μ'sと2人の少年 〜3〜 廃校
音ノ木坂学院に入学した。高倉翔、そして武田勇樹、高坂穂乃果、園田海未、南ことりの5人。なぜか理事長の娘であることりより先に廃校を知っていた翔と勇樹。三学期になり他の生徒にも廃校になる可能性があることが知らされる。
何となく書き方が分かってきました。
1話と2話も修正をしたのでぜひぜひ読んでみてください。
穂乃果:えええぇぇぇぇぇぇ‼︎
穂乃果が叫んでいる声が昇降口まで聞こえてくる。理由は…大方予想がつく。
穂乃果:大変だよ!翔!勇樹‼︎音ノ木坂がぁ…
俺たちの所に走ってきた穂乃果は泣きながら地面にへばりつく。
翔:お前なぁ…
勇樹:廃校は今すぐちゃうで。少なくとも俺らが卒業するまでは大丈夫や。
穂乃果:ふぇ?
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海未:やはり勘違いでしたか。
ことり:お母さんに聞いたらね、私たちはまだ大丈夫だって言ってたよ♪
入学式から何ヶ月も立ち、対に三学期も終わりかけている。そんな中、穂乃果の度肝を抜いたのが音ノ木坂学院廃校のおしらせだった。
勇樹:でも母校が廃校になんのは嫌やな。
翔:まぁ、そうだけど…今更どーしようもねーだろ。しょうがな…
穂乃果:しょうがなくない‼︎‼︎
穂乃果の大声が教室中に響いた。その声を聞いた途端、楽しそうに喋っていた他のクラスメイトも顔をうつむかせた。
穂乃果:だって母校だよ⁉︎穂乃果は嫌だよ‼︎絶対に嫌だよ!
勇樹:とは言ってもなぁ…
海未:この学校の長所を探しましょう!
穂乃果:海未…ちゃん?
海未が珍しく自分から行動した。海未もいきなり母校が廃校になるのは嫌なのだろう。それに…
海未:長所をアピールすれば、新入生が興味を示してくれるかも知れません。それに…
あぁ。なんだかんだ言って俺たちはずっと一緒だ。穂乃果以外の俺たち4人は穂乃果の悲しむ顔を見たくない。穂乃果が悲しむぐらいなら、自分たちにできることはなんだってやる。と、中学のときに約束していた。
ことり:私もお母さんにどうにかならないか聞いてみるよ♪
穂乃果:ことりちゃん…
穂乃果が目に涙を浮かべる。
翔:おい穂乃果、泣くのはまだ早いだろ。まだ解決策も出てないのに。
勇樹:じゃ、放課後早速長所探しと行きましょか‼︎
一同:おぉ〜‼︎
〜放課後〜
穂乃果:う〜ん。色々見て回ったけどいい所多いと思うんだけどなぁ…
確かにこの音ノ木坂にはいい所がいっぱいある。広い講堂だったり、きちんと整備されたグラウンド、かわいい制服、そして何より古い伝統。まあ、これは今時の学生にはいらないかも知れないが…
翔:UTXと比べて何かが足りないよな。
勇樹:でもあんなでかい液晶とかそれこそ廃校になるし、そもそも液晶に流すA-RISEみたいなんも…
穂乃果:それだ‼︎
まずい…この流れは…
穂乃果:穂乃果たちがスクールアイドルをやればいいんだよ!
勇樹&翔:(や、やっぱり…)
海未:しかし穂乃果、スクールアイドルといってもそんなすぐに…
穂乃果:いいじゃん海未ちゃん!面白そうだし、やってみようよ‼︎
ことり:私はいいと思うけど…
穂乃果:でしょ⁉︎翔と勇樹は?
翔:(うっ!)べ、別に…
勇樹:いいとは、思うが…
穂乃果:だよね‼︎ほらー海未ちゃんもやろうよー。
海未:ことりや翔たちが言うのならしかたないですね。分かりました!やりましょう‼︎
まずい…非常にまずい!
ことり:じゃ、早速作成会議だね♪
穂乃果:よし!じゃあ穂乃果の家にしゅっぱ〜つ‼︎
勇樹:「お、おい。どーすんだ!翔‼︎」
翔:「や、やばいな、」
俺と勇樹が小声で喋っているのは興奮している3人には聞こえていないようだが…
勇樹:「A-RISEを見てくれたらいいんだがな…」
翔:「おぅ…」
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〜時が流れ穂乃果の部屋〜
穂乃果:ははは、やっぱり高校生5人は狭いね…
海未:そんなことより穂乃果。スクールアイドルとはどんなものかを調べるのでしょう⁉︎
ことり:はい。穂乃果ちゃん。パソコン♪
穂乃果:ありがとう!ことりちゃん‼︎
まずすぎる。やばすぎる。
穂乃果:うわぁー。
穂乃果の視線の先にはスクールアイドルのHPが映し出されていた。各グループのメンバー紹介だったりPVだったり、まあ見慣れたHPだが…
海未:これはすごいですね!こんなにも多くのスクールアイドルがあるとは…
ことり:あれ?翔くんと勇樹くんは見ないの?
翔:え?あ、あぁ、じゃあちょっと。
勇樹:俺もちょっとしーつれーい。
穂乃果:多すぎて分からないや〜。
翔:と、とりあえず、このデカデカと載ってるA-RISEを見ようぜ!
勇樹:あ、お、俺も見てみてー!
海未:ん?どうしたのですか?勇樹、翔?何だか慌てているような…
翔:い、いや〜ちょっと…
やばい、勇樹!頼む‼︎
勇樹:スクールアイドルって男子でもなれんのかなって思ってさ!ほら、さっきあんなに乗り気だったのに参加できないとかだったら…
穂乃果:できるみたいだよ!ほら‼︎
勇樹&翔:‼︎‼︎
そこに載っていたのはEnd∞Less(エンドレス)というグループだ。
ことり:そのグループ相当人気あるみたいだよ?
海未:本当ですね。女子が中心のなか、男子グループで人気を出すなんてさぞ…
ブーッブーッブーッブーッ
ピロリンピロリン
翔:悪い俺のだ。… !
勇樹:すまん。俺も、っと、何々… !
ことり:2人ともどうしたの?
翔:本当にすまん。用事ができた。
勇樹:俺も。ってことでまた明日!
穂乃果:うん!またねー‼︎
海未:どうしたのでしょうか?少し様子が変でしたが…
ことり:うーん、何かあったのかなぁ?
穂乃果:それより、2人とも。ほら!………
勇樹&翔:お邪魔しましたー!
穂乃果の母さんと雪穂に挨拶して、俺たちは穂むらを後にしようとしていた。
翔:さて、と
勇樹:なんでお前がここにいるんだ?
勇樹&翔:終斗!
終斗:なんで?なんでってそりゃぁもちろん復活のためだよ?
翔:やっぱ、そうか…
勇樹:でも、お前が行くのはUT…
終斗:勇樹、それは関係ないよ。だって僕たちはスクールアイドル。学校が違うなんてどうでもいいんだ。それに僕たちは終わらない永遠
ーEnd∞Lessー
でしょ?
翔:あぁ。
勇樹:…そうだな。
なんかストーリーを考えるのって楽しいですね♪
次はいよいよ…
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