新任提督が鎮守府を立て直すそうです。
光を無くした者たちに光を再び与える・・・・・・そんな事よりおうどん食べたい。
この物語は才のある新人提督と前提督によって感情を閉ざした艦娘たちの物語。
この物語はgdgdであり、ご都合主義になる可能性が高いです。
駄目な人は見ない事をお勧めします。
それでもよろしいのであればどうぞ。
元帥「君を明日付けで提督としてとある鎮守府に着任して貰う事にした」
呼び出されて何を言われるかと思えばこれか。
勿論答えは決まっている。
俺「断る」
元帥「おいおい、話は最後まで「断る」だから聞けって!」
俺「どうせその鎮守府はブラック鎮守府なんだろ?」
元帥「な、なな、ナニヲイッテイルノカナ~?」
物凄い動揺している。
俺「異動命令とかなら紙一枚で済む話だ。それをしなかったって事は厄介事なんだろ?」
元帥「そう言う訳ではない。きちんと戦力が整った鎮守府だ。その証拠に大和型が二隻おる」
俺「だからなんだ? 戦力が整っていても設備とかが駄目と言うパターンだろ?」
そう言うと、元帥は目を逸らした。
俺「悪いが他の奴を選ぶんだな」
元帥「待て!」
部屋を出て行こうとした時、元帥に呼び止められる。
元帥「これは命令だ。君の意見など聞いていない」
強制と言う事か。
ならば尚更、俺を呼んだ意味がないであろうに。
俺「なら俺は軍を辞める」
元帥「なぁ!?」
驚きを隠せない様子だ。
まさか辞めるとは思っていなかったらしい。
元帥「くっ・・・・・・お前は痛いげな少女たちを見捨てるのか?俺はそんな子に育てた覚えはないぞ!!」
今度は泣き落としって事かよ。
俺「悪いが俺は他人の世話を焼ける程人間できちゃいないんでね。それとあんたに育てられた覚えはない」
実の父であるが、父親らしい事なんて何一つしていない。
深海棲艦が現れた時から軍人として働いているのだから仕方が無いと言えばそれまでだ。
だが、俺はこの人を父なんて思っていない・・・・・・いや、認めていない。
俺「じゃあな」
俺はその場を立ち去った。
提督「結局こうなるのか」
退職届を出したが揉み消しされたみたいだ。
俺は命令通りに提督として鎮守府に着任した。
???「あ、あなたが新しい提督ですね?」
話し掛けてきたのはボロボロの巫女装束を着た女性であった。
提督「あぁ、そうだ。あんたは?」
榛名「私は榛名と申します・・・・・・よろしくお願いします」
榛名と名乗った少女は目が死んでいた。
性的暴行を受けた直後のあの目と同じだ。
提督「・・・・・・あぁ、よろしく」
想像以上にヤバそうだ。
これからの事で先行き不安である。
榛名の案内で鎮守府を歩く。
道中、艦娘と思われる少女たちを見るが、どいつもこいつも例のあの目をしている。
提督(俺にどうしろと言うんだあの糞元帥は)
元帥に対して怒りを覚える俺であった。
榛名「此処が提督室です」
提督室と言う事は俺の部屋と言う事か。
ガチャ
中は以外にも綺麗である。
クーラーやテレビなどが設けており、恐らくは前提督の物であろう。
提督「一応聞くが、他の部屋もこんなに豪華なのか?」
榛名「・・・・・・いえ」
提督「そうか。ちなみにどんな部屋かみたいと言えば案内してくれるか?」
榛名「提督が望むなら」
自身たちの意思はない訳か。
前提督の悪行が目に浮かぶし、彼女たちの部屋については想像がつく。
提督「いや、やはりいい」
流石に女性の部屋を訪れるのはどうかと思うからな。
提督「それじゃあ、榛名は下がれ」
榛名「それは待機しろと言う事ですか?」
提督「休めと言う事だ」
榛名「・・・・・・解りました」
部屋を出て行く榛名を確認し一言
提督「帰りたい」
そう言葉を漏らすのであった。
着任して一時間が過ぎた。
俺は外にこの鎮守府の人間や艦娘を全員集めて着任の挨拶をする。
「なんで我々人間が艦娘といなければならないんだ」
「仕方があるまい。これも元帥殿の息子さんの命令だ」
「相変わらずの腰ぎんちゃくだな」
「ならばお前は如何するんだ?」
「勿論、甘い汁を吸わせて貰いますぜ」
「俺もだ」
如何やら此処にいる兵士たちは前提督の息の掛かった連中らしい。
つまりはどうしようもないゴミくずと言う事だ。
いや、こう言ったらゴミくずに失礼である。
リサイクルすれば何度でも再利用できるからな。
提督「俺が今日から着任する提督だ。よろしく」
と挨拶し
提督「まず最初の命令だ。本日付で提督と艦娘以外の全人間に対して異動命令を出す」
全員「「「!?!?」」」
驚く表情を浮かべる。
反論の声が出る前に俺は続ける。
提督「元帥に頼んで好きな場所への転属を掛け合う」
それで文句はいないだろうと言わんばかりである。
が、案の定に反論の声はなかった。
提督「以上だ。解散」
提督室に戻ると糞元帥から通信が入る。
元帥「おい、着任早々にやってくれたな」
もう耳に入ったのか。
流石に地獄耳過ぎるだろ。
提督「俺を提督にした罰だ。これぐらいで済んで良かったじゃねえか」
元帥「・・・・・・まあいい。で、これから如何するつもりだ?憲兵や軍医まで追い払ってハーレムでも作る気か?」
提督「それも悪くないな」
ククッと笑う。
無論冗談である。
提督「もう一つアンタに罰を与える」
元帥「なんだ?」
提督「古巣の人間に何人か声を掛けてくれ。それと新兵のリストをくれ」
元帥「お前は・・・・・・また独立愚連隊気取りの部隊を作るつもりか?」
提督「いや、信用できない奴を部下にして寝首を掻かれたくないだけだ」
元帥「・・・・・・解った。だが、時間は掛かるぞ」
提督「了解だ」
通信を終えると12:00であった。
提督「そろそろ昼飯だな」
確か食堂があった・・・・・・あ、そう言えば食堂のおばさんも追い払ったんだっけ?
仕方が無い、今日はレーションとかカロメでいいや。
昼を食べた後、鎮守府の内情を調べていた。
提督「・・・・・・想像以上に前提督は糞だったか」
現在備蓄されている資材が少量である。
遠征をさせようにも今の現状を見る限りだと出せる艦娘はいない。
更に言えばこの鎮守府の資金は雀の涙以下である。
提督「まあ、何とかなるな。後は―――」
コンコン
ドアが叩かれ、入って来たのは黒髪に三つ編みを一つし、そして首には首輪のような物をしている少女だった。
提督「誰だ?」
と訊くのは無理はない。
今日初めて鎮守府に着任し、その上艦娘を見るのは初めてなのだから。
時雨「僕は白露型駆逐艦、時雨。遅れてごめん」
提督「なぜ謝るんだ?」
謝られるような事は思い当たらない。
時雨「今日の秘書艦は僕なんだ」
提督「秘書艦?」
秘書艦とは確か提督の仕事をサポートする艦娘の事だったな。
だが、俺は秘書艦なんて頼んでいない。
提督「秘書艦なんて頼んでいないが」
時雨「提督が・・・・・・前提督が秘書艦を決めていてね。今日は僕の番だったから」
そう言って時雨はとある紙を見せて来た。
そこには艦娘の名前らしき字と順番が書かれていた。
提督「そうか」
折角なので初期艦を頼もうかと一瞬考えるが、その前に気になっていた事があった。
提督「その首輪は君が望んでつけているのかい?」
首輪の事を訊く。
時雨「・・・・・・いや、これは前提督が無理矢理つけたんだ」
提督「外れないのか?」
時雨「うん。無理に外そうとすると電流が流れる仕組みなんだ」
それを聞いて怒りを覚えていたが、表情には出さなかった。
前提督は既に病で他界している。
怒りの矛先がいない以上、表に出してもしょうがない。
それよりも先にやることがある。
提督「その首輪を外してやる」
時雨「辞めておいた方がいいよ。さっきも言ったけど電流が流れるから。私は艦娘だから大丈夫だけど、君が危ないよ」
艦娘だから大丈夫・・・・・・そんなはずはない。
提督「いいからこっちに座れ」
一瞬戸惑うが、諦めたかのように指定した椅子に座る時雨。
俺は着任時に持って来た道具箱を片手に時雨に近づく。
提督「単純な構造だな。じっとしていろ」
時雨の首輪を確認し、工具で弄る。
時雨「・・・・・・外れるのかい?」
提督「あぁ。昔、爆弾の解体をした事がある。こんなのは朝飯前だ」
カチャリ
首輪は外れた。
提督「終わりだ」
時雨「ほ、本当に外れた・・・・・・」
外した首輪はその場で破壊した。
時雨「提督! もう一人頼みたい子がいるんだ!」
もう一人・・・・・・と言う事はこんな趣味の悪い首輪をしている子が他にもいるのか。
提督「解った。連れてこい」
それを聞くなり、時雨は走り出した。
そして、連れて来たのは亜麻色のストレートヘアにやはり首輪をしている少女だった。
時雨「この子は夕立。提督、夕立の首輪も外してくれ」
提督「解った」
俺は夕立に近づこうとしたが、当の本人はビクビクと覚えていた。
時雨「夕立、この提督は信用できると思う。僕の首輪を外してくれたのはこの人だから」
夕立「・・・・・・解った」
時雨の言葉に信用した様子の夕立はじっとする。
カチャリ
夕立の首輪も外し、その場で破壊した。
提督「これで終わりだ」
夕立「本当に外れた・・・・・・ぽい?」
時雨「そうだよ。僕たちの首輪は外れたんだよ」
首輪を外れた少女たちは嬉し涙を流すのであった。
時雨と夕立は泣き疲れたらしく、現在ソファーで眠っている。
そんな彼女たちを放置して俺は資料とにらめっこしていた。
トントン
???「失礼する」
入って来たのはロングストレートの黒髪にヘッドギアを付けているへそ出しルックスの女性だった。
???「提督、話が―――!?」
女性は時雨たちの方を見ると俺を睨みつけた。
???「貴様! 彼女たちに何をした!!」
いきなりの怒鳴り声に寝ていた二人は飛び起きる。
時雨「な、長門さん?! 一体どうしたの?」
長門「二人ともこいつに何かされたのか!?」
成る程・・・・・・長門と言う女性は二人の涙の痕を見て勘違いしたらしい。
時雨「何も酷い事はされていないよ。ねえ、夕立」
夕立「うん。提督さんは夕立たちの首輪を外してくれたんだよ」
長門「な、何だと?」
誤解が解けた。
すると
長門「済まない!」
と謝罪するのであった。
提督「別に構わん。それより何の用だ?」
長門「話したい事がある」
時雨「じゃあ、僕たちはもう行くね」
夕立「提督さん、またね」
時雨と夕立の二人が出て行くのを確認した長門は俺の方に顔を向ける。
長門「提督は何を考えている?」
提督「如何言う意味だ?」
長門「いきなり鎮守府の人間を異動させた事についてだ」
やはりそれか。
誰かは訊いてくると思っていた。
提督「今までいた連中の大半は前提督の取り巻き共だったから早々に消えて貰っただけだ。だが、誰がそうで誰がそうでないかなど選別するのは時間が掛かる。そこで・・・・・・」
長門「全員を異動させたわけか」
提督「その通り。で、新しく着任するのは古巣の人間が殆んどだ」
長門「そいつらは信頼できるのか?」
愚問だな。
提督「当然だ」
長門「そうか・・・・・・時雨たちの事もあるから一応は信用する。だが、私以外の艦娘たちはまだお前を提督とは認めていないはずだ。警告はしておくぞ」
提督「肝に銘じておく」
話を終えると長門は部屋を出て行った。
・概要を一部変更しました。
・感想の返信をせずにいた事を謝罪します。
これからは後書きに感想の返信をするつもりなのでよろしくお願いします。
・要望の艦娘をできるだけ出そうと努力しますが、流石に全員の要望を聞くのは無理です。
・後書きは次回より感想の返事とさせていただきます。
ちょっと元の提督殺ってくる(ニコ)
できれば・・・ゆうしぐ出して欲しいな(チラ)
導入からハマってしまいそう笑
続き楽しみです!
もがみん(ボソ)
期待せずにはいられない!こういうの好きですわ〜
いい感じのスタートですね♪
翔鶴出して欲しいです
続き楽しみです、よろしくお願いいたします。
少しだけ間違ってたところ「異動命令じゃなくて移動命令では?
間違っていたらすみません
あとゆうしぐありがと
※6
移動→物などの場所を変えること
異動→人などの勤め先が変わること
自分で調べてから書き込めアホ
賢い幼稚園児でも分かるレベルだぞ
艦娘の好感度を上げるのが提督の役目なのに…。
前の提督はなにをしていたんだ。
提督さん無愛想だなぁw
スーパー北上様か、パパラッチ青葉出して欲しいw
連コメ失礼します
更新頑張ってください
Goooooood :)
前提督覚悟はいいかな?
ちょっと取り巻きシメてくる♪
もし可能なら三日月と敷波を出してください
そしてさらに可能なら提督の友人提督辺りの艦娘で出て貰えるとさらに嬉しいです
こういったお話は好きなので今後の展開に期待します
更新マダー?
この鎮守府に神の加護あれ
続きがすごく気になります⤴⤴
あー続きが気になるうう
前提督は地獄行き、取り巻きは魚の餌…と。
よし、後は現提督が深海棲艦を相手に無双する番だ
後は食堂に間宮と伊良湖を入れれば取り敢えずはひと段落
かにゃ〜
エタった…
扶桑姉様と二航戦お願いします
上から目線で申し訳ないですが
これからの展開に期待します
応援してます
頑張ってください
1のお方、その任務我にも手伝わせてくれぬか。
必ずしも忌々しい前任の提督のお首を切り落としてくれよう。
いや、死ぬ前に拷問するのも良いかもしれんな。
前の提督は死んだから殺せないゾ└(՞ةڼ◔)」
…いや、地獄に連れて帰って一生拷問という手があってだな…
前提督とその取りまきに死の鉄槌を。早く続きが読みたいです。作者さん頑張って下さい。応援しています。
続きあったらいいな〜
失踪乙
↑待て!まだ希望は、、、
ないです。
続き...書いてください!
お願いします。
失踪かよ
続きを読みたい!!
続きを読みたい!!
よし前提督及び取り巻きは塩酸風呂に沈めてくる(ニコ)
続き…..