2016-12-27 19:48:16 更新

概要

二話目です。
ガンダムは未だにでない。


前書き


前回、面白い意見があったので今話限りで採用します。
あくまで今回限りなので次回は修正します。






……個人的にタオルはシュールすぎて吹いた




博麗神社



タオル「……っ……う……?」


……あるぇ。ここは……?


確か……殴られた……多分、霊夢に……?


霊夢「目が覚めたのね。気分はどう?」


タオル「……うわっ!?びっくりしたぁ!」


噂をすれば霊夢……。


霊夢「落ち着きがないのねぇ。大丈夫?」


タオル「……多分大丈夫だど思う。」


周りを見渡すと、ちゃぶ台、急須に湯呑み、黒タンスといったものが並ぶ、やけに生活感のある部屋だった。もしかして霊夢の家なのか。


あれ、霊夢の格好……巫女さん?


タオル「……その格好を見ると、霊夢は巫女さんか?」


霊夢「まあ……そうね。」


まさかと思ったが本当にそうなのか。

今時巫女なんて、年末年始のバイト位しか聞いたことないな……。俺が無知なだけなのかも知れないが。


ん、そう言えば


タオル「なあ霊夢、お前俺の事殴らなかったか?」


霊夢「…………知らないわよ。しばらくして出てみたら、アンタが倒れてたから。」


タオル「え、マジで?」


何か間があったな……。

え、じゃあ俺誰に殴られたの?


霊夢「疲れて呆けたんじゃないの?」


タオル「そうなのか……。」


殴られたってのは、疲れて呆けてたから勘違いしたってことか?

何かここに来るまでの記憶が曖昧なんだよな。凄く長い階段を登って来たのは覚えてるんだけど……。



……あ!


タオル「なあぁぁ~霊夢さんよぉぉ?」


霊夢「何よ……?」




……そんな目で見ないで下さい。

確かにキモかったかもしんないけど!


タオル「お前さんよ……空飛んでたろ?」


すると、暫しの沈黙のあと。


霊夢「……そうね。飛んでたわよ。」


タオル「やっぱり!……っていやいや。普通に肯定しちゃうのかよ。」


霊夢「何よ、隠して欲しかったの?」


タオル「そんなこたぁねぇけどよぉ。普通こう言うのって、知られたら不味い事何じゃねえの?」


霊夢「……そこまで頭が回るなら聞かなきゃ良いじゃない。」


……言われてみれば。


タオル「…………てへっ!」


霊夢「死ね。」


何か前にも言われたような……。


タオル「女の子がタヒねなんて言葉使っちゃ、ノー!なんだからねー!」


霊夢「キモい。消えて。」


タオル「……すいませんでした。」


てっきり提督の方なのかと思った……。

て言うかガチトーンで言われたら流石に厳しい……。

どうやら、霊夢にはこの手のギャグは通らないみたいだ。


タオル「おふざけはここまでにしましょう……。」


霊夢「アンタが始めたんでしょうが。」


タオル「はい……すんません。

……んで、霊夢さ。」


霊夢「……何?」


タオル「俺ってやっぱり消されちゃうの?」










霊夢「……それはアンタ次第ね。まあでも、消すだとかそんな物騒な事は、多分しないわ。」



……多分(ここ重要)だそうです。

これからは言動に十分注意しましょう……。


霊夢「はぁ……まあいいわ。」


タオル「何かすまんな……。」


霊夢「もういいわよ……。取り敢えず、アンタがどうやってここに来たのか教えなさい。」


ここに来た経緯……。そうだ、あの金髪ロリの……!


タオル「えっとだな、霊夢……。」







―――――――――――――――――――――――












霊夢「……まあそんな訳よ。」


タオル「はぁ、マジでか……。」


今霊夢から聞いたことをまとめると、俺は幻想郷、つまり異世界に来たらしい。んで普通なら偉い人の許可があれば、元の世界に帰れるらしいけど、今その人が不在で、しかもいつ帰ってくるかも分からないってこと。


あと、霊夢が空を飛ぶのは固有能力らしい。この世界の住人は誰もが飛べるって訳じゃないみたいだ。

霊夢が言うには『空を飛ぶ程度の能力』だと。


……まんまじゃねーか。




でも、ここからが驚きだった━━━━━







霊夢「アンタ、何か能力があるわね。」


タオル「え!?嘘でしょ!?マジで!?」


霊夢「うるさいわね……。『外』から来る奴はたまにいるわよ。能力持ちの奴。」


『外』ってのは俺の元いた世界の事らしい。


タオル「そ、そうなのか。すまん大声だして……。それで、一体どんな能力なんだ?」


霊夢「それは発現してみないと分からないわね。やってみる?」


タオル「是非頼む!」


霊夢「あんまり期待しない方が良いわよ。今までもロクなのが無かったから。」


タオル「それでもいい!頼む!」


霊夢「あっそ。じゃあいくわよ。」


タオル「え、ちょっ、待って一体何を……!」


霊夢「……うるさい。動くな。」


タオル「はい。」


……威圧感パネェよ……。霊夢ってホントに巫女さん?副業で殺し屋やってたりしない?


霊夢「……はい。終わったわよ。」


……え、終わり?何をしたん?


タオル「今何かしたのか?」


霊夢「能力を発現させたのよ。多分もう使えるわね。」


タオル「もう使える?それでどんな能力なんだ?」


霊夢「………………。」


タオル「えっ……。」


刹那、霊夢の表情が真剣なものに変わる。俺は思わず息を飲んだ。

……額から、嫌な汗が出てきた。何でこんなに緊張感があるんだ!?


すると霊夢が重い口を開いて――


霊夢「アンタの能力は、『イメージを具現化する程度の能力』よ。」


……ん?


タオル「……すまんな。pardon me?」


霊夢「……………?」


タオル「もう一度言ってください……。」


霊夢「イメージを具現化する程度の能力よ。」



タオル「」
















……………チートかな?










━━━━━━って訳で、今日から始める異世界生活(ガチ)の幕開けになったとさ。


ちゃんちゃん。





後書き





?「君は……タイトル詐欺という言葉を聞いたことがあるかね……?」

主「知らないよっ!」バキッ‼

?「……これが若さか……。」















※違います。


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このSSへのコメント

2件コメントされています

1: SS好きの名無しさん 2016-12-26 11:33:37 ID: PzjuZuF4

タオル君が出てきてとても嬉しく思います

2: マキオン少佐 2016-12-26 11:44:43 ID: OjMhlZ8j

――1

もうでません。
でも面白いネタをありがとうございましたw


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