μ'sと2人の少年 〜4-2〜 過去と出会い
「仕事」に取り掛かった2人。そしてときは2年の春。部活動紹介に向けて…向けて?
眠いので文が変かもしれません。
誤字を訂正しました。
文字化けがひどい。ちゅらい。
穂乃果:うぅぅ、眠いぃ〜…
ことり:穂乃果ちゃん、これもスクールアイドルをやるためだよ。
海未:そうです。穂乃果、練習時間が無いのですから朝練するのは当たり前です!勇樹と翔を見なさい!私より早くに来てるんですよ‼︎
海未はそういって俺たちのほうを指差した。なんでも基礎を一から叩き直す。ということで、朝練をすることになった。
翔:なぁ、これ俺たち必要か?
勇樹:ほんまそれ。いらんくね?眠いし、てか寝たい。
おそらく勇樹も終わらなかったのだろうか、目の下が黒くなっている。
海未:2人は要領もよく体力もありますし、ダンスや歌を覚えるだけでいいですが、
翔:この2人は体力がヤバイからダンスついでに手伝え。と
海未:ま、まぁそんなところです。
認めちゃうんだ。そこ。
勇樹:ま、えーやん。翔。別に暇…やし。
翔:お、お?おぅ…まあな?
勇樹の目は穂乃果のために、といった目だった。徹夜で疲れているため何をしているのか一瞬分からなかった。
海未:さ、2人とも、今から階段ダッシュです!
穂乃果&ことり:はぁ〜い。
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学校
ことり:ふぅ…朝練疲れちゃったよ。
穂乃果:でもね!穂乃果昨日のA-RISEのPV思い出したらまだまだいけるような気がするよ‼︎
誰かがこっちを向いて見つめている気がする。誰だろう…
海未:しかし、穂乃果。張り切りすぎて勉強をおろそかにしてはいけませんよ。もう2年生の授業も始まっているんですから。
そう、俺たちは2年生になった。来週にある部活動紹介の時にライブをするらしい。
ことり:でもやっぱり嬉しいよね♪グループ名が決まったのって。
そう、穂乃果の案で全校生徒に募集することになったグループ名が決まったのだ。
海未:ミューズ…9人の女神…
勇樹:女神やったら俺と翔無理やん。
翔:あ、ほんとだ。
勇樹の冷静なツッコミに重要なことに気づく。
穂乃果:そこは別にミューズ with boys!みたいな?
穂乃果が苦笑いをする。
ことり:にしても、昨日のあのグループは何だったんだろうね、
海未:あぁ、あのEnd∞Lessとかいうグループですか?
教室へと向かう俺と勇樹の足が一瞬止まる。そして先ほどの視線の主がこちらに向かって走ってくるのを感じる。
⁇:い、今、End∞Lessって言いました⁉︎
海未:ひ、ひぃぃ‼︎え、えぇ、言いましたけど…
俺らについて詳しく知ってそうな女子が海未のことをじーっと見ている。
⁇:あ、やっぱりスクールアイドルの方ですよね!
海未:え、あ、はい!ちなみに、グループ名はミューズに決まりました。
会話がなりたっていないぞ。海未…
そんなことを思っていたが相手もいい意味でバカらしく、
⁇:おぉ‼︎ミューズ…!いい響きです〜。
と、まぁ2人とも顔見知りと言ったところか、初対面の人との会話がうまくできていない。
すると後ろからまた誰かが来た。
それもすごいスピードで。
⁇:か〜よちん。アイドルが好きなのはいいけど、自己紹介はしたの?
かよちんと呼ばれた女の子は急に改まって身だしなみを整え、
花陽:はっ‼︎ あ、挨拶が遅れました。私、1年生の小泉花陽です!
凛:星空凛にゃ!かよちんはずーっとアイドルに憧れてるんだにゃ‼︎
にゃーにゃーと元気な子と少し大人しそう、アイドルについては激しそうな子だった。
勇樹:へぇ〜、じゃあミューズに入るってのは?
勇樹が穂乃果たちのほうを見る。
穂乃果:全然だいじょーぶ‼︎むしろメンバー探してたくらいだからね!
ことり:ちなみに、この2人の男子もメンバーだし、やりたかったら問題ないよ!
花陽:えぇ⁉︎そうなんですか?
勇樹:あぁ、ま、一応な。
翔:そ、一応。
凛:男の子と女の子がいるアイドルなんておもしろそうにゃ〜!
凛のほうは好印象のようだ。対する花陽も好奇の目をしている。
勇樹:お、じゃあ?入ってみるか?凛。
凛:考えとくにゃー!かよちんは?
なんで会って数分なのにお前ら普通に話せるんだよ…
花陽:えぇ⁉︎えぇっと〜。
海未:別に今無理して決める必要は無いですよ。部活動紹介のときのライブを見て判断してください。
翔:お、海未自信満々だな。
穂乃果:そりゃそーだよ!あれだけ練習したんだもん‼︎
勇樹:確かに、春休みも毎日やってたもんなぁー。それに…
キーンコーンカーンコーン
翔:やべ、予鈴だ。
凛:じゃあこれで失礼するにゃ!
勇樹:おぅ‼︎
花陽:ま、またいつか…
ことり:うん!ライブ見に来てね♪
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昼休み
穂乃果:あの2人、入ってくれるかな?
翔:あの感じだと花陽ちゃんが入ったら凛ちゃんも入るんじゃね?
勇樹:同感。で、お前ら…
翔:あぁ、そうだ…
勇樹&翔:曲どーすんの?
3人:え?
海未:え?って穂乃果!考えておくって言ったじゃないですか‼︎
穂乃果:うーん。当てはあったんだけどねー。断られちゃった。テヘッ。
ドゴッ
勇樹から穂乃果にチョップがとぶ。
勇樹:一週間で間に合うんか?最低でも今日中には曲必要やぞ。
ことり:どうしよぉー。
海未は呆れ、穂乃果は痛がり、ことりはあたふたしている。
勇樹:近くに作曲とか出来る人がいたらなぁー。
明らかにこっちを見てる。3人は気づいてないようだが。
翔:おい、ま、後でな。
キーンコーン……
翔:さ、とりあえず授業に集中しろ。穂乃果。
穂乃果:うぅ〜。
さて、と
偶然、俺と勇樹は1番後ろの席なので携帯を触ってもあまりばれない。
皆するなよ?
5限目開始と同時に俺と勇樹の作詞と作曲は始まった。連絡はL○NEだ。
翔:作詞は任せて、俺は作曲するか…
勇樹が向こうのほうで親指を立てているのを確認する。
翔:いくらかかる?
そう送るとすぐ返ってきた。
勇樹:30分
翔:了解っと。
そう勇樹に送信した俺は会社が新しく開発した作曲用タブレットで作曲を開始した。
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放課後
穂乃果たちが神社に練習しに行ったのを確認した俺たちは身代わりを探した。
翔:さすがに俺たちが俺たちのを渡す訳にはいかない。誰か作曲出来そうな人を…
勇樹:そんなんいる訳…おったわ。
勇樹の視線の先には音楽室でピアノを弾く赤髪の女子がいた。
ガラッ
勇樹:失礼すんでー。
その女の子は当たり前のように驚き
⁇:な、何よあんたたち!
翔:別にやましいことをしに来たんじゃない。ちょっと…
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真姫:作曲者として名乗って欲しい⁉︎
その赤髪の子は西木野真姫。ツンデレを絵に描いたような子だ。
勇樹:いきなりで、悪いけど、頼む!この通り!
すると真姫は以外にも
真姫:いいわよ。
勇樹:へ?なんで?
真姫:なんで?はこっちの台詞よ。どっちが偽名だか知らないけど、こんなところで何してんの?高田翔平さん?武岡勇太さん?
翔:な、なんでその名前を…
真姫:図星ね。あんたたちの演奏を聴いてピアニストを目指した子も少なくないわ。私もその一人だし。
勇樹:あぁ〜。そういうことか、
End∞Lessのことは知られていないようで内心ホッとした。
真姫:ま、憧れの2人の頼みだもん、聞いてあげるわ。
翔:そっか、ありがとな!真姫‼︎
そういって俺と勇樹は音楽室を出て行った。
真姫:(あの2人がそんなにも期待し、肩を持つミューズ…どんなのかしらね。)
次こそついに…!
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