足柄さんの反省会in.居酒屋鳳翔
少し書けなくなっていた期間が長いのでリハビリがてらに。
男に失敗したり、仕事がうまくいかなかったり、色んな悩み事を抱える足柄さんが鳳翔さんの店で反省会という名の飲んだくれ状態になるまでを書いていくSSです
何番煎じかわかりませんが頑張ります。
この話の中ではもう深海棲艦は殲滅されていて、一部は人間と共存している事になってます
あとは作中ではかなり弄られキャラですが別に足柄さんが嫌いなのではありません。むしろ好きですしお嫁さんになったらかなりの女子力を発揮すると思ってます
※9割は地の文無しですが、少しだけ地の文が入る事があります!
あまり合わないと思った時はブラウザをそっ閉じ願います
時系列
子育て事情(戦争終結)→足柄さんの反省会
-居酒屋鳳翔-
ガラガラガラッ
鳳翔「いらっしゃ・・・あら、足柄さん。お久しぶりです」
足柄「ええ、久しぶりね・・・」
鳳翔「な、何かショックなことでも?とても沈んでいるように見えますが・・・?」
足柄「・・・よ」
鳳翔「??」
足柄「また、またよ。また彼氏に振られたのよぉぉぉぉぉぉぉぉお!」
鳳翔「あぁ・・・」
足柄「私何もしてないじゃない!確かに!少し力が強いし虫は怖がらないけど!」
鳳翔「む、虫?虫がどうかしたんですか?」
足柄「ゴキブリが出たから掴んで窓から逃がしたら彼氏に引かれてそのまま逃げられたのよ」
鳳翔「そ、それはなにかしたに入るのでは・・・」
足柄「いやね?確かに女っぽくはないかもしれないわよ?でも、それで逃げられるなんて心外だわ・・・」ショボン
鳳翔「まあ、男でもそれはなかなか出来ないですししないでしょうからね・・・某珍獣ハンターならともかく」
鳳翔「まあ取り敢えず座って下さい。今おしぼり出しますから」
足柄「そうね。今夜はゆっくり付き合ってもらうわね、鳳翔さん」
鳳翔「ええ、もちろん。今日は日本酒が色々とありますよ〜♪」
鳳翔「はい、どうぞ。つき出しです」
足柄「あら、大根の煮物。美味しそうね〜」ニヨニヨ
鳳翔「よく味が染み込んでますよ。お供にはお酒をどうぞ」コトッ
足柄「ええ、頂くわ」
クイッ
ハフハフハフ
足柄「お酒によく合う味付けね。さすが鳳翔さんだわ」ホクホク
鳳翔「それは良かったです。ところで・・・」
足柄「どうしたの?鳳翔さん」
鳳翔「そ、その・・・」
足柄「何よ歯切れが悪いわね〜。私と鳳翔さんの仲なんだから、今更何を言い淀むことがあるのよ」ニコニコ
鳳翔「いや、その・・・足柄さん、今回で何人目ですか?」
足柄「」
鳳翔「あ、足柄さん!顔が、顔がちょっと放送できない感じの引き攣り方に!」アセアセ
足柄「五人目ですけど何かァ!?」バンッ!
鳳翔「ご、五人・・・」アオザメ
足柄「何よ・・・なにか言いたいことがあるなら言いなさいよ・・・」
鳳翔「いえ、何でもないです。それよりも足柄さん、どうしてあなたみたいな料理は上手。洗濯や掃除も出来て、尚且つ秘書艦の経験を活かして書類仕事何かも軽々とこなせる。そんな女性が結婚出来n「そんなの私が聞きたいわよぉ!」・・・そうですね、ごめんなさい」ナデナデ
足柄「うぅ・・・」グスン
鳳翔「ま、まあとりあえず飲みましょう?まだ夜は始まったばかりじゃないですか!」
ガラガラガラ
鳳翔「あ、ほら!足柄さん!一緒に飲んでくれる人が来ましたよ!」
???「あれー?足柄じゃん!あなたもここで夜飲み?」
まだまだ夜は始まったばかりです。
川内「にしてもなんで足柄は泣いてるの?」
鳳翔「そ、それはね・・・」シドロモドロ
川内「・・・あー、何となく察したからいいよ鳳翔さん」
鳳翔「そ、そうなの」
足柄「川内か・・・久しぶりね。あなたはよく来てるの?」
川内「んー、月に3、4回は来てるよ?今日は1人だけどいつもなら大抵神通ちゃんとか五十鈴とか、軽巡の皆と来てるんだ〜」
足柄「そうだったの。そんだけ来てて今日まで会わない、ってのも珍しいものね・・・私は2ヶ月に1回、ってペースね。最近は忙しくて来れてなかったけど」
川内「忙しい?仕事か何か?」
足柄「ええ。それにかれ・・・」
川内「かれ・・・?あっ」
足柄「・・・・・・」ズ-ン
川内「あ、足柄!とりあえず飲もう?そんな凹まないで!」
鳳翔「川内さんもとりあえず座って下さい。注文取りますし」
川内「ん、そだね〜。とりあえず足柄と同じ大根の煮物と・・・あとは焼酎かな」
鳳翔「はーい」
加わった人も一緒に飲んで、体は温まっていきます。
川内「もぐもぐ・・・ふう。やっぱ鳳翔さんの料理は美味しいねー!」
足柄「ええ、ほうよね」モグモグ
鳳翔「あらあら、ありがとうございます♪」
川内「で、足柄はなんで結婚出来ないかだっけ?」
足柄「ええ、そうよ。なんでなの?」ワナワナ
川内「単純に勝ち気すぎるんじゃないの?気が強いっていうかさ」
足柄「た、確かに勝つ事に貪欲だし女の子って感じはしないかもしれないけど・・・でも料理とか他の家事とかは得意だし、家計簿とかも付けられるのに・・・」イジイジ
川内「出来すぎることも問題って事だねー!あ、鳳翔さんお造り下さいなー。あと焼酎もう1杯ー」
足柄「そ、そんなのどうしようもないじゃないの!あ、なら私は揚げだし豆腐と熱燗でお願いします」
鳳翔「まあでもたまに見せる女の子らしい趣味でギャップがありますよ?足柄さんは。注文承りました〜」
川内「でもほら、ゴキブリ素手で掴める女子は普通に引くでしょ。私も流石に出来ないわ」
足柄「あ、あれは咄嗟に!」
川内「咄嗟にできる時点でおかしいよ」キッパリ
足柄「そう、そうよね・・・」ズ-ン
川内「その点私は夜戦より楽しいこと見付けたから今はお淑やかで家事のできる主婦だよ〜」ニヒヒ♪
シ-ン
川内「あ、あれ?足柄?」
足柄「あなたが・・・主婦?」
川内「う、うん///まだ修行中だけど予約されちゃった///」
足柄「く、薬指に指輪が・・・」ガクッ
足柄「あんたみたいな夜戦バカに先を越されるなんてぇ・・・鬱だわ・・・」
川内「あ、足柄も少し強気ってか勝つ事に貪欲な部分を控え目にすれば美人で何でも出来るお姉さんじゃん!引く手数多だよ!」
足柄「アイデンティティーを捨てるわけには行かないのよぉぉぉぉぉお!」バンッ
鳳翔「川内さん・・・タイミング考えた方が良かったと思いますよ・・・」
止めを刺してもまだまだ夜は続きます。
??「今日は鳳翔さんの所で愛宕達と一緒にご飯よ」
?「やったのです!」
?「ハラショー」
??「さて、そろそろ見えてくる頃ね。あ、あそこ・・・よ?」
?「高雄さん、どうしたのです?」
高雄「そのね、電。なんだか中からすごく騒がしい声が・・・」
足柄「きっとこのままずっと結婚出来ないまま朽ちていくんだわぁぁぁぁぁぁぁ!」
川内「足柄声が大きいよ!大丈夫だから落ち着いて!」
鳳翔「あ、あらあら・・・どうすれば・・・」
高雄「・・・」
電「・・・」
?「高雄さん、どうする?」
高雄「そうね・・・とにかく愛宕達も来ることだし、一旦待ちましょう。」
?「わかったよ」
電「響お姉ちゃん、そこら辺少し見て回らないですか?」
響「構わないよ、電。高雄さんいいですか?」
高雄「いいわよ、ついでに愛宕達を探して・・・「ぱんぱかぱ〜ん♪」来なくていいみたいね」
高雄「こんばんは愛宕。それに雷、暁」
雷「こんばんは!」
暁「こんばんは高雄、さん」
愛宕「先に入っていても良かったのに〜。優しいのね高雄は」
高雄「いや、それがね・・・」ユビサシ
「「「?」」」
足柄「あんたは良いわねぇ川内!もう相手がいるんだもの!私は、私はぁぁぁぁ!」
川内「いやっ、そんな、照れるよ急に///」
鳳翔「あぁ、もうどうしましょう・・・」オロオロ
「「「あぁ・・・」」」
高雄「そういう事よ。じゃ、行きましょう?」
愛宕「そうね♪」
暁「暁達も行くわよ!」
響「ハラショー」
雷「そうね!」
電「なのです!」
ガラガラガラ
足柄「もういやだぁぁぁ・・・って、高雄に愛宕、それに第六駆逐隊の皆じゃない」
川内「お、皆こないだぶり〜」
鳳翔「いらっしゃいませ♪今日は懐かしいメンバーでの集いになりそうですね♪」
また人が増えながら、ゆっくり夜は進みます。
電「やっぱり鳳翔さんの料理は絶品なのです!」
響「ハラショー」
雷「私も負けてられないわね!」
暁「ほんとにモグモグおいしいハグハグわねゴックン」
高雄「暁。食べながら話さないの。そんなんじゃレディーまで程遠いわ」
愛宕「そうよ〜。で、足柄はまたなの?」
足柄「うっ・・・そ、そうよ。なにか悪いかしら」ズ-ン
愛宕「どうせまた男勝り(物理)な事でもしたんでしょ」
足柄「な、なんで分かったの!?」
川内「だっていつもそうじゃんかー」
高雄「前の時はなんだっけ?」
電「えっと・・・確か料理にカツばっか作って殺す気かってキレられた筈なのです」
雷「生活習慣病まで待ったなしだものね」
足柄「だってカツって美味しいじゃない・・・自分も得意だしさ・・・」
鳳翔「流石に毎日だと大変ですよ」
足柄「だから今回はしなかったわよ?」
川内「その代わりに珍獣ハンターになったんだよね」
足柄「その話はもうやめて・・・」
足柄「あら?電その髪留めいつもと違うじゃない。イメチェンかしら?」
電「はわっ!こ、これは・・・」
雷(言えない・・・)
響(あの髪留めは最近仲のいい男子からプレゼントされたものなんて言ったら)
電(また足柄さんが傷ついちゃうのです!)
暁「あ、それ最近仲のいい男子からプレゼントされたらしいわよ?」
「「「あっ」」」
足柄「・・・」ドサッ
高雄「あ、足柄!?」
愛宕「あ、あら〜」
「「「暁お姉ちゃんは空気を読んで!(なのです!)」」」
暁「え?え?」
レディーまでの道も、夜もまだまだ続きます。
足柄「で、よ」
川内「?何?どったの?」
足柄「今こんだけメンバー集まってるわけだけどさ」
高雄「ええ、久しぶりにこんな多い人数で顔を合わせるわね」
足柄「ここにいない子達は何をしてるのかしらね?」
鳳翔「夕張さん、明石さん、大淀さんは同じ会社で技術者と庶務をしているみたいですよ。たまにここにも来てくれますし、もしかしたら今日訪れるかも」
愛宕「吹雪ちゃん達駆逐艦は一部を除いてほぼ中学生になったみたいね〜♪」
雷「私たちも同じ中学よ!」
電「私達第六駆逐隊は愛宕さん、高雄さんに引き取ってもらって一緒に暮らしているのです!」
暁「RomaやLittorio、Bismarckみたいな海外艦はそれぞれの大使館にいるらしいわ!」
響「レーベやマックス、それにろーやリベは中学校にいるよ」
足柄「ふむふむ・・・戦艦の子達は?」
鳳翔「えっと・・・分かる所では扶桑さんは大企業の社長秘書。山城さんはそこで女性社員として働いているみたいですね・・・しかもかなり重要なポストにいるらしいです」
足柄「すごいわね・・・一応私も色々とやらせてもらえる立場だけど・・・」
足柄「で」
川内「でって何さ。聞きたいことは答えてるじゃん?」
足柄「結婚したのは?」
川内「」メソラシ
足柄「いるのね?」ギロッ
川内「え、えっと・・・大和、神通、蒼龍、赤城、加賀、翔鶴辺りは私と同じで婚約ね・・・」
鳳翔「中でも大和さん、加賀さんはそろそろ招待状が来ると思います、よ」
足柄「・・・」
足柄「もうね、そろそろ普通のお客さんもちらほら来る時間だと思うから騒ぐのはやめておくわ」
高雄「そ、そう」タジッ
足柄「でも、とことん飲ませてもらうわね・・・とりあえず焼酎もらっていいかしら」
鳳翔「はいはい」
ガラガラガラ
足柄「ちょうど普通のお客さんも来たみたいね・・・って、あら?」
また人は増えながらも、夜は続きます。
鳳翔「あら、いらっしゃいませ提督」
提督「こんばんは鳳翔さん。それに皆も久しぶりだな」
川内「ほんとだよ提督!」
高雄「お久しぶりですね」
雷「今まで何してたの?」
提督「ん・・・大本営に行って今までの戦闘の記録、後はお前達のその後を資料にまとめてたんだ。んで、それが一段落してこっちに戻ってこれたからここで一杯飲んで帰ろうかなと」
電「そうだったのですか・・・お疲れ様なのです!」
提督「ん、ありがとな電」ナデナデ
電「はわわ〜」ポワポワ
提督「鳳翔さんマッコリ。後キムチで」
鳳翔「はい、わかりました」
足柄「少し人数が多いしカウンターじゃなく座敷に行かない?もしかしたらまた人が増えるかもでしょう?」
愛宕「そうね〜♪」
・・・・・・・
・・・・・
鳳翔「マッコリとキムチです」コトッ
提督「お、来た来た。どれどれー」ハムッ
提督「ん、ちょうどいい辛さ!んで早速マッコリも」グビッ
提督「あ゛〜!疲れた体がアルコールであっためられる〜!」
足柄「提督、なんかおっさん臭くなってないかしら・・・?」
提督「言うなよ・・・なんだかんだ言って戦いが終わったあとの方がお偉いさんとかと話したり圧力かけられたりでよっぽど疲れたんだからな・・・」トホホ
足柄「元帥さんも形無しね」ケタケタ
愛宕「鳳翔さん〜こっちにもお酒もらえるかしら〜?熱燗〜」
鳳翔「は〜い♪」
高雄「ちょっと愛宕!そろそろ暁達達も眠たそうだしそれで最後にしてよ!?」
暁「まだ、レディーは、寝ない、もん」ウトウト
響「ハラ、ショー」ウツラウツラ
川内「私はまだまだ飲むよ〜!」
鳳翔「ふふふ♪」
鳳翔(久々に会う人たちが沢山で嬉しいわね♪足柄さんもこの後のチャンスを逃さないといいけど・・・)
色んな想いが絡み合いつつ、夜はまだまだ続きます。
高雄「じゃあ、私達はそろそろお暇させてもらうわね」
愛宕「また一緒に飲めたらいいわね〜♪」
雷「んぅ・・・」ウトウト
電「さよなら、なのです・・・」ウツラウツラ
響「・・・z」コックリコックリ
暁「ん・・・」フラフラ
足柄「ええ、また」
川内「連絡先も交換したし、時間が出来たら一緒に飲もう!」
愛宕「じゃあね〜♪」
ガラガラガラ
提督「さて、メンバーが少し減ったところでまた乾杯と行きますか」
足柄「ええ、そうね」
川内「いいね〜」
『乾杯』
足柄「ん・・・」クイッ
川内「・・・ふう」
提督「・・・お前らは付き合ってる奴らとかいるのか?」
足柄「」ブハッ
川内「ウグッ」
川内「の、喉に詰まった」ゴホッゴホッ
提督「す、すまん」
足柄「何で急にそんなことを聞くのかしら?」ユラリ
提督「ヒッ!い、いやな?戦いが終わってさ。お前らも普通の一人の女性として生きていけるようになった訳だろ?」
足柄「え、ええ、そうね」
提督「だからその女性として幸せを掴めてるかなーと疑問に思ったんだよ」
川内「そういう事かー。提督の事だからここでいないとか言ったらがっつき始めるのかと思ったよ!」ケラケラ
提督「しねえわ!ったく・・・で、どうなの?」
川内「私は予約済!」キラッ
足柄「私は今日別れたところよ・・・」ズ-ン
提督「川内が婚約とか明日はクナイが降ってくるな」
川内「しっつれいだな!」ウガ-!
提督「鳳翔さんは〜?」
鳳翔「私、ですか?私は・・・」カァッ
足柄「鳳翔さんが顔を赤らめている・・・ですって?」
鳳翔「じ、実は常連の方に・・・片道ですが恋慕を・・・」
川内「鳳翔さんが乙女な顔をしておられる・・・!」
足柄「鳳翔さんなら叶うわよ。私みたいに男勝りな部分とかないし」
鳳翔「足柄さん・・・」
提督「・・・」
少し暗い雰囲気でも、夜は続きます。
提督「足柄みたいないい娘を捨てるとか世の中の男は見る目がないってこったな」ハハハ
足柄「そんな心にもないこと言うでしょ・・・大体深海棲艦と戦ってる時だって秘書艦の私に見向きもせずに戦艦の皆にばっかり目を向けて!」ウガ-!!
提督「まっまて落ち着け足柄!んな事ないから!ほんと待って!」
川内「いいぞ〜やれやれ〜」グデングデン
鳳翔「あらあら〜♪」ホロヨイ
提督「川内も鳳翔さんも見てないで助けてくれよぉ!」
足柄「・・・ふんっ」プイッ
提督「ったく・・・鳳翔さん熱燗。あとおでんでこんにゃくと卵」
川内「じゃあ私は竹輪とすじ〜」
足柄「・・・はんぺんと糸こんにゃく」
鳳翔「はーい」
提督「それでもずっと秘書艦にしてたんだから察するくらいはして欲しいよ」ボソッ
川内「ひたすら提督がすぐに元の生活に戻れるようにって努力してたから他の所を見る余裕がなかったんだよ」コソコソ
提督「なっ!」ガタッ
足柄「どうしたのよ」ジト
提督「いやっ、なんでもない」
足柄「そう・・・」
川内「心、決めなきゃね?」ニヤ
提督「うるせえ。でもそうだな」フウ
川内「・・・ほんとだったら私だってさっきまでいた皆だってここにいない子達だって、貴方の横にいたかったんだからね?この鈍感馬鹿提督」ボソッ
提督「ん?なんか言ったか川内」
川内「なんでもなーいよっ!」ニシシ
お開きまで近づいているけれど、もっと夜は続きます。
提督「こんにゃくをアッツアツのままで口に入れた後にさ」
川内「うん」
提督「切れ目にダシが染みてるの思い出してさ」
足柄「え、ええ」
提督「ヤケドした」
川内「馬鹿だね」
足柄「ええ、馬鹿ね」
鳳翔「あらあら・・・」
提督「皆酷くない!?」
足柄「酷くなんてないわよ」
川内「このすじ美味しい!お酒にも合う〜」パクパク
鳳翔「それはよかった」ニコッ
川内「・・・私が男だったら絶対鳳翔さんに惚れてるわ〜」シミジミ
足柄「そうよねぇ・・・私みたいに乱暴じゃなくて大和撫子って表現がピッタリだもんね・・・」
足柄「自分で言ってて虚しく・・・」ズ-ン
川内「でもそれでも好きだって言ってくれる人はいると思うよ?」
足柄「そう、かしら」
提督「あぁ、いるさ」
足柄「二人共・・・ありがとう」ニコッ
提督(その顔は反則だろ・・・)「あぁ、気にすんなよ」フイッ
鳳翔「ふふふ♪」
提督「このおでんの汁に卵落としてご飯入れて雑炊とかしたら美味しそうだな・・・」
川内「鳳翔さんの出汁って基本関西風だからそんなに濃くないし合いそうだねぇ」
足柄「それを炬燵の中でゆっくりと温まりながら食べると考えると最高ね」
『あぁ、食べるって楽しい!』
提督「っと・・・そろそろお暇しようかね」
足柄「私も出ようかしら。これ以上飲むと記憶が無くなっちゃいそうだし」
川内「私は閉店まで付き合おうかな。まだ誰か来そうだしさ」
鳳翔「あら、ありがとうございます」ニコ
お店を出ても、まだ夜は終わりません。
提督「じゃ、また来るね鳳翔さん」フリフリ
足柄「私もまた来るわ!次は彼氏と一緒に!」フンス!
川内「期待せずに待ってるね〜。提督は彼女連れてこれるかなぁ?」ニヤニヤ
足柄「何笑ってんだ川内ィ!」
鳳翔「あらあら・・・。では、また来るのを待ってますよ」フリフリ
ガラガラガラッ
足柄「提督はどう帰るの?私は電車で帰るんだけど・・・」
提督「ん、そうだな・・・」
提督「なぁ、足柄」
足柄「ん?」
提督「まだ時間あるなら少し歩かないか?」
-居酒屋鳳翔-
「ねね、鳳翔さん」
「はい?」
「あの2人、次来る時はどうなってると思う?」
「・・・さぁ、私には見当もつきませんね」ニコッ
「あ〜!またそうやってお茶を濁す〜」ブ-
「ふふふ♪」
ガラガラガラッ
「・・・今晩は。鳳翔さん」
「っ!い、いらっしゃい、ませ///」
「・・・変わるのはあのふたりだけじゃ無さそうだね♪」ニヒヒ
-駅前外れ、人気のない公園-
足柄「で、急にどうしたのよ提督」
提督「ん?いや少し話したくなってな・・・」ゴソゴソ
足柄「何ゴソゴソしてるのよ」
提督「煙草。足柄も吸う?」
足柄「いやよ。臭いがついちゃうじゃない」
提督「そりゃすみませんね・・・ふう」スパ-
ゆったりと紫煙を燻らせながら提督は口を開く。
「な、足柄」
「何よ」
その煙を避けながら不機嫌そうに返事を返す足柄。
その顔を見ながら提督は苦笑し、
「今日は」
ゆったりと
「今日は?」
言葉を紡ぐ。
「今日は、月が綺麗だな」
「・・・」
「・・・」
静寂。
そしてそれを破ったのは
「・・・グスッ」
足柄の涙目になりながら鼻を啜る音。
「お、おい足柄!?」
「嬉、しい。嬉しいの・・・」
「私なんかを選んでくれて。こんな勝利ばかり見てて。他人の気持ちなんて後回しで。そんな、そんな私を選んでくれて本当に嬉しいの・・・」
「そんな事は無いさ」
「寧ろ遅くなってごめん。俺が勇気を出せない間に足柄の魅力をわかってない様な馬の骨に何人も足柄が触られてたって思うとすごい悔しいんだ」
そう提督が言うと足柄は驚いた顔を作った後
「んっ・・・」
「なっ!んっ・・・」
「・・・ぷはぁ」
抱きつきながらキスをして
「誰にも、何も触らせてないわ。」
「これからずっと、私は貴方の物よ」
「貴方と一緒なら死んでもいい、って思えるんだもの、ね?」
そう言いながら笑う足柄。提督は
「・・・敵わないなぁ」
気の抜けた顔で呟き、苦笑する。
そんな場面を見ていたのは浮かぶ三日月だけだった。
提督「さ、煙草も吸ったし、伝えたい事も伝えたし、帰るか」フウ
提督「ま、煙草は途中で落としちゃったんだけどな」ハハハ
提督「じゃ、行くk「待って」クイッ
足柄「今日は、帰りたくない」
提督「でも明日は仕事じゃn「貴方と、一緒にいたいの」・・・」
足柄「駄目、かしら・・・?」
提督「・・・あぁもう!負け!」グイッ
足柄「えっ、ちょっ!・・・ぷはっ」トロン
提督「今夜は寝かさないからな?」
足柄「・・・はい///」
新たな道が開けつつ、夜は更けていきます。
ガヤガヤワイワイ
『鳳翔さーん注文いいかー?』
『鳳翔さんお会計ー!』
鳳翔「は、はーい!」パタパタ
川内「忙しそうだなー鳳翔さん」
男「ですね・・・」ハニカミ
川内「でも、すごく楽しそう」
男「ええ、本当に」
川内「私達が艦娘だってのは知ってるよね?」
男「ええ。そして貴方達が最後まで戦っていた人達だということも」
川内「鳳翔さんはその私達を支えてくれた人」
男「はい」
川内「傷付けたら絶対に許さないから」ギロッ
男「約束しましょう。絶対に傷つけません」ジッ
川内「・・・そっか、なら安心だね」グデ-
男「それはよかった」クスクス
男「では、心も決まりましたし・・・鳳翔さーん!」
ガヤガヤガヤ
タッタッタッ....
鳳翔「はい、注文は何でしょうか?」
男「あぁ、注文ではなくですね」ゴソゴソ
スッ
男「これを、受け取って頂けませんか?」
男「ずっと、想っていました。この店に初めて訪れてから」
鳳翔「・・・」
川内「・・・」
『・・・』
シ-ン
鳳翔「・・・はいっ」コクリ
『おおおおおおおおお!』
川内「おめでとー!」
男「な、なんでこんなに皆さん聞き耳を立てて・・・」
『鳳翔さんが幸せになるかどうかの瀬戸際なのに聞かないバカがいるかよ!』
『俺達の癒しである鳳翔さんを妻にするんだ!幸せにしなきゃ裸で冬の海に飛び込ませてやる!』
鳳翔「み、皆さん・・・」ウルッ
川内「まあ、何はともあれ2人とも・・・」
「『おめでとう!!』」
男「・・・」
鳳翔「・・・」
「「ありがとう!」」
ガヤガヤガヤ・・・
川内「そういえば男さんって何やってるの?」
男「おっと、そういえば自己紹介を忘れていましたね・・・」
鳳翔「ふふふ♪」
男「呉提督です」
川内「えっ?」
男「川内さん知らなかったんですか?横須賀とは一応同期ですよ」
川内「え、演習してないから知らなかった・・・」
鳳翔「私は少し前から知ってました♪」
川内「そりゃまあ私達横須賀鎮守府が最後まで戦っていたって知ってるわけだね・・」
呉提督「ええ、そういう事です。では、これからよろしくお願いしますね?」
呉提督「もう私の仕事は終わっているのでこれからはここで見習いになるでしょうし」
川内「」
『』
鳳翔「えっ・・・えっ?」
呉提督「人手が足らなさそうだったから言ってみたのですが・・・駄目ですか?」
鳳翔「いっいえ!寧ろ嬉しい、です・・・」
呉提督「なら良かった♪」
川内「こ、こりゃ鳳翔さんは癖のある人と引っ付いたね・・・まあ、私も言えないけどさ」トホホ
色々と変わる事が増えながら、夜は更けていきます。
〜とある居酒屋〜
提督「さて、そんな訳で集まって頂きましたよ」
呉提督「また突然ですねぇ・・・」ポリポリ
提督「うるせえ。てかその口調やめろ気持ち悪い」
呉提督「・・・チッ。これでいいか?」
提督「おーおーそれでいいそれでいい。養成学校発足以来最高で最悪な5期生の中でも3本の指に入る問題児だったお前によく似合ってるよ」
呉提督「てめえもその中の1人だろうが!」
提督「あぁ!?」
呉提督「やんのか!?」
辺境提督「やめろやめろ・・・」
呉提督「お、これはこれは。卒業もしてないのに証書を手に入れてそのまま生きてる辺境提督じゃないですか〜」
辺境提督「そのネタいつまで引きずるんだよ・・・もう流石に卒業してるっての」
提督「ま、そんな事はどうでもいいや。とりあえず養成学校5期生問題児三人衆で集まったわけだが。」
呉提督「うん、それはそうだ。で」
辺境提督「なんで俺達を呼び出したんだ?」
提督「3人とも漸くケッコンor婚約終わっただろ?それでお互いに情報交換とか愚痴とかまあ適当に話そうかと」
呉提督「そういう事・・・そういう事なら存分に語り合いますか」
辺境提督「だな」
飲み会は始まったばかりです。
〜居酒屋鳳翔〜
[本日貸切]
足柄「鳳翔さんよかったの?わざわざ貸切にまでしちゃって」
鳳翔「ええ、大丈夫ですよ〜♪」
川内「私重婚してる中の1人なんだけど大丈夫なの?」
足柄「まあ、最初にカッコカリじゃない指輪を貰ったのは貴方でしょ。だからいいの」
川内「そ、そうだよね!」
鳳翔「それも大丈夫です♪」
深愛「私未成年だけどいいの?」
鳳翔「それは・・・いいのかしら?」
足柄「流石に駄目なような・・・」
川内「でもほら。叢雲とか酒匂も飲んでるから平気よ」
鳳翔「そう、なのかしら・・・」
深愛「父さんの色々なエピソード、聞きたくない?」ニヤリ
「「「聞きたい(です)(わね)!」」」
深愛「正直なのはいい事です♪」ヘヘ-ン
夫や父の秘密を暴露する女子会の始まりです。
辺提「で、最近どうよ横須賀と呉」
横提「は?何が?」
呉提「あぁうん。・・・ま、ボチボチって感じだな。お、この鯛の刺身うまい」モグモグ
辺提「鳳翔さん母性やばいから甘え放題だろ?」
呉提「うるせえ殴るぞ!」ウガ-ッ!
辺提「おお怖い怖い。で、横須賀は?」
横提「あのな・・・」ドヨン
辺提「ど、どうした急に」アセッ
横提「うちの足柄がな、駄目になったんだ」
辺提「え?」
呉提「は?」
横提「休みの日は四六時中隙があったら撫でてくれ〜って引っ付いてきて大変なんだよ・・・料理とか家事は当番制だから何とかなってるけどな」トホホ
呉提「それは大変そうだな・・・」ウム
辺提「えっ?うちの金剛は隙があったらどころか風呂入ってる時でも乱入して来たりするぞ?」
横提「」
呉提「」
辺提「まあすぐに川内とか霧島に首根っこ掴まれて外に出されてるな!」ハハハ
((こいつすげえ))
呉提「って辺境。日本じゃ重婚出来ないけどそこら辺どうやってんの?」
横提「確かに、それは俺も気になってた」
辺提「ん?籍入れてない。でもカッコカリのと本命のをひとつづつ全員に渡した」
((やっぱこいつすげえ))
横提「ちっ、ちなみに総額は・・・」
辺提「ピ-万」シレッ
横提「」
呉提「」
辺提「皆の事を愛してるんだからこれくらいは余裕だわ」
横、呉提『こいつのこのイケメンさはホント欲しい』
足柄「じゃあ、まず私から話していいかしら?」
川内「お、いいね〜!」
深愛「横須賀さんは結構話す機会が多かったので、あの真面目そうな人がどんなエピソードをもってるのか楽しみです♪」
鳳翔「そうですね〜♪」
足柄「えっとねぇ・・・」ホワホワホワ......
『なぁ足柄』
『ん?どうしたの?提督』
『膝枕』
『きゅ、急に来るわね』
『いいから早く』
ポスッ
『あ〜癒される〜』スリスリ
『ちょっ、やだ。やめてよもうっ』
『足柄の脚が俺に膝枕を要求しろって主張してくるのが悪いんだ』プ-
『ふふっ、何それ』クスクス
足柄「ってな感じで凄く甘えてくる日があるのよ」テレテレ
川内「何だこのイチャラブは(驚愕)」
深愛「足柄さんがここまで乙女とは思わなかった」
鳳翔「呉さんもよく膝枕をしてくれ〜って頼んで来るんですよ〜」
川内「じゃあ次は呉さんかな!」
鳳翔「はいはい。その前にお酒とかつまみとかを追加しましょうか」ヨイショ
ト-ドケ-ト-ドケ-♪
辺提「ん、メールだ・・・深愛から?」チェック
辺提「」←メールの内容が上のパートの話
横提「どうしたんだよ急に鳩が豆鉄砲喰らったような顔して」
呉提「ん?携帯に何か書いてあ・・・る・・・」メ-ルヨム
呉提「」
横提「お、お前もかよ呉」タジッ
辺提、呉提『膝枕を要求する甘えん坊の横提』ニヤニヤ
横提「」
辺提「いや〜お前がそんなキャラとはな〜♪」ニヤニヤ
呉提「ほんとだな〜♪」ニヤニヤ
横提「やめろ・・・まじやめてください・・・」グデ-
ピロリン♪
辺提「ははは!ってまたメール?」チェック
テロ-ン
横提「くそぅ・・・って俺もか」チェック
呉提「うっ、嫌な予感が・・・」
横提「」ニヤァ
辺提「」ニヤァ
呉提(あ、これは終わった)
川内「で、呉さんはどうなのー?」
鳳翔「呉さんはですね・・・」
ホワンホワン.....
『鳳翔ぉ・・・』ショボン
『ど、どうしました!?』
『それがな・・・』
『は、はい』
『料理が鳳翔みたいに上手くなれないんだ』ショボン
『早く鳳翔位に上手くなって楽をさせてやりたいから頑張っているんだが、全然出来ないんだ』
『提督・・・』ポッ
『何より』
『?』
『お前に一番の料理を食べさせたいからさ』ニカッ
鳳翔「って感じで///凄く嬉しいんです///」
川内「呉さんイケメンだなぁ・・・」
足柄「うちは元からあいつが料理上手だから頑張らないと、だわ」
深愛「父さんは私が小さい時から何回か料理を作ってくれてたなぁ」
鳳翔「やっぱり美味しい?」
深愛「うん!だって私の為って一生懸命作ってくれてるんだもん!」
辺提「ふむ・・・」
横提「ほう・・・」
呉提「な、何だよ・・・てかなんて来たんだよ・・・」タジッ
辺提「安定だな」
横提「うん、安定」
呉提「だから何がだよ!」
横提、辺提「「デレ加減(だよ)(でしょ)」」
呉提「はぁ?」
横提「いやー不思議だよなぁ?最初は気持ち悪い敬語使ってるキャラがいざ結婚して期間が経つと泣きついてくるんだぜ?」
辺提「しかも何で泣きついてくるかと思ったら自分を喜ばせようとしてる時に失敗してと来る。これはデレデレですわー」
呉提「まっ、まさか料理の時の・・・!」ワナワナ
横提「」ニヤニヤ
辺提「」ニヤニヤ
呉提「鳳翔の奴!秘密にしろって言ったのにぃ!」
横提「まあまあ俺もダメージ受けてるやん?」
辺提「俺は受けてないけどな?」ドヤァ
呉提「てめぇ・・・」ピコンッ「お、メールだ」
テロ-ン
横提「あ、俺も・・・」
辺提「」ダラダラ
呉提、横提「ふむ・・・」ニヤリ
辺提「」ゾクッ
深愛「じゃあ次は私と川内が話すね!」
川内「どのエピソードにする?」
深愛「んー・・・あ!」
足柄「辺境の提督さんは艦娘全員と結婚するなんていう甲斐性が有るのか無いのかよく分からない人よね」
鳳翔「皆を愛してるって堂々と話しているそうなので、無いという事は無いと思うのですが・・・」
深愛「あのエピソードが一番だよね?」
川内「あぁ、あれはね・・・」
足柄「どんなのなの?」
川内「えっと・・・」
ポワンポワン......
『え〜、皆あつまってくれてありがとう』
『今日は皆に頼みたい事がある』
『俺は深愛を連れてきた時に皆に母親になってくれって言ったよな?』
『んで、もう深愛も大きくなったから母親はいらなくなったんだけど』
『そのまま俺と一緒に居てくれないか?』
『皆を離したくない。俺の物にしたいんだ』
ポワンポワン......
鳳翔「これは、また」
足柄「とんだ独占欲の強い男ね・・・」
深愛「このあと1人1人呼び出してその事のエピソードから出会いから好きな所から全部話したんだよね」
川内「私は夜戦夜戦って言ってる割に家事や身だしなみとか、そういう別な事も疎かにせずに大事にしている所が好きって言われたんだよね///」クネクネ
足柄「前言撤回。辺境さん凄いわ・・・」
呉提「・・・」
横提「・・・」
辺提「な、なんだよ」タジッ
呉提「」ガシッ
横提「」ガシッ
辺提「きゅ、急に両側から肩を抱いて来て何がしたいんだお前らは」
呉提「お前は・・・」
横提「本当に・・・」
呉、横提「「イケメンだなぁ・・・」」
呉提「一緒にいた沢山の子達一人一人との出来事を覚えてて」
横提「好きな所まで全部話して」
呉提「お前なら絶対みんなを幸せに出来るな!」バシバシ
横提「深愛ちゃんもしっかり面倒みろよ!」バシバシ
辺提「いてえ!やめろ!」
鳳翔「共通しているのは」
足柄「私達皆が」
川内「提督に骨抜きにされてるって事だね〜」
深愛「そうだね〜」
足柄「所で深愛ちゃんはさ」
深愛「?」
足柄「戦いが終わったから学校に通ってるんでしょ?」
深愛「うん!高校1年生だよ〜」
足柄「好きな人とか、告白されたりとか、そういうの無いの?」
鳳翔「確かに高校生ともなれば、そういう話もありそうですね〜」
深愛「ふぇっ!?そそっ、そんなの無いよ!?」ワタワタ
足柄「ほんとに〜?」ニヤニヤ
鳳翔「為になるかは分かりませんが、アドバイス位はできますよ?」
深愛「うぅ・・・」
川内「・・・」スッ
足柄「せ、川内?急に携帯取り出してどうしたの?」
川内「ん?ちょっとメール・・・」スッスッ
メールの内容
『深愛ニ男ノ気有リ』
ト-ドケ-ト-ドケ-
「ん?川内からメー・・・」ガタッ
「ん?急にどうした」
ガタガタガタ
辺提「やめろ、離せ!」ジタバタ
横提「お前が落ち着け!暴れるな!」
呉提「深愛ちゃんの年なら彼氏が出来たっておかしくないだろう!?」
辺提「そんなの関係あるか!そこら辺の馬の骨に深愛は渡さんぞぉぉぉぉぉぉ!」バッ
横提「あっ」
辺提「うぉぉぉぉぉぉぉ深愛ぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
ドドドドドド..........
横提「・・・あーあ」
呉提「追いかけるか?」
横提「多分あいつらがいる所だろ?俺達も向かおうぜ」
呉提「そうだな・・・。ん、鳳翔にメールしておくか」スッスッ
『辺境ガ狂ワレタシ。注意セヨ』
ピロンッ♪
鳳翔「あら?メール・・・」チェック
鳳翔「み、深愛ちゃん!川内さん!」
深愛「うぅ・・・はい?」
川内「んー?」
鳳翔「辺境さんが、来ます」
深愛「えぇ!?」
川内「うん。だって私が呼んだもん」
川内「深愛に変な虫が付いてるなら駆除しないといけないじゃない?」ニコォ.....
足柄「いいぞ〜!もっとやれぇ〜!」ベロベロ
鳳翔「足柄さんは酔いすぎです!」
足柄「んぅ?少し暑くなってきたわねぇ・・・」ヌギヌギ
鳳翔「脱がないで!」
深愛「お父さんになんて説明しよう」アワアワ
川内「ふっふっふっ・・・」ニタァ
鳳翔「貴女たちも落ち着いて!」
ガラガラッ!!
辺提「深愛ぁぁ!」
鳳翔「入ってくるや否や大きい声を出さないで下さいっ!!」キ-ン
辺提「うぇっ!?すみません・・・」
鳳翔「もう!」プンスカ
ガラガラッ
呉提「鳳翔、来たぞ」
横提「足柄〜ってお前何脱いでんだ!」
鳳翔「横須賀さんとあ、あなた。いらっしゃい」
横提「あなた、だってよ」ニヤニヤ
呉提「うるせえぶっ飛ばすぞ」
横提「すまんっ!だからフルスイングで殴ろうとするのは止めてくれ!」
鳳翔「///」カオマッカ
川内「ねーてーとくー?深愛の話聞こ?」
辺提「あぁ、そうだな。ゆっくり聞こう」
深愛「あ、あう・・・あの、その・・・」
深愛「まだ、付き合ってる訳じゃないけど。気に、なってる人が」
呉提「ふむ、なんだそういう事か」
足柄「いいぞ〜!好きな人ができるのはいい事だ〜!」ワイワイ
横提「いいから服着ろって・・・にしても、深愛ちゃんに好きな人がね」
深愛「好きな人って程じゃないんだけどね」
辺提「深愛も成長してるって事だなぁ」シミジミ
川内「私からメール貰った瞬間に正気を失ってた人のセリフとは思えない」
辺提「そ、そういうなよ・・・」
ワイワイ
・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・
・・・・・・
鳳翔「・・・ふう」
呉提「お疲れ様」
鳳翔「ええ、ありがとう」
呉提「楽しめたか?」
鳳翔「とても!」ニパッ
呉提「そうか」ナデナデ
鳳翔「っ!・・・ふふっ♪」
横提「あー楽しかった!」テクテク
足柄「・・・zz」オンブサレ
横提「足柄も楽しかったんだろうな。最近ここまで飲む事もなかなか無かったし」
足柄「・・・ふふふ」ギュッ
横提「寝てても楽しそうだもんな」ニシシ
足柄「ふふ・・・う゛っ」ウップ
横提「ちょ!?それは駄目!ストップストッp「おろろろろろ「ぎゃぁぁぁぁぁぁぁ!!」
辺提「今日、楽しかったか?」
深愛「うん!」
川内「夜戦くらい楽しかったよ!」フンス
辺提「そりゃよかった。次は元うちの鎮守府のメンバーで集まって飲み会でもやろうか」
川内「賛成!」
深愛「同じく賛成!」
辺提「うん、じゃあまたやろうな」
久しぶりに書いてみました!
これからは中途半端になっているSSも書いていきたいです
い つ の 間 に か4000 P V超 え て る
ありがとうございますお礼に出来る事ならなんでm(ry
閲覧20000超えですかぁ・・・最早予想だにしませんでしたね。
これからも頑張りますので応援よろしくお願いします!
え?4ま・・・え?
ありがとうございます。これからより一層努力します
まだ終わらんぞ?もうちっとだけ続くんじゃ
3部書き直します
足柄さんスゲー
続き期待してます‼︎
足柄さんなぜあんなに可愛いのに世間では可哀想なキャラになってしまってたのか…
ここの足柄見てるとなんか報われた気になる(哲学
コメントありがとうございますm(*_ _)m
返信が遅れたのはコメントされたとかの通知をちゃんと見てないからとかじゃないですからね!ね!
みっけさん
うちの足柄さんは優秀ですから(キリッ
続き頑張って書きます!
Lotusさん
可愛いキャラでもいじられるのはよくある事(ふふ怖さんとか)
きっちり可愛く書かせていただきます!