ガンダム好き(にわか)が幻想入り:2
二話目です。
ガンダムは未だにでない。
前回、面白い意見があったので今話限りで採用します。
あくまで今回限りなので次回は修正します。
……個人的にタオルはシュールすぎて吹いた
タオル「……っ……う……?」
……あるぇ。ここは……?
確か……殴られた……多分、霊夢に……?
霊夢「目が覚めたのね。気分はどう?」
タオル「……うわっ!?びっくりしたぁ!」
噂をすれば霊夢……。
霊夢「落ち着きがないのねぇ。大丈夫?」
タオル「……多分大丈夫だど思う。」
周りを見渡すと、ちゃぶ台、急須に湯呑み、黒タンスといったものが並ぶ、やけに生活感のある部屋だった。もしかして霊夢の家なのか。
あれ、霊夢の格好……巫女さん?
タオル「……その格好を見ると、霊夢は巫女さんか?」
霊夢「まあ……そうね。」
まさかと思ったが本当にそうなのか。
今時巫女なんて、年末年始のバイト位しか聞いたことないな……。俺が無知なだけなのかも知れないが。
ん、そう言えば
タオル「なあ霊夢、お前俺の事殴らなかったか?」
霊夢「…………知らないわよ。しばらくして出てみたら、アンタが倒れてたから。」
タオル「え、マジで?」
何か間があったな……。
え、じゃあ俺誰に殴られたの?
霊夢「疲れて呆けたんじゃないの?」
タオル「そうなのか……。」
殴られたってのは、疲れて呆けてたから勘違いしたってことか?
何かここに来るまでの記憶が曖昧なんだよな。凄く長い階段を登って来たのは覚えてるんだけど……。
……あ!
タオル「なあぁぁ~霊夢さんよぉぉ?」
霊夢「何よ……?」
……そんな目で見ないで下さい。
確かにキモかったかもしんないけど!
タオル「お前さんよ……空飛んでたろ?」
すると、暫しの沈黙のあと。
霊夢「……そうね。飛んでたわよ。」
タオル「やっぱり!……っていやいや。普通に肯定しちゃうのかよ。」
霊夢「何よ、隠して欲しかったの?」
タオル「そんなこたぁねぇけどよぉ。普通こう言うのって、知られたら不味い事何じゃねえの?」
霊夢「……そこまで頭が回るなら聞かなきゃ良いじゃない。」
……言われてみれば。
タオル「…………てへっ!」
霊夢「死ね。」
何か前にも言われたような……。
タオル「女の子がタヒねなんて言葉使っちゃ、ノー!なんだからねー!」
霊夢「キモい。消えて。」
タオル「……すいませんでした。」
てっきり提督の方なのかと思った……。
て言うかガチトーンで言われたら流石に厳しい……。
どうやら、霊夢にはこの手のギャグは通らないみたいだ。
タオル「おふざけはここまでにしましょう……。」
霊夢「アンタが始めたんでしょうが。」
タオル「はい……すんません。
……んで、霊夢さ。」
霊夢「……何?」
タオル「俺ってやっぱり消されちゃうの?」
霊夢「……それはアンタ次第ね。まあでも、消すだとかそんな物騒な事は、多分しないわ。」
……多分(ここ重要)だそうです。
これからは言動に十分注意しましょう……。
霊夢「はぁ……まあいいわ。」
タオル「何かすまんな……。」
霊夢「もういいわよ……。取り敢えず、アンタがどうやってここに来たのか教えなさい。」
ここに来た経緯……。そうだ、あの金髪ロリの……!
タオル「えっとだな、霊夢……。」
―――――――――――――――――――――――
・
・
・
霊夢「……まあそんな訳よ。」
タオル「はぁ、マジでか……。」
今霊夢から聞いたことをまとめると、俺は幻想郷、つまり異世界に来たらしい。んで普通なら偉い人の許可があれば、元の世界に帰れるらしいけど、今その人が不在で、しかもいつ帰ってくるかも分からないってこと。
あと、霊夢が空を飛ぶのは固有能力らしい。この世界の住人は誰もが飛べるって訳じゃないみたいだ。
霊夢が言うには『空を飛ぶ程度の能力』だと。
……まんまじゃねーか。
でも、ここからが驚きだった━━━━━
霊夢「アンタ、何か能力があるわね。」
タオル「え!?嘘でしょ!?マジで!?」
霊夢「うるさいわね……。『外』から来る奴はたまにいるわよ。能力持ちの奴。」
『外』ってのは俺の元いた世界の事らしい。
タオル「そ、そうなのか。すまん大声だして……。それで、一体どんな能力なんだ?」
霊夢「それは発現してみないと分からないわね。やってみる?」
タオル「是非頼む!」
霊夢「あんまり期待しない方が良いわよ。今までもロクなのが無かったから。」
タオル「それでもいい!頼む!」
霊夢「あっそ。じゃあいくわよ。」
タオル「え、ちょっ、待って一体何を……!」
霊夢「……うるさい。動くな。」
タオル「はい。」
……威圧感パネェよ……。霊夢ってホントに巫女さん?副業で殺し屋やってたりしない?
霊夢「……はい。終わったわよ。」
……え、終わり?何をしたん?
タオル「今何かしたのか?」
霊夢「能力を発現させたのよ。多分もう使えるわね。」
タオル「もう使える?それでどんな能力なんだ?」
霊夢「………………。」
タオル「えっ……。」
刹那、霊夢の表情が真剣なものに変わる。俺は思わず息を飲んだ。
……額から、嫌な汗が出てきた。何でこんなに緊張感があるんだ!?
すると霊夢が重い口を開いて――
霊夢「アンタの能力は、『イメージを具現化する程度の能力』よ。」
……ん?
タオル「……すまんな。pardon me?」
霊夢「……………?」
タオル「もう一度言ってください……。」
霊夢「イメージを具現化する程度の能力よ。」
タオル「」
……………チートかな?
━━━━━━って訳で、今日から始める異世界生活(ガチ)の幕開けになったとさ。
ちゃんちゃん。
?「君は……タイトル詐欺という言葉を聞いたことがあるかね……?」
主「知らないよっ!」バキッ‼
?「……これが若さか……。」
※違います。
タオル君が出てきてとても嬉しく思います
――1
もうでません。
でも面白いネタをありがとうございましたw