いろは「先輩、海に行きましょー」 八幡「はい?」
お題で見て書いてみたくなったので書きました。
即興で書いたので短いです。ごめんなさい。
そして全てが定番ネタです…。
少しキャラ崩壊してるかもです。
お題された方のイメージに合えばいいのですが…。
いろは「だから海ですよ!海!夏といえば海!」
八幡「いや夏といえば家だろう」
いろは「相変わらずですね…」
八幡「なんでお前と海行かなきゃならんのだ。葉山と行ってこいよ」
いろは「その葉山先輩と行くためにまずは練習しておきたいんですよー」
八幡「なんの練習だよ…」
いろは「いろいろですよ。いろいろ!」
八幡「はあ…海なんか行ってなにが楽しんだよ。暑いだけだろ。リア充はキャッキャうるせえし」
いろは「もう、そんなんだからぼっちなんですよ先輩は〜」
八幡「ほら女子だってあれだろ紫外線がすごいだろ。嫌だろ紫外線」
いろは「いやそりゃあ嫌ですけど、日焼け止めオイル塗れば……はっ!まさか今の、俺がオイル塗ってやるよアピールですか!?私の全身にヌルヌル塗りたくる気ですか!?」ヒキ
八幡「いややらねえよ。塗りたくるとか言うな。なんでそんな解釈になるんだよ…」
いろは「それで行くんですか?それとも行くんですか?」
八幡「行く以外の選択肢ねえじゃねえか…」
八幡「……(まあ…適当にやり過ごすか)」
八幡「はあ…わかったよ。行くよ」
いろは「ありゃ?けっこうすんなりですね。全力で断られるかと思いましたが」
八幡「どうせ断っても無駄だろ…もう学んだわ」
いろは「ふふっ…先輩も私のことわかってきましたね♫」
八幡「わかりたくなかったわ…それで他は誰呼ぶんだ?戸部とかか?俺としてはぜひ戸塚を呼ばせてもらいたい」
いろは「は?」
八幡「え?」
いろは「なんで他がいるんですか。私達2人だけに決まってるじゃないですか。練習なんですから」
八幡「え?………マジで?」
いろは「マジです」
八幡「マジかよ…(一色の相手を他に頼んで、適当にやり過ごす作戦が…)」
いろは「ほら、とにかく行きますよ」グイ
八幡「は?いやどこ行くんだよ。てか引っ張るな」
いろは「そんなの決まってるじゃないですか。海に行くんですからまずは…」
いろは「水着選びです」
…
…
…
ー水着売り場ー
店員「」ギロ
八幡「うっ…」
いろは「どうかしたんですか?」
八幡「い、いや。なあ俺、外で待ってていいか」
いろは「え〜それじゃあ選んでくれる人がいないじゃないですか〜」
八幡「別に俺が選ぶ必要ねえだろ…」
いろは「一般的な男子の意見が欲しいんです。あ、先輩は一般的じゃなかったですね…ごめんなさい…」
八幡「その本当に申し訳ないこと言っちゃいましたみたいな顔やめてくれませんかね。俺だって一般的だ。一般的なぼっちだ」
いろは「どんな一般的ですか…」
八幡「俺にセンスなんてないぞ。んじゃ外で待って…
いろは「それじゃあ私、適当に何着か着替えるんで!ご感想お願いしまーす!逃げたら水着に興奮してる変態男いるって叫びますから」
八幡「は?お、おい!…はあ…相変わらず強引な奴だな…」
…
…
…
いろは「どうですか!先輩!」
八幡「………」ポカーン
いろは「………」
八幡「…」
いろは「……え、えっと、あの…先輩?」
八幡「……」ジー
いろは「あの…そんなに見ないでください///」
八幡「可愛い…」
いろは「えっ///」
八幡「…はっ!あ、いやなんでもない。…ゴホン。まああれだ……ま、まあまあだな///」
いろは「そ、そそそそうですか///」
八幡「(くっそ…こいつ見た目だけは本当に可愛いな…水着という新鮮さにやられた…それにあいつ…けっこうスタイルいいんだな…)」
いろは「(い、いきなりあんな真顔で言うなんて…卑怯ですよ…)」
八幡「そ、それで、それ買うのか?」
いろは「あ、いや…もう何着か…見てもらいますか?」
八幡「お、おう」
…
…
…
いろは「(ま、また可愛いって言われるかな…?)
八幡「(よし…落ちついた。もう取り乱さんぞ)」
いろは「先輩!これはどうですか!」
八幡「あー可愛い可愛い。さいこーだ」
いろは「なんかすっごい適当になってませんか!?」
八幡「そうか?」
いろは「はあ…まあそっちの方が先輩っぽいですけど…」
八幡「…」
いろは「どうかしたんですか?あんまりジロジロ見ないでください。通報しますよ」
八幡「お前が見てくれ言うたんだろうが……その…それとさっきのやつならさっきの方がいいな…ってな」
いろは「さっきの……へえ〜」ニヤ
八幡「な、なんだよ」
いろは「先輩はフリフリが好きなんですね。なんか気持ち悪いですね」
八幡「べ、別にそういうわけじゃねえけど。てか気持ち悪いは酷いだろ」
いろは「まあ先輩に選んでもらうことにしてましたし、フリフリ系で何着か着てみましょう!先輩!しっかり選んでくださいね!」
八幡「はあ…わかったよ」
…
…
…
いろは「ん〜いい買い物できましたね〜」
八幡「疲れた…」
いろは「どうですか?女の子を着せ替え人形にした気分は?」
八幡「やめろその言い方」
いろは「ふふっ…海楽しみですね。水着楽しみにしていてください」
八幡「いやさっき見ただろ。同じの見ても別に」
いろは「も〜う。そういうことじゃないんですよ〜」
八幡「?」
いろは「まあ海で見たらわかりますよ」
八幡「なあ?本当に2人だけで行くのか?」
いろは「…先輩は私と2人じゃ嫌ですか?」ウルウル
八幡「い、嫌じゃねえけど。やめろその嘘泣き」
いろは「ならいいじゃないですか!それじゃ!明日はよろしくお願いしますね!」
八幡「…はいはい」
…
…
…
〜海〜
いろは「おおー!海きれいですねー!」
八幡「暑い…」
いろは「人もやっぱり多いですね。先輩。水着の女の子を腐った目でジロジロ見ないでくださいよ。警察沙汰は勘弁ですので」
八幡「見ねえよ。てかなに、俺に見られると警察沙汰になるの?」
いろは「じゃあ着替えてきますんで!先輩はシートの準備とかお願いしますね〜」
八幡「はあ…了解です」
キャッキャ
キャッキャ
キャッキャウフフ
八幡「あーリア充ばっか。どこ見てもリア充。俺にとっては地獄だな。真夏の海。真夏の地獄」
八幡「てかあいつまだかよ…」
八幡「なんかこれ1人で海に来たみたいじゃねえか…」
八幡「ん?」
女1「みてみてーあれwww」
女2「うわっwwwなにあの目の腐った男www」
女1「ぼっちじゃんwwwまさか1人できたの?ww」
男1「おいおいやめてやれってwwwそういう奴もいるさwww」
男2「いないっしょwww男1人とかwww普通女子とくるでしょwwwwぼっちで来るとかマジっべーwwww」
男1「仕方ないだろwwwあんなんに女子なんか近寄るわけねえじゃんwww」
プークスクスwww
八幡「(はあ…めんどくせ。もう帰りてえな)」
いろは「お待たせしました〜せんぱ〜い」キラキラ
!?!?( ゚д゚)( ゚д゚)( ゚д゚)( ゚д゚)!?!?
八幡「お、おう」
八幡「…」
いろは「どうかしたんですか?」キラキラ
八幡「いや…その…似合ってるな…水着」
いろは「えっ///あ、ありがとうございます…///」
男子1「な、なんだあの子…めっちゃ可愛い…」
男子2「やべえ…可愛い…羨ましい…可愛い…」
女子1「ちょ、ちょっとなによそれ!なに見惚れてんの!?最低!」
女子2「そ、そうよそうよ!ちょ、ちょっと可愛いからってあんなガキ…」チラ
いろは「…………ふっ」ニヤ
女子1、2「あ、あの女!?!?」
八幡「ん?どうかしたのか?」
いろは「いえいえ〜。なんでも。それより先輩」
八幡「ん?」
いろは「よかったですね〜。こーんなに可愛い女の子と海に来れて」
八幡「(そういうの言わなけりゃ本当に可愛いんだがな…)」
…
…
…
八幡「水着…店で見るのと海で見るのでは全然違うな…」
いろは「やっとわかりましたか。まあそれでちゃんと水着を褒めたのでよしとします。ポイント上昇です」
八幡「ええ…ポイントとかあんのかよ…」
いろは「それでは先輩」
八幡「なんだよ」
いろは「はい」⊃
八幡「え、なにこれ」
いろは「日焼け止めのオイルです」
八幡「ふむ。……………で?」
いろは「塗ってください」
八幡「すまん。もう一度行ってくれ」
いろは「塗ってください」
八幡「……」
いろは「…」
八幡「絶対嫌だ!!!!!!」
いろは「おお…先輩のそんな大声はじめて聞いたかもですね」
八幡「そんなことはどうでもいい。なんで俺がやんだよ。自分でやれよそれぐらい」
いろは「えー普通、女の子と海にきたらまずそのイベントからじゃないですか〜」
八幡「どこの普通だよ。とにかく嫌だからな」
いろは「先輩」ボソ
八幡「な、なんだよ」
いろは「やらないと、大声で変態に襲われるって叫びますよ」ボソボソ
八幡「………この悪魔」
いろは「では先輩。お願いします♫」
…
…
…
いろは「ど、どうぞ」
八幡「お、おう」
いろは「へ、変なとこ触らないでくださいよ!」
八幡「わ、わかってるよ」
ヌリ…
いろは「んっ……」
八幡「え、な、なんだよ」
いろは「す、すいません。ちょっと冷たかったんで…つ、続きどうぞ」
八幡「おう…」
ヌリ…ヌリヌリ…
いろは「んんっ…」
八幡「お、おい、変な声出すなよ…」
いろは「す、すいません///」
八幡「な、なあもういいだろ」
いろは「まだちょっとしか塗ってないじゃないですか。あ、足もお願いします」
八幡「あ、足って…」ジー
いろは「い、いやらしい目で見ないでください」
八幡「み、見てねえよ。お前も恥ずかしくないのかよ。男にされて」
いろは「せ、せせ先輩を相手に恥ずかしいなんてあるわけないじゃないですかいいから早くしてください」
八幡「わ、わかったよ」
ヌリ…ヌリ…
いろは「ひゃわっ!?///」
八幡「うわっ、す、すまん」
いろは「い、いえ…あの…やっぱりもう大丈夫です…後は自分でやります///」
八幡「そ、そうか…」
いろは「…///」ヌリヌリ
八幡「…///」ポリポリ
八幡「お、おい、そのなんだ。どうすんだこれから」
いろは「そ、そうですね。えっとですね…まずはこれをやろうと思います」
ドンッ
八幡「は?…スイカ?」
…
…
…
八幡「行く時に荷物持たされた時、やたら荷物重いなと思ったが…スイカが入ってたとはな…」
いろは「おいしそうですよね♫」
八幡「んていきなりスイカ割りかよ…」
いろは「ですです!せっかくの海ですからやりたいじゃないですか!では先輩、これ目隠しです」
八幡「え、俺が割るの?やりたいならお前がやれよ」
いろは「なっ…私を目隠ししてなにする気ですか!?」
八幡「あーはいはい。わかったよ。やるよ」
いろは「それでいいんです。ささ!頑張ってください!先輩!」
八幡「…」←目隠し装着中
八幡「よし、いいぞ」
いろは「はい、それでは回れ〜!」グイグイ
八幡「うわっと!じ、自分で回るから!」
クルクル〜
八幡「…(ああ…マジでこれ今自分がどこにいるのかわかんねえな…)」
いろは「先輩!まず右向いてくださーい!」
八幡「へいへい」
いろは「そのまま三歩まっすぐ〜」
八幡「はいはい」
いろは「そこで左を向いてまっすぐです〜」
八幡「ほいほい」
いろは「いい感じですよ!」
八幡「うーす」
いろは「はい!そこで開脚前転!」
八幡「ほーい」
クルッ
八幡「って!なんでだよ!」
いろは「せ、せんぱいwwwwまさかほんとにやるなんてwwwww」
八幡「あーもう早くスイカのとこまで連れてけ!」
いろは「あ、もうその位置でいけますよ。ベストポジションです」
八幡「(え、今ので!?)」
八幡「よ、よし。じゃあ行くぞ…」スッ
コロコロ…
「すいませーん!ボールとってもらえませんかー?」
八幡「え?」
いろは「あ、先輩!ボール踏んじゃ…
八幡「おわっとっとっ!?」
いろは「きゃっ!?」
スッテンコロリーン!
八幡「…いたたた…たっくなんなんだよ…」ムギュ
八幡「(ムギュ?なんだこれスイカか?いやスイカにしちゃ小さいし柔らかいぞ)」ムギュムギュ
いろは「先輩…目隠しとってください」
八幡「え、ああ、そうだな」シュル
いろは「…」
八幡「……」ムギュ
…
…
…
八幡「いってー……転んだ時より痛かったぞ。思いっきりグーパンしやがって」
いろは「偶然とはいえあれは誰でも殴ります」ムス
八幡「機嫌なおせよ悪かたって…俺もあんなラノベ主人公みたいなことになると思わなかったんだよ…某漫画のリトさんのようにならなかっただけよかったじゃねえか…」
いろは「むう…」
八幡「ほらスイカ切れたぞ」
いろは「…いただきます」
八幡「そ、それで。次はなにするんだ」
いろは「そうですね…それではそろそろ海に行きましょうか」
八幡「行くのはいいが…なにすんの?あいにく水をかけあって「きゃ!つめたーい!おかえしよー!」「やったなー!」とかそんなことできるほど愉快に生きちゃいねえぞ」
いろは「先輩とそんなことやりたくないですよ…ボールがあるんでボール遊びしましょう!」
…
…
…
いろは「人が多いですね〜」
八幡「まったくだよ。海に近寄るまでになんでこんな人混みに入り込まなきゃならんのだ」
いろは「うわっ、あの人スタイルいいな…」
八幡「…(確かに…)」
いろは「先輩…女の子といる時に他の女の子をジロジロ見るなんて最低ですよ」
八幡「み、ミテナイデスヨ」
いろは「なんで片言なんですか…そんな可愛いならナンパでもしてみたらどうですか」
八幡「いやできるわけないだろ」
いろは「根性なしですね…そういえばこの前クラスの男子が海に行ったら1番可愛い子見つけてナンパしたやつが優勝な!とかよくわからないこと言ってましたね」
八幡「ほんとによくわからんな…なにが優勝なんだ…」
いろは「先輩もやってみたらどうですか」
八幡「はあ?絶対嫌だよ。それだと真っ先に一色にナンパすることになるだろうが」
八幡「(正直見た目だけは可愛いからな本当に…見た目だけだが)」
いろは「そうそう、私を………え?///」
八幡「知り合いの後輩をナンパとか黒歴史ものだわ」
いろは「あ、あの先輩…///」
八幡「あ?なんだよ。ナンパなんてやらないからな」
いろは「…も、もう!先輩のバカ!///」
八幡「ええ…」
…
…
…
ザッブーン!
八幡「おお…久しぶりだな…海に入るのは」
いろは「先輩、これ」
八幡「え、なにこれ」
いろは「浮き輪です」
八幡「…しおしおですけど」
いろは「空気入ってないんですから当たり前じゃないですか」
八幡「浮き輪いる?いらないよね?一色さん泳げないの?」
いろは「泳げますよ。でも浮き輪あったほうがプカプカ楽しいじゃないですか」
八幡「な、なあせめて空気入れるアレないのかアレ」
いろは「そんなものはありません!てことで頑張ってください先輩!」
八幡「マジかよ…」
いろは「冷たくて気持ちいいー!先輩ー!はやくー!」
八幡「そしてあいつは速攻海に入るのかよ……はあ、とっとと浮き輪やるか。くそう…これ地味にキツイんだよなあ…」
…
…
…
いろは「先輩いきますよー!それ!」ポン
八幡「おいしょ」ポン
いろは「そりゃ!」ポン
八幡「ほい」ポン
いろは「あ、ボール落とした方はジュース奢りですよー!」
八幡「は?」
いろは「そりゃあ!」バシン
八幡「おぶっ!?」
いろは「おお、顔面で受け止めるなんて男ですね!」
八幡「…勝手にルール決めた上それからのボールの威力おかしくないですかね」
いろは「先輩の負け〜!ジュースごちです♫」
八幡「なんて女だ…」
いろは「まあジュースは後でいいですよ。少し疲れちゃいましたし。休みましょう」
八幡「はぁ…」
いろは「浮き輪に乗って…とうわっ!?」バシャアン
八幡「なにやってんのお前…」
いろは「い、いえなかなかに浮き輪に乗るのが難しくて…うわっ!?」バシャアン
八幡「…」
いろは「ひゃわっ!?」バシャアン
八幡「…(滑稽だ。すごく滑稽だ。やばい。笑うな。笑うなよ八幡)」
いろは「むう…」
八幡「うくっ…」プルプル
いろは「あ!今先輩笑いましたよね!?」
八幡「わ、笑ってないですよ。うん」プクク…
いろは「もう!見てないで手伝ってくださいよ!」
八幡「…仕方ないな…ほれ」脇の下持ってヒョイ
いろは「ちょ、せんぱ…///」
八幡「あ、すまん。ついクセで…(小町と海行った時もこうやってたからな…)」
いろは「ま、まあ乗れたのでいいです…///」
…
…
…
いろは「ふぅ…」プカプカ
八幡「満足したか」
いろは「ん、まあそうですね。……まあまあです」
八幡「まあまあかよ」
いろは「先輩はどうでした?」
八幡「ものすごく疲れた」
いろは「もう…そこは楽しかったとか言うところですよ」
八幡「…………ま、まあ、そうだな。あれだ。久しぶりに海に来れたしな…まあまあ…よかった」
いろは「そうですか。よかったですか。それなら……よかったです」
八幡「そろそろ戻ろうぜ」
いろは「はい」
…
…
…
八幡「んじゃ、ジュース買ってくるわ」
いろは「よろしくでーす!」
自販機ピッ ガコンッ
八幡「マッ缶ねえじゃねえか…」
キャーキャー!イヤッフー!
八幡「なんでこのクソ暑い中であんなハジけれるんだ…同じ人間とは思えん…」
八幡「……なんだかんだ俺もスイカ割りとかボール遊びとかちょっと楽しんじゃってたがな…」
八幡「っと早く戻るか。一色のやつ1人だし。なにかあったら困……
DQN1「ねえねえーいいんじゃんかよー」
DQN2「ちょっとだけ!ちょっとだけでいいからさ!」
いろは「いえあのー本当に無理なんでー」
八幡「おいおい…こんなイベントはいらんぞ…神様…」
八幡「はあ…まあ俺が1人にさせちゃったのが原因か……」
八幡「見た目からして大学生か…大人か……さて、どうしたものか…」
DQN1「まま!とりあえず行こうよ!ね?」グイ
いろは「あ、あの。触らないでください!」
DQN2「大丈夫大丈夫!お兄さん達ちょー優しいから。ちょー優しく…してあげるから」ニヤニヤ
いろは「」ゾク
八幡「わ、悪い遅れた。い、いろは」
DQN1「あ?」
八幡「す、すんません。俺の彼女なんで。その…て、手離してもらえませんか」
いろは「…せんぱい」
DQN2「ちっ、彼氏持ちかよ…」
DQN1「いやでもよーなんだよこいつ。なあなあ、いろはちゃん?だっけ?こんなヒョロヒョロしたのと遊ぶよりさ、ぜーったい俺らと遊んだ方が楽しいぜ?な?」
八幡「(ああ…これでも引かないタイプか…)」
いろは「…」
DQN2「あーたしかにー。なんかキョドってるし、目とか気持ち悪いし。こんなのいろはちゃんには似合わねーって絶対」
八幡「(まあ実際その通りだな。わりと普通に正論言うじゃねえか)」
いろは「…さい」
DQN1「ん?なに?俺らと遊ぶ気になった」
いろは「先輩のこと悪く言わないでください!!!!!!」
DQN1「…」ポカーン
DQN2「…」ポカーン
八幡「(……バカ)」
DQN1「はあ?なにそれ?」ピキ
八幡「(刺激してどうすんだ。こういうタイプはキレやすいんだから。…あーもう仕方ねえ)」
八幡「(俺とこの人らでケンカすれば1秒もかからず俺がやられる。こういうのに口喧嘩やっても言葉通じないだろうし、だから後は……あれだな)」
八幡「(土下座だな。うん。この公衆の面前でやればさすがにみんなの目がこちらに向く。この人らもやりにくくなるだろ。土下座すれば済む。それで…誰も傷つかない)」スッ
DQN2「あ?お前なにして…」
ムキムキ係員「ちょっと君達」
DQN1「な、なんすか」
ムキムキ係員「君達がしつこいナンパをしてきて迷惑しているといろんなところから苦情がきている。少し…こちらに来てもらおうか」ムッキーン
DQN1「おわ!」
DQN2「うお!」
ムキムキ係員「なんだなんだお前達!軽いな!もっと飯を食え飯を!筋肉!筋肉!」
DQN×2「「お、降ろしてくれ〜」」
…
…
…
八幡「なんとか乗り切ったか…」
いろは「先輩…」ギュ
八幡「なんだよ……お、おい。ちょっと近くないか…///」
いろは「少しだけこうさせてください」ブルブル
八幡「……」
いろは「学校の男子と違って…大人で…話も通じなくて……怖かったです…」
八幡「(俺も死ぬほど怖かったが……こいつの前で言えないな…)」
いろは「助けてくれて…ありがとうございます」
八幡「……いや俺は結局なにもしてないけどな」
いろは「ありがとうございます…」
八幡「あーもう…」ナデナデ
いろは「っ…」
八幡「落ち着くまでそうしてろ」ナデナデ
いろは「はい…///」
八幡「その…俺も……ありがとな…」
いろは「え?」
八幡「…」
「先輩のこと悪く言わないでください!!!!!!」
八幡「なんでもねえよ…」
いろは「……」
八幡「……」
いろは「……」
八幡「…」
いろは「あ、そうだ先輩」ヒョコ
八幡「ん?」
いろは「さっきみたいに、私のことはいろはって呼んでくださいよ」
八幡「はあ?絶対いやだ」
いろは「えーさっきは見事な彼氏面で呼んでくれたじゃないですか!私ちょっとときめいちゃいましたよ♫」
八幡「あれは作戦ってだけで…一色でいいだろうが。別に」
いろは「ぶー」ムス
八幡「てかもう復活したのかよ。こえーな」
いろは「女の子は強いんですよ♫」
八幡「はあ…まあそっちの方がお前らしくていいな。やっぱ。元気になってくれたんならよかったよ」ナデナデ
いろは「は?なんですか口説いてるんですかさっきのこともあってかなり堕ちかけてきてるんで優しい言葉とナデナデでさらに畳み掛けてくるのはやめてくださいもうマジでヤバイんで…ご、ごめんなさい…///」
八幡「あーはいはい…わかったわかった」ナデナデ
いろは「い、いつまで撫でてるんですか!///」
八幡「ほら、そろそろいい時間だし。帰るぞ」
いろは「むぅ〜!///」
………………
……………
…………
………
……
…
〜電車〜
いろは「今日はありがとうございます」
八幡「まあいつものことだしな。本番頑張れよ」
いろは「へ?本番?」
八幡「葉山を海に誘うんだろ?」
いろは「あー…」
八幡「あーって…」
いろは「んー…海はもういいです」
八幡「はあ?それじゃあ意味ねえじゃねえか今日」
いろは「意味はありますよ」
八幡「なんだよ」
いろは「先輩と海に来れました」
八幡「…さっぱり意味わからんな」
いろは「だから海はもう十分なんです!」
八幡「はあ…相変わらず…よくわからんやつだな」
いろは「女の子はちょっと不思議な方が…………可愛いん…ですよ」コクコク
八幡「なんだ、眠いのか」
いろは「はい…少し…」
八幡「まあけっこうはしゃいだもんな。寝てていいぞ。着いたら起こしてやるから」
いろは「ありがとうございます…それじゃあ肩お借りしますね…」トン
八幡「え、おい。なんで肩なんだよ…」
いろは「 ..zzZZ」
八幡「はあ…まったく。しょうがない奴だな…」
八幡「(いつもこいつは強引で、振り回されてばかりだが…)」
八幡「今日…楽しかったな…わりと」
いろは「(私もですよ……せーんぱい)」
ー完ー
八幡リア充じゃないですか(血涙)
自分も今年、海行きたかったなあ…(遠い目)
読んでいただいた方ありがとうございます!
八幡が羨ましい
お題出したの私です
とても嬉しいです
ありがとうございます
次は夏祭りに行って欲しいです
コメントありがとうございます!
読んでいただきありがとうございます!
また書きたい衝動と時間があれば書かせていただきます!
ただただおもしろいの一言!久しぶりにおもしろいssに出会えて良かった!!
リトバスのまさとかなぁあの筋肉
↑十中八九そうやなwww
途中のDQNとかいらない。ああいうの書く人結構いるけど一気に駄作感が増す。
↑禿同
終わらせ方もイマイチ。