凛「真姫ちゃんをおとすにゃ!」
凛(ふっふーん♪真姫ちゃんの弱点は把握してるにゃ!)ドヤァ…
真姫「あら、凛?早いじゃない…」テクテク…
凛「……」フン…
真姫「……え?」クルッ
凛(…そう。きっと、真姫ちゃんみたいなツンデレさんは逆に冷たくした方が気を引けるっ!なんて凛は計算高いんでしょう…!)キラキラ~!!
真姫「ちょっと…凛?」
凛「…なに?」ツン…
真姫「いや、別に…」オドオド…
凛(よし!これを3日ぐらい続けるにゃ!)
~一日目~
真姫「あ、凛、おはよ…」テクテク…
凛「……おはよ」プイッ…
真姫「……あ…」
凛(よしよし、順調順調♪)ルンルン…
~二日目~
真姫「り、凛…おはよ…」オドオド…
凛「……おはよ」プイッ
花陽「あ、凛ちゃん!おはよ~♪」
凛「おはよう、かよちん♪」ニコッ
真姫「……」グスッ…
凛「……あ…っ!」グッ…
凛(我慢我慢…。明日の放課後まで我慢!)
真姫「……」トボトボ…
希「あ、真姫ちゃんやん♪おはようさん♪」
真姫「……のぞみぃ…」ポロポロ…
希「…っ!どうしたん…?」ドキッ…//
真姫「…凛が、私のこと嫌いになっちゃったかもしれない…」グスッ…
希「…凛ちゃんが?」
希(あー、きっと作戦やな…。泣かせるのはなんとも言えんけど、ちゃんと気を引けてる所は流石や…)シミジミ…
真姫「…希…?」
希「きっと大丈夫や。凛ちゃんがそんな簡単に人を嫌いになると思うん?」
真姫「……」フルフル…
希「でしょ?ほな、大丈夫や♪」ニコッ
真姫「…そうよね…。…えっと…」モジモジ…
希「ん?」
真姫「…ありがとう♪」ニコッ!!
希「…っ!!?!」カァー…///
真姫「じゃあ、またあとで」テクテク…
希「……」ドキドキ…
希(泣いた後の笑顔とか…反則やわぁ…)ドキドキ…
~三日目~
凛(よし!今日の放課後が勝負にゃ!)シャー!!
真姫「凛、おはよ…」
凛「……おはよ」プイッ
真姫「……っ!」グッ…
凛(よし…気を引けてる…よね…?)
凛「あ、真姫ちゃん」クルッ
真姫「!!なに?」
凛「放課後、屋上に来てくれる?今日は部活ないよね?」
真姫「ええ、ないわよ。…わかったわ」
凛「じゃ、またね」クルッ
真姫「………なんなのよ」
凛(よし!順調!!)
花陽「あ、凛ちゃん!」
凛「かよちん!あのね、きょうね!真姫ちゃんをおとすにゃ!」シャー!!
花陽「ええっ!?そうなのぉ!?頑張ってね!」
凛「任せるにゃ!!」フンスッ!!
……ホウカゴダヨ!!
真姫「……凛?」キョロキョロ…
真姫(…まだ来てないみたいね。…屋上で用があるなんて、なにかしら…。絶交しようとか言われたらどうしよう…)グスッ…
…ガチャ
真姫「…!」ビクゥ!!
凛「あ!真姫ちゃん、来てくれたんだ!」
真姫「ええ。それより、用ってなによ…?」ドキドキ…
凛「あ、えっとね…」
真姫「……」ドキドキ…
凛「三日間、冷たくしてごめんにゃ!」ペコッ
真姫「……へ?」
凛「凛ね、真姫ちゃんの気を引きたくて…だから…」
凛(よし!いい調子にゃ!)チラッ
真姫「……!」ポロポロ…
凛「うえぇ!?なんで泣いてるの!?」アセアセ…
真姫「……て…」ポロポロ…
凛「……?」
真姫「ただ、嬉しくて…!凛に嫌われたって…グスッ…思ってて…。絶交されたらどうしようって…グスッ…」ポロポロ…
凛「真姫ちゃん…」
真姫「本当に、よかった…。凛は私にとって、高校生になって一番最初にできた友達だから…グスッ…。本当によかったぁ…♪」ニコッ
凛「…っ!!?!」ドキューン!!
真姫「えっと、この際だから言うけど、私は凛と一緒にミューズに入ってよかったって思ってるわ。凛と一緒にいると…その…楽しいし…」テレッ…
凛(あれ、ヤバい…。この真姫ちゃんかわいい…//)ドキドキ…
真姫「…あーもうっ!!」ダキッ!!
凛「…!?!!」ドキドキドキドキ…
真姫「なんで気を引こうと思ったのか知らないけど、凛のこと、大切な友達だって、仲間だって思ってるから!」
凛「真姫ちゃん…」ドキドキ…
真姫「じゃあ、そろそろ帰らないと…」スッ…
凛「…あ…」シュン…
真姫「またね♪」ガチャ
凛「……」ドキドキ…
花陽「…凛ちゃん、ナイスファイトだよ」グッ
凛「あ、かよちん…」ドキドキ…
花陽「ずっと影から見てたよ♪…やっぱ、返り討ちにあっちゃったかぁ」タハハ…
凛「……」
花陽「凛ちゃん?」
凛「どうしよう…ドキドキが止まらないよぉ…」ドキドキ…
花陽「……まぁ、取り敢えず、くじ引いてね♪」
凛「……」スッ
『かよちん』
花陽「え、花陽かぁ…」
花陽(真姫ちゃん…凛ちゃんの敵、うってやりますっ!!)ゴゴゴゴゴォ…
凛(かよちんが燃えてるにゃ…)
花陽「真姫ちゃんをおとしてやるっ!!」に続く…
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