2016-05-15 14:21:13 更新

概要

題名読んで字の如く


前書き

合宿の時のお話。
内容はめっちゃ変わってる
設定も変わってる。


絵里「合宿よ!」ドヤチカッ



と、言うことで私達はまた合宿に行くこととな


った。




凛「やっとついたにゃ~」


花陽「大きいね~」


真姫「そう?」


真姫「小さい方よ」


絵里「さすが金持ち…」


真姫「とりあえず中に入りましょ。」




穂乃果「今日は練習疲れたねぇ…」


海未「早く寝ましょう。」


ことり「おやすみ~」





チュンチュン




穂乃果「ふわ~ぁ…おはよーう。」


真姫「おはよ…な、何よあれ!」



真姫が指差した先には、真っ赤な字でこう書い


てあった。




-さぁ、ゲームを始めよう-



希「なんやこれ…悪質な嫌がらせ?」


真姫「ここには私達以外いないはずだし…ここ


に入ることも不可能なはずよ。」


海未「では…この中に犯人がいる…ということ


でしょうか?」


絵里「そんな…」


にこ「まだそうとは決まってないわよ!」


真姫「でもそうとしか考えられないわ。」


絵里「とりあえず犯人が誰かは置いといて、こ


の「ゲーム」って、なにかしらね」


真姫「さぁ…」


真姫「とりあえず下手に動かないほうがいい


わ」


希「そうやね…」


穂乃果「…」






にこ「ねぇ、トイレに行きたいんだけど。」


絵里「下手に動くのはまずいわ」


にこ「でも…」


穂乃果「多分大丈夫だよ!多分!」


絵里「そんなに多分を何回も言わなくても…」


真姫「説得力が皆無ね」


穂乃果「あ、あはは…」


にこ「なにかあったら全力で叫ぶから。」


真姫「ここのトイレ防音よ」


にこ「」


真姫「扉を開けたままにしときなさい。」


にこ「え、ええ」





絵里「本当に大丈夫かしら…」


真姫「わからないわ…」


希「いまは待とう。」






絵里「ねえ、いくらなんでも遅くない?」


真姫「そうね…」


穂乃果「みんなで見に行って見ようよ。」


希「そうやね」





絵里「にこー」


絵里「…」


絵里「返事が、ない?」


真姫「でも扉は開いてるから、ここには来てる


はずよ」


絵里「にこー、にこー!」


絵里「いないわ…」


希「まさか…」


真姫「皆、この家の中を探しましょう!」






絵里「いないわ…」


真姫「こっちもよ…」


海未「こっちもです…」


穂乃果「まさか…あのゲームって…」


真姫「一人一人、消えていく、ゲーム…」


ことり「そんな…」


真姫「とりあえず、皆固まっていたほうがいい


わ。」


穂乃果「あれ?凛ちゃんは?」


花陽「そういえばいない…」


絵里「まさか…」


海未「そんな…」


ことり「こんなことって…」


絵里「部屋に戻りましょう。」




穂乃果「どうしよう…」


絵里「そういえば、一つだけ開かない部屋があ


ったわ。」


真姫「…その部屋、昨日凛が練習したいからっ


て鍵を渡したのよ。」


真姫「開かなかったってことは鍵が戻ってるは


ずなんだけど、戻ってないのよ。」


絵里「なんであの部屋なの?」


真姫「完全防音だから。」


絵里「あの部屋はなにかありそうね…」


真姫「そうね…」







穂乃果「おなかすいた…」


ことり「うん…」


希「…何か作ってくるよ」


絵里「大丈夫なの?」


希「大丈夫だよ。」


花陽「心配だよ…」


希「大丈夫だって。」


ことり「気をつけてね。」


希「食材勝手に使ってもいい?」


真姫「ええ。」








絵里「ねぇ…やっぱり遅くない?」


ことり「あぁ、やっぱり…」


絵里「だから、言ったのよ…!」


真姫「一応見に行ってみましょう。」


海未「そうですね。」




絵里「希ー!」


絵里「やっぱりいないわ…」


海未「遅かったですね…」


真姫「ええ…」


海未「戻りましょう。」






穂乃果「ねえ…」


ことり「何?」


穂乃果「私、この中に犯人がいると思うんだ」


絵里「何ですって?」


真姫「だ、誰よ。」


穂乃果「あなただよ。」

















穂乃果「真姫ちゃん。」




真姫「……は?」


穂乃果「真姫ちゃんが一番怪しい。」


真姫「なんでよ!」


穂乃果「真姫ちゃんが一番この家の構造をわか


ってる。協力者を呼ぶのだって不可能じゃな


い。」


絵里「ちょっと、穂乃果!」


穂乃果「それに唯一開いてない部屋に入れるの


は現時点で真姫ちゃんだけ。」


真姫「だからまだあそこの鍵は戻ってないっ


て…」


穂乃果「それが本当とは限らないよね?」


真姫「でも私じゃないわ!」


真姫「ねえ、なんでみんなそんな目で見る


の?」


真姫「ねえ、やめてよ!!!」


真姫「嫌だ、嫌だよ…」


真姫「いやぁぁぁぁぁぁぁぁ!」







穂乃果「…」


絵里「穂乃果、どうしてあんなこと言った


の?」


穂乃果 「なんで、だろうね。」



パアン



海未「あなたは、最低です…」


穂乃果「じゃあ、そのあとあんな目で見た海未


ちゃんたちも最低だよね。」


海未「っ…」


海未「真姫を連れ戻して来ます。」






真姫「なんで、なんで私が疑われるの?」


真姫「意味が分からないわ…」



チャリ…



真姫「これは…鍵?」


真姫「この…鍵って…」



真姫「あの部屋の鍵…」


海未「真姫!」


真姫「海未…」


真姫「もういいのよ、皆が私を疑うなら」


真姫「私が犯人を捕まえる。」


海未「私も手伝います。」


真姫「だからいいって。」


海未「真姫。」


真姫「何よ。」


海未「あんなことがあった後に言うのも難です


が、もっと私達を信用してください。」


真姫「…」


真姫「わかったわ。」


真姫「じゃあ行きましょ。」


海未「どこにですか?」


真姫「あの部屋、よ。」





ガチャ


真姫「開いたわ…」


真姫「入りましょう。」


真姫(この部屋、なんか石油臭い?)



ガチャ!


凛「何で来たの?」


真姫「何で凛がここにいるのよ?」


凛「…まあ、いいや。」


凛「それは簡単、凛が「犯人」だから。」


真姫「なっ…」


海未「そこで倒れているのは、希と、にこです


か?」


凛「そうだよ。眠っているだけだけどね。」


真姫「どうやって…」


凛「それは簡単、にこちゃんに「ドッキリ」と


してこの部屋の鍵を渡してこの部屋に来させ


る。そのあと凛がこの部屋に行って、にこちゃ


んを眠らせ、鍵をかける。」


凛「皆が部屋に戻ったら会話を盗み聞きして、


そのあとはわかるでしょ?」


凛「二人が来たのは予想外だったけどね」


真姫「何をするつもり?」


凛「こうするんだよ。」


カチッ

ポイッ



ボオオオオオ


真姫「え…?」


海未「入り口が、燃やされた…?」


真姫「いやぁぁぁぁぁぁぁ!」








イヤァァァァァァ


絵里「今の、真姫の悲鳴じゃない?」


ことり「行ってみよう!」


穂乃果「…急ごう!」



絵里「ええ、真姫と海未が危ないわ。」






絵里「真姫ーー!」



ボオオオオオ


ことり「え?」


穂乃果「燃えて…る?」


絵里「真姫ぃぃぃぃぃぃ!」


絵里「熱っ熱い!」


真姫「絵…里」


絵里「真姫、大丈夫!?」


真姫「私は大丈夫よ、あの二人を運んで早く逃


げて。」


絵里「にこ、希…」


真姫「眠っているだけよ」


絵里「じゃあ早く逃げましょう。」


真姫「私はやることがある。」


絵里「でも!」


真姫「いいから!」


絵里「…」コクン


凛「何で皆だけ逃がしたの?」


真姫「凛、あんたも来なさい。」


凛「凛に、逃げる資格は、ないよ。」








バチィッ!





凛「え…?」


真姫「こんなことしといて、死んで終わりなん


て、許さないわよ…」


真姫「早く、いくわよ」






真姫「予想以上に火がまわってるわ…」


凛「…」



ガラガラガラッ



凛「え…?」


真姫「凛!危ない!」








凛「ま、真姫ちゃん…?」



真姫「まったく…世話が…焼けるんだから…」


凛「真姫ちゃん…真姫ちゃん!」


真姫「凛…逃げなさい…」


凛「嫌だよ!真姫ちゃんを置いてなんて…行け


ない!」ガッ


真姫「凛…あなたも…生きて帰れなく、なるわ


よ…」


凛「凛は死んでもいいから!真姫ちゃんは死ん


じゃ駄目だよ!」











絵里「世話が焼けるのは、どっちかしらね?」


真姫「絵里、なんで…」


絵里「こんなことだろうと戻って来たのよ。」



ガッ


絵里「さぁ、急ぐわよ!」









穂乃果「絵里ちゃん!」


ことり「真姫ちゃん!大丈夫?!」


真姫「ええ…」


海未「その足では大丈夫ではないですよね?」


真姫「いや、それは…」


花陽「凛ちゃん、どうして…?」


凛「…凛は…」


海未「とりあえず帰りましょう。」


絵里「そうね、真姫を病院につれてかなくち


ゃ。」












海未「お見舞いに来ましたよ。」


真姫「あら、海未じゃない」


海未「どうですか、足は。」


真姫「そうね、それは皆が集まった時に言う


わ。」


海未「?分かりました。」


海未「しかし、大変でしたね。」


真姫「そうね。」


海未「真姫は足を怪我して病院行き、凛はあの


ことで逮捕されてしまいましたし…」


真姫「でも死なれるよりはましだわ。」


海未「ええ、そうですが…」





海未「そろそろ帰りますね。」


真姫「海未、お願いがあるの。」


海未「何でしょう?」


真姫「来週、みんなを集めて。」


海未「…分かりました。」


海未「では」




真姫「足のこと、言わなきゃね…」







ことり「おはよう真姫ちゃん♪」


真姫「ええ、おはよう…」


ことり(元気がない?)


穂乃果「おはよう…」


真姫「ええ…」


絵里「大丈夫だった?」


真姫「まあね…」


海未「言われた通り、皆を呼びましたが…」


真姫「ありがとう海未。」


真姫「話すわよ。実はね…」







花陽「え…?」


希「うそ、やろ」


にこ「本当なの…?」


真姫「ええ」


絵里「もう、一生歩けない…?」


ことり「そんな…」


穂乃果「ごめん、ごめんね、真姫ちゃん…穂乃


果があのとき真姫ちゃんを疑っていなけれ


ば…」


真姫「穂乃果」


穂乃果「?」


真姫「そういうのはなしよ」


真姫「別に死ぬわけじゃないから。」


穂乃果「でも…!」


真姫「生きていれば、これからも曲は作り続け


られるし、ピアノもひける。


真姫「だから、また9人でμ'sをやりましょ


う。」


真姫「それに穂乃果。」


穂乃果「?」


真姫「あなたは元気なほうが似合ってるわ。」


穂乃果「真姫ちゃん…」


穂乃果「…うん!」


絵里「…」グスッ


にこ「なに泣いてんのよ」


絵里「いい話じゃない。」


にこ「深刻な話したあととは思えないわね。」


ことり「最近ちゃんと話せてなかったし、いっ


ぱい真姫ちゃんとお話ししよ!」


海未「ええ!」









真姫「やっと退院出来たわ…」


絵里「真姫と車椅子って、何かシュールね。」


真姫「うっさいわよ!」


ことり「退院出来てよかったね♪」


真姫「まあね。」


真姫「あの時は死を覚悟したからね…」


海未「…」


真姫「さあ、帰りましょ!」


真姫「…車椅子って以外と扱いずらいわね。」


海未「押しますよ。」


真姫「悪いわね。」


真姫「…」


真姫「凛に会いに行こうかしら。」


海未「そうですね。」







真姫「会いに来たわよ。」


凛「真姫ちゃん…」


真姫「どう?」


凛「うん…調子は悪くないよ。」


凛「真姫ちゃんこそ、大丈夫だったの?」


真姫「足を除けば、ね」


凛「そう…」


真姫「…」


凛「…」


凛「真姫ちゃん、怒ってる?」


真姫「ええ」


凛「だよね…ごめんね…」


真姫「あなた、私がどうして怒ってるか、分か


ってないでしょ。」


凛「え?」


真姫「私はね、最後に自分が死んで終わりにし


ようとしたあなたが許せないのよ。」


真姫「私を助けてくれようとした時、嬉しかっ


たけど、悲しかったのよ。」


真姫「あんなことをしたのは事実だけど、だか


らってその命を疎かにしていい訳じゃないの


よ。」


凛「まき…ちゃん…」


真姫「早くこんなところは出なさい。そしてま


た9人でμ'sをやりましょう。」


凛「みんな、許してくれるかな…」


真姫「大丈夫よ。みんなが許してくれなくて


も、私はあなたの見方をするわ。」


真姫「だから安心しなさい。」


凛「真姫ちゃん…ありがとう。」


真姫「そろそろ帰るわね。」


凛「うん、ばいばい。」



海未「真姫、先に行っていて下さい。」


真姫「?わかったわ。」





海未「凛。」


凛「何?」


海未「私達は、あなたを攻める気はありませ


ん。」


海未「ですが、出来ることなら、何故あんなこ


とをしたのか、話してほしいと思っていま


す。」


凛「…」


凛「ごめん、説明できそうにないや。」


海未「いいんです、いつまでも待っていますか


ら。」


凛「うん…ありがとう。」


海未「では。」





海未「お待たせしました。」


真姫「…」


海未「真姫?」


真姫「ん?あぁ、ごめんね。」


真姫「行きましょう。」



海未「しかし、真姫は凛のことを恨んでいない


のですか?」


真姫「まあ、ね」


真姫「だって離れたり、できるはずないも


の。」


海未「と、言うと?」


真姫「きっと……」


真姫「語りきれないわ。」


真姫「これまで、長いようで短かったけど、き


っと離れていても、胸の奥でわかりあえてる


わ。」


海未「深いですね…」


海未「いつか歌詞に使わせてもらいます」メモメモ


真姫「ちょ、やめて」///


海未「いいではないですか。」


真姫「まったく、帰るわよ!」


海未「はい!」







この言葉が本当に歌詞に使われるのだけれど

それはまた別の話




おわり


後書き

ここまで読んでくれてありがとう。


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