ガンダム好き(にわか)が幻想入り:5
五話目。
地の文のセンスが無さすぎて萎えた。
~良く分からない、スペルカードルールの説明~
(スペルカードルールを知っている人は見なくて良いです。)
※スペカとはスペルカードルール、またはスペルカードの事を指す。
※スペルカードとは幻想郷内での決闘時に一般的に用いられるアイテムの事である。
本来の弾幕よりも威力、殺傷能力を抑えた弾幕、または技等を、スペルカードと呼ばれる特殊な紙に封じ込め、決闘をするときのみ(スペルカードバトルとも言う)使用が許される、実に平和的なルールである。
スペルカードには制限時間があり、一定の時間を過ぎると時間切れ(スペルカードブレイクとも言う)となり、スペルカードを発動した側の負けとなる。ただし全てのスペルカードを使いきるか、勝負をする前にお互いで取り決めた枚数を使いきっていればそのルールが適用される。
また、スペルカードを使う際は発動する事を宣言する必要があり、それをしないとルール違反により負けとなる。(例外はある。)
※二枚以上のスペルカードを同時に発動することは原則として禁止、て言うか多分無理。(これも例外はある。)
※他にも細かいルールやスペカの歴史があるがその辺は二次だから許して☆
ガンダム……?いえ、知らない子ですね。
霊夢「……ん……あれね……。」
霊夢が竹林の上を飛び続けてしばらくすると、辺り一面竹だらけの土地にぽつりと小規模の館が姿を現した。
その周囲には館の高さの3倍はあるくらいの竹が往々と繁っていて、かつ付近だけ何故だか深い霧が掛かっており、まるで何かの力で館が隠されているような印象を受ける。
これでは、普通に地上から歩いて館へ向かうのは不可能と言っても過言では無いだろう。
しかし霊夢は空を飛んでいるので、ある程度の距離まで近付けば館を見つけることはそう難しい事では無かった。
あくまで『霊夢が見つけることは』だが。
霊夢「よっいしょっ……と。」スタッ
?(……来た!この距離なら……!)
霊夢が屋敷の敷地に降り立つと、先程まで周囲を覆っていた霧は綺麗に晴れていた。霧掛かっていた位置と地面との直線距離で10メートル位なので、あまりに不自然な現象である。
霊夢「邪魔するわよー。」
しかし霊夢はそんな事をものともせず、ずかずかと敷地の中を歩き始めた。
?(嘘……!?効いてない……!?)
霊夢(流石に玄関から入らないと不味いかしらねー………っと。)
霊夢「……どこのどいつか知らないけど、こそこそ隠れてないで姿を現しなさい。」
?(……っどうして……!?)
霊夢「私は逃げも隠れもしないわ。こいつを背負ってることくらい、いいハンデよ。」
?「……クッ……!」ガサガサ
すると草木の奥から一人の少女が出てきた。その少女は薄紫色の髪にブレザーとスカート、そしてウサギの耳の様なアクセサリーを頭に着けていて、真っ赤な瞳は霊夢達を睨み付けていた。
?「どうして、結界を突破出来たの……!」
霊夢「結界?知らないわよそんなの。」
?「惚けないでっ!師匠の結界は完璧よ!ここに入れる筈がないわ!それなのに、どうしてあなた達はここに入ってこれたの!?」
霊夢「師匠とか結界とか、訳分かんない事言ってんじゃないわよ。私はアンタに用は無いの。そこを退いてくれる?」
?「……やっぱり師匠や姫様に……!そんなこと……私が許さない!」ギラッ‼
刹那、少女の瞳が紅く輝る。眼光は恐ろしいまでに鋭くなり、睨まれただけで卒倒してしまうほどである。
霊夢(めんどくさいわね……。)
霊夢「ま、いいわ……。来なさい!」
対する霊夢も戦闘体制に入る。片手一本でトオルを抱えながらお祓い棒を構え、少女を待ち構えている。
?「馬鹿にしてっ……!後で後悔しても遅いから!」
そう言うと同時に少女は両手を突き出した。刹那、指先から無数の弾幕が霊夢に向かって放たれる。
霊夢「甘いわ!」
しかし霊夢はその弾幕を次々にかわしていく。その表情は自信に満ち溢れており、往々と迫る弾幕を赤子の手をひねるように楽々かわしていた。
霊夢「どうしたの?これで終わりかしら!」
?「まだよ!……これでっ!!」
そう叫ぶ少女の背後に、緑色の魔方陣のようなものが浮かび上がったかと思うと、そこから鋭いレーザーが霊夢に向けて発射された。
霊夢「……ッ……!?」
これには霊夢も予想していなかったようで回避が間に合わず、レーザーが頬に掠ってしまった。その傷口からは僅かだが出血をしていた。
霊夢(直撃してたら死んでたわね……。あいつスペカを知らないのかしら……?)
?「この……!ちょこまかと……!」
霊夢「でも、もう見えているもの……当たらないわ!」
しかし不意打ちで一撃喰らったとは言え、既に視界に捉えているレーザーをかわすことは霊夢にとってさほど難しい事では無かった。
しかしそれとは別の、ある問題が霊夢には発生していた。
霊夢「不味いわね……。」
相手に聞こえない位の声でぼそりと呟く霊夢。
その問題とは、本来のスペカなら弾幕を避け続けていればいずれ時間切れが来るのだが、相手はスペカを知らないのか、それとも本当に殺すつもりで撃っているのか、ともかくスペルカードを使っていないため、時間切れによる勝利は殆ど望めなくなった。
しかし応戦するにしても、トオルを背負っている状態ではまともに攻撃が出来ない上に、その分回避も疎かになるので、勝負を受けたときから霊夢の中では応戦するという選択肢は無いに等しかった。相手がスペルカードルールを知っていると踏んで勝負を受けたのだ。
その霊夢の当てが外れた以上、避け続けるしか方法は無いが、トオルを背負ったまま動き続けていれば、先に霊夢が消耗しきるのは自身が良く分かっていた。
霊夢「……ッ……。」
?「……当たれ!当たってよ!」
少女の弾幕は絶えず発射され続けていて、その勢いは全く衰えていない。対する霊夢も、弾幕をまだ余裕をもってかわしてはいるが、もう心の余裕は無くなっていた。
しばらくはそうして均衡状態が続いてたが、
それはある人物によって破られる事となった。
?「……優曇華。」
優曇華「……ッ……!し、師匠!?」
優曇華、そう呼ばれたウサミミの少女は、ギョッと目を見開き、先程までの威勢が嘘のように、ひどく狼狽していた。
?「これは、一体どういうこと……?」
優曇華「っはい……!侵入者です!結界が突破されたのを確認したので排除を……」アワワワ
?「誰がその指示を出したのかしら?」
優曇華「……ッ、申し訳ありません、独断で行動しました……。」ビクッ!
?「正直でよろしい。でももちろん罰は加えるわ。覚悟しておきなさい?」
優曇華「……ううう……わ、分かりました……。」
すると少女は全てを悟ったかの様に、泣きそうな顔で屋敷の裏へよろよろと飛んでいった。
?「ごめんなさいね霊夢。……あの子、此処に来たばかりだから、勝手がまだ分からないのよ。」
霊夢「別にいいわ、死ななかったし。……それよりも、こいつを診てくれない、永琳?」
霊夢に永琳と呼ばれたこの女性こそが、霊夢がこの屋敷で面識があり、医者紛いのような事をしているという人物だった。
~To be continue~
?「お前に足りないもの、それは!情熱・思想・理念・頭脳・気品・優雅さ・勤勉さ!そして何よりもオォォォオオオオ!!
(投稿する)早さが足りない!」
主「(何にも言え)ないです。」
……主人公だれだっけ?
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