2016-05-12 20:26:21 更新

概要

謎展開注意


前書き

前作↓を呼んでおくとある程度世界観がわかるかも


女「…」


蠅取草「」


女「何で買ってきたんだろう…」


蠅取草「」


女「…」


女「まあよろしく」


蠅取草「」


-----


女「あまり土は乾かしちゃいけないらしい」


女「…」


女「適当に水あげとこ」


蠅取草「…」


女「…挟まれたら痛いのかな」


蠅取草「…」


女「…?」


-----


女「食べ物は虫でいいかな」


女「…」


ハエ「ブーンwwwwブーンwwwww」


女「…えい」キャッチー


ハエ「チーン」


女「アハハ…つかまえた」


女「…はい、どーぞ」


蠅取草「シーン」


女「…?とじないなあ」


-----


女「どうやら葉にあるとげみたいなのに二回触れるととじるらしい」


女「…」


女「えい」チョンチョン


蠅取草「パク」


女「おー、とじたー」


女「あはは、おもいろいなあ…」


-----


女「あまりむやみにとじたりしないこと…」スマホー


女「ふーん…さらに一回とじたら休ませてあげろとな…」スマホイジイジ


蠅取草「…」


女「えい」チョンチョン


蠅取草「!」


女「おっと」サッ


蠅取草「スカ」


女「アハハ…残念でしたぁ…」


蠅取草「……」


女「…?」


-----


女「日向目においてあげればいいらしい」


女「…」


蠅取草「…」チョットクライ


女「日当たり悪いけど、ごめんね?」


蠅取草「……」


女「あはは…ここにもベランダがあればいいのに…」


女「今日は寝よ…」


-----


-朝-


女「…」


女(ん…朝か…)


女(…?動けない…)


女(金縛り?なんだろ…)


女「…朝から何?ムカツクナア…」


蠅取娘「ギュー」


女「」


女(なにこれ…)


-----


蠅取娘「空ぶったままじゃいやだからね」


女「…誰ですか?」


蠅取娘「見ての通りです」


女「見てわかんないから言ってるんだけど?」


蠅取娘「じゃあペットの蠅取草の人です、これでわかる?」


女「…ごめんよくわからない」


-----


蠅取娘「…きのう私をからぶらせたから」


女「確かにやってたけど」


蠅取娘「やられっぱなしはいやですから」


蠅取娘「人間になって仕返しをしにきました」


女「…夢ね」


女「これは夢…こんなことありえないもん…」


蠅取娘「ほんとうにそう思いますか?」


女「あたりまえじゃない、こんなことありえないもの」


-----


蠅取娘「…ねえ」


女「…なに?」


蠅取娘「こっちみてよ」


女「…いやだ」


蠅取娘「…なんで?」


女「…なんでも」


女(なんとなくそっちを見てはいけない気がする…)


蠅取娘「そう…」


蠅取娘「じゃあ無理矢理でもいい?」


女「無理矢理?」


蠅取娘「えい」カオツカム


女「!」


-----


蠅取娘「こっち、みて」


女「ちょ、やめt」


ちゅ


女「んっ///」


蠅取娘「ん///」


女「…」


-----


女「な、なななにしてんのよっ!///」マッカッカ


蠅取娘「なにって、キスだけど?」


女「しかも、お、女同氏でなんて///」


蠅取娘「どっちもレズなら問題ないでしょ?ですよね?」


女「は、はぁ!?意味わかんないし!」


蠅取娘「…近くにいた植物に聞いたのですが」


蠅取娘「ペットは飼い主に似る、と言うらしいですよ?」


蠅取娘「まあ植物をペットとして見ていいのかは別ですけどね」


-----


女(でも、確かに)


蠅取娘「?」


女(少し長めの髪、ツインテール、光る黒髪)


女(なんて言うか男にも女にも持てそうな…)


女(綺麗な上にかわいい人(?)だな…)


蠅取草「どうしたんですか?じろじろと私の体を見て」


女(でも違うところ、左が緑、右が赤のオッドアイ、そして歳は私よりも大人に見える)


女(あとおっぱい、服の上からわかる程度に大きい)


蠅取草「…?」


女「ずるい…」


蠅取草「ずるい?」


女「別にそこはどうでもよく…ないよおおお(泣)」


蠅取娘「?」


-----


女「そういや服はどうしたの?」


蠅取娘「…そこのタンスから」


女「私の服…」


蠅取娘「お借りしてます?」


女「……まあ、いいけど」


蠅取娘「…?」


-----


女「ん、おなかすいたな」


蠅取娘「ん?朝ごはん、作ろうか?」


女「作れるの?」


蠅取娘「…」


女「まあ、しかたないよね」


女「…じゃあ、ちょっとみてて?」


蠅取娘「はあい」


女「電気ケトルがあります」


女「水を入れます」


-三分後-


女「お湯ができます」


女「こいつに水をそそぎます」カップメンー


-三分後-


女「はい、出来上がり」


蠅取娘「えー…」


-----


女「まあ冗談でほんとはこっち」


ナンカスゴイヤツ<クエクエ!


蠅取娘「いつの間に」


女「あはは、料理は得意なんだよね」


蠅取娘「ついでにおいしい」モグモグ


女「えへへぇ」


-----


蠅取娘「…ごちそうさま」


女「はいごちそーさま」


蠅取娘「…料理、うまいんだね」


女「えへへー」


女「…」ニコニコ


-----


蠅取娘「ねえー」


女「んー?」


蠅取娘「日光浴したいんだけれど」


女「…なんで?」


蠅取娘「一応私植物だし?」


蠅取娘「ほら、日当りのいい場所に置きましょう、ってあったじゃん」


女「…なるほど」


-----


蠅取娘「じゃあ行ってきていいの?」


女「……」


蠅取娘「女?」


女「まあいいか」


女「私も用があるしね」


蠅取娘「ほんと!?やった!」


女「まあさっきも言ったけど私も用があるから、別行動になるよ?」


女「一人でも迷わずにここに帰ってこれる?」


蠅取娘「私もバカじゃないですよ」


蠅取娘「大丈夫です」


女「そう…」


-----


女「あ、そうそう」


蠅取娘「?」


女「たぶん私の方が帰るの遅いから」


女「はいこれ、ここの鍵ね」


蠅取娘「あ…うん」


女「じゃあ、私の準備あるから、ちょっと待っててね?」


-----


女「じゃあ、私はこっちに行くから」


蠅取娘「はーい、じゃあまた後で」


女「うん、じゃあね」


ガチャ(鍵閉める音)


-----


蠅取娘(そういえば、出る前に台所で何かしてたけど、何してたんだろう?)テクテク


蠅取娘(彼氏でもいるのかな、もしかしてお弁当?)テクテク


蠅取娘(まあ彼氏がいたとしても女はあげないけどね)テクテク


蠅取娘「はい、公園とうちゃーく」


蠅取娘「この公園は花壇の近くの日当たりがいいと近くの植物に聞いたことが」


-----


蠅取娘「アザミ、オトギリソウ、マリーゴールド…なんだろ、このラインナップ」


蠅取娘「謎すぎるなあ」


蠅取娘「あ、あそこにベンチが」


蠅取娘「んー歩くのはまだあまり慣れないなあ」テクテク


蠅取娘「よいしょー」


-----


蠅取娘「日の光と水があれば一生暮らせそうーってさすがに無理かな」


男「ちょっとそこのおねーさん?」


蠅取娘「…?なんですか?」


男「すこし俺につきあってくんね?」


蠅取娘「は、はぁ?」


男「ねえいいじゃんー?」


少女「おい」


男「あっ」


-----


少女「私じゃ不満か?不満なのか!?」


少女「ああ!?なんか言ってみろ!」


男「あ、いえ、なにもn(ドゴオ」


少女「アホ!バカ!マヌケ!オタンコナス!おとこ!」


男「チーン」


蠅取娘「あ、あのー」


少女「なんかおとこが迷惑かけたようで…」


蠅取娘「いえ…」


少女「すいませんでした」ペコリ


蠅取娘「あ、はい…」


-----


少女「こいつは私が引きずって帰るんで」


蠅取娘「引きずる…」


少女「まあ問題ないでしょう」


少女「それよりもなんか雲行きがなんか怪しくなってきたんでねぇ」


少女「雨が降らないうちに帰りましょうか」


蠅取娘「あら、いつのまに」


少女「さっきまで天気がすごくよかったんですけどねえ」


蠅取娘「残念ですね」


少女「まあ雨は嫌いではないんですけどね」


蠅取娘「…?」


-----


-帰宅-


蠅取娘「ただいまー」ガチャ


蠅取娘「…誰もいないか」


-午後3時-


蠅取娘「…帰ってこない」


蠅取娘「雨…降ってきてる」


-午後6時-


蠅取娘「……」


蠅取娘「さすがにおそいなあ」


-----


-午後7時06分-


蠅取娘「…」


コンコン


蠅取娘「…!帰ってきた!」


ガチャ


蠅取娘「おかえり!おん…な…」


女「はは…ただい、ま…」チマミレ


蠅取娘「ど、どうした、の・・・」


女「いやあ…ちょっと、ミスっちゃて、ね…」


女「…とりあえず、ちょっと横になっても、いいかな」


蠅取娘「…あ、はい……」


-----


蠅取娘「…いったい、なにが、…」


女「…」


女「ちょっと、殺人鬼になってきてね」


蠅取娘「…え」


女「私の、親を殺したやつを、ちょっとね…」


女「いやー、あいつ以外にもひとが、いるなんて、ねえ…」


女「あはは、油断した…」


蠅取娘「…あの」


-----


蠅取娘「殺人鬼をしてた、って言うのは」


女「私の人生を狂わせた、奴を殺して回ってたら、裏の人に、誘われてね…」


女「今日、その狂わせた元の奴を、やろうと思ったんだけど、ちょっと、やらかした」


蠅取娘(ところどころにあるキズが痛そう)


蠅取娘「あっ!とりあえず傷の消毒を…」


女「…あの棚の上」


蠅取娘「…」


蠅取娘「はい、たぶんふつーにしみると思うよ?」


-----


女「…ふつーに痛かった」


蠅取娘「そう」


女「…今日は、着替えて寝てもいいかな…?」


蠅取娘「…いいよ」




女(ほんのり甘い香りがする…)


蠅取娘(あまり深いところまでは探らないように、しようかな)


-----


女「…おはよう」


蠅取娘「おはよう…」


女「なんかいろいろと迷惑かけたね」


蠅取娘「…全然」


女「とりあえずお風呂に入ってきていい?」


女「血なまぐさいのはいやだから、ね?」


蠅取娘「え…傷とか大丈夫?」


女「あはは、それくらいは大丈夫」


女「じゃ、着替えようしといてね?」


蠅取娘「うん…」


-----


女「あーあったまったあ^^」


蠅取娘「あ、服着ちゃってるのね…」


女「ん?なにか期待してたの?」


蠅取娘(裸が見てると思ったのになあ)


女「?」


蠅取娘「…ちょっと体を清めてきます!」


女「…よくわかんないけど、行ってらっしゃい」


-----


蠅取娘(…もう我慢できない)シャワー


蠅取娘(けが人とか、殺人鬼とか、そんなの関係ない!)π


蠅取娘(女は、私の物にする!)ユレル


蠅取娘(私も、狙った獲物は、逃がさない!)デカイ


-風呂あがる-


蠅取娘(…)カガミミツメル


蠅取娘(うん、おかしいところはないはず)


蠅取娘(服なんて着なくていいよねっ!)


-----


蠅取娘「女っ!」


女「おー上がったk…」


女「ね、ねえ、なんで裸なの?バカなの?死ぬの?」


蠅取娘「もう、我慢できないのっ!」


女「いやいや、何言いたいのかわかんないし…」


女「つかあんた体拭いてないじゃん!床が濡れるでしょ!」


蠅取娘「植物がぬれているなんで普通です!おかしいことなんて何もないです!」


女「でも床が…あーもういい!てかこっちくんな!」


-----


蠅取娘「えへへぇ…女ぁ…」ジリジリ


女「な、なに…?」


蠅取娘「つ か ま え た ぁ」


蠅取娘「女っ!」ギュー


女「ちょっ!はなして!」


女(こいつ無駄にデカい胸しやがって!)


蠅取娘「もう…離しません!」チカラツヨメル


女「痛い痛い!ねえ!私一応けが人だよ!?」


蠅取娘「女ちゃんはこれくらいは問題ないもん!」


-----


女「ええ…でもさ、ほら、一応私殺人鬼だし…」


蠅取娘「そこはどうでもいいの!かわいいは正義でしょ!」


蠅取娘「もう我慢なんてしないもん!えいっ!」チュ


女「んっ///」


女(やわらかい…)


女(じゃない!な、何考えてるの…私…)


蠅取娘「…んっ///…はあ…はあ…」


蠅取娘「えへへ…女はもう私の物だよ?」


女「わけわかんないし!」


-----


蠅取娘「いや!女は私の物です!私の物にします!」


女「はいはい!わかったから!とりあえず私を離して!服を着なさい!」


蠅取娘「いま話したら蠅取草としてのプライドがっ!」


女「そんなもん知らない!離して!」


蠅取娘「いやです!離しません!」


女「離せー!」



※つづきません?





後書き

ハエトリグサについてなにか間違ってたら指摘おねがいします

いまさらだけど百合注意

ハエトリグサの花言葉『嘘』『魔性の愛』らしいですね

では


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