2017-01-31 01:37:24 更新

花陽「私の価値」


穂乃果「花陽ちゃん!!」


花陽「どうしたんですか?」


穂乃果 「どうしたじゃないよ!車に轢かれたって言ったから飛んで来たんだよ!」


2人は、車に轢かれたって聞いたから

花陽ちゃんが元気でとりあえず一安心だった


またμ'sとして一緒に活動できると胸が高鳴っていた


この言葉を聞くまでは……


花陽「さっきから心配してくれてますけどどなたですか?」


穂乃果「う…うそだよね...?」

「花陽ちゃん冗談きついよ〜」


今の私にはそれしか言えなかった、


花陽「冗談じゃないですよ本当ですよ。すいませんがもう行ってもらえますか?」


花陽に言われ病室を出る2人


穂乃果「海未ちゃん……これからどうすればいいの...やっとスタートラインに立ったんだよ...」


海未「私だって辛いですよ...泣きたいですよ...」


信じたくない、こんなことが起こるなんて、嘘だったらなんて幸せだろう


医「いた、君たち小泉花陽さんのお友達だよね?」


話しかけてきたのは病院の医院長


海未「はい...そうですが、」


医「ちょっときてくれるかな?」


私たちは導かれるままに、誘導されて1つの部屋に入る


そこは、応接室


医「小泉さんは、車に轢かれて、この病院に、救急搬送されてきて、、」


私はこの話は聞きたくなかった

でも逃げたらもっとダメだから、


医「何とか一命は取り留めたんだけど

、頭を強く打ち、脳を損傷していて、最悪”記憶喪失”もあるかもしれない」


2人「記憶喪失...」


穂乃果が強く先生に言う、


穂乃果「治らないんですか!!」


医院長は、渋い顔でこう話す


医「小泉さんのためにも、あなたたちが支えになってほしい」


「失礼しました」


海未「穂乃果、一番辛いのは、花陽ですよ...μ'sはどんな時も9人ですよ」


穂乃果「海未ちゃんは、悔しくないの...?」


あの日部活がなく花陽は、新刊のスクールアイドル雑誌を買いに街まで出かけていた

あの時止めていれば、そんなことばかりが頭をよぎる


海未「泣いて時間が戻ってくるなら、いくらでも泣きますよ...」


翌日学校で、μ'sのメンバーに話した、

初めて知った友達の事実

もしかしたら本当に友達と言える様な存在と思っていた人もいるだろう


泣いているメンバーもいた

当たり前だ

1人の痛みはみんなの痛み

辛いこともお互いが支え合い、励まし合い、鼓舞しながら頑張ってきた

誰が欠けても、μ'sとは呼べない

それがμ'sというグループだから


それでも私は、前を向く

泣いても前には進まない

前を見れば絶対何かある

そう信じて


その日から毎日放課後、病院によることにした


8人で順番に行くことにした

何か用がある訳ではないが、毎日欠かさず花陽の所へ

みんな信じていたのだろう、

もう一度μ'sとして活動できることを


凛「かよちん、りんごもってきたにゃ〜」


花陽「ありがとう、星空さん」


凛「だから!いつも言ってるけど、凛でいいよ!」


花陽「り、りんちゃん...」


凛「よくできましたにゃ」


花陽「凛ちゃんは、どうしていつも花陽の所へ来てくれるの?」


凛「友達だからにゃ、当たり前だにゃ」


花陽「友達...か...」


凛「うん?何か言ったにゃ?」


花陽「ううん、何でも、それより帰らなくていいの?」


花陽が指差した時計は、6時を回っていた


凛「ああっ!怒られるにゃ!

じゃあ、かよちんまたくるにゃ!」


花陽「またね、凛ちゃん」


花陽「友達ってなんだろう?」

私は最近よく考えるようになった


??「花陽ちゃんは、凛ちゃんのことをどう思うの?」


花陽「誰!?、東...希さんですか」


希「これ、果物持って来たよ、あと無理して希さんとか言わなんくていいよ」


花陽「そうだ、先輩外行きませんか?」


希「ええけど、花陽ちゃんは外出ていいの?」


花陽「特に、問題はないですから大丈夫です」


近くの公園に来た2人


希「花陽ちゃん本当に何も覚えてないん?」


花陽「学校とかは覚えてるんですけど

所々記憶が飛んでいるところがあって」


希「μ'sも、覚えてないと」


花陽「そういうことですね」


花陽「最近花陽思うんです、皆んなが毎日欠かさず来てくれるのに、どうしてみんなの名前も思い出せないのかって、」


記憶喪失だから仕方ないことなのかも知れない、でも花陽にとっては、家族を失った様な感覚で、とても辛いだろう


希「花陽ちゃんだって大切なメンバーやから、当たり前やん?」


花陽「みんなの迷惑になるだけだから

、もういいですよ、所詮私なんて...」


希「それは、違う!」


花陽「何が違うんですか!私だって...」


花陽「ごめんなさい、乱して...」


希「花陽ちゃんが辛いのはうちかてわかってるよ...何かあったら何でも話して...?」


花陽「ありがとうございます...」


翌日は、3年生の矢澤にこ先輩が来た、


にこ「花陽、ぶどう持って来たわよ」


花陽「ありがとうございます、矢澤先輩」


にこ「先輩って(笑)」


花陽「先輩って面白い人ですね」


花陽は、笑っていた

何だか不思議な気持ちになった


にこ「やっぱり、花陽は笑顔よね」


花陽「何か言いました?」


にこ「それより急に呼び出してどうしたの?」


花陽「実は、明日退院できるようになったんです」


にこ「よかったじゃない」


花陽「それで、学校も行けるみたいで、」


にこ「で?どうすんの?」


花陽「??」


にこ「μ'sよ、どうすんの?」


〜6時をお知らせします〜


にこ「あっ、もうこんな時間、家でチビたちが、待ってるから帰るわね」


にこが、病室から出ようとすると...


花陽「にこちゃん!!」


にこ「にこって...急にどうしたのよ?」


花陽「花陽も付いて行っていいですか?」


にこ「別に良いけど、家に帰るだけよ?」


花陽「はい!」


その花陽の笑顔は今まで見たことないぐらいの笑顔で、まるで全世界をスマイルで覆うかってぐらいの笑顔だった


にこ「それにしても寒いわね...」


花陽「こうすれば温かいよ♪」(ギュッ)


にこ「やめなさい!あんた、バカじゃないの?」


花陽「むぅ〜にこちゃんのいじわる〜♪」


にこ「それにしてもさっきからどうしたの?頭打った?」


花陽「本当は、今日にこちゃん呼んだのは、学校のことじゃないんだ」


にこ「じゃあ何よ?」


花陽「実は、私、どうやらにこちゃんの事だけは覚えてるんだよね、」


にこ「へ〜、それはどうも」


にこ「って!本当なの!?」


花陽「うん!だから私も嬉しかった!」


にこ「それで、これからどうすんのよ?」


花陽「もちろんって言いたいけど

難しいかな…」


にこ「どうして…?」


花陽「みんなに迷惑かける訳にも行かないし、花陽がいると…」


にこ「花陽、それは違うわね」


花陽「??」


にこ「仲間って何のためにいると思う?」


花陽「助け合い、励まし合いながら進んで行く…かな?」


にこ「そうね、私ならμ'sに花陽が戻ったら歓迎されると思うけどな」


花陽「どうして…?」


にこ「友達だから」


花陽「!!」


こころ「お姉様〜!こんなとこに!帰りますよ!」


にこ「花陽!明日から来なさいよ!」


花陽「うん!にこちゃん」


にこ(花陽また成長したわね…)(ニコッ)


翌日花陽は学校に来た

いつもと何も変わりの無いように


花陽「真姫ちゃん!それでね!」


真姫「ふ〜ん、良かったじゃない」


凛「真姫ちゃん!かよちん!お昼食べに行くにゃ〜」


中庭

花陽「真姫ちゃんも凛ちゃんも本当にありがとね…」


真姫「何よ、改まって」


花陽「凛ちゃんと真姫ちゃんがいたから私はここまで頑張れた…そう思うんだ」


凛「凛もかよちん、真姫ちゃんが居たからこうしてμ'sとして活動してるんだにゃ〜」


花陽、凛「…………」ジ---


真姫「何よ!私だって…」


真姫「2人には感謝してるのよ…花陽、凛ありがとう…///」(カオマッカ)


凛「ふ〜ん」


真姫「何よ!そのリアクション!」


凛「冗談にゃ!2人ともありがとうにゃ〜!」(ギュッ)


花陽「やめてよ〜凛ちゃん〜」


真姫「やめなさい!凛」


凛「嫌にゃ〜〜!」(ギュッ)





にこ「そう言えば、今日から花陽学校復帰らしいわね」


希「何〜?にこっちが心配するなんてねぇ〜?」(ジトメ)


にこ「べ、別にいいでしょ!?同じグループの仲間を思うのは当たり前でしょ!」


絵里「まあまあ、2人とも落ち着いて、今日の予定は頭に入ってる?」


にこ「あったりまえよ!私を誰だと思ってるの?」


希「じゃあ、これは何?」(準備物の紙)


にこ「そ、それは…」


希「ウチは知ってるよ、にこっちが1番嬉しいのを」


にこ「私だけじゃない、μ'sみんなが待ってたんだから!失敗したら許さないから!」


にこ「ファイトーー」


3人「オーーー!」




海未「さて、そろそろ行きますか…」


ことり「待って!海未ちゃん!穂乃果ちゃんが…」


穂乃果「待ってよ〜!時間割書いてないよ〜」


ことり「時間割なら後で見せてあげるから!早く行くよ!」(ギュッ!)


穂乃果「あわわわわわわ〜」



海未「ただいま着きました」


にこ「遅〜い!早く準備しなさい!」


希「にこっち、ますます気合入ってるね〜」


にこ「当たり前じゃない!」


ことり「絵里ちゃん、凛ちゃん達は?」


絵里「花陽をなんとか足止めしているわ」



花陽「どうして急にアルパカ見たいなんて?」


凛「た、たまには、いいかな〜って!!」 (アセアセ)


凛(お願いだからはやく来て!)


〜数分後〜

にこ「よーし!終わったわ!」


絵里「ハラショー!完璧ね!」


希「凛ちゃん達を呼ぼうか、」


チイサナシグナルリンリンリンガベ-


凛「かよちん、絵里ちゃんが部室に来てって呼んでる」


花陽「どうしたんだろう?」


真姫「まあ、行って見ないと」


部室の前


花陽「失礼しま〜す、って電気付いてない…」


花陽「電気、電気」


「カチッ」


6人「花陽ちゃん!おかえり!!」(パンッ!)


花陽「!!ビックリした…」


花陽「こ、これは…」


絵里「名付けて''花陽おかえりパーティー"よ!」


花陽「これは皆さんで…?」


ことり「頑張ったんだよ〜あっ!これおにぎり作ったんだ!」


花陽「ううっ……みなさん…」


穂乃果「どうして花陽ちゃん泣いてるの!?まさか嫌だった…?」


花陽「違います…こんな私を歓迎してくれるなんて…」


凛「凛はどんなかよちんも、好きだよ!μ'sでは、ありのままの姿で良いんじゃないかな?」


絵里「さあ!まだまだこれから!例のあれを持って来て頂戴!」


にこ、希「はいよー!」


??「花陽さん!」


花陽「ア…アライズ…?」


ツバサ「μ'sの団結力は1番じゃないかと思ってる。きっと花陽さんを助けてくれる」


あんじゅ「花陽ちゃん、頑張ってね、応援してるよ!」


英玲奈「今は自分に打ち勝ちだけ!

頑張れ!」


花陽「こ、これは…?」


絵里「花陽を元気にする為って言ったら喜んでしてくれたのよ」


花陽「みなさん!」


8人「はいっ!」


花陽「私の為にこんなサプライズ用意してくれてありがとうございます!」


花陽「私は運動が苦手で、良いところが何にも無いけど…やっぱりアイドルは、いつの時も私の中から消えませんでした!」


花陽「もう一回μ'sのメンバーとしてあのステージに立ちたいです!」


にこ「花陽からその言葉を聞けて嬉しい、当たり前じゃない!いつの時代も花陽はμ'sのメンバーよ!」


花陽「はいっ!頑張ります!」


これからどんな困難が待ち受けているかはわからない

辛いことや苦しいこと

壁にぶつかり、答えが出ずに悩む事もあるかもしれない

でもこの9人、 "μ's"となら大丈夫


「μ's!ミュージックスタート!」





























































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ジスチンさんから
2017-01-31 01:51:31

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