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千歌「曜ちゃん！明日は何の日でしょう？」

曜「バレンタイン？」

千歌「当たりです！」

千歌「曜ちゃん！勝負なのだ！」

千歌「どっちが果南ちゃんに美味しいチョコレートを作れるか対決〜！！」ﾊﾟﾁﾊﾟﾁ

曜「今年で6回目だよね、それ？」

千歌「フフッ、私を誰だと思ってるの？曜ちゃん？」

曜「千歌ちゃんだよね？」

千歌「私こそチョコレートを愛し！チョコレートに愛されし女、高海千歌なのである！」

曜「でもいっつも千歌ちゃん負けてるよね」

千歌「ううっ…今年こそ勝つ！」

曜「という事で今年もなんだよ…」

果南「また今年もやるんだねー、確か毎年曜が勝ってるよね？」

曜「だから今年は千歌ちゃんを勝たせてあげて欲しいんだよ」

果南「別に良いんだけど、千歌のは…」

曜「何か言った？」

果南「とにかく、千歌に勝たせてあげれば良いんだね？」

曜「うん！よろしくね！」

千歌「むむっ！今年はこれに決めた！」

志満姉「ホワイトチョコね〜頑張って曜ちゃんに勝ってね！」

千歌「よーし！今年こそ、果南ちゃんに美味しいって言わすぞ〜！」

千歌「最初は湯煎だよね・・・」

・・・・・・・・

千歌「焦げちゃった！どうしよう！！」

美渡姉「何で、鍋でやるの？湯煎はボールだし…」

美渡姉「って何か千歌、毎年鍋でしてるよね…手伝おうか？」

千歌「良いもん！今年は1人で勝つ！」

千歌「よーし！頑張るぞ！」

一方

曜「今年は何作ろうかなー」ﾍﾟﾗﾍﾟﾗ

　

曜「これを作ろう！」

曜「そう言えば千歌ちゃんって何作ってるかな〜」

曜「もしかして曜にもチョコを・・・」

曜「はっ！何考えてんの！私！！」ｶｧｧｧ

ｶﾞﾀｯ!

曜「あっ！溢れちゃった…」

曜「集中出来ない…！どうしよう！」

翌日

千歌「果南ちゃん！今日は何の日か知ってる？」

果南「バレンタインだよね？」

千歌「そうだよ！だから今年もチョコを持ってきたよ！」

曜「千歌ちゃんのと、どっちが美味しいか判定して！」

果南「うーん・・・」

千歌「はい！曜ちゃん！」

曜「これは？」

千歌「チョコレートだよ！あまり上手く作れなかったけど…」ｴﾍﾍ

曜「千歌ちゃん！実は私もなんだ！上手に作れなかったけど…」

千歌「曜ちゃん！ありがとう！！」

曜「千歌ちゃんもありがとう！」

千歌「早速、判定の結果って・・・食べてない…？」

果南「やっぱり千歌と曜がこれを食べるべきだと思うんだ」

果南「私は誰かからも貰ってるし」

曜「良いの？果南ちゃん？」

果南「全然良いよ！気持ちだけで嬉しいよ」

果南「という訳でこの勝負は引き分けです！」

果南「と言うのが今日の出来事かな？」

鞠莉「流石！私の果南！！」ｷﾞｭｩｩ-

果南「私は鞠莉の物じゃない！」

　

千歌「今年は引き分けだけど！来年のバレンタインは絶対勝つからね！」

曜「来年もやるんだ…」

終わり