2016-05-24 20:52:43 更新

概要

世界観はこちらと同じです→http://sstokosokuho.com/ss/read/6731
希と結婚して、小1の、海未と穂乃果。年長の真姫を子供に授かった絵里のお話です。
エロシーンはまったくございません。物語のわかりやすさ上、絵里を男性にしております。ご了承ください。
誤字脱字などは勘弁してください。


絵里「・・・となりが静かね」


希「そうやね。珍しく、全然音が聞こえてこない」


穂乃果「何かあったのかな?」


希「そんなうわさは聞いとらんし、ウチにもわからん」


真姫「みんな旅行とかに行ってるんでしょ」


絵里「そうね。年末だし、実家に帰る家がほとんどだろうし」


希「そういえば、海末ちゃんは?」


穂乃果「分かんない。けど、部屋の入口に「入るな」って張り紙があったよ」


絵里「そっか・・・」


真姫「勉強でもしてるか、それともポエムかなんかかしら」


穂乃果「あ!ありそう!」


希「ポエム!?海末ちゃんポエム書いてるん!?」


穂乃果「そうだよ。引き出しの奥にポエムノートあったもん」


絵里「あの海末が!?まぁ、ありそうではあるわね」


真姫「ママもポエムとか書いてたの?」


希「いや、ウチはそういうのに全然興味なかったし、書いとらんかったよ」


穂乃果「そうなんだ。でも、見てみたいなあ」


絵里「私も、希のポエム見てみたいわ」


希「そんなん、恥ずかしいやん///」


真姫「私も見てみたいわ」


希「頼まれても書かへんよ///」


穂乃果「そっかぁ。残念だなぁ」


絵里「・・・・・・それにしても静かよね」


希「そうやね。こんな時は・・・・・・出てきそうやね」


絵里「ちょ、ちょっとやめてよ希。希がいうならほんとにでてきそ・・・」


バチン


絵里「何何何何!?どうしたの!?希!!いきなり真っ暗になったわよ!!」


希「えりち、動揺しすぎやん。ただの停電やで」


穂乃果「てーへんだ!停電だ!」


絵里「穂乃果!ふざけない!!」


穂乃果「」ビクッ


希「えりち!?」


絵里「こういう時はまずガスの元栓をしめて、窓を開けて避難経路を確保するの!」


絵里「自分たちの命がかかってるのにふざけない!!」


希「えりちそれ地震の時の対応やで・・・」


ピカッ


真姫「とりあえずスマホで明かりは確保したわ。早くブレーカーの確認してきて」


希「ありがとう真姫ちゃん。行ってくる」


絵里「待って希一人にしないで暗い怖いこれじゃ暗くて怖いエリーチカよ!」


希「えりちちょっと黙ってて」


絵里「はい・・・」


穂乃果「周りの家も電気消えてるし、ほんとに真っ暗だよ」


真姫「留守なのかこのあたりが停電なのか・・・」


絵里「暗いよぉぉぉぉ怖いよぉぉぉぉ希ぃぃぃぃぃぃぃぃぃ」


パッ


真姫「あ、ついた」


希「ふぅ、ありがとう真姫ちゃん」


真姫「どういたしまして」


穂乃果「電気もどってよかったね」


絵里「もう、希があんな話し始めるからよ!」


希「ははは、ごめんな、えりち」


真姫「周りはまだ真っ暗だわ。ほんとに帰省中みたい。」


穂乃果「なにはともあれ、一件落着だね!


バン!!


海末「・・・・・・」


絵里「あれ?海末、どうしたの?」


海末「さっきからギャーギャーギャーギャー騒がしいです!!」


全員「!?」


海末「一体何があったというんですか!!」


希「何がって・・・停電やん・・・」


海末「停電?そんなことあったんですか?」


穂乃果「え?じゃあ海末ちゃん部屋で何やってたの?」


海末「電気を消して、トランプタワーを作っていました」


真姫「え・・・」


海末「ともかく、あんまり騒がれるとトランプタワーに集中できないんです!!」


全員「・・・すみませんでした」


海末「まったく・・・せっかく周りが静かだからトランプタワーに挑戦していたのに・・・」ブツブツ


バタン


全員「・・・・・・」






\アァ!マタイチカラツクリナオシデスカ!モウ!/






全員「・・・・・・」












☆おまけ☆


絵里「ねえ、希」


希「どうしたん、早く寝なよ」


絵里「今部屋にでても、何も出てこないわよね?」


希「そうやと思うよ」


絵里「今トイレに行っても、何もでてこないわよね?」


希「そうやと思うよ」


絵里「絶対大丈夫よね!?」


希「・・・・・ついってったるよ・・・」


絵里「ありがとう!希!!」


希「いい加減怖いの克服してな・・・」


絵里「まぁ今日のは希が撒いた種だからね?」


希「はいはい、すみませんでした」



(・8・)チュンチュン


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