穂乃果「海未ちゃんがおかしい」海未「私はいつも通りです」
二年生組の話
想像で書いたもうひとりじゃないよができるまで
穂乃果「海未ちゃん!おはよう!」
海未「あ、おはようございます…」
穂乃果「どうしたの?元気なくない?」
海未「そんな事ないです。」
穂乃果「そうかな…?」
海未「穂乃果、ことり、今日は練習を休むと皆
に伝えといてください。」
ことり「え?う、うん。」
穂乃果「何かあるの?」
海未「ええ」
海未「では。」
ことり「あ、海未ちゃん!…行っちゃった…」
穂乃果「…」
絵里「海未がおかしい?」
穂乃果「うん…」
ことり「最近部活もほとんど来てないでし
ょ?」
真姫「そうね。」
真姫「そのせいで次の曲の相談できなくて困っ
てるのよね…」
花陽「そうなんだ…」
真姫「どうしようかしら…」
穂乃果「私海未ちゃんの家に行ってくる!」
絵里「あ、ちょっと!」
ことり「行っちゃった…」
ピンポーン
海未「はい」
穂乃果「海未ちゃん!」
海未「穂乃果?今日は練習は休むと言ったはず
ですが」
穂乃果「海未ちゃん!なんで練習来ないの?」
海未「それは…」
海未「…すいません…今日は…帰ってもらえま
すか…?」
穂乃果「…わかった」
穂乃果「でも月曜日理由を教えてね!」
海未「…」
穂乃果「だだいま!」
絵里「どうだった?」
穂乃果「海未ちゃんに休んだ理由聞いたけど答
えてくれなかった…」
真姫「そう…」
穂乃果「ねえ真姫ちゃん。」
穂乃果「曲って一日で作れる?」
真姫「ヴェエエ…不可能ではないだろうけ
ど…」
穂乃果「じゃあお願い!作ってきて!」
穂乃果「ちょっと切ない感じの曲!」
真姫「わ、わかったわ…」
穂乃果「じゃあ穂乃果帰るね!」
絵里「あ、ちょっと!まったく…」
真姫「じゃあ私も帰るわね。」
絵里「ええ、良い曲を作ってあげなさい。」
絵里「私達も帰りましょ。」
にこ「そうね」
穂乃果「ただいまー!」
雪穂「おかえりお姉ちゃん。」
穂乃果「うーん、歌詞を考えるのって難し
い!」
穂乃果「海未ちゃんは毎回やってるんだよ
ね…」
穂乃果「凄いなー」
穂乃果(今日海未ちゃんに休む理由を聞いた
時、海未ちゃんちょっと泣きそうだったな…)
穂乃果「泣きたい時はいつも…」
穂乃果「やっぱり穂乃果はバカだなぁ…言葉が
見つからないや…」
穂乃果「でもひとりで抱え込んじゃうのもわか
るなぁ…」
穂乃果「穂乃果もラブライブ出ようとしなかっ
た時そうだったからね。」
穂乃果「想いが、大きくて、耐えられないんだ
よね…」
穂乃果「あのときの皆もこんな気持ちだったの
かな…」
穂乃果「…」カリカリ
穂乃果「できた…!」
穂乃果「明日真姫ちゃんの曲と合わせてみよ
う!」
穂乃果「きっと真姫ちゃんならいい曲を作って
きてくれるよね!」
穂乃果「おはよう真姫ちゃん!」
真姫「おはよう穂乃果。」
にこ「土曜日の朝なのに元気ね…」
穂乃果「曲はできた?」
真姫「ええ。おかげで寝不足よ」
穂乃果「あはは、ごめんね?」
真姫「まあいいわよ。音楽室行って合わせてみ
ましょ。」
穂乃果「うん!」
穂乃果「すごい!ぴったり!」
真姫「私も驚いたわ…」
真姫「これ、どうするの?」
穂乃果「海未ちゃんに渡すよ。」
穂乃果「海未ちゃん、絶対に何か抱えてる
よ。だから、この曲を聞いてもらって、全部話
してもらうよ!」
真姫「そう。」
穂乃果「じゃあ、渡してきて、いいかな?」
真姫「…いいんじゃない?私が責任をとる
わ。」
穂乃果「ありがとう真姫ちゃん!」
ピンポーン
穂乃果「海未ちゃん!」
海未「穂乃果…」
穂乃果「海未ちゃん、渡したいものがある
の!」
海未「渡したいもの?」
海未「CD?」
穂乃果「曲を作ったの!聞いて!」
穂乃果「じゃあね!」
海未「あっ、穂乃果!…まったく…」
海未「穂乃果が作った曲、ですか。」
海未「聞いて見ますか。」
海未「これでよし、と」
~♪
海未「いい前奏ですね。」
海未「さすが真姫です。」
もう、しないで…。一人で、閉じこもるのは
悲しくなるでしょ?読んで欲しいな
海未「…」
海未「耳が痛いですね…」
海未「穂乃果…すいません。」
泣きたい時もあるよ 一緒にいればいいよ
言葉が見つからない 一緒ならばいいじゃない
海未「月曜日、ちゃんと話しましょうか…」
穂乃果「帰ろう、海未ちゃん、ことりちゃ
ん!」
海未「待ってください、みんな」
8人「?」
海未「私が練習を休んだ理由を、話そうと思い
ます…」
真姫「穂乃果、良かったわね。」
穂乃果「うん!」
私が家で稽古をしていた時です…
海未母「海未、最近動きが鈍くないですか?」
海未「そうですか?申し訳ごさいません。」
海未母「やたりスクールアイドルと言うものが
響いているのでしょうか…」
海未「そんなことは…」
海未母「じゃあ何故ですか?」
海未「それは…」
海未母「やるなとは言いません、ですが、稽古
に影響が出るようなら話は別です。」
海未「そんな…分かりました、しばらく休みま
す…」
海未母「そうしてください。」
海未「…と、言うわけだったんです。」
ことり「それならそう言ってくれればよかった
のに…」
海未「すいません、みんなに心配をかけたくな
かったので。」
絵里「まったく…」
穂乃果「大丈夫だよ!海未ちゃん!」
穂乃果「「もうひとりじゃないよ」!」
海未「…ええ!」
おわり
もうひとりじゃないよって良い曲だよね
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