」ブオォーン


にこ「しまった対向車が!反対斜線に逃げて」


運転手「君大丈夫か!」


にこ「大丈夫です、申し訳ありません・・・・」ガクッ


運転手「おい君大丈夫か!」



翌日


穂乃果「えぇーにこ先輩が病院に!」


真姫「えぇ昨日、家の病院に搬送されてきたわ」


海未「容態はどうなんですか?」


真姫「命に別状はなかったけど、頭に切り傷右腕は骨折だったけど全治二ヶ月は確定よ」


ことり「それじゃあ交流会に間に合わない!」


真姫「それって例のバトル?」


海未「あれ?真姫知ってたんですか?」


真姫「凛が、嫌と言うほど言ってたから覚えてたのよ」


ことり「どうしよう!これじゃあ負け決定だよ!」


穂乃果「じゃあ探すしかないね」


海未 ことり 真姫「何を?」


穂乃果「何って、交流会の原因になった車を」


海未「そういえば、交流会の前に綾瀬絵里は音ノ木山でNSXにぶち抜かれてましたね」


ことり「じゃあ、交流会はそのNSXをいぶりだす事を前提で始めたってこと?」


真姫「プライド高い人ってそんなことしか考えないわね」


穂乃果「じゃあことりちゃん、海未ちゃん頑張ってね」


ことり 海未 真姫「えっ?」


穂乃果「だって私配達あるし」


ことり「一緒に探してくれないの!」


海未「ことり、家の仕事がある人には無理があります」


ことり「でも・・・」


海未「それに探すにしたって夜中ですよ高校生が毎晩いなくなったら家の人に心配しますよ」


穂乃果「じゃあその車の写真見せてよもしかしたら見つかるかもしれないし」


ことり「そうだね・・・はい、これがNSXだよ」


穂乃果「へぇーこの車が・・・んっ?」


海未「どうかしました?」


穂乃果「これ家の配達の車とそっくりだ!」


ことり 海未 真姫「ええええええっ!」


その頃


にこ「お願いしますどうか代わりに走ってください」


穂乃果母「何度も言うけど私が走るのはフェアじゃないのよ」


にこ「私はあきらめません・・・また来ます」


穂乃果母「・・・・はぁ面倒だけど嫌いじゃないわその心意気は」アリフレタカナシミ~ピッ


穂乃果母「もしもしなんだ店長か まさか教えたのあなた?」


店長「別にいいだろ走ってるのお前しかいないし」


穂乃果母「今走ってるの、私じゃないわよ」


店長「そんなこと言ったって走り方あの頃のままじゃないか」


穂乃果母「そうかもしれないけど違うわよ」


店長「じゃあ誰が」


穂乃果母「娘の穂乃果よ」


店長「はぁー!なんだって」


穂乃果母「DNAって恐いわね何だって二ヶ月ぐらいでそこまでになるんだから わかった?切るわね」


店長「嘘だろ・・・・」


交流会前日


穂乃果「ことりちゃん、海未ちゃん海いこうよ!」


海未「何ですかいきなり」


穂乃果「だってもう夏だよこんなときは海で泳がなきゃ」


海未「どうやっていくのです?まさか電車?」


穂乃果「違うよ家の配達車だよ」


ことり「親の許可もらったの?」


穂乃果「まだだけど、たぶん大丈夫だよ」


海未「そういえば、明日ですね」


ことり「そうだね結局見つからなかったね・・・ 一体どうなるんだろ」


その頃


にこ「お願いしますどうか代わりに!」


穂乃果母「はぁわかったわ考えとくわ」


にこ「えっ?」


穂乃果母「ただしいくかどうかまだ確定したわけではないから」


にこ「それでも待ってます。ありがとうございます!」


穂乃果母「さて穂乃果にどう対応するか」




穂乃果「お母さん、今度の日曜日車使ってもいい?」


穂乃果母「なんで?」


穂乃果「ことりちゃんと海未ちゃんと一緒に海行く事にしたから」


穂乃果母「別にいいわよ使っても」


穂乃果「本当に!ありがとう」


穂乃果母「ただし、条件付きだけど」


穂乃果「何々どんな条件?」


穂乃果母「音ノ木山の交流会でパープルスターって言う奴に勝ったらガソリン満タンで車を貸すわ」


穂乃果「なんだそんな事?もちろんやるやる!」




当日


走り屋「本当に来るんですか?」


にこ「ここまできたら待つしかないわ」




希「なんか誰かを待ってますって感じやね」


絵里「もしかしたら来るのかしらあのNSX」


二十分間経過


希「そろそろ始めよか」


トランシーバー「待ってくれ一般車がそっちに向かった」


にこ「車種はわかる?」


トランシーバー「NSXだったが」


一同「!!!!!!」


絵里「色は!?」


トランシーバー「さっきからなんでそんなこと聞くんだ白だったよ白いNSXだ」


絵里「来た! 来たわよ希私の獲物が! その車が来るまでバトルは一旦中止! あなた達もいいわよね」


にこ「ええ、待たせたわね」



ブオォォーン

ガチャ


にこ 海未 ことり「穂乃果!?」


にこ「どうゆうこと!あなたのお母さんは?」


穂乃果「代わりに走ってきなさいって言われて」


にこ「って言うかあなた走れるの?」


穂乃果「ええ」


ことり「穂乃果ちゃんどうしてきたの!?いくら穂乃果ちゃんでも怒るよ!」


にこ「待って、穂乃果まさかだと思うけどあなたあのFD3Sをぶち抜いたの?」


穂乃果「うんそうですけど?」


にこ「やっと理解したわ、穂乃果来てくれてありがとう」




絵里「若いわねあなた名前は?」


穂乃果「高坂穂乃果です」


絵里「覚えておくわ、私は綾瀬絵里」



花陽「カウント始めます! 5 4 3 2 1 Go!!!」ブオォォォンー




絵里「遠慮はしないわこれはタイムトライアル 私は一度負けた相手に二度は負けない!」パン




海未 ことり「ええっ穂乃果のお母さんが」


にこ「ええ昔すごい走り屋だったのよ」


海未「でもどうして穂乃果なんです?穂乃果は免許とりたてで、最近配達を始めたんですよ」


ことり「それに走る事に興味を持ってなかったし」


にこ「そうよ、だけどさっき穂乃果から聞いたらあの綾瀬絵里を抜いた事があるって言ってたのよ」


ことり「ええっ穂乃果ちゃんが!?」


にこ「そうなれば穂乃果にかけるしかない 穂乃果のドライビングテクニックを」




ブオォーン ギャアアアアッ


ギャラリー「スゲー、あのFD3Sあの速度でドリフトしていきやがった!んっ?ってうわっ!」


ブオォーン ギャアアアアアッ


ギャラリー「なんだあのNSX!ガードレールぎりぎりでコーナーを抜けていきやがった!」


ブオォーン


絵里「んっ追いつかれてきてる!?まさか何かの間違いだわ、差を詰められる訳がない」


穂乃果「あれ?あんなに差があったのにいつの間にか追いついてる」ギャアアアッ


絵里「追い付かれた!?どうして?」



頂上


トランシーバー「こちら中間地点すごいぞあのNSXあんなに差があったのにもう追いついてるこっからコーナーが続くからすごいことになるぞ!」


走り屋「東條さん」


希「誤算だったね、音ノ木山にこんな走り屋がいるなんて(まぁ当たり前やけど)」


希「(あのNSXはスタートしたとき一気にギアを四速にして差をわざとひらかせた。まるでエリチを簡単に仕留める事ができると)」




穂乃果「そろそろ抜こう 穂乃果が寝ぼけて生み出した技で」


絵里「絶対に抜かせない 私のプライドにかけて!」


穂乃果「仕掛けるポイントはこの先の五連連続ヘアピンカーブ!」ブオオォーン ギャアアアアッ


絵里「何?この感じ何か仕掛けてくる!?」


穂乃果「ここ!」フッ


絵里「!いないNSXが消えた!?何処かで止まったの!?」ギャアアアアッ


絵里「このブレーキ音私のじゃないまさか!?」


穂乃果「もらったよ!」カッ


絵里「しまったインを取られた自分のラインが作れない!」



トランシーバー「こちら五連連続ヘアピンカーブ!絵里さんが抜かれた!」


花陽「エリチャンヌカレチャツタノー‼どうやって!?」


トランシーバー「いきなりインからスパッと!」ピィー


「こちらゴール地点NSXが前だ!絵里さんが負けた!」



にこ「やったー!!」


海未 ことり「穂乃果(ちゃん)が勝った」


花陽「不味いことになりましたよ希さん」


希「そうやねこんなにギャラリーが多いと噂が一気に広まる」





???「まったく面白い物を見させてもらったぜ」


???「そうですね、まさか俺とおんなじ技使うなんて 何かあのドライバー期待しますね」


???「そろそろ帰るか神奈川最終戦近いしこれ以上期待する物ないだろ」


???「そうですねはやくコースに馴れないと」キュルルル ブオォーン


???「まさか穂乃果先輩が噂のNSXのドライバーなんて仕留めなきゃこの私」


真姫「西木野真姫がねっ!」



穂乃果「あれ?まだ付いてくる?」キィー バタン


絵里「あなたに聞きたい事があるのだけどいいかしら?」


穂乃果「何ですか?」


絵里「私はあなたとまたバトルするそれまで誰にも負けないで」


穂乃果「ええっ!そんないきなり言われても、それに私走り屋じゃないし走りに興味もないし」


絵里「ふざけないで!興味ないならあんなテクニックをどうやって身に付けることができるの!あなたは理性だとそうやって否定するけど本当は走ることが好きなのよ」


穂乃果「・・・話はそれだけ?私配達の時間に間に合わなくなるから」


絵里「待ちなさい!」


穂乃果「私は楽しく走りたいだけだよ」ブオォーン




希「エリチ何でコーナーの入り口からあのNSXに抜かれたかわかった?」


絵里「いえ、まったくいきなり隣に現れたの 私は立ち上がり重視のコーナーリングだと思ったのよ」


希「それもそうだけど、うちからして考えれば見えないラインをしたんよ」


絵里「見えないライン?」


希「簡単に言えばミラーの死角をつくようなテクニックなんやけどNSXの場合は今峠を騒がしてるプロジェクトDの藤原拓海と同じようなやり方なんよ」


絵里「ライトを消す走行法」


希「そう誰にも真似できないでもそれをマスターした人は最強の武器」


絵里「私は彼女に負けてしまったけど、希あなたは彼女と戦うの?」


希「そうやけどまだはやいんよもう少し待ってからや」


絵里「何故?」


希「カードがそして私のR34がそう告げるんや!」



後日


穂乃果「海だー!」


海未「何ですか穂乃果」


穂乃果「海未ちゃんじゃないよー」


ことり「でもよかったねこんなに晴れて」


穂乃果「そうだね よーし今日はいっぱい遊ぶぞー」





第2話 始動走り屋スピリット End


走り屋プロフィール


高坂穂乃果 車NSX

饅頭屋穂むらの娘

最近走り始めたが自分は走りに興味ないと言う

しかし、NSXを駆るときの彼女は最速



東條希 車GT-R34

パープルスターのNo.1

パープルスターではリーダー的存在よくタロット占いをして占う当たる確率は80%

メンバーからは光の魔術師と言われていた

(最近走ることが出来なかったため)



??? 車不明

音ノ木山のバトルを見に来た走り屋

現在神奈川最終戦に向けアクセルワークの練習およびコースの攻略に力を入れている


??? 車不明

音ノ木山のバトルを見に来た走り屋

現在神奈川最終戦に向けコース攻略および車の新たなセッティングに適応中


西木野真姫 車不明

音ノ木坂の生徒

穂乃果達の友達

親が病院長を勤める

ある走り屋にはこう言われている 笑う死神







第三話 峠の恐怖


にこ「やったーやっと戻って来た私のS2000!」


ことり「よかったですねにこ先輩」


にこ「よーし今日から走りまくるわよ!穂乃果に負けないように」


海未「また事故らないでくださいね」


穂乃果「私帰りに、にこ先輩見つけたら追いかけますから」


にこ「穂乃果それだけはやめて私自信無くしそうだから」


ことり「穂乃果ちゃん 海未ちゃん にこ先輩 今日私・・・」


にこ「んっ?何」


ことり「やっぱりいいです明日聞いてもらえたら」




夜中 音ノ木山


にこ「穂乃果のおかげでギャラリーが増えるから私もうまくならないと」ブオォーン


にこ「あれ?一台煽ってきてるどっかのバカだか知らないけど地元の車じゃないわね 桜風のリーダー矢澤にこだと知って追ってくるやつは普通はいない なら!」ギャアアアアッ


にこ「軽くちぎってやる!」ブオォーン


走り屋「うぉ!?なんだあの車」


走り屋2「完全にバトルモードだったぞ!」


走り屋「先頭の車は桜風のにこか、後ろの車はなんだった速すぎてまったくわからなかった」


走り屋2「シルビアだったぞ今の」


走り屋「シルビア!本当かそれ!?」


走り屋2「なんだよ峠にシルビアぐらいいるだろ 」


走り屋「いや峠に来てるシルビアよりヤバイ奴だ」


走り屋2「まさか!あいつか!?」




にこ「離れない付いてきてるブレーキングポイントを抑えてるから恐らく地元 あなたは一体何物?」ギャアアアアッ ドン


にこ「!くっ!」ブオォブオォーン ギャアアアアッ


にこ「危なかった私じゃなかったらあの世行き 間違いないこんなことしてくるやつは一人しかいないダークシルバーの死神S15!」ドン


にこ「これだけ狭いのにぶつけるの!?」ギャアアアアッ


にこ「これじゃあ私が持たない仕方ない」カチッカチッ


???「」ブオォーン


にこ「まさかあの死神まで、でてくるなんて・・あいつの狙いはなに?」


???「まったくこんなんじゃ穂乃果の足元にも及ばないわ」


???「私の最後のターゲットはあなたよ高坂穂乃果」



翌日


にこ「穂乃果お願い!今日あなたの隣に乗せて」


穂乃果「別ににこ先輩の頼みならいいですけど」


にこ「ありがとう穂乃果!」


海未「そういえばことりは?」


穂乃果「今日ある物届くから遅れるって言ってた」


にこ「ある物?」プップッ


ことり「お待たせー!」キィー


海未「ことりその車は?」


ことり「私の車だよ!今日来たんだ!」


にこ「R35!私の給料じゃあ買えない車を」


ことり「お母さんの親戚が飽きたからいらないって譲ってもらったんだよ」


海未 にこ「(あなたの親戚どんだけお金持ちなの・・・・)」


にこ「ちっ ちなみに聞くけどいくらで?」


ことり「えーっとたしかー三百万で」


海未 にこ「(ことりもお金持ちだった・・・)」


ことり「海未ちゃんもよかったらお願いしてみるけど、どう?」


海未「いえ、やめておきます さすがにお金がありませんから」


穂乃果「じゃあにこ先輩11時ぐらいでいいかな?」


にこ「ええ、頼むわよ」


ことり「私もいくから 海未ちゃんはどうする行くなら乗せて行くけど?」


海未「それなら私もいきます」




真姫「・・・・」


夜 11時 音ノ木山頂上


穂乃果「じゃあにこ先輩行きますよ」


にこ「ええ、いつでも」ブオォーン


数十分ほど・・・


ことり「あっ穂乃果ちゃん戻って来た!」


海未「あれ?にこ先輩出てきませんね?」


ことり「にこ先輩ーあれ!?」


海未「気絶してる・・・」


ことり「それにしても安らかだね・・・」


穂乃果「おかしいなー安全に攻めたのに?」


にこ「ど どこがよ」


ことり「にこ先輩一体何が!?」


にこ「穂乃果は同じ速度で、すべてのコーナー攻めたのよ」


海未「平均速度は?」


にこ「だいたい130~150キロってところかしら安全に攻めてこの速さなんだから一体本気だとなんキロ出すのよ!?」


穂乃果「えーっとなんキロだろ?」


ことり「わからないの!?」


穂乃果「いつも速く帰る事しか考えないからスピードメーター見てないんだよねー」


海未 ことり にこ「(この娘危ない!)」


ブオォーン


ことり「あれ?誰か来る」


にこ「あっあの車は!?」


キィー バタン


ことり「えっ真姫ちゃん!?」


真姫「探しましたよ穂乃果先輩」


穂乃果「真姫ちゃん?」


にこ「(ことり誰よこの娘あなた達と、どおゆう関係)」


ことり「(真姫ちゃんは学校の後輩なんです ですけどいつもの真姫ちゃんじゃないような)」


にこ「(ことり、この娘危ないわよ)」


ことり「(えっ?)」


にこ「(この娘走り屋で噂になってる死神よ)」


ことり「(えっ!?あの死神!?)」


にこ「(ええ 昨日私の車を躊躇なくぶつけてきたのよ)」


真姫「そこ、こそこそ話さなくても聞こえるわよ」


穂乃果「真姫ちゃんなんか今日変だよ」


真姫「大丈夫ですよ私は それより私は穂乃果先輩あなたとバトルしに来たんです」


穂乃果「えっ?」


真姫「拒否権はありませんから」


穂乃果「・・・わかったやるよ」


にこ「穂乃果!ちょっと来て」


穂乃果「?」


にこ「(あなたあの娘とバトルするのはやめなさい)」


穂乃果「(なんでですか?)」


にこ「(あの娘はあなたを殺そうとするわよ)」


穂乃果「(えっ?)」


にこ「(あの娘は今までいろんな走り屋達を事故らせたのよ あの娘はあなたを殺すかもしれないのよ)」


真姫「一応言いますけど私は穂乃果先輩とバトルしたら走り屋やめますから」


ことり「なんで?」


真姫「私は自分で速いと感じる人がいたらその人とバトルし走り屋をやめるってある人に誓ったのよ」


海未「ある人?」


真姫「あなた達には関係ないでしょ早く始めましょ」


穂乃果「・・・・」バタン ブオン ブオン


にこ「カウント始めるわよ!5 4 3 2 1 Go!」


ギャアアアアッ ブオォーン



真姫「旋回能力はあっちが上 パワーは間違いなくこっちが上よ」


真姫「にこちゃんこっちに来て見てるんでしょ私の最後のバトルをあなたに捧げる 私は今日ここで死んでも後悔はないから」ブオォーン


穂乃果「いつもより速く攻めないとぶつけられる さっきにこ先輩が言ってたようにぶつけられて死にたくないから」ギャアアアアッ



???「希さん例の死神がNSXを追ってそっちに向かいました」


希「了解や ありがとうな花陽ちゃん」


花陽「いえいえ それよりきょうつけてください希さん」


希「と言うわけやそろそろ来るでエリチ」


絵里「じっくり拝ませてもらうつもりが死神に付きまとわれてるって大丈夫なのあの娘?」


希「さぁ?」ブオン


穂乃果「・・・」


真姫「邪魔が入ったわね(まさかあの東條希が来るなんてどうせ目的はあのNSXでしょうけど)」ギャアアアアッ


希「それにしてもこうしてみるとNSXはほぼグリップ走行やね」


絵里「希、あなたシルビアが前にいるのによくわかるわね」


希「走り方はシルビアを通してもよくわかるから」ギャアアアアッ


真姫「そろそろ消えてもらうわ 穂乃果先輩」ドン


穂乃果「・・・」ギャアアアアッ


絵里「(あのシルビアあのスピードでぶっけるなんて人としてどうかしてる!立ち直って!)」


穂乃果「・・・・フッ」ギャアアアアッ ブオォーン


絵里「(上手い!あのスピードでガードレールすれすれで立ち直った!)」


真姫「(さすがあの綾瀬絵里を負かした事はある・・・でもこんなのは挨拶代わり次は確実に仕留める)」ブオォーン



峠の恐怖 End



ドライバープロフィール


西木野真姫 車S15

過去の深い傷を癒すように走り屋の車を事故らせていく姿はまさに死神



矢澤にこ? 車不明

西木野真姫が死神になってしまった理由となった女性

真姫本人からはもう亡くなっていると言っていた


南ことり 車R35

音ノ木坂生徒

穂乃果とは親友

走り屋としては初心者

親がお金持ち




第四話 走る理由




穂乃果「さっきからシルビアの挙動がおかしいような 気のせいだよね?」ギャアアアアッ


希「(間違いなくフロントはゆがんでる それに今まで何回もぶつけたなら間違いなく足回りは逝かれてもおかしくない)」ギャアアアアッ


真姫「(ヤバいこんなに長引くなんて考えてなかった!もうブレーキの効きが悪い・・・でもたとえ死んでも必ず落としてみせる)」


真姫「にこちゃんが死んだとき私は誓ったから」


数ヶ月前


にこ「真姫ちゃんどうだった今日の私」


真姫「まだまだよあともう少しアクセルを踏んだ方がいいわ」


にこ「そんなー私頑張ったのに」


真姫「だんだん上達してるから焦らなくていいわよ あっ!もうこんな時間私そろそろ帰るわ

にこちゃんはどうする?」


にこ「うーんあともう少し練習してから帰る」


真姫「そう 事故にあわないでね」ブオン ブオォーン



真姫自宅


真姫母「はい、そうですけど はいはいわかりました」


真姫「ママ どうしたの?」


真姫母「さっきにこさんの家から電話があってにこちゃんまだ帰ってないんだそうよ」


真姫「えっ?それっていつ頃から?」


真姫母「えーとあなたが帰って来た後に電話は来たんですってでも一時間たっても来ないから今電話をよこしたのよ」


真姫「ママ 私にこちゃんを探してくる」


真姫母「別にいいけど心当たりがあるの?」


真姫「わかんないけど行ってくる」ガチャン

キュルルル ブオン


真姫「嫌な予感がする」



真姫「にこちゃん何処にいるの?」


真姫「嘘でしょ!」ガチャ


真姫「にこちゃん!にこちゃんしっかりして!」


にこ「ま・・真姫ちゃん・・・」


真姫「喋らないで!今救急車呼ぶから」


にこ「ごめん・・・真姫ちゃんの約束守れ・・・ないかも」


真姫「諦めないで!絶対助かるから!」


にこ「真姫・・ちゃん ・・・ありが・・とう・・・・」


真姫「にこちゃん?にこちゃん!」


真姫「嘘だよね?起きてよ ねぇ起きて!」


真姫「救急車速く来て!」


病院


医者「残念ですがご臨終です・・・」


にこ母「嘘よ にこ起きてもう一度私に笑顔を見せてお願い!」


真姫「・・・・・・・・」


にこ母「返して私の家族を、にこを返してよ!」



真姫「あの後にこちゃんを死にいたしめた原因はわからないまま終わったけど私は知ってしまった」



走り屋「おとといさ遅い車がいたから後ろからぶっけたらどうなったと思う?」


走り屋2「どうなったん?」


走り屋「そいつガードレール一直線線に突っ込んだんだよ!ほんと笑えたわ」


走り屋2「その後どうなったん?」


走り屋「わからね明日になったら警察がいたから多分重症か、死んだんじゃね」


走り屋2「おいおいそれじゃあお前捕まるぜ」


走り屋「捕まるわけねぇだろもう単なる交通事故に判断されたんだから、第一俺がやった証拠なんて何処にもねぇんだから」


真姫「(あいつ!)」





真姫「死ね」ドン


走り屋「うわぁー」ギャアアアアッ ドカーン



真姫「にこちゃんの敵はとったけどにこちゃんは戻って来るわけがない」


真姫「(なら消してやる、私が嫌いになった走り屋を必ず!)」






真姫「だからあなたは今日消えなきゃならないのよ穂乃果!」ドン


穂乃果「くっ」ギャアアアアッ


真姫「次こそ! あれっ?なよこれ!?」


絵里「さっきから死神がブレーキの効き具合を確かめてるって事はまさか!」


希「エリチの考えてる通りブレーキが逝かれたんよ」



穂乃果「ヤバイこの先崖! そうだ!止めればいいんだあの車ごと!」ギャアアアアッ


真姫「無理よ一台の車じゃ」


穂乃果「くっ二台の車の軸があわないからバランスがとりずらい!止められない!」ギャアアアアッ


絵里「希!」


希「わかってる!」ブオォーン ギャアアアアッ


真姫「あなた達何を!?」


穂乃果「止まれー!」ギャアアアアッ


キラキラ


穂乃果「なにこの感じ?」


真姫「来てる・・にこちゃんがすぐそこに・・」


ギャアアアアアアアアアッ ピタッ


穂乃果「止、止まった」


希「あっ危なかった」


真姫「にこちゃん私どこで間違えたんだろ・・・」





真姫「あなた達なんで私を助けたの!?穂乃果先輩は殺されそうになったのに!」


穂乃果「私は今日バトルしただけだよ、相手にトラブルがあったら助けないきゃいけないから

だから私は真姫ちゃんを助けたおかしいかな?」


真姫「・・・別に・・おかしくないわよ・・・ありがとう穂乃果」


穂乃果「?」


真姫「あなたのお陰で目が覚めたわ本当にありがとう」




絵里「よかったの?希」


希「うん、対抗策は充分にできたしそれに友達から頼まれたことも叶えたし」


絵里「友達?」


希「うん、私の友達」



過去


希「うん?手紙?」


友達「もしかしてラブレターじゃない?」


希「まさかー」


友達2「希はファンがいっぱいいるからあってもおかしくない」


友達「ねぇ見せて見せて」


希「さすがに家で見るよ」



自宅


手紙「希さんへ

はじめまして希さん

わたしは矢澤にこ

あなたと同じ走り屋です

あなたの噂は常々聞いております

わたしは友達からドラテクを教えてもらっているのですがその娘の事でお願いがあります

わたしはたぶん近いうちに亡くなるかもしれません

病気ではないのですが事故にあって亡くなると思います

しかし、その娘はもしわたしが事故の原因が走り屋だったらその娘はその走り屋を傷付け他の走り屋も傷付けてしまうかもしれません

もしその娘が走り屋から危ない噂がたったらその娘を止めて欲しいんです

わたしは友達が人を傷付けることは望まない

あなたなら止められるとわたしは信じます

矢澤にこより



希「(わたしは後日学校で矢澤にこの事を聞いたら昨日交通事故で亡くなったと言われた)」


希「(その後峠に死神の噂がたってまさかとは思ったがその手紙の通りになってしまった)」




希「うちのかわりにあの娘が救ってくれた 神様の偶然や」



穂乃果「(その後真姫ちゃんは過去との因縁を断ち切るようにシルビアを廃車にした。でもやっぱり走りはやめたくなかったみたいで・・・)」



ことり「真姫ちゃんその車!?」


真姫「えぇ私の新しい車86よ!」


にこ「どうして私の周りは金持ちだらけなのよ・・・・」



穂乃果「(私の車は帰って来たらお母さんに怒られたが何日か経った後NSXは新品の様な姿になって帰って来た。なんでも有名な車のボディを作った友達の板金屋に持っていって直してもらったと言っていた)」




穂乃果「(そして私は走ることが楽しくなってきたのです)」




第四話 走る理由 End





作者から最初のコメントの回答


NSXで配達するとき饅頭はナビシートに固定しておりそのため穂乃果は饅頭を落とさないように急いで配達していた為以上なドラテクを二ヶ月の間に身に付けてしまった (現実は地道に練習しなければ身に付きません)




第五話 ピンチ&デンジャラス


ことり「そういえば穂乃果ちゃんあと一人だね」


穂乃果「んー?何がー?」


真姫「あのパープルスターの東條希よ あの綾瀬絵里がやられたしそれに私も倒したなら黙ってないと思うわ」


海未「あの優しそうな人がリーダーなんてあまり信じられませんね」


穂乃果「でもあの人本当に速いからねー」


真姫「そうなのよ、あの時だってピッタリ後ろについてきたからあなどれない相手だわ」



ガソリンスタンド


にこ「いらっしゃいませー」


希「ハイオク満タンで桜風のリーダーさん」


にこ「何よついに穂乃果と戦う宣言しに来たわけ」


希「まぁ大体そんなとこやな」


にこ「いつ?」


希「明々後日に」


にこ「わかった穂乃果にそう伝える」




当日 音ノ木山


希「さぁ始めよか」


穂乃果「よろしくお願いします」


希「こちらこそ あっ一つ提案があるんだけど」


穂乃果「?なんですか?」


希「今日のバトルは上がり下りの複合コースにしない?」


穂乃果「別にそれでも構いませんが」


希「それじゃあ始めよか」


花陽「カウント始...」


絵里「ちょっと待ってカウントは私がやるいい?」


花陽「えっ?どうぞ」




絵里「カウント5秒前 4 3 2 1 Go!」


ギャアアアアッ ブオォーン


にこ「やっぱり GT-Rはトラクションの塊ね」


真姫「先頭はGT-R後ろはNSX」


ことり「そして上り下りの複合コース」


海未「どうバトルが動くのか」


にこ 真姫 ことり 海未 絵里「誰にもわからない」




穂乃果「このバトル、下りで先頭にならないと私が負ける」ブオォーン


希「って考えてるんやろうな こんなコースうちからしてみれば全部パッシングポイントや」ギャアアアアッ


穂乃果「今は普通についていけるけど・・・・えっ?」


希「・・・・」チッカチッカチッカ


穂乃果「!なんで!?」ブオォーン


穂乃果「(いったい何を考えてるのこの人!?バトルなのに簡単に道を譲るなんて!?)」


穂乃果「だったら差を一気に開かせて見せる!」



トランシーバー「こちら中間コース!希さんがハザードを出してNSXを前に出した!」


海未 ことり 真姫 絵里 にこ「!!!!!?????」


絵里「(希、いくらなんでも無茶だわ相手は下りだと最速なのよ いくら上りが有利だからといって油断しすぎよ)」


真姫「(これは周りから見ると穂乃果先輩が有利だと考えるけど違う、逆に心理的に不利になる)」




穂乃果「あともうすぐで折り返し地点このバトル勝った!」


希「そろそろ仕掛けよか」ギャアアアアッ



トランシーバー「こちら折り返し地点NSXが前のまま...ってうわぁ二台並走で突っ込んできた!」



穂乃果「何!?それ」ギャアアアアッ


希「・・・」ギャアアアアッ


穂乃果「くっ!」ギャアアアアッ ブオォーン



トランシーバー「希さんが折り返し地点で前に出た!」



真姫「(まさかそんなところで前に出るなんて!さすが魔術師の異名を持つだけの事はある)」



真姫「でもこれで穂乃果の目が覚める」


にこ「それはどういう事よ」


真姫「穂乃果先輩は今まで後ろからの方が自分のペースを上げれるのよ そしてNSXはGT-Rを腕しだいで互角に渡り合えるポテンシャルを秘めているだからまだ勝機はあるのよ」


穂乃果「差があまりひらかない 待っているの?」


希「ヤバい、下りの時タイヤをいたわるように走ってたけどついていくのに必死やったからタイヤが垂れてきてる」ギャアアアアッ


希「でもうちのテクニックに破綻はない 絶対に終わらす」




第五月 ピンチ&デンジャラス End


プロフィール


星空凛

音ノ木坂の学生

走り屋の情報を持っている

作者のせいで出番がない


小泉花陽

パープルスターのメンバー

毎回カウントダウンしか出番がない




第六話 新たなバトル



穂乃果「(そういえばお母さんが前になんか言ってたっけ)」



穂乃果母「穂乃果音ノ木山には上がりでリズムが変わるポイントがあるのよ そのポイントはスタート地点先の二つ目のヘアピンの後にある

S字カーブの中間にあるのよ まぁ上がりのバトルなんてあんまりないと思うけど」



穂乃果「S字カーブ中間の何処にあるの!?」

ギャアアアアッ


希「なんやろなんかヤバい予感がするような」ギャアアアアッ


穂乃果「!溝!そうかあれをやるなら簡単に前に出られる! 行っけー!」ドン ギャアアアアッ


希「なんやと!?いったい何が」ギャアアアアッ


穂乃果「次のヘアピンの主導権は私がもらう!」ギャアアアアッ


希「!やられた・・・」ブオォーン


トランシーバー「こちら最終ヘアピン!希さんが抜かれた!」



にこ 真姫 ことり 海未「やったー!穂乃果が勝った!」


絵里「・・・・まぁ希の願いの最後のピースは高坂穂乃果で当てはまったか」



ブオォーン


にこ「帰って来たわよ!」


穂乃果「なんとか勝ったよー」


真姫「まさかあの希に勝つなんてすごいじゃない」


希「あのーちょっと話があるんやけど」


穂乃果「?なんですか?」


希「あなたを一晩貸してもらっていい?」


穂乃果「えっ?ごめんなさい私そうゆう趣味はないです」


希「そんな趣味あるか!」


穂乃果「じゃあなんですか?」


希「うちらと一緒にプロジェクトDと戦ってほしいんや」


ことり「プロジェクトD!!!」


にこ「あの最強チームと!!!」


穂乃果「なにそれ?」




凛「説明するにゃ プロジェクトDとは他の県の走り屋の挑戦状を受けたらその峠にいきバトルに勝ったらタイムトライアルをして帰っていく公道のスペシャリスト達なんだにゃ」



作者「(原作を持っていますがこの説明たぶんだいたい間違っている可能性があるので詳しくは原作をお読みになってください)」




穂乃果「?今、凛ちゃんと男の人の声がしたような?」


海未「気のせいでしょう」


ことり「穂乃果ちゃん!この頼みうけて!」


穂乃果「えっ?なんで?」


ことり「だってあのプロジェクトDに挑戦出来るなんて走り屋にとってはすごいことなんだよ!(それにドライバーがすごくイケメンって聞くし)」


真姫「ことり先輩本音出てます!」


ことり「はっ!しまったどっちも大切だったから」


にこ「でもあなた達二人いるじゃない。別に穂乃果を使わなくても」


希「それがなうちが三人でもいいですかって打ったら了承してくれたんよ」


真姫「えっ?と言うことはつまり・・・」


ことり「あのダブルエースとプロジェクトDリーダーが戦うってこと!すごい!」


穂乃果「戦ってみたいその人達と!」


希「なら来週の水曜日にここに来て、その人達が来て挨拶するから」


穂乃果「わかりました」


真姫「また来週から騒がしくなりそうね」




群馬


???「今日集まってもらった理由は来週、あるところに遠征にいくからだ」


???「あれ?この前の遠征で終わりじゃなかったんですか?」


???「そうだぜ兄貴、この間の神奈川最終戦で終わったはずじゃあ」


???「そうだ、だが今度いく場所は神奈川より手強いかもしれない」


???「俺、最後の遠征に行きたいです」


???「俺も行く速いやつらと戦えるならなおさらだ!」


???「そうか、なら来週の水曜に出発する」



穂乃果「プロジェクトDかいったいどんな相手なんだろう?」





第六話 新たなバトル End



第七話 プロジェクトD




音ノ木坂学院


穂乃果「明日だね」


真姫「ええ、明日ね」


ことり「楽しみだなぁーあの伝説のチームに会えるなんて」


凛「凛も見に行きたいにゃ」


ことり「じゃあ私の車に乗って行く?」


凛「行く行く!やったにゃー」


海未「そういえば凛は一度もバトル見に行ってませんでしたね 忘れてました」


凛「海未先輩ひどいにゃ!」




当日 音ノ木山


にこ「来たわプロジェクトD!」


ブオォン ブオォン



史浩「はい、それでお願いします」



???「そういえば涼介さんなんでFCを?」


涼介「ああ、今回のバトルは俺も出るんだ 藤原」


藤原「涼介さんが?」


???「兄貴が出るほどの相手なんているのか?」


涼介「今回のバトルは相手側の要望を受け入れたんだ、啓介」


啓介「最後だからか」


涼介「そうゆうことだ いつも通り80%で行け!」


ブオォン ブオォーン




希「どうプロジェクトDのドライバーは?」


絵里「私の相手って同じFDでしょまさか同じ格好なんて思わなかったわ」


穂乃果「なんか私の対戦相手って何処にでもいる普通の大人って感じでしたよ」


希「まぁ人は見かけによらずって言うやん なめてかかると痛い目に遭うからきょうつけるんよ」


穂乃果「はい」


希「ふふっええ娘やな」


絵里「希は優しすぎるのよ」


希「ならエリチは今度から優しくしないでおくな」


絵里「それはちょっと・・・」



ことり「やっぱりイケメンだったね」


真姫「まさか本当に旧式のハチロクを使うなんて」


凛「真姫ちゃんあれは確かに外見はハチロクだけどエンジンと足回りが徹底に仕上げてあるよ」


真姫「まさか、エンジンが仕上げてあっても無理があるでしょ」


凛「真姫ちゃんわからなかったの?あのハチロクのエキゾースト」


真姫「なによエキゾーストで何がわかるのよ」


凛「あれは一万一千回転以上回るエンジンだよ」


真姫「そんなエンジンがハチロクに入るわけないでしょ」


凛「そうとも限らないよ、昔AE101型で採用された新型エンジンをベースにしてVVTを取り外す事で一万一千回転まで回して最大二百四十馬力を発生させることができる高性能なエンジンに仕上げられる」


真姫「いろいろ詳しいのね凛」


凛「だってプロジェクトDのハチロクが今まで勝ててきたのはなんで?と思って調べたんだよ 夜中まで」


真姫「だからあなた今日はいつもより授業中寝てたのね」


凛「しまった!口が滑ったにゃ」


真姫「凛、今度一緒に勉強教えてあげる・・・じっくりね」


凛「お手柔らかにお願いします・・・」






啓介「藤原気づいたかお前の対戦相手」


藤原「ええ、あの時のNSXまさか女の子がドライバーなんて思わなかったです」


啓介「って言うか最後の相手が全員女ってどおゆうことだよ 最後のバトルにしては簡単すぎねぇか?」


涼介「油断するなよ啓介 一度ここに来て相手の走りを見たならなおさらだ 短期間で変わっているかもしれないからな」


啓介「わかってるよ兄貴、俺は埼玉で恭子に一杯食わされそうになったからな 油断はしない」


藤原「(もしあの娘が速くなってるならついていけんのか俺・・・・)」





決戦日 当日 夜中


史浩「ヒルクライムから先にやります それで後追いと先行どっちにしますか?」


絵里「私が決めていいの?」


史浩「ええ、今までそうしてきましたから」


絵里「じゃあ追いかけさせてもらうわ」


史浩「ではそれで」


啓介「まさかの後追いのポジションなんてな (自信があるのか?あのドライバー)」


希「エリチ、わかってると思うけど無茶してあの機能を無闇に使う事は避けるんよ」


絵里「わかってるわよ 希あれは最後の切り札だからそれにあの練習の成果を見せてやるわ」




啓介「俺は高橋啓介」 ゴォォオ


絵里「綾瀬絵里よ」 ゴォォオ




史浩「カウント五秒前 4 3 2 1 Go!」


ギャアアアアッ ブオォーン


穂乃果「ついに始まったプロジェクトDとのバトル!」



第七話 プロジェクトD End



ドライバープロフィール


藤原拓海 車AE86


プロジェクトDのダウンヒルエース

穂乃果と同じ歳に有名になった走り屋

父、藤原文太が乗っていたハチロクを譲り受け高橋涼介が設立したチームプロジェクトDのダウンヒルエースになった 数々のドライバーと戦い、いろんなことに目覚めていった

あるドライバーには鳥のような翼が見えると言う



高橋啓介  車FD3S


プロジェクトDのヒルクライムエース

藤原拓海と知り合ったのはバトルの中だった

プロジェクトDのバトルの中では相手チームの策略によって一度愛車FDをバトルできなくされたがある人の助けでそのバトルには勝っている

兄、高橋涼介からだされたアクセルワークの練習でタイムレコードに誤差が出ないほどのテクニックを持つ



高橋涼介  車FC3S


プロジェクトDのリーダー

公にはされていないが神奈川で自分自身の過去の因縁と決着をつけた

今回のFCはその時と同じバージョン




第八話  関東最速火の玉ボーイ



啓介「女だからってようしゃはしねえ 俺はいつもどおりの仕事をするだけだ!」 ギャアアアアッ


絵里「くっ!やっぱり一筋縄じゃあいかないわね」 ギャアアアアッ




音ノ木山 頂上


穂乃果「希さん」


希「穂乃果ちゃんうちらは今は仲間や、自分が呼びやすいようにしてもいいんよ」


穂乃果「じゃあ希ちゃん、絵里さんが言ってた練習と切り札って何ですか?」


希「たいそうなものでもないんやけどエリチはああ見えて冷静なところもあるけどやっぱり闘争心が少し高いからどんな時でも冷静に対処できるようにしただけ、切り札は簡単に言えばブーストアップってところや」


穂乃果「ブーストアップ?」


希「この音ノ木山にはひとつだけ長いストレートがあるから一時的にパワーを上げて直線で抜くってゆう作戦や」


穂乃果「でも相手がブロックするんじゃないですか?」


希「それができないようにすることができるんよ」


穂乃果「?どうやって?」


希「穂乃果ちゃんが最初のバトルにやった技っていえばわかる?」


穂乃果「えっ?あの技絵里さんができるんですか!?」


希「できるんやけど、もって五秒ってとこやね」





啓介「この先ストレートだけどこんなとこでやられないだろう」


絵里「仕掛ける!」カチッ[ブーストOn]  フッ ブオオオオオォーン


啓介「!消えた?藤原とおんなじ技か!」


絵里「行ける!私のFDがそう教えてくれている!」


啓介「くっ、だがこの先はヘアピン! 主導権はこっちにある絶対に抜かせるか!」


絵里「かかった!」ドン ギャアアアアッ


啓介「なっ!?馬鹿な!」


絵里「この勝負貰った!」ギャアアアアッ ブオォーン


啓介「くっ だがやっと面白くなってきたゴールまでに全身全霊で追い抜いてみせる!」


絵里「作戦通り、あと私に残された仕事は・・・」


啓介「なに⁉︎」


絵里「ドリフトに集中するのみ!」ギャアアアアッ


啓介「ふっ、おもしれぇそうゆうことならつきあってやる!」ギャアアアアッ



トランシーバー「こちら中間地点今二台通った!絵里さんが前に出てるでも二台ともドリフトでコーナーを抜けていきやがった!」



希「(エリチ、作戦通りだけどドリフト勝負で行くなんてエリチらしい)」


藤原「啓介さんが抜かれるなんて・・」


涼介「だが、あいつからみれば逆に面白くなってきたって思うだろう」


史浩「なんでだ涼介?普通考えればあせるんじゃないのか?」


涼介「たしかにそうだが、今まで啓介は完全に油断していたからなそしてつまらないバトルが急に負けるかもしれないバトルに変わった、だからこそ啓介からみたら面白くなってきたと考えたんだ」


「そして今のバトルはステージが違うがゴットフットとのバトルの再現だ」




絵里「くっ、ブロックしているけど逆に追い詰められている気分はなぜ!?」 ギャアアアアッ


啓介「相手の挙動が怪しくなってきた ゴールも近いそろそろ終わりにする!」 ギャアアアアッ 


絵里「!こんなところで追い抜き!?だけど残りのコーナーは二つ、危険だけどアクセルを踏む!」ブオォーン


啓介「前に出るのは俺だ!」ブオォーン



穂乃果「希ちゃんもう少しで来る!」


希 藤原 涼介「!」


ギャアアアッ ブオォーン


史浩「ケンタ、タイムは!?」


ケンタ「嘘だろ!?啓介さんと同じなんて!」


史浩「同じだと!?涼介この勝負」


涼介「今回のバトル形式は一本勝負、このバトル引き分けだ」




第八話 関東最速火の玉ボーイ  End



作者から皆様へ

次の話は希VS涼介なのですが更新が最近遅すぎるため希VS涼介のバトルは絵里VS啓介と同じ引き分けにし、穂乃果VS藤原を書きます。もし希VS涼介のバトルを楽しみに待っていた人がいたならまことに申し訳ありません




第十話 ファイナルバトル


啓介「まさか兄貴まで引き分けなんて!?」


涼介「俺もまだ少し驚いている 相手が上手なのかそれとも同等なのか」


「藤原あとはお前に任せる 今回はアドバイスはしない お前の考えたように悔いを残さず走れ!」


藤原「わかりました」




穂乃果「次は私のばんですけど作戦とかありますか?」


希「穂乃果ちゃんにはいつも通りに走ればうちてきにはええんよ」


穂乃果「?いつも通りにですか?」


希「うん」


穂乃果「わかりました」


絵里「(希なんで穂乃果だけ作戦がないのよ)」


希「(あとで理由言うから待ってて)」




史浩「カウント五秒前 3 2 1 Go!」




藤原「相手が先行・・・地元だけあって自信があるのか、あの娘?」



穂乃果「・・・なんかつまらないなこのバトル」ギャアアアアッ




絵里「希、なんで穂乃果だけ作戦がなかったの」


希「実は穂乃果ちゃんを占ってみたんだけど、何故か悪いカードばかりでたんよ」


絵里「それだから作戦が無かったの・・あきれるわ」


希「(でも今考えたら悪い運勢なのは穂乃果ちゃんじゃなくて車のほうだったりして)」




藤原「くっ!徐々に離される!プラクティスで考えてたライン通りに走っているのに」ギャアアアアッ


穂乃果「やっぱりおもしろくないこのバトル」


藤原「!?ウインカー!?」


「一体なに考えてるんだこの娘?これはバトルだろ」


穂乃果「やっぱり後ろから抜き去るほうが私にあってる」ギャアアアアッ




花陽「嘘ですよね!・・・わかりました」


「今、穂乃果さんが抜かれました」


絵里「えっ!いくらなんでも速すぎるでしょ」


花陽「それが・・・穂乃果さんは相手を先行させたんです」


絵里「それって自分の意思でやったってこと!?何考えてるのあの娘」





藤原「とにかく前に出た以上逃げきってみせる」ギャアアアアッ


穂乃果「そうそう全力で逃げてくれないと面白くないんだよ」


藤原「タイヤのグリップがやばくなってきた。相手の走りについていった代償がきた」


穂乃果「次のコーナーで追い抜こう」ギャアアアアッ ブオォーン


藤原「!」キュオオオオッ


穂乃果「(あなたの走りは完成してるけど欠点はただひとつ、車をぶつけたとき一瞬の隙がある)」

   

   「その時わたしは前に出ることを考えるだけ」ブオォーン


藤原「くっ、さすがにこれ以上差をつけられたらもう打つ手はないだけど負けたくない なにがなんでも追い抜いてみせる」 フシュン



ギャラリー「よーし86がいない」 ギャアアアッ

     

ギャラリー2「・・・見たか今の86」


ギャラリー「嘘だろ・・・ライトを消して走るなんて頭のネジ吹っ飛んでんじゃねえのか、あいつ!」



穂乃果「(いない・・・諦めて止まった?いやそんなことはありえない あの絵里さんと希さんを引き分けまで追い詰めた人達だし)」


藤原「アウト側が隙だらけになってる 行っけー!」  ギャアアアッ


穂乃果「このブレーキ音私の車の音じゃない!?まさか!?」


藤原「行ける!リヤタイヤのグリップがまだ残っている立ち上がりなら負けない!」カッ ギャアアアッ


穂乃果「このままじゃ負ける  負けたくない、アクセルを踏む!」 ブオォーン


穂乃果 藤原「次がラストコーナー!」





NSX「」グシャッ



穂乃果「!?」 ギャアアアア 



藤原「!」 キィー 




花陽「ハイ、ハイ、えっ?穂乃果さんが!?わかりました!」


絵里「どうしたの?」


花陽「今、ゴール地点から連絡があって穂乃果さんのNSXがエンジンブローしたみたいなんです!」


一同「!」




穂乃果「・・・・・(わたしのNSX)」



第十話  ファイナルバトル  End









その後にこちゃん達が来てくれて、にこ先輩が呼んでくれたレッカー車にNSXを載せた。 車のエンジンは完全に死んでいたらしいだけど何故か私は悲しい気持ちになれなかった。お母さんからはさすがに怒られたが「今度は自分の選んだ車で配達に行きなさい」と言われた。


あの後、プロジェクトDのバトルは結果的に引き分けになったらしい  NSXは自分がお金をためて直すことにしたやっぱり忘れられない車だから


そして今、私は



穂乃果「今、何件目だろう」


解体所をまわっていた


穂乃果「なんでお母さん解体所で車探してきなさいって言ったのかな 普通中古車買ったほうが早いのに」




???「」








穂乃果「じゃあ、配達いってきまーす」 

   




      End

   















花陽「じゃ、ありません!」


穂乃果「ど、どうしたの花陽ちゃん?いきなり叫んで」


花陽「あっ・・・すみません」








穂乃果「じゃあ、配達行ってきまーす」Second Stage





第一話 NewCar




穂乃果「うーん・・・むにゃむにゃ・・・」


ことり「穂乃果ちゃん。いつもより寝てるね」


海未「まったく・・・事情はわかりますが授業はしっかり受けてもらわないと困ります」


穂乃果「うーん・・・」








深夜

音ノ木山



にこ「ふーん、穂乃果はまだ悩んでるのね」


ことり「うん、まだ新しい車を探してるの」


真姫「それにしても、穂乃果のお母さんも変わっているわね。普通、中古車を買えばいいのにわざわざ解体所で車を探すかしら?」


にこ「音ノ木山最速である人だけど、流石にこれだけはわからないわね」


ことり「・・・だけど、穂乃果ちゃんの新しい車はどんな車かは気になるよね」


真姫「そうね、あの穂乃果の新しい車だから、気になるわ」


にこ「もしかしたら、NSXに乗ってた時より遅くなるかもしれないわね」


真姫「それは・・・可能性としてはありえるかも」







翌日

解体所


凛「珍しいね、穂乃果先輩が私に手伝って欲しいなんて」


穂乃果「だって、車の事、詳しく知ってる人なんて凛ちゃんしかいないと思うから」


凛「それはうれしいにゃ。なら早速、車探しにゃ!」







数時間後


穂乃果「あー!全然、ピンと来ないよ!」


凛「もう・・・・歩き疲れたにゃ・・・」


穂乃果「あと行ってないところは・・・・一件だけ。凛ちゃんファイトだよ」


凛「終ったら、なにかおごってにゃ・・・」


穂乃果「うん・・・」







凛「・・・・ここ?」


穂乃果「うん、そうだよ」


凛「解体所にしては小さいにゃ~」


穂乃果「(ここでいい車が見つからなかったら・・・どうしよう・・・)」




凛「す、すごいにゃ。見た目とは裏腹に、今まで見てきた解体所より車が多いにゃ」


穂乃果「た、確かに・・・!」


凛「ここならもしかしたら!」


穂乃果「私が気にいる車があるかも!」


凛「じゃあ、探すにゃ~!」






穂乃果「本当、改めて見ると凄いな~。外車で有名な車があるし」


キィン


穂乃果「ん?ボルトでも落ちたかな?・・・ん?あれって・・・」


凛「穂乃果先輩~!そっちは・・・どうしたの?」


穂乃果「あの車が気になって」


凛「あれ?あれは32にゃ」


穂乃果「32?」


凛「スカイラインGT-R BNR32型 グレードは・・・・VスペックIIかな」


穂乃果「へぇー・・・あれ?希さんの車もGT-Rだったような・・・」


凛「東條希さんが乗ってるのは34、ことり先輩が乗ってるのは35、32は34、35の先輩にあたるにゃ」


穂乃果「なるほど・・・」


凛「詳しく説明したいところだけど、今はじっくり見ないとわからないから見てみようよ」


穂乃果「うん」





凛「足回りは・・・・サーキットリンク・・・他にもいいパーツ付いてるにゃ・・・」


穂乃果「よっと・・・・過給機の数は二つだからツインターボか・・・NSXの時はシングルターボだったな~」


凛「・・・一通り見たけど今の状態で、廃車にまで至らないように思うにゃ」


穂乃果「って事は・・・・?」


凛「もしかしたら、当たりの車かもしれない」


穂乃果「じゃあ!この車直すのにお金はあまりかからない?」


凛「どうだろ・・・エンジン内部は、ばらして見ないとわからないし、足回りは一応、全換えしないと安心して運転できないしバトルもできないから・・・・」


  「・・・・やっぱりあまりかからないかな~?」


穂乃果「よーし!じゃあこれにしよう!お母さんに連絡しなきゃ」







ニヵ月後




深夜


音ノ木山


希「お、皆来てるな~」


絵里「そりゃあ、噂になってるみたいだし来るわよ」


花陽「そういえば、東京で起きたストリートレーサーのニュース見ました?」


希「見たよ~凄い事故だったらしいな~」


絵里「FDの横っ腹に車が突っ込んで横転、そして炎上したんでしょう?」


   「そのドライバーがなくなったって聞いたわ」


花陽「でも・・・そのドライバー、そこら辺のレーサーじゃないってネットにありましたよ」


絵里「どう言う事?」


花陽「どうも、海外で強盗メンバーの一人だとか・・・」


希「なんやそれ」


花陽「まぁ、噂ですから嘘の情報が流れていてもおかしくありませんし」


絵里「死人に口なし・・・・・同じ走り屋としてかわいそうに思うわ」


ブオォーン・・・


希「来たみたいやな」


ヒュウウウン パァン!  ギャアアアア


絵里「・・・・・」


花陽「・・・凄いですね。たった二ヶ月であの頃と同じ走りですよ」


希「うーん、でもまだまだR乗りとしては発展途上って感じやな~」


絵里「まぁ、二ヶ月にしてはいい方でしょ」


希「穂乃果ちゃんはバトルでしか覚醒しないからな~」


  「せめて、誰かとバトルすればええんやけど」


花陽「今の音ノ木山で対等に渡り合えるドライバーなんてお二人ぐらいしかいませんもんね」


絵里「大イベントはもう終っちゃったし、別世界から最速のドライバーでも来ないかしらね」


希「なんやそれ?いくらなんでも無理やろ」


絵里「そうよね・・・・・あれ?いつの間に霧が」


希「ほんとや、いつの間にか霧がかかってる」


ブォオオオ・・・


花陽「誰か来ますね」


希「ん~?音からして結構踏んでるようやな」


絵里「霧の中で踏むなんて相当の腕か、ただの怖い物知らずのバカね」


ブオォーン!


希「(!)」


絵里「(!)」


ブオォーン・・・


花陽「結構速いNSXでしたね。ってあれ?霧が晴れてる」


絵里「希、あのNSX」


希「うん。走り方があの時の穂乃果ちゃんそっくりだったな」


絵里「それに穂乃果と同じ、色やエアロだったし、もしあれが穂乃果にバトルを挑んだら」


希「おもしろい結果になりそうやな」






???「うーん・・・全然ダメだな~。コーナーだと安定性は良いけど」


「仕方ない、戻ったら駆動系と足回りいじるか」


ブォン ブオォーン! ギャアアアア








穂むら


穂乃果母「穂乃果。改めて聞くけど、どう新しい車は?」


穂乃果「前よりパワーがあっておもしろくて楽しいよ!」


穂乃果母「そう。なら、NSXの時みたいに壊さないでね」


穂乃果「・・・うん」


穂乃果母「わかったなら早く寝なさい。明日は早いんでしょう」


穂乃果「うん!おやすみ、お母さん」ダッダッダッ


穂乃果母「・・・ほとんどの人がRは特別とか言ってたけど、確かにこれほど夢中になる車は無いわね」









一週間後、音ノ木山の走り屋の間である噂が飛び交う



霧の中で走り屋の幽霊を見た・・・・と










穂乃果「幽霊?」


ことり「うん。にこ先輩のチームメンバーが見たんだって・・・走り屋の幽霊を」


海未「見間違いではないのですか?」


真姫「残念だけどそれは本当の事よ」


穂乃果「見たことあるの!」


真姫「偶然見つけたのよ。昨日・・・」



上がりと下りを1回やって、最後に下りを全力でやろうと思って頂上まで向かったの。だけど向かってる途中で霧が出てきたのよ


私は霧の中をいつも通りに走ったわ。だけど数秒後にリアに何かぶっかったの。そして後ろを見たけどなにもなかった


目の前を見た瞬間、いつの間にか車が前にいたのよ。私はブレーキを踏んだけど間に合わないと確信して衝撃に備えたの



真姫「だけど衝撃は来なかった。そして恐る恐る目を開けたら、頂上に着いていたわ・・・・どう思う?」


海未「寝ていたんじゃないんですか?」


真姫「寝ながら運転できるほど私は器用じゃないわ」


ことり「でも、現象は似てるよ。にこ先輩のチームメンバーも下っていたら幽霊にあって、ガードレールにぶつかると思ったら麓に着いていたって」



後書き

時間がないのでちまちま更新します


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SS好きの名無しさんから
2016-03-23 01:30:14

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2017-06-01 14:43:34

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このSSへのコメント

4件コメントされています

1: SS好きの名無しさん 2016-04-13 22:58:40 ID: gUMVqo7p

ラブライブ
頭文字D
最高です
GT6で再現してほしいですね

2: SS好きの名無しさん 2016-05-19 21:15:41 ID: iFg0_gGB

あの、
東條希の車って色何色ですか?

3: SS好きの名無しさん 2018-06-10 22:24:14 ID: QkACZCrC

正直に言うと、NSXはFDより速いですよ。
峠のレイアウトにもよりますが・・・
マジレスすみません。

4: SS好きの名無しさん 2018-08-02 06:31:57 ID: dxIu_gbs

拝見させていただきました。
読点(、)句点(。)がほぼ使用されておらず、
読みにくい事。
展開が飛びすぎており、いちいち整理が必要な事。
以上二点が気になりました。

内容その物は面白いので、煮詰めれば
もっといい作品になると思います。


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1: SS好きの名無しさん 2016-04-13 22:50:59 ID: gUMVqo7p

最高ですよ


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